月別:2013年01月

記事一覧
  • 冬の徳川園カラー

    Caplio GX100 徳川園の写真がまだあったので、残りはカラーで。 トイレに入ったら、見覚えのある手袋が片方、トイレットペーパーの上に置かれていた。 実は2年前、ここで手袋を片方落としてなくしていて、それがこれにそっくりの茶色のスウェード手袋だった。一瞬、2年の時を経て私の元に戻ってきたのかと本気で思った。まさか、そんなはずはない。 しかし、あまりに似てるので手に取ってしげしげ眺めてしまった。なくしたのは...

    2013/01/31

    施設/公園(Park)

  • 年に一度は東谷山

    SONY α55 + SONY 35mm f1.8 / TAMRON 180mm f3.5 東谷山フルーツパークへ行ったなら、東谷山(とうごくさん)にも登っておきたい。 標高は名古屋市内最高峰の198メートル。直線距離にすればたかが700メートル。登山時間は15分程度だけど、これが思う以上にしんどい。毎回、登り始めて早々に軽い後悔におそわれる。60階建てのビルを階段で最上階まで歩いて上がるのを想像してみてほしい。 今の時期は寒いからまだましで、桜のと...

    2013/01/30

    森/山(Forest/Mountain)

  • 東谷山フルーツパークは早春の入り口

    SONY α55 + TAMRON 180mm f3.5 早春の野草を求めて、東谷山(とうごくさん)フルーツパークへ。 しだれ桜で有名なところだけど、その前に毎年1月か2月に一度行っておくことが多い。目当ては早春の野草だ。 市街地では3月から咲き始める野草も、ここはひと月以上早く見ることができる。果樹園の土が肥沃だからじゃないかと思う。 それにしても、今年はちょっと早まった。冬の気温が低いせいで例年よりも野草の開花も遅れがちに...

    2013/01/29

    植物園(Botanical garden)

  • 冬の徳川園モノクローム

    Caplio GX100 GX100を持って徳川園へ。 去年の紅葉の時期に、夜のライトアップを撮りにいって以来だ。 この時期は、わら囲いをした冬牡丹が、毎年の名物となっている。 マクロレンズをつけたα55も持っていったのだけど、このときは使わなかった。 24mmから始まる広角ズーム系のGX100で撮っていると、なんだか基本に返ったような、下手くそ時代に戻ったような、ちょっと懐かしいような気持ちになる。それが楽しくもあり、もど...

    2013/01/28

    モノクロ(Monochrome)

  • パターンなサンデー

    SONY α55 + MINOLTA 50mm f2.8 MACRO + 3600HS(D) サンデー料理のメニューは、まず魚のメイン料理を決めて、冷蔵庫にある食材の中からサブメニューを考、残り一品は残っている野菜をスープか炒め物にする、というのが基本パターンとなっている。だから、どうしても似たような料理になりがちだ。 パターンを外して考えるのが面倒というのもあるし、食材的にたくさん使わないと物足りないというのもあって、だいたいこんな感じで決...

    2013/01/27

    料理(Cooking)

  • 雪中の尾張旭

    Caplio GX100 夕方前に家を出たとき、粉雪が舞い始めていた。たいしたことにはならないだろうと自転車をこいでいたら、みるみる雪が強まり、尾張旭についた頃には、風景も私も真っ白になっていた。なんてこった。 今日は撮影目的ではなく用事をするためだったから、GX100しか持って出なかった。用事を済ませつつ、ときどきカメラを取り出して、パチリと何枚か撮った。 風も強くて横殴りの雪だから、撮影には非常に悪い条件だっ...

    2013/01/26

    雨/雪/天候(Weather)

  • GX100がモノクロ・シリーズで復活

    Caplio GX100 久しぶりにCaplio GX100を持って街に出た。 買ったのは確か2011年で、その年の前半に何度か使って、そのまま長らく眠らせたままになっていた。去年は一度も使っていないはずだ。 そんなに使わないなら持っていても仕方がないから手放してしまうことにした。最後にもう一度動作確認の意味もあって持ち出してみた。 使ってみると、なんだか楽しい。買ったときはなんとなく使いづらさを感じたのが、今使ってみるとけ...

    2013/01/25

    モノクロ(Monochrome)

  • 東山植物園便り ---花のオンシーズン

    SONY α55 + MINOLTA 50mm f2.8 MACRO / TAMRON 180mm f3.5 大寒も過ぎて、季節は春へと向かい始めた。寒さは極まっているところだけど、早春の花が少しずつ咲いてきている。植物園のオフシーズンは、もう終わった。1月後半は、もはや完全にオンシーズンだ。花のシーズンは、3月や4月から始まるのではない。 今シーズンは寒い冬になっているから、花の進み具合はやや遅れがちとはいえ、ロウバイもマンサクも花を開き始めている。...

    2013/01/24

    植物園(Botanical garden)

  • フォトコンと街の風景

    SONY α55 + SONY 35mm f1.8 他「デジキャパ」のフォトコンで「記憶の跡」が入選。 絶景でも、決定的瞬間でもない、こういう地味な写真を選んでもらえたことが嬉しい。選者はHABU氏。ここの選者さんとは知らず、ついこの前、写真集『空の鼓動』を見たばかりだった。「デジキャパ」は、カメラ雑誌の中ではマイナーな存在だと思うけど、webからメールで応募できる手軽さがいい。「デジタルカメラマガジン」の佳作は図書券1,000円だけ...

    2013/01/23

    フォトコン・写真(Photo Contest)

  • 受験シーズンの桜天神へ

    SONY α55 + SONY 35mm f1.8/ TAMRON 10-24mm f3.5-4.5 名古屋市中区錦の桜通沿いに高いビルに囲まれてその小さな神社はある。通りの名前の由来になっている桜天神社だ。 到着したときは、すでに日没間際だった。ちょくちょく訪れているから久しぶりという気はしないけど、一年以上間が空いているかもしれない。 名古屋三天神のひとつで、初詣のとき上野天満宮と山田天満宮を訪れたから、これで三ヶ所巡り終えた。 入り口に置か...

    2013/01/22

    神社仏閣(Shrines and temples)

  • 高牟神社と物部神社

    SONY α55 + SONY 35mm f1.8/ TAMRON 10-24mm f3.5-4.5 千種区の高牟神社(たかむじんじゃ)を訪れるのは久しぶりだった。調べたら前回は2005年だった。 名古屋恋の三社めぐりのうち、初詣に城山八幡宮と晴明神社へ行って、高牟神社が残っていた。この日はここと桜天神を巡るコースだった。 しばらくの間、高牟神社と物部神社がごっちゃになっていた。何度か行ったことがあると思っていたのは物部神社の方で、高牟神社のことは忘...

    2013/01/21

    神社仏閣(Shrines and temples)

  • 週に一度だからサンデー

    SONY α55 + MINOLTA 50mm f2.8 MACRO + 3600HS(D) サンデー料理を基準に考えると、もう日曜日かと思う。一週間が早く感じられる。ついこの前、料理したばかりじゃないかと。 別のことを基準にすると、一週間の感覚はまた違ったものになる。一週間にせよ、一年にせよ、長いようで短く、短いようで長い。そもそも普通の基準なんてものはないのだけど。 今週も例によっていつもと同じような顔ぶれになった。これは週に一度だからと...

    2013/01/20

    料理(Cooking)

  • 冬の牧野ヶ池

    PENTAX K-7 + TAMRON 10-24mm f3.5-4.5 / SIGMA 170-500mm 冬の水辺は寒い。それは分かっている。しかし、渡りのカモは水場にいる。だから、寒くても、この時期は水辺に行く機会が増える。非常に厳しい。夏は暑くても平気なのだけど。 この日は牧野ヶ池に向かった。ここも夏より冬に訪れることが多い。 この日は猛烈な風が吹いていた。池なのに白波が立っていた。 カモたちは暖かさを求めて、冬の間南下してくる。日本の冬も充...

    2013/01/19

    野鳥(Wild bird)

  • 森林公園の春まだ遠し

    SONY α55 + MINOLTA 50mm f2.8 MACRO / SIGMA 170-500mm 今週も森林公園へ。 年間パスポートを買ったからというだけでなく、ひとつ用事があった。 フォトコン入選の賞状と賞品を受け取りにいく。 去年に続いて二度目だったので、勝手は分かっていた。郵送でも、表彰式でもない、自分で取りにいくというシステムは、ローカル・フォトコンではありがちなことだと今は知っている。最初は驚いたけど。 去年の夏以降、フォトコン絶...

    2013/01/18

    植物園(Botanical garden)

  • 東山植物園便り ---早春の気配

    SONY α55 + MINOLTA 50mm f2.8 MACRO / TAMRON 180mm f3.5 先週から大きく季節が前進したわけではないけれど、少しずつ春は近づいてきている。フクジュソウの芽も出始めていた。 去年の夏は最高の暑さだったそうだけど、この冬は最高の寒さになるんじゃないか。名古屋の平均気温は例年より1度近く低いという。 季節の花も全体的に遅れがちだ。去年も遅かったけど、今年も同じか更に遅いかもしれない。 出だしから遅れると、ど...

    2013/01/17

    植物園(Botanical garden)

  • 小幡緑地へ

    PENTAX K-7 + TAMRON 10-24mm f3.5-4.5 / 55-300mm 困ったときの小幡緑地。短時間しかないときでも行けば何かしら撮れる場所として重宝している。植物園などの施設は夕方5時で閉まってしまうけど、公園なら閉園時間はない。日没時間も5時過ぎになって、だんだんまた日が長くなってきた。 冬の緑ヶ池は、たくさんの渡りのカモがいて賑やかだ。マガモやコガモは少なく、キンクロハジロやホシハジロが多い。近くの池や川とは少し顔...

    2013/01/16

    施設/公園(Park)

  • 冬のモノクロ

    PENTAX K-7 + PENTAX 16-45mm f4 / 55-300mm 冬の風景は色がないから、いっそのことモノクロにして印象を強めたい。ラインとフォルムが強調される。 考えてみると、モノクロを撮るのは冬が多い。春や秋にかけては色があふれているから、モノクロだともったいないような気がしてしまう。 冬の寒々しさや寂しさを表現するのにもモノクロは合っている。 モノクロで撮ろうと決めると、被写体もカラーのときとは違ってくる。 モノ...

    2013/01/15

    モノクロ(Monochrome)

  • 1月前半の森林公園

    SONY α55 + MINOLTA 50mm f2.8 MACRO / SIGMA 170-500mm 今年になって初の森林公園行き。 去年は後半よく出向いたのに、年間パスポートを買うタイミングを逸してしまったので、今年は年始めに買っておいた。これで一年間いつでも行ける。森林公園の入園料は200円と安いものの、それにしても年に10回以下ということはない。 そんなわけで、今回は1月前半の森林公園風景をお届けします。 ここはあまり花が多くないところだから、...

    2013/01/14

    植物園(Botanical garden)

  • 三者三様サンデー

    SONY α55 + SIGMA 50mm f1.4 + 3600HS(D) 今週のサンデー料理は、それぞれ一品ずつは美味しかったのだけど、個性がバラバラすぎて、とてもまとまりの悪い三品になった。洋風、中華、和風と、みんな自己主張が強すぎた。イメージでは和風方面でまとまるはずだったのに。「エビのチーズマヨ卵とじ」 一番調和を乱したのがこいつだった。ここを和風に持っていければ、全体のまとまりがもう少しよくなったはずだ。 下処理をしたエビ...

    2013/01/13

    料理(Cooking)

  • 東山植物園便り ---1月前半<後>

    SONY α55 + MINOLTA 50mm f2.8 MACRO / TAMRON 180mm f3.5 昨日の続きで、1月前半の東山植物園風景を。 来週になれば、ロウバイももっと咲いてくるだろうし、マンサクあたりもぼちぼちなんじゃないかと思う。 週一の植物園通いは、今年も軌道に乗りつつある。去年は見えなかったものも、今年は見つかるかもしれない。同じ季節、同じ場所でも、違う自分であれば違う写真になる。 あまり欲張らず、小さな発見を喜びとしたい。...

    2013/01/12

    植物園(Botanical garden)

  • 東山植物園便り ---1月前半<前>

    SONY α55 + MINOLTA 50mm f2.8 MACRO / TAMRON 180mm f3.5 冬の植物園は行っても撮るものがないと思いがちだけど、行ってみればそれなりに撮るものはある。注意深く見て回れば、秋の名残や春の芽吹きを、あちらこちらで見つけることができる。春夏とは違った地味な楽しさがある。 この前まで正月だと思ったら、もう1月も3分の1が過ぎてしまった。早春の花のつぼみも膨らみはじめ、季節は一歩ずつ春に向かっていることを実感する...

    2013/01/11

    植物園(Botanical garden)

  • 晴明神社と白山神社

    SONY α55 + SONY 35mm f1.8 初詣神社巡りシリーズは今回が最終回。 ここは晴明神社。そう、名古屋にも晴明神社はあるのだ。 言い伝えによると、かつて安倍晴明が住んでいた場所ということなのだけど、晴明が名古屋で暮らしていたということが書かれた文献はない。この地を通りかかったときに、村人に請われてマムシ封じをしたという伝説があるとかないとか。 一番信憑性がありそうなのは、晴明の子孫が移り住んだ土地で、その...

    2013/01/10

    神社仏閣(Shrines and temples)

  • 山田天満宮の梅遠し

    SONY α55 + SONY 35mm f1.8 初詣神社巡りは続く。 天満宮つながりで山田天満宮へとやってきた。 名古屋で合格祈願をするならここと決まっている。いや、決まってはいないのだけど、個人的にはここにお願いすると必ず受かるような気がして、定番祈願所となっている。名古屋では三大天神とされる天神様があって、前回紹介した上野天満宮と、ここ山田天満宮、桜天神がそれに当たる。どうしても合格したい場合は、三つを巡って拝み...

    2013/01/09

    神社仏閣(Shrines and temples)

  • 城山八幡宮へ挨拶に

    SONY α55 + SONY 35mm f1.8 上野天満宮をあとにして続いてやってきたのは、城山八幡宮だ。 ここも年に一度くらいは訪れているおなじみの神社で、新年の挨拶にいっておくことにしたのだった。八幡の神に戦いの手助けをお願いにいったとかそういうことではない。 戦国時代には織田信秀が築城した末盛城があった場所で、現在でも空堀などの遺構を見ることができる。 もともと八幡社があったわけではなく、一時城主を務めていた信...

    2013/01/08

    神社仏閣(Shrines and temples)

  • 今年の初詣は上野天満宮

    SONY α55 + SONY 35mm f1.8 今年は始動が遅れて、ようやく初詣に行ってきた。 気持ち的には熱田さんだったのだけど、熱田神宮は1月の神事でまた行くことになりそうだったのでやめて、どこにしようか考えて、上野天満宮にした。合格祈願でもないし、特に深い理由があったわけでもなく、ただなんとなく。願い事もこれといってあるわけでもなくて、道真さんに挨拶がてらといったところだった。大の勉強家だったといわれる菅原道真に...

    2013/01/07

    風物詩/行事(Event)

  • サンデー料理開幕

    SONY α55 + MINOLTA 50mm f2.8 MACRO + 3600HS(D) 今週末もゆっくり過ごして、料理は日曜日にやった。 年末年始ののんびりもここまでで、明日からは平常に戻したい。 2013年のサンデー料理のテーマは、特に決めていない。唯一の目標は、最後まで完走することだ。何か新しいことに挑戦できればいいけど、基本に立ち返りたい気持ちもある。 今週の料理も去年からの引き続きで、いつもの感じだった。「サーモンの刺身とポテト」 ...

    2013/01/06

    料理(Cooking)

  • モノクロの風景

    SONY α55 + MINOLTA 50mm f1.4 他 今日も在庫写真の中からモノクロ風景編をお届けします。 モノクロ・シリーズはちょっと久しぶりかもしれない。ときどきふとモノクロのことを思い出して、現像してためていた。今年になって撮ったものも数枚混じっている。 自分の中の一時的な流行りで終わらせないように、今年も引き続きモノクロは撮っていきたいと思っている。 pro9000のモノクロ・プリントも。...

    2013/01/05

    モノクロ(Monochrome)

  • 東山植物園便り ---早春の気配

    SONY α55 + MINOLTA 50mm f2.8 MACRO 年が明けて最初の東山植物園行き。これが少し遅めの2013年撮影始めとなった。 紅葉の頃の賑わいが幻だったかのように園内はひとけもまばらで静まりかえっていた。今は撮るものが一番少ない時期だし、今日はまた寒かったから、当然といえば当然か。 去年は一年を通じて、ほぼ週一のペースで通って、季節の移り変わりを追った。今年はそこまでは行けないかもしれないけど、できるだけ足を運び...

    2013/01/04

    植物園(Botanical garden)

  • 街の風景 ---2012年初冬

    SONY α55 + SIGMA 50mm f1.4 他 2012年の初冬に撮った街の風景を。 クリスマス前から年末年始にかけて、ほとんど写真を撮らずに過ごした。去年は一年間ずっと撮り続けたから、少しだけ充電が必要だった。 休みは今日までで、明日からは撮影を再開したい。...

    2013/01/03

    街(Cityscape)

  • 緑ヶ池夕景

    SONY α55 + SIGMA 50mm f1.4 / 10-24mm 新年二日目にして早くも小休止に入ってしまった。年末年始は撮影休業状態で、新ネタがない。とりあえず三が日は、去年の在庫でつなぐことになる。撮影の始動は4日からになりそうだ。 というわけで今日は、小幡緑地の緑ヶ池夕景をお送りします。 夕方の空は、時間とともに刻々と色を変え移ろっていくのだった。初冬の夕景は、早送りの映像を見ているようだ。 夕照は、太陽が沈んでからが...

    2013/01/02

    夕焼け(Sunset)

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冬の徳川園カラー

施設/公園(Park)
徳川園2-1

Caplio GX100



 徳川園の写真がまだあったので、残りはカラーで。




徳川園2-2





徳川園2-3





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徳川園2-6





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徳川園2-9





徳川園2-10





徳川園2-11





徳川園2-12

 トイレに入ったら、見覚えのある手袋が片方、トイレットペーパーの上に置かれていた。
 実は2年前、ここで手袋を片方落としてなくしていて、それがこれにそっくりの茶色のスウェード手袋だった。一瞬、2年の時を経て私の元に戻ってきたのかと本気で思った。まさか、そんなはずはない。
 しかし、あまりに似てるので手に取ってしげしげ眺めてしまった。なくしたのはELLEで、これにはその刺繍が入っていないから違う。けど、ELLEと入っているのは片方で、こっちは入っていない方かもしれないとも考えた。よっぽど持ち帰って確認しようかと思ったほどだった。
 家に帰ってから見てみたところ、やはり違っていた。デザインが微妙に違う。しかし、そっくりには違いなく、しかも、なくした左手側だった。手元に残ったのと置かれていたのとを左右にはめていたとしても、誰も違いに気づかないんじゃないかと思う。
 この手袋は、持ち主の元に戻ることができたのだろうか。

年に一度は東谷山

森/山(Forest/Mountain)
東谷山-1

SONY α55 + SONY 35mm f1.8 / TAMRON 180mm f3.5



 東谷山フルーツパークへ行ったなら、東谷山(とうごくさん)にも登っておきたい。
 標高は名古屋市内最高峰の198メートル。直線距離にすればたかが700メートル。登山時間は15分程度だけど、これが思う以上にしんどい。毎回、登り始めて早々に軽い後悔におそわれる。60階建てのビルを階段で最上階まで歩いて上がるのを想像してみてほしい。
 今の時期は寒いからまだましで、桜のときに登ると汗をかく。
 まあそれでも、年に一度くらいは歩いておいていい。古くからの霊山で、熱田神宮の奥の院ともいわれた場所だ。尾張氏の本拠地だったともいわれている。




東谷山-2

 これを見ただけでもげんなりしてしまいそうだ。
 帰りの下りがまた厳しい。膝への負担が大きい。
 翌日は案の定、足がやられていた。最近山歩きの筋力が落ちていた。




東谷山-3

 山頂には、尾張戸神社(おわりべじんじゃ)がある。
 尾張氏の祖神を祀ったとされる古い神社で、延喜式にも載っている。
 かつては熱田神宮に次ぐくらい大きな神社だったそうだけど、今はこぢんまりした社殿があるだけで、かつての姿は想像がつかない。
 この東谷山自体が古くから霊山として信仰の対象となっていたところで、尾張地方最大の古墳群があったことも分かっている。4世紀前半の円墳というから、古墳時代の中でも早い時期のものだ。




東谷山-4





東谷山-5





東谷山-6

 白く雪をかぶった山は中央アルプスだろうか。




東谷山-7

 展望台から見る王子製紙の煙。




東谷山-8





東谷山-9

 まだ建物もほとんどなかった頃の濃尾平野の眺めはどんなだったろう。
 このあたりで高い山といえば、ここ東谷山と小牧山くらいだ。この山を押さえてしまわなければと思った尾張氏の気持ちが分かる。

 一度くらいここからの夜景を撮ってみたいと思うけど、真っ暗な山道を往復40分歩くのを考えると腰が引ける。
 それにしても、ずいぶん日が長くなってきた。

東谷山フルーツパークは早春の入り口

植物園(Botanical garden)
東谷山-1

SONY α55 + TAMRON 180mm f3.5



 早春の野草を求めて、東谷山(とうごくさん)フルーツパークへ。
 しだれ桜で有名なところだけど、その前に毎年1月か2月に一度行っておくことが多い。目当ては早春の野草だ。
 市街地では3月から咲き始める野草も、ここはひと月以上早く見ることができる。果樹園の土が肥沃だからじゃないかと思う。
 それにしても、今年はちょっと早まった。冬の気温が低いせいで例年よりも野草の開花も遅れがちになっている。わずかに咲いているのを見つけるのに時間がかかった。注意深く探さないと見逃してしまうくらいしか咲いていなかった。




東谷山-2

 ありふれた野草でも、初ものは毎年ありがたみがある。3月になって見慣れてしまえば、もはや被写体としての興味はなくしてしまう。




東谷山-3

 オオイヌノフグリも、やっと少し咲き出したところだった。




東谷山-4

 シナマンサクが少し咲いていて、ロウバイはまだつぼみだった。東山植物園の方が進行が早い。




東谷山-5

 マユミの実は、あらかた弾けたあとだった。




東谷山-6

 ツグミは今シーズン初撮り。




東谷山-7

 四季桜はもうほぼ終わっていた。




東谷山-8

 ハコベも少しだけ。




東谷山-9





東谷山-10





東谷山-11





東谷山-12

 しだれ桜は、桜シーズンの後半で、4月に入ってからだ。まだ2ヶ月以上先と思うと、春が遠く感じる。
 4月にまた訪れることにしよう。

冬の徳川園モノクローム

モノクロ(Monochrome)
徳川園-1

Caplio GX100



 GX100を持って徳川園へ。
 去年の紅葉の時期に、夜のライトアップを撮りにいって以来だ。
 この時期は、わら囲いをした冬牡丹が、毎年の名物となっている。
 マクロレンズをつけたα55も持っていったのだけど、このときは使わなかった。
 24mmから始まる広角ズーム系のGX100で撮っていると、なんだか基本に返ったような、下手くそ時代に戻ったような、ちょっと懐かしいような気持ちになる。それが楽しくもあり、もどかしくもあった。
 デジイチのようには撮れないからがんばらなくてもいい気楽さと、それを言い訳にしてしまう気分もあって、やっぱりもう一度デジイチに戻らなくてはとも思ったのだった。




徳川園-2

 この日は冷たい風が強く吹いていて、水辺だったから余計に寒かった。けど、画面からは冬の暖かい光が感じられる。
 写真は嘘をつく。それが上手な嘘ならいい。




徳川園-3





徳川園-4





徳川園-5





徳川園-6





徳川園-7





徳川園-8





徳川園-9





徳川園-10





徳川園-11





徳川園-12

 徳川園の春はまだ遠い。

パターンなサンデー

料理(Cooking)
サンデー1

SONY α55 + MINOLTA 50mm f2.8 MACRO + 3600HS(D)



 サンデー料理のメニューは、まず魚のメイン料理を決めて、冷蔵庫にある食材の中からサブメニューを考、残り一品は残っている野菜をスープか炒め物にする、というのが基本パターンとなっている。だから、どうしても似たような料理になりがちだ。
 パターンを外して考えるのが面倒というのもあるし、食材的にたくさん使わないと物足りないというのもあって、だいたいこんな感じで決まってしまう。肉を焼いただけとかでは料理として楽しくないし。
 今週は鯛とカボチャがメインの食材だった。それで、できあがったのがこの三品だ。




サンデー2

「鯛とエリンギのトマトソース」
 鯛に塩、コショウ、酒、みりんをふりかけ、しばらく置いたあと、エリンギと一緒にタッパーに入れて、2分加熱する。
 取り出して、オリーブで焼く。
 トマトソースは、オリーブオイルで刻んだ長ネギとショウガ、トマトを炒め、白ワイン、みりん、水、砂糖、コンソメの素、ケチャップ、からし、塩、コショウを煮込んで作る。




サンデー3

「カボチャのピリ辛炒め」
 カボチャと塩、コショウをビニール袋に入れて、シャカシャカ振る。その後、しばらく置く。
 オリーブオイルで鶏肉を炒め、いったん取り出す。
 次にタマネギを炒める。
 カボチャをタッパーに入れて、レンジで6分加熱する。
 鶏肉とカボチャを加えて、更に炒める。
 酒、みりん、しょう油、豆板醤、オイスターソース、中華の素、砂糖、塩、コショウで味付けをする。




サンデー4

「野菜とソーセージの和風スープ」
 水、酒、みりん、だしの素に野菜類を入れて煮込む。
 大根は米のとぎ汁で下茹でする。
 白だし、塩、コショウで味を調えれば完成。

 カボチャのピリ辛は、バリエーションとしてオススメ。レンジを使えば短い時間でできる。

雪中の尾張旭

雨/雪/天候(Weather)
尾張旭雪-1

Caplio GX100



 夕方前に家を出たとき、粉雪が舞い始めていた。たいしたことにはならないだろうと自転車をこいでいたら、みるみる雪が強まり、尾張旭についた頃には、風景も私も真っ白になっていた。なんてこった。
 今日は撮影目的ではなく用事をするためだったから、GX100しか持って出なかった。用事を済ませつつ、ときどきカメラを取り出して、パチリと何枚か撮った。
 風も強くて横殴りの雪だから、撮影には非常に悪い条件だった。せっかくだから、もう少しちゃんと撮りたかったのだけど。




尾張旭雪-2





尾張旭雪-3

 外では撮影がままらないので、スカイワードあさひに登った。
 一面真っ白はよかったけど、見晴らしが悪すぎた。遠くのビルどころか、名古屋市街さえ見えない。
 明日の朝まで雪が残っていれば、銀世界の街並みが見られるだろう。




尾張旭雪-4





尾張旭雪-5





尾張旭雪-6





尾張旭雪-7

 もっと撮りたい気持ちはあったものの、雪にやられて、気力が切れた。
 撮るならもっとちゃんと装備を整えて臨まないと、撮るものも撮れない。明日の午前中にチャンスが残っているかどうか。

GX100がモノクロ・シリーズで復活

モノクロ(Monochrome)
GX100-1

Caplio GX100



 久しぶりにCaplio GX100を持って街に出た。
 買ったのは確か2011年で、その年の前半に何度か使って、そのまま長らく眠らせたままになっていた。去年は一度も使っていないはずだ。
 そんなに使わないなら持っていても仕方がないから手放してしまうことにした。最後にもう一度動作確認の意味もあって持ち出してみた。
 使ってみると、なんだか楽しい。買ったときはなんとなく使いづらさを感じたのが、今使ってみるとけっこう撮れる。あの頃は使いこなせなかっただけだったらしい。
 当初の目的は大須行きだったのだけど、街撮りの方が合っているようで、行き帰りの撮影が面白かった。大須は相変わらず苦手意識を振り払えずに終わった。
 もうしばらく使ってみようかという気持ちになっている。デジイチとは違うものも撮れるかもしれない。




GX100-2

 GX100はモノクロがよく似合うように思う。色かぶりしやすい画質やノイズの多さも、モノクロなら欠点にならない。
 動作はすべてにおいてトロく、特に書き込みの遅さったらない。一枚撮って次に撮れるまでに6、7秒かかる。連写などできるはずもない。
 見やすいとは言いがたいビューファインダーをのぞきながら、パチリと一枚というスタイルは、レンジファインダーのフィルムカメラで撮るのと似ている。
 デジイチのように写りすぎない画像が逆にいい。




GX100-3

 建中寺。





GX100-4





GX100-5





GX100-6

 この日はほとんど、広角24mmで撮った。




GX100-7

 日銀前交差点の歩道橋。
 イチョウ並木の今。




GX100-8





GX100-9

 大須観音。




GX100-10





GX100-11

 オアシス21。




GX100-12

 GX100のモノクロシリーズは、今後もありそう。

東山植物園便り ---花のオンシーズン

植物園(Botanical garden)
東山植物園-1

SONY α55 + MINOLTA 50mm f2.8 MACRO / TAMRON 180mm f3.5



 大寒も過ぎて、季節は春へと向かい始めた。寒さは極まっているところだけど、早春の花が少しずつ咲いてきている。植物園のオフシーズンは、もう終わった。1月後半は、もはや完全にオンシーズンだ。花のシーズンは、3月や4月から始まるのではない。
 今シーズンは寒い冬になっているから、花の進み具合はやや遅れがちとはいえ、ロウバイもマンサクも花を開き始めている。梅はもう少し先になるだろうか。
 この日は、雨上がり。水滴をつけた花が太陽の光に照らされて輝いていた。




東山植物園-2





東山植物園-3





東山植物園-4





東山植物園-5





東山植物園-6





東山植物園-7





東山植物園-8





東山植物園-9





東山植物園-10





東山植物園-11





東山植物園-12

 フクジュソウがまだ咲いていなかった。来週には咲いてくるんじゃないかと思う。

フォトコンと街の風景

フォトコン・写真(Photo Contest)
街の風景-1

SONY α55 + SONY 35mm f1.8 他



「デジキャパ」のフォトコンで「記憶の跡」が入選。
 絶景でも、決定的瞬間でもない、こういう地味な写真を選んでもらえたことが嬉しい。選者はHABU氏。ここの選者さんとは知らず、ついこの前、写真集『空の鼓動』を見たばかりだった。
「デジキャパ」は、カメラ雑誌の中ではマイナーな存在だと思うけど、webからメールで応募できる手軽さがいい。「デジタルカメラマガジン」の佳作は図書券1,000円だけど、「デジキャパ」は3,000円の現金だ。雑誌(880円)を買っても損しない。「デジタルカメラマガジン」は1,050円だから、元が取れない。それならいっそのこと賞品を掲載雑誌にしてくれたらと思う。
 まあそれはともかくとして、去年はフォトコンが不調だったから、今年はもう少し選ばれたい。

 このあとは、街の風景をお届けします。




街の風景-2

 手袋はたいてい、片方だけ落ちている。私も毎年、一回はどこかで落としてなくす。当然のように片方だけ。この前は、家の近くで両方落として、次の日に片方だけ見つかった。
 片方の手袋は、永遠に相方の元へ戻ることはないのだろうか。毎年、片方だけの手袋が手元に残り、捨てられないまま増えていく。




街の風景-3





街の風景-4

 風が強かった日。




街の風景-5





街の風景-6

 門と新聞受けだけが残された家。




街の風景-7

 壁の花。




街の風景-8





街の風景-9





街の風景-10





街の風景-11





街の風景-12

 街の表情はどこか悲しく、哀感を帯びている。けれど、取り立てて不幸というわけでもない。
 微かな幸福のしるしのようなものを探して私は写真を撮っているのかもしれない。

受験シーズンの桜天神へ

神社仏閣(Shrines and temples)
桜天神入り口

SONY α55 + SONY 35mm f1.8/ TAMRON 10-24mm f3.5-4.5



 名古屋市中区錦の桜通沿いに高いビルに囲まれてその小さな神社はある。通りの名前の由来になっている桜天神社だ。
 到着したときは、すでに日没間際だった。ちょくちょく訪れているから久しぶりという気はしないけど、一年以上間が空いているかもしれない。
 名古屋三天神のひとつで、初詣のとき上野天満宮山田天満宮を訪れたから、これで三ヶ所巡り終えた。
 入り口に置かれている時分鐘は江戸時代のレプリカで、かつては名古屋城の城下に時を知らせるために一日2回、12時に鳴らされたという。昼はともかく、夜中も鳴らしていたとは。尾張藩2代藩主の光友が作らせたとされる。
 かつて境内には、立派な桜の木があって、名古屋城下の桜の名所として知られていたそうだ。いつしか桜の木はなくなり、名前だけが残った。



桜天神ひしゃく

 合格祈願に訪れる受験生や関係者は多い。



桜天神奉納ひしゃく

 大量のひしゃくに囲まれる牛さん。
 ここはひしゃくに願い事を書いて奉納するスタイルのようだ。



桜天神絵馬

 絵馬も満載。
 黒い牛はどういう意味があるのだろう。



桜天神ビルに囲まれる

 いつ見てもすごいロケーションだなと思う。
 日が差す時間帯は短く、夕方行くことが多いのでたいてい暗い。



桜天神参道

 鳥居から入って短い参道を進み、右に直角に折れたところに社殿がある。



桜天神-7





桜天神-8

 信長の父・信秀が北野天満宮から菅原道真の木像を勧請して那古野城の祠に祀ったのが桜天神社の始まりとされる。
 現在の場所に移されたのは戦国時代の1537年のこと。当時この場所には萬松寺があり、寺の鎮守とされたという。
 萬松寺は1610年の名古屋城築城にともなって大須へ移されることとなり、桜天神だけがそのまま残った。
 当時はまだ桜天神という名前はついておらず、境内に桜の立派な木があり桜の名所だったことから桜天神と呼ばれるようになり、そのまま名称として定着した。
 加藤清正が名古屋城築城の際、この神社に本陣を置いたというから、その当時はかなり広い敷地があったのだろう。たびたび茶会も開かれたという。
 名物だった桜の木は1660年の万治の大火で焼失してしまう。桜は神社の名前に名残を残すのみとなった。
 通りの名前が桜通になったのは昭和になってからのことで、それまでは菅原通と呼ばれていたそうだ。明治の神仏分離令で一時、菅原神社と名前を変えていた時期もある。

 受験シーズンはまだ続く。道真公にあやかりたいという願いは江戸時代も今も変わらないのかもしれない。

【アクセス】
 ・地下鉄桜通線「丸の内駅」から徒歩約5分。
 ・拝観時間 終日
 ・駐車場 なし
 

高牟神社と物部神社

神社仏閣(Shrines and temples)
高牟神社-1

SONY α55 + SONY 35mm f1.8/ TAMRON 10-24mm f3.5-4.5



 千種区の高牟神社(たかむじんじゃ)を訪れるのは久しぶりだった。調べたら前回は2005年だった。
 名古屋恋の三社めぐりのうち、初詣に城山八幡宮と晴明神社へ行って、高牟神社が残っていた。この日はここと桜天神を巡るコースだった。
 しばらくの間、高牟神社と物部神社がごっちゃになっていた。何度か行ったことがあると思っていたのは物部神社の方で、高牟神社のことは忘れていた。境内に足を踏み入れてやっと思い出した。以前、外国人が本を読んでいた光景がよみがえったのだった。




高牟神社-2

 けっこう人気のある神社で、途切れることなく、ぽつり、ぽつりと参拝者がやってくる。
 その理由のひとつとして、ここの湧き水の存在がある。
 手水舎に使われているのは湧き水で、元古井の地名はここから来ているという。昔からよく水が湧く土地だったらしい。
 手を洗ったら思いがけず水がぬるくて、一瞬、お湯かと思った。井戸水は冬温かくて夏冷たい。田舎の井戸のことを思い出した。
 近所の人たちはここの水をよく汲みに来ているそうだ。




高牟神社-3

 名古屋には3つの高牟神社がある。
 ここ千種と、名東区高針、守山区で、それぞれが式内社を名乗っている。
 延喜式神名帳には、春日部郡と愛智郡と2つの高牟神社が載っている。どこがそれに当たるのかは、はっきりしていない。3つのうち1つは違っていそうだし、まったく別の神社のことかもしれない。
 祭神として高皇産霊神、神皇産霊神、応神天皇が祀られている。
 尾張物部氏との関係が深いのは確かなようで、物部氏の武器庫があった場所に建てられたという説もある。
 いずれにしても創建はかなり古いようだ。
 江戸時代は八幡宮と改名されていたらしい。




高牟神社-4

 社殿はすべて空襲で焼けてしまったとのことで、古いものは残っていない。




高牟神社-5





高牟神社-6





高牟神社-7

 高牟神社のほぼ真北、500メートルほどの場所に物部神社がある。
 街中の交差点の角に、強引に居座ったかのような残り方をしている。
 こちらも式内社で、「尾張名所図会」には高牟神社と一緒に描かれているところをみても、2つの神社の関係は深そうだ。




高牟神社-8





高牟神社-9

 祭神は物部氏の祖である宇摩志麻遅命(ウマシマジ)を祀っている。
 尾張地区は、尾張氏という有力豪族がいて、結果的には大和朝廷と深く縁を結んだ尾張氏がこの地を支配することになったわけだけど、それ以前は物部氏の勢力もかなり強かったと考えられる。
 北区の味鋺神社もウマシマジを祀った神社で、近くで味鋺古墳群が見つかっている。




高牟神社-10

 境内は四角形ではなく、社殿の配置も不思議なことになっている。拝殿と本殿は南東向きで、鳥居は南に二つ。奥に抜けると直接小さな公園に出る。周りは広い道路と高い建物に囲まれている。
 ここも本殿は戦後に建てられたものということで、神社全体が以前の姿とは大きく違っているのだろう。




高牟神社-11





高牟神社-12

 このあとは、桜天神へと向かった。

週に一度だからサンデー

料理(Cooking)
サンデー1

SONY α55 + MINOLTA 50mm f2.8 MACRO + 3600HS(D)



 サンデー料理を基準に考えると、もう日曜日かと思う。一週間が早く感じられる。ついこの前、料理したばかりじゃないかと。
 別のことを基準にすると、一週間の感覚はまた違ったものになる。一週間にせよ、一年にせよ、長いようで短く、短いようで長い。そもそも普通の基準なんてものはないのだけど。
 今週も例によっていつもと同じような顔ぶれになった。これは週に一度だからというのもある。毎日作るとなれば、根本的に違うメニューになるはずだ。ローテーションを考えるか考えないかで料理は違ってくる。週に一度なら自分が好きなものを好きなように作って食べたいと思う。逆に、毎日こんなメニューでは嫌だ。




サンデー2

「マグロとキノコの甘辛煮」
 マグロを切り分け、塩、コショウ、酒、みりんを振る。
 水、酒、しょう油、白だし、砂糖、塩、コショウ、ショウガ、唐辛子に、刻んだ長ネギ、エリンギ、しめじを加え、軽く煮詰める。
 マグロを追加して、熱が通るまで煮る。
 個人的にはこれがマグロの標準的な食べ方だ。安定して美味しい。




サンデー3

「野菜の素揚げセット」
 天ぷらやフライは手間がかかるけど、素揚げならそうでもない。ビニール袋に具材と片栗粉を入れ、シャカシャカ振れば衣がつく。
 揚げることで出る美味しさというのが確かにある。ナスやカボチャはその典型だ。
 今回は、ナス、カボチャ、ジャガイモ、ブロッコリーを素揚げした。
 たれは、水、酒、みりん、しょう油、白だし、めんつゆ、ポン酢、砂糖、塩、コショウ、唐辛子をひと煮立ちさせて作った。




サンデー4

「鶏肉と野菜の和風スープ」
 野菜をたくさん食べるにはスープにするのが一番いい。食べやすいし、野菜からの旨味も出て、生で食べるよりもずっと美味しい。加熱して失われる栄養素よりも、いろいろな種類をたくさん食べられる方のメリットを考えたい。
 調理は単純だ。水、酒、みりん、白だし、しょう油、塩、コショウに、具材を入れて煮込むだけだから。

 今回はこんな感じ。

冬の牧野ヶ池

野鳥(Wild bird)
牧野ヶ池-1

PENTAX K-7 + TAMRON 10-24mm f3.5-4.5 / SIGMA 170-500mm



 冬の水辺は寒い。それは分かっている。しかし、渡りのカモは水場にいる。だから、寒くても、この時期は水辺に行く機会が増える。非常に厳しい。夏は暑くても平気なのだけど。
 この日は牧野ヶ池に向かった。ここも夏より冬に訪れることが多い。




牧野ヶ池-2





牧野ヶ池-3

 この日は猛烈な風が吹いていた。池なのに白波が立っていた。




牧野ヶ池-4





牧野ヶ池-5

 カモたちは暖かさを求めて、冬の間南下してくる。日本の冬も充分寒いと思うけど、シベリアとかに比べたら全然暖かいといえるのだろう。
 でも、実際、寒さは感じてないのか。




牧野ヶ池-6

 ミコアイサは相変わらず遠い。




牧野ヶ池-7





牧野ヶ池-8





牧野ヶ池-9





牧野ヶ池-10





牧野ヶ池-11





牧野ヶ池-12

 日没時間。空は焼けず。
 光がなくなってますます気温が下がったので、これまでとした。
 寒さに負けず、また行くことにしよう。

森林公園の春まだ遠し

植物園(Botanical garden)
森林公園-1

SONY α55 + MINOLTA 50mm f2.8 MACRO / SIGMA 170-500mm



 今週も森林公園へ。
 年間パスポートを買ったからというだけでなく、ひとつ用事があった。



森林公園-2

 フォトコン入選の賞状と賞品を受け取りにいく。
 去年に続いて二度目だったので、勝手は分かっていた。郵送でも、表彰式でもない、自分で取りにいくというシステムは、ローカル・フォトコンではありがちなことだと今は知っている。最初は驚いたけど。
 去年の夏以降、フォトコン絶不調期間に入っていたので、地方主催とはいえいただけるのはありがたい。




森林公園-3





森林公園-4





森林公園-5





森林公園-6





森林公園-7





森林公園-8





森林公園-9





森林公園-10

 森林公園の春はまだ遠い。しばらくは冬景色と鳥を撮りながら春を待つことになる。
 今年は森林公園もできるだけ通おうと思っている。

東山植物園便り ---早春の気配

植物園(Botanical garden)
東山植物園-1

SONY α55 + MINOLTA 50mm f2.8 MACRO / TAMRON 180mm f3.5



 先週から大きく季節が前進したわけではないけれど、少しずつ春は近づいてきている。フクジュソウの芽も出始めていた。
 去年の夏は最高の暑さだったそうだけど、この冬は最高の寒さになるんじゃないか。名古屋の平均気温は例年より1度近く低いという。
 季節の花も全体的に遅れがちだ。去年も遅かったけど、今年も同じか更に遅いかもしれない。
 出だしから遅れると、どこかで帳尻を合わせるために急ぎ足になる部分が出てくるから、本当なら順序よく咲いてくれるのが望ましい。本来ならもうそろそろマンサクやロウバイが咲き揃ってくる頃なのに、今年はまだまだだ。




東山植物園-2





東山植物園-3





東山植物園-4





東山植物園-5





東山植物園-6





東山植物園-7





東山植物園-8





東山植物園-9





東山植物園-10

 日が長くなって、閉園時間で植物園をあとにするときもまだ太陽が出ている。散り葉撮りをしていた頃は、帰る頃にはもう暗くなっていた。
 一年間通い続けて、植物園にシーズンオフはないことを知った。花は咲いていなくても被写体はある。真冬の植物園もまた楽しい。
 来週になれば、季節は一歩進んでいることだろう。少しずつ春が増えていくのを楽しみにしたい。

小幡緑地へ

施設/公園(Park)
小幡緑地-1

PENTAX K-7 + TAMRON 10-24mm f3.5-4.5 / 55-300mm



 困ったときの小幡緑地。短時間しかないときでも行けば何かしら撮れる場所として重宝している。植物園などの施設は夕方5時で閉まってしまうけど、公園なら閉園時間はない。日没時間も5時過ぎになって、だんだんまた日が長くなってきた。
 冬の緑ヶ池は、たくさんの渡りのカモがいて賑やかだ。マガモやコガモは少なく、キンクロハジロやホシハジロが多い。近くの池や川とは少し顔ぶれが違っている。




小幡緑地-2





小幡緑地-3

 池の東側に移動して、いつもの場所で日没風景を撮る。




小幡緑地-4





小幡緑地-5





小幡緑地-6





小幡緑地-7





小幡緑地-8





小幡緑地-9

 思ったほど空は焼けず、一番赤みが増したときがこのときだった。その後、急速に赤みは薄れていった。




小幡緑地-10

 この日はここまでとした。
 風が強いと水面が鏡面にならない。風がない日にまた撮りにいくことにしたい。

冬のモノクロ

モノクロ(Monochrome)
冬のモノクロ-1

PENTAX K-7 + PENTAX 16-45mm f4 / 55-300mm



 冬の風景は色がないから、いっそのことモノクロにして印象を強めたい。ラインとフォルムが強調される。
 考えてみると、モノクロを撮るのは冬が多い。春や秋にかけては色があふれているから、モノクロだともったいないような気がしてしまう。
 冬の寒々しさや寂しさを表現するのにもモノクロは合っている。
 モノクロで撮ろうと決めると、被写体もカラーのときとは違ってくる。




冬のモノクロ-2





冬のモノクロ-3





冬のモノクロ-4





冬のモノクロ-5





冬のモノクロ-6





冬のモノクロ-7





冬のモノクロ-8





冬のモノクロ-9





冬のモノクロ-10

 モノクロで名古屋の街を一から撮り直したい気持ちがある。カラーで撮ったデータをモノクロに変換するのではなく、撮る段階で頭をモノクロにすることでカラーとは別の写真になるんじゃないか。
 被写体が少ない冬向きの企画だから、近いうちに始めようと思っている。

1月前半の森林公園

植物園(Botanical garden)
森林公園-1

SONY α55 + MINOLTA 50mm f2.8 MACRO / SIGMA 170-500mm



 今年になって初の森林公園行き。
 去年は後半よく出向いたのに、年間パスポートを買うタイミングを逸してしまったので、今年は年始めに買っておいた。これで一年間いつでも行ける。森林公園の入園料は200円と安いものの、それにしても年に10回以下ということはない。

 そんなわけで、今回は1月前半の森林公園風景をお届けします。
 ここはあまり花が多くないところだから、早春の気配というにはまだまだ遠かった。どこを歩いても、冬まっただ中といった感じだった。コブシのつぼみも、小さく固い。




森林公園-2





森林公園-3





森林公園-4





森林公園-5





森林公園-6





森林公園-7





森林公園-8





森林公園-9





森林公園-10





森林公園-11

 まだ見たことはないのだけど、オオタカもやってくるそうだ。撮りたいと思っても、まず見つけないことには撮りようがなく、見つけるのがまた難しい。
 森林公園はしばらく鳥中心ということになる。そうこうしてると、早春の野草も咲いてくるだろう。

三者三様サンデー

料理(Cooking)
サンデー1

SONY α55 + SIGMA 50mm f1.4 + 3600HS(D)



 今週のサンデー料理は、それぞれ一品ずつは美味しかったのだけど、個性がバラバラすぎて、とてもまとまりの悪い三品になった。洋風、中華、和風と、みんな自己主張が強すぎた。イメージでは和風方面でまとまるはずだったのに。




サンデー2

「エビのチーズマヨ卵とじ」
 一番調和を乱したのがこいつだった。ここを和風に持っていければ、全体のまとまりがもう少しよくなったはずだ。
 下処理をしたエビをオリーブオイルで炒めて、いったん取り出す。
 アスパラ、ほうれん草を下茹でする。
 タマネギ、カニかま、アスパラ、ほうれん草を炒める。
 卵、マヨネーズ、とろけるチーズ、コンソメの素、砂糖、塩、コショウを混ぜ合わせ、スクランブルエッグ風にする。
 エビを戻し、最後に卵を絡める。




サンデー3

「ナスと豆腐の中華炒め」
 麻婆茄子と麻婆豆腐のミックスのようなもの。
 ナスを切り分け、水にさらす。
 ごま油で、ショウガ、豆板醤、刻んだ長ネギを炒める。
 ナスと豆腐を加える。
 酒、みりん、しょう油、中華の素、砂糖、塩、コショウ、白ごまで味付けをする。
 水を足して、しばらく煮込む。




サンデー4

「大根と鶏肉の味噌煮込み」
 大根を米のとぎ汁で下茹でする。
 水、酒、みりん、だしの素に、鶏肉、大根を入れて、アク取りをしながら煮ていく。
 途中で、味噌、唐辛子、砂糖、塩、コショウ、白だしを入れる。
 水気がなくなったら足して、柔らかくなるまで煮込む。
 いったん冷まして、味を染み込ませる。
 再加熱してできあがり。
 思い切り茶色料理だけど、味噌と大根の相性はよくて、これは美味しい。

 一品ずつみればよかったけど、全体のバランスは悪かった今回。別にかまわないといえばかまわないし、やっぱり駄目だろうといえばそうだろう。

東山植物園便り ---1月前半<後>

植物園(Botanical garden)
東山植物園2-1

SONY α55 + MINOLTA 50mm f2.8 MACRO / TAMRON 180mm f3.5



 昨日の続きで、1月前半の東山植物園風景を。




東山植物園2-2





東山植物園2-3





東山植物園2-4





東山植物園2-5





東山植物園2-6





東山植物園2-7





東山植物園2-8





東山植物園2-9

 来週になれば、ロウバイももっと咲いてくるだろうし、マンサクあたりもぼちぼちなんじゃないかと思う。
 週一の植物園通いは、今年も軌道に乗りつつある。去年は見えなかったものも、今年は見つかるかもしれない。同じ季節、同じ場所でも、違う自分であれば違う写真になる。
 あまり欲張らず、小さな発見を喜びとしたい。

東山植物園便り ---1月前半<前>

植物園(Botanical garden)
東山植物園1-1

SONY α55 + MINOLTA 50mm f2.8 MACRO / TAMRON 180mm f3.5



 冬の植物園は行っても撮るものがないと思いがちだけど、行ってみればそれなりに撮るものはある。注意深く見て回れば、秋の名残や春の芽吹きを、あちらこちらで見つけることができる。春夏とは違った地味な楽しさがある。
 この前まで正月だと思ったら、もう1月も3分の1が過ぎてしまった。早春の花のつぼみも膨らみはじめ、季節は一歩ずつ春に向かっていることを実感する。
 そんな1月前半の東山植物園風景を、前後編に分けてお届けします。




東山植物園1-2





東山植物園1-3





東山植物園1-4





東山植物園1-5





東山植物園1-6





東山植物園1-7





東山植物園1-8

 この冬は例年よりも寒くて、早春の花は遅れ気味だ。ロウバイはわずかに花をつけているものの、マンサクも、フクジュソウもまだ全然。
 こちらもあまり焦らず、のんびり待つことにしよう。

晴明神社と白山神社

神社仏閣(Shrines and temples)
神社巡り-1

SONY α55 + SONY 35mm f1.8



 初詣神社巡りシリーズは今回が最終回。
 ここは晴明神社。そう、名古屋にも晴明神社はあるのだ。
 言い伝えによると、かつて安倍晴明が住んでいた場所ということなのだけど、晴明が名古屋で暮らしていたということが書かれた文献はない。この地を通りかかったときに、村人に請われてマムシ封じをしたという伝説があるとかないとか。
 一番信憑性がありそうなのは、晴明の子孫が移り住んだ土地で、その人たちが晴明を祀る神社を建てたという説だ。近くにある上野天満宮は、清明の子孫が建てたという話で、まんざら荒唐無稽な話とも思えない。このあたりは今でも清明山という地名が残っている。
 ナゴヤドームのすぐ南、住宅地に囲まれた一角に小さく取り残されるように建っている。昔は忘れられて打ち捨てられたようになっていたというけど、一時の安倍晴明ブームもあって、近頃は若い人たちも訪れるようになった。
 名古屋恋の三社めぐりのうちの一社にもなっている。
 私自身がここを訪れるのは、5、6回目だろうか。なんだかんだでちょくちょく来ている。




神社巡り-2

 供え物などが正月らしくなっていた。
 歴史を感じさせるようなところではないけれど、きちんと手入れされている温かみの感じられる神社だ。




神社巡り-3

 ついでといっては失礼なのだけど、矢田の白山神社にも寄っておいた。
 去年初めて訪れて、今回が再訪となった。
 なんとなく不思議な雰囲気の神社で、どこか落ち着かない。吹き抜け感が強いというのか、晒され感が強いというか、境内の空気が漏れているとでもいおうか。それが嫌な感じというのではないのだけど。




神社巡り-4

 拝殿の彫り物。




神社巡り-5

 本殿はコンクリート製。




神社巡り-6

 これで初詣の神社巡りはおしまい。
 片山神社へ行けなかったことが心残りだった。
 恋の三社めぐりと、名古屋三大天満宮と、それぞれ二つ行ったから、残りも行っておかないと気分が落ち着かない。高牟神社と桜天神は近いうちに行くことにしよう。

山田天満宮の梅遠し

神社仏閣(Shrines and temples)
山田天満宮-1

SONY α55 + SONY 35mm f1.8



 初詣神社巡りは続く。
 天満宮つながりで山田天満宮へとやってきた。
 名古屋で合格祈願をするならここと決まっている。いや、決まってはいないのだけど、個人的にはここにお願いすると必ず受かるような気がして、定番祈願所となっている。名古屋では三大天神とされる天神様があって、前回紹介した上野天満宮と、ここ山田天満宮、桜天神がそれに当たる。どうしても合格したい場合は、三つを巡って拝み倒すしかない。
 天満宮はどこも梅がつきものだけど、山田天満宮は特に梅の季節がいい。今年の梅は遅いようで、まだまったく咲き出しそうになかった。去年も冬から春先にかけて花の開花が遅れた。今年もそうなりそうな感じがする。12月から寒い日が続いた。




山田天満宮-2

 この神社の境内には金神社(こがねじんじゃ)があって、そちらの人気が高い。金運が上がって商売繁盛の御利益があるとかで、いつ行っても参拝者が訪れている。その筋ではよく知られているのだろう。
 金神社はあとから合祀されたもので、山田天満宮は、尾張徳川二代藩主の光友が1672年に、名古屋城の鬼門を守るために、太宰府天満宮から勧請して創建したものだ。
 もともと天満宮は、左遷されて無念の死を遂げた菅原道真の怨念を押さえ込むために建てられたものだった。祟る霊を神として祀って、そのエネルギーを逆利用しようという発想が日本人らしい。
 道真を左遷した関係者が次々と病死したり雷で打たれて命を落としたことから、天神と同一視されて、天神さんと呼ばれるようになった。
 鎌倉、室町時代は、恐ろしい天神様だった道真が、学問の神として慕われるようになったのは、江戸時代になってからだという。




山田天満宮-3





山田天満宮-4





山田天満宮-5





山田天満宮-6

 梅の花が咲いたら、また訪れようと思う。

城山八幡宮へ挨拶に

神社仏閣(Shrines and temples)
城山八幡宮-1

SONY α55 + SONY 35mm f1.8



 上野天満宮をあとにして続いてやってきたのは、城山八幡宮だ。
 ここも年に一度くらいは訪れているおなじみの神社で、新年の挨拶にいっておくことにしたのだった。八幡の神に戦いの手助けをお願いにいったとかそういうことではない。
 戦国時代には織田信秀が築城した末盛城があった場所で、現在でも空堀などの遺構を見ることができる。
 もともと八幡社があったわけではなく、一時城主を務めていた信行(信秀の息子で信長の弟)が勧請した白山比咩神社(しらやまひめじんじゃ)があったらしい。その後廃城となり、近隣の神社を集めて八幡社となったという。それが明治の終わりで、現在の城山八幡宮になったのは戦後のことだ。
 そんなわけで、歴史があるようなないような神社だったりする。白山社だった頃の名残も少しある。
 このときはさほど参拝客はいなかったものの、三が日はそれなりに賑わったんじゃないかと思う。
 ここで行われた豆まきに参加したのは、おととしのことだ。写真を撮りながらだったので激しいもみ合いに負けて3粒しか拾えなかった。




城山八幡宮-2





城山八幡宮-3





城山八幡宮-4





城山八幡宮-5





城山八幡宮-6





城山八幡宮-7

 15メートルを超える名古屋で一番大きなアベマキは、連理木となっている。一度分かれた幹が再びくっついて生長するということで、昔から縁結びや夫婦円満の御利益のあるご神木とされてきた。これを目当てに訪れる人も少なくない。
 何年か前から名古屋恋の三社めぐりというのをやっていて、ここはそのひとつとなっている。




城山八幡宮-8

 だいぶ日が傾いてきたものの、最近少しずつ日没が遅くなってきた。日が暮れる前にさらに神社を巡ることにした。

今年の初詣は上野天満宮

風物詩/行事(Event)
上野天満宮-1

SONY α55 + SONY 35mm f1.8



 今年は始動が遅れて、ようやく初詣に行ってきた。
 気持ち的には熱田さんだったのだけど、熱田神宮は1月の神事でまた行くことになりそうだったのでやめて、どこにしようか考えて、上野天満宮にした。合格祈願でもないし、特に深い理由があったわけでもなく、ただなんとなく。願い事もこれといってあるわけでもなくて、道真さんに挨拶がてらといったところだった。大の勉強家だったといわれる菅原道真にあやかりたいという気持ちも少しあった。
 受験の合格祈願ということでは名古屋を代表する神社のひとつといっていいと思う。毎年この時期はよく賑わっている。三が日は訪れたことがないのでよく知らないのだけど、受験シーズンが終わるまでは人が途切れることがない。人気度は、結ばれたおみくじと絵馬の数でも分かる。上野天満宮は宣伝好きで商売上手という面もある。




上野天満宮-2





上野天満宮-3





上野天満宮-4

 去年、一月の終わりに訪れたときは、なで牛の頭に必勝の鉢巻きが巻かれていた。今年は初詣の期間でまだだった。
 去年、境内に単語帳を忘れていった学生は、無事に合格できただろうか。




上野天満宮-5

 道真さんがいくら超人的な人だったとしても、これだけの数を合格させようと思ったら大変だ。
 人の数だけ願い事はあるものだと、あらためて思った。




上野天満宮-6


 このあとも神社巡りが続いた。

サンデー料理開幕

料理(Cooking)
サンデー1

SONY α55 + MINOLTA 50mm f2.8 MACRO + 3600HS(D)



 今週末もゆっくり過ごして、料理は日曜日にやった。
 年末年始ののんびりもここまでで、明日からは平常に戻したい。
 2013年のサンデー料理のテーマは、特に決めていない。唯一の目標は、最後まで完走することだ。何か新しいことに挑戦できればいいけど、基本に立ち返りたい気持ちもある。
 今週の料理も去年からの引き続きで、いつもの感じだった。




サンデー2

「サーモンの刺身とポテト」
 刺身用サーモンを薄く切る。
 オリーブオイル、卵黄、レモン水、砂糖、塩、コショウでソースを作る。
 ポテトサラダ風のものは、たぶんポテトサラダとは少し違うものだと思う。
 ジャガイモを皮付きのままレンジで加熱して、その後茹でて、柔らかくする。
 皮をむき、つぶしながらオリーブオイル、バターで炒める。
 白ワイン、マヨネーズ、牛乳、からし、マスタード、砂糖、塩、コショウで味付けをして、最後にとろけるチーズを入れて、よく混ぜる。
 レタスを敷き、ソースをかけ、あらびきコショウを振りかける。




サンデー3

「白菜とハムのトマトケチャップスープ」
 オリーブオイルで刻んだタマネギを炒める。
 ハム、トマトを入れて、さらに炒める。
 だし汁で下ゆでした白菜を加える。
 酒、みりん、しょう油、ケチャップ、砂糖、コンソメの素、塩、コショウで味を付けをする。




サンデー4

「大根と鶏肉のピリ辛炒め」
 大根を切り分け、米ぬか入りの水で下茹でする。
 いったん取り出し、水洗いして、ニンジンと一緒に柔らかくなるまで茹でる。
 ごま油、豆板醤、ショウガで鶏肉と刻んだ長ネギを炒める。
 大根とニンジンを加え、酒、みりん、しょう油、塩、コショウで味付けをしつつ、さらに炒める。

 とまあこんなふうに今年のサンデー料理も開幕したのだった。

モノクロの風景

モノクロ(Monochrome)
モノクロ風景-1

SONY α55 + MINOLTA 50mm f1.4 他



 今日も在庫写真の中からモノクロ風景編をお届けします。
 モノクロ・シリーズはちょっと久しぶりかもしれない。ときどきふとモノクロのことを思い出して、現像してためていた。今年になって撮ったものも数枚混じっている。




モノクロ風景-2





モノクロ風景-3





モノクロ風景-4





モノクロ風景-5





モノクロ風景-6





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モノクロ風景-9





モノクロ風景-10





モノクロ風景-11

 自分の中の一時的な流行りで終わらせないように、今年も引き続きモノクロは撮っていきたいと思っている。
 pro9000のモノクロ・プリントも。

東山植物園便り ---早春の気配

植物園(Botanical garden)

SONY α55 + MINOLTA 50mm f2.8 MACRO



 年が明けて最初の東山植物園行き。これが少し遅めの2013年撮影始めとなった。
 紅葉の頃の賑わいが幻だったかのように園内はひとけもまばらで静まりかえっていた。今は撮るものが一番少ない時期だし、今日はまた寒かったから、当然といえば当然か。
 去年は一年を通じて、ほぼ週一のペースで通って、季節の移り変わりを追った。今年はそこまでは行けないかもしれないけど、できるだけ足を運びたいと思っている。いつ行っても撮るものが必ずあることが分かった。
 年明けすぐでも、もうあちこちで花の気配を見ることができる。寒さはまだこれから強まっていくところだけど、季節は確実に春へと向かっている。




東山植物園-2





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東山植物園-12





東山植物園-13

 年が変わっただけで急に写真が変わるわけではないけれど、去年と同じものを去年と同じように撮っていては意味がない。イメージを前に進めて、去年までとは違う写真を目指したい。

街の風景 ---2012年初冬

街(Cityscape)
街の風景-1

SONY α55 + SIGMA 50mm f1.4 他



 2012年の初冬に撮った街の風景を。




街の風景-2





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街の風景-12

 クリスマス前から年末年始にかけて、ほとんど写真を撮らずに過ごした。去年は一年間ずっと撮り続けたから、少しだけ充電が必要だった。
 休みは今日までで、明日からは撮影を再開したい。

緑ヶ池夕景

夕焼け(Sunset)
緑ヶ池-1

SONY α55 + SIGMA 50mm f1.4 / 10-24mm



 新年二日目にして早くも小休止に入ってしまった。年末年始は撮影休業状態で、新ネタがない。とりあえず三が日は、去年の在庫でつなぐことになる。撮影の始動は4日からになりそうだ。
 というわけで今日は、小幡緑地の緑ヶ池夕景をお送りします。
 夕方の空は、時間とともに刻々と色を変え移ろっていくのだった。初冬の夕景は、早送りの映像を見ているようだ。




緑ヶ池-2





緑ヶ池-3





緑ヶ池-4





緑ヶ池-5





緑ヶ池-6

 夕照は、太陽が沈んでからが本番で、日没から15分くらいがドラマチックな時間帯だ。いったん薄くなった赤味が戻り、それがだんだん群青へと変わり、最後は黒になる。
 夏場などは日が沈んでもなかなか暗くならないから待っているのは退屈だけど、秋冬はずっと見ていて飽きることがない。
 今年は朝焼けを撮るというのも、ひとつ目標としたい。

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