月別:2012年09月

記事一覧
  • 東山植物園便り ---9月の終わりに

    SONY α55 + MINOLTA 50mm f2.8(D) / TAMRON 180mm f3.5 + 3600HS(D) 9月最終週の東山植物園便りをお届けします。 この日はまた30度を超えるような暑い日だったのだけど、それでもやはり日差しの強さや風の冷たさが真夏とは違っていて、空気も光も空も、秋の訪れを感じさせずにはいられなかった。 夏がだんだん後方に離れていくのを、少しずつ納得するしかない。次の夏は、まだあまりに遠い。 次回は10月。もう長袖を着る季節だ...

    2012/09/30

    植物園(Botanical garden)

  • 台風でサンデー

    SONY α55 + SONY 35mm f1.8 台風の被害はなかったものの、来るタイミングが悪かった。今日は中秋の名月で、徳川園でもイベントがあったし、名古屋駅前名物だった大名古屋ビルヂングの最終日ということで、台風さえなければそれらに行くつもりでいた。 時間帯も午後から夕方にかけてということで、なんとも身動きが取れない一日になってしまった。おとなしく家でサンデー料理を作る。「鯛としめじの和風煮」 酒、みりん、白だし...

    2012/09/30

    料理(Cooking)

  • 森林公園 ---秋の入り口<前>

    SONY α55 + MINOLTA 50mm f2.8(D) / TAMRON 180mm f3.5 + 3600HS(D) 季節は夏の終わりから秋の初めへ。夏の名残を探すのと、秋の訪れを感じるのと、半々くらいになってきた。 先週森林公園へ出向いたときは、曇り空ということもあって、収穫が少なかった。今週もう一度行って、そのときは日差しもあって、撮るものもいろいろあったので、2回分をあわせて前後編にすることにした。 夏の課題として残っていたアサガオも、ぎりぎり...

    2012/09/29

    植物園(Botanical garden)

  • 鉄道風景 ---JR/愛環編

    SONY α55 + MINOLTA 50mm f1.4 他 今回は瀬戸電風景ではなく、名鉄以外の鉄道風景をお送りします。近所を走っているJR中央線と、愛知環状鉄道がメインとなる。あと、JR関西本線なども少し。 近いうちに近鉄の内部線と八王子線を撮りに行きたいと思っている。 あと、行きたいと思いつつなかなか行けずにいるのが、明知鉄道だ。樽見鉄道も、乗りそびれている。大井川鉄道も、前にちらっと撮っただけだから、また撮りたい。 鉄道...

    2012/09/28

    鉄道(Railroad)

  • 多治見の町を撮る <5>

    SONY α55 + SONY 35mm f1.8 多治見シリーズ最終回は、気分を変えてモノクロで。 最初は全編モノクロにしようと考えていたのだけど、RAW現像しているときに、やっぱりカラーの方がいいと思い直したのだった。 主立った写真は、前回でほぼ使い切って、今回は余り写真のようなものだ。モノクロにすると、けっこう雰囲気が変わる。これはこれでいいし、カラーとモノクロと、どちらがいいとも言い切れない。 町によって、カラーがい...

    2012/09/28

    旅/散策(Stroll)

  • 海上の森で夏の課題をこなす

    SONY α55 + MINOLTA 50mm f2.8(D) / TAMRON 180mm f3.5 + 3600HS(D) 9月最終週の海上の森行き。 まだ夏が完全に去ったわけではなく、名残も色濃い。ただ、ツクツクボウシの声は弱くなり、虫の音や鳥のさえずりが取って代わりつつあった。 この日は篠田池・海上池コースを巡った。 夏の課題のやり残しとして、ツユクサとアサガオを撮るというのがあって、やっとひとつこなすことができた。 別の日にアサガオも撮った。 夏の最...

    2012/09/27

    森/山(Forest/Mountain)

  • 多治見の町を撮る <4>

    SONY α55 + SONY 35mm f1.8 多治見シリーズの4回目。 4回で終わらせるつもりだったのだけど、写真がもう一回分あるので、次回をオマケとして最終回とする。 初めての町はどこも新鮮に映るものながら、多治見は特に撮りたくなるところが多かった。瀬戸や常滑と同じく、焼き物の町は魅力的な表情を持っている。 何屋さんが基本かは分からないけど、多角経営に活路を見いだそうとしたようだ。 美濃焼のカッパ。等身大(推定)以...

    2012/09/27

    旅/散策(Stroll)

  • 初秋の長久手田んぼとモリコロパーク

    SONY α55 + SONY 35mm f1.8 / MINOLTA MACRO 50mm f2.8(D) しばらく行っていなかった長久手の田んぼ。そういえばもう稲刈りの時期ではないかと思い出して行ってみると、刈り取りがかなり進んでしまっていた。もう半分くらい終わっていた感じで、すっかり遅刻だった。 いつもの場所から、いつものように、観覧車とリニモの風景を撮る。 9月の終わりといえば、7年前、愛・地球博に出かけた時期だ。あの頃、このあたりは万博一色で...

    2012/09/26

    施設/公園(Park)

  • 多治見の町を撮る <3>

    SONY α55 + SONY 35mm f1.8 多治見の町撮りシリーズ3回目。 つづく。...

    2012/09/26

    旅/散策(Stroll)

  • 多治見の町を撮る <2>

    SONY α55 + SONY 35mm f1.8 多治見の町とは相性がよかったようで、撮りたい光景がたくさんあって、写真の枚数も多くなった。全部で4回くらいのシリーズになりそうだ。 ここにも屋根神様がいた。 愛知県と岐阜県だけに見られるものだ。 まだひまわりも咲いていた。 季節が2週間くらい巻き戻されたような感じだった。 つづく。...

    2012/09/25

    旅/散策(Stroll)

  • 多治見の町を撮る <1>

    SONY α55 + SONY 35mm f1.8 岐阜県の多治見市は、毎年のように秋の紅葉シーズンに訪れている。虎渓山永保寺と多治見修道院をセットで回るのが決まりとなっている。それは多治見駅の北にあって、駅の南は一度も行ったことがなかった。 多治見は昔から美濃焼の産地として知られた町で、古い家並みも残っているというので、一度訪れたいと思っていた。この前、「ぐっさん家」でぐっさんが訪れたことも、一つのきっかけになった。 ...

    2012/09/24

    旅/散策(Stroll)

  • 東山植物園便り ---夏の終わりの感傷

    SONY α55 + MINOLTA 50mm f2.8(D) / TAMRON 180mm f3.5 + 3600HS(D) 9月も後半に入った。残暑も少しやわらぎ、日中でも真夏のような暑さではなくなった。 植物園の風景は今、夏でもあり、秋でもある。夏の名残を探しながら、秋の気配にも反応する。 今日はそんな植物園便りをお届けします。 季節の終わりは感傷に流されがちだ。行く季節を惜しむ気持ちは、どの季節でも抱く。でも、夏の終わりは特別だ。この夏はもう戻らない。...

    2012/09/23

    植物園(Botanical garden)

  • 標準的サンデー料理

    SONY α55 + SONY 35mm f1.8 9月はイベントの少ない月だ。夏祭りと秋祭りの狭間で、季節の花もない。10月になるとまたイベントやら花やらがあれこれあって、週末も予定で埋まる。9月は少しのんびりしろということか。 時間があっても気持ちがなければ凝った料理は作れない。今週も軽めのメニューで、簡単に作った。 食材はまだ秋ものに切り替わらない。秋の食材が出回るのも10月からだろう。「生サーモンのからしマヨネーズソー...

    2012/09/23

    料理(Cooking)

  • 夏が去った海上の森

    SONY α55 + MINOLTA 50mm f2.8(D) / TAMRON 180mm f3.5 + 3600HS(D) 今週のはじめに、海上の森へ行ってきた。 歩きながらずっと思っていたのは、ああ、夏は終わったんだということだった。 虫たちの数がぐっと少なくなり、夏の間森に満ちていた生命力といったものが、明らかに弱まったのを感じた。ツクツクボウシの声だけは遠くから聞こえるものの、なんだか一気に静かになってしまった印象だ。 被写体も少なく、写真も低調だ...

    2012/09/22

    森/山(Forest/Mountain)

  • 瀬戸電風景 ~夏から秋へ

    SONY α55 + MINOLTA 50mm f1.4 他 夏から秋へと向かう瀬戸電風景を。 瀬戸電沿線の風景も、季節の移ろいと共に秋風景へと移り変わってゆく。 鉄道にもちゃんと季節はある。...

    2012/09/21

    鉄道(Railroad)

  • 西浦の町を歩く <3>

    SONY α55 + SIGMA 50mm f2.8 MACRO / 100-300mm / TAMRON 10-24mm f3.5.4.5 西浦散策の3回目で、今回が最終回となる。 半島の先の方から内陸を行く名鉄を撮る。 ちと、遠い。 こどもの国駅~西浦駅が最も海岸線近くを走る。帰りに海沿いから撮ると決めた。 温泉街の下にある西浦温泉パームビーチ。 砂を入れた人口の海水浴場だろう。夏場はそれなりに賑わいを見せるものと思われる。 高台に密集するホテルと旅館。 ちょっ...

    2012/09/21

    旅/散策(Stroll)

  • 少し秋めく森林公園

    SONY α55 + MINOLTA 50mm f2.8(D) / TAMRON 180mm f3.5 + 3600HS(D) 今の時期の森林公園の主役は、シラタマホシクサだ。湿地一面が真っ白になるほど咲いている。 花期は長いものの、時間が経つと茎が茶色に変色していくので、撮り頃となると案外短い。 虫の姿も少なくなり、ツクツクボウシの声も弱くなった。いよいよ夏の終わりを認めないわけにはいかない。 オギノツメ。 ネームプレートが立っていなかった見逃す地味な花。...

    2012/09/20

    植物園(Botanical garden)

  • 一年後のサンデーロードレース <後>

    SONY α55 + SIGMA APO 170-500mm f5-6.3/ MINOLTA 50mm f1.4 鈴鹿サンデーロードレースの続きを。 この日は、2コーナーを抜けたあたりからS字、逆バンクと撮り、最終コーナーで締めくくった。 西コースに比べると東コースの方が撮影ポイントは多い。西コースもヘアピンあたりは好きなのだけど。 次回は4輪のクラブマンレースが11月に、2輪のサンデーロードレースが12月に開催される。レースを撮るのは4輪よりも2輪の方が楽しい...

    2012/09/19

    レース(Car race)

  • 一年後のサンデーロードレース <前>

    SONY α55 + SIGMA APO 170-500mm f5-6.3 サンデーロードレースを撮るために鈴鹿サーキットへ行ってきた。 前回が5月だったから、ちょっと間が空いた。 去年の9月に初めてレースを撮りにいって、ちょうど一年になる。今回がサーキット5回目ということになるだろうか。 この日は雨の天気予報で、不安半分、楽しみ半分だったのだけど、当日になってみれば青空が広がりがっかり。雨の撮影は大変だろうけど、普段とはまったく違う写...

    2012/09/18

    レース(Car race)

  • 西浦の町を歩く <2>

    SONY α55 + SIGMA 50mm f2.8 MACRO / TAMRON 10-24mm f3.5.4.5 二本立ての二本目は、西浦町歩きの続きを。 西浦駅から西浦温泉方面へ歩いていこうなどと考える人はほとんどいないと思うけど、道が狭くて歩道がないところが多いので、かなり歩きづらい。おちおち写真なんか撮ってると、車にひかれそうになる。 帰りもバスに乗らず、歩くことになった。半島を回って先端までいっても4キロ程度なので、そう遠い距離でもない。 半...

    2012/09/17

    旅/散策(Stroll)

  • 藤前干潟の残り写真

    SONY α55 + TAMRON 10-24mm f3.5-4.5 / SIGMA 170-500mm ネタがないわけではないのだけど、すっきりして前へ進むために、今日は在庫から二本立てを。 一本目は、藤前干潟の残り写真。一回分残っていたので、出しておくことにする。 庄内川と新川を隔てる中州に道が通っている。地図にも載っているし、実際に見てみると舗装された道だ。23号線からは降りられなくて、ずっと北の59号線とつながっているようだ。でも、通行止めのよ...

    2012/09/17

    海/川/水辺(Sea/rive/pond)

  • 東山植物園便り ---まだ夏

    SONY α55 + MINOLTA 50mm f2.8(D) / TAMRON 180mm f3.5 + 3600HS(D) 少しずつ秋色を濃くしていっている植物園ではあるけれど、まだ夏模様が色濃く残り、劇的に季節が交代したというところまでは進んでいない。気温も高いし、日差しも強い。ただ、風だけは少しひんやりする。日陰に入ると涼しいくらいにはなってきた。 ツクツクボウシも最終組だろう。行く夏を惜しむように休みなく鳴いている。 最後にひとつだけ残ったサギソウ...

    2012/09/16

    植物園(Botanical garden)

  • 夏の延長サタデー

    SONY α55 + MINOLTA MACRO 50mm f2.8(D) 9月も半ばというのに、まだまだ暑い日が続いている。料理も夏気分の延長だ。秋という感じはまだ全然しない。 最近、天気予報が全然当たらないので、予定が立てづらい。雨かと思ってあきらめていると晴れるし、晴れの予報なのに大雨が降ったりする。天気予報に踊らされるのもつまらないと思いつつも、撮影行きは晴れか雨ではまったく事情が違ってくる。話半分にしても信じるしかない。 今...

    2012/09/16

    料理(Cooking)

  • 海上の森 ---篠田池・海上池逆行

    SONY α55 + MINOLTA MACRO 50mm f2.8(D) / 100-300mm 今週二度目の海上の森レポートになる。今週のはじめに行ったときのもので、これでようやく追いついた。 前回と同じ、篠田池・海上池コースを行ったのだけど、気分を変えようと、逆方向に歩いてみた。多少新鮮さはあったものの、しっくりこなかった。ペース配分も分かりづらい。やはり、四つ沢から篠田池を目指し、海上池に回るコースの方がいい。夕暮れどきに海上池に着くの...

    2012/09/15

    森/山(Forest/Mountain)

  • 築地口散策 ---番外編・名古屋港の風景

    SONY α55 + MINOLTA 50mm f1.4 / TAMRON 10-24mm f3.5.4.5 築地口散策を終えて、最後は名古屋港へとやって来た。 夕焼け空が撮れればいいと思っていたのだけど、残念ながら空は焼けなかった。 写真を撮りながら、名古屋港って絵にならないとあらためて思った。実用本位の港風景に、工場地帯。展望塔のポートビルはあるものの、洒落たウォーターフロントにはほど遠く、夕日は工場の向こうに消え、ロマンチックな夜景もない。ある...

    2012/09/14

    名古屋(Nagoya)

  • 西浦の町を歩く <1>

    SONY α55 + SIGMA 50mm f2.8 西浦へは名鉄に乗っていった。JRで蒲郡まで行って、名鉄換で引き返す方が早いのだけど、それほど急ぐ旅でもなかった。吉良吉田で名鉄蒲郡線に乗り換え、西浦を目指す。 吉良吉田から先は、manacaが使えないので、吉良吉田の改札で行き先を告げて先にmanacaで精算してもらう。帰りは西浦駅の券売機で、乗車駅証明書(無料)を出して、吉良吉田で名古屋までの分を精算するという形になる。名鉄は赤字の...

    2012/09/14

    旅/散策(Stroll)

  • 海を撮りに西浦へ

    SONY α55 + SIGMA 50mm f2.8 / TAMRON 10-24mm f3.5.4.5 / 100-300mm 海を撮るために西浦へ行ってきた。 名古屋から行くと、蒲郡の手前、三河湾に小さく突き出た半島が西浦だ。温泉地として名前だけは知っているという人も多いかもしれない。 三河湾の海岸沿いには、マイナーな温泉街がいくつかある。吉良温泉、みかわ温泉、三谷温泉、少し内陸に形原温泉。全国的な知名度は低く、地元の団体さんや家族御用達といった温泉地だ。...

    2012/09/13

    海/川/水辺(Sea/rive/pond)

  • 9月はじめの海上の森

    SONY α55 + SIGMA 50mm f2.8 / TAMRON 180mm f3.5 + 3600HS(D) 海上の森レポートの提出が遅れがちになっている。今週もまた行ってきたのだけど、写真は先週行ったときのものだ。季節の変わり目だから、なるべくリアルタイムに出していきたいのだけど、他のネタもあって、少し後回しになっている。 このときは、篠田池・海上池コースを回った。風景を撮りたい気分のときは、こちらを選ぶ。 先週はまだけっこうセミが鳴いていた。...

    2012/09/12

    森/山(Forest/Mountain)

  • 晩夏から初秋へ

    SONY α55 + MINOLTA 50mm f1.4 他 8月の終わりから9月にかけて、風景は少しずつ、確実に変わっていく。晩夏から初秋へ。そこここに秋を感じることが多くなった。 日差しの強さも、風の冷たさも、もう夏とは違う。セミの鳴き声が遠くなり、虫の音が取って代わった。 夕暮れどきの空の色や、雲の形にも、夏が去ったことを感じずにはいられない。光の感じが全然違ってきている。今はもう、何を撮っても、夏は写らない。 そんな季...

    2012/09/11

    日常写真(Everyday life)

  • 撮れない大須

    SONY α55 + MINOLTA 50mm f1.4 まだパソコン・電気屋街だった時代から今に至るまで、何度となく訪れ、ここ数年折に触れて撮っている大須という街に対する強い苦手意識がある。 次は少しくらい撮れるのではないかと訪ねてみるも、やっぱり撮れずに終わって、虚しい気持ちを抱えてあとにすることになる。 正直、あの街は好きじゃない。好きじゃないけど、無視もできない。撮れるようになるのではないかという予感もあり、いつか撮...

    2012/09/11

    名古屋(Nagoya)

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東山植物園便り ---9月の終わりに

植物園(Botanical garden)
植物園便り-1

SONY α55 + MINOLTA 50mm f2.8(D) / TAMRON 180mm f3.5 + 3600HS(D)



 9月最終週の東山植物園便りをお届けします。
 この日はまた30度を超えるような暑い日だったのだけど、それでもやはり日差しの強さや風の冷たさが真夏とは違っていて、空気も光も空も、秋の訪れを感じさせずにはいられなかった。
 夏がだんだん後方に離れていくのを、少しずつ納得するしかない。次の夏は、まだあまりに遠い。




植物園便り-2





植物園便り-3





植物園便り-4





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植物園便り-8





植物園便り-9





植物園便り-10





植物園便り-11





植物園便り-12

 次回は10月。もう長袖を着る季節だ。

台風でサンデー

料理(Cooking)
サンデー1

SONY α55 + SONY 35mm f1.8



 台風の被害はなかったものの、来るタイミングが悪かった。今日は中秋の名月で、徳川園でもイベントがあったし、名古屋駅前名物だった大名古屋ビルヂングの最終日ということで、台風さえなければそれらに行くつもりでいた。
 時間帯も午後から夕方にかけてということで、なんとも身動きが取れない一日になってしまった。おとなしく家でサンデー料理を作る。




サンデー2

「鯛としめじの和風煮」
 酒、みりん、白だし、水に、刻んだ長ネギを入れて、ひと煮立ちさせる。
 鯛に塩、コショウ、酒を振り、ショウガをまぶす。
 鯛とぶなしめじを加え、しばらく煮込む。
 塩、コショウ、唐辛子で味を調え、青ネギの刻みを振りかける。




サンデー3

「ナスのトマトケチャップ炒め」
 ナスを切って、水にさらす。
 オリーブオイルでタマネギを炒め、ナスとトマトを追加して、酒、みりん、しょう油、ケチャップ、砂糖、コンソメの素、からし、塩、コショウで味付けしながら更に炒めていく。
 ブロッコリーは塩茹でする。
 ブロッコリーと、とろけるチーズを加え、全体に馴染ませる。




サンデー4

「豆腐と鶏肉、野菜の中華味煮」
 ごま油で鶏肉を炒める。
 水、酒、みりん、しょう油、中華の素を加え、スープを作る。
 アク取りをする。
 ニンジン、白菜の芯、豆腐を加える。
 後半で白菜の葉を追加する。
 マグロフレーク缶、砂糖、塩、コショウ、唐辛子で味付けをする。

 メニューとしては特に秋めいてきてはいないのだけど、気分としてはだんだん秋へ向かっている。寒くなると和食やスープ系のメニューが増える。一年中出回っている野菜でも、秋を感じるものはある。
 台風もいって、いよいよ夏が遠ざかる。

森林公園 ---秋の入り口<前>

植物園(Botanical garden)
森林公園-1

SONY α55 + MINOLTA 50mm f2.8(D) / TAMRON 180mm f3.5 + 3600HS(D)



 季節は夏の終わりから秋の初めへ。夏の名残を探すのと、秋の訪れを感じるのと、半々くらいになってきた。
 先週森林公園へ出向いたときは、曇り空ということもあって、収穫が少なかった。今週もう一度行って、そのときは日差しもあって、撮るものもいろいろあったので、2回分をあわせて前後編にすることにした。
 夏の課題として残っていたアサガオも、ぎりぎりでなんとか間に合った。花の姿シリーズとして、今後も続けていきたいと思っている。それにはフラッシュが不可欠で、もはやフラッシュのない撮影は考えられなくなっている。




森林公園-2





森林公園-3

 シラタマホシクサも後半から終盤。茎の色がだいぶ色あせてきて、ぴちぴちの緑色をしていたときのようではない。




森林公園-4

 虫の顔シリーズも、コレクションがだいぶたまってきた。これもシリーズ化して、たくさん集めたい。




森林公園-5





森林公園-6





森林公園-7





森林公園-8





森林公園-9

 いよいよ虫がいなくなったら、動く被写体のターゲットは鳥だ。




森林公園-10





森林公園-11

 遅れていたヒガンバナもようやく咲いてきた。
 半田の矢勝川は、まだ全然のようだ。今年の見頃は一週間くらい先だろうか。




森林公園-12

 ヒヨドリバナはそこそこ咲いているのに、アサギマダラの姿はまだない。
 来週も行くつもりでいるけど、アサギマダラがやってくるのも、もう少し先になるかもしれない。

鉄道風景 ---JR/愛環編

鉄道(Railroad)
鉄道風景-1

SONY α55 + MINOLTA 50mm f1.4 他



 今回は瀬戸電風景ではなく、名鉄以外の鉄道風景をお送りします。近所を走っているJR中央線と、愛知環状鉄道がメインとなる。あと、JR関西本線なども少し。




鉄道風景-3





鉄道風景-4





鉄道風景-5





鉄道風景-6





鉄道風景-7





鉄道風景-8





鉄道風景-9





鉄道風景-10





鉄道風景-11





鉄道風景-12





鉄道風景-13

 近いうちに近鉄の内部線と八王子線を撮りに行きたいと思っている。
 あと、行きたいと思いつつなかなか行けずにいるのが、明知鉄道だ。樽見鉄道も、乗りそびれている。大井川鉄道も、前にちらっと撮っただけだから、また撮りたい。
 鉄道に乗りながら撮るのは、しっかり計画を立てていかないといけないから、思い立ったときフラッと行けないのが残念なところだ。気持ちのエネルギーもきっちり充電する必要がある。

多治見の町を撮る <5>

旅/散策(Stroll)
多治見5-1

SONY α55 + SONY 35mm f1.8



 多治見シリーズ最終回は、気分を変えてモノクロで。
 最初は全編モノクロにしようと考えていたのだけど、RAW現像しているときに、やっぱりカラーの方がいいと思い直したのだった。
 主立った写真は、前回でほぼ使い切って、今回は余り写真のようなものだ。モノクロにすると、けっこう雰囲気が変わる。これはこれでいいし、カラーとモノクロと、どちらがいいとも言い切れない。
 町によって、カラーがいい場合と、モノクロが合っている場合とある。カラーでも、その町にあった色味というのがあって、彩度とホワイトバランスで町の色を決めている。モノクロでも、フィルターを乗せた方がいいときもある。




多治見5-2





多治見5-3





多治見5-4





多治見5-5





多治見5-6





多治見5-7





多治見5-8





多治見5-9





多治見5-10





多治見5-11





多治見5-12

 今回の多治見シリーズはこれでおしまい。
 秋の紅葉のとき、また永保寺に行く予定なので、そのとき時間があれば町撮りもしたいと考えている。

海上の森で夏の課題をこなす

森/山(Forest/Mountain)
海上の森-1

SONY α55 + MINOLTA 50mm f2.8(D) / TAMRON 180mm f3.5 + 3600HS(D)



 9月最終週の海上の森行き。
 まだ夏が完全に去ったわけではなく、名残も色濃い。ただ、ツクツクボウシの声は弱くなり、虫の音や鳥のさえずりが取って代わりつつあった。
 この日は篠田池・海上池コースを巡った。




海上の森-2

 夏の課題のやり残しとして、ツユクサとアサガオを撮るというのがあって、やっとひとつこなすことができた。
 別の日にアサガオも撮った。




海上の森-3

 夏の最後の贈り物のように、近くでホバリングしてくれた。
 今年の飛ぶトンボ撮りは、この一枚を提出作品としたい。
 欲を言えば、更に引きつけて、背景も作りたいところだけど、正面から撮ることができたので、これで納得することにした。




海上の森-4





海上の森-5





海上の森-6





海上の森-7





海上の森-8





海上の森-9

 9月も終わりになって、今シーズン初のクワガタ。
 森を歩くのはいつも午後だから、クワガタやカブトムシにはなかなか出会えない。




海上の森-10





海上の森-11





海上の森-12

 紅葉も始まって、秋らしさをあちらこちらに感じた。秋は秋で何か撮れそうな気がしたので、まだしばらく森通いを続けることにしたい。

多治見の町を撮る <4>

旅/散策(Stroll)
多治見4-1

SONY α55 + SONY 35mm f1.8



 多治見シリーズの4回目。
 4回で終わらせるつもりだったのだけど、写真がもう一回分あるので、次回をオマケとして最終回とする。
 初めての町はどこも新鮮に映るものながら、多治見は特に撮りたくなるところが多かった。瀬戸や常滑と同じく、焼き物の町は魅力的な表情を持っている。




多治見4-2

 何屋さんが基本かは分からないけど、多角経営に活路を見いだそうとしたようだ。




多治見4-3

 美濃焼のカッパ。等身大(推定)以上のサイズ。




多治見4-4

 行く前に地図で見つけて気になっていた新羅神社(しんらじんじゃ)。
 奈良時代に、新羅出身の人たちがこのあたりに住んでいて、新羅の神様を祀ったのが始まりとされる。
 元郷社で、多治見市の産土神。




多治見4-5

 現在の社殿は、江戸時代後期の1848年に再建されたものだそうだ。




多治見4-6





多治見4-7

 屋根神様をはじめ、町のあちこちに小さな祠などがたくさんある。




多治見4-8





多治見4-9





多治見4-10





多治見4-11

 まだ完全に夏だった多治見。
 それでも、夕方になると涼しくなった。盆地なので冬は寒くて、しばしば氷点下になるらしい。




多治見4-12





多治見4-13

 土岐川の夕景。

 つづく。

初秋の長久手田んぼとモリコロパーク

施設/公園(Park)
長久手モリコロ-1

SONY α55 + SONY 35mm f1.8 / MINOLTA MACRO 50mm f2.8(D)



 しばらく行っていなかった長久手の田んぼ。そういえばもう稲刈りの時期ではないかと思い出して行ってみると、刈り取りがかなり進んでしまっていた。もう半分くらい終わっていた感じで、すっかり遅刻だった。
 いつもの場所から、いつものように、観覧車とリニモの風景を撮る。
 9月の終わりといえば、7年前、愛・地球博に出かけた時期だ。あの頃、このあたりは万博一色で、こんなに田んぼが広がっていなかったような気がする。時が経てば、万博の記憶も薄れていく。今となっては、こんな場所で万国博覧会が行われたことが信じられないような気持ちにもなる。




長久手モリコロ-2





長久手モリコロ-3





長久手モリコロ-4





長久手モリコロ-5

 愛・地球博の会場は、モリコロパークとして再整備された。このブログでも何度も登場している。
 モリコロも久しぶりだ。ギフチョウを探しに来た春以来だろう。
 池の周りの木々がわずかに色づき始めていた。紅葉の季節にはまた訪れたいと思う。




長久手モリコロ-6

 チョウトンボがまだ飛んでいた。




長久手モリコロ-7





長久手モリコロ-8





長久手モリコロ-9

 コスモスはまだ咲き始めたところで、見頃は先になりそうだ。




長久手モリコロ-10





長久手モリコロ-11





長久手モリコロ-12





長久手モリコロ-13

 秋はちょくちょく訪れることになると思う。

多治見の町を撮る <3>

旅/散策(Stroll)
多治見3-1

SONY α55 + SONY 35mm f1.8



 多治見の町撮りシリーズ3回目。




多治見3-2





多治見3-3





多治見3-4





多治見3-5





多治見3-6





多治見3-7





多治見3-8





多治見3-9





多治見3-10





多治見3-11





多治見3-12





多治見3-13

 つづく。

多治見の町を撮る <2>

旅/散策(Stroll)
多治見2-1

SONY α55 + SONY 35mm f1.8



 多治見の町とは相性がよかったようで、撮りたい光景がたくさんあって、写真の枚数も多くなった。全部で4回くらいのシリーズになりそうだ。




多治見2-2





多治見2-3

 ここにも屋根神様がいた。
 愛知県と岐阜県だけに見られるものだ。



多治見2-4





多治見2-5





多治見2-6





多治見2-7





多治見2-8





多治見2-9





多治見2-10

 まだひまわりも咲いていた。
 季節が2週間くらい巻き戻されたような感じだった。




多治見2-11





多治見2-12

 つづく。

多治見の町を撮る <1>

旅/散策(Stroll)
多治見1-1

SONY α55 + SONY 35mm f1.8



 岐阜県の多治見市は、毎年のように秋の紅葉シーズンに訪れている。虎渓山永保寺と多治見修道院をセットで回るのが決まりとなっている。それは多治見駅の北にあって、駅の南は一度も行ったことがなかった。
 多治見は昔から美濃焼の産地として知られた町で、古い家並みも残っているというので、一度訪れたいと思っていた。この前、「ぐっさん家」でぐっさんが訪れたことも、一つのきっかけになった。
 駅を出て東南方向に進み、土岐川を渡った先が昔ながらの町並みが残るエリアだ。多治見銀座商店街は、この通り。毎月第三土曜日に、銀ぶら市というのが開催されているそうだから、そのときは賑わうのだろう。
 この日は3時間ほどかけて駅南をゆっくり散策してみた。
 訪れたのは9月の半ばだったのだけど、それにしても暑かった。2007年に日本最高の40.9度を記録した日本一暑い街というのは伊達じゃない。駅から出たとたん、強烈な日差しにめまいがしそうだった。名古屋よりも明らかに夏だった。まだミンミンゼミとアブラゼミが鳴いていて驚く。多治見、恐るべし。




多治見1-2

 アーケードの中にある小さな休憩広場。
 古い井戸と家庭用の黒い革張りソファー。なんだかすごいぞ、多治見、と思った。




多治見1-3

 昭和度満点の細い路地の飲み屋街。




多治見1-4

 よく分からないマーク。耳の絵?




多治見1-5

 格子の町屋造りの家も少し残っている。




多治見1-6

 なまこ壁と土蔵。




多治見1-7

 オリベストリートと名付けられた通り。
 美濃出身の古田織部にちなんだものだろう。古田織部は本巣郡出身とされているので、多治見とは関係がなさそうだ。ただ、美濃焼といえば織部焼がよく知られているから、そういう意味では関連がある。




多治見1-8

 近くに多治見高校と多治見工業があって、自転車や歩きの生徒たちがオリベストリートを帰っていく。




多治見1-9

 どんどん南へ歩いていったら、高台の住宅地に入っていった。




多治見1-10

 少し広い通りに戻った。新羅神社近く。




多治見1-11

 なおも細い道から細い道へとさまよい歩く。




多治見1-12

 つづく。

東山植物園便り ---夏の終わりの感傷

植物園(Botanical garden)
東山植物園-1

SONY α55 + MINOLTA 50mm f2.8(D) / TAMRON 180mm f3.5 + 3600HS(D)



 9月も後半に入った。残暑も少しやわらぎ、日中でも真夏のような暑さではなくなった。
 植物園の風景は今、夏でもあり、秋でもある。夏の名残を探しながら、秋の気配にも反応する。
 今日はそんな植物園便りをお届けします。




東山植物園-2





東山植物園-3





東山植物園-4





東山植物園-5





東山植物園-6





東山植物園-7





東山植物園-8





東山植物園-9





東山植物園-10





東山植物園-11





東山植物園-12





東山植物園-13

 季節の終わりは感傷に流されがちだ。行く季節を惜しむ気持ちは、どの季節でも抱く。でも、夏の終わりは特別だ。この夏はもう戻らない。来年またあると思えない。夏の感傷は昔からずっと特別で、それはきっとこの先も変わらない。
 9月も残り一週となった。次回の植物園で、去りゆく夏の後ろ姿を見送ることになりそうだ。

標準的サンデー料理

料理(Cooking)
サンデー1

SONY α55 + SONY 35mm f1.8



 9月はイベントの少ない月だ。夏祭りと秋祭りの狭間で、季節の花もない。10月になるとまたイベントやら花やらがあれこれあって、週末も予定で埋まる。9月は少しのんびりしろということか。
 時間があっても気持ちがなければ凝った料理は作れない。今週も軽めのメニューで、簡単に作った。
 食材はまだ秋ものに切り替わらない。秋の食材が出回るのも10月からだろう。



サンデー2

「生サーモンのからしマヨネーズソース」
 刺身用のサーモンをスライスする。
 オリーブオイル、酒、みりん、しょう油、マヨネーズ、コンソメの素、砂糖、からし、塩、コショウに、スライスしたタマネギを入れ、ひと煮立ちさせる。
 仕上げにあらびきコショウと粉チーズを振りかける。




サンデー3

「豆腐と野菜の甘辛炒め」
 ごま油で、下処理したエビを炒め、ある程度火が通ったら取り出す。
 ニンジン、長ネギを炒める。
 豆腐、マッシュルームを加え、酒、みりん、しょう油、中華の素、砂糖、塩、コショウ、唐辛子で味付けをして、しばらく煮る。
 エビを戻し、水溶きカタクリ粉を混ぜ入れ、とろみをつける。
 青ネギの刻みを振りかける。




サンデー4

「鶏肉とソーセージ入りのもやし炒め」
 鶏肉、ソーセージをオリーブオイルで炒める。
 キャベツ、もやし、油切りしたシーチキン缶を加え、更に炒める。
 酒、みりん、コンソメの素、塩、コショウで味付けをする。
 卵を回し入れ、固まったら完成。

 今週はこんなところ。最近の標準的なサンデー料理といえる。

夏が去った海上の森

森/山(Forest/Mountain)
海上の森-1

SONY α55 + MINOLTA 50mm f2.8(D) / TAMRON 180mm f3.5 + 3600HS(D)



 今週のはじめに、海上の森へ行ってきた。
 歩きながらずっと思っていたのは、ああ、夏は終わったんだということだった。
 虫たちの数がぐっと少なくなり、夏の間森に満ちていた生命力といったものが、明らかに弱まったのを感じた。ツクツクボウシの声だけは遠くから聞こえるものの、なんだか一気に静かになってしまった印象だ。
 被写体も少なく、写真も低調だった。夏が終わるというのはそういうことだ。寂しい気持ちになって森をあとにすることになった。
 気持ちはまだ夏を振り返ったままで、これから訪れる秋の方には向いていない。切り替えるにはもう少し時間が必要だ。




海上の森-2

 森に着いたときは雨上がりで、帰りはどしゃ降りになった。
 光がなかったのも、いいのが撮れなかった要因だ。ネイチャー写真にとって曇りというのが一番条件が悪い。晴れじゃないなら雨が降って欲しい。




海上の森-3





海上の森-4





海上の森-5





海上の森-6





海上の森-7





海上の森-8





海上の森-9





海上の森-10





海上の森-11





海上の森-12

 来週も行くか、一週間を空けるか、ちょっと考えている。
 紅葉の季節になれば、また森も楽しくなる。

瀬戸電風景 ~夏から秋へ

鉄道(Railroad)
瀬戸電風景-1

SONY α55 + MINOLTA 50mm f1.4 他



 夏から秋へと向かう瀬戸電風景を。




瀬戸電風景-2





瀬戸電風景-3





瀬戸電風景-4





瀬戸電風景-5





瀬戸電風景-6





瀬戸電風景-7





瀬戸電風景-8





瀬戸電風景-9





瀬戸電風景-10





瀬戸電風景-11





瀬戸電風景-12





瀬戸電風景-13

 瀬戸電沿線の風景も、季節の移ろいと共に秋風景へと移り変わってゆく。
 鉄道にもちゃんと季節はある。

西浦の町を歩く <3>

旅/散策(Stroll)
西浦4-1

SONY α55 + SIGMA 50mm f2.8 MACRO / 100-300mm / TAMRON 10-24mm f3.5.4.5



 西浦散策の3回目で、今回が最終回となる。




西浦4-2

 半島の先の方から内陸を行く名鉄を撮る。
 ちと、遠い。
 こどもの国駅~西浦駅が最も海岸線近くを走る。帰りに海沿いから撮ると決めた。




西浦4-3

 温泉街の下にある西浦温泉パームビーチ。
 砂を入れた人口の海水浴場だろう。夏場はそれなりに賑わいを見せるものと思われる。




西浦4-4

 高台に密集するホテルと旅館。
 ちょっと軍艦島を思わせた。




西浦4-5





西浦4-6





西浦4-7





西浦4-8





西浦4-9





西浦4-10





西浦4-11

 海岸線から名鉄蒲郡線を撮る。
 角度的には正面左寄りに夕日が沈むはずで、夕焼けだったらよかったのだけど、海岸線の表情からしてちょっと絵にはしづらい。




西浦4-12

 こうして西浦の旅は終わった。
 今回は海を撮ることが目的で、鉄道はあまり撮れなかった。チャンスがあれば、蒲郡線はもう少しちゃんと撮っておきたい。夕焼けだけでなく、山の上から俯瞰で撮れるポイントもある。

少し秋めく森林公園

植物園(Botanical garden)
森林公園-1

SONY α55 + MINOLTA 50mm f2.8(D) / TAMRON 180mm f3.5 + 3600HS(D)



 今の時期の森林公園の主役は、シラタマホシクサだ。湿地一面が真っ白になるほど咲いている。
 花期は長いものの、時間が経つと茎が茶色に変色していくので、撮り頃となると案外短い。
 虫の姿も少なくなり、ツクツクボウシの声も弱くなった。いよいよ夏の終わりを認めないわけにはいかない。




森林公園-2





森林公園-3





森林公園-4





森林公園-5





森林公園-6





森林公園-7

 オギノツメ。
 ネームプレートが立っていなかった見逃す地味な花。




森林公園-8





森林公園-9





森林公園-10

 少し紅葉が始まっていた。
 それなのに、ヒガンバナはやっと芽が出たところで、全然咲いていない。




森林公園-11





森林公園-12





森林公園-13

 これから少しずつ秋色が深まっていく。

一年後のサンデーロードレース <後>

レース(Car race)
サンデーロードレース2-1

SONY α55 + SIGMA APO 170-500mm f5-6.3/ MINOLTA 50mm f1.4



 鈴鹿サンデーロードレースの続きを。
 この日は、2コーナーを抜けたあたりからS字、逆バンクと撮り、最終コーナーで締めくくった。
 西コースに比べると東コースの方が撮影ポイントは多い。西コースもヘアピンあたりは好きなのだけど。




サンデーロードレース2-2





サンデーロードレース2-3





サンデーロードレース2-4





サンデーロードレース2-5





サンデーロードレース2-6





サンデーロードレース2-7





サンデーロードレース2-8





サンデーロードレース2-9





サンデーロードレース2-10





サンデーロードレース2-11





サンデーロードレース2-12





サンデーロードレース2-13

 次回は4輪のクラブマンレースが11月に、2輪のサンデーロードレースが12月に開催される。レースを撮るのは4輪よりも2輪の方が楽しい。なので、次は12月に行くことになると思う。

一年後のサンデーロードレース <前>

レース(Car race)
サンデーロードレース-1

SONY α55 + SIGMA APO 170-500mm f5-6.3



 サンデーロードレースを撮るために鈴鹿サーキットへ行ってきた。
 前回が5月だったから、ちょっと間が空いた。
 去年の9月に初めてレースを撮りにいって、ちょうど一年になる。今回がサーキット5回目ということになるだろうか。
 この日は雨の天気予報で、不安半分、楽しみ半分だったのだけど、当日になってみれば青空が広がりがっかり。雨の撮影は大変だろうけど、普段とはまったく違う写真が撮れるに違いないと期待していたのに。
 今回はスローシャッター流しに終始した。相変わらず成功率は低いものの、ぶらすところと止めるところのメリハリをつけられるようになってきた。撮っている最中はあまり進歩してないような気がしたけど、帰ってきて前回の写真を見たら下手に思えたから、それなりに成長しているということだろう。
 レースも通って回数撮っていかないと上手くならない。それは流し撮りの成功率を上げるというだけではなく、感覚を前進させるということだ。わずかずつでも上積みしていくしかない。




サンデーロードレース-2





サンデーロードレース-3





サンデーロードレース-4





サンデーロードレース-5





サンデーロードレース-6





サンデーロードレース-7





サンデーロードレース-8





サンデーロードレース-9





サンデーロードレース-10





サンデーロードレース-11





サンデーロードレース-12

 最終レースが行われた午後4時すぎには日も傾いて、夕方の光になった。日没近くまでやってくれるとライトも点灯していい雰囲気のが撮れるのだけど、レースの終了時間は早い。冬場は開始時間を早めるから、やっぱり夕方前には終わっている。夕暮れ以降の時間帯に撮りたければ、鈴鹿8耐に行くしかないか。

 後編につづく。

西浦の町を歩く <2>

旅/散策(Stroll)
西浦3-1

SONY α55 + SIGMA 50mm f2.8 MACRO / TAMRON 10-24mm f3.5.4.5



 二本立ての二本目は、西浦町歩きの続きを。
 西浦駅から西浦温泉方面へ歩いていこうなどと考える人はほとんどいないと思うけど、道が狭くて歩道がないところが多いので、かなり歩きづらい。おちおち写真なんか撮ってると、車にひかれそうになる。
 帰りもバスに乗らず、歩くことになった。半島を回って先端までいっても4キロ程度なので、そう遠い距離でもない。




西浦3-2





西浦3-3





西浦3-4





西浦3-5

 半島の先端近くまでいくと、ようやく温泉街の風景になった。
 高台にホテルや旅館が固まって建っている。景色のいいところとなると、やはり高い場所ということになる。




西浦3-6





西浦3-7





西浦3-8





西浦3-9





西浦3-10

 以前はここから佐久島などの離島に船が出ていたようだ。現在は中止となっていた。それが一時的なものなのか、恒久的なものなのかは分からない。現状は、どう考えても定期便で採算が取れるとは思えない。




西浦3-11

 200メートルほど沖に小さな離島があって、堤防を兼ねた道が島に続いている。せっかくなので先まで行ってみることにした。




西浦3-12

 ここに生えている松のいわれなどが書かれた立て札があったのだけど、何が書いてあったか忘れてしまった。とにかく、島には松が生えていて、石仏があった。

 つづく。

藤前干潟の残り写真

海/川/水辺(Sea/rive/pond)
藤前干潟3-1

SONY α55 + TAMRON 10-24mm f3.5-4.5 / SIGMA 170-500mm



 ネタがないわけではないのだけど、すっきりして前へ進むために、今日は在庫から二本立てを。
 一本目は、藤前干潟の残り写真。一回分残っていたので、出しておくことにする。




藤前干潟3-2





藤前干潟3-3

 庄内川と新川を隔てる中州に道が通っている。地図にも載っているし、実際に見てみると舗装された道だ。23号線からは降りられなくて、ずっと北の59号線とつながっているようだ。でも、通行止めのような気もする。
 もしこの道を自転車で行けるなら、藤前干潟を撮るには都合がいいのだけど。




藤前干潟3-4





藤前干潟3-5

 落ちていたゴーヤ。




藤前干潟3-6





藤前干潟3-7





藤前干潟3-8





藤前干潟3-9





藤前干潟3-10

 それほど遠くないのに、なかなか行けない藤前干潟。渡り鳥たちがやってくる秋にもう一度行きたい。寒くなる前に。

東山植物園便り ---まだ夏

植物園(Botanical garden)
東山植物園-1

SONY α55 + MINOLTA 50mm f2.8(D) / TAMRON 180mm f3.5 + 3600HS(D)



 少しずつ秋色を濃くしていっている植物園ではあるけれど、まだ夏模様が色濃く残り、劇的に季節が交代したというところまでは進んでいない。気温も高いし、日差しも強い。ただ、風だけは少しひんやりする。日陰に入ると涼しいくらいにはなってきた。
 ツクツクボウシも最終組だろう。行く夏を惜しむように休みなく鳴いている。
 最後にひとつだけ残ったサギソウが、シラタマホシクサの影に隠れるように咲いていた。




東山植物園-2





東山植物園-3





東山植物園-4





東山植物園-5





東山植物園-6





東山植物園-7





東山植物園-8





東山植物園-9





東山植物園-10





東山植物園-11





東山植物園-12





東山植物園-13

 この夏はずっと虫を撮ってきた。秋になって虫が少なくなると、植物園は火が消えたように寂しくなる。秋の花は咲いてくるけど、動かないから虫ほど楽しくない。虫がいなくなった植物園で何を撮ろう。
 とはいえ、行けば何か撮れるのが植物園だから、紅葉までは通い続けたいと考えている。いよいよ撮るものがなくなったときに何が撮れるかが重要とも言える。

夏の延長サタデー

料理(Cooking)
サタデー1

SONY α55 + MINOLTA MACRO 50mm f2.8(D)



 9月も半ばというのに、まだまだ暑い日が続いている。料理も夏気分の延長だ。秋という感じはまだ全然しない。
 最近、天気予報が全然当たらないので、予定が立てづらい。雨かと思ってあきらめていると晴れるし、晴れの予報なのに大雨が降ったりする。天気予報に踊らされるのもつまらないと思いつつも、撮影行きは晴れか雨ではまったく事情が違ってくる。話半分にしても信じるしかない。
 今週末は土曜が晴れで、日曜が雨模様という予想だった。しかし実際は、土曜がどしゃ降りで日曜は晴れだった。予定としては雨でも日曜はサーキット行きで、土曜に料理すると決めていた。日曜は雨の準備を万端にしていたのに、ものすごくいい天気で肩すかしを食った。
 天気予報、もうちょっとなんとかならないものだろうか。予想を外しすぎ。




サタデー2

「マグロとオクラの卵とじ」
 マグロを切り分け、塩、コショウ、酒を振り、ショウガをまぶす。
 酒、みりん、白だし、砂糖、唐辛子、塩、コショウに、刻んだタマネギを入れて、ひと煮立ちさせる。
 オクラを下茹でする。
 マグロとオクラをたれに加え、マグロを崩しながら火を通す。
 溶き卵を混ぜ入れ、半熟で火を止める。




サタデー3

「ジャガイモとソーセージの洋風炒め」
 ジャガイモ、ニンジン、ブロッコリーを切り分け、タッパーに入れてレンジで5分加熱する。
 オリーブオイル、バターでタマネギとソーセージを炒める。
 ジャガイモ、ニンジンを加え、白ワイン、みりん、しょう油、砂糖、コンソメの素、マスタード、塩、コショウで味付けをする。
 終盤でブロッコリーを入れる。
 仕上げにあらびきコショウと粉チーズを振りかけるつもりだったのに、忘れてしまった。




サタデー4

「豆腐とナスとエビの麻婆風」
 下処理したエビをごま油で炒め、あらかた火が通ったら取り出す。
 豆板醤、ショウガ、長ネギを炒める。
 ナスは切り分けて、水にさらす。
 ナスを炒め、絹ごし豆腐を入れる。
 酒、みりん、しょう油、砂糖、中華の素、塩、コショウで味付けをする。
 エビを戻し、水溶きカタクリ粉を回し入れ、とろみをつける。

 今回はわりとカラフルな仕上げになったし、味も強めだった。夏の暑さに負けないスタミナ・メニューみたいな料理になった。特にそこを目指したわけではなかったのだけど。
 来週はそろそろ涼しくなってくるだろうか。いい加減、暑いのにも飽きた。そろそろ秋でもいい。
 秋になれば、少しはメニューも秋っぽくなるんじゃかいかと思うけどどうだろう。

海上の森 ---篠田池・海上池逆行

森/山(Forest/Mountain)
海上の森-1

SONY α55 + MINOLTA MACRO 50mm f2.8(D) / 100-300mm



 今週二度目の海上の森レポートになる。今週のはじめに行ったときのもので、これでようやく追いついた。
 前回と同じ、篠田池・海上池コースを行ったのだけど、気分を変えようと、逆方向に歩いてみた。多少新鮮さはあったものの、しっくりこなかった。ペース配分も分かりづらい。やはり、四つ沢から篠田池を目指し、海上池に回るコースの方がいい。夕暮れどきに海上池に着くのがいつものパターンだ。
 ただ、いつもの場所が別の時間帯だったので、光の違いがあった。そのあたりが多少写真にも出ているかもしれない。




海上の森-2





海上の森-9





海上の森-8





海上の森-4





海上の森-6





海上の森-7





海上の森-3





海上の森-5





海上の森-10





海上の森-11





海上の森-12

 次回は、夏の名残を求めて、赤池・湿地コースを行く予定。

築地口散策 ---番外編・名古屋港の風景

名古屋(Nagoya)
名古屋港-1

SONY α55 + MINOLTA 50mm f1.4 / TAMRON 10-24mm f3.5.4.5



 築地口散策を終えて、最後は名古屋港へとやって来た。
 夕焼け空が撮れればいいと思っていたのだけど、残念ながら空は焼けなかった。
 写真を撮りながら、名古屋港って絵にならないとあらためて思った。実用本位の港風景に、工場地帯。展望塔のポートビルはあるものの、洒落たウォーターフロントにはほど遠く、夕日は工場の向こうに消え、ロマンチックな夜景もない。あるのは水族館と昭和風情の遊園地くらいなものだ。
 これでは人は集まらない。唯一賑わうのは、夏と冬の花火大会くらいのものだ。名古屋港が人気薄なのは、地理的なことだけではない。ついに名古屋港はみなとみらい21のようにはなれなかった。
 これが名古屋らしいといえばらしいのだけど。




名古屋港-2





名古屋港-3





名古屋港-4





名古屋港-5





名古屋港-6





名古屋港-7





名古屋港-8





名古屋港-9





名古屋港-10





名古屋港-11

 クリスマスシーズンには、この広場に大きなツリーが登場する。去年は行かなかったし、今年も行かないだろう。

 こんな名古屋港だけど、しばらくすると、またなんとなく行きたくなってしまう。弱いチームを応援しながら文句を言うファン心理に似て、行ってみて、やっぱり何もないかと納得して帰るみたいなところがある。

西浦の町を歩く <1>

旅/散策(Stroll)
西浦2-1

SONY α55 + SIGMA 50mm f2.8



 西浦へは名鉄に乗っていった。JRで蒲郡まで行って、名鉄換で引き返す方が早いのだけど、それほど急ぐ旅でもなかった。吉良吉田で名鉄蒲郡線に乗り換え、西浦を目指す。
 吉良吉田から先は、manacaが使えないので、吉良吉田の改札で行き先を告げて先にmanacaで精算してもらう。帰りは西浦駅の券売機で、乗車駅証明書(無料)を出して、吉良吉田で名古屋までの分を精算するという形になる。名鉄は赤字の蒲郡線を廃止にしたい気持ちがありありだ。
 そんなわけで、名古屋から西浦までは1時間半ほどかかった。近いといえば近いし、遠いといえば遠い距離だ。




西浦2-2

 写真には古い家が登場するから、そんな町並みを想像するかもしれないけど、実際はそうではなく、想像以上に新しい住宅地だった。なんでこんなに新しいのだろうというほど民家が新しい。新興住宅地でもあるまいに。
 温泉は半島の先の高台にあるため、駅からしばらくは温泉街の気配さえない。温泉地だと気づくのは、本当に直前になってからだ。




西浦2-3





西浦2-4





西浦2-5

 こんなところを選んで撮ってるだけで、古い家などは少なく、町散策の見所はあまりない。




西浦2-6

 ファミリーラウンジ。聞き慣れない響きだ。
 家庭の居間のような雰囲気を目指したレストランだったのだろうか。




西浦2-7

 しばらく歩かないと港町の風情も出てこない。
 温泉地までは322号線が真っ直ぐ通り、名鉄バスも出ている。




西浦2-8





西浦2-9





西浦2-10





西浦2-11

 こんな感じでで、西浦の町並みと海風景編が続きます。

海を撮りに西浦へ

海/川/水辺(Sea/rive/pond)
西浦-1

SONY α55 + SIGMA 50mm f2.8 / TAMRON 10-24mm f3.5.4.5 / 100-300mm



 海を撮るために西浦へ行ってきた。
 名古屋から行くと、蒲郡の手前、三河湾に小さく突き出た半島が西浦だ。温泉地として名前だけは知っているという人も多いかもしれない。
 三河湾の海岸沿いには、マイナーな温泉街がいくつかある。吉良温泉、みかわ温泉、三谷温泉、少し内陸に形原温泉。全国的な知名度は低く、地元の団体さんや家族御用達といった温泉地だ。
 私の場合は温泉に浸かりにいったわけではなく、ただ海を撮りにいっただけだ。去年、形原にアジサイを撮りにいったとき、列車の車窓から西浦が見えて、機会があれば行ってみたいと思ったのだった。半島というのは、離島ほどではないにしても、なんとなく惹かれるものがある。
 西浦は古くから風光明媚な地として知られていたところで、万葉集に収められている歌では安礼の埼として詠まれている(阿礼の崎の場所については諸説あり)。名古屋城築城の際は、福島正則や加藤清正などが西浦の岩場から石を切り出して石垣に使っている。
 そんな西浦で海を撮ってきた。海岸線の表情に変化があって、被写体として面白いところだった。夕焼け空まで見られたら言うことはなかったのだけど、それはまた次の機会に残しておくことにする。




西浦-2





西浦-3





西浦-4





西浦-5





西浦-6





西浦-7





西浦-8





西浦-9





西浦-10





西浦-11

 久しぶりにしっかり海を撮ることができて楽しかった。
 自分は山の人間だと思っているから、海の近くに住みたいとは考えない。海は非日常だからいい。そこに新鮮さと喜びがある。

9月はじめの海上の森

森/山(Forest/Mountain)
海上の森-1

SONY α55 + SIGMA 50mm f2.8 / TAMRON 180mm f3.5 + 3600HS(D)



 海上の森レポートの提出が遅れがちになっている。今週もまた行ってきたのだけど、写真は先週行ったときのものだ。季節の変わり目だから、なるべくリアルタイムに出していきたいのだけど、他のネタもあって、少し後回しになっている。
 このときは、篠田池・海上池コースを回った。風景を撮りたい気分のときは、こちらを選ぶ。
 先週はまだけっこうセミが鳴いていた。虫たちもまだ、それなりにいた。




海上の森-2





海上の森-3





海上の森-4





海上の森-5





海上の森-6





海上の森-7





海上の森-8





海上の森-9





海上の森-10





海上の森-11





海上の森-12





海上の森-13

 森通いは、まだしばらく続く。

晩夏から初秋へ

日常写真(Everyday life)
季節の風景-1

SONY α55 + MINOLTA 50mm f1.4 他



 8月の終わりから9月にかけて、風景は少しずつ、確実に変わっていく。晩夏から初秋へ。そこここに秋を感じることが多くなった。
 日差しの強さも、風の冷たさも、もう夏とは違う。セミの鳴き声が遠くなり、虫の音が取って代わった。
 夕暮れどきの空の色や、雲の形にも、夏が去ったことを感じずにはいられない。光の感じが全然違ってきている。今はもう、何を撮っても、夏は写らない。
 そんな季節の風景をお届けします。




季節の風景-2





季節の風景-3





季節の風景-4





季節の風景-5





季節の風景-6





季節の風景-7





季節の風景-8





季節の風景-9





季節の風景-10





季節の風景-11





季節の風景-12

 この夏にさよならを。

撮れない大須

名古屋(Nagoya)
大須-1

SONY α55 + MINOLTA 50mm f1.4



 まだパソコン・電気屋街だった時代から今に至るまで、何度となく訪れ、ここ数年折に触れて撮っている大須という街に対する強い苦手意識がある。
 次は少しくらい撮れるのではないかと訪ねてみるも、やっぱり撮れずに終わって、虚しい気持ちを抱えてあとにすることになる。
 正直、あの街は好きじゃない。好きじゃないけど、無視もできない。撮れるようになるのではないかという予感もあり、いつか撮れるようになりたいという願望も持っている。
 要するに、私にとって非常に難易度の高い被写体ということだ。飛ぶトンボより、サーキットのマシンより、女性ポートレートよりも難しいもの、それが大須という被写体だ。
 商店街でいえば、円頓寺や瀬戸に対してそんな感じはまったくない。歴史があってさびれている町は好きな被写体だし、苦手意識を感じたことはない。
 何故、大須だけが特別なのか、その理由は自分でもよく分からない。とにかく撮れない。撮りたいものがないのだ。あれだけ大勢の人がいて、多様な店があり、新旧の魅力が混在した空間なのに、どうやっても上手く同調できない。私があの街を受け入れられないのか、あの街が私を受け入れないのか。
 なんとか苦手意識を克服しようと、この日もアーケードを中心に1時間半ほど歩き回った。その間、撮れたのは10枚足らず。それ以上はどう粘っても撮れる気がしなかったので、帰ることにした。結局、いつもと同じだった。
 もし、見知らぬ他人に声をかけて撮れるようになれば、あそこは最高の撮影ポイントかもしれない。老若男女、オタクからヤンキー、アニメ系から外国人、マニアックな人まで、名古屋の他の街では見かけないようないろんな人が集まってきている。
 ある日突然、撮れるようになるかもしれないと夢見つつ、またしばらく寝かせることにする。次の大須行きは、来年になってからだろうか。




大須-2





大須-3





大須-4





大須-5





大須-6





大須-7





大須-8

 あるいは、体を馴染ませるために、写真は撮れなくても週一くらいで通い詰めるというのも、荒療治として一つの方法だ。
 好きの反対は嫌いではなく、どうでもいいだ。嫌いは好きに反転する可能性を持っている。
 なんにしても、まずは大須を好きにならなければ撮れるはずもない。

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