月別:2012年07月

記事一覧
  • 刈谷万燈祭を撮る

    SONY α55 + MINOLTA 50mm f1.4 / TAMRON 10-24mm f3.5-4.5 + 3600HS(D) 土曜日は刈谷の万燈祭(まんどまつり)へ行ってきた。 同じ日に津島の天王祭があってどちらへ行くか迷ったのだけど、津島は去年行ったから、まだ見ていない万燈祭にしたのだった。 刈谷はおととしの夏に刈谷市民総踊りを撮りにいって以来だった。 あまり縁がないのだけど、刈谷も行ってみると案外近い。 5、60キロもあるという万燈を楽々担ぐ女子。とい...

    2012/07/31

    イベント(Event)

  • 東山植物園便り ---7月後半

    SONY α55 + TAMRON 90mm f2.8 Di / 70-300mm f4-5.6 この夏はセミが鳴き始めるのが遅かったし、いつもの年よりも数が少ないように思う。たまにそういう年もあるから、今年だけが異常というわけではないのだろうけど、少し心配になる。春先の寒さが影響したりするのだろうか。 これまでセミの姿もあまり撮れていない。抜け殻をやっと撮ることができた。 アジサイの花が咲いている頃はチビだったカマキリも、今やすっかり大人にな...

    2012/07/30

    植物園(Botanical garden)

  • マンデー料理は炒め系

    SONY α55 + MINOLTA 50mm f1.4 土日は両日ともに祭り行きで、料理をしている時間がなかった。なので、先週分として、月曜日に料理をした。なんとなく曜日感覚が狂う。 メニューを考える時間もあまりないということで、やや手抜きになってしまうのは仕方がないところだった。そんな場合は、どうしても炒め系になりがちだ。何かを混ぜたり和えたりすることで多少なりとも工夫を見せるしかない。 暑さと疲れでこのところ少し食欲が...

    2012/07/30

    料理(Cooking)

  • 今ここで目に映る風景

    SONY α55 + MINOLTA 50mm f1.4 他 週末はお祭りに繰り出して帰りが遅くなったので、写真の整理が間に合わなかった。モノクロで一回つなぎます。 サンデー料理も明日回しということで。 日々の中で目に映る街の風景は、決して美しいわけではない。けれど、自分が生きる時代の自分たちの風景として引き受ける必要がある。決して他人事ではない。 風景の一部に向かってシャッターを押すということは、そういうことだ。 これらの...

    2012/07/29

    モノクロ(Monochrome)

  • ゆるり七宝町 <2>

    SONY α55 + MINOLTA 50mm f1.4 どこかの町を訪ねるとき、その町で大事と思われる神社に挨拶するようにしている。ぶらりと訪ねていくときは詳しく下調べするわけではないので、現地での判断となる。村社や郷社とあれば分かりやすくていい。それ以外では、外観で決めることになる。 地図で七宝神社というのを見つけて、当たりをつけていたのだけど、小学校の片隅に建つ小さな社だった。当てが外れた。 その代わりというわけではな...

    2012/07/28

    旅/散策(Stroll)

  • 愛知牧場ひまわり2012

    SONY α55 + MINOLTA 50mm f1.4 / TAMRON 10-24mm f3.5-4.5 / 70-300mm まだもう少し先だろうと油断していた愛知牧場のひまわり。 サイトを見てみたら、7月21日に満開を迎えたとある。しまった。出遅れた。 ネットを検索すると、2、3日前の情報でまだ見頃が続いているとあったので、なんとか間に合ってほしいと願いつつ行ってみると、もう駄目だった。ここ最近雨が降っていないせいもあるのか、大部分のひまわりがしおれていた。...

    2012/07/27

    花/植物(Flower/plant)

  • 瀬戸電沿線風景 ---夏前編

    SONY α55 + MINOLTA 50mm f1.4 他 瀬戸電沿線風景の写真がまたたまった。少し前のものも交えつつ、いってみよう。 駅でもないのにノロノロして急に何でもないところで停止したりしているやつがいて、変だなと思い、行き先表示を見ると「試」になっていた。どうやら新型車両の試運転をしているところだったようだ。 営業時間中に試運転をしているところを初めて見た。 ここのところあまり撮っていない瀬戸電だけど、少しずつで...

    2012/07/26

    鉄道(Railroad)

  • 高校野球の季節が巡り来る

    SONY α55 + MINOLTA 50mm f1.4 / TAMRON 10-24mm f3.5-4.5 夏が来て思い出すことはいくつかある。甲子園もそのひとつだ。 おととしの夏、初めて球場に足を運んで県予選の試合を撮った。去年も続けて撮りにいった。今年はタイミングが合わずに先延ばしにしていたら、出身高校が2回戦で敗退してしまった。だからやめておこうかとも思ったのだけど、やはり行くことにした。自分の中で、夏の風物詩として定着しつつある。 2年続けて...

    2012/07/25

    スポーツ(Sport)

  • ゆるり七宝町 <1>

    SONY α55 + MINOLTA 50mm f1.4 何もない町へ行くシリーズ、今回は七宝町を訪ねてみた。 愛知県西部に位置し、かつては海部郡七宝町と呼ばれていた。2010年に甚目寺町、美和町と合併してあま市となった。 江戸時代末期に七宝焼きが盛んだったことから、明治になって七宝町と名付けられた。 前田利家の正妻まつの生まれ故郷というのが、この町の自慢となっている。 七宝焼きというのがどの程度知られている焼き物なのか、よく知...

    2012/07/24

    旅/散策(Stroll)

  • 海上の森行き ---夏風景と虫

    SONY α55 + MINOLTA 50mm f1.4 / 100-300mm / TAMRON 90mm f2.8  海上の森行き。これも先週のこと。一週間のうちに続けて二度行ったのは初めてだ。コースが違えば、被写体も違ってくるから、撮れる写真も別のものになる。 このときは篠田池から海上池を巡るコースで、森の風景が中心だった。歩くコースによって持っていくレンズも違うものになる。自転車での移動なので、フル装備というのは現実的ではない。 このときは長時間露...

    2012/07/23

    森/山(Forest/Mountain)

  • 東山植物園便り ---夏深まる

    SONY α55 + TAMRON 90mm f2.8 Di 今回の植物園も、飛びもの中心の撮影だった。 この日はよく晴れて、日差しも強かったから、シャッタースピードも上がった。飛びものを撮るにはいい条件だった。 ナミアゲハの飛翔姿を、ここまでしっかり撮れたのは初めてだ。フラッシュは使っていない。 トンボが人間のいる方に向かって飛んでくることはめったになくて、当然ながら警戒するから、1メートルまで引きつけて正面から撮るというの...

    2012/07/22

    植物園(Botanical garden)

  • 夕飯の報告サンデー

    SONY α55 + MINOLTA 50mm f1.4 今週のサンデー料理も、通常パターン。レパートリーの中の小さな変化に終始した。 今回も料理は土曜日にした。夏のイベントが始まっているのに、今年はどうも気持ちがイベントに向かわない。花火大会も撮りにいけるかどうか。去年のこの時期は、毎週末、どこかのイベントを撮りに出向いていたのだけど。「マグロの素揚げ甘辛だれかけ」 マグロに塩、コショウ、酒を振り、ショウガをまぶす。 小麦...

    2012/07/22

    料理(Cooking)

  • 海上の森 ---夏の煌めきを探して

    SONY α55 + TAMRON 180mm f3.5 Di このところ、海上の森へ頻繁に行っている。この前は動画を撮るために出向いていった。今回はまた、虫撮りのためにマクロを持って行った。この夏は、少し通ってみようと思っている。 たくさんの命煌めく森の夏。...

    2012/07/21

    森/山(Forest/Mountain)

  • 鉄道を撮る

    SONY α55 + MINOLTA 50mm f1.4 他 春から最近にかけて撮り溜めた鉄道風景をお送りします。 今回、瀬戸電は抜きにして、それ以外の鉄道を集めた。名古屋近郊なので、JRと名鉄がメインになる。あとは愛知環状鉄道と。...

    2012/07/20

    鉄道(Railroad)

  • 7月前半の森林公園

    SONY α55 + TAMRON 90mm f2.8 Di 森林公園行き。先週のこと。 南門入り口近くに、ひまわり畑ができていた。夏の楽しみが一つ増えた。 ねじらないネジバナ。 ひねくれているネジバナは、ひねらず真っ直ぐ花を並べる。 カリガネソウ。 夏の盛りから秋の手前まで咲く夏の花。 虫を捕まえているイシモチソウを探したけど、やっぱり見つからない。 ミミカキグサも、食虫植物の一種だ。 ただし、地中のプランクトンなどを捕食す...

    2012/07/20

    動画(Motion picture)

  • モノクロームな心模様

    SONY α55 + MINOLTA 50mm f1.4 他 モノクロで写す風景は、どこか心象風景めいている。 余分な情報がそぎ落とされて、写しとめたときの心模様だけが残るせいかもしれない。 洗濯物のある風景が好きだ。幸せな生活の象徴みたいに感じられるから。 久しぶりに古葉監督のことを思い出した。 夏と田んぼと少年。 子供の頃、田んぼでよくザリガニ獲りをした。 町の小さな教会。 一生無縁といえば無縁の場所。 でも、なんとなく...

    2012/07/19

    モノクロ(Monochrome)

  • 長久手大草でハス撮り

    SONY α55 + TAMRON 180mm f3.5 Di 立田のハスを撮りにいきたいという思いはありつつ、午前中に着くためには、朝一番のバスと列車を乗り継いでいかないといけない。それは厳しいということで、かなり妥協して近所のハス池にした。 長久手の大草交差点角にある池で、なんだかんだで3年連続3回目となった。 時間的にかなり遅く、着いたのが昼前ということで、きれいに開いている花は少なかった。時期としてももう後半から終盤に向...

    2012/07/19

    花/植物(Flower/plant)

  • 夏の風景

    SONY α55 + MINOLTA 50mm f1.4 他 少年は、夏を全速力で駆け抜ける。 あの頃の私たちがそうであったように。 時代が移っても、変わらない風景がある。 この夏は初めて迎える夏で、二度と戻らない夏だ。 いくつもの夏を通り越して大人になった私たちにとっても。 だいぶ大きくなったカルガモの子供たち。 巣立ちの日は、もうそう遠くない。 今年も、たくさんの夏風景に出会える予感がしている。...

    2012/07/18

    日常写真(Everyday life)

  • 岐阜町歩き <後編>

    SONY α55 + MINOLTA 50mm f1.4 岐阜町歩き後編は、残った写真を。 金華山の高いところにある岐阜城天守は、いろんなところから見られるのがいい。 現在のものは二代目の模擬天守だ。明治に建てられたものは火事で焼けてしまった。 斎藤氏時代の稲葉山城はどんな姿をしていたのだろう。 それにしても、あんなところにある城を攻め落とすのは並大抵じゃないことは確かだ。 美濃国三宮の伊奈波神社(いなばじんじゃ)は、前回訪...

    2012/07/18

    旅/散策(Stroll)

  • 岐阜町歩き <前編>

    SONY α55 + MINOLTA 50mm f1.4 犬山での表彰式のあと、再び名鉄に乗って岐阜駅まで足を伸ばした。 岐阜は2010年の11月に行っている。そのとき、柳ヶ瀬商店街や岐阜城、神社仏閣などをまとめて回った。 最後に川原町も行ったのだけど、大雨に見舞われて、傘も持たずにレンタサイクルでずぶ濡れになった。駆け足の短い滞在で終わってしまったので、もう一度行ってみることにした。しかし、またも小雨に降られてしまうことになる。...

    2012/07/17

    旅/散策(Stroll)

  • 木曽岬町を歩く <4・完>

    SONY α55 + MINOLTA 50mm f1.4 今日は木曽岬町シリーズの4回目で、最終回。 木曽岬町の西、木曽川沿いを北上する。 木曽岬町ではあまり人に出会わなかったのだけど、こんにちは確率がとても高くて、お年寄りから子供まで、行き違う人の多くが挨拶をしてくれた。 それが木曽岬町の一番いいところとして記憶に残った。 この少年たちも元気にこんにちはと言いながらながら駆けていった。 見渡す限りの広大な水田地帯という夢想...

    2012/07/16

    旅/散策(Stroll)

  • 犬山市のフォトコンとか大垣のこととか

    SONY α55 + MINOLTA 50mm f1.4 犬山市の観光写真コンテスト(春)の表彰式に出席してきた。 秋に続いての入選で、前回と同じく観光協会賞だった。 写真は中央下、犬山城の下、木曽川に乗って流れゆく桜の花びらを写したものだ。ブログには載せていない。 犬山フォトコンの表彰式は、選者さんの講評があるのが特徴で、作品の批評や選考基準などについての話も聞けるので、ぜひ出席したいと思わせる。田中志典市長が写真好きとい...

    2012/07/16

    フォトコン・写真(Photo Contest)

  • 東山植物園便り ---7月の光

    SONY α55 + TAMRON 90mm f2.8 Di 日曜日は、サンデー料理と東山植物園便りの二本立て。 しばらくこのパターンが定着している。夏場は週末にイベントがいろいろあって、帰りも遅くなることが多いから、それも崩れがちになるかもしれない。そろそろ花火大会も始まる。 この日の東山植物園は、晴れ。今年は梅雨どきも雨の日が少なかったように思う。九州などのすごく降っているところと比べると雨量も断然少ない。雨で続けて何日も...

    2012/07/15

    植物園(Botanical garden)

  • 70パーセント・サンデー

    SONY α55 + MINOLTA 50mm f1.4 やる気60パーセントくらいでスタートしたサンデー料理は、作っていたらやる気度は80パーセントくらいになった。でも、やっぱりちょっと手抜き。トータルのやる気は70パーセントといったところか。最近、100パーセントを出していない。 まあ、100パーセント本気を出したからといって料理の内容が大きく変わることはないのだけど。「マグロの和風ステーキ風」 マグロに塩、コショウ、酒、ショウガを...

    2012/07/15

    料理(Cooking)

  • 木曽岬町を歩く <3>

    SONY α55 + MINOLTA 50mm f1.4 / TAMRON 10-24mm f3.5-4.5 木曽岬町シリーズの3回目。ここから後半になる。 この日は、とてもよい天気で、青空が広がり、真夏のような雲が浮かんでいた。日差しも強く、すっかり日焼けしてしまった。 南端近くまで来ても、民家がたくさん建ち並んでいる。古い家はほとんどなく、どの家も新しい。 ひっきりなしに上空を旅客機が通り過ぎる。地理と方角からして、南のセントレアに降りる飛行機だ...

    2012/07/14

    旅/散策(Stroll)

  • 木曽岬町を歩く <2>

    SONY α55 + MINOLTA 50mm f1.4 木曽岬町の桜名所といえばここ、鍋田川沿いの桜並木だ。 途中で途切れとぎれになりつつも4キロ、1,500本の桜が続く。 7月の桜並木は、木漏れ日が作り出す強いコントラスト模様だ。 木曽岬町のメインストリートは、中央を縦に貫く県道108号線なのだと思う。当初、その道を行くつもりだったのだけど、歩いていたら鍋田川沿いの道に入っていた。これは町の東側に当たる。とりあえず、そのまま南下し...

    2012/07/13

    旅/散策(Stroll)

  • 木曽岬町を歩く <1>

    SONY α55 + MINOLTA 50mm f1.4 / TAMRON 10-24mm f3.5-4.5 何もない町に、何もない日に、なんでもない理由で訪ねていくシリーズ。 前回の蟹江町に続いて今回やって来たのは、木曽岬町(きそさきちょう)だった。 弥富町の西、木曽川に沿って縦に長く伸びるのが木曽岬町だ。木曽川の左岸、こちら側だから当然愛知県かと思いきや、三重県に属している。 江戸時代以降、川をせき止めたり、島を陸続きにしたりしていたら、地形的に...

    2012/07/12

    旅/散策(Stroll)

  • 海上の森ショートムービー「夏の海上の森を歩く」

    http://youtu.be/QxG-nC84CyoSONY α55 + TAMRON 10-24mm f3.5-4.5 / MINOLTA 100-300mm f4.5-5.6 APO 海上の森の動画を撮りたいと思ったのは、暗い森シリーズを撮っているときだった。 α55のフルハイビジョン動画撮影機能を、これまで使ったことがなかった。動画はK-7時代に、愛岐トンネルで一度だけ試し撮りをして、それっきりだった。 ずっと動画には興味がなかったのだけど、ふいに撮りたくなって、そうなるともう、撮りにい...

    2012/07/11

    動画(Motion picture)

  • 東山植物園便り ---小雨模様

    SONY α55 + TAMRON 90mm f2.8 Di 雨の日の撮影にもだいぶ慣れたとはいえ、撮りにいける場所はどうしても限られる。準備のないまま、さて、どこへ行こうかと考えると、やはり近場ということになる。 というわけで、またも植物園行きとなった。 雨は小降りから大降りになり、やがてあがった。 雨が降っているときは、トンボたちは濡れながらじっととまっているのだった。 雨にも負けず飛んでいるのも少しいた。 それでも、降り...

    2012/07/11

    植物園(Botanical garden)

  • 6月の明治村 ---その他編

    SONY α55 + MINOLTA 50mm f1.4 明治村シリーズは、今回が最終回となる。 明写真編、暗写真編に入らなかった写真を集めた。 どちらかというと、今回は暗めの写真が多くなった。曇天で光が差さなかったことも要因だと思う。明治村も、光があった方が断然面白い。 雨や雪の明治村も撮ってみたいけど、さすがにそんな日に自転車では行けない。 もう明治村も10回くらい撮りにいってるだろうか。建物の外観をそのまま撮るようなこと...

    2012/07/10

    美術館・博物館(Museum)

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刈谷万燈祭を撮る

イベント(Event)
万燈祭-1

SONY α55 + MINOLTA 50mm f1.4 / TAMRON 10-24mm f3.5-4.5 + 3600HS(D)



 土曜日は刈谷の万燈祭(まんどまつり)へ行ってきた。
 同じ日に津島の天王祭があってどちらへ行くか迷ったのだけど、津島は去年行ったから、まだ見ていない万燈祭にしたのだった。
 刈谷はおととしの夏に刈谷市民総踊りを撮りにいって以来だった。
 あまり縁がないのだけど、刈谷も行ってみると案外近い。




万燈祭-2

 5、60キロもあるという万燈を楽々担ぐ女子。ということは、私も担がれかねないということだ。
 最近は女性の参加者も増えているという。




万燈祭-3

 見所はなんといっても日が暮れてから。万燈に灯が入り、いよいよクライマックスの一斉踊りが迫る。




万燈祭-4





万燈祭-5





万燈祭-6

 江戸中期に、秋葉神社の祭礼として始まったとされる万燈祭。
 秋葉神社といえば火伏せの神ということで、雨乞い祭りを起源とする説が有力のようだ。
 ねぶた祭りの小型版のような武者万燈は、各町内がそれぞれ毎年新しいものを制作しているそうだ。制作日数は数ヶ月というから、刈谷の人たちがこの祭りにかける思いの強さがうかがわれる。
 竹で骨組みを作り、和紙を貼って、彩色を施す。非常によく出来ていて、職人ではなく町内の人たちが作ったとは思えないほど完成度は高い。
 土曜の新楽、日曜の本楽と2日間、毎年7月最終週末に行われている。




万燈祭-7





万燈祭-8





万燈祭-9





万燈祭-10

 一斉踊りが終わると触れ合いタイムとなり、一般の見物人も万燈を持って踊らせてもらえる。




万燈祭-11





万燈祭-12





万燈祭-13

 思った以上に撮影を楽しむことができた。近場では似た祭りはなく、かなり独特のものに違いない。
 ぜひまた撮ってみたいと思った。

東山植物園便り ---7月後半

植物園(Botanical garden)
東山植物園-1

SONY α55 + TAMRON 90mm f2.8 Di / 70-300mm f4-5.6



 この夏はセミが鳴き始めるのが遅かったし、いつもの年よりも数が少ないように思う。たまにそういう年もあるから、今年だけが異常というわけではないのだろうけど、少し心配になる。春先の寒さが影響したりするのだろうか。
 これまでセミの姿もあまり撮れていない。抜け殻をやっと撮ることができた。




東山植物園-2

 アジサイの花が咲いている頃はチビだったカマキリも、今やすっかり大人になった。




東山植物園-3

 久しぶりにニホントカゲを撮った。
 独特の光沢感があり、縞模様と尾っぽの青が特徴だ。
 もう一歩近づいたら逃げられてしまった。カナヘビよりも警戒心が強いかもしれない。




東山植物園-4

 東山植物園でカワセミを見たのは初めてだ。
 いるならもっと頻繁に出てきてくれればいいのに。
 レンズを望遠に交換しようとしたら飛び去った。




東山植物園-5

 ハッチョウトンボもそろそろ終盤。
 交尾しているところを一度撮りたいと思いつつ、いまだ見たことさえない。トンボの中では異例の短さで、数十秒しか続かないというからチャンスは少ない。




東山植物園-6





東山植物園-7





東山植物園-8





東山植物園-9

 アジサイもすっかり終わって、花の少ない季節になった。
 そんな中、元気に咲いているのがこれ、ノウゼンカズラ。




東山植物園-10

 この日、新たな試みとして、300mm望遠で飛んでいるトンボを撮るというのがあった。
 しかし、ファインダーに収まる範囲が狭すぎて、激烈に難しい。ファインダーをのぞくにせよ、ノーファインダーで撮るにせよ、奇跡的なまぐれ当たりでしかファインダー内に収まらない。収まったとしても、ピントまで合わせるとなると不可能に近い。
 早々にあきらめて、90mmマクロに切り替えた。300mmでは撮れる気がしない。





東山植物園-11

 シオカラトンボのランデブー。
 このペアで交尾と産卵を繰り返していた。




東山植物園-12

 ギンヤンマのパトロールはだいたいコースが決まっているので、他のトンボの自由飛行よりは狙いやすい。




東山植物園-13

 7月終わりの東山植物園。次回はもう8月だ。

マンデー料理は炒め系

料理(Cooking)
マンデー料理-1

SONY α55 + MINOLTA 50mm f1.4



 土日は両日ともに祭り行きで、料理をしている時間がなかった。なので、先週分として、月曜日に料理をした。なんとなく曜日感覚が狂う。
 メニューを考える時間もあまりないということで、やや手抜きになってしまうのは仕方がないところだった。そんな場合は、どうしても炒め系になりがちだ。何かを混ぜたり和えたりすることで多少なりとも工夫を見せるしかない。
 暑さと疲れでこのところ少し食欲が落ちている。アイも連日ぐったりで、クーラーの部屋でへたり込んでいることが多い。私としては、寒いよりも暑い方がずっと好きなんだけど。




マンデー料理-2

「鯛のグリル焼き甘辛酢だれかけ」
 鯛に塩、コショウ、酒を振り、しばらく置く。
 魚焼きグリルにアルミホイルを敷き、オリーブオイルを塗る。
 ひっくり返しつつ鯛を両面を焼く。
 アスパラとタマネギは、軽く塩茹でする。
 たれは、酒、みりん、しょう油、酢、砂糖、塩、コショウ、唐辛子をひと煮立ちさせて作る。




マンデー料理-3

「ジャガイモのバターしょう油炒め」
 ジャガイモ、ニンジンを切り分け、タッパーに入れてレンジで5分加熱する。
 オリーブオイルとバターで細切りにしたタマネギを炒め、ジャガイモとニンジンを加える。
 酒、みりん、しょう油、コンソメの素、砂糖、塩、コショウで味付けをする。
 細切りにしたトマト、鮭フレークを追加する。
 終盤でとろけるチーズを投入する。
 全体に馴染ませ、粗挽きコショウを振りかけて完成。




マンデー料理-4

「鶏肉とソーセージ入りほうれん草の卵とじ」
 ごま油で鶏肉とソーセージを炒める。
 ほうれん草は塩茹でする。
 ほうれん草、油切りしたシーチキン缶を加える。
 酒、しょう油、中華の素、唐辛子、砂糖、塩、コショウで味付けをする。
 別に作ったスクランブルエッグを混ぜ合わせてできあがり。

 そんなマンデー料理。
 今週末もイベントがあれこれあって、出かけることになりそう。

今ここで目に映る風景

モノクロ(Monochrome)
モノクロ-1

SONY α55 + MINOLTA 50mm f1.4 他



 週末はお祭りに繰り出して帰りが遅くなったので、写真の整理が間に合わなかった。モノクロで一回つなぎます。
 サンデー料理も明日回しということで。




モノクロ-2





モノクロ-3





モノクロ-4





モノクロ-5





モノクロ-6





モノクロ-7





モノクロ-8





モノクロ-9





モノクロ-10





モノクロ-11





モノクロ-12





モノクロ-13

 日々の中で目に映る街の風景は、決して美しいわけではない。けれど、自分が生きる時代の自分たちの風景として引き受ける必要がある。決して他人事ではない。
 風景の一部に向かってシャッターを押すということは、そういうことだ。
 これらの風景が失われたとき、懐かしさと共に思い出すことになる。永遠ではない、今自分の目に映る風景を、心に刻まなくてはならない。

ゆるり七宝町 <2>

旅/散策(Stroll)
七宝町2-1

SONY α55 + MINOLTA 50mm f1.4



 どこかの町を訪ねるとき、その町で大事と思われる神社に挨拶するようにしている。ぶらりと訪ねていくときは詳しく下調べするわけではないので、現地での判断となる。村社や郷社とあれば分かりやすくていい。それ以外では、外観で決めることになる。
 地図で七宝神社というのを見つけて、当たりをつけていたのだけど、小学校の片隅に建つ小さな社だった。当てが外れた。
 その代わりというわけではないけれど、道沿いにあった八幡神社を参拝していくことにした。町名からして遠島八幡神社になるだろうか。
 由緒など、詳しいことはよく知らない。八幡社だから、祭神は応神天皇のはずだ。見た目の雰囲気からして創建は江戸時代だろうか。





七宝町2-2





七宝町2-3





七宝町2-4





七宝町2-5

 こういう光景が好きだ。




七宝町2-6

 ようやく七宝焼きの里らしさを見つけた。




七宝町2-7





七宝町2-8

 創業130年の佐藤醸造。
 味噌としょう油を一緒に作っているところは珍しいそうで、尾張地方ではここだけなんだとか。
 あたりは味噌の香りが強烈だった。
 七宝みそと七宝しょうゆは、この地域では各家庭で使われているのだろうか。




七宝町2-9





七宝町2-10





七宝町2-11

 この先も、ゆるゆる続きます。

愛知牧場ひまわり2012

花/植物(Flower/plant)
アイボク-1

SONY α55 + MINOLTA 50mm f1.4 / TAMRON 10-24mm f3.5-4.5 / 70-300mm



 まだもう少し先だろうと油断していた愛知牧場のひまわり。
 サイトを見てみたら、7月21日に満開を迎えたとある。しまった。出遅れた。
 ネットを検索すると、2、3日前の情報でまだ見頃が続いているとあったので、なんとか間に合ってほしいと願いつつ行ってみると、もう駄目だった。ここ最近雨が降っていないせいもあるのか、大部分のひまわりがしおれていた。シャキッとしている花は少なく、枯れ始めているものもあった。少なくとも3日は遅刻した。ひまわりも花期は案外短い。
 しおれているならしおれているところを、枯れてしまったなら枯れたところを撮ればいい。イメージを切り替えて、今年のひまわりと向き合った。こんなひまわりの写真もいいかもしれないと、最後は納得した。
 夕方の光で撮りたかったので、あえて遅い時間に出向いた。




アイボク-2





アイボク-3





アイボク-4





アイボク-5





アイボク-9





アイボク-6





アイボク-7





アイボク-8





アイボク-10





アイボク-11





アイボク-12





アイボク-13

 これが7月27日、夕方の状況だった。午前中はもう少しピシッと咲いているのかもしれない。ただ、もう満開が過ぎたのは間違いない。もう少し早く報告できていたらよかったのだけど。
 大垣のひまわりは毎年8月の中頃が見頃になるように種をまいている。あちらは遅刻しないよう、早めに行きたいと思っている。

瀬戸電沿線風景 ---夏前編

鉄道(Railroad)
瀬戸電-1

SONY α55 + MINOLTA 50mm f1.4 他



 瀬戸電沿線風景の写真がまたたまった。少し前のものも交えつつ、いってみよう。




瀬戸電-2

 駅でもないのにノロノロして急に何でもないところで停止したりしているやつがいて、変だなと思い、行き先表示を見ると「試」になっていた。どうやら新型車両の試運転をしているところだったようだ。
 営業時間中に試運転をしているところを初めて見た。




瀬戸電-3





瀬戸電-4





瀬戸電-5





瀬戸電-6





瀬戸電-7





瀬戸電-8





瀬戸電-9





瀬戸電-10





瀬戸電-11





瀬戸電-12





瀬戸電-13

 ここのところあまり撮っていない瀬戸電だけど、少しずつでも撮り溜めていきたい。

高校野球の季節が巡り来る

スポーツ(Sport)
高校野球-1

SONY α55 + MINOLTA 50mm f1.4 / TAMRON 10-24mm f3.5-4.5



 夏が来て思い出すことはいくつかある。甲子園もそのひとつだ。
 おととしの夏、初めて球場に足を運んで県予選の試合を撮った。去年も続けて撮りにいった。今年はタイミングが合わずに先延ばしにしていたら、出身高校が2回戦で敗退してしまった。だからやめておこうかとも思ったのだけど、やはり行くことにした。自分の中で、夏の風物詩として定着しつつある。
 2年続けて瑞穂球場だったので、今年は熱田球場にした。対戦カードは、中京大中京と千種。愛知県の人間なら対戦カードを見ただけで勝敗を言い当てられる。片や甲子園常連の強豪私立、片や愛知県でもトップテンに入る高偏差値の県立高校。よく4回戦まで勝ち進んだと感心した。
 せっかく観に行くからにはせめて7回までは持って欲しいと願ったのだけど、きっちり10-0の5回コールドで沈められた。高校野球の場合、チーム力に圧倒的な差があると、ほとんど勝ち目がない。勝つ可能性があるとすればエースが相手打線を抑え込むしかない。向こうは2番手のピッチャーが先発だったとしても、点を取るのは簡単ではない。
 判官贔屓というか、千種側のスタンドに座った。応援するならこちらから応援したかった。




高校野球-2

 この日も30度を大きく超えて、暑い日だった。
 試合前、グランドにはたっぷり水がまかれた。ベースの下に回転式のスプリンクラーが埋め込まれていて、まんべんなく水がまかれる仕組みになっている。届かない部分は手動で。




高校野球-3

 さあ、試合開始だ。圧倒的不利といわれても、試合をしてみるまで何が起きるか分からない。それに、甲子園クラスのチームと真剣勝負ができるのは幸せなことだ。強いということがどういうことか、直に感じることができるのだから。
 今年の中京はノーシードだったから、それほど絶対的な強さはないのかもしれない。翌日の試合では、桜丘高校にあわや負け寸前までいって、延長でなんとかかわして勝った。
 前評判ではエース浜田のいる名電が優勝候補といわれている。去年の甲子園出場校、至学館を破って勝ち進んでいる。




高校野球-4

 500mmも持っていったのだけど、今年はなんとなくそんな気分ではなかった。しゃかりきに選手を撮るよりも、のんびり高校野球を楽しんだ。
 50mmと10-24mmを交換しながら、ときどきパチリといった感じで撮る。




高校野球-5

 野球場も空が広くて気持ちがいい。




高校野球-6

 ヒット、フォアボール、ワイルドピッチ、たまにエラー。点が入るときはあっけなく入るし、入らないとなると入らない。
 千種もここまで勝ち進んだだけあって、悪いチームではなかった。この日は相手が悪かった。




高校野球-7

 最後はお約束の一塁ヘッドスライディング。時代が変わっても、これは変わらない。




高校野球-8

 お疲れ様でした。どうもありがとう。




高校野球-9

 千種高校野球部員は、翌日からは受験勉強だろうか。夏休みはまだ始まったばかり。今年は長い夏休みになる。




高校野球-10

 それにしても、熱田球場、古すぎ。スコアボードは今時手書きだし、しかもそれさえ行われず、選手名が出てないのでさっぱり分からない。かろうじて得点と、打順の上の赤ランプがともるだけだ。
 ここと比べると瑞穂球場は電光掲示だし、球場もきれいだ。
 今年も決勝は岡崎市民球場で行われるようだ。ナゴヤドームはともかく、中日球場くらい使わせてもらえないものだろうか。準決勝くらいから中日球場でもやれれば、ちょっとした目標にもなるだろうに。
 今年も高校野球を撮りにいくことができてよかった。

ゆるり七宝町 <1>

旅/散策(Stroll)
七宝町-1

SONY α55 + MINOLTA 50mm f1.4



 何もない町へ行くシリーズ、今回は七宝町を訪ねてみた。
 愛知県西部に位置し、かつては海部郡七宝町と呼ばれていた。2010年に甚目寺町、美和町と合併してあま市となった。
 江戸時代末期に七宝焼きが盛んだったことから、明治になって七宝町と名付けられた。
 前田利家の正妻まつの生まれ故郷というのが、この町の自慢となっている。
 七宝焼きというのがどの程度知られている焼き物なのか、よく知らない。瀬戸焼や常滑焼のように地名から名付けられたものではなく、中近東で始まった焼き物の技法をいう。それがシルクロードを通って、中国、日本へと伝わった。古くは古墳時代のものが見つかっている。
 愛知県民は皆学校の授業でやったのだろうか。確か中学のときだと思うけど、美術の授業で七宝焼き体験をしたのを覚えている。金属のプレートの上に溶かした絵の具みたいなのを乗せて高温で焼くと、ガラス質のような仕上がりになる。
 日本で最も流行ったのが室町時代から安土桃山時代あたりだったようだ。江戸時代には、京都と江戸、尾張でよく作られていたという。
 そんな七宝焼きの古里のイメージを抱きながら出向いていった七宝町であったのだけど、町は七宝焼き一色かといえばそうではなく、七宝焼きにまつわるものを探すもまるで見つからないといったふうだった。焼き物の町、瀬戸や常滑のようなところを想像していくと肩すかしを食う。
 では七宝町とはどんなところかといえば、住宅地としか言いようがなく、何があったかと訊かれても何もなかったとしか答えようがない。けど、七宝町はこれでいいのだという妙な安心感というか、納得するところがあって、七宝焼きを前面に押し出されるよりも何もないというのがむしろすがすがしいくらいだった。個人的には、七宝町を歩いたというだけで満足してしまった。
 出発は、名鉄津島線の七宝駅。駅は七宝町の北の端にある。そこから南へ向かって町を縦断し、最後はJRの蟹江駅から帰った。
 歩いた距離は8キロくらい。写真を撮りながら、のんびり歩いてみた。




七宝町-2

 駅前といえば駅前。
 フードセンターが一軒、ポツリとあり、それ以外にお店らしいものは見当たらない。喫茶店くらいはあったかもしれない。




七宝町-3

 最初は七宝町らしさを撮ってやるんだと力が入っていのだけど、古い家並みとかそいったものが期待できそうにないことが分かってからは、肩の力が抜けた。
 何もなくても撮るものはある。初めての町はどこも新鮮に映る。心が反応したところを、ゆるい感じで撮っていく。




七宝町-4

 これは七宝焼き関係だろうと思ったら、全然違う業種の工場だった。
 七宝焼きを感じたければ、七宝焼きふれあい伝承館へ行かなくてはいけないようだ。




七宝町-5





七宝町-6





七宝町-7





七宝町-8





七宝町-9

 やっと見つけた七宝焼きの窯元。
 窯元を巡る散策路なども整備されてはいないようだ。そもそも、窯元もここ以外に見つけることができなかったくらいだ。どこかに集まっている地区があるのだろうか。




七宝町-10

 こんな感じで、七宝町シリーズは3回か4回、まったり続きます。

海上の森行き ---夏風景と虫

森/山(Forest/Mountain)
海上の森-1

SONY α55 + MINOLTA 50mm f1.4 / 100-300mm / TAMRON 90mm f2.8



 海上の森行き。これも先週のこと。一週間のうちに続けて二度行ったのは初めてだ。コースが違えば、被写体も違ってくるから、撮れる写真も別のものになる。
 このときは篠田池から海上池を巡るコースで、森の風景が中心だった。歩くコースによって持っていくレンズも違うものになる。自転車での移動なので、フル装備というのは現実的ではない。
 このときは長時間露光のために三脚も持っていった。マクロでも三脚は必要だということにあらめて気づいた。森の中は、晴れていても暗いことが多い。




海上の森-2





海上の森-3





海上の森-4





海上の森-5

 C-PL+ND8で、スローシャッターの縦振り。
 色味は、絵の具を混ぜるように、ホワイトバランスで作り出す。コントラストと明瞭度、彩度によっても写真は別物になる。




海上の森-6

 カイツブリの子供だと思う。
 小さい頃はお母さんの背中に乗せてもらう。この春生まれた子供も、もうだいぶ大きくなった。




海上の森-7

 ミンミンゼミだと思うのだけど、あまり自信がない。もしかしてヒグラシかも。
 セミは鳴き声とセットで見ればすぐに見分けがつくものの、鳴かないと意外と分からない。はっきり区別がつくのはアブラゼミとニイニイゼミくらいだ。クマゼミもなんとなく分かる。




海上の森-8





海上の森-9





海上の森-10

 たぶんサナエトンボ。何サナエかまでは判別できない。
 けっこう大きかったから、ヤマサナエか。




海上の森-11

 虫は花と違って、時期を合わせて行けば必ず見られるというものではなく、偶然の出会いによるところが大きい。ときに思いがけない出会いもある。そういう不確実性もまた楽しいところだ。
 行ってみなければ何が撮れるか分からない。行かなければ何も撮れない。夏の森はそういうところだ。暑さやクモの巣や蚊に負けないようにしたい。

東山植物園便り ---夏深まる

植物園(Botanical garden)
植物園便り-1

SONY α55 + TAMRON 90mm f2.8 Di



 今回の植物園も、飛びもの中心の撮影だった。
 この日はよく晴れて、日差しも強かったから、シャッタースピードも上がった。飛びものを撮るにはいい条件だった。
 ナミアゲハの飛翔姿を、ここまでしっかり撮れたのは初めてだ。フラッシュは使っていない。




植物園便り-2

 トンボが人間のいる方に向かって飛んでくることはめったになくて、当然ながら警戒するから、1メートルまで引きつけて正面から撮るというのは、ほとんど無理なのかもしれない。1メートルといえば、手を伸ばした少し先くらいだ。ここまで撮影を重ねきて、撮れそうな気がしない。
 やはり素直に望遠レンズを使うべきだろうか。3メートルくらい距離があれば、正面から撮れる確率もずいぶん高くなる。




植物園便り-3

 ギンヤンマ。
 このときは日が陰って池の水も暗かったのでシャッタースピードが上がらず、軽く流し撮りをした。
 しかし、トンボの流し撮りはレースなどよりずっと難しいことを知る。




植物園便り-4

 シオカラトンボは比較的易しい。わずかな時間、ホバリングするから、そのときが狙い目だ。




植物園便り-5

 チョウトンボが高く空を舞う。その飛翔姿は、トンボとは思えないほど優雅だ。




植物園便り-6





植物園便り-7





植物園便り-





植物園便り-9





植物園便り-10

 アジサイはいよいよ終わりだ。




植物園便り-11

 オミナエシ。




植物園便り-12

 風に揺れるカワラナデシコ。

 7月も後半に入って、夏はいよいよ深まっていく。

夕飯の報告サンデー

料理(Cooking)
サンデー1

SONY α55 + MINOLTA 50mm f1.4



 今週のサンデー料理も、通常パターン。レパートリーの中の小さな変化に終始した。
 今回も料理は土曜日にした。夏のイベントが始まっているのに、今年はどうも気持ちがイベントに向かわない。花火大会も撮りにいけるかどうか。去年のこの時期は、毎週末、どこかのイベントを撮りに出向いていたのだけど。




サンデー2

「マグロの素揚げ甘辛だれかけ」
 マグロに塩、コショウ、酒を振り、ショウガをまぶす。
 小麦粉をまぶし、油でカリッと揚げる。
 酒、みりん、しょう油、白だし、酢、砂糖、塩、コショウ、唐辛子をひと煮立ちさせ、たれを作る。




サンデー3

「余りカレーで野菜炒め」
 余ったカレーを有効活用するためのレシピ。
 ジャガイモ、ニンジンをタッパーに入れて、レンジで5分加熱する。
 タマネギ、もやし、キャベツ、ジャガイモ、ニンジンをオリーブオイルで炒める。
 酒、みりん、砂糖、コンソメの素、塩、コショウで味付けをする。
 カレーのルーを加え、全体に馴染ませる。
 カレー粉を使ったカレー風味とは一風違うカレー味の野菜炒めになる。




サンデー4

「ナスと豆腐の中華風」
 ナスは乱切りにして、水にさらす。
 ごま油で、ショウガ、豆板醤、長ネギの刻みを炒める。
 ナスと豆腐を入れる。
 酒、みりん、しょう油、中華の素、砂糖、塩、コショウで味付けをする。
 水溶きカタクリ粉を混ぜ入れ、とろみをつける。

 とまあ、こんなふうに、今週も普通に作って普通に食べた。これじゃあ、夕飯の報告だ。

海上の森 ---夏の煌めきを探して

森/山(Forest/Mountain)
海上の森-1

SONY α55 + TAMRON 180mm f3.5 Di



 このところ、海上の森へ頻繁に行っている。この前は動画を撮るために出向いていった。今回はまた、虫撮りのためにマクロを持って行った。この夏は、少し通ってみようと思っている。




海上の森-2





海上の森-3





海上の森-4





海上の森-5





海上の森-6





海上の森-7





海上の森-8





海上の森-9





海上の森-10





海上の森-11





海上の森-12





海上の森-13

 たくさんの命煌めく森の夏。

鉄道を撮る

鉄道(Railroad)
鉄道風景-1

SONY α55 + MINOLTA 50mm f1.4 他



 春から最近にかけて撮り溜めた鉄道風景をお送りします。
 今回、瀬戸電は抜きにして、それ以外の鉄道を集めた。名古屋近郊なので、JRと名鉄がメインになる。あとは愛知環状鉄道と。




鉄道風景-2





鉄道風景-3





鉄道風景-4





鉄道風景-5





鉄道風景-6





鉄道風景-7





鉄道風景-8





鉄道風景-9





鉄道風景-10





鉄道風景-11





鉄道風景-12





鉄道風景-13


7月前半の森林公園

動画(Motion picture)
森林公園-1

SONY α55 + TAMRON 90mm f2.8 Di



 森林公園行き。先週のこと。
 南門入り口近くに、ひまわり畑ができていた。夏の楽しみが一つ増えた。




森林公園-2

 ねじらないネジバナ。
 ひねくれているネジバナは、ひねらず真っ直ぐ花を並べる。




森林公園-3

 カリガネソウ。
 夏の盛りから秋の手前まで咲く夏の花。




森林公園-4

 虫を捕まえているイシモチソウを探したけど、やっぱり見つからない。




森林公園-5

 ミミカキグサも、食虫植物の一種だ。
 ただし、地中のプランクトンなどを捕食するというから、見た目では分からない。




森林公園-6

 アシナガバチだろうか。
 ちょっとおっかなびっくり近づいて撮ってみる。




森林公園-7

 目が点。




森林公園-8

 ショウリョウバッタ。




森林公園-9

 最近、カナヘビをよく撮っている。
 魅力的な被写体だと思う。
 ニホントカゲが全然撮れない。




森林公園-10

 後半は雨になった。




森林公園-11

 最後は本降り。
 強い雨の中でも、コシアキトンボは飛び回っていた。

モノクロームな心模様

モノクロ(Monochrome)
モノクロ-1

SONY α55 + MINOLTA 50mm f1.4 他



 モノクロで写す風景は、どこか心象風景めいている。
 余分な情報がそぎ落とされて、写しとめたときの心模様だけが残るせいかもしれない。




モノクロ-2

 洗濯物のある風景が好きだ。幸せな生活の象徴みたいに感じられるから。




モノクロ-3

 久しぶりに古葉監督のことを思い出した。




モノクロ-4

 夏と田んぼと少年。
 子供の頃、田んぼでよくザリガニ獲りをした。




モノクロ-5

 町の小さな教会。
 一生無縁といえば無縁の場所。
 でも、なんとなく気になる存在ではある。




モノクロ-6

 ゆとりーとラインの高架線。
 優美な曲線。




モノクロ-7

 少しづつ違っているのだけど、没個性的な家並み。
 ヨーロッパの統一感とは違うもの。




モノクロ-8

 オールドファッション。




モノクロ-9

 螺旋階段キラリ。




モノクロ-10

 定休日なのかどうでないのかも、もはや区別がつきづらいアーケード商店街。




モノクロ-11

 昼下がり。
 都会の哀愁。




モノクロ-12

 新旧が混在する風景。
 遠くに高いビルが建とうが、変わらないものは変わらない。




モノクロ-13

 道に捨てられた希望。

長久手大草でハス撮り

花/植物(Flower/plant)
大草ハス-1

SONY α55 + TAMRON 180mm f3.5 Di



 立田のハスを撮りにいきたいという思いはありつつ、午前中に着くためには、朝一番のバスと列車を乗り継いでいかないといけない。それは厳しいということで、かなり妥協して近所のハス池にした。
 長久手の大草交差点角にある池で、なんだかんだで3年連続3回目となった。
 時間的にかなり遅く、着いたのが昼前ということで、きれいに開いている花は少なかった。時期としてももう後半から終盤に向かうところのようだった。見頃は7月のはじめあたりだっただろうか。
 1時間半ほど滞在して、今年二度目のハス撮りをした。




大草ハス-2





大草ハス-3

 この日一番の収穫は、チョウトンボだった。
 たくさんのチョウトンボが舞い飛ぶハス池は、とても素敵な風景だった。
 飛んでいるところを撮ろうとすると、これがなかなか手強い。




大草ハス-4





大草ハス-5





大草ハス-6





大草ハス-7





大草ハス-8





大草ハス-9

 今年のハス撮りは、これで終わりになりそうだ。毎年、ハスはあまり撮れない。
 一度くらい朝日とハスを撮ってみたいけれど、そうなると朝の4時半くらいからスタンバイしていないといけない。ハスに対して、そこまでの情熱は持っていない。

夏の風景

日常写真(Everyday life)
夏風景-1

SONY α55 + MINOLTA 50mm f1.4 他



 少年は、夏を全速力で駆け抜ける。
 あの頃の私たちがそうであったように。
 時代が移っても、変わらない風景がある。
 この夏は初めて迎える夏で、二度と戻らない夏だ。
 いくつもの夏を通り越して大人になった私たちにとっても。




夏風景-2





夏風景-3

 だいぶ大きくなったカルガモの子供たち。
 巣立ちの日は、もうそう遠くない。




夏風景-4





夏風景-5





夏風景-6





夏風景-7





夏風景-8





夏風景-9





夏風景-10





夏風景-11





夏風景-12

 今年も、たくさんの夏風景に出会える予感がしている。

岐阜町歩き <後編>

旅/散策(Stroll)
岐阜行き2-1

SONY α55 + MINOLTA 50mm f1.4



 岐阜町歩き後編は、残った写真を。




岐阜行き2-2





岐阜行き2-3

 金華山の高いところにある岐阜城天守は、いろんなところから見られるのがいい。
 現在のものは二代目の模擬天守だ。明治に建てられたものは火事で焼けてしまった。
 斎藤氏時代の稲葉山城はどんな姿をしていたのだろう。
 それにしても、あんなところにある城を攻め落とすのは並大抵じゃないことは確かだ。




岐阜行き2-4

 美濃国三宮の伊奈波神社(いなばじんじゃ)は、前回訪れたので、今回は表から挨拶しただけだった。




岐阜行き2-5





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岐阜行き2-11

 今回の岐阜町歩きはこれでおしまい。
 遠いようで近い岐阜は、また訪れたい。これまで歩いたのは駅の北ばかりで、駅南はまったく知らない。
 名古屋駅からJRの快速でわずか20分の距離だから、もっと気軽にフラッと訪ねていっていいところだ。

岐阜町歩き <前編>

旅/散策(Stroll)
岐阜行き-1

SONY α55 + MINOLTA 50mm f1.4



 犬山での表彰式のあと、再び名鉄に乗って岐阜駅まで足を伸ばした。
 岐阜は2010年の11月に行っている。そのとき、柳ヶ瀬商店街や岐阜城、神社仏閣などをまとめて回った。
 最後に川原町も行ったのだけど、大雨に見舞われて、傘も持たずにレンタサイクルでずぶ濡れになった。駆け足の短い滞在で終わってしまったので、もう一度行ってみることにした。しかし、またも小雨に降られてしまうことになる。




岐阜行き-2





岐阜行き-3

 鵜飼い舟の準備が行われていた。




岐阜行き-4

 長良川といえば鵜飼いが有名なのは当然知っていたけど、これほど多くの舟が出るとは知らなかった。
 夏場でちょうどこれからがシーズン真っ盛りになっていく。




岐阜行き-5





岐阜行き-6





岐阜行き-7





岐阜行き-8





岐阜行き-9





岐阜行き-10





岐阜行き-11

 昔ながらの町並みが残る川原町は魅力的だけど、それ以外でも岐阜は古い建物が多く残っている。普通に町を歩いていても被写体がたくさんある。

 後編に続く。

木曽岬町を歩く <4・完>

旅/散策(Stroll)
木曽岬町4-1

SONY α55 + MINOLTA 50mm f1.4



 今日は木曽岬町シリーズの4回目で、最終回。
 木曽岬町の西、木曽川沿いを北上する。




木曽岬町4-2





木曽岬町4-3

 木曽岬町ではあまり人に出会わなかったのだけど、こんにちは確率がとても高くて、お年寄りから子供まで、行き違う人の多くが挨拶をしてくれた。
 それが木曽岬町の一番いいところとして記憶に残った。
 この少年たちも元気にこんにちはと言いながらながら駆けていった。




木曽岬町4-4

 見渡す限りの広大な水田地帯という夢想を、最後まであきらめきれなかった。
 しかしこれはやっぱり、どちらかといえば住宅地の風景だ。




木曽岬町4-5

 同じ毛並みの大家族。




木曽岬町4-6





木曽岬町4-7





木曽岬町4-8





木曽岬町4-9





木曽岬町4-10

 戻りの半分は、歩きを断念して、自主運行バスに乗った。
 片道9キロの道のりを往復するのはきつい。片道18キロの方が新鮮さを保てる分、気分的に楽だ。




木曽岬町4-11





木曽岬町4-12

 二度訪れることはないと思われる木曽岬町だけど、一度も行ったことがないのと一度でも行ったことがあるのとではまったく違う。地図上の町名でしかなかったものが、訪れて歩いてみれば、自分の中で確かな実在となる。
 そんなふうに自分の白地図を少しずつ埋めていきたい。

犬山市のフォトコンとか大垣のこととか

フォトコン・写真(Photo Contest)
フォトコン-1

SONY α55 + MINOLTA 50mm f1.4



 犬山市の観光写真コンテスト(春)の表彰式に出席してきた。
 秋に続いての入選で、前回と同じく観光協会賞だった。
 写真は中央下、犬山城の下、木曽川に乗って流れゆく桜の花びらを写したものだ。ブログには載せていない。
 犬山フォトコンの表彰式は、選者さんの講評があるのが特徴で、作品の批評や選考基準などについての話も聞けるので、ぜひ出席したいと思わせる。田中志典市長が写真好きということもあって、選考会から表彰式までしっかり参加されている。
 気をよくした私としては、今年の秋のフォトコンにも当然参加するつもりでいる。
 表彰式のあとは、岐阜へ回ったのだけど、その話は日をあらためてということにしたい。




フォトコン-2

 岐阜県大垣市にある平野学園が発行するフリーマガジン「HIT」に写真を提供させていただいた。
 大垣に特化したフリーマガジンで、7月1日発行が3号になる。
 広く大垣市民の目に触れるものなのかどうかは分からないのだけど、手にする機会があれば見てみてください。




フォトコン-3

 写真は大垣水都まつりに関するものだった。
 去年、初めて見にいって、なかなかいい祭りだった。
 今年は、8月2日(木)から5日(日)にかけて行われる。
 私もどこかでまた行きたいと思っている。
 大垣といえば、8月下旬のひまわり畑も楽しみだ。

東山植物園便り ---7月の光

植物園(Botanical garden)
植物園便り-1

SONY α55 + TAMRON 90mm f2.8 Di



 日曜日は、サンデー料理と東山植物園便りの二本立て。
 しばらくこのパターンが定着している。夏場は週末にイベントがいろいろあって、帰りも遅くなることが多いから、それも崩れがちになるかもしれない。そろそろ花火大会も始まる。

 この日の東山植物園は、晴れ。今年は梅雨どきも雨の日が少なかったように思う。九州などのすごく降っているところと比べると雨量も断然少ない。雨で続けて何日も撮影に行けないということもなかった。7月も半ばとなり、梅雨明けももうすぐだ。




植物園便り-2

 飛ぶトンボ撮りが少しずつ完成形に近づきつつある。
 引きつけるだけ引きつけることが理想ではあるけれど、それよりも背景をきちんと整えることの方が重要だ。そのためには、まずはしっかりトンボを捉えなければ始まらない。




植物園便り-3

 かなり近い。
 シャッタースピードは、1/1000秒を超えるような高速よりも、翅が少しブレるくらいの方がいいのかもしれない。




植物園便り-4

 木漏れ日のコントラスト。アメンボが作る水紋。




植物園便り-5





植物園便り-6





植物園便り-7

 オスの赤色に変身しつつあるハッチョウトンボの未成熟。




植物園便り-8





植物園便り-9





植物園便り-10





植物園便り-11

 少しずつ蝉の鳴き声が聞こえ始めた。蝉時雨の季節がまたやってくる。

70パーセント・サンデー

料理(Cooking)
サンデー1

SONY α55 + MINOLTA 50mm f1.4



 やる気60パーセントくらいでスタートしたサンデー料理は、作っていたらやる気度は80パーセントくらいになった。でも、やっぱりちょっと手抜き。トータルのやる気は70パーセントといったところか。最近、100パーセントを出していない。
 まあ、100パーセント本気を出したからといって料理の内容が大きく変わることはないのだけど。




サンデー2

「マグロの和風ステーキ風」
 マグロに塩、コショウ、酒、ショウガをすり込み、しばらく置く。
 強火で表面をざっと焼く。
 酒、みりん、白だし、砂糖、塩、コショウ、唐辛子をひと煮立ちさせて、たれを作る。
 レタスと一緒に食べる。




サンデー3

「スライスジャガイモと鶏肉、野菜がけ」
 ジャガイモをスライスして、レンジで5分加熱する。
 細切りにしたニンジンとアスパラを湯がく。
 タマネギと鶏肉を炒める。
 ジャガイモなどを全部をあわせ、酒、みりん、しょう油、コンソメの素、砂糖、塩、コショウで味付けをする。




サンデー4

「ナスとインゲンのピリ辛味噌和え」
 ナスを切り分け、細い筋を入れ、水にさらす。
 ヘタを取ったインゲンを塩茹でする。
 ナスも茹でる。
 ごま油で、ショウガ、豆板醤、長ネギの刻みを炒める。
 ナスとインゲンを入れ、酒、みりん、しょう油、白だし、砂糖、味噌、唐辛子、塩、コショウで味付けをする。
 刻んだ青ネギ、すりごまを加え、全体に混ぜ合わせる。

 70パーセントくらいで肩の力を抜いて作った方がコントロールよくできる。着地点も大きくはズレない。
 ただ、それで満足していは趣味の料理とは言えない。全力で作るとどの程度なのか、自覚しておく必要がある。無難なところにとどまっていれば、いつまで経っても成長しないのは、料理に限らず何でも同じだ。成長とは、自分の限界を超えていくことだから。

木曽岬町を歩く <3>

旅/散策(Stroll)
木曽岬町3-1

SONY α55 + MINOLTA 50mm f1.4 / TAMRON 10-24mm f3.5-4.5



 木曽岬町シリーズの3回目。ここから後半になる。
 この日は、とてもよい天気で、青空が広がり、真夏のような雲が浮かんでいた。日差しも強く、すっかり日焼けしてしまった。




木曽岬町3-2





木曽岬町3-3

 南端近くまで来ても、民家がたくさん建ち並んでいる。古い家はほとんどなく、どの家も新しい。




木曽岬町3-4

 ひっきりなしに上空を旅客機が通り過ぎる。地理と方角からして、南のセントレアに降りる飛行機だろう。




木曽岬町3-5

 木曽川マリーナ。




木曽岬町3-6

 突端に近い源緑輪中地区までやって来た。
 堤防の向こうは木曽川の河口で、伊勢湾は近い。




木曽岬町3-7

 再び広い空に出会った。
 普段の生活の中で、これほど遮るもののない空を目にすることはない。




木曽岬町3-8

 干拓地エリアとこちら側をつなぐ橋の前に、頑丈なフェンスがあって、向こうへ行けないようになっていた。干拓地は現在ほとんど利用されていないようで、一般の立ち入りは禁止になっているのかもしれない。
 西側に回り込んで、木曽川沿いを北上する。




木曽岬町3-9

 木曽川を挟んで長島町の町並みが見えた。
 背後の山並みは、御在所方面だろうか。




木曽岬町3-10





木曽岬町3-11

 ナガシマスパーランドのジェットコースターと観覧車。




木曽岬町3-12

 最終回につづく。

木曽岬町を歩く <2>

旅/散策(Stroll)
木曽岬町2-1

SONY α55 + MINOLTA 50mm f1.4



 木曽岬町の桜名所といえばここ、鍋田川沿いの桜並木だ。
 途中で途切れとぎれになりつつも4キロ、1,500本の桜が続く。
 7月の桜並木は、木漏れ日が作り出す強いコントラスト模様だ。
 木曽岬町のメインストリートは、中央を縦に貫く県道108号線なのだと思う。当初、その道を行くつもりだったのだけど、歩いていたら鍋田川沿いの道に入っていた。これは町の東側に当たる。とりあえず、そのまま南下してみた。




木曽岬町2-2

 緑色の絨毯の上を、7月の風が渡っていく。
 緑の稲穂が風に揺れる姿は、日本らしい風景の一つだ。ありふれているけど、美しいと思う。




木曽岬町2-3

 昼間のカラオケ店から歌声が外に漏れてくる。
 なんだか、平和を感じた。




木曽岬町2-4

 木曽岬町は、5月に訪れる予定だった。見渡す限りの水田が広がる地区を想像していたので、田植えが終わった時期は水鏡の風景が広がってきれいだろうと思ったのだ。
 梅雨の雨降りや他の予定が入って延びのびになってしまい、やっと行けたのが7月の初めだった。
 行ってみるとイメージとはずいぶん違っていて、民家が多い住宅地だった。田んぼはけっこうあるものの、完全な田園地帯とまではいかない。





木曽岬町2-5





木曽岬町2-6





木曽岬町2-7





木曽岬町2-8





木曽岬町2-9





木曽岬町2-10





木曽岬町2-11

 町の中央を国道23号線が横断している。木曽岬町は知らなくても、この道を通ったことがある人は多いはずだ。 この道の付近だけ、唐突に街中の風景になる。23号線を越えて南へ行くと、また民家と田んぼの風景に戻る。




木曽岬町2-12

 このあとも、更に南へ下っていく。

 つづく。

木曽岬町を歩く <1>

旅/散策(Stroll)
木曽岬町1-1

SONY α55 + MINOLTA 50mm f1.4 / TAMRON 10-24mm f3.5-4.5



 何もない町に、何もない日に、なんでもない理由で訪ねていくシリーズ。
 前回の蟹江町に続いて今回やって来たのは、木曽岬町(きそさきちょう)だった。
 弥富町の西、木曽川に沿って縦に長く伸びるのが木曽岬町だ。木曽川の左岸、こちら側だから当然愛知県かと思いきや、三重県に属している。
 江戸時代以降、川をせき止めたり、島を陸続きにしたりしていたら、地形的に当初の姿から大きく変わり、干拓地を巡って愛知県と三重県がもめたことなどもあって、三重県に組み込まれる形で現在に至っている。
 郵便は愛知県が担当しているから郵便番号は愛知県のものだし、市外局番もそうだ。町内には高校がないから、公立に通う場合は愛知県ではなく三重県に行かなくていけない。 
 住民の間でも愛知県側と合併した方がいいという意見もあれば、桑名との合併を望む声もあり、なかなかすんなりとはいかないようだ。
 そんな木曽岬町へ行こうと思った理由は、単に行ったことがないからだった。町内に鉄道は走っていないから、国道23号線を車で通過したことがあるだけだった。
 最寄り駅は、JRの弥富駅と、近鉄の近鉄弥富駅になる。上の写真はJR弥富駅だ。
 南へ向かってひたすら歩き、8キロほど先の干拓地を目指した。




木曽岬町1-2

 弥富駅前の風景。
 かなり渋い。
 魅力を感じつつも、この日は通過した。弥富は別の機会に再訪したい。




木曽岬町1-3

 近鉄線の踏み切り。
 どことなく風景が三重県っぽい感じがした。道行く人の言葉も、三重県訛りだった。




木曽岬町1-4

 かつては駅前旅館もあったのだろう。




木曽岬町1-5

 火の見櫓。




木曽岬町1-6

 まだ弥富市内。




木曽岬町1-7

 筏川に架かる橋を越えると、木曽岬町に入る。




木曽岬町1-8

 木曽川の流れと、尾張大橋。
 JRと近鉄の橋梁も平行している。




木曽岬町1-9

 空が広くて気持ちいい。
 川向こうには、桑名と、遠くに四日市の工場が見えた。
 ここから見る夜景もよさそうだ。




木曽岬町1-10

 船溜まり。




木曽岬町1-11

 民家とシバタボウル。




木曽岬町1-12

 木曽川をいったん離れて内陸に入り、鍋田川沿いを行く。




木曽岬町1-13

 木曽岬町散策は、ここからが始まりだ。

 つづく。

海上の森ショートムービー「夏の海上の森を歩く」

動画(Motion picture)


http://youtu.be/QxG-nC84Cyo

SONY α55 + TAMRON 10-24mm f3.5-4.5 / MINOLTA 100-300mm f4.5-5.6 APO



 海上の森の動画を撮りたいと思ったのは、暗い森シリーズを撮っているときだった。
 α55のフルハイビジョン動画撮影機能を、これまで使ったことがなかった。動画はK-7時代に、愛岐トンネルで一度だけ試し撮りをして、それっきりだった。
 ずっと動画には興味がなかったのだけど、ふいに撮りたくなって、そうなるともう、撮りにいかずにはいられなかった。

 いろいろな動画を見たり、記事を読んだりして、イメージを持っていったつもりではあったのだけど、やはり聞くのと撮るのとではえらい違いで、思った通りにはいかなかった。
 α55には手ぶれ補正機能があるものの、それとは別に歩きながら撮るときの縦ブレがあって、これを抑え込むのは非常に困難だ。
 だからこそ、縦揺れ防止のためのステディカムなどが発売されているわけで、本格的に動画を撮る人にとってそれは必需品となっている。あれを使うと、特有の浮遊感のある映像になる。ただ、1万円以下のものはあまり効果がないとのことで、何万も出して買う気にはなれない。
 縦揺れに気をつけていたら、ちょっとおかしな歩き方になってしまい、横揺れが起きていた。無意識のうちに二足歩行ロボットのようなというか、中腰のコソ泥スタイルのような歩きになっていたかもしれない。撮っている最中、誰とも会わなかったのは幸いだった。

 編集に関していえば、SONYの付属ソフトPMBは、カットと単純結合しかできない。Windows付属のムービーメーカーは、vistaのPremium以上とwin7しかAVCHDに対応していない。
 今後続けて動画を撮るなら、Premiere Elementsあたりの導入を考えないといけない。
 撮影は、見よう見まねというか、ぼんやりしたイメージで行っているので、あとから見てみると、ここはああした方がよかったこうした方がよかったという点がたくさんある。
 カメラのパンと撮影中のズームは、デジタル一眼ではちょっと難しいように思った。あまりスムーズにいかない。
 オートフォーカスも、けっこう迷ったりする。動作音を拾うから、慣れたらマニュアルフォーカスにした方がよさそうだ。

 他人の家のホームビデオほど退屈なものはなく、個人の動画にもそれは言える。今回の海上の森動画も例外ではない。5分半というのは、短いようで長い。
 退屈に感じさせないためには、短いカット割りをしていくとか、つなぎの部分にエフェクトを加えるとか、文字を入れるなど、変化をつけることが必要になる。ただ、そんな凝った編集をしようとすると、かなりの時間を要することになるし、下手にやり過ぎると逆効果にもなる。
 YouTubeへのアップロードは、HDの場合、ものすごく時間がかかる。アップロードしながらエンコード的なことも同時にやっているのだろうか。ADSL回線ということもあるだろうけど、5分半の動画に5時間以上もかかった。
 HDにこだわらず、WMVにエンコードして、ファイルを軽くした方が現実的といえそうだ。そうすれば、ムービーメーカーである程度の編集ができるようになる。

 そんなこんなで今回は、いろいろ実験的な要素も含みつつのムービー作りとなった。
 またすぐ次のも撮りたくなったかといえばそうでもなく、単に海上の森を紹介したかっただけという気がしないでもない。海上の森のパート2ならまた作りたい。
 部屋を静かにして、音量を少し大きめにしつつ、森の音を楽しんでもらえるといいんじゃないかと思う。

【アクセス】
 ・愛知環状鉄道「山口駅」から徒歩約35分。
 ・無料駐車場 あり
 

東山植物園便り ---小雨模様

植物園(Botanical garden)
東山植物園-1

SONY α55 + TAMRON 90mm f2.8 Di



 雨の日の撮影にもだいぶ慣れたとはいえ、撮りにいける場所はどうしても限られる。準備のないまま、さて、どこへ行こうかと考えると、やはり近場ということになる。
 というわけで、またも植物園行きとなった。
 雨は小降りから大降りになり、やがてあがった。
 雨が降っているときは、トンボたちは濡れながらじっととまっているのだった。




東山植物園-2

 雨にも負けず飛んでいるのも少しいた。
 それでも、降り続くと、いつの間にか池にはトンボの姿がない。




東山植物園-3

 雨になると俄然元気になるのがカタツムリだ。




東山植物園-4





東山植物園-5





東山植物園-6





東山植物園-7

 テントウムシも、葉陰で雨をやり過ごす。




東山植物園-8





東山植物園-9

 ハッチョウトンボは、こんなに小さい。
 普段から警戒心が弱いトンボで、近づいても逃げることが少ない。雨のときはじっと動かない。
 とはいえ、指に乗るほど人なつこいわけではない。




東山植物園-10

 シジミチョウは、雨はあまり関係ないのか、普段と同じように飛び回っていた。




東山植物園-11

 ジャコウアゲハの飛翔シーン。




東山植物園-12

 カナヘビさんは眠たかったようだ。

 週に二度行っても楽しめる植物園なのであった。

6月の明治村 ---その他編

美術館・博物館(Museum)
明治村3-1

SONY α55 + MINOLTA 50mm f1.4



 明治村シリーズは、今回が最終回となる。
 明写真編、暗写真編に入らなかった写真を集めた。
 どちらかというと、今回は暗めの写真が多くなった。曇天で光が差さなかったことも要因だと思う。明治村も、光があった方が断然面白い。
 雨や雪の明治村も撮ってみたいけど、さすがにそんな日に自転車では行けない。




明治村3-2

 もう明治村も10回くらい撮りにいってるだろうか。建物の外観をそのまま撮るようなことは頭になくて、こんなところばかり探して歩いている。
 それらの写真を、自分ではスモール・ピクチャーと呼んでいる。絶景写真とは対極のすごく遠いところにある小さな写真。




明治村3-3





明治村3-4

 弓道場も好きな場所の一つだ。
 ここまで訪れる人は少ない。いつもひっそりしている。



明治村3-5

 走らないSLの駅。




明治村3-6

 いつも行くのは平日だから、結婚式を挙げているところには出くわさない。




明治村3-7

 時の音と名付けた壊れた鍵盤。



明治村3-8





明治村3-9





明治村3-10





明治村3-11





明治村3-12

 黒幕のミスターXとかが座っていそうなシチュエーション。



明治村3-13

 昔の夜は暗かった。

 去年は夜間営業の宵の明治村へ行った。今年の夏はたぶん行けない。

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