月別:2012年06月

記事一覧
  • ゆとりーとラインに乗って撮る

    SONY α55 + MINOLTA 50mm f1.4 / TAMRON 10-24mm F3.5-4.5 / 70-300mm 前から一度乗ってみなくてはいけないと思っていた、ゆとりーとライン。 正式名称を名古屋ガイドウェイバスといい、日本で唯一のガイドウェイバスだ。 専用軌道を走るバスで、運転手はハンドル操作をしないというのは聞いて知っていたのだけど、実際どんな仕組みで走っているのか理解していなかった。バスは一般道路も走るので、特殊なタイヤではない。溝の...

    2012/06/30

    鉄道(Railroad)

  • リトルワールドへ <3>

    SONY α55 + MINOLTA 50mm f1.4 / TAMRON 10-24mm F3.5-4.5 リトルワールドの3回目。そろそろ折り返し。 インドネシア、トバ・バタックの家。 スマトラ島北部にあった家で、高床式になっている。軒下部分で水牛を飼っていたらしい。 家の側面には、模様や絵が描かれている。 続いてヨーロッパ・エリアへ。 ドイツ、バイエルン州の家。 フランス、アルザス地方の家。 バイエルン州の家の裏手にある教会。 とんがり屋根が特...

    2012/06/30

    美術館・博物館(Museum)

  • リトルワールドへ <2>

    SONY α55 + MINOLTA 50mm f1.4 / TAMRON 10-24mm F3.5-4.5 リトルワールドの2回目。 北アメリカインディアンのテントは飛んで、アラスカ・トリンギットの家のトーテムポール。 トーテムポールを持っていた北西沿岸インディアンの中で、トリンギット族は一番北に位置するインディアンだったそうだ。 このトーテムポールが本物かどうかは分からない。 リトルワールドの建物は、移築したものもあるのだろうけど、再現したものが...

    2012/06/29

    美術館・博物館(Museum)

  • 蟹江町を歩く <4>

    SONY α55 + MINOLTA 50mm f1.4 蟹江町シリーズ4回目。これが今回の最終回となる。 二度目の蟹江訪問で、やっと少し蟹江の町を知れた気がする。このときもよく歩いた。 あのあたりはまだ歩いていない町がたくさんある。次は弥富と木曽岬町あたりを予定している。...

    2012/06/29

    旅/散策(Stroll)

  • リトルワールドへ <1>

    SONY α55 + MINOLTA 50mm f1.4 久しぶりにリトルワールドに行きたくなった。どうしてだかはよく分からない。ただ、なんとなく。 これまで二度、写真を撮るために行っている。前回は2009年で、ナイター営業が目的だった。そのときに、けっこうしっかり撮って回って、もうしばらくはいいだろうと思ったのを覚えている。3年弱という歳月が、長いか短いか。明治村のように年に一、二回行っても楽しめるようなところではない。3年に一...

    2012/06/28

    美術館・博物館(Museum)

  • 竹鼻を歩く <後編>

    SONY α55 + MINOLTA 50mm f1.4 竹鼻町歩きの後編は、商店街の風景を中心にお届けします。 他の地方都市と同様、駅前商店街はすっかりさびれてしまっている。ただ、それほど寂しい感じはしない。懐かしさの方が強く感じられた。 名物は、なまずらしく、あちこちになまずの文字が見えた。毎年、なまずまつりというのも行われているんだとか。みんなでなまずを食べるのだろうか。 7月の終わりには、七夕まつりもあるようだ。 竹...

    2012/06/27

    旅/散策(Stroll)

  • 竹鼻を歩く <前編>

    SONY α55 + MINOLTA 50mm f1.4 性海寺をあとにして、竹鼻へとやって来た。 竹鼻というのはまったく馴染みのない町だったのだけど、名鉄竹鼻線の存在は知っていた。地名でいうと岐阜県羽島市になる。東海道新幹線の岐阜羽島駅がある近くだ。 古い町並みが残っているということで、mihopapaさんと歩いてみた。 この日は私の都合で早く帰らなくてはいけなかったので、実質1時間なかった。そんな短時間では味わいきれない魅力的な...

    2012/06/26

    旅/散策(Stroll)

  • 瀬戸電沿線風景も春から夏へ

    SONY α55 + MINOLTA 50mm f1.4 他 瀬戸電沿線の風景も、春から夏へと様変わりした。 以前ほど頻繁に撮ることはなくなったものの、どこかへの行き帰りに沿線沿いを自転車で行きながら、ちょくちょく撮っている。またたまってきたので、まとめて出すことにした。前回出し切れなかった春の風景も少し混じっている。 瀬戸電沿線の風景を、これからもコツコツ撮り集めていきたい。...

    2012/06/25

    鉄道(Railroad)

  • 東山植物園便り ---曇り空の下

    SONY α55 + SIGMA 50mm f2.8 DG MACRO + 3600HS(D) 東山植物園のこの日の天気は曇り。ときどき薄日が差した。 季節は6月の後半。初夏から夏へと移り変わる時期だ。 トンボの数が一気に増えたのが印象的だった。 トンボたちの縄張り争いが激化した。 常に何匹か飛び回っているので、写真に撮るには好都合だ。難しいことに変わりないながらも確率は上がる。 ネジバナが咲き始めた。 ハナショウブはそろそろ終わり。 翅がだい...

    2012/06/24

    植物園(Botanical garden)

  • まずまずサンデー料理

    SONY α55 + SIGMA 50mm f2.8 DG MACRO そろそろ6月も終わりだというのに、まだ夏の気分にならない。今年は春先から寒い日が多かったけど、初夏になってもその傾向は続いている。半袖に切り替えていないし、クーラーもほとんど入れていない。料理もまだ、夏仕様という感じにはならない。 まあ、真夏でもサンデー料理の内容はほとんど変わらないのだけれど。 今回もいつも通りの料理が並んだ。「マグロのマヨネーズソースがけ」 ...

    2012/06/24

    料理(Cooking)

  • アジサイ咲く性海寺へ

    SONY α55 + SIGMA 50mm f2.8 DG MACRO / TAMRON 10-24mm 鎌倉の長谷寺とはいかないけれど、愛知県の稲沢市にアジサイ寺として知られる性海寺(しょうかいじ)がある。 mihopapaさんと、撮りにいってきた。 アジサイの時期の性海寺には、2008年に行っている。そのときのものを読み返してみると、2005年にも行っているようだ。そのときの記憶はまったく失われている。 性海寺の歴史については、前回書けることはすべて書いた。特...

    2012/06/23

    名所/旧跡/歴史(Historic Sites)

  • 黒門町あたりの風景

    SONY α55 + MINOLTA 50mm f1.4 建中寺へ行った日、黒門町あたりを散策した。 地図を見ると、黒門町という名前の交差点はあるものの、黒門町という町名はない。区画整理か何かのときになくなったのか、もともと通称のようなものだったのか、そのあたりの経緯はよく知らない。江戸時代は黒谷門前と呼ばれていたのが、いつしか黒門町となっていったらしい。 地名でいえば、豊前町、車道町、百人町、筒井町あたりは、かつての城下町...

    2012/06/22

    名古屋(Nagoya)

  • 6月の風景

    SONY α55 + MINOLTA 50mm f1.4 他 ここ最近、撮り溜めた季節の風景をお送りします。 あれから何度か川沿いを行って姿を探したけど見つからず、心配していたカルガモの親子を久しぶりに見た。 子供たちはちょっと大きくなっていた。 タモと虫かごを持って。 もうそんな季節になった。 千種公園のユリを見てきた。 相変わらず人が多くて、落ち着けない。 一面のユリを期待していくとがっかりしてしまう場所。 ハナショウブ...

    2012/06/21

    日常写真(Everyday life)

  • 今年も写真家たちの日本紀行写真展に行く

    SONY α55 + MINOLTA 50mm f1.4 / TAMRON 10-24mm F3.5-4.5 梅雨だから雨の日が多いのはいいとして、台風はちょっとない。季節感がよく分からなくなる。 雨降りの合間を縫って、伏見方面へ向かった。 日銀前の歩道橋。 冬の間、すっかり葉を落としていたイチョウの木も、夏を前にこの通り。 夏の姿は、どこか秋の予感を抱いている。 目的はここ、キヤノンギャラリー伏見だった。「写真家たちの日本紀行 写真展」も、今年で4...

    2012/06/20

    美術館・博物館(Museum)

  • フォトコンのこと、写真のこと

    SONY α55 + SIGMA 50mm f2.8 DG MACRO「デジタルカメラマガジン 7月号」の組写真フォトコンで入選。 組写真で入ったのは本当に久しぶりのことだ。モノクロ写真が選ばれたのは初めてになる。 選者がアサヒカメラnetの「写真の殿堂」も担当している小林紀晴さんというのも、個人的には意味のあることだった。 去年、中井精也さんに「駆ける園児」を準優秀に選んでもらったときは、深夜に一人で大喜びした。今回は静かに喜びを味わ...

    2012/06/20

    フォトコン・写真(Photo Contest)

  • 6月はグリーンピア春日井と築水池

    SONY α55 + SIGMA 50mm f2.8 DG MACRO / TAMRON 180mm F3.5 + 3600HS(D) 毎年6月にグリーンピア春日井へ行くには理由がある。 ハナショウブとアジサイを同時に見られて、隣の築水池湿地にはトキソウとカキランが咲くからだ。 ここのところ、ほぼ毎年6月に行っていると思う。6月以外はほとんど行かない。 自転車で行くと、最後の長い上り坂がきつすぎて、年に一回しか行く気になれない。 標高が高いのか、地形的なものなのか、...

    2012/06/19

    植物園(Botanical garden)

  • 名古屋に建中寺あり

    SONY α55 + MINOLTA 50mm f1.4 / TAMRON 10-24mm F3.5-4.5 三度、四度と、すれ違いが続いた建中寺。これまで何度か部分的に撮った写真を載せてきたけど、今回ようやく全体を撮ることができた。 建中寺自体は、もう何度も行っているので、目新しさはない。初めて訪れたのは、6、7年前になるだろうか。 総門から三門方向を見るところが一番好きだ。タイミングがいいと、前の道路を小学生たちが列になって横切る。 総門と三門は、...

    2012/06/18

    名古屋(Nagoya)

  • 蟹江町を歩く <3>

    SONY α55 + MINOLTA 50mm f1.4 蟹江町シリーズはまだ続く。今回は3回目。 のんびり歩きながら、モノクロの目で、蟹江町を写し取っていく。名古屋駅から列車でわずか20分ほどの場所でも、しっかり旅の気分を味わった。 もう一回、続きます。...

    2012/06/18

    旅/散策(Stroll)

  • 東山植物園便り ---雨と虫

    SONY α55 + SIGMA 50mm f2.8 DG MACRO + 3600HS(D) この日も植物園は雨。天気予報では曇りだったのに、行ってみれば雨だった。中途半端に曇りよりも雨の方がかえっていい。小雨よりもしっかり降ってくれた方が、雨粒なんかも撮りやすい。雨になると、虫の数がめっきり減ってしまうのが残念ではあるのだけど。 雨降りのときは、トンボとかチョウとかは、どこにすっこんでるんだろう。濡れないところにいるんだろうけど、それにし...

    2012/06/17

    植物園(Botanical garden)

  • 土曜にやってもサンデー料理

    SONY α55 + MINOLTA 50mm f1.4 6月はイベントが少ない月で、今週末も何もなかった。来月になれば、そろそろ夏のイベントが増えてくるはずだ。 土曜は雨模様で、日曜は晴れとなれば、料理は土曜にやって、日曜日に出かけることになる。気分的にも土曜日の方がゆっくりできるからいい。 今回は少し手間がかかっている。食べる側とすれば、手間がかかろうがかかるまいが、美味しく食べられればそれでいいのだけど、作り手の側から...

    2012/06/17

    料理(Cooking)

  • 定光寺の山から鉄道と水田撮り

    SONY α55 + MINOLTA 50mm f1.4 / 10-24mm / 70-300mm 近頃やや俯瞰症気味の私は、定光寺近くの山の上に鉄道風景が撮れる場所があるという情報を得て、早速出向いていった。 定光寺駅から見て南東約1.2キロの場所に、森林交流館というところがある。森林に関する展示施設らしいのだけど、鉄道撮影においてそれは目印でしかない。そこから少し進んだ場所に、展望デッキが作られている。これも森林交流館のものかどうかよく分からな...

    2012/06/16

    鉄道(Railroad)

  • 6月の岩屋堂風景

    SONY α55 + SIGMA 50mm f2.8 DG MACRO / 10-24mm / 70-300mm 桜の季節に行こうと思って行けなかった岩屋堂。本格的な夏を前に、久しぶりに撮りたくなった。1月にセリバオウレンを撮りにいって以来になる。 秋の紅葉と、夏休み以外は、訪れる人も少なく、ひっそりしている。そういう静かな岩屋堂が好きだ。 老朽化して、維持できなくなった無料プールは、とうとう廃止が決まった。 このまま捨て置かれることになるのか、取り壊...

    2012/06/15

    施設/公園(Park)

  • 海上の森で虫撮り

    SONY α55 + SIGMA 50mm f2.8 DG MACRO + 3600HS(D) 虫を撮るならやっぱり海上の森。植物園にもけっこういるけど、種類にしても量にしても、海上の森の方が断然多い。あまり見たことがないような奇妙な虫もいる。でも、かわいくないやつは撮らない。 カマキリの子供をよく見るようになった。昔は道端の草むらとかにもたくさんカマキリの卵があったものだけど、今は見かけなくなった。大きなビンに入れておくと、ある日ものすごい...

    2012/06/14

    虫/生き物(Insect)

  • 高架風景

    SONY α55 + TAMRON 10-24mm f3.5-4.5 他 自転車での行き帰りに、街の風景を撮る。とりわけ、高架の風景に惹かれる。高速道路や鉄道、橋など、頭の上に架かっている道に、何かしら魅力を感じるのは、子供の頃思い描いていたような21世紀の未来予想図と関係があるかもしれない。 透明なチューブの中を車や列車が走っているとはいかないけれど、江戸時代の人たちから見れば、高架の風景は間違いなく未来を強く思わせる風景だろう。...

    2012/06/13

    街(Cityscape)

  • 名古屋空港で飛行機撮り

    SONY α55 + TAMRON 10-24mm f3.5-4.5 / SIGMA APO 170-500mm f5-6.3 梅雨入りしたとは思えないほどの青空が広がった日曜日。これといったイベントもなく、さて、どこで何を撮ろうかと考えて、広い空が撮りたいと思った。 というわけでやってきた名古屋空港。遮るもののない広い空がここにはある。 エアフロントオアシスの南、歩道橋の上に立って、名古屋空港を見渡す。 この日は日曜日だったからか、自衛隊もお休みだったよう...

    2012/06/13

    飛行機(Airplane)

  • 暗い森

    SONY α55 + SIGMA 50mm f2.8 DG MACRO 他 + 3600HS(D) 海上の森を歩いているとき、何気なくストロボを使ってハイスピードシンクロで林道を撮ってみた。液晶画面を確認すると、案の定ほとんど真っ暗で何も写っていない。露光時間が足りず、ストロボの光は遠くまでは届かない。 家に戻ってPCで画像を見てみると、暗闇の中にほんのり光と色が浮かび上がっている。面白い。意識的にやってみたら、これまで写すことができずにいた森の...

    2012/06/12

    森/山(Forest/Mountain)

  • 蟹江町を歩く <2>

    SONY α55 + MINOLTA 50mm f1.4 永和駅前の水田風景。ここで夕焼けと列車を絡めて撮りたいと考えていた。 結局、空は焼けず、ここまで戻ってくることもなかった。 今頃はもう、稲もだいぶ生長してしまったことだろう。水鏡風景を撮れる期間は短い。 今日は蟹江町シリーズの2回目をお送りします。 つづく。...

    2012/06/11

    旅/散策(Stroll)

  • 王子バラ園再び <虫がいっぱい>

    SONY α55 + SIGMA 50mm f2.8 DG MACRO + 3600HS(D) 王子バラ園再びの後編は、バラと虫編をお届けします。 虫が苦手な人は、ちょっとピンチかも。 私としてはもっと虫に激しく接近する方法はないかと考えている。等倍を超えるためには、リバースアダプタと広角レンズの組み合わせしかないかもしれない。近々導入予定。 サングラスかガスマスクか。 彼らの目に世界はどんなふうに映ってるんだろう。 毛むくじゃらのクモは、か...

    2012/06/11

    花/植物(Flower/plant)

  • 東山植物園便り ---春から夏へ

    SONY α55 + SIGMA 50mm f2.8 DG MACRO + 3600HS(D) 今週の東山植物園も、虫撮り中心となった。 ただ、風が強かったせいもあるのか、虫たちの姿は少なめで、なかなか出会うことができなかった。花も少なくなっている時期で、ちょっと寂しい。早くも春が懐かしくて恋しい。 風で茎がぐわんぐわん揺さぶられても、トンボはわりと平気な感じで掴まっている。人間が思う以上に体が軽いのか、手足の力が強いのか、たぶん、その両方な...

    2012/06/10

    植物園(Botanical garden)

  • 皿変え気分転換サンデー

    SONY α55 + SIGMA 50mm f2.8 DG MACRO 今週のサンデー料理も、いつもと変わらない感じの料理が並んだ。せめて気分を変えようと、普段使わない皿に盛ってみた。 服や皿なんてものは、いくら持っていても、たいてい決まったものに偏ってしまうものだ。それじゃあ、必要最小限でいいかといえばそうもでなく、タンスや棚がガラガラでは寂しいから、何か買ってしまう。新しく買ったものに移行する場合もあるし、そうじゃないこともあ...

    2012/06/10

    料理(Cooking)

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ゆとりーとラインに乗って撮る

鉄道(Railroad)
ゆとりーとライン-1

SONY α55 + MINOLTA 50mm f1.4 / TAMRON 10-24mm F3.5-4.5 / 70-300mm



 前から一度乗ってみなくてはいけないと思っていた、ゆとりーとライン。
 正式名称を名古屋ガイドウェイバスといい、日本で唯一のガイドウェイバスだ。
 専用軌道を走るバスで、運転手はハンドル操作をしないというのは聞いて知っていたのだけど、実際どんな仕組みで走っているのか理解していなかった。バスは一般道路も走るので、特殊なタイヤではない。溝の中を一般のタイヤで真っ直ぐ進むとも思えなかった。
 近くから見てみて、なんとなく納得した。タイヤ近くの側面から横向きに車輪が出てくるようになっていて、軌道の横にガイドレールがあり、そこに車輪を通して進んでいくという仕組みだ。この説明で分かるだろうか。鉄道でいうと、レールが列車の左右横向きにあって、外についた車輪がレール上をなぞっていくようなものだ。
 なんかちょっと不思議な乗り心地だった。バスでもなく、列車とも違う。全体に乗り心地は悪くない。ただ、たまに揺れる。
 運転手は、専用軌道を走るということで、鉄道の免許が必要とされる。細かい制限速度期間が設けられていて、運転手は、制限35キロとか、制限20キロ、などとマイクでアナウンスしながら運転している。ハンドル操作がなく、加速と減速だけというのは、鉄道と同じだ。



ゆとりーとライン-2

 起点は大曽根駅で、大きく分けて中志段味行きと高蔵寺行きに分かれる。
 小幡緑地と大曽根の間が高架のガイドウェイバスの区間で、ここの間をゆとりーとラインと呼んでいるのだと思う。愛称は公募によって決められた。
 私が乗りたかったのは、高架からの眺めを撮りたかったからなので、小幡緑地駅と大曽根駅を往復した。
 分類でいうと鉄道だから、バス停ではなく駅と名前がついている。
 なんとなく名古屋市バスのような気がしていたけど、実際は第三セクターが運営している。名古屋市、名鉄、JR東海バスなどが出資して作った。
 運転業務に関しては名古屋市の市バス運転手がしているようだ。
 ガイドウェイバスの構想は早くからあって、国が開発に着手したのが、1985年(昭和60年)のことだった。
 名古屋はいち早く乗り出し、ゆとりーとラインは2001年(平成13年)に完成して、営業を始めた。
 特に最初の頃は赤字続きだったそうだけど、年々利用者は増えているようだ。10分置きに走ってるから、多すぎなんじゃないかと思ったら、行きも帰りも満員で驚いた。特に大曽根発は、出発時点ですでに満席で、途中は立ち客も含めて満員御礼状態だった。おかげで、のんびり写真を撮っているような雰囲気とはほど遠かった。



ゆとりーとライン-3

 街を走っている路線バスの中で車窓の風景を写真に撮っている人を見たことがあるだろうか。私は、ない。
 ゆとりーとラインは観光路線でも何でもなく、高架を行く普通の路線バスだから、車内で写真を撮るという行為はひどく場違いなものだった。
 それでも、この機を逃したら次はいつ乗れるか分からないと思い、なんとか数枚撮った。
 見慣れている風景も、遮るもののない高架から見るのは新鮮で、乗客さえ少なければ、喜んで撮りまくったに違いない。
 夕焼けどきなんかは特にいいのが撮れそうだ。根性がある方は、ぜひ挑戦してもらいたいと思う。



ゆとりーとライン-4

 大曽根駅の回転場。
 特別なバスなので、それほど台数はないのだろう。大曽根まで来たバスは、そのまま反対方向行きのバスになる。



ゆとりーとライン-5

 隣は、JR中央線の大曽根駅で、少し離れて瀬戸電の大曽根駅がある。乗り換えは便利だ。



ゆとりーとライン-6

 大曽根駅の構内。
 バスターミナルという感じではない。どちらかというと鉄道に近い。瀬戸電の駅がこんな感じだ。



ゆとりーとライン-7

 大曽根駅の入り口。
 改札風になっているけど、もちろん切符があるわけではなく、駅員が立っているわけでもない。駅への出入りは自由だ。
 途中の各駅とも無人駅で、切符の販売などもしていない。



ゆとりーとライン-8

 大曽根駅に入っていくところを下から見上げる。



ゆとりーとライン-9

 帰りの車窓。
 陸上自衛隊守山駐屯地が丸見え。



ゆとりーとライン-10

 小幡緑地の一つ隣、白沢渓谷駅も見てみた。
 特に違っているところはない。



ゆとりーとライン-11

 ウソでしょ-!? と思った、注意書き。



ゆとりーとライン-12

 白沢渓谷駅の少し西から、川村駅方面を見たところ。

 なかなか面白いゆとりーとライン体験だった。
 被写体としての可能性もまだまだ感じさせたし、機会があればまた乗って車内から撮りたい。

リトルワールドへ <3>

美術館・博物館(Museum)
リトルワールド3-1

SONY α55 + MINOLTA 50mm f1.4 / TAMRON 10-24mm F3.5-4.5



 リトルワールドの3回目。そろそろ折り返し。
 インドネシア、トバ・バタックの家。
 スマトラ島北部にあった家で、高床式になっている。軒下部分で水牛を飼っていたらしい。
 家の側面には、模様や絵が描かれている。




リトルワールド3-2





リトルワールド3-3





リトルワールド3-4

 続いてヨーロッパ・エリアへ。
 ドイツ、バイエルン州の家。




リトルワールド3-5





リトルワールド3-6

 フランス、アルザス地方の家。




リトルワールド3-7





リトルワールド3-8

 バイエルン州の家の裏手にある教会。




リトルワールド3-9

 とんがり屋根が特徴的なイタリアのアルベロベッロ。




リトルワールド3-10

 ここの家並みは世界遺産として登録されているから、イタリアで本物を見たことがある人もいるだろう。




リトルワールド3-11

 イタリア人の美意識やセンスといったものは、室内にも表れてて、生活空間もなんだか洒落ているのだった。




リトルワールド3-12

 テント村とタンザニアは飛んで、南アフリカ、ンデベレの家。
 白壁の家や塀をこんな模様に塗るのが、この民族の特徴となっている。

 後半へと続いていく。

リトルワールドへ <2>

美術館・博物館(Museum)
リトルワールド2-1

SONY α55 + MINOLTA 50mm f1.4 / TAMRON 10-24mm F3.5-4.5



 リトルワールドの2回目。
 北アメリカインディアンのテントは飛んで、アラスカ・トリンギットの家のトーテムポール。
 トーテムポールを持っていた北西沿岸インディアンの中で、トリンギット族は一番北に位置するインディアンだったそうだ。
 このトーテムポールが本物かどうかは分からない。
 リトルワールドの建物は、移築したものもあるのだろうけど、再現したものが多いのかもしれない。




リトルワールド2-2

 ペルー大農園領主の家。
 白亜の大豪邸。
 たくさんのツバメが巣を作っていた。




リトルワールド2-3





リトルワールド2-4





リトルワールド2-5

 邸宅内にある礼拝堂のマリア像。
 私たちの知っているマリアとキリストとは顔が違う。こういうところにもお国柄というのが出るらしい。




リトルワールド2-6





リトルワールド2-7

 インドネシア、バリ島貴族の家。
 リトルワールドの中で、好きな建物の一つだ。撮るものがたくさんある。




リトルワールド2-8

 サラスワティ像。




リトルワールド2-9

 いろんな神様や仏像が盛りだくさん。




リトルワールド2-10





リトルワールド2-11





リトルワールド2-12





リトルワールド2-13


 まだしばらく続きます。

蟹江町を歩く <4>

旅/散策(Stroll)
蟹江4-1

SONY α55 + MINOLTA 50mm f1.4



 蟹江町シリーズ4回目。これが今回の最終回となる。




蟹江4-2





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蟹江4-11





蟹江4-12

 二度目の蟹江訪問で、やっと少し蟹江の町を知れた気がする。このときもよく歩いた。
 あのあたりはまだ歩いていない町がたくさんある。次は弥富と木曽岬町あたりを予定している。

リトルワールドへ <1>

美術館・博物館(Museum)
リトルワールド1-1

SONY α55 + MINOLTA 50mm f1.4



 久しぶりにリトルワールドに行きたくなった。どうしてだかはよく分からない。ただ、なんとなく。
 これまで二度、写真を撮るために行っている。前回は2009年で、ナイター営業が目的だった。そのときに、けっこうしっかり撮って回って、もうしばらくはいいだろうと思ったのを覚えている。3年弱という歳月が、長いか短いか。明治村のように年に一、二回行っても楽しめるようなところではない。3年に一度というのは、ほどよい合間と言えるかもしれない。
 いい写真を撮ってやろうと意気込んで撮れるようなところでもなく、目についたものを淡々と写しとめていった。ちょっと久しぶりということもあって、わりと新鮮に感じられた。それまであったものがなくなっていたり、新しい建物を建てていたりと、いくらかの変化があった。
 スタートは沖縄石垣島の家から。



リトルワールド1-2

 シーサー。
 やっぱり狛犬に似ている。



リトルワールド1-3

 北海道アイヌの家。



リトルワールド1-4




リトルワールド1-5

 台湾の農家。



リトルワールド1-6




リトルワールド1-7




リトルワールド1-8




リトルワールド1-9




リトルワールド1-10




リトルワールド1-11




リトルワールド1-12

 とまあ、こんな感じで、しばらくリトルワールド・シリーズは続きます。

竹鼻を歩く <後編>

旅/散策(Stroll)
竹鼻2-1

SONY α55 + MINOLTA 50mm f1.4



 竹鼻町歩きの後編は、商店街の風景を中心にお届けします。
 他の地方都市と同様、駅前商店街はすっかりさびれてしまっている。ただ、それほど寂しい感じはしない。懐かしさの方が強く感じられた。
 名物は、なまずらしく、あちこちになまずの文字が見えた。毎年、なまずまつりというのも行われているんだとか。みんなでなまずを食べるのだろうか。
 7月の終わりには、七夕まつりもあるようだ。




竹鼻2-2





竹鼻2-3





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竹鼻2-5





竹鼻2-6





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竹鼻2-9





竹鼻2-10





竹鼻2-11





竹鼻2-12





竹鼻2-13

 竹鼻の町は、とてもいいところだった。今回は滞在時間が短かったから、できれば再訪したいところなのだけど、どこの町も一期一会で、次はない。機会があったとしても、同じではない。自分も変わるし、町も変わる。光も違うし、歩いている人も別だ。
 心の中に、また行きたいと思う町をたくさん持っているのは、幸せなことかもしれない。

竹鼻を歩く <前編>

旅/散策(Stroll)
竹鼻-1

SONY α55 + MINOLTA 50mm f1.4



 性海寺をあとにして、竹鼻へとやって来た。
 竹鼻というのはまったく馴染みのない町だったのだけど、名鉄竹鼻線の存在は知っていた。地名でいうと岐阜県羽島市になる。東海道新幹線の岐阜羽島駅がある近くだ。
 古い町並みが残っているということで、mihopapaさんと歩いてみた。
 この日は私の都合で早く帰らなくてはいけなかったので、実質1時間なかった。そんな短時間では味わいきれない魅力的な町だった。




竹鼻-2

 東本願寺竹鼻別院。
 かつて竹鼻には、竹ヶ鼻城があった。室町時代に建てられた城で、関ヶ原の戦いの前に福島正則によって落城した。
 本丸跡地とされる場所に、歴史民族資料館が建っている。
 江戸時代には、美濃路の脇街道として竹鼻街道が整備され、商人の町として賑わったという。町屋造の名残はそのときのものだろう。
 竹鼻別院の門前町でもあった。




竹鼻-3

 格子造の家並みが続く。




竹鼻-4

 狭い地区にお寺が集まっている。




竹鼻-5





竹鼻-6

 竹鼻は円空の出身地とされているところで、町には円空仏をかたどった木彫りの仏像が並んでいる。円空通りというのもある。




竹鼻-7





竹鼻-8





竹鼻-9





竹鼻-10





竹鼻-11





竹鼻-12





竹鼻-13





竹鼻-14

 後編につづく。

瀬戸電沿線風景も春から夏へ

鉄道(Railroad)
瀬戸電風景-1

SONY α55 + MINOLTA 50mm f1.4 他



 瀬戸電沿線の風景も、春から夏へと様変わりした。
 以前ほど頻繁に撮ることはなくなったものの、どこかへの行き帰りに沿線沿いを自転車で行きながら、ちょくちょく撮っている。またたまってきたので、まとめて出すことにした。前回出し切れなかった春の風景も少し混じっている。




瀬戸電風景-2





瀬戸電風景-3





瀬戸電風景-4





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瀬戸電風景-7





瀬戸電風景-8





瀬戸電風景-9





瀬戸電風景-10





瀬戸電風景-11





瀬戸電風景-12





瀬戸電風景-13





瀬戸電風景-14

 瀬戸電沿線の風景を、これからもコツコツ撮り集めていきたい。

東山植物園便り ---曇り空の下

植物園(Botanical garden)
植物園便り-1

SONY α55 + SIGMA 50mm f2.8 DG MACRO + 3600HS(D)



 東山植物園のこの日の天気は曇り。ときどき薄日が差した。
 季節は6月の後半。初夏から夏へと移り変わる時期だ。
 トンボの数が一気に増えたのが印象的だった。



植物園便り-2

 トンボたちの縄張り争いが激化した。
 常に何匹か飛び回っているので、写真に撮るには好都合だ。難しいことに変わりないながらも確率は上がる。



植物園便り-3

 ネジバナが咲き始めた。



植物園便り-4

 ハナショウブはそろそろ終わり。



植物園便り-5

 翅がだいぶ傷んでいるシジミチョウ。



植物園便り-6

 アジサイも少し撮る。



植物園便り-7




植物園便り-8

 晴れていればカタツムリは動かない。



植物園便り-9




植物園便り-10




植物園便り-11

 ハッチョウトンボはまだそれほど増えていなかった。未成熟を含めて見たのは4匹だけ。



植物園便り-12

 見たことのない謎の虫。



植物園便り-13

 ストロボ撮影もだいぶ分かってきた。ワイヤレスでの当て方については、更なる試行錯誤が必要だ。

まずまずサンデー料理

料理(Cooking)
サンデー1

SONY α55 + SIGMA 50mm f2.8 DG MACRO



 そろそろ6月も終わりだというのに、まだ夏の気分にならない。今年は春先から寒い日が多かったけど、初夏になってもその傾向は続いている。半袖に切り替えていないし、クーラーもほとんど入れていない。料理もまだ、夏仕様という感じにはならない。
 まあ、真夏でもサンデー料理の内容はほとんど変わらないのだけれど。
 今回もいつも通りの料理が並んだ。



サンデー2

「マグロのマヨネーズソースがけ」
 マグロは、塩、コショウ、酒を振ってしばらく置き、小麦粉をまぶして、オリーブオイルで焼く。
 ちょっと焼きすぎた。中は半生くらいで仕上げたかった。
 マヨネーズ、オリーブオイル、しょう油、コンソメの素、ショウガ、レモン水、からし、砂糖、塩、コショウ、白ごまを混ぜ合わせ、ソースを作る。
 アスパラは軽く塩茹でする。
 このソースはいろいろ応用が利く。



サンデー3

「エビと豆腐のチリソース風」
 エビの下処理をする。
 絹ごし豆腐はサイコロ切りにする。
 ごま油、ショウガ、豆板醤に火を通し、エビを強火で炒める。火が通ったら、いったん取り出す。
 あらためてごま油と豆板醤を少し足し、刻み長ネギを炒め、酒、みりん、しょう油、中華の素、砂糖、ケチャップでベースを作る。
 絹ごし豆腐を入れて、煮込む。
 後半にエビを戻し、全体に混ぜ合わせつつ、塩、コショウで味を完成させる。
 水溶きカタクリ粉を加え、とろみをつける。
 細切りにしたレタスと一緒に食べる。



サンデー4

「鶏肉入りの和風野菜炒め」
 オリーブオイルで鶏肉を炒める。
 タマネギ、ニンジン、キャベツ、エリンギを加え、酒、砂糖、白だしで味付けをする。
 後半でトマトと塩茹でしたブロッコリーを追加して、塩、コショウで味を調える。

 それなりに手間をかけたような、そうでもないような。
 緑の彩りもあったし、全体のバランスも悪くなかった。サンデー料理としては、上出来の部類といっていいだろう。

アジサイ咲く性海寺へ

名所/旧跡/歴史(Historic Sites)
性海寺-1

SONY α55 + SIGMA 50mm f2.8 DG MACRO / TAMRON 10-24mm



 鎌倉の長谷寺とはいかないけれど、愛知県の稲沢市にアジサイ寺として知られる性海寺(しょうかいじ)がある。
 mihopapaさんと、撮りにいってきた。
 アジサイの時期の性海寺には、2008年に行っている。そのときのものを読み返してみると、2005年にも行っているようだ。そのときの記憶はまったく失われている。
 性海寺の歴史については、前回書けることはすべて書いた。特に付け加えることはない。
 4年も経てば写真も変わるけど、あまり成長していない部分もあって、自分自身、ちょっとがっかりもする。



性海寺-2

 今年はアジサイも遅かったのだろうけど、それにしても20日過ぎでは完全に遅刻だった。遠目にはまだよく咲いているように見えても、近づくと盛りを過ぎて枯れ始めた花が多かった。アジサイまつりも、もう終わっていた。ただ、見物人はそこそこ訪れていて、アジサイ寺としての人気をうかがわせた。



性海寺-3

 重文の多宝塔。
 そういえば、重文、国宝巡りの旅が途中になっている。どこまで進んだんだったか。



性海寺-4

 多宝塔に安置されているのが愛染明王で、底の抜けたひしゃくを奉納するらしい。意味はよく知らない。



性海寺-5

 本堂もあらためて見るとカッコイイことに気づく。
 こちらも国の重文指定になっている。



性海寺-6

 古墳の周りにアジサイを植えて、人々は古墳に登って境内を眺める。
 これが有力者のお墓かと思うと、ちょっと不思議な気がする。



性海寺-7

 変わった木があって、説明版も立っていたのに、覚えてこなかった。



性海寺-8




性海寺-9

 この日は、猛烈な風が吹いていて、アジサイは揺れに揺れ、普通に撮ることもままらない状況だった。
 何枚か撮って、早々にあきらめた。虫も撮れず。



性海寺-10

 90種一万株のアジサイが植えられているという。



性海寺-11

 珍しい品種だ。
 風さえなければ、もう少しじっくり撮りたかった。



性海寺-12

 アジサイもそろそろシーズン終盤。あとは植物園で撮るくらいだろうか。

黒門町あたりの風景

名古屋(Nagoya)
黒門町-1

SONY α55 + MINOLTA 50mm f1.4



 建中寺へ行った日、黒門町あたりを散策した。
 地図を見ると、黒門町という名前の交差点はあるものの、黒門町という町名はない。区画整理か何かのときになくなったのか、もともと通称のようなものだったのか、そのあたりの経緯はよく知らない。江戸時代は黒谷門前と呼ばれていたのが、いつしか黒門町となっていったらしい。
 地名でいえば、豊前町、車道町、百人町、筒井町あたりは、かつての城下町だったところで、現在でもわずかに昔の面影を見ることができる。今回はそのあたりを回ってみた。




黒門町-2




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黒門町-13

 名古屋は下町と呼べるような地区はほとんどない。ただ、市内を細かく巡ってみると、あちらこちらに昭和の名残を見ることができる。
 東区のこのあたりも、広い通りはよく通っていても、内のことは知らなかった。一本、二本、中に入ってみると、表とはまったく違う町がそこにある。こんな場所は他にもたくさんあるに違いない。特に、南区とか中川区など南のエリアは知らないところが多い。
 機会を見つけて、まだ見ぬ町を歩いてみたい。

6月の風景

日常写真(Everyday life)
季節の風景-1

SONY α55 + MINOLTA 50mm f1.4 他



 ここ最近、撮り溜めた季節の風景をお送りします。



季節の風景-2

 あれから何度か川沿いを行って姿を探したけど見つからず、心配していたカルガモの親子を久しぶりに見た。
 子供たちはちょっと大きくなっていた。



季節の風景-3

 タモと虫かごを持って。
 もうそんな季節になった。



季節の風景-4

 千種公園のユリを見てきた。
 相変わらず人が多くて、落ち着けない。
 一面のユリを期待していくとがっかりしてしまう場所。



季節の風景-5

 ハナショウブも、撮ったような撮ってないような。



季節の風景-6

 モンシロチョウだと思ったけど、写真で見ると黄色っぽい。



季節の風景-7

 定光寺駅近くの庄内川。



季節の風景-8

 雲の表情も夏らしくなってきた。



季節の風景-9

 小さな棚田。
 グリーンピア春日井のそば。



季節の風景-10

 海上の森の里。ここでも水田で米を作っている。



季節の風景-11

 鉄塔と夕日。



季節の風景-12

 今日は夏至。ここからまた、少しずつ日没が早くなっていく。

今年も写真家たちの日本紀行写真展に行く

美術館・博物館(Museum)
伏見方面-1

SONY α55 + MINOLTA 50mm f1.4 / TAMRON 10-24mm F3.5-4.5



 梅雨だから雨の日が多いのはいいとして、台風はちょっとない。季節感がよく分からなくなる。
 雨降りの合間を縫って、伏見方面へ向かった。



伏見方面-2

 日銀前の歩道橋。
 冬の間、すっかり葉を落としていたイチョウの木も、夏を前にこの通り。
 夏の姿は、どこか秋の予感を抱いている。



伏見方面-3

 目的はここ、キヤノンギャラリー伏見だった。
「写真家たちの日本紀行 写真展」も、今年で4回目となった。1回目は知らずに見逃してしまったけど、今年で3年連続で見ている。
 おととしはちょっとプリントの質が今ひとつに感じられたのだけど、去年、今年と格段によくなった印象がある。
 あんな大きなサイズで自分の写真をプリントすることはないし、見る機会も稀なので、それだけでも価値がある。やっぱり写真はプリントが完成品だとあらためて思う。
 名古屋は今月の27日まで(日曜休み)で、順次、梅田、福岡、札幌と回っていく(銀座と仙台は終了)。



伏見方面-4

 ビルの隙間に生きる。



伏見方面-5

 スパイラルタワーズ。



伏見方面-6

 ちょっと久しぶりの向野橋。



伏見方面-7

 ささしまライブ駅への通路より。



伏見方面-8

 再び名古屋駅裏へ。



伏見方面-9

 黄色先生を撮るのも、この日の目的だった。
 上りの名古屋駅着は、17:11。太閤通を通ったのは、17:17くらいだった。



伏見方面-10

 帰り道。



伏見方面-11

 疾走というほどスピードは出ていないけれど、自転車乗りの視点。



伏見方面-12

 愛知県庁と名古屋市役所。
 知事と市長はお友達(なのかな)。
 最近、愛知県庁のプラモデルが発売された。



伏見方面-13

 美宝堂ビルの消えた清水口交差点。

 ニコンフォトスクエアや富士フィルムフォトサロンなんかの無料ギャラリーはあるものの、名古屋は写真展をやるところが少ないので、もっと作って欲しい。名古屋市博物館や名古屋市美術館なんかも、積極的に写真展を開催してくれると嬉しいのだけど。

フォトコンのこと、写真のこと

フォトコン・写真(Photo Contest)
フォトコン

SONY α55 + SIGMA 50mm f2.8 DG MACRO



「デジタルカメラマガジン 7月号」の組写真フォトコンで入選。
 組写真で入ったのは本当に久しぶりのことだ。モノクロ写真が選ばれたのは初めてになる。
 選者がアサヒカメラnetの「写真の殿堂」も担当している小林紀晴さんというのも、個人的には意味のあることだった。
 去年、中井精也さんに「駆ける園児」を準優秀に選んでもらったときは、深夜に一人で大喜びした。今回は静かに喜びを味わった。
 同日発表の「写真の殿堂」は、今月もかすりもせず。
 やっぱりまだまだだなと思っていたら、「月刊アサヒカメラ」のモノクロプリント部門で、初めて次点になった。今年から応募を始めて、たぶん3回目くらいのものだと思う。
 アサヒカメラの月例は、フィルム時代からやっている強者揃いで、デジタルカメラマガジンの常連さんでも一次予選、二次予選止まりだったりするから、相当頑張らないと予選通過もままらないと思っていた。次点というのは自分でもかなり驚いた。
 上がったり下がったりと、忙しい一日だった。
 琵琶湖はこれで験がいい場所になったので、また撮りにいきたいと思う。小さな池でもなく、海でもなく、琵琶湖でしか撮れない水風景というのがある。奥行きがあって、波がないのが琵琶湖の風景だ。さんざん撮られ尽くされている被写体ではあるけど、多くの可能性がある場所に違いない。

 ここ最近、「写真の殿堂」の故大山高さんの講評を読み直している。
 選者を担当してわずか1年で亡くなってしまったのが、本当に惜しまれる。「写真道場にする」という強い意気込みに違わず、毎月、暖かくも厳しい選評を行っていた。応募作だけでなく個人のブログまで見て、その中の写真に言及することもしばしばで、入選しなかった作品にも多くのアドバイスを送っていた。

「写真は、自己表現にこだわると広がりを失います。限定した意味しか伝えられなくなるからです。そうした写真は、見る側にしてみればつまらない写真として映ります。趣味としてお気軽にカメラを楽しむ限りでは、もちろんそれでかまいません。しかし、そのままでは、自己満足的な写真の領域を越えることは出来ないのです」

「写真で表現をするには、思い入れや見たままをそのまま持ち帰るのではなく、もうひとつ、作者の変換能力が必要になるのです。その結果、見る者に作用し、心の中にさざ波が広がるような感覚を促した時、人は「感動」という言葉を使うのではないでしょうか」

「<自己表現=ひとりよがり>に見えないように注意を促しました。今回は、そこに「説明写真」や「証拠写真」で終わらないように注意してください、と付け加えます。4枚組の場合は、テーマの意味をなぞるような絵柄の組み合わせにならないように特に気をつけてください。写真で想いを伝える方法は、事柄を説明しようとすることと真逆にあります。想いを押し付けてはいけません。説明しようとし始めた途端、あなたの想いは受け手から遠ざかってしまうことでしょう。
 「写真の殿堂」はひとつの“写真道場”です。表現として未消化な、日常の報告を写真で丸投げすることには、ぜひご注意いただきたいと思います」

「写真にとって作画力は大切です。腕前が上達してくると、その作画力を生かして、それなりにまとめることが出来るようになります。しかし、卒のない作品と見えてしまうのは惜しいところです。ぜひ胆力を養ってください」

「単なる「写っている写真」と「作品」と呼べるものとは全く違う次元にあります」

 大山高さんは、なんとも困難な宿題を残して、去ってしまった。
 去年までの自分なら、何のことを言ってるのか、よく分からなかったかもしれない。今は、そんな難しいこと言われても困ると言えるくらいには成長したかもしれない。
 これらの言葉を飲み込んで、消化できるようになるだろうか。残された時間は、半年ちょっと。
 今年いっぱいで、写真には一区切りつけようと思っている。やめるか続けるかは、そのときになってみないと分からない。とりあえずあと半年、真摯に写真に取り組みたい。

6月はグリーンピア春日井と築水池

植物園(Botanical garden)
グリーンピア-1

SONY α55 + SIGMA 50mm f2.8 DG MACRO / TAMRON 180mm F3.5 + 3600HS(D)



 毎年6月にグリーンピア春日井へ行くには理由がある。
 ハナショウブとアジサイを同時に見られて、隣の築水池湿地にはトキソウとカキランが咲くからだ。
 ここのところ、ほぼ毎年6月に行っていると思う。6月以外はほとんど行かない。
 自転車で行くと、最後の長い上り坂がきつすぎて、年に一回しか行く気になれない。



グリーンピア-2

 標高が高いのか、地形的なものなのか、名古屋市内よりも花は遅い印象がある。
 アジサイの見頃はまだ先だった。3分咲きといったところだろうか。



グリーンピア-3

 アジサイよりも、つい虫を探してしまう。



グリーンピア-4

 小さいクモとかも、虫の目で探すと見つかる。
 花の目で探すと、小さい虫は目に入ってこない。



グリーンピア-5

 カマキリの子供はアジサイが好きらしい。



グリーンピア-6

 被写体としては、ガクアジサイの方がフォトジェニックだと思う。



グリーンピア-7

 獲物を捕らえたと思っただろうけど、テントウムシは固すぎた。
 このあと、テントウムシは無事に脱出して、空に飛んでいった。



グリーンピア-8

 池の周りのノハナショウブやハナショウブは、ちょうど見頃だった。
 コシアキトンボも飛び始めた。



グリーンピア-9

 ハナショウブの風景。
 以前は池に小舟が浮かんでいて風情があったのだけど、去年から姿が消えた。



グリーンピア-10

 築水池湿地に移動する。



グリーンピア-11

 ムカシヤンマは変わったトンボだ。人なつこいというか、人の服にとまってきたりする。
 飛ぶよりも、とまっている方が多い。とまるというか、ぶら下がるような体勢でいる。



グリーンピア-12

 今年もカキランとの再会を果たした。



グリーンピア-13

 トキソウもたくさん咲いていた。

 季節は初夏から夏へ。

名古屋に建中寺あり

名古屋(Nagoya)
建中寺-1

SONY α55 + MINOLTA 50mm f1.4 / TAMRON 10-24mm F3.5-4.5


 三度、四度と、すれ違いが続いた建中寺。これまで何度か部分的に撮った写真を載せてきたけど、今回ようやく全体を撮ることができた。
 建中寺自体は、もう何度も行っているので、目新しさはない。初めて訪れたのは、6、7年前になるだろうか。
 総門から三門方向を見るところが一番好きだ。タイミングがいいと、前の道路を小学生たちが列になって横切る。



建中寺-2

 総門と三門は、1652年の創建当時のものが残っている。
 名古屋も空襲で古い建物の大部分が焼かれたので、江戸時代初期のものは少ない。これだけ古いものだから市の重文くらいになってもよさそうなのに、名古屋市指定有形文化財にとどまっている。



建中寺-3

 1651年、第2代尾張藩主・徳川光友が、父である第1代藩主・義直の菩提を弔うために建立した。
 その後、代々、尾張藩主の菩提寺となり、明治を迎えた。
 江戸中期の1785年に火が出て、総門や三門などをのぞいて大部分の建物が焼失した。
 創建時は、東区役所から東海高校、あずま中学校、筒井小学校あたりまでが寺内で、周りに堀と塀を巡らせた大伽藍だったそうだ。今建中寺公園になっているところに、7つの塔頭があったという。



建中寺-4

 大火の翌年から再建が始まり、現在の本堂は1787年に建てられたものだ。
 現存する名古屋市最大の木造寺院建築とされている。



建中寺-5

 これだけ立派なお寺なのに、もう一つ人気がないというか知名度が低い気がする。
 名古屋で大きなお寺というと、大須観音や日泰寺、興正寺などの方がよく知られている。



建中寺-6




建中寺-7

 遅くなってしまったけど、ようやく建中寺を紹介できて、心のつっかえがひとつ取れた。

蟹江町を歩く <3>

旅/散策(Stroll)
蟹江町3-1

SONY α55 + MINOLTA 50mm f1.4



 蟹江町シリーズはまだ続く。今回は3回目。
 のんびり歩きながら、モノクロの目で、蟹江町を写し取っていく。名古屋駅から列車でわずか20分ほどの場所でも、しっかり旅の気分を味わった。



蟹江町3-2




蟹江町3-3




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 もう一回、続きます。

東山植物園便り ---雨と虫

植物園(Botanical garden)
植物園雨-1

SONY α55 + SIGMA 50mm f2.8 DG MACRO + 3600HS(D)



 この日も植物園は雨。天気予報では曇りだったのに、行ってみれば雨だった。中途半端に曇りよりも雨の方がかえっていい。小雨よりもしっかり降ってくれた方が、雨粒なんかも撮りやすい。雨になると、虫の数がめっきり減ってしまうのが残念ではあるのだけど。



植物園雨-2




植物園雨-3




植物園雨-4




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植物園雨-6




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植物園雨-9




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植物園雨-12




植物園雨-13

 雨降りのときは、トンボとかチョウとかは、どこにすっこんでるんだろう。濡れないところにいるんだろうけど、それにしても姿を見ない。どこにいるか分かれば、雨の日ももっとたくさん撮れるのに。

土曜にやってもサンデー料理

料理(Cooking)
サンデー1

SONY α55 + MINOLTA 50mm f1.4



 6月はイベントが少ない月で、今週末も何もなかった。来月になれば、そろそろ夏のイベントが増えてくるはずだ。
 土曜は雨模様で、日曜は晴れとなれば、料理は土曜にやって、日曜日に出かけることになる。気分的にも土曜日の方がゆっくりできるからいい。
 今回は少し手間がかかっている。食べる側とすれば、手間がかかろうがかかるまいが、美味しく食べられればそれでいいのだけど、作り手の側からいうと手間暇かけた方が料理をしたという実感が持てる。
 料理というのは、すべてを同時に完成させようとするからややこしくなるわけで、一品ずつ作っていいなら簡単な話だ。三品をすべて暖かい状態で出すのは、なかなかに難しい。コンロは2つで料理は3つ。コンロが3つあれば、もっと効率よく作れるのかもしれない。



サンデー2

「サーモンとジャガイモのバターしょう油味」
 生サーモンに、塩、コショウ、酒を振りかけ、レンジで1分加熱。
 ジャガイモは皮をむいて、適当な大きさに切り分け、レンジで5分加熱。
 アスパラは軽く塩茹でする。
 オリーブオイル、バターで、ジャガイモとサーモンを炒める。
 酒、しょう油、砂糖、塩、コショウで味付けをする。
 終盤でアスパラを加え、全体に軽く焦げ目がつくくらいまで炒める。



サンデー3

「ナスとエビとトマトの中華炒め」
 ナスは水にさらす。
 トマトは湯むきして、切り分ける。
 エビは下処理をする。
 ごま油、ショウガ、豆板醤を炒め、エビを焼く。ある程度火が通ったら、いったん取り出す。
 ナス、刻んだタマネギを炒め、トマトとエビを入れる。
 酒、みりん、しょう油、中華の素、砂糖、塩、コショウで味をつける。
 ナスは火が通るのに時間がかかるので、エビを焼きすぎないのがポイントだ。



サンデー4

「ダイコンと油揚げの煮込み」
 ダイコンは米ぬかで下茹でする。
 水、酒、みりん、だしの素に、ダイコン、鶏肉、油揚げを入れて、煮ていく。
 最初は強火で、アク取りをして、弱火にして、アルミホイルの落とし蓋をする。
 後半で白菜、しめじを加え、白だし、塩、コショウ、唐辛子で味を調える。
 ダイコンが柔らかくなるまで煮込んだらできあがり。

 当初は和食系統で出発したのに、途中から方向転換して、自分でも予想していなかったところに着地した。そのわりには美味しくできたので、結果オーライだった。
 そんないつもの調子のサンデー料理。

定光寺の山から鉄道と水田撮り

鉄道(Railroad)
定光寺俯瞰-1

SONY α55 + MINOLTA 50mm f1.4 / 10-24mm / 70-300mm



 近頃やや俯瞰症気味の私は、定光寺近くの山の上に鉄道風景が撮れる場所があるという情報を得て、早速出向いていった。
 定光寺駅から見て南東約1.2キロの場所に、森林交流館というところがある。森林に関する展示施設らしいのだけど、鉄道撮影においてそれは目印でしかない。そこから少し進んだ場所に、展望デッキが作られている。これも森林交流館のものかどうかよく分からないのだけど、非常におあつらえ向きな場所で、眼下に春日井市街を一望できるようになっている。鉄道好きのために作られたかと思わせるようなお立ち台だ。
 それにしても、自転車で行くところではなかった。行きは定光寺公園の方から自転車を押しながらなんとか登ったのはまだよかったのだけど、帰りは木漏れ日の道とかいう山道に入り込んでしまい、自転車もろとも転げ落ちるように下山することになってしまった。久しぶりに身の危険を感じた。あれは本当に危なかった。
 それはともかくとして、車で行く分には楽勝だ。夜景も見られるし、カップルのみならず、親子連れとかも楽しめる展望デッキだ。地元鉄道ファンの間ではよく知られている場所なんだろうか。



定光寺俯瞰-2

 展望が開けているのは西の方角で、正面から右手が高蔵寺方面、左手が名古屋北東部となる。
 この日はかすんでいたせいもあるのか、名古屋駅のビルなどは見えなかった。
 冬の晴れた日はもっと遠くまで見渡せるものと思われる。
 山の麓にびっしり詰まった家並みが、ちょっとすごい。「A列車でいこう」で、線路を敷いたところに家が建って町並みが発展したときみたいな風景だ。



定光寺俯瞰-3

 鉄道風景だけでなく、水田風景も撮りたいと思っていた。
 少し時期が遅くて、稲が生長してしまっていたのが残念だった。6月初めなら、きれいな水鏡が見られたはずだ。



定光寺俯瞰-4

 屋根がキラリ。



定光寺俯瞰-5

 展望デッキは狭く、方角も限られているので、どうしても構図は決まってしまう。これが定番カットになると思う。
 風景として撮るなら100mm前後で足りる。300mmズームで全域カバーできる。ただ、500mmを持っていけば、また違ったものが撮れそうだった。



定光寺俯瞰-6

 遠くに愛知環状鉄道の高架線も見える。
 その向こうは、庄内川だ。
 距離があって列車の音が聞こえないので、よくよく注意して見ていないと見逃してしまう。
 中央線は、近くに踏み切りがあるから、列車が近づいてきたらすぐに分かる。定光寺駅のアナウンスも聞こえる。



定光寺俯瞰-7

 5時台から列車の本数は増えて、待ち時間も短くなる。



定光寺俯瞰-8

 少しずつ日が傾いてきて、空がオレンジに染まり始めた。
 今は一年で日没が一番遅い時期だから、なかなか太陽が沈まない。



定光寺俯瞰-9

 高蔵寺駅に向かう愛知環状鉄道。



定光寺俯瞰-10

 なんだかんだで2時間半くらいいた。
 本当は日没の7時過ぎまでいたかったのだけど、暗くなってから山道を自転車で下ることに危険を感じたので、日があるうちに切り上げることにした。



定光寺俯瞰-11

 夕焼け色に染まる水田風景。
 これが撮りたかった。



定光寺俯瞰-12

 また行きたいけど、自転車ではもう行きたくない。自転車を置いて、愛知環状鉄道の中水野駅から歩くという手はある。45分くらいのようだ。

6月の岩屋堂風景

施設/公園(Park)
岩屋堂-1

SONY α55 + SIGMA 50mm f2.8 DG MACRO / 10-24mm / 70-300mm



 桜の季節に行こうと思って行けなかった岩屋堂。本格的な夏を前に、久しぶりに撮りたくなった。1月にセリバオウレンを撮りにいって以来になる。
 秋の紅葉と、夏休み以外は、訪れる人も少なく、ひっそりしている。そういう静かな岩屋堂が好きだ。



岩屋堂-2

 老朽化して、維持できなくなった無料プールは、とうとう廃止が決まった。
 このまま捨て置かれることになるのか、取り壊しになるのか。
 川プールは継続するという。



岩屋堂-3




岩屋堂-4




岩屋堂-5




岩屋堂-6




岩屋堂-7




岩屋堂-8




岩屋堂-9




岩屋堂-10




岩屋堂-11

 7月になって暑くなれば、岩屋堂にもまた賑わいが戻るだろう。

海上の森で虫撮り

虫/生き物(Insect)
海上の森虫-1

SONY α55 + SIGMA 50mm f2.8 DG MACRO + 3600HS(D)



 虫を撮るならやっぱり海上の森。植物園にもけっこういるけど、種類にしても量にしても、海上の森の方が断然多い。あまり見たことがないような奇妙な虫もいる。でも、かわいくないやつは撮らない。
 カマキリの子供をよく見るようになった。昔は道端の草むらとかにもたくさんカマキリの卵があったものだけど、今は見かけなくなった。大きなビンに入れておくと、ある日ものすごい数のカマキリの子供が産まれている。それが家の中に散らばってしまうと、それはもう大変なことになるのだった。
 今日は海上の森の虫を中心にお届けします。



海上の森虫-2




海上の森虫-3




海上の森虫-4




海上の森虫-5

 縄張りを偵察飛行するヤンマさん。
 コースで待ち構えて連写すれば撮れるというものでもない。超絶難しい。
 それなりに粘ったけど、撮れそうな気がしなかった。
 この夏、どこかでじっくり腰を据えて取り組まないといけない。1時間などといわず、半日くらいかけるつもりで撮らないと撮れないかもしれない。



海上の森虫-6




海上の森虫-7




海上の森虫-8




海上の森虫-9




海上の森虫-10




海上の森虫-11




海上の森虫-12

 森の中では今、ササユリが咲いている。海上の森であんなにササユリがあるとは知らなかった。
 ヤマユリもあると嬉しいのだけど、あれは本当に限られた場所に残るだけとなった。

 虫の季節本番はまだこれからだ。海上の森も、ちょくちょく行くことにしよう。

高架風景

街(Cityscape)
高架風景-1

SONY α55 + TAMRON 10-24mm f3.5-4.5 他



 自転車での行き帰りに、街の風景を撮る。とりわけ、高架の風景に惹かれる。高速道路や鉄道、橋など、頭の上に架かっている道に、何かしら魅力を感じるのは、子供の頃思い描いていたような21世紀の未来予想図と関係があるかもしれない。
 透明なチューブの中を車や列車が走っているとはいかないけれど、江戸時代の人たちから見れば、高架の風景は間違いなく未来を強く思わせる風景だろう。いつからか、私たちはそれを当たり前のものとして見るようになっていた。
 レールバスというのは、あまり聞き慣れない言葉だろうか。名古屋の北を、ゆとりーとラインというものが走っている。正式名を名古屋ガイドウェイバスという。
 簡単にいうと、バス専用の高架線に溝が掘ってあって、ハンドル操作なしにバスが自分で走っていくというものだ。いや、乗ったことがないので詳しいことはよく知らないのだけど。
 運転手は乗っている。たぶん、アクセルとブレーキくらいは踏んでいると思う。運転するには鉄道の免許を取らないといけないらしい。
 この高架線がなかなか魅力的で、近くを通るとよく撮っている。少し前の中日新聞に、ゆとりーとラインのすごくカッコイイ写真が載っていた。あれは私も撮ってみたい。




高架風景-2

 302号線沿い。緑が丘。



高架風景-3

 城土町と松河戸あたり、庄内川に架かる橋。
 そういえばこの橋の名前を知らない。数え切れないくらい通っているのに。



高架風景-4

 302号線。天白川あたりだったか。



高架風景-5

 原一交差点。楕円形の歩道橋。



高架風景-6

 確か、名二環の植田インターチェンジあたりだったと思う。



高架風景-7

 153号線。
 このあたりも、だいぶ整備が進んで、自転車でも通りやすくなった。



高架風景-8

 高針ジャンクションあたり。



高架風景-9

 ゆとりーとライン。白沢渓谷と川村の間。



高架風景-10

 302号線。松河戸近辺。



高架風景-11

 望遠でゆとりーとラインのバスを捉えられる場所を見つけたい。そのためには、一度乗ってみた方が早そうだ。

名古屋空港で飛行機撮り

飛行機(Airplane)
名古屋空港-1

SONY α55 + TAMRON 10-24mm f3.5-4.5 / SIGMA APO 170-500mm f5-6.3



 梅雨入りしたとは思えないほどの青空が広がった日曜日。これといったイベントもなく、さて、どこで何を撮ろうかと考えて、広い空が撮りたいと思った。
 というわけでやってきた名古屋空港。遮るもののない広い空がここにはある。
 エアフロントオアシスの南、歩道橋の上に立って、名古屋空港を見渡す。
 この日は日曜日だったからか、自衛隊もお休みだったようで、とても静かだった。ヘリコプターや小型機も飛んでおらず、定期便のFDAだけがたまに降りてきて、しばらくしてまた飛び立っていくだけだった。
 名古屋空港での飛行機撮りは、1月以来だから、ちょっと久しぶりとなる。あのときは強風が吹き付けて寒かったけど、今は気候がいいので待っている時間も気持ちいい。



名古屋空港-2

 時間割は少し変わっていくようだけど、今の時期は夕方5時台に離発着が多い。午前中と夕方に集中するので、その時間帯はあまり待たずに撮ることができる。逆に言うと、昼間行くとまったく飛行機が飛んでこないので暇でしょうがない。
 初めに、歩道橋から離陸する機体を超広角で狙う。んがっ、思いのほか遠かった。
 この位置は真下ではなく、少し離れた横を飛んでいく。相当速い。10-24mmののんびりしたオートフォーカスではついていけず、完全に遅れてしまった。
 失敗した。場所を変える。



名古屋空港-3

 着陸する進路の下で待ち受けて撮る。
 が、これもタイミングを合わせるのが難しく、真下からとはいかなかった。
 24mm側で撮るも、この場所はまだそれなりに高度があって、飛行機が遠い。50mmの方がよさそうけど、ズームじゃないと捉えるのは難しいかもしれない。



名古屋空港-4

 2機いったあとはしばらく着陸はないので、離陸していく機体を撮る。
 少し東の公園に移動して、レンズを500mmに変える。



名古屋空港-5

 離陸がかなり遠いので、500mmでも届かないくらいだ。



名古屋空港-6

 フェンス越しになるけど、もう一度下の滑走路後ろに移動した。
 フェンスそのものに近づけず距離があるので、やはり金網の影響が出る。



名古屋空港-7

 低い位置の真後ろからは、なかなかカッコイイ。
 セントレアではこういう撮り方はできないと思う。船からなら別だろうけど。



名古屋空港-8

 離陸シーン。




名古屋空港-9

 この機を見送って、この日は終わりにした。
 夕方近くになって、空が少し曇ってしまったのが残念だった。
 次はエアポートウォークから撮ることにしよう。

暗い森

森/山(Forest/Mountain)
海上の森-1

SONY α55 + SIGMA 50mm f2.8 DG MACRO 他 + 3600HS(D)



 海上の森を歩いているとき、何気なくストロボを使ってハイスピードシンクロで林道を撮ってみた。液晶画面を確認すると、案の定ほとんど真っ暗で何も写っていない。露光時間が足りず、ストロボの光は遠くまでは届かない。
 家に戻ってPCで画像を見てみると、暗闇の中にほんのり光と色が浮かび上がっている。面白い。意識的にやってみたら、これまで写すことができずにいた森の暗さを表現できるのではないかと思いついた。
 そこで、日をあらためて、もう一度森を撮りに行った。その成果が今回の写真だ。
 さほど暗いとはいえない状況の中で、あえてストロボをハイスピードシンクロさせてローキーで撮るという手法は、撮影者の意志で光をコントロールするという意味において常套手段の一つだ。ただ、ここまで暗くしてしまっていいのかどうか、撮った私にもよく分からない。偶然の産物として面白かったので、今回は実験的に試みてみた。
 森の空気感や湿り気が伝わるといいのだけど。




海上の森-2





海上の森-3





海上の森-4





海上の森-5





海上の森-6





海上の森-7





海上の森-8





海上の森-9





海上の森-10





海上の森-11





海上の森-12

 このシリーズは、引き続き試みたいと思う。
 月光に照らされる森というのも撮ってみたい。

蟹江町を歩く <2>

旅/散策(Stroll)
蟹江2-1

SONY α55 + MINOLTA 50mm f1.4



 永和駅前の水田風景。ここで夕焼けと列車を絡めて撮りたいと考えていた。
 結局、空は焼けず、ここまで戻ってくることもなかった。
 今頃はもう、稲もだいぶ生長してしまったことだろう。水鏡風景を撮れる期間は短い。

 今日は蟹江町シリーズの2回目をお送りします。



蟹江2-2




蟹江2-3




蟹江2-4




蟹江2-5




蟹江2-6




蟹江2-7




蟹江2-8




蟹江2-9




蟹江2-10




蟹江2-11




蟹江2-12

 つづく。

王子バラ園再び <虫がいっぱい>

花/植物(Flower/plant)
王子バラ園2-1

SONY α55 + SIGMA 50mm f2.8 DG MACRO + 3600HS(D)



 王子バラ園再びの後編は、バラと虫編をお届けします。
 虫が苦手な人は、ちょっとピンチかも。
 私としてはもっと虫に激しく接近する方法はないかと考えている。等倍を超えるためには、リバースアダプタと広角レンズの組み合わせしかないかもしれない。近々導入予定。



王子バラ園2-2

 サングラスかガスマスクか。
 彼らの目に世界はどんなふうに映ってるんだろう。



王子バラ園2-3




王子バラ園2-4




王子バラ園2-5




王子バラ園2-6

 毛むくじゃらのクモは、かわいくないやつが多い。



王子バラ園2-7

 しばらくこの体勢でいたけど、しんどくないのか。
 逆上がりができな子みたい。



王子バラ園2-8




王子バラ園2-9




王子バラ園2-10




王子バラ園2-11

 今年の春バラ撮りはこれが最後になりそうだ。少しイメージを掴みかけていたから、できればもう一回くらい撮りたかったのだけど、続きは秋バラでやることにしよう。
 ハナショウブはそこそこでいいとしても、アジサイはちょっと本腰を入れて撮りたいと思っている。

東山植物園便り ---春から夏へ

植物園(Botanical garden)
植物園便り-1

SONY α55 + SIGMA 50mm f2.8 DG MACRO + 3600HS(D)



 今週の東山植物園も、虫撮り中心となった。
 ただ、風が強かったせいもあるのか、虫たちの姿は少なめで、なかなか出会うことができなかった。花も少なくなっている時期で、ちょっと寂しい。早くも春が懐かしくて恋しい。



植物園便り-2

 風で茎がぐわんぐわん揺さぶられても、トンボはわりと平気な感じで掴まっている。人間が思う以上に体が軽いのか、手足の力が強いのか、たぶん、その両方なんだと思う。



植物園便り-3

 めぼしいやつがなかなか見つからず、虫と名のつくものならとりあえず撮る。
 小さなハエかアブのようなやつ。



植物園便り-4

 蝶に大接近。岩場に張り付いて動かない。
 茶色い毛むくじゃらで、裏側は地味な印象。



植物園便り-5

 翅を広げると、派手なオレンジ色が現れた。
 タテハチョウの仲間だと思う。ヒオドシチョウだろうか。



植物園便り-6

 かろうじて捉えたキチョウの飛翔姿。



植物園便り-7

 湿地にはハッチョウトンボが生まれていた。7月くらいからと思っていたら、6月の前半からもう出現するようだ。



植物園便り-8

 長い触覚。



植物園便り-9

 そろそろアジサイが咲き始めた。どこにでもあるけど、いざ撮ろうとすると、まとまって咲いているところは少ない。花だけでなく、風景と絡めて撮れる場所となると、更に限られる。



植物園便り-10

 アジサイと生き物の組み合わせもいろいろ撮りたい。カエルとかもいいし、カマキリでもいい。



植物園便り-12




植物園便り-13

 一週間に一度の植物園行きでも、季節がとどまることなく前進していくのを実感する。先週と今週が同じ風景であることはなく、何かが終わり、何かが始まっている。
 いよいよ春は遠くなった。夏に一歩、足を踏み入れた。

皿変え気分転換サンデー

料理(Cooking)
サンデー1

SONY α55 + SIGMA 50mm f2.8 DG MACRO



 今週のサンデー料理も、いつもと変わらない感じの料理が並んだ。せめて気分を変えようと、普段使わない皿に盛ってみた。
 服や皿なんてものは、いくら持っていても、たいてい決まったものに偏ってしまうものだ。それじゃあ、必要最小限でいいかといえばそうもでなく、タンスや棚がガラガラでは寂しいから、何か買ってしまう。新しく買ったものに移行する場合もあるし、そうじゃないこともある。文体とネクタイの趣味なんてものはそう変わるもんじゃないと言った三島由紀夫の言葉を借りれば、作る料理と書く文字のクセはそう簡単には直らないといったところか。



サンデー2

「マグロと豆腐のすき焼き風煮付け」
 マグロに塩、コショウ、酒を振って、レンジで2分加熱する。
 酒、みりん、しょう油、砂糖、塩、唐辛子に、木綿豆腐、長ネギを入れて、味が染みるまで煮る。
 後半でマグロを入れ、全体に馴染ませる。
 刻んだ青ネギを乗せる。
 豆腐とマグロの組み合わせはどうかと思ったのだけど、普通によく合った。



サンデー3

「ジャガイモとブロッコリーのトマト・チーズ添え」
 ジャガイモはタッパーに入れ、レンジで5分加熱する。
 ブロッコリーは軽く塩ゆでする。
 オリーブオイルで、ジャガイモ、ブロッコリー、トマトを炒める。
 酒、砂糖、コンソメの素、塩、コショウで味付けをする。
 スライスチーズを添えて、あらびきコショウを振りかける。
 スープにしようか、蒸し焼きにしようか、迷いつつ最後まで方向性が決まらず、なんとなくこんな形になった。味としてはよかったのだけど。



サンデー4

「ソーセージ入り野菜中華炒め」
 キャベツ、ニンジン、タマネギ、ちくわ、ソーセージをごま油で炒める。
 酒、みりん、しょう油、砂糖、中華の素、塩、コショウで味付けをする。
 単純な料理だけど、けっこういける。一品足りないときなどにオススメだ。

 とまあ、皿は変わっても料理は変わらないサンデー料理だった。

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