月別:2012年04月

記事一覧
  • モノクロで撮る街の風景

    SONY α55 + MINOLTA 50mm f1.4 他 モノクロで撮られた街の風景は、見慣れているのに、どこか別世界のような感じを受ける。 色のない世界は、音さえ失ったようで、静けさの気配が支配する。 撮り手である自分も、見えているのとは違う風景が新鮮だ。 だからモノクロを撮りたくなるというのがありそうだ。 肉眼で見るだけはなく、動画の映像でもなく、現在でも写真を撮ることの意義は、もしかしたらモノクロ写真にあるのかもし...

    2012/04/30

    モノクロ(Monochrome)

  • 今年も興正寺のフォトコン表彰式へ

    SONY α55 + MINOLTA 50mm f1.4 日曜日の昨日は、八事の興正寺に出向いていった。 午前中は青空が広がって、暑いくらいのいい天気だった。五重塔の周りのモミジも、新緑がまぶしいくらいに輝いている。 ここも桜の時期には行きそびれてしまった。興正寺の桜はまだ見たことがない。 八事の春まつりということで、境内は大変な賑わいだった。出店が並び、フリーマーケットなども開催されていた。 江戸時代の昔から八事山は尾張の...

    2012/04/30

    フォトコン・写真(Photo Contest)

  • 東山植物園便り ---虫たちの季節

    SONY α55 + TAMRON 180mm f3.5 Di ここのところ雨の日ばかり選んで植物園へ行っていたから、晴れた植物園を撮るのは久しぶりな気がした。 虫たちが活動を始めた今、晴れていれば180mmマクロの出番だ。180mmは大きくて重いから、雨の日に片手で撮るのはちょっと苦しい。 植物園も緑一色にすっかり模様替えされていた。冬から春への劇的な変化は、季節を追いかけて写真を撮っているとよく分かる。こんなにも世界を支配する色が変...

    2012/04/29

    花/植物(Flower/plant)

  • 和風方向サンデー

    SONY α55 + MINOLTA 50mm f1.4 ゴールデンウィークは料理も休もうかと思っていたのだけど、時間があったのでやっておくことにした。 だいぶ暑くなってきて、こうなると少し料理も変わってくる。暑いからあえて濃い料理で対抗しようと考えるか、あっさり系のものにするか。 今回は和食方向に気持ちが向かった。「マグロとタマネギとニンジン煮」 今ひとつ明確なイメージが持てないまま見切り発車で作ったら、今ひとつの仕上がり...

    2012/04/29

    料理(Cooking)

  • 森林公園の春

    SONY α55 + SIGMA 50mm f2.8 DG MACRO 170-500mm 森林公園も桜の季節に行くことはできなかった。桜が終わって一息ついたところで、春の森林公園風景を求めて出向いてみた。 植物園全体の緑が深くなり、花々で賑やかになっていた。季節がここまで進むと、冬枯れの風景を思い出すことが難しくなる。寒かった春先が過ぎて、心地いい季候はすぐに終わり、また暑くなってきた。春も後半になるほど急ぎ足になっていく。 季節が進むこ...

    2012/04/28

    施設/公園(Park)

  • 最近の風景あれやこれや

    SONY α55 + MINOLTA 50mm f1.4 他 本編に入れられなかった写真がたまっていた。在庫一掃ということで、まとめて載せてしまう。 最近の風景あれこれを。 今年はユキヤナギをほとんど撮れなかった。 レンギョウは桜と同じくらい花期が短くて、ちょっと油断するとすぐに散って終わってしまう。 春の嵐で倒れたと思われる柳の木。 椿落下盛ん。 藤が丘の葉桜並木。 新緑は美しいものだけど、桜の新緑は寂しく感じられる。 場...

    2012/04/27

    日常写真(Everyday life)

  • 雨の奥琵琶湖<3>

    SONY α55 + SIGMA 50mm f2.8 DG MACRO / MINOLTA 100-300mm f4.5-5.6 APO 雨の奥琵琶湖風景の3回目は、もう一度モノクロでお届けします。 この日、最初に降り立ったのは、マキノ駅だった。 奥琵琶湖のリゾート地なのだろう、近くには海水浴場やキャンプ場などがある。夏場には賑わうはずのこの場所も、早春の雨となれば人の姿はほとんどなかった。 ひとつ引き返して永原駅で降り、湖畔まで歩いた。 最後はずっと戻って長浜を...

    2012/04/27

    旅/散策(Stroll)

  • 雨のち曇り海上の森行き

    SONY α55 + SIGMA 50mm f2.8 DG MACRO ちょっと久しぶりの海上の森行き。 あわよくば桜の時期に行きたいという思惑は外れ、季節は進んで4月も後半になってしまった。 この日は雨のち曇り。森へ向かっている途中で雨があがった。できればもうしばらく降り続いてもらって雨の森を撮りたかったのだけど。 今回は海上の森センターがある方から入って、赤池、湿地コースを行った。 ヤマザクラらしき桜がまだ少し残っていた。 森全...

    2012/04/26

    森/山(Forest/Mountain)

  • 菱野の熊野社に参拝する

    SONY α55 + SIGMA 50mm f2.8 DG MACRO 海上の森への行き帰りによく前を通るのに、これまで一度も中に入ったことがなかった菱野の熊野社。この前、ようやく参拝する機会があった。 参道は桜の花びらとガクで埋め尽くされていた。見上げると桜の木が並んでいる。花が舞い落ちる時期に訪れていたら、印象的な風景だったに違いない。 創建年ははっきりしないようだけど、もともとは東福寺の守護神として熊野本宮大社から勧請して祀...

    2012/04/26

    神社仏閣(Shrines and temples)

  • 春のモリコロパーク

    SONY α55 + MINOLTA 50mm f1.4 / TAMRON 180mm f3.5 桜の季節には間に合わなかったけど、春のモリコロに行ってきた。 お目当ては、そろそろ出てきたであろう、ギフチョウだった。 向かう途中の香流川上流。菜の花が春らしい彩りを添えていた。 長久手の田んぼ風景。 そろそろ田植え作業の準備が始まる。 田植えが終わった頃、またアマサギがやってくる。 初めてギフチョウを見たのは、おととしのモリコロパークだった。 再...

    2012/04/25

    施設/公園(Park)

  • 動物園の風景

    SONY α55 + MINOLTA 50mm f1.4 動物園風景は、硬調のモノクロが似合うと思う。 動物園は、ノスタルジックで、どこかセンチメンタルだ。 こちらの感傷を交えなくても、モノクロームで写された動物園が語ってくれる。 カラーでは、おしゃべりが過ぎる。 それぞれの中に、動物園の心象風景があるんじゃないだろうか。...

    2012/04/25

    モノクロ(Monochrome)

  • 桜便り<21> ---番外編

    SONY α55 + MINOLTA 50mm f1.4 他 桜の終わりに思うこと。 また来年、この季節に戻ってこられるだろうか。 これが最後の桜になるかもしれない。 そんな思いがあるからこそ、また桜を見られたときの喜びは大きい。 今年の桜を最後まで見届けようと、まだ桜を撮っていた。それももう、終わりだ。落下盛んから葉桜になり、今新緑の季節を迎えた。 本編に漏れた写真を加えて、桜便り番外編として、最後にもう一回、桜の写真をお...

    2012/04/24

    桜(Cherry Blossoms)

  • 雨の奥琵琶湖<2>

    SONY α55 + SIGMA 50mm f2.8 DG MACRO / MINOLTA 100-300mm f4.5-5.6 APO 桜便りが続いて、奥琵琶湖のシリーズが途中になっていた。 前回はモノクロのスクエアフォーマットで仕上げた。今回は、カラーのノーマルアスペクト比でお届けします。 あらためて写真を見ると、奥琵琶湖の魅力を再認識する。 春まだ早い奥琵琶湖は、この日雨だった。もし晴れていたら全然違った写真になったはずだ。奥琵琶湖の風景には、雨が似合うと思...

    2012/04/23

    旅/散策(Stroll)

  • 3月半ばの小幡緑地

    SONY α55 + MINOLTA 50mm f1.4 まだ寒かった3月半ば過ぎの小幡緑地。 このときの写真のことを忘れていた。 あれからひと月くらいしか経ってないのに、今の目で見ると明らかに季節が前のものだ。緑と茶色の割合が今とは全然違っている。気づけば4月も後半になり、ずいぶん緑が濃くなった。新緑の季節はもうすぐそこだ。 今日は少しだけ、ひと月前の風景を振り返ってみる。 寒風に吹かれる枯れ葉が寒々しい。 寒さに震えていた...

    2012/04/23

    施設/公園(Park)

  • 東山植物園便り ---春の雨

    SONY α55 + SIGMA 50mm f2.8 MACRO 今週の植物園もまた雨だった。 桜がほぼ終わり、春の花咲く植物園は、とても賑やかだった。しばらく桜ばかり見ていて、ふと気づいたら、足下にも、目の前にも、頭の上にも、たくさんの花々が咲いている。いつの間にか季節が進んでいたようだ。 春は深まっていく。...

    2012/04/22

    花/植物(Flower/plant)

  • 停滞するサタデー料理

    SONY α55 + SIGMA 50mm f2.8 MACRO 桜月間が終わって、しばしぼんやりしてしまう。すぐには気持ちが切り替えられず、ちょっと目標を見失っている。 今週末はまた天気が悪かった。日曜は楽しみにしていたイベントがあったのに、雨で出かけられなかった。 来週末からはゴールデンウィークで、イベントもいろいろある。ただ、藤がどうも間に合いそうにないということで、次の明確な目的が見えないでいる。カキツバタとかも全部ズレ...

    2012/04/22

    料理(Cooking)

  • 春の犬山を撮りにいく

    SONY α55 + SIGMA 50mm f2.8 MACRO / TAMRON 10-24mm f3.5-4.5 春の犬山を撮りにいってきた。 桜の見頃は終わってしまっていたのだけど、多少なりとも桜絡みで撮ることもできたし、犬山の春を感じることができてよかった。 春の犬山祭は、今年も行くことができなかった。桜の時期とぶつかる春祭りは、行けないものが多い。高山祭もそうだ。 桜の時期が過ぎたということで、城下町なども人出はさほどでもなかった。 犬山フォト...

    2012/04/21

    旅/散策(Stroll)

  • 桜便り<20> ---東谷山フルーツパーク

    SONY α55 + MINOLTA 50mm f1.4 毎年、桜の締めくくりとしているのが、東谷山フルーツパークのしだれ桜だ。 例年ならソメイヨシノが終わって数日後にしだれ桜が見頃になるというパターンなのに、今年はソメイヨシノの開花が遅れた分、後半でしだれ桜とかぶってしまった。出向いた17日で散り始めていて、なんとかぎりぎり間に合った。 2012年の桜便りの本編も、これが最後になるかもしれない。番外編があって、もしかしたら延長戦...

    2012/04/20

    桜(Cherry Blossoms)

  • 城北線に乗ってみる

    SONY α55 + MINOLTA 50mm f1.4 以前、勝川駅から枇杷島駅まで、城北線沿いを自転車で行ったことがあって、ブログでそのときのことを紹介した。 一度は乗ってみないといけないと思っていたら、意外と早くその機会は訪れた。清洲城のときにちらっと書いたように、清洲から尾張星の宮駅まで歩いて、そこから終点の勝川駅まで乗ることにしたのだった。 城北線は元々、JR中央本線とJR東海道本線を結ぶために計画された路線で、計画自...

    2012/04/20

    鉄道(Railroad)

  • 二度目の尾張東照宮舞楽

    SONY α55 + TAMRON 180mm f3.5 Di 4月17日の徳川家康の命日の前日夜、名古屋の尾張東照宮で舞楽が奉納される。 去年初めて撮りにいき、今年で二度目となった。 終わりの桜が舞う中、境内にしつらえられた舞台の上で、奉納の舞楽が演じられる。夕方の5時に始まった。 今年も演目は去年と同じだったようだ。振鉾(えんぶ)、萬歳楽(まんざいらく)、延喜楽(えんぎらく)、打球楽(だきゅうらく)、陪臚(ばいろ)、陵王(りようおう)、落...

    2012/04/19

    イベント(Event)

  • 桜便り<19> ---木曽川堤と清洲城

    SONY α55 + TAMRON 10-24mm f3.5-4.5 木曽川堤の桜というのは昔から聞いて知っていたのだけど、これまで一度も行ったことがなく、どこにあるのかも正確には知らなかった。一宮の138タワーパークあたりらしいという漠然としたイメージだった。 木曽川堤なんだから名鉄の木曽川堤駅で降りたらいいんだろうと考えたら、それは間違いだ。歩くと4キロ、1時間15分くらいかかる。名鉄なら黒田駅、JRなら木曽川駅が最寄り駅になるのだけ...

    2012/04/19

    桜(Cherry Blossoms)

  • 桜便り<18> ---笠松の桜

    SONY α55 + MINOLTA 50mm f1.4 / TAMRON 10-24mm f3.5-4.5 日曜日は最後の桜を撮るつもりで、笠松、木曽川堤方面へ出向いていった。 ネットの桜情報は今ひとつ当てにならないというか情報が遅く、数日前まで満開で、前日まで散りかけと出ていたのに、現地に着いてみれば落下盛んで、もはや撮るに撮れないくらいまで進んでいた。 今年は開花が遅れてやきもきしたけど、咲いてしまえばやっぱりあっけないもので、本当によかったの...

    2012/04/18

    桜(Cherry Blossoms)

  • 桜便り<17> ---天白区の桜巡り

    SONY α55 + MINOLTA 50mm f1.4 名古屋の桜は、落下盛んから散り果てへ向かう途中で、名残の桜も撮れないような状況になってきた。 これは先週の話。天白区の桜巡りをしてきた。この日、すでにかなり散り始めていたものの、ぎりぎり最後の桜に間に合ったといったところだった。 まずは上社ジャンクションの下をくぐり、植田川沿いを南下。そのまま天白川との合流地点を目指した。 名東郵便局の南、一社公園の横あたりに少し桜並...

    2012/04/17

    桜(Cherry Blossoms)

  • 一風変わった矢田の白山神社

    SONY α55 + MINOLTA 50mm f1.4 大曽根駅から少し北へ行った矢田二丁目にある白山神社は、少し変わった雰囲気の神社だ。 瀬戸電沿いを自転車で行くとき、何度となく横を通りながら、これまで一度も立ち寄ったことがなかった。この前、初めて中まで入ってみた。 この前といっても1月のことだから、もう3ヶ月近く前ということになる。今は境内の季節感もずいぶん変わっていることだろう。 ネットで調べてみたけど、詳しい情報がな...

    2012/04/17

    神社仏閣(Shrines and temples)

  • ちょこっと牧野ヶ池緑地

    SONY α55 + SIGMA 50mm f2.8 MACRO 先週、牧野ヶ池緑地に寄ったときの写真。 枚数は少ししか撮れなかったのだけど、他と組み合わせるにはちょっと異質なので、これだけで載せることにした。 なんとなくスクエアが合いそうな被写体だったので、揃えてみた。 まあ、これだけなんだけど。...

    2012/04/17

    施設/公園(Park)

  • 桜便り<16> ---五条川をさかのぼる

    SONY α55 + MINOLTA 50mm f1.4 / SIGMA 50mm f2.8 MACRO 今日は五条川の残った写真を。 一枚目は、岩倉あたり。 一番人気があって人が多いところだから一番桜がいいかといえばそうでもなく、桜風景でいえば岩倉よりいいところは他にある。逆にいえば、岩倉や堀尾跡あたりだけ見て五条川の桜を充分堪能したと思っているとしたらもったいない。人があまり来ないようなところにこそ、五条川の桜風景のよさがある。 せっかく魅力的...

    2012/04/16

    桜(Cherry Blossoms)

  • 桜便り<15> ---五条川(1)

    SONY α55 + MINOLTA 50mm f1.4 / SIGMA 50mm f2.8 MACRO 去年の五条川は、散って川に浮かぶ花びらを撮ることを目的に、あえて遅いタイミングで出向いた。今年はそれより早い散り始めに行った。五条川は名古屋市内より少し遅いので、花は二割程度散ったところだった。 コースは去年と同じで、大山寺駅の北あたりから川沿いを北上した。 五条川の桜は、8キロ弱の川沿いに1,900本ほど植えられているそうだ。毎年、うねる桜並木を空...

    2012/04/15

    桜(Cherry Blossoms)

  • 桜便り<14> ---黒川から五条川へ

    SONY α55 + MINOLTA 50mm f1.4 雨が降った翌日は、よく晴れた穏やかな日になった。 前日の雨と風で花はかなり落ちてしまっただろうと半ばあきらめていたら、思ったほどでもなくて、まだしっかり残っていた。 とはいえ、結局、この日が最後の見頃となった。 咲き始めると早いというけど、落ち始めるともっと早い。花のあとはすぐに葉が出てくる。 香流川沿いを通りつつ黒川に向かい、その後北上して五条川を目指した。去年も経...

    2012/04/14

    桜(Cherry Blossoms)

  • やや春めくサタデー料理

    SONY α55 + MINOLTA 50mm f1.4 桜月間で先週はサンデー料理を一週休んだ。桜もほぼ終わり、今日は雨模様ということで、一日桜を休んで、たまっていた用事をもろもろやっつけた。時間もあったので、料理もしてしまうことにした。 季節は進んですっかり春となり、旬の野菜もいろいろ出回ってきた。タケノコもけっこう食べたし、新ジャガとか新タマネギとかに季節を実感する。今はたいていの野菜が一年中出回ってはいるけれど、その...

    2012/04/14

    食べ物(Food)

  • 桜便り<13> ---雨の日の桜風景

    SONY α55 + MINOLTA 50mm f1.4 今日の桜便りは、雨の日の桜風景をお届けします。 この日は雨に加えて風もあり、自転車での移動はやめて、近所を歩いて回った。雨だけでも厳しいのに、風もあると撮影はますます困難になる。防滴ではないα55なので、余計に気を遣わないといけない。 それでも、桜の時期の雨というのはチャンスに違いなく、無理をしてでも撮る価値はある。雨の日を撮らないなんてもったいない。 森孝八剣神社の通...

    2012/04/13

    桜(Cherry Blossoms)

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モノクロで撮る街の風景

モノクロ(Monochrome)
街の風景-1

SONY α55 + MINOLTA 50mm f1.4 他



 モノクロで撮られた街の風景は、見慣れているのに、どこか別世界のような感じを受ける。
 色のない世界は、音さえ失ったようで、静けさの気配が支配する。
 撮り手である自分も、見えているのとは違う風景が新鮮だ。
 だからモノクロを撮りたくなるというのがありそうだ。




街の風景-2





街の風景-3





街の風景-4





街の風景-5





街の風景-6





街の風景-7





街の風景-8





街の風景-9





街の風景-10





街の風景-11





街の風景-12





街の風景-13

 肉眼で見るだけはなく、動画の映像でもなく、現在でも写真を撮ることの意義は、もしかしたらモノクロ写真にあるのかもしれない。目では見えない世界を見せてくれるという意味で。

今年も興正寺のフォトコン表彰式へ

フォトコン・写真(Photo Contest)
八事興正寺-1

SONY α55 + MINOLTA 50mm f1.4



 日曜日の昨日は、八事の興正寺に出向いていった。
 午前中は青空が広がって、暑いくらいのいい天気だった。五重塔の周りのモミジも、新緑がまぶしいくらいに輝いている。
 ここも桜の時期には行きそびれてしまった。興正寺の桜はまだ見たことがない。



八事興正寺-2

 八事の春まつりということで、境内は大変な賑わいだった。出店が並び、フリーマーケットなども開催されていた。
 江戸時代の昔から八事山は尾張の観光地として人が集まる場所だった。県外にはあまり知られていないようだけど、海外にももっと知られていいところだと思う。韓国人や中国人観光客の姿も見たことがないくらいだから、アジアにもあまり紹介されていないようだ。



八事興正寺-3

 この日の目的はこれ、フォトコンの表彰式だった。
 一年前、ここの表彰式がフォトコン初めての表彰式だった。あれから一年と思うと、ちょっと感慨深い。
 入選作は、雪の日の写真だった。



八事興正寺-4

 住職のお話があるというのが他の表彰式とは違うところだ。
 去年は建物内でのクローズだったけど、今年は屋外ということで、ちょっと照れくさい。



八事興正寺-5

 早く着いたので、表彰式の前に少し写真を撮った。



八事興正寺-6

 五重塔の扉が開放されて、中の仏像を見ることができた。



八事興正寺-7




八事興正寺-8




八事興正寺-9

 溝に咲くコウホネ。



八事興正寺-10




八事興正寺-11

 新緑の美しさが心に染みる。



八事興正寺-12

 人が多すぎてゆっくり撮っていられないので、また出直すことにした。
 今年も火祭りは行くつもりだし、何度か撮影する機会はあるはずだ。

 このあと、一宮から大垣方面へと足を伸ばした。その話はまた近いうちに。

東山植物園便り ---虫たちの季節

花/植物(Flower/plant)
東山植物園-1

SONY α55 + TAMRON 180mm f3.5 Di



 ここのところ雨の日ばかり選んで植物園へ行っていたから、晴れた植物園を撮るのは久しぶりな気がした。
 虫たちが活動を始めた今、晴れていれば180mmマクロの出番だ。180mmは大きくて重いから、雨の日に片手で撮るのはちょっと苦しい。
 植物園も緑一色にすっかり模様替えされていた。冬から春への劇的な変化は、季節を追いかけて写真を撮っているとよく分かる。こんなにも世界を支配する色が変わるものかと、毎年驚かされる。なんだか信じられないような気もする。



東山植物園-2

 強い光と影のコントラスト。
 そろそろ日焼け止めを塗らないといけないかもしれない。



東山植物園-3

 モミジも鮮やかな新緑になった。
 水面を染める緑色も、季節を表している。



東山植物園-4

 八重山吹。
 春の深まりを感じる。



東山植物園-5

 レンゲとクマバチ。
 ぶんぶんうなりながらクマバチは花から花へと忙しい。



東山植物園-6

 水色メガネのトンボさん。
 イトトンボの仲間だろうけど、それ以上詳しいことは保留。



東山植物園-7

 カマキリの子供かと思ったら違ったみたいだ。ナナフシの子供とかだろうか。



東山植物園-8

 テングチョウだと思う。
 チョウの種類もずいぶん増えてきた。アゲハチョウも姿を見かけるようになった。



東山植物園-9

 ジャコウアゲハは久しぶりに見た。
 飛んでいるところを撮ろうと粘ったのだけど、ピントを合わせることができなかった。
 90mmマクロに比べると180mmマクロは動いているものを遠くから狙えるという利点はあるものの、写る範囲が狭くなる分、ファインダーに捉える難易度は高くなる。
 どちらにしても、飛んでいるチョウを撮るのは難しい。



東山植物園-10

 コイの池も新緑色。



東山植物園-11

 リンゴの花。



東山植物園-12

 咲いているロケーションがよかったので、スミレ撮り。



東山植物園-13

 シャクナゲも今が季節なんだろうか。けっこう咲いていた。
 バラはさすがにまだ全然だったので、ちょっと安心する。



東山植物園-14

 花はここらでいったん小休止になり、やや少なくなる。ただ、虫たちの活動が活発になるから、植物園撮りとしては更に楽しくなっていく。
 週に一度の植物園行きは、なるべく続けていきたいと思っている。

和風方向サンデー

料理(Cooking)
サンデー1

SONY α55 + MINOLTA 50mm f1.4



 ゴールデンウィークは料理も休もうかと思っていたのだけど、時間があったのでやっておくことにした。
 だいぶ暑くなってきて、こうなると少し料理も変わってくる。暑いからあえて濃い料理で対抗しようと考えるか、あっさり系のものにするか。
 今回は和食方向に気持ちが向かった。



サンデー2

「マグロとタマネギとニンジン煮」
 今ひとつ明確なイメージが持てないまま見切り発車で作ったら、今ひとつの仕上がりになった。味は悪くなかったのだけど、見た目に難ありだ。
 マグロに塩、コショウ、酒を振り、ショウガをまぶす。
 ごま油でニンジンとタマネギを炒める。
 酒、みりん、しょう油、白だし、砂糖、塩、コショウ、唐辛子、水を加え、煮立たせる。
 マグロを入れ、色が変わるまで煮付ける。



サンデー3

「長芋と豆腐のエビ入りもんじゃ風」
 これまたちょっとおかしなことになった。仕上がりの固さがどうなるか分からず、とりあえず焼いてみたら、もんじゃとお好み焼きの中間くらいになった。今もってどういう仕上げにすればよかったのか分からない。
 絹ごし豆腐をレンジで加熱して水切りする。
 長芋をすり下ろす。
 エビの下処理をして、ぶつ切りにする。酒、塩、コショウを振る。
 卵、小麦粉、だしの素、塩、コショウと一緒に混ぜ合わせる。
 弱火でかき混ぜながら焼いていく。



サンデー4

「タケノコとナスなどの天ぷら」
 水煮したタケノコ、輪切りにして水に浸けたナス、エリンギ、アスパラを天ぷらにする。
 よく水気を拭いて、粉をまぶしてから衣をつけると油はねしない。
 タケノコは天ぷらにしても美味しい。

 春らしい料理もあまりしないまま、季節は初夏に移ろうとしている。
 ゴールデンウィーク後半は雨模様のようだから、来週も料理をすることになりそうだ。

森林公園の春

施設/公園(Park)
森林公園-1

SONY α55 + SIGMA 50mm f2.8 DG MACRO 170-500mm



 森林公園も桜の季節に行くことはできなかった。桜が終わって一息ついたところで、春の森林公園風景を求めて出向いてみた。
 植物園全体の緑が深くなり、花々で賑やかになっていた。季節がここまで進むと、冬枯れの風景を思い出すことが難しくなる。寒かった春先が過ぎて、心地いい季候はすぐに終わり、また暑くなってきた。春も後半になるほど急ぎ足になっていく。
 季節が進むことの喜びと、寂しさと、両方ある。



森林公園-2

 南門を入ってすぐの田んぼだったところは、菜の花畑になっていた。
 夏はヒマワリ、秋はコスモス、といったように季節の花畑になってくれると嬉しいのだけど。



森林公園-3

 湿地ではハルリンドウがしっかり咲いていた。
 行くところへ行けばたくさん咲いている花も、行くところへ行かないとまったく見ないというのも、ちょっと不思議な感じがする。どっちが本当なのか分からなくなるような。



森林公園-4

 ドウダンツツジも、今年は咲き揃うのが遅れている。
 尾張旭のどうだん亭も、ドウダンツツジが見頃になる前に一般公開が終わってしまった。どうだん亭は、秋の紅葉のときに行きたい。



森林公園-5

 この上ない新緑の風景。この前まで枯れ葉色が支配していたとは思えないほどの変貌ぶりだ。



森林公園-6

 カワウも暴れる。



森林公園-7

 虫たちの姿は少しずつ増えているところだ。
 そういえば、もうすぐヒメボタルのシーズンがやってくる。春先の寒さは虫たちにも影響を与えているのだろうか。



森林公園-8

 帰りに尾張旭の城山に寄っていった。
 この日はなんか風景がかすんでるなと思ったら、黄砂が飛んでいたらしい。



森林公園-9

 ケリの子供が生まれていた。
 ケリは親が子供にエサを与えない鳥だから、子供は生まれてすぐ自力でエサを求めて歩き始める。



森林公園-10

 親は近くで子供を見守りながらケケケケッと大声で周囲を威嚇する。散歩の犬が近づいたりすると、更に声は大きくなる。
 今年も変わらない風景が繰り広げられていた。

最近の風景あれやこれや

日常写真(Everyday life)
あれこれ-1

SONY α55 + MINOLTA 50mm f1.4 他



 本編に入れられなかった写真がたまっていた。在庫一掃ということで、まとめて載せてしまう。
 最近の風景あれこれを。



あれこれ-2

 今年はユキヤナギをほとんど撮れなかった。
 レンギョウは桜と同じくらい花期が短くて、ちょっと油断するとすぐに散って終わってしまう。



あれこれ-3

 春の嵐で倒れたと思われる柳の木。



あれこれ-4

 椿落下盛ん。



あれこれ-5

 藤が丘の葉桜並木。
 新緑は美しいものだけど、桜の新緑は寂しく感じられる。



あれこれ-6

 場所によっては田植え作業が始まっている。



あれこれ-7

 鳥ではなく人間がびっくりしてしまうカカシ。



あれこれ-8

 誰もいない野球グラウンドには哀愁のようなものがある。



あれこれ-9

 誰かの落とし物。
 ゴムがびよーん。



あれこれ-10

 コウモリの季節いつなんだろう。なんとなく冬のイメージがあるけど、それはたぶん違う。



あれこれ-11

 夕方の帰り道。日の長さに季節を感じる。



あれこれ-12

 いつもの土手。
 広い空が見たくなると、帰りにここに寄っていく。

雨の奥琵琶湖<3>

旅/散策(Stroll)
奥琵琶湖3-1

SONY α55 + SIGMA 50mm f2.8 DG MACRO / MINOLTA 100-300mm f4.5-5.6 APO



 雨の奥琵琶湖風景の3回目は、もう一度モノクロでお届けします。

 この日、最初に降り立ったのは、マキノ駅だった。
 奥琵琶湖のリゾート地なのだろう、近くには海水浴場やキャンプ場などがある。夏場には賑わうはずのこの場所も、早春の雨となれば人の姿はほとんどなかった。
 ひとつ引き返して永原駅で降り、湖畔まで歩いた。
 最後はずっと戻って長浜を少し散策した。



奥琵琶湖3-2




奥琵琶湖3-3




奥琵琶湖3-4




奥琵琶湖3-5




奥琵琶湖3-6




奥琵琶湖3-7




奥琵琶湖3-8




奥琵琶湖3-9




奥琵琶湖3-10




奥琵琶湖3-11




奥琵琶湖3-12

 琵琶湖の沖島と竹生島へ行きたいと何年も前から考えているのに、実現していない。駅から船着き場まで距離があるのと、船の便があまりよくないので、なかなか行けずにいる。
 冬になったら、湖北町も訪れてみたい。夕焼けもきれいだそうだ。
 次に奥琵琶湖へ行くときは、レンタサイクルを借りて巡ってみよう。

雨のち曇り海上の森行き

森/山(Forest/Mountain)
海上の森-1

SONY α55 + SIGMA 50mm f2.8 DG MACRO



 ちょっと久しぶりの海上の森行き。
 あわよくば桜の時期に行きたいという思惑は外れ、季節は進んで4月も後半になってしまった。
 この日は雨のち曇り。森へ向かっている途中で雨があがった。できればもうしばらく降り続いてもらって雨の森を撮りたかったのだけど。



海上の森-2

 今回は海上の森センターがある方から入って、赤池、湿地コースを行った。
 ヤマザクラらしき桜がまだ少し残っていた。
 森全体の緑もすっかり濃くなっていた。



海上の森-3




海上の森-4




海上の森-5




海上の森-6




海上の森-7

 湿地ではハルリンドウがたくさん咲いていた。
 これを見ると、湿地のシーズンが始まったことを実感する。
 今年も再会できたことを喜んだ。



海上の森-8

 虫たちも活動を再開した。
 この日は雨上がりということで、チョウやトンボなどの姿は見られなかった。



海上の森-9




海上の森-10

 あまり収穫がないまま森をあとにすることになった。
 でも、海上の森はちょくちょく行っておくことが大事で、あまり間を空けるとよくない。森の季節感を見失ってしまう。もう少し近ければ月に一度は行きたいところだ。



海上の森-11

 夕方には少し日差しも戻った。
 桜を追いかけている間に、季節は大きく進んでいた。

菱野の熊野社に参拝する

神社仏閣(Shrines and temples)
熊野社-1

SONY α55 + SIGMA 50mm f2.8 DG MACRO



 海上の森への行き帰りによく前を通るのに、これまで一度も中に入ったことがなかった菱野の熊野社。この前、ようやく参拝する機会があった。
 参道は桜の花びらとガクで埋め尽くされていた。見上げると桜の木が並んでいる。花が舞い落ちる時期に訪れていたら、印象的な風景だったに違いない。
 創建年ははっきりしないようだけど、もともとは東福寺の守護神として熊野本宮大社から勧請して祀ったのがはじまりだそうだ。東福寺は741年創建と伝わる古いお寺だから、この熊野社も歴史がありそうだ。残っている記録で一番古いものは室町時代のものという。
 熊野本宮大社はたくさんの神が祀られている中、第一殿の祭神は熊野牟須美神となっている。これは伊邪那美命(イザナミ)と同一神ということだけど、もともとは地元の山の神を祀ったのが始まりだろう。
 菱野の熊野社は、伊邪那岐命(イザナギ)を祀っている。そのほか、速玉男尊は熊野権現(くまのごんげん)のこととされる。



熊野社-2

 ひと気はなく境内は静まりかえっているものの、向かいに幼稚園があり、隣が公園広場になっているので、外から子供たちの賑やかな声が聞こえてくる。
 参拝者はさほど多いとは思えないけど、荒れた様子もなく、よく手入れされている。



熊野社-3

 鎮守の森の名残がわずかに見られる。



熊野社-4




熊野社-5

 境内社として、菱野天満宮などもある。



熊野社-6

 残っていた桜はソメイヨシノではないようだった。



熊野社-7




熊野社-8

 前を通るたびに気になっていて、挨拶が済んでホッとした。一度でも参拝すれば、その神社とは縁が結ばれる。
 寺社というのは、その空間に時代が重なった場所だから、立ち入ることで過去とのつながりも生まれることになる。前を通るだけではただの通りすがりでしかない。
 御利益などなくていい。大事なのはささやかでもつながりを持つことなのだから。

春のモリコロパーク

施設/公園(Park)
モリコロ-1

SONY α55 + MINOLTA 50mm f1.4 / TAMRON 180mm f3.5



 桜の季節には間に合わなかったけど、春のモリコロに行ってきた。
 お目当ては、そろそろ出てきたであろう、ギフチョウだった。
 向かう途中の香流川上流。菜の花が春らしい彩りを添えていた。



モリコロ-2

 長久手の田んぼ風景。
 そろそろ田植え作業の準備が始まる。
 田植えが終わった頃、またアマサギがやってくる。



モリコロ-3

 初めてギフチョウを見たのは、おととしのモリコロパークだった。
 再会を願い、翌年もモリコロや海上の森へ行くも出会えず。
 今年こそという思いはまたも空振りに終わった。ギフチョウの影も形もなかった。
 まだ時期が早かったのか、この日は飛ぶ条件ではなかったのか。薄曇りで風があったから、確率は低いと思っていたのだけど。
 コバノミツバツツジはよく咲いていた。
 今年も出会えずに終わってしまうのか。




モリコロ-4

 ちらほらトンボも見かけるようになってきた。
 歯を見せてニカっと笑ってるみたい。



モリコロ-5

 お花畑は、ネモフィラなどがたくさん咲いていた。



モリコロ-6

 万博から7年。
 公園の整備も進み、この春サイクリングコースができた。一度乗りに行こうと思っている。



モリコロ-7

 もう忘れてしまった人も多いかもしれないけど、愛知県民は今でもわりと目にすることがある、モリゾーとキッコロ。



モリコロ-8

 芝桜もそろそろ見頃だろうか。



モリコロ-9

 風に踊る綿毛。



モリコロ-10

 チューリップも早く撮らないと時期が過ぎてしまう。思っている以上にいい時期は短い。



モリコロ-11

 今年も猿投の桃畑は行けそうにない。
 上中町のしだれ桃が見頃を迎えたと、今日の中日新聞に写真が載っていた。
 桃が撮れないとなると、次はやはり藤ということになる。津島は当然行くとして、まだ行ったことがないところへも行ってみたい。
 春は待ったなしで加速していく。

動物園の風景

モノクロ(Monochrome)
動物園-1

SONY α55 + MINOLTA 50mm f1.4



 動物園風景は、硬調のモノクロが似合うと思う。
 動物園は、ノスタルジックで、どこかセンチメンタルだ。
 こちらの感傷を交えなくても、モノクロームで写された動物園が語ってくれる。
 カラーでは、おしゃべりが過ぎる。




動物園-2





動物園-3





動物園-4





動物園-5





動物園-6





動物園-7

 それぞれの中に、動物園の心象風景があるんじゃないだろうか。

桜便り<21> ---番外編

桜(Cherry Blossoms)
桜便り21-1

SONY α55 + MINOLTA 50mm f1.4 他



 桜の終わりに思うこと。
 また来年、この季節に戻ってこられるだろうか。
 これが最後の桜になるかもしれない。
 そんな思いがあるからこそ、また桜を見られたときの喜びは大きい。
 今年の桜を最後まで見届けようと、まだ桜を撮っていた。それももう、終わりだ。落下盛んから葉桜になり、今新緑の季節を迎えた。
 本編に漏れた写真を加えて、桜便り番外編として、最後にもう一回、桜の写真をお送りします。



桜便り21-2




桜便り21-3




桜便り21-4




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桜便り21-17

 完

雨の奥琵琶湖<2>

旅/散策(Stroll)
奥琵琶湖2-1

SONY α55 + SIGMA 50mm f2.8 DG MACRO / MINOLTA 100-300mm f4.5-5.6 APO



 桜便りが続いて、奥琵琶湖のシリーズが途中になっていた。
 前回はモノクロのスクエアフォーマットで仕上げた。今回は、カラーのノーマルアスペクト比でお届けします。
 あらためて写真を見ると、奥琵琶湖の魅力を再認識する。
 春まだ早い奥琵琶湖は、この日雨だった。もし晴れていたら全然違った写真になったはずだ。奥琵琶湖の風景には、雨が似合うと思った。



奥琵琶湖2-2





奥琵琶湖2-3





奥琵琶湖2-4





奥琵琶湖2-5





奥琵琶湖2-6





奥琵琶湖2-7





奥琵琶湖2-8





奥琵琶湖2-9





奥琵琶湖2-10

 もう一回続きます。

3月半ばの小幡緑地

施設/公園(Park)
小幡緑地-1

SONY α55 + MINOLTA 50mm f1.4



 まだ寒かった3月半ば過ぎの小幡緑地。
 このときの写真のことを忘れていた。
 あれからひと月くらいしか経ってないのに、今の目で見ると明らかに季節が前のものだ。緑と茶色の割合が今とは全然違っている。気づけば4月も後半になり、ずいぶん緑が濃くなった。新緑の季節はもうすぐそこだ。
 今日は少しだけ、ひと月前の風景を振り返ってみる。




小幡緑地-2

 寒風に吹かれる枯れ葉が寒々しい。
 寒さに震えていた頃の感覚がよみがえる。




小幡緑地-3

 雑木林もまだこんなに茶色かった。
 池にはたくさんのカモが浮いていた。みんな無事に北へ帰り着いただろうか。




小幡緑地-4

 自転車でカラスを蹴散らすような格好になってしまった。
 最近、被写体としてのカラスの魅力を再発見している。




小幡緑地-5

 この日はあまり収穫がなく、早々に切り上げて家路につくことになった。




小幡緑地-6

 近頃すごく日が長くなった。6時を過ぎてもまだ明るくて、少し驚く。
 小幡緑地の風景も変わっていることだろう。近いうちに行くことにしよう。

東山植物園便り ---春の雨

花/植物(Flower/plant)
植物園便り-1

SONY α55 + SIGMA 50mm f2.8 MACRO



 今週の植物園もまた雨だった。
 桜がほぼ終わり、春の花咲く植物園は、とても賑やかだった。しばらく桜ばかり見ていて、ふと気づいたら、足下にも、目の前にも、頭の上にも、たくさんの花々が咲いている。いつの間にか季節が進んでいたようだ。



植物園便り-2




植物園便り-3




植物園便り-4




植物園便り-5




植物園便り-6




植物園便り-7




植物園便り-8




植物園便り-9




植物園便り-10




植物園便り-11




植物園便り-12




植物園便り-13

 春は深まっていく。

停滞するサタデー料理

料理(Cooking)
サタデー1

SONY α55 + SIGMA 50mm f2.8 MACRO



 桜月間が終わって、しばしぼんやりしてしまう。すぐには気持ちが切り替えられず、ちょっと目標を見失っている。
 今週末はまた天気が悪かった。日曜は楽しみにしていたイベントがあったのに、雨で出かけられなかった。
 来週末からはゴールデンウィークで、イベントもいろいろある。ただ、藤がどうも間に合いそうにないということで、次の明確な目的が見えないでいる。カキツバタとかも全部ズレていくんだろうか。
 今週も料理は土曜だった。時間はあったものの、今回もやや手抜きとなった。簡単にやっつけようと思うと、どうしても炒め系になりがちだ。フライパンに全部放り込んで、ジャーっとやるのが一番手っ取り早い。



サタデー2

「鯛の甘酢だれかけ」
 鯛に塩、コショウ、酒を振り、ショウガをまぶす。
 タジン鍋で蒸し焼きにする。
 たれは、酒、みりん、しょう油、酢、砂糖、塩、コショウ、唐辛子、水、刻みネギをひと煮立ちさせて作る。



サタデー3

「長芋とソーセージのシーチキン和え炒め」
 長芋を細切りに、ソーセージ、ブロッコリーを切り分け、ごま油で炒める。
 油切りしたシーチキンを加え、酒、みりん、しょう油、オイスターソース、中華の素、塩、コショウで味付けをする。



サタデー4

「タケノコと野菜の洋風炒め」
 水煮したタケノコを切り、鶏肉、タマネギ、ニンジンと一緒に、オリーブオイルで炒める。
 酒、みりん、コンソメの素、砂糖、塩、コショウ、ケチャップで味付けをする。
 後半でトマトととろけるチーズを加える。
 パセリ粉を振ってできあがり。

 ここのところ、料理に対する向上心が欠如しているので、停滞したままレパートリーも増えないし、腕も上がらない。もっと洗練された料理を作りたいという思いは持っているのだけど。

春の犬山を撮りにいく

旅/散策(Stroll)
犬山-1

SONY α55 + SIGMA 50mm f2.8 MACRO / TAMRON 10-24mm f3.5-4.5



 春の犬山を撮りにいってきた。
 桜の見頃は終わってしまっていたのだけど、多少なりとも桜絡みで撮ることもできたし、犬山の春を感じることができてよかった。
 春の犬山祭は、今年も行くことができなかった。桜の時期とぶつかる春祭りは、行けないものが多い。高山祭もそうだ。
 桜の時期が過ぎたということで、城下町なども人出はさほどでもなかった。
 犬山フォトコンの表彰式で訪れたとき、このあたりはちらっと歩いた。あれは1月の終わりだった。今回の訪問は、春フォトコンに応募するための写真を撮るためでもあった。



犬山-2

 お寺らしきところのしだれ桜が、よく咲いていた。



犬山-3

 犬山城の南にある針綱神社を久しぶりに参拝した。
 写真は隣の三光稲荷神社の鳥居。
 少し離れたところに猿田彦神社があるのを、初めて知った。



犬山-4

 この日は西南方向にずっと歩いて、扶桑町まで行くというのが目的の一つとしてあった。
 犬山城から東は寂光院やモンキーパークで馴染みがあるものの、西方面はこれまで一度も行ったことがなかった。
 フォトコンのテーマが「犬山の春」ということで、桜なり何なりで犬山城と絡められないかと考えていた。東エリアは撮り尽くされた感があるので、西に何か新しい発見があるのではないかと期待していた。



犬山-5

 木曽川にはライン下りもあるし、夏には鵜飼いが行われる。
 舟が出ていたら撮りたいと思っていたけど、このときはいなかった。



犬山-6

 屋根は必要だろうけど、絵にするにはちょっと邪魔かもしれない。



犬山-7

 これといった撮影ポイントが見いだせないまま、ずんずん西へ向かって進んだ。
 木曽川対岸には伊木山がある。向こうは岐阜県各務原市だ。



犬山-8

 土手の桜並木。
 遠目で見るとまだ花がけっこう残っているように見えても、近づくとほぼ葉桜だった。



犬山-9

 今年も盛大な桜吹雪は撮れなかった。それが一番の心残りだ。



犬山-10

 扶桑緑地まで片道5キロ近く歩いたけど、いいのが撮れず、引き返すことにした。



犬山-11

 桜流しもあまりできなかった。
 たくさん桜を撮ったのに、振り返ってみると撮れなかったものも多い。



犬山-12

 終盤でなんとか応募しようと思える写真が撮れたので、一応納得した。
 日没近くまで粘ったものの、あまりいい色が出なかった。



犬山-13

 観光地の夜は早い。6時台でも、すでに店は閉まり、城下を歩いている人の姿はほとんどなかった。
 名古屋駅から犬山までは特急で25分だから、もっとちょくちょく行ってもいい。一度自転車で行ってみたい気もするけど、往復60キロプラスアルファに耐えられるかどうか。

桜便り<20> ---東谷山フルーツパーク

桜(Cherry Blossoms)
東谷山-1

SONY α55 + MINOLTA 50mm f1.4



 毎年、桜の締めくくりとしているのが、東谷山フルーツパークのしだれ桜だ。
 例年ならソメイヨシノが終わって数日後にしだれ桜が見頃になるというパターンなのに、今年はソメイヨシノの開花が遅れた分、後半でしだれ桜とかぶってしまった。出向いた17日で散り始めていて、なんとかぎりぎり間に合った。
 2012年の桜便りの本編も、これが最後になるかもしれない。番外編があって、もしかしたら延長戦もあるかもしれないけれど、気持ちの上ではこれで一区切りとなる。




東谷山-2





東谷山-3





東谷山-4





東谷山-5





東谷山-6





東谷山-7





東谷山-8





東谷山-9





東谷山-10

 まだ少し、桜への未練が残っている。
 名古屋近辺はもう、すっかり散り果てになってしまった。
 でも、岐阜の奥まで行けばまだ咲いているとなると、気持ちがそちらに向かう。
 桜は、撮っても撮ってもキリがない。
 今年はこれで終わりになってしまうだろうか。

城北線に乗ってみる

鉄道(Railroad)
城北線-1

SONY α55 + MINOLTA 50mm f1.4



 以前、勝川駅から枇杷島駅まで、城北線沿いを自転車で行ったことがあって、ブログでそのときのことを紹介した
 一度は乗ってみないといけないと思っていたら、意外と早くその機会は訪れた。清洲城のときにちらっと書いたように、清洲から尾張星の宮駅まで歩いて、そこから終点の勝川駅まで乗ることにしたのだった。
 城北線は元々、JR中央本線とJR東海道本線を結ぶために計画された路線で、計画自体はかなり古くからあったものの、いろいろ込み入った事情があって、なかなか実現しなかった。本来は貨物線として瀬戸から枇杷島を通って稲沢まで結ぶつもりだったようだ。
 城北線の開業は1991年(平成3年)のことだ。
 名古屋市内を走る鉄道なのに全線非電化の一両編成で、昼間は1時間に1本、折り返し運転をするという、いたってのんびりした路線だ。全線高架なので、その存在感は薄い。名古屋市民でも、城北線のことを意識している人は少ないかもしれない。私もつい2、3年前に初めてその存在を知ったくらいだ。
 わずか11キロで駅は6つ。中央本線の勝川駅と東海道本線の枇杷島駅を結んでいる。
 たった16分の距離なのに430円と、地方ローカルバス並みの運賃となっている。これではなかなか利用者も増えないと思われる。
 遠回りだけど、JRで勝川から名古屋乗り換えで枇杷島まで行けば320円で済む。
 名古屋北部の沿線の人たちにとっては貴重な交通手段には違いないけれど。
 そんなローカル色の強い城北線ながら、高架で新しいということもあって、味わいといったものはあまりない。自転車で行ったときも、ほとんど撮りどころはなかった。
 ただ、車窓からの眺めに少し期待するところはあった。



城北線-2

 高架で非電化だから、空はきれいに抜けている。



城北線-3

 車窓からの眺めは気持ちよかった。いつもは下から見る景色を上から見るのは新鮮だった。



城北線-4

 左の座席に座って北側を眺めながら行くのは、前半はよかったものの、途中から高速道路と併走するため、高速道路の側面しか見えなくなる。座る側を間違えた。この方面なら右側に座らないといけなかった。
 ワンマン運転で、整理券を取って降りるとき運賃箱に現金で支払うというシステムは、バスと同じだ。
 一日乗車券は、土日のみ使えるもので700円と、これまた高い。全6駅で降りて、2往復しても元が取れた気がしない。都電なんて400円だし、盛りだくさんの江ノ電でも580円でたっぷり楽しめる。名古屋の地下鉄と市バス乗り放題のドニチエコきっぷでも600円だ。城北線のことをもっと知ってもらうために、500円くらいでいいんじゃないか。



城北線-5

 15分足らずであっけなく到着してしまった。このアトラクションで430円は割高だ。一回目だから、それなりに楽しめたとはいえ。



城北線-6

 南側の風景がどんなふうなのか気になるところではあるけれど、もう一度乗る機会があるかどうか。
 そもそも、勝川と枇杷島って、結ぶ駅が渋すぎ。なんでこことここを結んじゃったかなぁという選択だ。枇杷島はしょうがないとしても、せめて春日井につないでいたら、もう少し利便性がよかっただろうに。その前に、城北線の勝川駅とJRの勝川駅が離れていて、微妙に遠いのも問題だ。



城北線-7

 運転士さんの交代。



城北線-8

 夕日を映す。



城北線-9

 去りゆく車両。
 まあ、話のタネとしては面白かった。

二度目の尾張東照宮舞楽

イベント(Event)
東照宮舞楽-1

SONY α55 + TAMRON 180mm f3.5 Di



 4月17日の徳川家康の命日の前日夜、名古屋の尾張東照宮で舞楽が奉納される。
 去年初めて撮りにいき、今年で二度目となった。
 終わりの桜が舞う中、境内にしつらえられた舞台の上で、奉納の舞楽が演じられる。夕方の5時に始まった。
 今年も演目は去年と同じだったようだ。振鉾(えんぶ)、萬歳楽(まんざいらく)、延喜楽(えんぎらく)、打球楽(だきゅうらく)、陪臚(ばいろ)、陵王(りようおう)、落蹲(らくそん)と続いた。
 役者はほぼ同じながら、演目の役割が違っていた。衣装は去年と少し違っていたような気がする。
 今年は180mmマクロ一本で、モノクロにすると決めていた。
 暗くなってからは、三脚とスピードライト(3600HS)も使っている。




東照宮舞楽-2





東照宮舞楽-3





東照宮舞楽-4





東照宮舞楽-5





東照宮舞楽-6





東照宮舞楽-7





東照宮舞楽-8





東照宮舞楽-9





東照宮舞楽-10





東照宮舞楽-11





東照宮舞楽-12

 暗くなってからが俄然よくなる。雰囲気も高まるし、撮るにも面白い。昼間とはまた別物といえる。
 かなり近づいて撮れるのもここのいいところで、オススメしたいのだけど、来年までは一年近くあるから、覚えておくのは大変だ。家康の命日が4月17日というのも、記憶している人は少ないだろうし。
 ソメイヨシノが終わる頃、そういえばこんなものがあったなぁと思い出してもらえるといいのだけど。

桜便り<19> ---木曽川堤と清洲城

桜(Cherry Blossoms)
桜便り19-1

SONY α55 + TAMRON 10-24mm f3.5-4.5



 木曽川堤の桜というのは昔から聞いて知っていたのだけど、これまで一度も行ったことがなく、どこにあるのかも正確には知らなかった。一宮の138タワーパークあたりらしいという漠然としたイメージだった。
 木曽川堤なんだから名鉄の木曽川堤駅で降りたらいいんだろうと考えたら、それは間違いだ。歩くと4キロ、1時間15分くらいかかる。名鉄なら黒田駅、JRなら木曽川駅が最寄り駅になるのだけど、それにしたって3キロはある。普通は一宮駅からバスに乗っていく。
 笠松をあとにした私は、最寄り駅ではないと知りつつ木曽川堤駅で降りてみた。木曽川沿いをぷらぷら歩いていけばいいやと。
 しかしながら、途中の道のりに桜はわずかで、他にも見所は少なく、やはりこの駅から歩くのは正解じゃなかった。道も狭く、車通りも多いので、歩くには適さなかった。
 まあでも、地図で見て木曽川堤駅周辺の様子が気になっていたから、それを知ることができたのはよかった。二度降り立つ駅ではないと思うけど。



桜便り19-2




桜便り19-3




桜便り19-4




桜便り19-5




桜便り19-6




桜便り19-7

 木曽川堤の桜は、138タワーパーク北の木曽川沿いにあるものとばかり思っていた。けど、公園には小さな桜が少しあるだけで、他にはそれらしい桜並木がない。探してもまったく見つからないので戸惑った。
 園内マップを見てみると、公園の南側と出ていた。全然思っていた場所と違っていた。138タワーパークは2、3回行ったことがあるのに桜並木の印象がなかった理由が分かった。
 それにしても、ここも桜はすっかり終わっていた。ソメイヨシノは少なくて、ヒガンザクラとシダレザクラを中心に植えられている。古木も多いようだから、いい時期に行けば見応えがありそうだ。



桜便り19-8

 桜が落下盛んな状態では写真も撮りようがなかった。
 138タワーには、まだ登ったことがない。



桜便り19-9

 所変わってこちらは清洲城址。
 まだ時間があったので、帰りに途中下車して立ち寄った。
 ここも一応、桜名所とされている。それなりに人が集まっていた。



桜便り19-10

 この川が五条川といわれても、あまりピンとこない。岩倉から南へ下ったところだ。
 桜の本数は多くない。川沿いに少し桜並木が続く。



桜便り19-11




桜便り19-12




桜便り19-13

 清洲城もあまり収穫はなく、早々にあとにすることになった。
 ここでふと、城北線のことを思い出した。清洲まで来ていれば、尾張星の宮駅はそう遠くない。距離は1.5キロもないくらいで、歩いて30分かからなかった。
 そのうち城北線レポートもお届けできると思う。

桜便り<18> ---笠松の桜

桜(Cherry Blossoms)
笠松-1

SONY α55 + MINOLTA 50mm f1.4 / TAMRON 10-24mm f3.5-4.5



 日曜日は最後の桜を撮るつもりで、笠松、木曽川堤方面へ出向いていった。
 ネットの桜情報は今ひとつ当てにならないというか情報が遅く、数日前まで満開で、前日まで散りかけと出ていたのに、現地に着いてみれば落下盛んで、もはや撮るに撮れないくらいまで進んでいた。
 今年は開花が遅れてやきもきしたけど、咲いてしまえばやっぱりあっけないもので、本当によかったのは一週間もなかったくらいだった。
 それでも、まだ少し撮れたので、ぎりぎり間に合ったということにしておこう。
 木曽川沿いの港公園は、家族連れなどで大賑わいだった。



笠松-2

 写真で見ると、なんだか満開くらいに見えるから不思議だ。実際は、3割、4割は散っていた。



笠松-3

 木材や人などを運ぶため、木曽川各地に川湊が作られ、大いに賑わった歴史がある。笠松にも湊があったそうだ。



笠松-4

 ここはいい土手だった。桜があって、空がきれいに抜けている。こういうところは、いいのが撮れる。桜が見頃の時期に訪れたかった。



笠松-5

 なにやら祭りが行われていた。全然知らなかった。
 役場の前に集まって出陣式をする大名行列のみなさん。



笠松-6

 ちびっこの列と見守る父兄たち。



笠松-7

 この日は桜を撮りに訪れていたので、気持ちが祭りモードにはならなかった。早々に切り上げる。



笠松-8

 何も行われていない平日に再訪して、ゆっくり町を散策したい。



笠松-9

 笠松というと、競馬ファンなら笠松競馬場を思い出すんじゃないかと思う。
 オグリキャップや安藤勝己を輩出した競馬場で、地方競馬としてはちょっと知られた存在だ。
 しかし、オグリキャップの栄光も昔の話となり、毎年のように存続するとかしないとかでモメている。
 オグリキャップは、2010年にこの世を去った。



笠松-10

 屋台が並んで賑わっていたので、八幡神社に寄ってみた。



笠松-11

 境内のお稲荷さん。



笠松-12

 笠松から引き返し、再び木曽川を渡って、一宮の木曽川堤を目指した。

桜便り<17> ---天白区の桜巡り

桜(Cherry Blossoms)
桜便り17-1

SONY α55 + MINOLTA 50mm f1.4



 名古屋の桜は、落下盛んから散り果てへ向かう途中で、名残の桜も撮れないような状況になってきた。
 これは先週の話。天白区の桜巡りをしてきた。この日、すでにかなり散り始めていたものの、ぎりぎり最後の桜に間に合ったといったところだった。
 まずは上社ジャンクションの下をくぐり、植田川沿いを南下。そのまま天白川との合流地点を目指した。



桜便り17-2

 名東郵便局の南、一社公園の横あたりに少し桜並木がある。
 ただ、この桜並木はすぐに終わり、それからしばらく桜は途切れる。



桜便り17-3




桜便り17-4

 植田川と天白川が合流するところ。
 公園があって、そこにも桜が植えられている。
 続いて天白川をさかのぼる形で北東に進路を変えた。



桜便り17-5

 音聞橋から天白橋にかけての川沿いに桜並木が続く。
 ここはとても見応えがあった。香流川の桜風景と少し似ている。



桜便り17-6

 もう少し早く訪れたかったところだけど、代わりに桜吹雪と桜絨毯を見ることができた。



桜便り17-7

 落下盛んでも訪れている人はそこそこいた。
 ご近所の人たち御用達の桜ポイントとして愛でられていると思われる。そういう部分でも香流川と似ているように感じた。



桜便り17-8




桜便り17-9

 天白スポーツセンター交差点から北にも、桜並木がある。
 植田の坂道という呼び名が通り名なのかどうかは知らないけど、確かに登って下る坂道にそれはある。
 うちの近所でいうと、藤が丘の桜並木を思わせた。
 桜トンネルの下を車で走るのが気持ちよさそうだ。



桜便り17-10

 植田中央公園の北まで桜は続く。



桜便り17-11

 冬の落とし物。
 桜が散れば、また一つ、季節が進む。晩春、そして初夏へ。

一風変わった矢田の白山神社

神社仏閣(Shrines and temples)
白山神社-1

SONY α55 + MINOLTA 50mm f1.4



 大曽根駅から少し北へ行った矢田二丁目にある白山神社は、少し変わった雰囲気の神社だ。
 瀬戸電沿いを自転車で行くとき、何度となく横を通りながら、これまで一度も立ち寄ったことがなかった。この前、初めて中まで入ってみた。
 この前といっても1月のことだから、もう3ヶ月近く前ということになる。今は境内の季節感もずいぶん変わっていることだろう。



白山神社-2

 ネットで調べてみたけど、詳しい情報がなく、由緒などは分からなかった。
 創建はおそらく江戸時代ではないかと思う。
 愛知県内には50以上の白山神社があるそうだ。その数は全国一で、岐阜や北陸より多い。



白山神社-3

 うさぎの目が赤く光っていて、ちょっと怖い。
 ウサギが神の使いとなっている神社はいくつかあるけど、白山神社とウサギが直接関係あるのかどうかはよく知らない。
 社殿などはそこそこ古そうだ。



白山神社-4

 神仏習合の名残が見て取れる。



白山神社-5

 なんだか全体的に不思議テイストの溢れるところだった。

ちょこっと牧野ヶ池緑地

施設/公園(Park)
牧野ヶ池緑地-1

SONY α55 + SIGMA 50mm f2.8 MACRO



 先週、牧野ヶ池緑地に寄ったときの写真。
 枚数は少ししか撮れなかったのだけど、他と組み合わせるにはちょっと異質なので、これだけで載せることにした。
 なんとなくスクエアが合いそうな被写体だったので、揃えてみた。




牧野ヶ池緑地-2





牧野ヶ池緑地-3





牧野ヶ池緑地-4

 まあ、これだけなんだけど。

桜便り<16> ---五条川をさかのぼる

桜(Cherry Blossoms)
桜便り16-1

SONY α55 + MINOLTA 50mm f1.4 / SIGMA 50mm f2.8 MACRO



 今日は五条川の残った写真を。
 一枚目は、岩倉あたり。
 一番人気があって人が多いところだから一番桜がいいかといえばそうでもなく、桜風景でいえば岩倉よりいいところは他にある。逆にいえば、岩倉や堀尾跡あたりだけ見て五条川の桜を充分堪能したと思っているとしたらもったいない。人があまり来ないようなところにこそ、五条川の桜風景のよさがある。



桜便り16-2

 せっかく魅力的な風景も、護岸工事のコンクリート向きだしが景観を損ねている。
 時代も進んだことだし、そろそろこういう無粋な工事はやめて、自然環境と一体化するような外観に切り替えたらどうだろう。



桜便り16-3

 岩倉から離れて、名神高速をくぐった先は、見物客の姿もぐっと減り、素朴な風景になる。
 やる気のなさそうな提灯が飾られ、いい意味で脱力感を誘う。



桜便り16-4

 広がる田園と、延々と続く桜並木。
 このあたりまで足を伸ばす人は少ないと思う。
 川沿いには尾北自然歩道が整備されているので、桜とは関係なく歩いたり自転車で通ったりする人たちはいるだろう。



桜便り16-5

 人が少ない分、ゆっくり桜見物ができるし、写真も気兼ねなく撮れる。
 大口町の南西あたりは、オススメのポイントの一つだ。



桜便り16-6

 堀尾跡を越えて進むと、川はだんだん素朴さを取り戻していく。
 桜並木は終わらない。まだまだ続く。



桜便り16-7

 かなり上流まで来た。五条川本来の姿に近いものを見ることができる。
 桜もこの通り。これを見ずして五条川の桜は語れないといった風景だ。



桜便り16-8

 桜が途切れたら終わりにしようと思っていたのに、全然途切れる様子がない。もう犬山市に入ってしまう。



桜便り16-9

 木津用水とぶつかり、他の川との合流点を過ぎ、更に北東へと続いている。



桜便り16-10

 桜の中を泳ぐ鯉。



桜便り16-11

 再び名鉄の線路と出会ったのは、犬山の羽黒だった。
 それでもまだ桜は終わらない。意地になってここまで進んだものの、時間的にもそろそろ限界だった。
 地図で見ると、この先は川沿いの道が途切れがちになっている。
 少し心残りはあったけれど、ここまでとした。
 桜はどこまで続いているのだろう。



桜便り16-12

 桜の間から、尾張冨士が見えた。
 これで今年の五条川桜行きは終わった。まずは満足したということにしておいた。

桜便り<15> ---五条川(1)

桜(Cherry Blossoms)
桜便り15-1

SONY α55 + MINOLTA 50mm f1.4 / SIGMA 50mm f2.8 MACRO



 去年の五条川は、散って川に浮かぶ花びらを撮ることを目的に、あえて遅いタイミングで出向いた。今年はそれより早い散り始めに行った。五条川は名古屋市内より少し遅いので、花は二割程度散ったところだった。
 コースは去年と同じで、大山寺駅の北あたりから川沿いを北上した。
 五条川の桜は、8キロ弱の川沿いに1,900本ほど植えられているそうだ。毎年、うねる桜並木を空撮した写真が中日新聞に載る。このあたりには高いタワーのたぐいはないので、残念ながら俯瞰から撮ることはできない。
 人気のエリアは主に二ヶ所で、一番賑わっているのが名鉄岩倉駅の近くだ。駅から川までの距離が近いこともあり、大勢の人たちが訪れる。それより北の大口町の堀尾跡も、人が多い。歴史に詳しい人なら、堀尾金助とその母の裁断橋の話を知っているだろうか。その舞台となった場所だ。
 今年は、堀尾跡を越えて、行けるところまで行ってみようと、出発前に決めていた。



桜便り15-2




桜便り15-3




桜便り15-4




桜便り15-5




桜便り15-6




桜便り15-7




桜便り15-8




桜便り15-9




桜便り15-10




桜便り15-11

 つづく。

桜便り<14> ---黒川から五条川へ

桜(Cherry Blossoms)
黒川から-1

SONY α55 + MINOLTA 50mm f1.4



 雨が降った翌日は、よく晴れた穏やかな日になった。
 前日の雨と風で花はかなり落ちてしまっただろうと半ばあきらめていたら、思ったほどでもなくて、まだしっかり残っていた。
 とはいえ、結局、この日が最後の見頃となった。
 咲き始めると早いというけど、落ち始めるともっと早い。花のあとはすぐに葉が出てくる。
 香流川沿いを通りつつ黒川に向かい、その後北上して五条川を目指した。去年も経験した過酷な自転車行きだ。今年は更に距離を伸ばして、総距離は60キロを超えた。これまでの最長距離を更新した。足のへばりよりも気持ちが折れそうだった。



黒川から-2

 道はうっすら桜の絨毯になっていた。
 舞い散る花びらは、普通に撮ったのではなかなか写ってくれない。印象的に撮るには、ピントとシャッタースピードと背景をコントロールしなくてはいけない。



黒川から-3

 黒川は、香流川よりも先行していて、かなり花が落ちていた。タイミングとしてはもう遅すぎた。
 今年は川沿いの片側を通り過ぎただけだった。



黒川から-4




黒川から-5

 黒川は川幅が狭くて、両側からせり出すように咲くので、最盛期に撮るといいのが撮れる。
 土手に植えられたチューリップも、ちょっとしたアクセントになる。



黒川から-6




黒川から-7

 黒川を北へ進み、名古屋空港の西、豊山町にも、ちょっとした桜並木がある。
 冬に通ったとき、ここの桜に気づいて、花が咲いたら撮りに来ようと思っていた。



黒川から-8

 豊山グランド近くにも桜並木があった。
 豊山はイチローの故郷で、毎年イチロー主催の少年野球大会が開催される。イチローも訪れて挨拶をする。それがこのグラウンドだ。



黒川から-9

 途中でさくらまつりをしているところがあったので、寄っていくことにした。
 合瀬川沿いに1キロくらい桜並木が続いていた。



黒川から-10

 名鉄の徳重・名古屋芸大駅近くで五条川に出た。



黒川から-11

 五条川も、ここまでならそれほどの距離じゃない。大変なのはここからで、ずっと上流へさかのぼっていき、家からはどんどん遠ざかる。
 その様子は、また次回ということにしたい。

やや春めくサタデー料理

食べ物(Food)
サタデー1

SONY α55 + MINOLTA 50mm f1.4



 桜月間で先週はサンデー料理を一週休んだ。桜もほぼ終わり、今日は雨模様ということで、一日桜を休んで、たまっていた用事をもろもろやっつけた。時間もあったので、料理もしてしまうことにした。
 季節は進んですっかり春となり、旬の野菜もいろいろ出回ってきた。タケノコもけっこう食べたし、新ジャガとか新タマネギとかに季節を実感する。今はたいていの野菜が一年中出回ってはいるけれど、その季節しか食べられないものもあって、季節感が完全に失われているわけではない。
 ただ、今年もツクシとわらび、ぜんまいなどは食べられずに終わってしまいそうだ。春の苦みとはちょっと疎遠になっている。



サタデー2

「マグロのホイル焼きピリ辛味」
 マグロに塩、コショウ、酒を振り、ショウガを塗る。
 アルミホイルにオリーブオイルを塗り、長ネギとマグロを魚焼きグリルで焼く。
 途中でひっくり返す。
 酒、みりん、しょう油、豆板醤、砂糖、塩、コショウをひと煮立ちさせ、水溶きカタクリ粉を加えてとろみをつける。
 長ネギの刻みを乗せ、たれをかけて完成。



サタデー3

「エビと野菜の和風カレー煮」
 下処理したエビを、オリーブオイルで炒める。
 キャベツ、タマネギ、トマトを加えて更に炒め、酒、みりん、白だし、砂糖、塩、コショウ、カレー粉で味付けをする。
 パセリ粉を振ってできあがり。



サタデー4

「変わりきんぴら風」
 ゴボウをささがきにして、水に浸ける。
 ニンジン、ジャガイモ、アスパラを細切りにして、レンジで3分加熱する。
 オリーブオイルで、ごぼう、ニンジン、ジャガイモを炒める。
 酒、みりん、しょう油、コンソメの素、マヨネーズ、塩、粗挽きコショウ、唐辛子で味付けをする。
 終盤でアスパラを入れて、全体に味を絡ませる。

 今日は少し手抜き気味で、野菜さえ切り終えたらあとは簡単だった。
 野菜類の組み合わせと味付けの変化で迷いがあったのだけど、結果的には上手くいった。
 ま、今週はこんなもの。
 明日はまた桜行きだ。

桜便り<13> ---雨の日の桜風景

桜(Cherry Blossoms)
桜便り13-1

SONY α55 + MINOLTA 50mm f1.4



 今日の桜便りは、雨の日の桜風景をお届けします。
 この日は雨に加えて風もあり、自転車での移動はやめて、近所を歩いて回った。雨だけでも厳しいのに、風もあると撮影はますます困難になる。防滴ではないα55なので、余計に気を遣わないといけない。
 それでも、桜の時期の雨というのはチャンスに違いなく、無理をしてでも撮る価値はある。雨の日を撮らないなんてもったいない。
 森孝八剣神社の通りは、早く咲いて早く散る。理由は不明ながら毎年そうだ。気候的な違いはないと思うのだけど。
 今年はここでなかなかいいシーン出会えなかったのだけど、最後に素敵な光景に巡り会うことができた。



桜便り13-2

 大森八剣神社前の通りも、雨池公園から茶臼前までずっと桜並木が続いている。



桜便り13-3




桜便り13-4

 雨に濡れる校庭に、小学生たちの姿はない。



桜便り13-5

 雨池公園の桜並木も、雨降りでは花見客もいない。



桜便り13-6




桜便り13-7

 香流川の遊歩道。
 こんな日に桜見物をしている人は当然のごとくおらず、自転車で通る人や犬の散歩の人くらいだ。



桜便り13-8




桜便り13-9

 だんだん雨脚が強くなった。



桜便り13-10




桜便り13-11




桜便り13-12




桜便り13-13

 この雨で散り果てになるかと思ったら、まだそれほど散らず、今日も見頃に近い状態が続いていた。
 ただ、葉が出てくると見栄えが悪くなる。下にガクが積もってしまうと、いよいよ終わりとなる。
 今年の一枚は、まだ撮れていない。残り少ないチャンスでその一枚を撮れるだろうか。

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