月別:2012年03月

記事一覧
  • 東山植物園便り ---進む春

    SONY α55 + TAMRON 180mm f3.5 Di 今年は季節の進行が遅れているとはいえ、着実に前進していて、一週間間が空くと植物園の様子も違ったものとなっている。 梅の花も、そろそろ終盤から終わりへと向かっている。遅咲きのものは満開を迎え、早咲きのものはもう花を落としている。 しっかり梅を撮るのは、今シーズンこれで最後かなと思う、 今を盛りと咲き誇る白梅の巨木が印象的だった。 今年見つけたお気に入りの木で、終わり...

    2012/03/31

    花/植物(Flower/plant)

  • ちょっと春のサタデー料理

    SONY α55 + MINOLTA 50mm f1.4 今週も、土曜日は雨模様だった。週末のたびに雨が降る。明日もあまり天気はよさそうじゃないし寒そうだけど、朝から出かけるので、料理は土曜日に前倒しした。日曜は帰りも遅くなりそうなので、料理と植物園の二本立てを今日に回すことにする。 桜の開花宣言も出されて、ようやく春らしくなってきたと言えるだろうか。まだすっきりしないとはいえ、季節ものはあれこれ出そろってきた。 今週の春の...

    2012/03/31

    料理(Cooking)

  • 余り物写真集

    SONY α55 + MINOLTA 50mm f1.4 他 余り物の写真がまたたまってきたので、ここらでまとめて出してしまうことにした。 春日井覚成寺のエドヒガンも、今年は開花が遅れている。27日に訪れたときは、まだ蕾だった。今日あたりようやく咲き始めたところだろう。普段ならソメイヨシノよりは1週間以上早く見頃になるはずが、今年は一緒くらいになりそうだ。来週末あたりにもう一度撮りにいくことにする。 ここ6、7年、毎年訪れて撮って...

    2012/03/30

    日常写真(Everyday life)

  • 名鉄広見線の夕景

    SONY α55 + MINOLTA 50mm f1.4 八百津へ行って、明智駅に戻ったとき、次の列車まで20分以上あった。ホームでぼんやり待つのも退屈なので、乗換駅である次の新可児駅までぷらぷら歩いていくことにした。たった一駅、4分のことだし、歩いても30分はかからないだろうと思った。 しかし、ローカル線の一駅間を侮ってはいけなかった。列車でいけば4分でも、歩けば距離はある。線路沿いに道があるわけでもなく、歩けども歩けども駅は見...

    2012/03/30

    鉄道(Railroad)

  • 高岳と市政資料館の早咲き桜

    SONY α55 + MINOLTA 50mm f1.4 名古屋城方面へ行ったついでに、高岳に寄っていった。この前の雨の日とは打って変わって、春の陽気に包まれた満開の桜だった。少し散り始めているものの、見頃が続いている。ソメイヨシノよりも長持ちするようだ。今週末もまだ楽しめるんじゃないかと思う。 写真を撮りに来ている人たちもいたし、通りすがりに携帯で撮っている人もいた。 寒かった日々も終わり、ようやく本格的な春を迎えた感じだ...

    2012/03/29

    桜(Cherry Blossoms)

  • 春の明治村 <2>

    SONY α55 + SIGMA 50mm f2.8 DG MACRO 今回の明治村シリーズは、全4回になる。今日はその2回目を。 この日の一つのテーマは、50mmマクロで撮るというものだった。同じ50mmでも、f2.8マクロと、f1.4の標準とではレンズの性格が違う。マクロといっても、中距離から遠景までシームレスに使えるから、万能レンズといっていいのだけど、f1.4の方がピントとボケ味をコントロールできる分、自由度は高いし、撮っていて楽しい。マクロを...

    2012/03/29

    美術館・博物館(Museum)

  • 春の明治村 <1>

    SONY α55 + SIGMA 50mm f2.8 DG MACRO 去年秋の紅葉以来の明治村行きとなった。 もう少し待てば桜だったのだけど、桜ではない明治村を撮りたくて。 春休み期間中ということで、小学生軍団は不在ながら、親子連れや友達同士での子供は多かった。休日のような、そうでないような、いつもとはちょっと違う雰囲気の明治村を味わうことができた。 写真は全体的にやや低調ながら、一枚目の一枚が撮れたことで、もう充分だった。残り...

    2012/03/28

    施設/公園(Park)

  • 木曽川町ぶらり散策<3>

    SONY α55 + MINOLTA 50mm f1.4 江戸時代とそれ以前は、旅をする人たちにとって、神社や寺院がランドマーク的な立ち寄り所となっていたであろうことは容易に想像がつく。 特に特徴のない町へ出向くとき、現在の感覚でいっても寺社は目印となる。観光地や名所以前に建物自体が少なかった時代、神社仏閣は寄り道の格好の口実になったに違いない。今よりももっと娯楽的な意味合いが強かったはずだ。必ずしも神聖な祈りの場というだけ...

    2012/03/27

    旅/散策(Stroll)

  • 高岳雨の風景

    SONY α55 + SIGMA 50mm f2.8 DG MACRO 高岳の桜を撮りにいったときの雨の風景を。 雨の日にしか撮れない情景がある。 これからも雨の風景を撮っていきたいと思う。...

    2012/03/27

    街(Cityscape)

  • 木曽川町ぶらり散策<2>

    SONY α55 + MINOLTA 50mm f1.4 木曽川町は、山内一豊を生んだ町として知られている。 しかし、一豊の生まれは岩倉という説もあり、もしそれが本当なら、木曽川町は大事な自慢を失ってしまうことになる。木曽川町としては譲れないところだろう。 のちに土佐藩初代藩主となる山内一豊が、愛知の片隅で生まれたことを知っている高知県民はどれくらいいるのだろう。 江戸時代を通じ、土佐藩では山内氏ゆかりの上士と、もともと土佐...

    2012/03/26

    旅/散策(Stroll)

  • 東山植物園便り ---春の装い進む

    SONY α55 + SIGMA 50mm f2.8 DG MACRO + C-PL 今週も東山植物園便りをお届けします。 寒いさむいと言いながらも、季節は確実に前進していて、春の花たちが次々に咲いてきている。 ソメイヨシノはもう少し先になりそうだけど、早咲きの桜が花を開き始めた。 これはツバキカンザクラ(椿寒桜)という品種だそうだ。カンヒザクラなどと同じグループに属する桜だ。 園内全体も、だいぶ春めいてきた。冬場は少なかったお客も、ずい...

    2012/03/25

    花/植物(Flower/plant)

  • 少し春めくサンデー料理

    SONY α55 + SIGMA 50mm f2.8 DG MACRO 今週末は、土曜日の午前中が雨模様で、日曜は曇りのち晴れときどき雨だった。春とは思えない寒さで、風が冷たかった。いつまでも寒さが残って、なんだか腹が立つというか、笑えてくる。冬が長すぎる。 そんなこんなで、料理は土曜日にやった。桜が咲けば、土日ともに出かける日もでてくるから、4月は変則的になりそうだ。 今回は少し明るい感じの仕上げを目指して、なるべく焦げ茶色になら...

    2012/03/25

    料理(Cooking)

  • 木曽川町ぶらり散策<1>

    SONY α55 + MINOLTA 50mm f1.4 なんでもない町に、なんでもない日に、なんでもない理由で、ぶらりと訪ねていく。 そこで撮った写真がなんでもないかというと、そうでもない。なんでもない町なんてものはなく、行ってみれば何かがある。ただの風景というだけではない。偶然の出会いのようなものもまた、行ってみなければ決して得られないものだ。 山内一豊を生んだ木曽川町をなんでもない町というのは失礼かもしれない。ただ、木...

    2012/03/24

    旅/散策(Stroll)

  • 雨の高岳桜

    SONY α55 + SIGMA 50mm f2.8 DG MACRO そろそろ高岳の桜が見頃になったんじゃないかと、23日の昨日、雨の中を撮りにいってきた。 これまではいつも、晴れた夕方ばかりだったから、雨の風情もいいんじゃないかと。 雨に濡れて、咲き具合がはっきり分からなかったのだけど、7分か8分咲きくらいだっただろうか。満開とはいかないものの、撮るにはちょうどいいタイミングだった。 明日の日曜はよく晴れそうだし、今年一番の見頃と...

    2012/03/24

    桜(Cherry Blossoms)

  • 矢田川沿いの早春風景

    SONY α55 + MINOLTA 50mm f1.4 川辺の風はまだ冷たい3月の後半。景色もいまだ冬枯れが続く。 それでも、日差しはもう春の光がもたらすものだ。真冬の冴えた空気はそこにない。 矢田川沿いをゆっくり自転車で行く。心がふっと動いたとき、シャッターを押す。 矢田川沿いの風景は、どこかノスタルジックで、少しセンチメンタルだ。 そこが気に入っている。...

    2012/03/23

    河川敷(River beach)

  • 山田天満宮と梅の花

    SONY α55 + MINOLTA 50mm f1.4 先週、高岳や片山神社へ行った帰りに、山田天満宮にも寄ってきた。そろそろ梅が咲いたんじゃないかと行ってみると、すっかり満開になっていた。ここは他より少し早いようだった。 去年の春先に、知り合いの受験合格祈願で訪れた。あれからもう一年も経つとは、ちょっと信じられないくらいだ。 今年の1月も参拝に来ている。 山田天満宮は、尾張藩二代藩主である徳川光友が、太宰府天満宮から勧請...

    2012/03/23

    神社仏閣(Shrines and temples)

  • 春分の日平和公園へ

    SONY α55 + MINOLTA 50mm f1.4 / TAMRON 10-24mm 春分の日、猪高配水塔のあと、平和公園のアクアタワーにやってきた。 これも猪高配水塔と同じく、名古屋東部の丘陵地帯に水を配給するためと、災害に備えるという役割を担っている。 できたのは平成14年(2002年)なので、わりと最近のことだ。 こちらは毎週土日や祝日も開放されているから、どうしても春分の日でなければいけないわけではなかったのだけど。 高さは50メート...

    2012/03/22

    施設/公園(Park)

  • ゆめリンク愛知国体のショートトラックを撮る<3>

    SONY α55 + SIGMA APO 170-500mm f5-6.3 ショートトラック第3回の今回が最終回となる。 今回はこれでおしまい。 途中の整氷作業などを挟みつつも、5時間くらい撮ったのだけど、時間が許せばもっと撮っていたかった。翌日の予定を考えて途中で切り上げたから、決勝レースなども見られなかったのが心残りだった。ファイナルはもっと熱い戦いが繰り広げられていたはずだ。 チャンスがあればまた撮りにいきたい。関西圏の方が盛ん...

    2012/03/22

    スポーツ(Sport)

  • 春分の日に猪高配水塔を見にいく

    SONY α55 + MINOLTA 50mm f1.4 / 10-24mm / 100-300mm 春分の日と8月8日(まるはちの日)の年に2回、名古屋市内の配水塔、給水塔が一般公開される。 これまであまり興味がなくて行こうと思ったことはなかったのだけど、今年はなんとなく行ってみようかという気になった。行くなら東山給水塔と思っていたら、ため池の工事とかで今年は公開中止とのことだった。なので、一番近場の猪高配水塔に行ってみることにした。 普段から目...

    2012/03/21

    施設/公園(Park)

  • ゆめリンク愛知国体のショートトラックを撮る<2>

    SONY α55 + SIGMA APO 170-500mm f5-6.3 今日はショートトラックの第2回を。 レースが始まる前の本部席の様子。 コース上にも審判がいて、ビデオ撮影も行われている。失格を判定する権限が誰にあるのかはよく分からないけど、何にしても判定でモメることが多いのが、ショートトラックだ。 3000メートルリレーのスタート前。 リレーは、どういうタイミングで選手交代してもいいので、滑っている選手と交代に備える選手が入り乱...

    2012/03/21

    スポーツ(Sport)

  • ゆめリンク愛知国体のショートトラックを撮る<1>

    SONY α55 + SIGMA APO 170-500mm f5-6.3 ゆめリンク愛知国体で行われたショートトラックの写真を、ようやく出すことができる。 撮りにいったのは1月31日だから、ずいぶん時間がかかってしまった。やたら枚数を撮ったものだから、整理と現像を放置したままずっと手つかずだった。季節も進んで春になってしまったし、いい加減やらないといけないということで、やっとここで出すことができたというわけだ。2回か3回のシリーズになる...

    2012/03/20

    スポーツ(Sport)

  • 片山神社再訪

    SONY α55 + MINOLTA 50mm f1.4 東区にある片山神社を初めて訪れたのは、3年前の3月だった。 境内に一歩足を踏み入れたとたん、ただならぬ空気感を感じて、かなり驚いたことをはっきり覚えている。そのときのことは以前書いた。 非常に強い印象を受けたにもかかわらず、3年間一度も行かなかったのは、あのときの感じが強すぎたからだろう。二度目は印象が薄れてしまうに違いないから、それが嫌だった。 今回再訪する気になった...

    2012/03/19

    神社仏閣(Shrines and temples)

  • 東山植物園便り ---春の陽光<後編>

     東山植物園便りの続きで、残りの写真を。 園内も、だいぶ春色になってきた。世界が総天然色を取り戻す日も近い。...

    2012/03/19

    花/植物(Flower/plant)

  • 高岳の桜はまだ全然

    SONY α55 + MINOLTA 50mm f1.4 高岳の桜が気になって、16日にちょっと様子を見にいってきた。 ここは名古屋で一番早く桜が咲くところで、高岳から白壁にかけて、カンヒザクラとオオカンザクラが植えられている。 いつもの年なら3月中旬には見頃になっているはずが、16日でやっとちらほらほころび始めたところだった。満開は3月下旬にずれ込みそうだ。 残念なことに、去年、老木がかなり切られてしまった。代わりに若木が植えら...

    2012/03/19

    桜(Cherry Blossoms)

  • 東山植物園便り ---春の陽光<前編>

    SONY α55 + MINOLTA 50mm f1.4 東山植物園も、少しずつ花が増えてきた。気づけば3月も半ばから後半に移りつつある。 今回は、ちょっと気分を変えて、春の光を浴びる花たちを50mmの標準レンズで写してみた。 カタクリのつぼみが顔を出していた。 今年は足助までは行けそうにないから、植物園でカタクリを撮ることにしよう。 トサミズキも、もうすぐ咲いてくる。 ロウバイやマンサクが終われば、次はサンシュユやトサミズキた...

    2012/03/18

    花/植物(Flower/plant)

  • 雨だからサタデー料理

    SONY α55 + MINOLTA 50mm f1.4 今週は、雨のサタデー料理だった。去年の秋くらいから、週末に雨が降る確率が高い気がする。雨自体は少ない方らしいから、その感じは間違いではないと思うのだけど、どうなんだろう。 日曜も午前中は小雨が降って天気はすっきりしなかったものの、午後から出かけてきた。夕方にはだいぶ晴れ間も戻った。 今日はそこそこ暖かかったけれど、来週から再来週にかけてまた少し気温が下がるとのことだ。...

    2012/03/18

    料理(Cooking)

  • 雨の徳川園

    SONY α55 + SIGMA 50mm f2.8 DG MACRO 雨の徳川園。 雨が降ると行く場所がなくなるというのは間違いで、雨降りという要素は馴染みの場所を特別な場所に変えてくれる。晴れているよりも雨の方が魅力的なところがある。日本庭園の徳川園も、そういった場所の一つだ。 雨の情緒を楽しみたい。 ここの梅も遅い。だいぶ咲いている木があるものの、全体的にはまだこれからだ。 ボケの季節になった。ボケは初夏のイメージがあるのだ...

    2012/03/17

    施設/公園(Park)

  • 海上の森はまだ冬

    SONY α55 + SIGMA 50mm f2.8 DG MACRO / MINOLTA 100-300mm 3月前半の海上の森は、まだまだ春とは呼べないような風景だった。森が春色に彩られるのは、もう少し先になりそうだ。 冬景色の中で、今回は水と木の風景を撮ってきた。 カラーにしてもどうせ茶色い冬色なので、モノクロにした。 春を待つ森の息づかいが伝わるだろうか。 もう少し、季節が進んだら、また行くことにしよう。...

    2012/03/16

    森/山(Forest/Mountain)

  • 農業センターの続き

    SONY α55 + MINOLTA 50mm f1.4 / 180mm f3.5 / 10-24mm 農業センターの写真をもう少し。 梅の開花も遅かったけど、他の花も遅れている。いつもなら咲いているはずのものも咲いていなかった。まだロウバイが咲いているくらいだった。タケノコもまだのようだ。 今日の情報では、しだれ梅は7分咲きとあったから、この週末はちょうどいいのではないかと思われる。花は見るにも撮るにも少し早めくらいがいい。 竹林と梅の組み合わせ...

    2012/03/16

    花/植物(Flower/plant)

  • 農業センターのしだれ梅は見頃一歩手前

    SONY α55 + MINOLTA 50mm f1.4 / 180mm f3.5 / 10-24mm 開花が遅れていた農業センターのしだれ梅が、やっと咲きそろってきた。出向いたのは昨日14日で、まだ5、6分咲きだった。例年に比べて2週間くらい遅い。 それでも、もう撮り頃には違いなく、タイミングとしては悪くなかった。今週末がちょうど見頃になるはずだ。駐車場は大変なことになりそうだけど。 しだれ梅まつりは11日までの予定だったけど、どうやら延長したようで、...

    2012/03/15

    花/植物(Flower/plant)

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東山植物園便り ---進む春

花/植物(Flower/plant)
東山植物園-1

SONY α55 + TAMRON 180mm f3.5 Di



 今年は季節の進行が遅れているとはいえ、着実に前進していて、一週間間が空くと植物園の様子も違ったものとなっている。
 梅の花も、そろそろ終盤から終わりへと向かっている。遅咲きのものは満開を迎え、早咲きのものはもう花を落としている。
 しっかり梅を撮るのは、今シーズンこれで最後かなと思う、
 今を盛りと咲き誇る白梅の巨木が印象的だった。



東山植物園-2

 今年見つけたお気に入りの木で、終わりの梅を撮る。



東山植物園-3




東山植物園-4

 オカメ桜。



東山植物園-5

 ムスカリ。



東山植物園-6

 ラッパスイセン。



東山植物園-7

 サンシュユ。



東山植物園-8

 ミツマタ。



東山植物園-9

 トサミズキ。



東山植物園-10

 ミツバツツジが咲けば、ギフチョウの登場も遠くない。
 春はここから加速していく。遅れないようについていかなくては。

ちょっと春のサタデー料理

料理(Cooking)
サタデー1

SONY α55 + MINOLTA 50mm f1.4



 今週も、土曜日は雨模様だった。週末のたびに雨が降る。明日もあまり天気はよさそうじゃないし寒そうだけど、朝から出かけるので、料理は土曜日に前倒しした。日曜は帰りも遅くなりそうなので、料理と植物園の二本立てを今日に回すことにする。
 桜の開花宣言も出されて、ようやく春らしくなってきたと言えるだろうか。まだすっきりしないとはいえ、季節ものはあれこれ出そろってきた。
 今週の春の目玉は、タケノコだ。遅れていたタケノコも、やっと出回ってきた。



サタデー2

「サーモンの刺身のカルパッチョ風」
 焼き鮭とかはあまり好きではないのだけど、生のサーモンは好きだ。
 酒、みりん、しょう油、オリーブオイル、酢、砂糖、コンソメの素、塩、コショウをひと煮立ちさせる。
 軽く茹でたアスパラと、スライスチーズを加え、全体に混ぜ合わせる。
 サーモンにソースをかけ、パセリ粉を振る。



サタデー3

「ダイコン入りのトマトースープ」
 米ぬかでダイコンを下茹でして、あく抜きをする。
 オリーブオイルで、鶏肉、長ネギ、キャベツ、ニンジンを炒める。
 ダイコンを加える。
 酒、みりん、しょう油、コンソメの素、砂糖、塩、コショウ、唐辛子で味付けをする。
 アルミホイルの落とし蓋をして、弱火で煮込んでいく。
 いったん冷まして味を染みこませて、再加熱する。



サタデー4

「タケノコとエリンギと豆腐のピリ辛」
 ごま油で、長ネギ、ショウガ、豆板醤、オイスターソース、甜麺醤を炒める。
 水煮したタケノコ、エリンギを入れ、酒、みりん、しょう油、中華の素、砂糖、塩、コショウ、白ごまで味付けをする。
 後半で絹ごし豆腐を入れる。
 全体に馴染ませ、最後に水溶きカタクリ粉でとろみをつける。

 色味がもう少しきれいに仕上がれば申し分なかったのだけど、全体的に思い描いていたのとはちょっとイメージが違った。もっと春色になる予定だった。
 菜の花やふきのとう、わらびやつくしなどが登場するかどうか。いずれにしても、季節は春だ。明日から4月が始まる。

余り物写真集

日常写真(Everyday life)
小ネタ写真-1

SONY α55 + MINOLTA 50mm f1.4 他



 余り物の写真がまたたまってきたので、ここらでまとめて出してしまうことにした。
 春日井覚成寺のエドヒガンも、今年は開花が遅れている。27日に訪れたときは、まだ蕾だった。今日あたりようやく咲き始めたところだろう。普段ならソメイヨシノよりは1週間以上早く見頃になるはずが、今年は一緒くらいになりそうだ。来週末あたりにもう一度撮りにいくことにする。



余り物写真-2

 ここ6、7年、毎年訪れて撮っている。
 今年もやっぱり、夕焼けから夕暮れにかけての時間帯で撮りたい。



余り物写真-3

 道端に固まってつくしがあった。ここの一角だけ、わんさと生えていたのが不思議だった。




余り物写真-4

 畑の様子も、冬から春へ季節が変わってきた。



余り物写真-5

 枯れススキの季節もそろそろ終わる。
 春が深まった頃、いつの間にかススキは姿を消している。



余り物写真-6

 何故か様々なボールが。



余り物写真-7

 川に何かいたのだろう。



余り物写真-8

 ゆとりーとライン。
 これも一度乗っておかないといけない。



余り物写真-9

 彩雲がかすかに見えた夕暮れどき。



余り物写真-10

 橋の上から見る優しい夕焼け空。



余り物写真-11

 そんな季節の風景と、日常の光景。

名鉄広見線の夕景

鉄道(Railroad)
広見線-1

SONY α55 + MINOLTA 50mm f1.4



 八百津へ行って、明智駅に戻ったとき、次の列車まで20分以上あった。ホームでぼんやり待つのも退屈なので、乗換駅である次の新可児駅までぷらぷら歩いていくことにした。たった一駅、4分のことだし、歩いても30分はかからないだろうと思った。
 しかし、ローカル線の一駅間を侮ってはいけなかった。列車でいけば4分でも、歩けば距離はある。線路沿いに道があるわけでもなく、歩けども歩けども駅は見えてこない。道を間違えたんじゃないかと心配になるほどだった。
 結局、1時間以上もかかってしまい、列車には2本も追い越されてしまった。くたびれた上に帰る時間も遅くなり、よかったのは一ネタ分の写真が撮れたことだけだった。
 帰ってから地図で調べたら、3.5キロもあった。そりゃあ、1時間はかかるというものだ。
 教訓。街中の一駅間とローカル線の一駅間は、まったく違う。



広見線-2

 広見線(ひろみせん)は、以前に一度、終着駅の御嵩駅まで乗っている。御嵩は、中山道の御嵩宿があったところで、なかなか魅力的な町だった。
 広見線の撮影ポイントとなると、意外と少ないように思った。想像していたよりも街中を走っていて、田園風景が広がっているといったところは多くない。
 廃線の噂が絶えない広見線は、今後いつまで存続するだろう。今のうちに撮っておいた方がいいかもしれない。



広見線-3

 田植えが終わった頃、このあたりは魅力的な風景になりそうだ。



広見線-4

 可児川の夕景。



広見線-5

 遠くに見えた雪山は御嶽山だろうか。ちょっと方角的に違う気がして、自信が持てなかった。



広見線-6

 曲がった先に駅がありそうな気がしたのに、なくてがっかり。



広見線-7

 ついに太陽は山の向こうに沈んでしまった。



広見線-8

 2本目の列車に追い越されたところ。



広見線-9

 可児川の橋梁をいく列車。



広見線-10

 待っていた列車がやってきたときは、すでに夜になっていた。
 素直に20分待って乗っていたら、もう名古屋に着いていた。
 それでもまあ、広見線の写真が少し撮れたからよしとしよう。そう自分に言い聞かせていた。

高岳と市政資料館の早咲き桜

桜(Cherry Blossoms)
名城桜-1

SONY α55 + MINOLTA 50mm f1.4



 名古屋城方面へ行ったついでに、高岳に寄っていった。この前の雨の日とは打って変わって、春の陽気に包まれた満開の桜だった。少し散り始めているものの、見頃が続いている。ソメイヨシノよりも長持ちするようだ。今週末もまだ楽しめるんじゃないかと思う。
 写真を撮りに来ている人たちもいたし、通りすがりに携帯で撮っている人もいた。
 寒かった日々も終わり、ようやく本格的な春を迎えた感じだ。



名城桜-2




名城桜-3

 ひとあし先に春満開の高岳だった。



名城桜-4




名城桜-5

 続いて市政資料館へとやって来た。
 ノラも気持ちよさそうにひなたぼっこをしていた。



名城桜-6

 市政資料館の敷地には、早咲きの桜から遅咲きのサトザクラまでたくさんの品種の桜が植えられていて、2ヶ月間くらい桜を楽しむことができる。
 オオカンザクラはほぼ満開、トウカイザクラは咲き始めたところだった。
 ここも桜目当てに訪れた人たちで、ちょっとした賑わいだった。



名城桜-7




名城桜-8




名城桜-9




名城桜-10




名城桜-11

 明日には名古屋のソメイヨシノも開花宣言が出されそうだ。

春の明治村 <2>

美術館・博物館(Museum)

SONY α55 + SIGMA 50mm f2.8 DG MACRO



 今回の明治村シリーズは、全4回になる。今日はその2回目を。
 この日の一つのテーマは、50mmマクロで撮るというものだった。同じ50mmでも、f2.8マクロと、f1.4の標準とではレンズの性格が違う。マクロといっても、中距離から遠景までシームレスに使えるから、万能レンズといっていいのだけど、f1.4の方がピントとボケ味をコントロールできる分、自由度は高いし、撮っていて楽しい。マクロを使ってもっと近づいたらどんなのが撮れるか試したかったのだけど、そういうシーンはほとんどなかった。個人的には、50mm f1.4が明治村では一番使いやすく感じる。
 念のため超広角も持っていって、三重県尋常小学校の教室で使った。出番はここだけだった。桜が咲いていたら、もっと使ったのだろうけど。
 最近、広角ズームはまったく必要を感じない。超広角も10-24mmだけど、10mmしか使わないから、単焦点みたいなものだ。広角域で欲しいとすれば、24mmか28mmの明るい単焦点だ。それなら広角マクロでボケを活かした写真が撮れる。




明治村2-2

 今回は、印象的な光の光景を。




明治村2-3





明治村2-4





明治村2-5





明治村2-6





明治村2-7





明治村2-8





明治村2-9





明治村2-10

 つづく。

春の明治村 <1>

施設/公園(Park)
明治村1-1

SONY α55 + SIGMA 50mm f2.8 DG MACRO



 去年秋の紅葉以来の明治村行きとなった。
 もう少し待てば桜だったのだけど、桜ではない明治村を撮りたくて。
 春休み期間中ということで、小学生軍団は不在ながら、親子連れや友達同士での子供は多かった。休日のような、そうでないような、いつもとはちょっと違う雰囲気の明治村を味わうことができた。
 写真は全体的にやや低調ながら、一枚目の一枚が撮れたことで、もう充分だった。残りは全部、おまけみたいなものだ。
 全3回くらいのシリーズになると思う。




明治村1-2





明治村1-3





明治村1-4





明治村1-5





明治村1-6





明治村1-7





明治村1-8





明治村1-9





明治村1-10





明治村1-11





明治村1-12

 明治村を撮るというよりも、明治村で撮るという意識に切り替えると、撮影の幅は広がるし、いいシーンにも出会える。
 ある程度通って、あらかた撮り尽くしてしまったと思ってからが、明治村撮影は面白くなる。

木曽川町ぶらり散策<3>

旅/散策(Stroll)
木曽川町3-1

SONY α55 + MINOLTA 50mm f1.4



 江戸時代とそれ以前は、旅をする人たちにとって、神社や寺院がランドマーク的な立ち寄り所となっていたであろうことは容易に想像がつく。
 特に特徴のない町へ出向くとき、現在の感覚でいっても寺社は目印となる。観光地や名所以前に建物自体が少なかった時代、神社仏閣は寄り道の格好の口実になったに違いない。今よりももっと娯楽的な意味合いが強かったはずだ。必ずしも神聖な祈りの場というだけではなかったと思われる。近所の人たちが集まってきて立ち話をしたり、子供たちが駆け回っている様子が目に浮かぶ。そんな社交場の役割も担っていただろう。
 知らない町の地図を見たとき、まず目がいくのは神社や寺、公園などだ。川や海、湊なんかも目標となる。
 木曽川町を歩いたときもそうだった。寺社と寺社を結ぶように歩いて、最後は木曽川を目指した。写真も神社仏閣の比率が高くなっている。それだけこのあたりは寺社が多いということでもある。



木曽川町3-2

 宝光寺。
 うつぶせの石仏はちょっと珍しいと思うけどどうだろう。初めて見た。それほど古いものではなさそうだ。



木曽川町3-3




木曽川町3-4




木曽川町3-5

 木曽川資料館。
 もともとは町会議事堂だった建物だ。
 まだ閉館時間前だったはずが、すでに閉まっていた。



木曽川町3-6




木曽川町3-7




木曽川町3-8

 天神社。
 蕃塀(ばんべい)もある。



木曽川町3-9




木曽川町3-10




木曽川町3-11




木曽川町3-12

 八剣神社。
 なかなか雰囲気のある神社だった。
 うちの近所にも2つの八剣神社があるから、親近感を持った。
 諏訪大社の関係が深いようだけど、岐阜県や愛知県に特に多い。理由は分からないけど、福岡県にもたくさんある。

 つづく。

高岳雨の風景

街(Cityscape)
雨の高岳-1

SONY α55 + SIGMA 50mm f2.8 DG MACRO



 高岳の桜を撮りにいったときの雨の風景を。



雨の高岳-2




雨の高岳-3




雨の高岳-4




雨の高岳-5




雨の高岳-6




雨の高岳-7




雨の高岳-8




雨の高岳-9




雨の高岳-10




雨の高岳-11




雨の高岳-12

 雨の日にしか撮れない情景がある。
 これからも雨の風景を撮っていきたいと思う。

木曽川町ぶらり散策<2>

旅/散策(Stroll)
木曽川町2-1

SONY α55 + MINOLTA 50mm f1.4



 木曽川町は、山内一豊を生んだ町として知られている。
 しかし、一豊の生まれは岩倉という説もあり、もしそれが本当なら、木曽川町は大事な自慢を失ってしまうことになる。木曽川町としては譲れないところだろう。
 のちに土佐藩初代藩主となる山内一豊が、愛知の片隅で生まれたことを知っている高知県民はどれくらいいるのだろう。
 江戸時代を通じ、土佐藩では山内氏ゆかりの上士と、もともと土佐を納めていた長宗我部氏につながる下士と、明確な身分差があり、互いに相容れない対立関係にあった。武市半平太や坂本龍馬は下士で、後藤象二郎や板垣退助などが上士だった。
 どうしてそういうことになったかといえば、関ヶ原で西軍についた長宗我部が領地を没収されて、代わりに入ったのが山内一豊だったことが始まりだった。土佐の人たちは長宗我部を慕う気持ちが強くて、一豊はずいぶん苦労させられることになる。それでやむにやまれず、武力で弾圧をして、ようやく土佐を治めることができたものの、その結果として生まれたのが上士と下士という身分制度だった。下士は一生下士のまま決して上士になることはなかった。相当ひどい扱いを受けたという。
 坂本龍馬が比較的自由だったのは、実家が商売で成功した大金持ちで、上士たちにたんまり金を貸していたから、上士たちは坂本家の坊ちゃんに強く出られなかったというのがある。
 そんな土佐の歴史が、こんなところから始まっていると思うと、なかなか感慨深いものがある。
 山内家は、一豊の父が守護代・岩倉織田氏の重臣で、傍流の織田信長との争いに負けて一族は離散してしまう。
 のちに秀吉との縁もあって一豊は信長の家臣となるのだけど、特別武勇に優れていたわけでもないのに立身出世を果たしたのは、『功名が辻』が描かれたように妻・千代の内助の功によるところが大きいとされている。
 現在、黒田小学校の一角に、黒田城跡の石碑が建っている。天守があるような立派な城ではなかったようだけど、遺構は何も残っていないようだ。
 黒田城の歴史はちょっとややこしいので、ここでは省略する。鎌倉街道沿いにあって、木曽川も近いということで、戦略上それなりに重要な城だったようだ。



木曽川町2-2

 正岡子規の碑があった。
 子規は木曽川町を訪れたことがあって、茶店で休んでいるときに松本わくという女の人に一目惚れしたとかで、この場所に碑が建てられたんだとか。
 子規といえば『坂の上の雲』で、ここでも司馬遼太郎とつながった。



木曽川町2-3

 旧街道の趣が残る通り。これが鎌倉街道だろうか。



木曽川町2-4




木曽川町2-5

 木曽川町の銀座通。



木曽川町2-6




木曽川町2-7




木曽川町2-8

 名鉄の新木曽川駅。



木曽川町2-9




木曽川町2-10




木曽川町2-11




木曽川町2-12

 つづく。

東山植物園便り ---春の装い進む

花/植物(Flower/plant)
東山植物園-1

SONY α55 + SIGMA 50mm f2.8 DG MACRO + C-PL



 今週も東山植物園便りをお届けします。
 寒いさむいと言いながらも、季節は確実に前進していて、春の花たちが次々に咲いてきている。
 ソメイヨシノはもう少し先になりそうだけど、早咲きの桜が花を開き始めた。
 これはツバキカンザクラ(椿寒桜)という品種だそうだ。カンヒザクラなどと同じグループに属する桜だ。
 園内全体も、だいぶ春めいてきた。冬場は少なかったお客も、ずいぶん増えた。そんなところにも春を感じるのであった。



東山植物園-2

 東山植物園に河津桜があるとは知らなかった。河津桜自体、初めて見た。
 ツバキカンザクラとよく似ているから、品種的にはごく近いもののようだ。
 ソメイヨシノが終わってから咲き出してくるサトザクラにも似ているから。



東山植物園-3

 オカメザクラというのも初めてだ。
 イギリスの桜研究家、イングラムという人がカンヒザクラとマメザクラを交配して作った品種だとか。
 おかめ・ひょっとこのおかめをイメージして名付けたらしい。



東山植物園-4

 暖かくなれば地中から虫たちも這い出してくる。
 虫の季節ももうすぐだ。
 まだモンシロチョウやキチョウは見ていない。



東山植物園-5

 つくしも少しずつ増えてきた。昔のように土手やあぜ道で群生している姿はなかなか見なくなった。
 今年、食卓にのぼることがあるかどうか。



東山植物園-6

 植物園の梅もやっと見頃となった。
 まだ全然咲いてきていない木もありつつ、終わりかけのものも出てきた。



東山植物園-7

 満開となってしまうと、蕾が恋しくなる。



東山植物園-8

 梅も満開より咲き始めの方が撮りやすいし、撮っていて楽しい。



東山植物園-9

 カタクリも花を開いた。
 数は少ないながらも、今年も再会できたことを喜んだ。



東山植物園-10

 ショウジョウバカマは、先週とあまり変わらなかった。植物園では数が少なく貴重な存在だ。



東山植物園-11

 桜に気を取られていると、春の花たちが同時進行で咲いて終わっていく。桜を追いかけつつも、週一の植物園行きはなんとか続けたいと思っている。
 年間を通じて季節の花を撮りづけていけば、これまで見えなかったものが何か見えてくる気がする。

少し春めくサンデー料理

料理(Cooking)
サタデー1

SONY α55 + SIGMA 50mm f2.8 DG MACRO



 今週末は、土曜日の午前中が雨模様で、日曜は曇りのち晴れときどき雨だった。春とは思えない寒さで、風が冷たかった。いつまでも寒さが残って、なんだか腹が立つというか、笑えてくる。冬が長すぎる。
 そんなこんなで、料理は土曜日にやった。桜が咲けば、土日ともに出かける日もでてくるから、4月は変則的になりそうだ。
 今回は少し明るい感じの仕上げを目指して、なるべく焦げ茶色にならないように気をつけた。
 冬と春との気分的な違いは、料理にも影響してくるようだ。



サタデー2

「鯛蒸しの野菜炒めソースがけ」
 鯛は、塩、コショウ、酒、ショウガを振り、タジン鍋で蒸し焼きにする。
 オリーブオイルで、ニンジン、タマネギ、ブロッコリーを炒める。
 酒、みりん、白だし、砂糖、塩、コショウで味付けをする。
 見た目ポップな料理に仕上がった。



サタデー3

「長芋の天ぷら風焼き」
 長芋をスライスして、ビニール袋に小麦粉、塩と一緒に入れてよく振る。
 タッパーに入れて、レンジで2分加熱する。
 パン粉をまぶし、オリーブオイルで軽く焦げ目がつくまで焼いていく。
 酒、みりん、しょう油、砂糖、唐辛子、塩、コショウをひと煮立ちさせ、タレを作る。
 パセリ粉を振りかけ、レタスと一緒に食べる。
 長芋は焼くとシャキシャキの歯ごたえになり、揚げるとホクホクになる。レンジで加熱してから焼くと、その中間くらいの感じになる。揚げものをやると後片付けも面倒だから、これはいい調理かもしれない。



サタデー4

「豆腐とエビの甘辛炒め煮」
 下処理したエビをごま油で炒め、だいたい火が通ったらいったん取り出す。
 ショウガ、豆板醤、オイスターソース、長ネギの刻みを炒め、豆腐を加える。
 酒、みりん、しょう油、中華の素、砂糖で味を付けをして、終盤でエビを戻す。
 全体にかき混ぜ、よく味を馴染ませる。本来ならこのあと水溶きカタクリ粉でとろみをつけるところなのだけど、すっかり忘れていた。
 仕上げにごま油をたらす。
 しましまあ、間違いのない美味しさだ。

 今週も無難な料理に終始したので失敗はなく、普通の夕飯として食べた。
 来週からは桜月間に入るということで、しばらく手抜きの料理が続くかもしれない。

木曽川町ぶらり散策<1>

旅/散策(Stroll)
木曽川町1-1

SONY α55 + MINOLTA 50mm f1.4



 なんでもない町に、なんでもない日に、なんでもない理由で、ぶらりと訪ねていく。
 そこで撮った写真がなんでもないかというと、そうでもない。なんでもない町なんてものはなく、行ってみれば何かがある。ただの風景というだけではない。偶然の出会いのようなものもまた、行ってみなければ決して得られないものだ。
 山内一豊を生んだ木曽川町をなんでもない町というのは失礼かもしれない。ただ、木曽川町と聞いて具体的に何かをイメージできるかといえば、これといったものが思い浮かばない。有名な観光地があるわけでもなく、よく知られた祭りが行われるという話も聞かない。場所さえも行ってみるまでは曖昧だった。
 名古屋から見ると、一宮駅の向こう、木曽川を越えれば岐阜県笠松町という愛知の北西端に木曽川町はある。
 現在は一宮市に編入されてしまっているが、以前は葉栗郡だった。
 この町を訪ねてみようと思いついたのは、特に明確な理由があったわけではない。以前に一宮市へ行くことになったとき、少し足を伸ばして木曽川駅で降りてみようかと考えたことがあって、そのときは実現しなかったので、いつか機会があれば行ってみようと思っていた。
 行くと決めたときも、これといった目的地があったわけではない。漠然と駅から西へ向かって歩いてみようと考えていた。
 JRと名鉄が平行して縦に走っているから、行くには便利なところだ。この日はJRの木曽川駅で降りたけど、名鉄なら新木曽川でも黒田でもいいし、北の木曽川堤や、西の玉ノ井で降りるという手もある。
 着いたときはすでに午後3時くらいで、それほど時間に余裕があったわけではない。日没の6時すぎまで3時間くらい散策しようというのが大まかな予定だった。



木曽川町1-2




木曽川町1-3




木曽川町1-4




木曽川町1-5




木曽川町1-6




木曽川町1-7




木曽川町1-8




木曽川町1-9




木曽川町1-10




木曽川町1-11




木曽川町1-12

 これらの写真は、この町に暮らす人には撮れない、もしくは撮らないたぐいのものではないかと思う。よそ者にしか見えない光景があり、そこにわずかながらでも意味を見いだす。
 初めての町は、どこも新鮮だ。ありふれた表情の郊外の町にも、魅力が点在している。小さな旅の喜びがある。
 観光地だけが旅の目的地ではない。
 愛知県内にも、まだまだ降りたことがない駅がたくさんあり、まだ見ぬ町があちらこちにある。機会を見つけて、そういう駅や町をこれからも訪ねていくことにしよう。

 木曽川町シリーズは、しばらく続きます。

雨の高岳桜

桜(Cherry Blossoms)
高岳桜-1

SONY α55 + SIGMA 50mm f2.8 DG MACRO



 そろそろ高岳の桜が見頃になったんじゃないかと、23日の昨日、雨の中を撮りにいってきた。
 これまではいつも、晴れた夕方ばかりだったから、雨の風情もいいんじゃないかと。
 雨に濡れて、咲き具合がはっきり分からなかったのだけど、7分か8分咲きくらいだっただろうか。満開とはいかないものの、撮るにはちょうどいいタイミングだった。
 明日の日曜はよく晴れそうだし、今年一番の見頃と思われる。
 ピークはここ2、3日だろう。一部の木は花を落とし始めていた。



高岳桜-2

 一般的に高岳(たかおか)の桜と呼ばれるここの桜は、南端の地下鉄高岳駅北から、北端の白壁交差点までの約1キロ続く桜並木のことをいう。
 カンヒザクラとオオカンザクラが約80本、道の両脇に植えられている。
 白壁の金城学院高校あたりはまだ木が若く、高岳付近に老木が多い。
 この前も書いたように、古い木が去年何本か切られてしまい、若木に植え替えられた。そのせいで、今年は少し寂しい感じを受けた。



高岳桜-3

 この通りは幹線道路から少し入った裏通りなのだけど、抜け道になっているのか、車や人通りが多い。
 人がたくさん歩いているのは私にとっては好都合ではあるものの、車がなかなか途切れないので、撮影はちょっと厳しい。
 朝早くや休日はどんな感じなんだろう。



高岳桜-4




高岳桜-5

 カンヒザクラ(寒緋桜)。
 もともとは中国南部から台湾にかけて自生していた桜で、沖縄で野生化したといわれている。
 沖縄は寒暖の差が小さいから、ソメイヨシノは咲かない。木を植えても、休眠したまま花を咲かせることはないという。
 沖縄で桜といえば、カンヒザクラのことで、桜前線は1月終わりに咲き始めるこの花から始まる。



高岳桜-6

 オオカンザクラ(大寒桜)。
 カンヒザクラに近い種で、ヒカンザクラ群と呼ばれる桜の仲間だ。
 河津桜なんかも、このグループに属す。



高岳桜-7




高岳桜-8

 桜コーディネート。



高岳桜-9




高岳桜-10




高岳桜-11




高岳桜-12




高岳桜-13

 今年の桜シーズンは、雨の高岳桜から始まった。

矢田川沿いの早春風景

河川敷(River beach)
矢田川-1

SONY α55 + MINOLTA 50mm f1.4



 川辺の風はまだ冷たい3月の後半。景色もいまだ冬枯れが続く。
 それでも、日差しはもう春の光がもたらすものだ。真冬の冴えた空気はそこにない。
 矢田川沿いをゆっくり自転車で行く。心がふっと動いたとき、シャッターを押す。



矢田川-2




矢田川-3




矢田川-4




矢田川-5




矢田川-6




矢田川-7




矢田川-8




矢田川-9




矢田川-10




矢田川-11




矢田川-12




矢田川-13

 矢田川沿いの風景は、どこかノスタルジックで、少しセンチメンタルだ。
 そこが気に入っている。

山田天満宮と梅の花

神社仏閣(Shrines and temples)
山田天満宮-1

SONY α55 + MINOLTA 50mm f1.4



 先週、高岳や片山神社へ行った帰りに、山田天満宮にも寄ってきた。そろそろ梅が咲いたんじゃないかと行ってみると、すっかり満開になっていた。ここは他より少し早いようだった。
 去年の春先に、知り合いの受験合格祈願で訪れた。あれからもう一年も経つとは、ちょっと信じられないくらいだ。
 今年の1月も参拝に来ている。
 山田天満宮は、尾張藩二代藩主である徳川光友が、太宰府天満宮から勧請して建てたものだ。全国にある天満宮の9割くらいは京都の北野天満宮から分霊されたものだそうだから、太宰府からの勧請は少数派と言える。
 名古屋の桜天神は、信長の父である信秀が、北野天満宮から菅原道真の木像を勧請して、那古野城内の祠に祀ったのがはじまりという。
 上野天満宮の創建ははっきりしない。京都を追われた安倍晴明一族がこの地に移り住み、道真を祀ったという話もある。
 山田天満宮は人気のある神社で、参拝客が多い。季節に関係なく、いつ行っても人の姿がある。



山田天満宮-2

 境内全体にたくさんの梅の木が植えられているので、この時期は一気に華やかな雰囲気になる。
 今年は寒さでなかなか開花が進まなかったけれど、梅の花が春を忘れることはない。
 東風に乗せて、今年も遠く太宰府まで梅の香りは届いただろうか。



山田天満宮-3




山田天満宮-4




山田天満宮-5




山田天満宮-6




山田天満宮-7




山田天満宮-8




山田天満宮-9




山田天満宮-10

 ちょうど満開のときに行くことができてよかった。
 これでまた、しばらく山田天満宮からは足が遠のくことになりそうだ。何度となく横を通っても、当分立ち寄ることはないかもしれない。

春分の日平和公園へ

施設/公園(Park)
平和公園-1

SONY α55 + MINOLTA 50mm f1.4 / TAMRON 10-24mm



 春分の日、猪高配水塔のあと、平和公園のアクアタワーにやってきた。
 これも猪高配水塔と同じく、名古屋東部の丘陵地帯に水を配給するためと、災害に備えるという役割を担っている。
 できたのは平成14年(2002年)なので、わりと最近のことだ。
 こちらは毎週土日や祝日も開放されているから、どうしても春分の日でなければいけないわけではなかったのだけど。
 高さは50メートルながら、小高い丘の上に建っているので、遠くからでもよく目立つ。



平和公園-2

 あえて春分の日に行ったのは、これが目的だった。
 名古屋の名水缶。
 猪高配水塔でもらったものとは缶のデザインが違う。
 中身はただの水道水だ。災害備蓄用ということになっている。
 無料で中を見学できて、水までもらえるとなれば行かないわけにはいかない。
 水道水といっても名古屋の水は木曽川から引いてきているから、非常に美味しい水が飲める。水不足で断水になるなんてこともない。



平和公園-3

 なかなかカッコイイ。



平和公園-4

 この角度から見るのは初めてだった。
 ガラス部分がエレベーターで、そのほかの部分は大部分がタンクだそうだ。
 地下からポンプで水をくみ上げて落下させて、水圧を高めているんだとか。



平和公園-5

 展望台。
 半面は壁なので、南側しか見えないのが、ちょっと残念だ。



平和公園-6

 眼下に広がるのは、無数の墓石。
 夜は開いてないので、夜景を見ることはできない。
 晴れていると遠く鈴鹿山脈までよく見えるとか。



平和公園-7

 お彼岸の中日(ちゅうにち)ということで、墓参りの人たちで大変な賑わいだった。
 供え物の花がいっぱいで、墓地は華やかな風景になっていた。



平和公園-8

 梅林の梅も、ようやく見頃になった。



平和公園-9

 虹の塔にも寄ってみた。



平和公園-10

 春分の日と秋分の日の正午、ちょうど太陽が塔の真上に来て、地面を虹色に照らし出す。
 そうなのだけど、夕方では普段と変わらなかった。



平和公園-11

 虹の塔の中から平和堂を見る。



平和公園-12

 平和堂はこの日の午後4時まで内部を公開していたらしい。着いたときは時間が過ぎていた。

 そんな春分の日の一日。

ゆめリンク愛知国体のショートトラックを撮る<3>

スポーツ(Sport)
ショートトラック3-1

SONY α55 + SIGMA APO 170-500mm f5-6.3



 ショートトラック第3回の今回が最終回となる。



ショートトラック3-2




ショートトラック3-3




ショートトラック3-4




ショートトラック3-5




ショートトラック3-6




ショートトラック3-7




ショートトラック3-8




ショートトラック3-9




ショートトラック3-10




ショートトラック3-11




ショートトラック3-12

 今回はこれでおしまい。
 途中の整氷作業などを挟みつつも、5時間くらい撮ったのだけど、時間が許せばもっと撮っていたかった。翌日の予定を考えて途中で切り上げたから、決勝レースなども見られなかったのが心残りだった。ファイナルはもっと熱い戦いが繰り広げられていたはずだ。
 チャンスがあればまた撮りにいきたい。関西圏の方が盛んらしいから、あちらではよく開催されているのだろうか。
 なんにしても、楽しかった。

春分の日に猪高配水塔を見にいく

施設/公園(Park)
猪高配水塔-1

SONY α55 + MINOLTA 50mm f1.4 / 10-24mm / 100-300mm



 春分の日と8月8日(まるはちの日)の年に2回、名古屋市内の配水塔、給水塔が一般公開される。
 これまであまり興味がなくて行こうと思ったことはなかったのだけど、今年はなんとなく行ってみようかという気になった。行くなら東山給水塔と思っていたら、ため池の工事とかで今年は公開中止とのことだった。なので、一番近場の猪高配水塔に行ってみることにした。
 普段から目にしているから特に何も思うところはないのだけど、近くからあらめて見てみると、その巨大さを再認識する。48メートルという高さもさることながら、容積がすごい。現代の巨大建造物といっていい。
 完成は昭和59年というから、できたときはさぞかしインパクトがあったのだろうと思うのだけど、そんな印象はない。気づいたら当たり前のように風景に溶け込んでいた。



猪高配水塔-2

 超広角なら至近距離からも全体像を撮ることができる。ただ、巨大さは伝わりづらいかもしれない。



猪高配水塔-3

 公開といっても敷地に入ることができるのと、塔の外側にある廊下部分に登ることができるだけで、塔の内部を見ることができるわけではない。



猪高配水塔-4

 壁に張り付いて見上げてみる。



猪高配水塔-5

 名古屋東部の市街地と名古屋駅のビル。
 配水塔の名の通り、名古屋東部の丘陵地帯に水を配給する役割を担っている。
 災害時の緊急配水の拠点でもある。



猪高配水塔-6

 平和公園の北にあるアクアタワー。
 このあとあちらにも行くことになる。



猪高配水塔-7

 スカイワードあさひと、向こうにうっすら見えている御嶽山。
 冬場はもっと空気が澄んでよく見えるはずだけど、何しろ吹きさらしで風が強くて寒い。



猪高配水塔-8

 鉄塔と電線がすごいことになっている。



猪高配水塔-9

 ざっと見学するだけなら10分くらいで終わってしまう。
 できれば、もう少し内部とかを見てみたいところだ。



猪高配水塔-10

 そこそこ人気で、途切れることなくぽつぽつ見学者が訪れる。
 まあ、一回見れば充分なところではある。



猪高配水塔-11

 水飲み場。
 蛇口をひねれば水が出る。



猪高配水塔-12

 今まで何気なく見ていた配水塔が、少しだけ近しい存在になった気がした。

ゆめリンク愛知国体のショートトラックを撮る<2>

スポーツ(Sport)
ショートトラック2-1

SONY α55 + SIGMA APO 170-500mm f5-6.3



 今日はショートトラックの第2回を。
 レースが始まる前の本部席の様子。
 コース上にも審判がいて、ビデオ撮影も行われている。失格を判定する権限が誰にあるのかはよく分からないけど、何にしても判定でモメることが多いのが、ショートトラックだ。



ショートトラック2-2

 3000メートルリレーのスタート前。



ショートトラック2-3

 リレーは、どういうタイミングで選手交代してもいいので、滑っている選手と交代に備える選手が入り乱れて、何が何だかよく分からない状況になる。周回遅れが出たりすると、先頭さえも見失いがちだ。



ショートトラック2-4

 転倒シーンは突然起きるので、たいてい構え遅れる。
 あっと思ったときにはコースアウトして、壁にぶつかっている。
 スケートの刃はするどいから、ときに大けがになったりもするそうだ。



ショートトラック2-5

 スターター。
 タイムを競うレースではないので、フライングなどはあまり起きないようだ。この日は一度も見なかった気がする。



ショートトラック2-6

 抜きつ抜かれつがショートトラックの醍醐味ではあるけど、力の差がないとそう簡単に抜けるものではない。
 たとえ抜いても、強い選手は勝負所で抜き返してくる。ブロックはできるようでできないもので、そのあたりの駆け引きの巧さも選手の実力ということになるのだろう。
 この競技は孤高のアスリートといった性格の人間には向いていない。遠慮がちな人も駄目なんじゃないかと思う。



ショートトラック2-7




ショートトラック2-8




ショートトラック2-9




ショートトラック2-10




ショートトラック2-11




ショートトラック2-12




ショートトラック2-13

 もう一回続きます。

ゆめリンク愛知国体のショートトラックを撮る<1>

スポーツ(Sport)
ショートトラック-1

SONY α55 + SIGMA APO 170-500mm f5-6.3



 ゆめリンク愛知国体で行われたショートトラックの写真を、ようやく出すことができる。
 撮りにいったのは1月31日だから、ずいぶん時間がかかってしまった。やたら枚数を撮ったものだから、整理と現像を放置したままずっと手つかずだった。季節も進んで春になってしまったし、いい加減やらないといけないということで、やっとここで出すことができたというわけだ。2回か3回のシリーズになる。
 スケートのショートトラックは、オリンピックくらいでしか見ないという人がほとんどだと思う。テレビでさえ見たことがないという人もけっこういるかもしれない。
 愛知では寺尾くんとかの有名な選手を出しているから、それなりに知られた競技ではある。ただ、スピードスケートなどと比べてもマイナーな競技であることは否めない。
 有名なレースといえば、1991年のシドニー・オリンピックでのブラッドバリー選手の金メダルを覚えている人がいるだろうか。予選から前をいく選手がコケまくり、棚ぼたで出場した決勝戦でひとり最下位に取り残されて滑っていたら、前の選手が全員絡んでコケて、事故に巻き込まれなかったブラッドバリー選手が優勝してしまったというあれだ。世界一幸運な男とも呼ばれた。母国オーストラリアでは棚からぼた餅という意味でdoing a Bradburyという言葉も生まれたんだとか。
 競技としてのショートトラックはというと、地味といえば地味だけど、レースの駆け引きなどもあって、なかなか面白い。
 被写体としてはどうかといえば、これが思いがけず魅力的だった。まず難しいのがいい。リンクは意外に暗くて、シャッタースピードが上がらず、最初はかなり苦戦したのだけど、撮っているうちにだんだん慣れてきて、後半はスローシャッターで遊べるまでになった。難易度としては、オートバイレースと同じくらいか。
 ショートトラックの競技を撮影する機会などめったにあるものではない。ここを逃したら一生巡ってこないかもしれないと思って、出向いていったのだった。あんなに楽しめるとは想像していなかった。



ショートトラック-2

 選手は成年男子、女子、少年男子、女子にそれぞれ分かれ、競技としては、500m、1000m、1500m、3000m、5000mがある。
 この日行われたのは、3000mリレーと、1000mの競技だった。個人戦は、予選、準々決勝、準決勝、決勝と、最大1日4レース滑らないといけないので大変だ。
 1レースは4人から6人で行われ、上位2名が勝ち進むという方式だ。



ショートトラック-3




ショートトラック-4

 競技人口はそれほど多くないだろうし、国体には有力選手が顔を揃えていたようだ。世界選手権やオリンピックに出場する選手もいたらしいのだけど、誰がそうなのかはさっぱり分からなかった。



ショートトラック-5




ショートトラック-6

 抜くときは接触もある。あまり露骨に当たったりすると反則のようで、あとから失格になる選手もいた。
 絡んで転んだりもするし、結果的に救済で次のレースに進めたりもする。



ショートトラック-7




ショートトラック-8




ショートトラック-9




ショートトラック-10

 スローシャッターで撮る。こうなると、もはや競技写真ではない。
 スポーツ写真としては失格だけど、一般なので自由に撮れる。報道カメラマンもけっこう来ていて、新聞にも彼らが撮った写真が出ていた。さすがにビシッと止めていた。スローシャッターで流し撮りしたような写真が新聞に載るはずもない。



ショートトラック-11




ショートトラック-12

 ショートトラックの撮影は、すごく楽しいからオススメしたいところなのだけど、いつどこでやっているのかは全然知らない。冬場は国内でも大会が開かれているだろうから、調べれば分かるはずだ。
 私も機会があれば、また撮りにいきたいと思う。
 今回のシリーズは、もう少し続く。

片山神社再訪

神社仏閣(Shrines and temples)
片山神社-1

SONY α55 + MINOLTA 50mm f1.4



 東区にある片山神社を初めて訪れたのは、3年前の3月だった。
 境内に一歩足を踏み入れたとたん、ただならぬ空気感を感じて、かなり驚いたことをはっきり覚えている。そのときのことは以前書いた。
 非常に強い印象を受けたにもかかわらず、3年間一度も行かなかったのは、あのときの感じが強すぎたからだろう。二度目は印象が薄れてしまうに違いないから、それが嫌だった。
 今回再訪する気になったのは、もう一度写真を撮りたいと思ったからだった。できることなら、あのとき感じた異様ともいえる空気感を写したかった。
 しかし、どうしたことか、境内の空気が軽い。すっかり気が抜けてしまったように、何も感じない。3年の間に片山神社に何かあったのか、それとも変わってしまったのは私の方なのか。あるいは、あのときの感覚は気のせいにすぎなかったのか。
 なんだか普通の神社と変わらない空気に、むしろ戸惑った。なんとかあの空気感を感じようと、30分ほど境内で過ごしてみるも、ついに感覚を呼び戻すことはできなかった。
 見た目は何も変わっていない。それでも、3年という月日は決して短いものではない。気が抜けてしまったのは、やはり私の側なんだろうか。



片山神社-2

 奈良県吉野の金峯山寺本堂で祀られる蔵王権現という仏教の神が、祭神となっている。
 役小角(えんのおづぬ)が天武天皇の命を受けて創建したという伝承も残る古い神社だ。
 格式の高い神社として平安時代の延喜式にも載っている。



片山神社-3




片山神社-4




片山神社-5

 あのときは静まりかえったようにひとけがなく、外界から切り離された空間に感じられた。
 このときは、ちょくちょく人がやって来て、子供たちが駆け回っていた。
 それで空気がかき回されたというわけでもないだろうけど。



片山神社-6




片山神社-7




片山神社-8

 瀬戸電と幹線道路に挟まれた学校の裏手で、たまたまこの前を通るということはまずない。
 訪れる人は近所の人か、ここを目指してやって来る人に違いない。



片山神社-9




片山神社-10




片山神社-11

 かつては鬱蒼とした森に囲まれた神社だったはずだ。今は道路で分断され、住宅地に取り囲まれるようにして小さくなっている。

 釈然としないというか、納得できない気持ちを残しつつ、神社をあとにすることになった。
 今度は夏の夕方とかに訪れることにしたい。

東山植物園便り ---春の陽光<後編>

花/植物(Flower/plant)
東山植物園2-1

 東山植物園便りの続きで、残りの写真を。



東山植物園2-2




東山植物園2-3




東山植物園2-4




東山植物園2-5




東山植物園2-6




東山植物園2-7




東山植物園2-8




東山植物園2-9




東山植物園2-10

 園内も、だいぶ春色になってきた。世界が総天然色を取り戻す日も近い。

高岳の桜はまだ全然

桜(Cherry Blossoms)
高岳桜-1

SONY α55 + MINOLTA 50mm f1.4



 高岳の桜が気になって、16日にちょっと様子を見にいってきた。
 ここは名古屋で一番早く桜が咲くところで、高岳から白壁にかけて、カンヒザクラとオオカンザクラが植えられている。
 いつもの年なら3月中旬には見頃になっているはずが、16日でやっとちらほらほころび始めたところだった。満開は3月下旬にずれ込みそうだ。
 残念なことに、去年、老木がかなり切られてしまった。代わりに若木が植えられていたけど、これが育つまでには20年とか30年とかかかる。ここ数年で更に古い木は切られそうだから、去年くらいまでが一番よかったと言えるかもしれない。



高岳桜-2

 端から端まで自転車でゆっくり行きながら、今年はどう撮ろうか考えていた。



高岳桜-3

 まだこんな感じ。ここ2日の雨でどれくらい開花が進んだだろう。



高岳桜-4

 来週の後半、もう一度行くことにしよう。

東山植物園便り ---春の陽光<前編>

花/植物(Flower/plant)
東山植物園-1

SONY α55 + MINOLTA 50mm f1.4



 東山植物園も、少しずつ花が増えてきた。気づけば3月も半ばから後半に移りつつある。
 今回は、ちょっと気分を変えて、春の光を浴びる花たちを50mmの標準レンズで写してみた。



東山植物園-2




東山植物園-3

 カタクリのつぼみが顔を出していた。
 今年は足助までは行けそうにないから、植物園でカタクリを撮ることにしよう。



東山植物園-4




東山植物園-5

 トサミズキも、もうすぐ咲いてくる。
 ロウバイやマンサクが終われば、次はサンシュユやトサミズキたちの出番だ。



東山植物園-6

 梅はまだ満開にならない。
 今年は梅と桜の見頃が同じ時期になるんじゃないか。



東山植物園-7




東山植物園-8

 遅れていたショウジョウバカマもやっとだ。



東山植物園-9




東山植物園-10




東山植物園-11

 春の日差しが優しくて温かい。

 後編につづく。

雨だからサタデー料理

料理(Cooking)
サンデー1

SONY α55 + MINOLTA 50mm f1.4



 今週は、雨のサタデー料理だった。去年の秋くらいから、週末に雨が降る確率が高い気がする。雨自体は少ない方らしいから、その感じは間違いではないと思うのだけど、どうなんだろう。
 日曜も午前中は小雨が降って天気はすっきりしなかったものの、午後から出かけてきた。夕方にはだいぶ晴れ間も戻った。
 今日はそこそこ暖かかったけれど、来週から再来週にかけてまた少し気温が下がるとのことだ。桜咲く季節というのに、まだ冬服がしまえない。
 料理もまだ、春っぽさはない。今週もいつもの感じに終始した。



サンデー2

「蒸したマグロとしめじとチンゲンサイ添え」
 マグロは塩、コショウ、酒を振って、タジン鍋で蒸し焼きにする。
 焼くと固くなるマグロも、こうして半生くらいにすると柔らかさを保つ。
 ごま油、豆板醤、酒、みりん、しょう油、中華の素、砂糖、塩、コショウで、しめじとチンゲンサイを炒める。
 水溶きカタクリ粉でとろみをつける。
 仕上げに、粗挽きコショウを振りかける。



サンデー3

「鶏肉と野菜のカレー風味炒め」
 オリーブオイルで、鶏肉をざっと炒める。
 ナスは水につけてあく抜きをする。
 ニンジンはレンジで1分加熱する。
 キャベツの刻み、トマトを加え、酒、みりん、コンソメ、砂糖、塩、コショウ、カレー粉で味付けしながら炒めていく。



サンデー4

「ジャガイモとシーチキンのチーズ和え」
 ジャガイモは芽を取って、皮付きのままタッパーに入れてレンジで5分。
 取り出して皮をむき、やや大きめに切る。
 オリーブオイルで、油切りしたツナ缶、刻んだタマネギ、ジャガイモを炒める。
 酒、みりん、塩、コショウで味付けをする。
 ソースは、オリーブオイル、コンソメ、マヨネーズ、からし、砂糖、塩を混ぜ合わせて作る。
 終盤でとろけるチーズと溶き卵を加え、全体に絡めたらできあがり。
 パセリ粉を振る。

 今週はこんな感じ。
 タケノコが食べられるのはもう少し先になるだろうか。

雨の徳川園

施設/公園(Park)
徳川園-1

SONY α55 + SIGMA 50mm f2.8 DG MACRO



 雨の徳川園。
 雨が降ると行く場所がなくなるというのは間違いで、雨降りという要素は馴染みの場所を特別な場所に変えてくれる。晴れているよりも雨の方が魅力的なところがある。日本庭園の徳川園も、そういった場所の一つだ。
 雨の情緒を楽しみたい。



徳川園-2

 ここの梅も遅い。だいぶ咲いている木があるものの、全体的にはまだこれからだ。



徳川園-3

 ボケの季節になった。ボケは初夏のイメージがあるのだけど、これも春の花だ。



徳川園-4

 ダンコウバイ(壇香梅)。あまり見かけない。
 春一番の花というよりトサミズキなどと同じく第二弾の黄色い花のグループ。



徳川園-5

 アセビももう咲いてきている。次々に花が咲いてくるから、気持ちが焦る。



徳川園-6

 コブクザクラは、もう終わり。



徳川園-7




徳川園-8




徳川園-9




徳川園-10




徳川園-11




徳川園-12

 そんな3月の雨に濡れる徳川園。

海上の森はまだ冬

森/山(Forest/Mountain)
海上の森-1

SONY α55 + SIGMA 50mm f2.8 DG MACRO / MINOLTA 100-300mm



 3月前半の海上の森は、まだまだ春とは呼べないような風景だった。森が春色に彩られるのは、もう少し先になりそうだ。
 冬景色の中で、今回は水と木の風景を撮ってきた。
 カラーにしてもどうせ茶色い冬色なので、モノクロにした。
 春を待つ森の息づかいが伝わるだろうか。



海上の森-2




海上の森-3




海上の森-4




海上の森-5




海上の森-6




海上の森-7




海上の森-8




海上の森-9




海上の森-10




海上の森-11




海上の森-12

 もう少し、季節が進んだら、また行くことにしよう。

農業センターの続き

花/植物(Flower/plant)
農業センター2-1

SONY α55 + MINOLTA 50mm f1.4 / 180mm f3.5 / 10-24mm



 農業センターの写真をもう少し。
 梅の開花も遅かったけど、他の花も遅れている。いつもなら咲いているはずのものも咲いていなかった。まだロウバイが咲いているくらいだった。タケノコもまだのようだ。
 今日の情報では、しだれ梅は7分咲きとあったから、この週末はちょうどいいのではないかと思われる。花は見るにも撮るにも少し早めくらいがいい。



農業センター2-2




農業センター2-3

 竹林と梅の組み合わせは、毎年テーマとしているものだけど、今年は上手くいなかった。去年の方がよかった。



農業センター2-4




農業センター2-5




農業センター2-6




農業センター2-7

 まだ納得いく梅が撮れていない。シーズンが終わるまでにもうちょっと撮っていきたい。

農業センターのしだれ梅は見頃一歩手前

花/植物(Flower/plant)
農業センター1

SONY α55 + MINOLTA 50mm f1.4 / 180mm f3.5 / 10-24mm



 開花が遅れていた農業センターのしだれ梅が、やっと咲きそろってきた。出向いたのは昨日14日で、まだ5、6分咲きだった。例年に比べて2週間くらい遅い。
 それでも、もう撮り頃には違いなく、タイミングとしては悪くなかった。今週末がちょうど見頃になるはずだ。駐車場は大変なことになりそうだけど。
 しだれ梅まつりは11日までの予定だったけど、どうやら延長したようで、出店がまだ出ていた。見物客もわんさといる。
 私は今年で何度目になるだろう。6、7回は行ってるだろうか。



農業センター2

 満開になっている木もあれば、ほとんどつぼみの状態のもある。種類によって開花時期は違うし、日当たりなどの環境によっても差が出る。
 ピークはここ一週間くらいとしても、今月いっぱいは楽しめそうだ。



農業センター3

 しだれ梅は、前ボケが有効な被写体だ。



農業センター4




農業センター5




農業センター6




農業センター7




農業センター8




農業センター9




農業センター10

 しだれ梅は、普通の梅よりも華やかで、いろいろなバリエーションが撮れるので面白い。

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