月別:2012年02月

記事一覧
  • スカイワードあさひからの眺め

    SONY α55 + SIGMA APO 170-500mm f5-6.3 / 50mm f1.4 今日は尾張旭のスカイワードあさひから見る風景をお届けします。 2月終わりの夕方、空は少しかすんでいて、視界良好とはいかなかった。少しずつ空気も春めいてきているのだろうか。 恵那山の雪もだいぶ消えて、白い部分が少なくなっている。この姿を見ても、もう真冬ではないといえそうだ。 中央アルプスか、北アルプスか。 主立った山や建物の名前が書いた絵プレートがあ...

    2012/02/29

    街(Cityscape)

  • 冬のトーン

    SONY α55 + MINOLTA 50mm f1.4 他 大きな木の下で。 今日はモノクロ風景を。 モノクロームの冬のトーン。...

    2012/02/28

    モノクロ(Monochrome)

  • ドクターイエローを撮りにいく

    SONY α55 + SIGMA APO 170-500mm f5-6.3 ドクターイエローが走る時刻表をネットで見て、mihopapaさんと現地で待ち合わせて撮ることにした。 場所は前回も撮った枇杷島橋の西、名城大附属高校北の歩道橋だ。 予定というか予想よりも2、3分遅れでやってきた。 一発勝負なのでちょっと慌てたけど、なんとか正面を捉えることができた。車両に落ちる架線の影まではコントロールできない。 今回は下りだったので、こちら側だったけ...

    2012/02/27

    鉄道(Railroad)

  • 東山植物園便り ---梅開花

    SONY α55 + TAMRON 180mm f3.5 Di 今週の東山植物園便りは、始まりの梅をお届けします。 遅れていた梅がようやく咲いてきた。各地で梅祭りが始まっているように、例年なら今頃はもう見頃間近になっている頃だ。今年は2週間くらい遅いのではないか。この分では梅祭りの期間中に見頃になるのは難しそうだ。満開は3月の中頃にずれ込むかもしれない。 咲き始めといっても、ようやく数本の木に数えるほどの花が開いているだけで、見...

    2012/02/26

    花/植物(Flower/plant)

  • 簡単サタデー料理

    SONY α55 + MINOLTA 50mm f1.4 今週は土曜日で時間もあったし、手抜きするつもりもなかったのに、作ってみたら簡単にできてしまった。そういうこともあるし、逆に考えていた以上に時間がかかることもある。 一つには野菜の皮むきがポイントで、ジャガイモとかの面倒なやつがたくさんあると、それだけ時間を食うことになる。エビの下処理も手間がかかる。今回はそういったものがほとんどなかった分、時間も短く済んだのだった。 ...

    2012/02/26

    料理(Cooking)

  • 瀬戸のお雛めぐりを撮りにいく 2012

     瀬戸のお雛めぐりイベントも、今年で11回目となった。 2009年に初めて訪れて、個人的には今回が三度目だった。 週末にはいろいろな体験イベントなども開催されているようだ。期間は2月4日から3月4日までの1ヶ月間。アーケード商店街や各施設に、新旧いろいろなお雛さまが飾られる。 今年はどう撮ろうか考えて、女雛を撮ることを思いついた。雛飾りの主役はなんといっても女雛なのだから、それを撮りさえすれば、雛飾りを撮っ...

    2012/02/25

    イベント(Event)

  • 矢田川冬景

    SONY α55 + MINOLTA 50mm f1.4 他 ちょっと久しぶりになってしまった矢田川河川敷風景。自分のホームの一つと定めながら、しばらくはあまり熱心に撮っていなかった。それでも、どこかへの行き帰りに通ったり寄ったりすることはあって、一回分のネタにするくらい写真がたまった。 というわけで、今日は矢田川河川敷の冬風景をお届けします。...

    2012/02/24

    河川敷(River beach)

  • 6年連続6度目のセリバオウレン撮影

     セリバオウレンを撮るのも今年で6年目となった。なんだかんだで毎年、瀬戸の浄源寺まで撮りにいっている。 今年は1月の終わりに、金峯神社へ撮りにいったものの、花が2つ、3つしか咲いていなくて、ほとんど撮った気がしなかった。2月半ばを過ぎるまで待って、あらためて浄源寺へ撮りにいってきた。 今年は遅れているという話で、22日の時点でまだ満開という感じではなかった。花の数が少なかった。もう最盛期が過ぎたというこ...

    2012/02/23

    花/植物(Flower/plant)

  • 中部天竜駅周辺を散策する

    SONY α55 + MINOLTA 50mm f1.4 飯田線の旅で最初に降り立った、中部天竜駅。 白くて清潔そうな駅舎は、平成4年(1992年)に建て替えられたもので、まだ新しさが残る。それ以前は木造の趣のあるものだった。 佐久間レールパークがなくなってしまった今、この駅で降りる観光客は少ない。駅周辺にはこれといった観光施設がなく、あえていうなら歩いて40分ほどのところに佐久間ダムがあるくらいのものだ。 ダムができた当時は、巨...

    2012/02/22

    旅/散策(Stroll)

  • セツブンソウを撮りに石雲寺へ行ってきた

     以前から一度撮ってみたいと思っていたセツブンソウ(節分草)を求めて愛知県新城市にある石雲寺(せきうんじ)へ向かった。 JR飯田線の柿平駅と三河川合駅のちょうど中間くらいで、どちから歩いても20分ちょっとの場所にある。 セツブンソウが自生している場所は少なく、知る限り愛知県では新城一帯だけだ。池場や東栄町にもポイントがあるらしいのだけど、それ以外の場所は聞かない。石灰岩の地層を好むようだから、もともと...

    2012/02/21

    花/植物(Flower/plant)

  • 飯田線の旅

    SONY α55 + MINOLTA 50mm f1.4 飯田線の旅に出てきた。目当ては石雲寺のセツブンソウを撮ることだったのだけど、それだけではもったいない。もう少し足を伸ばしつつ、飯田線も撮ろうというのが今回の目的だった。 しかし、何しろ飯田線は本数が少ない。基本1時間に1本で、途中2時間くらい空白の時間もある。おかげで旅の計画を立てるのがとても難しく、飯田線に乗りながら飯田線を撮るのは更に困難になる。今回のように他の目的...

    2012/02/20

    鉄道(Railroad)

  • 東山植物園便り

    SONY α55 + TAMRON 180mm f3.5 Di 今週も東山植物園便りをお届けします。 季節は確実に進んでいるのだろうけど、花の開花に関しては少し足踏みといったところだ。今頃主役になっているはずの梅がまだ咲いてこない。足下の野草も、まだ目立つほど咲き揃わない。 そんな中、冬が遠ざかっていることを実感する。落ち葉に艶がなくなり、傷んでいっているのが分かる。それもまた、季節を知る一つの手がかりに違いない。 ロウバイや...

    2012/02/19

    花/植物(Flower/plant)

  • 無難にサタデー料理

    SONY α55 + MINOLTA 50mm f1.4 今週もサタデー料理。今回はあまり手間暇をかけず、簡単に作るつもりだったのに、やってみたら意外と時間がかかった。イメージでは和食のジャンルだと思っていたら、なんだか違う方向に流れて、思いがけないところに着地した。風任せの料理というのも、面白いといえば面白いのだけど。「エビとトマトの卵とじ」 下処理したエビに塩、コショウ、酒を振って、しばらく置く。 酒、みりん、しょう油、...

    2012/02/19

    料理(Cooking)

  • 瀬戸電風景 ~夜景・夕景編

    SONY α55 + MINOLTA 50mm f1.4 他 今回の瀬戸電風景は、夜景、夕景を中心にお届けします。...

    2012/02/18

    鉄道(Railroad)

  • スクエアモノクロで長秒

    PENTAX K-7 + DA 55-300mm f4-5.8 モノクロスクエアの第二弾。 今回は水辺の風景を中心に、長秒露光をしてみた。シャッタースピードは、60秒から120秒くらい。ND400とND8の2枚重ねを基本として、C-PLを加えたり、ND400の1枚にしてみたり。 一回のシャッターが1分としても、その後のノイズリダクションに同じ時間がかかり、その間、何もできない。2分露光すると4分間はぼぉーとすることになる。非常にのんびりした撮影だ。 おか...

    2012/02/17

    モノクロ(Monochrome)

  • 名古屋港方面へ<後編>

    PENTAX K-7 + DA 16-45mm f4 名古屋港方面行きの後編は、帰り道。しばらく貨物線沿いを行く。 開橋まで戻ってきた。もうすぐ日が沈む。 東築地橋で沈む夕日を撮るつもりが、低くかかった雲に隠れてしまった。 運河沿いのような風情。工業地帯には夕景がよく似合う。 最後に新幹線の流し撮りをして、この日の撮影はおしまいとなった。 あとはひたすら自転車を漕いで、家に帰った。...

    2012/02/16

    名古屋(Nagoya)

  • 鈴鹿ゴールデントロフィーレース<6>

    SONY α55 + SIGMA APO 170-500mm f5-6.3 レースが終わったあと、走行会が始まった。レース実況も終わり、少し残っていた観客の姿もなくなった。それでも、せっかくなのでもう少し撮ることにした。 この日は周回数も多くて、たっぷり撮ることができた。撮れる部分と撮れない部分がだいたい分かってきた。あとは西コースでもう少し新規開拓したい。 NRC・KSCCというのが何を意味するのかは知らない。カテゴリーなのか、チームなの...

    2012/02/16

    レース(Car race)

  • 名古屋港方面へ <前編>

    PENTAX K-7 + DA 16-45mm f4 熱田神宮をあとにして、名古屋港方面へ向かった。 長時間露光で水風景を撮ることが目的だったのだけど、そちらでの成果はほとんどなく、港風景のスナップに終始することになった。それでも、久しぶりに海や港を撮ることができて満足した。このときは自転車だったので、新鮮な風景もいろいろ見ることができた。 まずは堀川の七里の渡し跡から出発する。 堀川に架かる鉄橋をいく新幹線。以前も一度、...

    2012/02/15

    名古屋(Nagoya)

  • 鈴鹿ゴールデントロフィーレース<5>

    SONY α55 + SIGMA APO 170-500mm f5-6.3 鈴鹿ゴールデントロフィーの最終レースは、ヒストリック50分耐久だった。 異種格闘技のような顔ぶれで、これはもう誰が一番速いかというよりも、いかにして50分走りきるかに主眼が置かれているといってよさそうだ。旧車で50分間、ほぼフルスピードで走り続けられるというのもすごい。さすがにひとりで走るのは大変なので、ドライバー交代がある。 この時代のミニが一番ミニらしい気がす...

    2012/02/15

    レース(Car race)

  • 今年初の熱田さん参り

    PENTAX K-7 + DA 16-45mm f4 年に二、三度、熱田神宮へ行かなければいけないような気持ちになる。特に用事や願い事があるというわけでもないのに、行かないとなんだか気分がそわそわする。とりあえず行ってしまえば心も落ち着く。もちろん、その中の何割かは写真を撮りたいという気持ちに違いない。 今回は行く前からモノクロで撮ると決めていた。頭の中をモノクロ・モードにしないと、モノクロ写真にならない。カラーのときとは...

    2012/02/14

    モノクロ(Monochrome)

  • 鈴鹿ゴールデントロフィーレース<4>

    SONY α55 + SIGMA APO 170-500mm f5-6.3 鈴鹿ゴールデントロフィーの続いてのレースは、ネオヒストリックと呼ばれるカテゴリーだった。 マシンは、ロータス・スーパーセブンの旧い型のものが中心だった。 あと、VIVACE-908というマシンも走っていて、これも1970年代のものと思われる。 これぞヒストリックレースという光景で、写真をセピア色のモノクロにしたら、そのまま時代が戻ったみたいに見えるんじゃないだろうか。 ス...

    2012/02/14

    レース(Car race)

  • 愛知国体でアイスホッケーを撮る

    SONY α55 + TAMRON 180mm f3.5 Di 唐突にアイスホッケーの話なのである。 来たる夏に、岐阜県で国体が開催される。それに先だって、冬季国体が1月28日から2月1日までの5日間、岐阜と愛知で行われた。 ゆめリンク愛知国体と名付けられ、愛知では、アイスホッケー、ショートトラック、フィギュアスケースの各競技があった。 愛知県で冬季国体が開催されるのは初めてとのことで、ぜひ行きたいと去年から楽しみに待っていた。こん...

    2012/02/13

    スポーツ(Sport)

  • 少し季節が足踏みの東山植物園

    SONY α55 + SIGMA 50mm f2.8 DG MACRO 先週も少しだけ東山植物園をのぞいてきた。寒さが続いているせいか、植物園の春はあまり進んでいなかった。いつもの年ならもう咲き始めている梅も、まだまだ蕾が固い状態で、咲き出しそうにない。見頃を迎えているはずのフクジュソウも、やっとちらほら咲き出したところだ。 今年は春が遅くなりそうだ。 しかし、フクジュソウというのは、イメージに似合わず花が大きい。見るまでは可憐な...

    2012/02/13

    花/植物(Flower/plant)

  • スクエアモノクロの試み

    SONY α55 + SIGMA 50mm f2.8 DG MACRO 他 新たな試みとして、スクエアのモノクロを試している。真四角写真でも、カラーとモノクロでは味わいが違ってくる。 フォーサーズやコンパクトデジの4:3のアスペクト比は、なんとなくしっくりこないのだけど、1:1になると、収まりがよく感じられる。かつての中判カメラでは、6×6(ロクロク)なんてのもあったから、真四角写真は特に目新しいものではない。 何にしても、撮る前からアスペ...

    2012/02/12

    モノクロ(Monochrome)

  • いつものサタデー

    PENTAX K-7 + FA 50mm f1.4 週一料理、今週は土曜日だった。サタデーナイト料理の方が、一週間の流れを考えるとしっくりくる。 今回もまた、いつもの調子に終始した。皿だけは気分を変えてみた。「マグロの甘辛だれと卵黄がけ」 久しぶりに生でマグロを食べた。料理という以上、何か調理はしたいわけだけど、生は生の美味しさがある。 酒、みりん、しょう油、ごま油、ショウガ、豆板醤、白だし、中華の素、砂糖、オイスターソ...

    2012/02/12

    料理(Cooking)

  • 岩塚のきねこさ祭 ---本祭りと厄払い神事編

     岩塚きねこさ祭の3回目で最終回をお送りします。 川祭り、古式行列のあとは、七所社に戻って、本祭りが執り行われる。 これは関係者のみの神事で、見物人は外から見るだけだ。祝詞があげられたり、雅楽が演奏されたりする。舞の奉納もあったようなのだけど、そこは見逃した。 本祭りは30分ほど続いた。 最後に行われるのが、厄払いの神事だ。 境内の真ん中を空けて、見物人たちは輪になって取り囲む。 役者さんたちが列を...

    2012/02/11

    イベント(Event)

  • 岩塚のきねこさ祭 ---古式行列と佐屋街道編

     岩塚きねこさ祭の続き。 川祭りに続いて行われるのは、古式行列と呼ばれるものだ。 役者さんや氏子さん、神社の関係者などが、それぞれの衣装を身につけて町を歩く。総勢50名くらいだろうか。 地方ローカル色の強いお祭りなので、顔見知りが多い。沿道の人々の多くが知り合いのようで、あちこちで挨拶が交わされ、立ち話が始まる。祭りの出演者と観客との境界線も曖昧で、観光色が強い祭りとは趣が異なっている。そんな中にい...

    2012/02/10

    イベント(Event)

  • 岩塚のきねこさ祭 ---七所社と川祭り編

     昨日、名古屋市中村区の岩塚で、きねこさ祭が行われた。 おととしだったか、たまたま七所社(ひちしょしゃ)の前を通りかかったとき、立て札のきねこさ祭の紹介文を読んで、テレビで見たことがある祭りがここだというのを知ったのだった。一度見てみたいと思っていて、その機会がやってきた。 1000年以上の歴史を持つ祭りで、毎年旧暦の1月17日に執り行われる。 尾張三大奇祭の一つに数えられていて、あとの二つは、この前紹...

    2012/02/09

    イベント(Event)

  • 鈴鹿ゴールデントロフィーレース<3>

    SONY α55 + SIGMA APO 170-500mm f5-6.3 これを見られただけでも行ってよかったと思った、ロータスヨーロッパ・スペシャル。 古い外国車に詳しくなくても、マンガ「サーキットの狼」をリアルタイムで読んでいたスーパーカーブーム世代としては、喜ばないはずがない。ずっと昔、それこそスーパーカーブームまっただ中に、二度くらい走っているところを見たことがある。たぶん、それ以来の再会だと思う。「サーキットの狼」では、...

    2012/02/09

    レース(Car race)

  • 東山植物園花便り

    SONY α55 + TAMRON 180mm f3.5 Di 恒例となった週一東山植物園便りをお届けします。 これは先週撮った写真なので、今はもう少し季節が進んでいるはずだ。植物園の冬は撮るものがないと思っていたけど、通ってみるといろいろ見えてくることがある。一週間でもあちこちに変化を発見する。 シナマンサクも咲き始めた。植物園でいうと、ロウバイの二週間遅れくらいだろうか。 マンサクはまだ開きかけで、これからといったところだ...

    2012/02/08

    花/植物(Flower/plant)

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スカイワードあさひからの眺め

街(Cityscape)
スカイワード-1

SONY α55 + SIGMA APO 170-500mm f5-6.3 / 50mm f1.4



 今日は尾張旭のスカイワードあさひから見る風景をお届けします。
 2月終わりの夕方、空は少しかすんでいて、視界良好とはいかなかった。少しずつ空気も春めいてきているのだろうか。
 恵那山の雪もだいぶ消えて、白い部分が少なくなっている。この姿を見ても、もう真冬ではないといえそうだ。



スカイワード-2

 中央アルプスか、北アルプスか。
 主立った山や建物の名前が書いた絵プレートがあるから、それを見れば分かったはずだ。確認するのを忘れていた。
 こちらはまだまだ真っ白な状態だ。



スカイワード-3

 青い山脈。
 鉄塔や送電線がなければ美しい山並みの写真だけど、そう都合よくはいかない。



スカイワード-4

 たぶん、王子製紙の煙突から出た煙だと思う。何かのキャラみたいな形になった。山の上を歩いているみたいに見える。



スカイワード-5

 東山方面。
 遠くで煙を吐いているのは、四日市のコンビナートだ。



スカイワード-6

 名古屋駅方面。
 その向こうにはうっすらと山の稜線が見えている。特徴的な尖った山の名前を以前教えてもらったのに、また忘れてしまった。



スカイワード-7

 夕照の街並み。こうして見ると、マンションのたぐいがずいぶん多い。ここからの眺めも、スカイワードあさひができた20年前と比べればけっこう変わっているのだろう。



スカイワード-8

 日没が近づき、空がオレンジに染まり始めた。



スカイワード-9

 夕日は低くかかった雲に隠れ、ぼんやりとした姿のまま消えていった。
 雲一つない完全にクリアな状態で山に沈む夕日というのは、なかなか見られないものかもしれない。



スカイワード-10

 日が沈んで暗くなるにつれて、街には少しずつ灯りが増えていく。
 トワイライトゾーン。



スカイワード-11

 尾張旭の街をいく瀬戸電。



スカイワード-12

 小学校の職員室は、夜遅くまで電気がついている。学校の先生も大変だ。



スカイワード-13

 ヘッドライトとテールライトの川。
 時刻はブルーモーメントから夜へ移っていく。

冬のトーン

モノクロ(Monochrome)
モノクロ-1

SONY α55 + MINOLTA 50mm f1.4 他



 大きな木の下で。

 今日はモノクロ風景を。



モノクロ-2




モノクロ-3




モノクロ-4




モノクロ-5




モノクロ-6




モノクロ-7




モノクロ-8




モノクロ-9




モノクロ-10




モノクロ-11




モノクロ-12




モノクロ-13

 モノクロームの冬のトーン。

ドクターイエローを撮りにいく

鉄道(Railroad)
新幹線-1

SONY α55 + SIGMA APO 170-500mm f5-6.3



 ドクターイエローが走る時刻表をネットで見て、mihopapaさんと現地で待ち合わせて撮ることにした。
 場所は前回も撮った枇杷島橋の西、名城大附属高校北の歩道橋だ。
 予定というか予想よりも2、3分遅れでやってきた。
 一発勝負なのでちょっと慌てたけど、なんとか正面を捉えることができた。車両に落ちる架線の影まではコントロールできない。
 今回は下りだったので、こちら側だったけど、上りなら反対の土手から撮った方がよさそうだ。予定表が分かれば、また挑戦できる。
 ドクターイエローの場合、偶然出会った方が喜びが大きいのだけど。



新幹線-2

 顔だけ黄色いドクター東海。
 JR在来線の検測を担当している。
 向野橋の車両区にとまっているのは見ているけど、走っているところは初めて見た。



新幹線-3

 線路の東の土手に場所を変えた。
 そこそこ待ったのだけど、300系は通らなかった。引退日の3月16日に、ありがとうマークの入った車両をどこかで撮らなければ。



新幹線-4

 いい場所なんだけど、どうやっても線をよけられないのが残念だ。



新幹線-5

 隣をJRの在来線も通っているので撮る。
 名鉄はもっと東の方を走っていて、ここからは遠い。



新幹線-6

 貨物列車もよく通る。



新幹線-7

 場所を大高に移して、もう少し撮ることにした。
 更にいい場所はないかと探すも、ここぞいうポイントは見つけられなかった。よさそうなところも、障害物があってクリアにはならない。



新幹線-8

 トンネルになっているところを通過するときがカッコイイ。
 500mmだから撮れるポイントがあることが分かった。次回につなげたい。



新幹線-9

 惜しいポイント。線がかぶらなければ。



新幹線-10

 今回は500mmで撮るとどうなるかという試みでもあった。近すぎると持て余す場面もあったものの、500mmならではという部分もある。
 アップで撮るなら名古屋駅のホーム以上の場所はないといえばそうかもしれない。他にもどこかないか探して見つけたい。

東山植物園便り ---梅開花

花/植物(Flower/plant)
東山植物園-1

SONY α55 + TAMRON 180mm f3.5 Di



 今週の東山植物園便りは、始まりの梅をお届けします。
 遅れていた梅がようやく咲いてきた。各地で梅祭りが始まっているように、例年なら今頃はもう見頃間近になっている頃だ。今年は2週間くらい遅いのではないか。この分では梅祭りの期間中に見頃になるのは難しそうだ。満開は3月の中頃にずれ込むかもしれない。
 咲き始めといっても、ようやく数本の木に数えるほどの花が開いているだけで、見頃にはほど遠い。ただ、梅を撮るということでいえば、花が限られる分、目移りすることもなく、狙った花をじっくり撮ることができるので、梅シーズンは始まったと見ていい。今くらいから取り組んでいけば、満開になる頃には多少撮れるようになっているだろう。
 今年は初めて本腰を入れて梅を撮りたいと思っている。今まであまり興味がなかったこともあって、通り一遍しか撮ってこなかった。桜が咲く頃まで撮って、その中で何か一枚、いいのが撮れればいい。



東山植物園-2

 普通に撮ればこんな感じ。でもこれじゃあ、つまらない。ただ撮っただけだ。
 梅は桜と違って全体をざっくり撮って絵になるものではない。花や枝の配置とバランスが重要で、構図を作らなければ作品にはならない。
 究極的には、尾形光琳の「紅白梅図屏風」なんてのもある。



東山植物園-3

 前ボケがどれくらいいけるのかという試みをする。まだ花が少ないこともあって、思ったほど上手くいかない。
 花やつぼみが固まっている場所ではごちゃごちゃするから、できるだけ画面を整理する必要がある。



東山植物園-4

 普通に撮っていてはなかなからちがあかないので、思い切って露出をプラスにしてみた。
 がくの赤ピンクの部分が梅の可憐さを引き立てることが分かった。白梅は明るめ露出もよさそうだ。逆に黒バックにした場合は、露出を思い切って暗くするという手もある。



東山植物園-5

 日中シンクロで、あえてシャッタースピードの上限を振り切らせて、露出オーバーにするという手法。
 完全な白飛びバックが、この場合は功を奏している。これは今後ともやってきたい方法だ。可能性を感じた。



東山植物園-6

 確信犯的な日の丸構図。
 日の丸構図が絶対駄目なわけではない。撮りたいものを真ん中に無駄なく配置すれば、これ以上ない安定した構図になる。



東山植物園-7

 絞り開放で、優しく柔らかく表現するのもいい。梅といえども、いつもキリッとしていなければいけないというわけではない。



東山植物園-8

 後ろ姿のかわいさも梅のいいところだ。
 前ボケ、後ろボケを絡めて中心に置いてもいいと思う。



東山植物園-9

 オマケのソシンロウバイ。
 ロウバイは盛りを過ぎて、そろそろ終わりが近づいた。



東山植物園-10

 マンサクのシルエット。

 そんなわけで、これからひと月、梅と向き合っていきたい。

簡単サタデー料理

料理(Cooking)
サタデー1

SONY α55 + MINOLTA 50mm f1.4



 今週は土曜日で時間もあったし、手抜きするつもりもなかったのに、作ってみたら簡単にできてしまった。そういうこともあるし、逆に考えていた以上に時間がかかることもある。
 一つには野菜の皮むきがポイントで、ジャガイモとかの面倒なやつがたくさんあると、それだけ時間を食うことになる。エビの下処理も手間がかかる。今回はそういったものがほとんどなかった分、時間も短く済んだのだった。
 また茶色料理になったのは、和食系だから仕方がない部分もあった。赤い食材が手持ちになかったというのもある。緑だけでも赤だけでも料理は華やかにはならず、赤と緑がバランスよく配置されて初めて彩り豊かになるものだ。それと、黄色と。



サタデー2

「マグロとネギの味噌だれホイル蒸し」
 マグロに塩、コショウ、酒を振ってしばらく置く。
 長ネギの白い部分と一緒に、グリルでアルミホイルに包んで蒸し焼きにする。
 たれは、酒、みりん、しょう油、白だし、味噌、砂糖、塩、コショウ、唐辛子をひと煮立ちさせて作る。
 長ネギの刻みと海苔の刻みを乗せる予定が、海苔を忘れていた。



サタデー3

「崩し豆腐とキノコの甘辛炒め」
 ごま油で、ショウガと豆板醤を炒め、エリンギ、しいたけ、しめじを軽く炒める。
 崩した木綿豆腐、アスパラを入れ、酒、みりん、しょう油、中華の素、砂糖、塩、コショウで味付けをする。
 終盤で溶き卵を回し入れ、ある程度固まったら火を止める。



サタデー4

「ナスとタマネギと大葉の天ぷら」
 ナスはどうしても天ぷらが一番好きなので、ここに落ち着く。
 タマネギの天ぷらも美味しいし、大葉の天ぷらはかなり好きで好物と言っていい。
 ちょっと粉の分量が少なすぎて、失敗した。やっぱり適当に目分量で作るのはよくない。

 まあ普通の夕飯としては上出来かなという今週のサタデー料理だった。

瀬戸のお雛めぐりを撮りにいく 2012

イベント(Event)
瀬戸お雛めぐり-1


 瀬戸のお雛めぐりイベントも、今年で11回目となった。
 2009年に初めて訪れて、個人的には今回が三度目だった。
 週末にはいろいろな体験イベントなども開催されているようだ。期間は2月4日から3月4日までの1ヶ月間。アーケード商店街や各施設に、新旧いろいろなお雛さまが飾られる。
 今年はどう撮ろうか考えて、女雛を撮ることを思いついた。雛飾りの主役はなんといっても女雛なのだから、それを撮りさえすれば、雛飾りを撮ったに等しい。全体の様子は、過去2回のときに撮った。
 そんなわけで、銀座通り商店街と、せと末広商店街を中心に、歩いてきた。



瀬戸お雛めぐり-2

 ポートレートを撮るように。



瀬戸お雛めぐり-3

 これは確か、江戸時代のものだったと思う。
 顔や衣装が古めかしいというのもあるけど、機械で作られた現代ものとは明らかに質感が違っている。時代を経てきたせいもあるだろう。



瀬戸お雛めぐり-4

 明治のものだったか。
 人形の表情も、見る角度によって違って見える。かすかにほほえんでいるようだったり、物思いにふけっているようだったり。



瀬戸お雛めぐり-5

 御殿雛というのもある。それが流行った時代があったらしい。
 雛壇ではなく、文字通り御殿の中にお雛さまがおさまっている。



瀬戸お雛めぐり-6

 吊るし雛。
 伊豆稲取が発祥とされるけど、よく似たものは昔から全国にあったのではないかと思われる。
 雛壇を飾るスペースはなくても、これならどこの家庭でも飾れる。



瀬戸お雛めぐり-7

 これも吊るし雛の一種と見ていいだろうか。
 一回こうして作っておけば、毎年出したりしまったりするのも簡単だ。



瀬戸お雛めぐり-8

 現代の創作雛。
 今時は、これくらいで充分といえばそうかもしれない。



瀬戸お雛めぐり-9

 お馴染みの雛ピラミッド。
 4メートルのピラミッド型雛壇に、約800の雛などが飾られている。



瀬戸お雛めぐり-10

 プロの作品もあり、生徒たちが作ったものもある。
 瀬戸らしく陶磁器製のものが多い。



瀬戸お雛めぐり-11

 ビリケンさんのお雛さま風。

 この日は銀座通り商店街が休みのところが多く、時間も遅くて古民家の久米邸も閉まったあとだった。タイミングがよければもう少し撮れたはずで、ちょっと残念ではあった。期間中ももう一度瀬戸に行くことはないだろう。
 雛人形をポートレート風に撮るというアイディアは、今後も活かせそうだ。仏像などでもそういう撮り方ができる。

【アクセス】
 ・名鉄瀬戸線「尾張瀬戸駅」から徒歩約5分。
 ・駐車場 あり(最初の1時間無料 以降1時間100円)
 ・見物時間 展示場所による

 陶のまち瀬戸のお雛めぐりwebサイト
 

矢田川冬景

河川敷(River beach)
矢田川-1

SONY α55 + MINOLTA 50mm f1.4 他



 ちょっと久しぶりになってしまった矢田川河川敷風景。自分のホームの一つと定めながら、しばらくはあまり熱心に撮っていなかった。それでも、どこかへの行き帰りに通ったり寄ったりすることはあって、一回分のネタにするくらい写真がたまった。
 というわけで、今日は矢田川河川敷の冬風景をお届けします。



矢田川-2




矢田川-3




矢田川-4




矢田川-5




矢田川-6




矢田川-7




矢田川-8




矢田川-9




矢田川-10




矢田川-11




矢田川-12




矢田川-13




矢田川-14


6年連続6度目のセリバオウレン撮影

花/植物(Flower/plant)
セリバオウレン-1


 セリバオウレンを撮るのも今年で6年目となった。なんだかんだで毎年、瀬戸の浄源寺まで撮りにいっている。
 今年は1月の終わりに、金峯神社へ撮りにいったものの、花が2つ、3つしか咲いていなくて、ほとんど撮った気がしなかった。2月半ばを過ぎるまで待って、あらためて浄源寺へ撮りにいってきた。
 今年は遅れているという話で、22日の時点でまだ満開という感じではなかった。花の数が少なかった。もう最盛期が過ぎたということはないと思う。
 この花を撮ることの難しさは毎年感じていることで、その中でどうやって整理して撮るかが今年のテーマだった。
 風がほとんどなく、薄日が差すという好条件だったから、言い訳はできない。1時間くらいは粘って撮ったので、これが今年の精一杯だと思う。



セリバオウレン-2




セリバオウレン-3




セリバオウレン-4




セリバオウレン-5




セリバオウレン-6




セリバオウレン-7




セリバオウレン-8




セリバオウレン-9

 もうすぐ春の花の季節がやってくる。遅れていた梅も開花したという。セリバオウレンを撮ったら、いよいよ気持ちも春へと向かう。
 毎年、これくらいの時期になると、冬が終わってしまうのが名残惜しくなって、雪を撮り足りなかったことを悔いる。
 前足と後ろ足が春と冬にかかっていて、進もうか戻ろうか迷うのも、いつものことだ。それでも、季節はとどまることなく進んでいく。

【アクセス】
 ・名鉄瀬戸線「尾張瀬戸駅」から名鉄バス「しなのバスセンター」で下車。瀬戸市コミュニティバス岩屋堂線に乗って「岩屋堂」下車。
 ・無料駐車場 あり

 瀬戸市岩屋堂webサイト
 

中部天竜駅周辺を散策する

旅/散策(Stroll)
中部天竜-1

SONY α55 + MINOLTA 50mm f1.4



 飯田線の旅で最初に降り立った、中部天竜駅。
 白くて清潔そうな駅舎は、平成4年(1992年)に建て替えられたもので、まだ新しさが残る。それ以前は木造の趣のあるものだった。
 佐久間レールパークがなくなってしまった今、この駅で降りる観光客は少ない。駅周辺にはこれといった観光施設がなく、あえていうなら歩いて40分ほどのところに佐久間ダムがあるくらいのものだ。
 ダムができた当時は、巨大ダムを見ようと、年間20万人もの観光客がやってきたそうだけど、それも今は昔の話となった。
 折り返しの列車の時間まで1時間ちょっとあったので、片道30分の範囲で散策することにした。



中部天竜-2

 天竜川に架かる鉄橋。
 初夏などは、ここを渡る飯田線の列車を撮れば絵になりそうだ。
 周辺には桜の木がたくさんあったから、春になればこのあたりも華やいだ風景になるものと思われる。

<追記>
 てっきり鉄道用の橋梁だと思ったら、人用の吊り橋と教えていただいた。
 よく見れば脚もないし、こんな華奢な橋を鉄道が渡れるはずがなーい。


中部天竜-3

 駅から少し歩いたところに龍の像が建っていた。民話の郷とかなんとか彫られていた。どんな民話が伝わっているかは知らないけど、そういう土地柄なのだろう。
 龍が持っている玉は、いうなればドラゴンボールだ。



中部天竜-4

 全然人里離れていない。山と川に挟まれた谷間に、民家が集まっている。
 小学校や高校もあるし(地図では中学が見当たらない)、けっこう人がたくさん住んでいそうだ。



中部天竜-5

 こんな風景を見ると、ずいぶん山の方まで来たという感慨を抱く。



中部天竜-6

 さくま郷土遺産保存館。
 日曜なのに開いてないと思ったら、去年の3月で閉館になったそうだ。
 地元の農具や林業の道具などが多数展示される施設だったらしい。
 山川豊のリサイタルのポスターが貼られていた。



中部天竜-7

 地元の人たちの憩いの場であったであろう喫茶店も、閉店になっていた。



中部天竜-8

 自然公園のようなハイキングコースがあった。地図を見るとだいぶ歩いたところに展望台があるようだ。
 時間がないので、入り口を見ただけ。



中部天竜-9

 馬背神社(ませじんじゃ)というのがあったので、寄っていくことにした。
 うっそうとした林の中にある古そうな神社で、龍や狛犬などの彫り物も充実していて、由緒のある神社のようだ。
 境内には天白神社もある。天竜川沿いには天白神社が多いという。
 祭神の馬背神(ウマセノカミ)は、信濃の方の神様のようだ。
 もう一柱の建御名方神(タケミナカタ)も、諏訪大社の神だから、やはりこのあたりは信州のエリアということになる。



中部天竜-10

 金的中(きんてきちゅう)と書かれた額がたくさん奉納されている。
 何のことか分からなかったのだけど、調べてみたら弓道の金色の的のことで、金的を射た人だけが、この額を奉納できるのだとか。



中部天竜-11

 スポットライトが当たっていた。



中部天竜-12

 おことわり。



中部天竜-13

 いたわるのもここまで。



中部天竜-14

 順序が入れ替わってしまったけど、飯田線の旅は、これでおしまい。

セツブンソウを撮りに石雲寺へ行ってきた

花/植物(Flower/plant)
セツブンソウ咲く


 以前から一度撮ってみたいと思っていたセツブンソウ(節分草)を求めて愛知県新城市にある石雲寺(せきうんじ)へ向かった。
 JR飯田線の柿平駅と三河川合駅のちょうど中間くらいで、どちから歩いても20分ちょっとの場所にある。
 セツブンソウが自生している場所は少なく、知る限り愛知県では新城一帯だけだ。池場や東栄町にもポイントがあるらしいのだけど、それ以外の場所は聞かない。石灰岩の地層を好むようだから、もともと自生している場所は限られるのだろう。
 花があるのは石雲寺の裏庭のようなところで、これが非常に撮りづらい。作ってある通路は狭く、ネットが張ってあり、午後は大部分が日陰になる。話には聞いていたけど、実際に行ってみると、なるほどこういうことかと納得した。
 時期的には見頃をやや過ぎたところといった感じだっただろうか。写真を撮るなら、もう一週間早くてもよかった。
 名前は節分の頃に咲き出すところから名付けられた。



セツブンソウ丸ボケ

 撮る前のイメージとしては、逆光、丸ボケ、前ボケの三つを考えていた。
 けど、ロケーション的に厳しいものがあって、大苦戦することになった。選択の余地が少なくて、どうにもならない部分もあった。



セツブンソウ咲く

 写真にする難しさは、セリバオウレンと同じものを感じた。1センチのセリバオウレンと比べれば2センチのセツブンソウは撮りやすそうにも思うのだけど、これはこれで難しい。



スポットライトのセツブンソウ




セツブンソウローアングル

 ローアングル。



セツブンソウ一輪

 見頃の日曜日ということもあって、訪れる人は多かった。やはり、かなり有名なようだ。
 池場のポイントの方が撮りやすいようだから時間があったら行きたかったのだけど、飯田線の本数の少なさに断念するしかなかった。



飯田線駅前旅館

 中部天竜から引き返す形で、三河川合駅で降りて、そこから歩いて向かった。
 駅前には廃業して久しい様子の旅館兼食堂があった。



別所街道に往事の面影

 現在の別所街道は、国道151号線として整備されている。
 脇道に、旧別所街道の面影が少し残る。
 豊橋から別所(今の東栄町)を結んだ別所街道は、三河と信濃方面をつなぐ古い道が元になっている。



丸ポスト




街道の風景

 車は便利で無駄がないのだけど、列車に乗っていくと鉄道旅でしか出会えない風景に出会える。



梅林の風景

 近くに梅の湯というのがあって、このあたり一帯にはたくさんの梅の木が植えられている。石雲寺にも梅の木林があったから、季節には梅の花で彩られるのだろう。



林の風景




宇連川の風景

 宇連川。

 念願叶ってセツブンソウを撮ることができた。
 もうひとつ撮ってみたい花に、雪割草がある。鉢植えは見たことがあるのだけど、愛知県近郊で自生しているところはあるのだろうか。

【アクセス】
 ・JR飯田線「柿平駅」または「三河川合駅」から徒歩約23分。
 ・無料駐車所 あり
 ・拝観時間 終日(だと思う)

 新城市観光協会webサイト
 

飯田線の旅

鉄道(Railroad)
飯田線-1

SONY α55 + MINOLTA 50mm f1.4



 飯田線の旅に出てきた。目当ては石雲寺のセツブンソウを撮ることだったのだけど、それだけではもったいない。もう少し足を伸ばしつつ、飯田線も撮ろうというのが今回の目的だった。
 しかし、何しろ飯田線は本数が少ない。基本1時間に1本で、途中2時間くらい空白の時間もある。おかげで旅の計画を立てるのがとても難しく、飯田線に乗りながら飯田線を撮るのは更に困難になる。今回のように他の目的があればなおさらのこと。結局、飯田線の車両が走っているところを風景として撮ることはできなかった。それはまた次回として、駅周辺の風景を少しだけ撮った。
 飯田線はこれまで二度乗ったことがある。一度は豊川あたりまでで、もう一回は愛知県民の森へ行くとき三河槙原まで乗った。今回は更に先、中部天竜まで行くことにした。中部天竜に特別な目的があったわけではなく、時間とダイヤの関係でここまでとしたのだった。
 飯田線は非常に長い路線で、愛知県の豊橋駅から長野県の辰野駅まで、全長195.7キロ、途中の駅が92、普通で乗り通すと6時間かかる。
 中部天竜駅は、静岡県に入ったところにあり、豊橋駅から2時間5分だったから、ちょうど3分の1くらいの場所だ。ここが浜松市といわれてもピンと来ない。
 中部天竜とセツブンソウの話はあらためてすることにして、今日は飯田線の風景をお送りします。



飯田線-2

 中部天竜駅は、飯田線の主要駅の一つで、特急も止まるし、この駅が始発の列車もある。乗務員の交代なども行われるようだ。
 私が乗ったのは、上諏訪行きの普通列車だった。飯田線は豊橋発の列車も、行き先がいろいろで、豊川までとか、飯田までとか、天竜峡までとか、種類が多い。どうしてそういう運行になっているのかは分からない。特急は一日二往復している。



飯田線-3

 日曜の昼下がり、中部天竜で降りた人はほとんどいなかった。
 少し前まで、この駅構内に佐久間レールパークがあったから、週末は多少なりとも人の乗り降りがあったはずだ。保存展示されていた列車は、新しくできたリニア・鉄道館に移されてしまい、佐久間レールパークは2009年に閉館となった。



飯田線-4

 車窓からの風景。
 中部天竜あたりまで行けば人里離れた山里の風景が見られると思ったのだけど、まだまだこのあたりは開けていて人家も多い。秘境駅といわれる小和田駅や中井侍駅は、まだ先だ。
 名古屋から往復8時間もかけてそんな駅に降りるためだけに行くには、まだまだ私の鉄道への思いが成熟していない。



飯田線-5

 三河川合駅。
 ほとんど何もない。店のたぐいはもちろん、トイレもない。
 私以外、誰も降りなかった。



飯田線-6

 柿平駅。
 待ち時間が30分以上あったので、ホームや駅周辺を歩きながら撮った。



飯田線-7




飯田線-8

 列車を待つ時間も、旅のうち。特にローカル線の旅はそうだ。
 そういう時間が、あとになって懐かしい記憶となって残ることが多い。



飯田線-9




飯田線-10




飯田線-11




飯田線-12




飯田線-13




飯田線-14

 4分遅れで列車がやってきた。この日乗った列車のすべてが遅れた。飯田線の日常はそういうものかもしれない。効率よく乗り継ごうなんて考えると、ローカル線は楽しめない。
 いつか、中部天竜より先まで行ってみたいと思う。それは来月とかそういう近未来ではなく、夏とか、秋とか、次の冬とか、それくらい先の話として。

東山植物園便り

花/植物(Flower/plant)
東山植物園-1

SONY α55 + TAMRON 180mm f3.5 Di



 今週も東山植物園便りをお届けします。
 季節は確実に進んでいるのだろうけど、花の開花に関しては少し足踏みといったところだ。今頃主役になっているはずの梅がまだ咲いてこない。足下の野草も、まだ目立つほど咲き揃わない。
 そんな中、冬が遠ざかっていることを実感する。落ち葉に艶がなくなり、傷んでいっているのが分かる。それもまた、季節を知る一つの手がかりに違いない。



東山植物園-2

 ロウバイやマンサクたちは、そろそろ終盤。
 早春トップバッターの役割を果たし、次にバトンを譲る季節が近づいた。



東山植物園-3

 梅はやっと蕾が色づき始めたところだ。まだ開花しない。今年は遅い。



東山植物園-4

 フクジュソウも、少しずつ花が増えてきた。見頃はもう少し先になりそうだ。



東山植物園-5




東山植物園-6




東山植物園-7




東山植物園-8

 マヒワかと思ったら違ったみたい。カワラヒワだろうか。



東山植物園-9

 寒椿をなんとかきれいに撮りたいと思う。



東山植物園-10




東山植物園-11




東山植物園-12

 今週はこんな感じ。
 週一植物園は、できるだけ続けたいと思っている。

無難にサタデー料理

料理(Cooking)
サタデー1

SONY α55 + MINOLTA 50mm f1.4



 今週もサタデー料理。今回はあまり手間暇をかけず、簡単に作るつもりだったのに、やってみたら意外と時間がかかった。イメージでは和食のジャンルだと思っていたら、なんだか違う方向に流れて、思いがけないところに着地した。風任せの料理というのも、面白いといえば面白いのだけど。



サタデー2

「エビとトマトの卵とじ」
 下処理したエビに塩、コショウ、酒を振って、しばらく置く。
 酒、みりん、しょう油、中華の素、ショウガで、タマネギを炒める。
 エビと、きぬさやを追加して、更に炒め、トマトを入れる。
 砂糖、塩、コショウで味を調える。
 溶き卵を回し入れ、軽く固まったら火を止める。



サタデー3

「豆腐と長芋の卵焼き風」
 作ってみるまでどうなるか分からなかった一品。思い描いた以上にまとまりを欠いた。
 絹ごし豆腐を水切りする。
 長芋をすり下ろす。
 卵と小麦粉、塩、コショウ、だしの素、豆腐を加え、よく混ぜる。
 最初、レンジで加熱して固めようとしたのだけど、もう一つ固まり具合がよくなかったので、フライパンで焼いた。それでも、思ったほど固まらず、ぐずぐずの感じになった。
 白だし、青ネギの刻み、かつお節をかけて食べる。



サタデー4

「白身魚団子入り野菜煮」
 白身魚はタラを使った。刻んで、小麦粉、刻み長ネギ、ショウガ、だしの素、塩、コショウを混ぜて、こねる。
 ダイコンは米ぬかで下茹でする。
 水、酒、みりん、白だしに、ダイコン、鶏肉、白菜、ほうれん草、ニンジン、白身魚団子を入れて煮る。
 強火でアク取りをして、弱火にしてアルミホイルの落とし蓋をする。
 塩、コショウ、唐辛子で味付けを完成させる。

 今週も無難なサタデー料理だった。

瀬戸電風景 ~夜景・夕景編

鉄道(Railroad)
瀬戸電風景-1

SONY α55 + MINOLTA 50mm f1.4 他



 今回の瀬戸電風景は、夜景、夕景を中心にお届けします。



瀬戸電風景-2




瀬戸電風景-3




瀬戸電風景-4




瀬戸電風景-5




瀬戸電風景-6




瀬戸電風景-7




瀬戸電風景-8




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瀬戸電風景-11




瀬戸電風景-12




瀬戸電風景-13


スクエアモノクロで長秒

モノクロ(Monochrome)
長秒-1

PENTAX K-7 + DA 55-300mm f4-5.8



 モノクロスクエアの第二弾。
 今回は水辺の風景を中心に、長秒露光をしてみた。シャッタースピードは、60秒から120秒くらい。ND400とND8の2枚重ねを基本として、C-PLを加えたり、ND400の1枚にしてみたり。
 一回のシャッターが1分としても、その後のノイズリダクションに同じ時間がかかり、その間、何もできない。2分露光すると4分間はぼぉーとすることになる。非常にのんびりした撮影だ。
 おかげで、一回の撮影行きで30枚とかしか撮らないというか撮れない。
 水辺でじっとしているのは寒いので、もう少し暖かくなって欲しい。
 まだあれこれ試している段階だ。回数を重ねていって、完成度を高めたい。ある程度掴んだら、琵琶湖の湖北に行く予定。




長秒-2





長秒-3





長秒-4





長秒-5





長秒-6





長秒-7





長秒-8





長秒-9





長秒-10





長秒-11

 最後だけはカラーで。

名古屋港方面へ<後編>

名古屋(Nagoya)
名古屋方面2-1

PENTAX K-7 + DA 16-45mm f4



 名古屋港方面行きの後編は、帰り道。しばらく貨物線沿いを行く。



名古屋方面2-2




名古屋方面2-3




名古屋方面2-4




名古屋方面2-5




名古屋方面2-6

 開橋まで戻ってきた。もうすぐ日が沈む。



名古屋方面2-7




名古屋方面2-8




名古屋方面2-9

 東築地橋で沈む夕日を撮るつもりが、低くかかった雲に隠れてしまった。



名古屋方面2-10




名古屋方面2-11

 運河沿いのような風情。工業地帯には夕景がよく似合う。



名古屋方面2-12




名古屋方面2-13

 最後に新幹線の流し撮りをして、この日の撮影はおしまいとなった。
 あとはひたすら自転車を漕いで、家に帰った。

鈴鹿ゴールデントロフィーレース<6>

レース(Car race)
ゴールデントロフィー6-1

SONY α55 + SIGMA APO 170-500mm f5-6.3



 レースが終わったあと、走行会が始まった。レース実況も終わり、少し残っていた観客の姿もなくなった。それでも、せっかくなのでもう少し撮ることにした。
 この日は周回数も多くて、たっぷり撮ることができた。撮れる部分と撮れない部分がだいたい分かってきた。あとは西コースでもう少し新規開拓したい。



ゴールデントロフィー6-2

 NRC・KSCCというのが何を意味するのかは知らない。カテゴリーなのか、チームなのか。
 今月、自分のマシンで鈴鹿を走るチャレンジクラブグランプリが開催される。そのための練習走行をしていたドライバーもいたかもしれない。先ほどのレースで走ったマシンもいたような。



ゴールデントロフィー6-3

 見慣れたマシンが走っていて、ちょっとホッとする。



ゴールデントロフィー6-4




ゴールデントロフィー6-5




ゴールデントロフィー6-6




ゴールデントロフィー6-7




ゴールデントロフィー6-8




ゴールデントロフィー6-9




ゴールデントロフィー6-10




ゴールデントロフィー6-11




ゴールデントロフィー6-12




ゴールデントロフィー6-13




ゴールデントロフィー6-14

 今月もまた、サーキット行きを予定している。

名古屋港方面へ <前編>

名古屋(Nagoya)
名古屋港方面1-1

PENTAX K-7 + DA 16-45mm f4



 熱田神宮をあとにして、名古屋港方面へ向かった。
 長時間露光で水風景を撮ることが目的だったのだけど、そちらでの成果はほとんどなく、港風景のスナップに終始することになった。それでも、久しぶりに海や港を撮ることができて満足した。このときは自転車だったので、新鮮な風景もいろいろ見ることができた。
 まずは堀川の七里の渡し跡から出発する。



名古屋港方面1-2

 堀川に架かる鉄橋をいく新幹線。以前も一度、ここで撮ったことがある。名古屋市内では数少ない新幹線撮影ポイントだ。



名古屋港方面1-3

 ずっと下って東築地小学校の南、東築地橋からの眺め。名古屋港のポートビルと、今はなきイタリア村が見える。
 6年くらい前に見た、ここからの赤い夕日が今も記憶に残っている。



名古屋港方面1-4

 東名古屋港駅の西、名鉄築港線の線路が海へ向かって延びている。今でも貨物線として使われることがあるのだろうか。



名古屋港方面1-5

 行き止まりの手前で門が閉まっていた。以前訪れたときは平日だったから、あのときは開いていた。日曜はこのあたりも全面的に休日のようで、人の気配もあまりなかった。



名古屋港方面1-6

 水景を撮る場所を求めて、更に南下を続ける。
 大江川に架かる開橋(ひらきばし)。
 これ以上深みにはまると帰るのが大変になるので、そろそろ引き返したくなってきた。でも、まだいいのが撮れないので、このまま引き下がるわけにはいかない。こうなったら意地でも見つけなくてはと、更に進んでみる。



名古屋港方面1-7

 エリアとしては完全な工業地帯で、風景も工業色が濃くなる。この日は工場萌えの日ではなかったのだけど。



名古屋港方面1-8

 日没が近づく中、今度は進路を西にとる。



名古屋港方面1-9

 このあたりにも貨物の線路が走っている。列車の姿はない。



名古屋港方面1-10

 驚くことに、ブルーボネットまで来てしまった。まさか自転車でブルーボネットまで来られるとは思ってなかった。ここまでの走行距離は25キロ。当然だけど、家に帰るためにはあと25キロ漕がなくてはいけないということだ。さすがに引き返すことにした。



名古屋港方面1-11

 名古屋港が遠く見える。



名古屋港方面1-12

 工業地帯と線路の夕景。



名古屋港方面1-13

 カッコイイ風景だと思った。名古屋市内とは思えない光景だ。

 後編につづく。

鈴鹿ゴールデントロフィーレース<5>

レース(Car race)
ゴールデントロフィー5-1

SONY α55 + SIGMA APO 170-500mm f5-6.3



 鈴鹿ゴールデントロフィーの最終レースは、ヒストリック50分耐久だった。
 異種格闘技のような顔ぶれで、これはもう誰が一番速いかというよりも、いかにして50分走りきるかに主眼が置かれているといってよさそうだ。旧車で50分間、ほぼフルスピードで走り続けられるというのもすごい。さすがにひとりで走るのは大変なので、ドライバー交代がある。



ゴールデントロフィー5-

 この時代のミニが一番ミニらしい気がする。街でもよく見かけたし、「シティーハンター」の冴羽獠が乗っていたことで強く印象に残っている。
 サーキットで走っているくらいだから、これはレース仕様かもしれない。
 それにしても、やっぱり窮屈そう。



ゴールデントロフィー5-5




ゴールデントロフィー5-




ゴールデントロフィー5-3

 ブルーバード510が2台走っていて、これはその1台。



ゴールデントロフィー5-4




ゴールデントロフィー5-




ゴールデントロフィー5-5

 これがもう1台。



ゴールデントロフィー5-



ゴールデントロフィー5-

 ホンダS800だと思う。



ゴールデントロフィー5-

 たぶんフォード・コーティナ(Cortina)。



ゴールデントロフィー5-

 ポルシェだけど、詳しいことは分からない。930か、911か。

 本編のレースはここまでで、このあとは走行会となった。それも少し撮ったので、また次回。

今年初の熱田さん参り

モノクロ(Monochrome)
熱田神宮-1

PENTAX K-7 + DA 16-45mm f4



 年に二、三度、熱田神宮へ行かなければいけないような気持ちになる。特に用事や願い事があるというわけでもないのに、行かないとなんだか気分がそわそわする。とりあえず行ってしまえば心も落ち着く。もちろん、その中の何割かは写真を撮りたいという気持ちに違いない。
 今回は行く前からモノクロで撮ると決めていた。頭の中をモノクロ・モードにしないと、モノクロ写真にならない。カラーのときとは被写体の見方が違ってくる。色情報は白と黒に置き換えられ、光と影を読む必要がある。
 簡略化して被写体を明確にできるのがモノクロのいいところだ。モノクロの方が、より伝わりやすい被写体というのもある。



熱田神宮-2

 信長塀。



熱田神宮-3

 高床式倉庫みたいな社。



熱田神宮-4

 拝殿前。



熱田神宮-5

 結婚式の記念撮影をしていた。
 最近では珍しく、子供の多い結婚式だったようだ。
 人と人とがつながって、家同士が結びつき、子供が生まれ、枝葉が広がり、世代を超えて命がつながっていく。
 このとき撮られた写真は、10年後、20年後に、より価値を持つようになる。ここに写っている全員がこの世を去った100年後でも価値がある写真というのは、素敵だと思った。



熱田神宮-6

 熱田神宮は、名古屋で一番人気のある神社だ。平日でも人が途切れることはなく、週末はいつも賑わっている。



熱田神宮-7

 賑わいから離れた摂社や末社のあるところもいい。森に囲まれた社の静けさを味わうことができる。



熱田神宮-8

 いつもこの小さな鳥居が気になる。何かの願いを込めて奉納したものだろうけど、どんな意味があるんだろう。



熱田神宮-9

 このあたりも訪れる人は少ない。



熱田神宮-10

 菅原社なので、梅の絵が描かれた絵馬がかかっている。



熱田神宮-11

 名古屋に現存する石橋では一番古いものとされる二十五丁橋。
 旅の途中で西行が、このあたりでしばし佇んだという伝承が伝わっている。
 この石橋は、室町時代に架けられたもので、戦後に移築して架け直したものだそうだ。



熱田神宮-12

 現在、橋を渡ることはできない。



熱田神宮-13

 名古屋港方面に写真を撮りにいく途中に立ち寄ったのだけど、いい光があって、モノクロを撮るには好条件だった。
 熱田神宮はいろいろ神事も多くて、見てないものがたくさんあるから、またそのうち行くことになると思う。

鈴鹿ゴールデントロフィーレース<4>

レース(Car race)
ゴールデントロフィー4-1

SONY α55 + SIGMA APO 170-500mm f5-6.3



 鈴鹿ゴールデントロフィーの続いてのレースは、ネオヒストリックと呼ばれるカテゴリーだった。
 マシンは、ロータス・スーパーセブンの旧い型のものが中心だった。
 あと、VIVACE-908というマシンも走っていて、これも1970年代のものと思われる。
 これぞヒストリックレースという光景で、写真をセピア色のモノクロにしたら、そのまま時代が戻ったみたいに見えるんじゃないだろうか。



ゴールデントロフィー4-2

 スーパーセブンといってもマシンのデザインが違う。何種類か走っていた。見る人が見ればモデルはすぐ分かるのだろう。Sr.1とかSr.2とか。
 スーパーセブンはロータス以外でも作られていたらしいから、ひょっとしたら別メーカーのものも混じっていたかもしれない。



ゴールデントロフィー4-3




ゴールデントロフィー4-4




ゴールデントロフィー4-5




ゴールデントロフィー4-6




ゴールデントロフィー4-7




ゴールデントロフィー4-8




ゴールデントロフィー4-9




ゴールデントロフィー4-10

 これがVIVACE-908。



ゴールデントロフィー4-11




ゴールデントロフィー4-12

 オールドカーのレースはバトルが少ないから、ツーショットはけっこう貴重だったりする。



ゴールデントロフィー4-13

 と思ったら、接触クラッシュ。マシンが減ってしまったのは、ちょっと残念だった。

 残りは1レースとなった。
 つづく。

愛知国体でアイスホッケーを撮る

スポーツ(Sport)
アイスホッケー1

SONY α55 + TAMRON 180mm f3.5 Di



 唐突にアイスホッケーの話なのである。
 来たる夏に、岐阜県で国体が開催される。それに先だって、冬季国体が1月28日から2月1日までの5日間、岐阜と愛知で行われた。
 ゆめリンク愛知国体と名付けられ、愛知では、アイスホッケー、ショートトラック、フィギュアスケースの各競技があった。
 愛知県で冬季国体が開催されるのは初めてとのことで、ぜひ行きたいと去年から楽しみに待っていた。こんな機会でもなければ、アイスホッケーやショートトラックを撮影するチャンスはない。女子のフィギュアは残念ながら撮影禁止ということで行かなかった。さすがに人気の競技ということで観客も多く、並ばないと入れないという話も聞いていた。
 アイスホッケーは、モリコロパークが会場になっていた。自転車でいつも行っているところだから、できれば2回、3回と行きたかったのだけど、都合がつかず1回しか行けなかったのが少し心残りだ。
 見にいった日は、順位決定戦で、決勝とか準決勝とかではなかった。愛知はこの日敗れて、順位決定戦に回ったようだった。地元チームの試合はお客も多かったようだ。
 私が観た試合も、そこそこ観客がいた。やはりみなさん珍しいものが観られるというので会場にやってきたのだろう。国体は基本的に入場料はすべて無料だ。
 ところで国体というのは、学生の大会とばかり思っていたら、それは勘違いだった。プロはどうか分からないのだけど、オリンピックに出るような社会人選手も参加しているのだった。フィギュアも地元開催で呼ばれたのだろうけど、鈴木明子と小塚が出て、それぞれ貫禄の優勝をしていた。ショートトラックも有力選手が多数出ていたようだった。アイスホッケーはよく分からないのだけど。



アイスホッケー2

 アイスホッケーはまったく知らないわけではないとはいえ、細かいルールとかはほとんど知らないに等しい。
 日本ではマイナースポーツでもあり、自分でやる機会はまずない。マンガやドラマの題材になることもほとんどないし、外国映画やオリンピックでちらっと見るくらいのものだ。
 本場はやはりカナダということになる。起源はいろいろのようだけど、現在のようなスタイルが定着したのは19世紀のカナダというから、わりと最近のことだ。
 日本でも北海道へ行くと、けっこうメジャーなスポーツらしい。学校の授業であったりするのだろうか。



アイスホッケー3

 今ひとつルールが分からないから、撮影するにも最初は戸惑った。撮りどころのポイントが分からない。
 なんだかひっきりなしに選手が入れ替わるし、何かというとペナルティで選手が退場になる。
 当たりの激しさを撮ろうと考えていたのだけど、致命的な失敗として、500mmレンズをバッグに入れたつもりが、何故か180mmマクロが入っていたのには、自分でも驚いた。リンクまでの距離はさほど遠くなかったとはいえ、180mmでは届かずもどかしい思いをした。
 ただ、リンクは思った以上に暗く、ISO感度を上げても苦しかったから、暗い500mmではもっと苦戦していたに違いない。



アイスホッケー4

 なにやらもめ事が起こった様子。
 氷上の格闘技といわれるくらい激しいスポーツだという知識はあった。
 国体の順位決定戦では、それほど熱くなるシーンというのはなかったのだけど。



アイスホッケー5

 アイスホッケーというのは、ゴールの予感があまりしないスポーツだ。
 そのくせ、入るときは前置きもなくあっけなく入る。サッカーにもラグビーにも、ハンドボールやバスケットボールにも似ていない。
 なんというか、終始ガチャガチャしていて、パックは右へ左へ行ったり来たり、偶然性も強く、華麗なプレーというのは少ない。サッカーのようにサイドをドリブルで駆け上がってセンタリングからシュートみたいなシーンもなかった。
 カメラのファインダーをのぞきながらというのもあるけど、パックの位置を追いかけていると状況を見失いがちで、選手たちが手を上げて喜んでいる姿を見て、初めてゴールが決まったことに気づく。こんな調子ではなかなか決定的なシーンなど撮れるものではない。



アイスホッケー6

 日曜日に、テレビで全日本の決勝戦が放映されたので、観てみた。
 さすがに国体よりはレベルが高かったものの、やはり試合の展開などは同じだ。ガチャガチャして、点がなかなか入らず、入るときはあっけない。
 解説のおかげでルールはだいぶ分かった。激しい運動で長時間プレイを続けるのが難しいから、選手は1分間隔くらいで次々に交代していくものらしい。試合は止まらずそのまま流れ、審判に告げることなく勝手に入れ替わる。
 1チームはキーパーを入れて6人で、フィールドプレーヤーがセットになって変わっていく。
 軽い反則は2分の退場で、1人少なくなるとピンチ、逆に多いとチャンスで、そのときをパワープレイと呼ぶ。
 試合時間は20分を3ピリオドやり、間で15分の休憩がある。
 あとはオフサイドもあり、パックをスティックで入れないと点として認められないとか、あれこれある。



アイスホッケー7

 最初に観たのは北海道と東京の試合で、第三ピリオドが終わっても決着がつかず、延長戦となり、それでも点が入らず、ゲームウイニングショットというサッカーでいうところのPK戦に入った。
 しかし、キーパーと1対1でも入らない。アイスホッケーというのは、キーパーの存在がとても大きいことを知る。
 3人ずつがやって一人も入れられず、サドンデスの延長になり、やっと一人が決めて勝負が決した。



アイスホッケー8

 北海道が負けて、東京が勝った。



アイスホッケー9

 せっかくなのでもう一試合観ていくことにした。
 続いては、栃木と大阪の試合だった。



アイスホッケー10

 この試合は、見るからに大阪の攻撃力の方が上で、栃木が押し込まれる展開が続いた。



アイスホッケー11

 審判は氷上に4人。リンクの外に2人で、6人もいる。たまに邪魔になる。



アイスホッケー12

 ロングシュートを決めたところ。
 スタンドからアイスホッケーを撮る難しさは、選手に寄ると状況が分からないし、引くと説明的になりすぎて面白くないところだ。シュートを打った選手と、キーパーと、ゴールと、パックと、全部がきれいに収まった写真を撮るのは相当難しいと見た。
 迫力のある写真を撮るには、リンクと同じ高さのゴール裏から正面で撮ることだと思う。もちろん、一般人はそんなところに入れてもらえない。



アイスホッケー13

 この日撮れた唯一の決定的瞬間といえるシーン。



アイスホッケー14

 立て続けに大阪のゴールが決まり、試合はやや一方的になった。
 夜も遅くなり、ここらで切り上げることにした。

 500mmを持っていってもう一度撮ったらどんなのが撮れただろうと思いつつ、その機会は持てなかった。再びアイスホッケーを撮るチャンスがあるかどうか。二度目はもう少し上手く撮れそうな気がするのだけど。
 スポーツ写真は面白い。動きがあって、難しい方がより楽しい。生で観たことがないスポーツもたくさんあるし、またどこかに撮りにいきたい。

少し季節が足踏みの東山植物園

花/植物(Flower/plant)
東山植物園-1

SONY α55 + SIGMA 50mm f2.8 DG MACRO



 先週も少しだけ東山植物園をのぞいてきた。寒さが続いているせいか、植物園の春はあまり進んでいなかった。いつもの年ならもう咲き始めている梅も、まだまだ蕾が固い状態で、咲き出しそうにない。見頃を迎えているはずのフクジュソウも、やっとちらほら咲き出したところだ。
 今年は春が遅くなりそうだ。
 しかし、フクジュソウというのは、イメージに似合わず花が大きい。見るまでは可憐な小さな花を想像していたから、初めて実物を見たときは、ちょっと驚いた。155センチくらいだと思っていた女の子が170センチくらいあったみたいに。えー、こんなに大きいんだと思って、ちょっとイメージが変わったのだった。



東山植物園-2

 お馴染みの花たちを巡って撮る。
 冬の光をいっぱいに浴びるソシンロウバイ。



東山植物園-3

 シナマンサクに比べると地味なマンサク。これで全開に開いているのだろう。



東山植物園-4

 池には秋の枯れ葉が形を保ったまま沈んでいる。でも、少しずつ鮮やかさを失って、茶色に変わっていっている。



東山植物園-5

 あらたな顔ぶれもちらほら。



東山植物園-6

 去る季節とともに行く花もあり。



東山植物園-7

 菜の花はこれから。
 渥美半島の菜の花畑は、ちょっと遠い。



東山植物園-8

 鯉たちは相変わらずあまり動いていなかった。寒いときは動き回った方が暖まるというわけではないらしい。



東山植物園-9

 空に向かってバンザイ。ナズナはもう春のようだ。

 これは先週のこと。今週もどこかで時間を作って撮りにいきたい。

スクエアモノクロの試み

モノクロ(Monochrome)
スクエアモノクロ-1

SONY α55 + SIGMA 50mm f2.8 DG MACRO 他



 新たな試みとして、スクエアのモノクロを試している。真四角写真でも、カラーとモノクロでは味わいが違ってくる。
 フォーサーズやコンパクトデジの4:3のアスペクト比は、なんとなくしっくりこないのだけど、1:1になると、収まりがよく感じられる。かつての中判カメラでは、6×6(ロクロク)なんてのもあったから、真四角写真は特に目新しいものではない。
 何にしても、撮る前からアスペクト比を決めて構図を考えることが必要で、3:2のファインダーをのぞいて1:1をイメージするのは、意外と難しい。レタッチソフトでトリミングすると、中央の小さい部分しか入らなくて、もうちょっと入れたいようなもどかしさを感じがちだ。
 しばらくやってみて、面白そうなら続けてみようと考えている。




スクエアモノクロ-2





スクエアモノクロ-3





スクエアモノクロ-4





スクエアモノクロ-5





スクエアモノクロ-6





スクエアモノクロ-7

 スクエアモノクロは、単純な構図が合うと思う。
 被写体は正面から捉えるのがいい。斜めから撮ったり、上下の角度をあまりつけない方がよさそうだ。横ラインでバランスを取りたい。
 あと、水風景を長時間露光で撮る方法も相性がいい。
 どこかいい場所を探さなくては。

いつものサタデー

料理(Cooking)
サタデー1

PENTAX K-7 + FA 50mm f1.4



 週一料理、今週は土曜日だった。サタデーナイト料理の方が、一週間の流れを考えるとしっくりくる。
 今回もまた、いつもの調子に終始した。皿だけは気分を変えてみた。



サタデー2

「マグロの甘辛だれと卵黄がけ」
 久しぶりに生でマグロを食べた。料理という以上、何か調理はしたいわけだけど、生は生の美味しさがある。
 酒、みりん、しょう油、ごま油、ショウガ、豆板醤、白だし、中華の素、砂糖、オイスターソース、塩、コショウを混ぜ、スライスしたタマネギとともにひと煮立ちさせる。
 たれ、卵黄をかけ、かつおぶしを振り、刻み青ネギを乗せてできあがり。



サタデー3

「シーチキンとチーズ入りジャガイモ団子」
 また懲りずにジャガイモ団子を作って、失敗した。
 ジャガイモ、ニンジンをレンジで加熱して、つぶす。
 油切りしたシーチキン缶、スライスチーズ、卵白、小麦粉、塩、コショウを混ぜて、揚げる。
 のだけど、揚げの段階で今ひとつ上手く固まらず、形が崩れてしまった。仕方がないので丸めて、フライパンで加熱し直した。
 結果的には、出来損ないのたこ焼きみたいな外観になってしまった。食感と味はよかったから、もう少しちゃんとした見た目に仕上げたかった。
 ソースは、マヨネーズ、しょう油、からし、砂糖、コンソメの素、塩、コショウを混ぜ合わせる。



サタデー4

「ダイコンと鶏肉の和風煮込み」
 ダイコンは米ぬかで下茹でする。
 鶏肉、ダイコン、白菜の芯の部分、長ネギの刻み、酒、みりん、ショウガ、だしの素、水で煮る。
 アク取りをして、アルミホイルの落とし蓋を乗せ、弱火で煮込む。
 後半に白菜の柔らかい部分を入れ、塩、コショウ、白だし、唐辛子で味を調える。

 基本的には和食路線だったのだけど、少し脱線したかもしれない。
 全体の味やバランスはよかったと思う。

岩塚のきねこさ祭 ---本祭りと厄払い神事編

イベント(Event)
きねこさ祭本祭り




 岩塚きねこさ祭の3回目で最終回をお送りします。
 川祭り、古式行列のあとは、七所社に戻って、本祭りが執り行われる。
 これは関係者のみの神事で、見物人は外から見るだけだ。祝詞があげられたり、雅楽が演奏されたりする。舞の奉納もあったようなのだけど、そこは見逃した。



きねこさ祭草履と靴

 本祭りは30分ほど続いた。



きねこさ祭厄払い神事

 最後に行われるのが、厄払いの神事だ。
 境内の真ん中を空けて、見物人たちは輪になって取り囲む。
 役者さんたちが列を作って行進しながら口上を述べる。



きねこさ祭祭具で厄落とし

 役者さんが持つ祭具で、見物人たちの頭を叩いて回る。これで厄落としになるというので、人々は進んで頭を出していく。



きねこさ祭厄落とし

 前からも後ろからも、油断していると、いろんな道具でペチペチ叩かれる。頭を叩かれてみんな嬉しそうにしているというのも不思議な光景で面白い。
 ときどきふいをつけかれてゴツンとやられて、ちょっと痛かったりもする。



きねこさ祭礼服のカラス

 礼服に身を包んだカラスと呼ばれる人たちがいる。輪の内側に立っていて、その人たちは容赦なく叩かれる。背中とか、尻とかを。



きねこさ祭尻叩き

 笑ってはいないけど尻を思い切り叩かれる。



きねこさ祭獅子

 獅子もいる。獅子舞はなかった。



きねこさ祭眠る子

 この騒ぎの中、熟睡している子供はすごい。



きねこさ祭杵が突っ込む

 厄払いの主役とも言えるのが、杵をかたどった大きな祭具だ。
 ときどき登場して、観客の中に突っ込んでいく。


きねこさ祭杵が突っ込んでくる

 写真を撮りながら受けるのはちょっと危険なので、及び腰になった。
 それでもみなさん楽しそう。



きねこさ祭しゃがむ

 ここはしゃがんで頭を下げるところらしい。



きねこさ祭神事

 役者さんと観客が一体になって祭りを作っていく。こういう一般参加型の祭りというのは、意外と少ない。見物人は見るだけというものがほとんどだ。



きねこさ祭厄落とし神事

 厄払い神事だけで1時間以上やっていた。
 川祭りから最後まで通して見ることで、きねこさ祭のよさや楽しさを知ることができた。
 名古屋市内にも、こんなふうに地域に根ざした伝統の祭りが受け継がれていることを知って、なんだか安心した。時代が変わっても守られていくものはあるし、日本人の心はまだまだ失われていないと感じた。
 まだ見たことがない祭りはたくさんある。今後も機会があれば積極的に出向いていきたい。

 岩塚のきねこさ祭 ---七所社と川祭り編
 岩塚のきねこさ祭 ---古式行列と佐屋街道編

【アクセス】
 ・地下鉄東山線「岩塚駅」から徒歩約20分。
 ・無料駐車場 たぶんなし
 ・拝観時間 終日

 岩塚七所社webサイト
 

岩塚のきねこさ祭 ---古式行列と佐屋街道編

イベント(Event)
きねこさ祭古式行列




 岩塚きねこさ祭の続き。
 川祭りに続いて行われるのは、古式行列と呼ばれるものだ。
 役者さんや氏子さん、神社の関係者などが、それぞれの衣装を身につけて町を歩く。総勢50名くらいだろうか。
 地方ローカル色の強いお祭りなので、顔見知りが多い。沿道の人々の多くが知り合いのようで、あちこちで挨拶が交わされ、立ち話が始まる。祭りの出演者と観客との境界線も曖昧で、観光色が強い祭りとは趣が異なっている。そんな中にいることが、なんだか心地よかったりする。
 七所社から少し離れた佐屋街道の岩塚石橋を出発して、500メートルほどの道のりを、ゆっくり20分ほどかけて歩いた。



きねこさ祭行列の人たち

 このあたりは神職さんだと思うのだけど、七所社にこんなに常駐しているとも思えない。
 どこかから応援を呼んできたのか、ひょっとすると氏子の代表がこんな衣装を着ているだけかもしれない。



きねこさ祭杵の祭具

 きねこさ祭の重要な小道具の一つ、杵(きね)をかたどった祭具。
 のちにこれは、厄払いの神事で活躍することになる。



きねこさ祭行列の子供たち

 川祭りで川に入っていた子供たち。
 何か、連れてる。



きねこさ祭小学生巫女

 小学生巫女さんの友達だろうか。



きねこさ祭子供巫女

 表情がキュートだ。楽しそうじゃないのがいい。



きねこさ祭太鼓

 何故か皆さん、カメラ目線で。



きねこさ祭小学生たち

 彼らは楽しんでる感じ。
 小学生男子特有の照れ隠しでもある。



きねこさ祭壺

 壺に入った人形。何か意味があるのだろう。



佐屋街道格子と提灯

 このあたりは佐屋街道の岩塚宿があったところなのだけど、ほとんど面影は残っていない。町屋造りの格子がわずかにあるくらいだ。
 万場大橋を渡った西には万場宿があって、以前に少し歩いて、このブログでも紹介した。あちらも旧街道の名残はほとんどなかった。



きねこさ祭鏡餅

 奉納された鏡餅が、街道沿いにあった。
 餅を配るとかなんとかいう話を耳にしたけど、これがそうなのだろうか。



佐屋街道の面影

 現在、畳店をやっている家に、わずかに往事の面影を見た。何か別の商売をしていたか、もしかしたら旅籠とかだったかもしれない。



きねこさ祭2-13

 行列が七所社に戻って、本祭りへと移っていく。
 そのときの話はまた次回。

 岩塚のきねこさ祭 ---本祭りと厄払い神事編
 岩塚のきねこさ祭 ---七所社と川祭り編

【アクセス】
 ・地下鉄東山線「岩塚駅」から徒歩約20分。
 ・無料駐車場 たぶんなし
 ・拝観時間 終日

 岩塚七所社webサイト
 

岩塚のきねこさ祭 ---七所社と川祭り編

イベント(Event)
きねこさ祭御田神社




 昨日、名古屋市中村区の岩塚で、きねこさ祭が行われた。
 おととしだったか、たまたま七所社(ひちしょしゃ)の前を通りかかったとき、立て札のきねこさ祭の紹介文を読んで、テレビで見たことがある祭りがここだというのを知ったのだった。一度見てみたいと思っていて、その機会がやってきた。
 1000年以上の歴史を持つ祭りで、毎年旧暦の1月17日に執り行われる。
 尾張三大奇祭の一つに数えられていて、あとの二つは、この前紹介した国府宮のはだか祭と、熱田神宮の歩射神事とされている。犬山の石上げ祭も三大の一つを自認しているけど、こういうのははっきり決まっているわけではなく、三大何々というのはたいてい4つ、5つあるものだ。
 現在、七所社の祭礼として行われているきねこさ祭は、隣接する御田神社(みたじんじゃ)の御田祭りとして始まったといわれている。上の写真が御田神社で、今は七所社の境内摂社という扱いになっている。
 先にあったのが御田神社の方で、延喜式にも載っている古い神社だ。
 七所社とともに、熱田神宮との関係が深い。御田神社は熱田神宮にもあって、名前の通り、五穀豊穣の田んぼにまつわる神だ。祭神の豊受大神(トヨウケビメ)は、伊勢の神宮外宮の神様でもある。
 きねこさの名前の由来は、杵(きね)と、こすり落とした餅を意味する「こさ」から来ている。
 御田神社と七所社の成立時期と関係がはっきりしないのだけど、見つかった神鏡の銘に884年とあり、それが創建年と考えられている。きねこさ祭りは、神社の創建とともに始まったとされる。
 七所は、熱田神宮に関係の深い七つの社から来ている。熱田神宮、八剱宮、大幸田神社、日割御子神社、高座結御子神社、氷上姉子神社、上知我麻神社と聞けば、馴染みのあるところばかりだ。
 日本武尊、天照大神、倉稲魂命、天忍穂耳尊、高倉下命、宮簀姫命、乎止與命という祭神の顔ぶれを見ても、熱田神宮や尾張氏との関係が深いことが分かる。
 境内には、ヤマトタケルが東征の際に立ち寄って腰を下ろしたという伝説の石があったりもする。



七所神社古墳

 古くから神聖な土地とされたところだったようで、境内には3つの円墳(塚)が残っている。このあたりで他に古墳のたぐいは見つかっていない。
 熱田神宮の北西約7キロの場所で、すぐ横を庄内川が流れている。昔は今よりももっと海が近かったはずだから、人が住むにも便利で、流通の面でも重要な土地だったのだろう。のちに佐屋街道が整備され、岩塚宿も作られた。
 岩塚の地名は、ヤマトタケルの腰掛け岩と古墳の塚から来ているとされている。
 ちょっと面白いと思ったのは、近くに隣り合うようにしてある小中学校が、岩塚小学校と御田中学校ということだ。
 きねこさ祭は地域にとって重要なお祭りということで、小中学生は学校が休みになるのか午前までのようだ。祭りにはたくさんのちびっこがやってきていた。



御田神社参拝

 まずは七所社と御田神社に参拝していく。
 拝殿に飾られているのは、祭りに使われる祭具だ。



きねこさ祭巫女と笹

 巫女さんが厄除けの笹を売っていた。
 なんで笹なのか、このときはよく分からなかった。



ろうそくに火

 一本のろうそくに火がともっていた。
 街中の街道筋にある神社で、すぐ目の前を名古屋高速が走っている。
 決して広いとはいえない境内ながら、近所から白山社、熊野社、石神社、若宮社、天神社、神明社が寄せ集められて寄り合い所帯になっている。かつてはもっと広い境内だったに違いない。 



きねこさ祭屋台風景

 きねこさ祭というと、川祭りが取り上げられることが多くて、全体のことを知らなかった。こんなに大盛り上がりのお祭りだとは想像してなかったので、ちょっと驚いた。
 細い参道や脇道にびっしり屋台が並ぶ。そこへ大勢の人がやってくるものだから、相当な混雑になる。



きねこさ祭川祭りに向かう

 川祭りの時間となった。
 祭りは川祭りに始まり、古式行列、本祭り、厄払い神事と続く4部構成になっている。



きねこさ祭川祭りの役者

 川祭りの主役は12人。役者と呼ばれる男たちで、42歳の後厄の男10人と、厄年の子供2人で構成される。
 3日間、早朝に冷水でみそぎなどを行い、本番に臨む。
 川を前に、おもむろにふんどし一丁になる。
 この日の気温は4度。川風の冷たい日で、体感温度は0度くらいだったんじゃないかと思われる。



きねこさ祭川に入る男たち

 愛知県民なら、こんな映像をニュースで見たことがあるという人が多いんじゃないだろうか。



きねこさ祭竹によじ登る

 役者のひとりが川に立てた竹によじ登り、倒れた方角でその年の吉兆を占うというものだ。



きねこさ祭川の中の男衆

 今年は南東で、吉を示す方角だそうだ。
 竹はぽっきりきれいに折れる方がいいらしい。



きねこさ祭ふんどし一丁で万歳

 国府宮のはだか祭も寒そうだったけど、こちらは川の中だ。更にこれで終わりではなく、すぐに着替えて行列、本祭りでも中心とならなければならない。
 それらの様子は、また次回としたい。

 岩塚のきねこさ祭 ---古式行列と佐屋街道編
 岩塚のきねこさ祭 ---本祭りと厄払い神事編

【アクセス】
 ・地下鉄東山線「岩塚駅」から徒歩約20分。
 ・無料駐車場 たぶんなし
 ・拝観時間 終日

 岩塚七所社webサイト
 

鈴鹿ゴールデントロフィーレース<3>

レース(Car race)
ゴールデントロフィー1

SONY α55 + SIGMA APO 170-500mm f5-6.3



 これを見られただけでも行ってよかったと思った、ロータスヨーロッパ・スペシャル。
 古い外国車に詳しくなくても、マンガ「サーキットの狼」をリアルタイムで読んでいたスーパーカーブーム世代としては、喜ばないはずがない。ずっと昔、それこそスーパーカーブームまっただ中に、二度くらい走っているところを見たことがある。たぶん、それ以来の再会だと思う。
「サーキットの狼」では、ホワイトボディに赤ライン、ライバルに勝った数だけ星マークを貼っていた。時代を先取りしたような大きなリアウィングも特徴だった。
 今またあの勇姿が見られるとは思ってなかったので、ちょっと感動してしまった。デザインは現代の目から見ても斬新すぎる。



ゴールデントロフィー2

 どの車がどのレースを走っていたのか、ほとんど把握していないのだけど、これはヒストリックPSというやつだったかもしれない。PSが何の略かも分かっていない。
 レースリザルトを見ると、サニー、ブルーバード、ホンダS800、ポルシェ911S、アルファロメオ、シビック、カペラと出ているから、たぶんそうじゃないかと。



ゴールデントロフィー3




ゴールデントロフィー4




ゴールデントロフィー5




ゴールデントロフィー6




ゴールデントロフィー7




ゴールデントロフィー8




ゴールデントロフィー9

 ここからはたぶん、ヒストリックF・TSというレースだ。
 マシンはすべてサニーだと思う。B110、B310、KB110。



ゴールデントロフィー10




ゴールデントロフィー11




ゴールデントロフィー12




ゴールデントロフィー13

 だいぶ流し撮りが決まるようになってきた頃。
 ちょっと飽きてきて、遊びだす。低速シャッターにしたり、斜めに振ったり。

 シリーズはあと2回の予定。
 つづく。

東山植物園花便り

花/植物(Flower/plant)
東山植物園-1

SONY α55 + TAMRON 180mm f3.5 Di



 恒例となった週一東山植物園便りをお届けします。
 これは先週撮った写真なので、今はもう少し季節が進んでいるはずだ。植物園の冬は撮るものがないと思っていたけど、通ってみるといろいろ見えてくることがある。一週間でもあちこちに変化を発見する。



東山植物園-2

 シナマンサクも咲き始めた。植物園でいうと、ロウバイの二週間遅れくらいだろうか。



東山植物園-3

 マンサクはまだ開きかけで、これからといったところだった。



東山植物園-4

 ソシンロウバイは、そろそろ最盛期ではないかと思う。つぼみはまだたくさんあるから、これからしばらく咲いていることだろう。



東山植物園-5

 フクジュソウはたくさんつぼみが出てきていた。今年は少し遅い印象がある。今週に入って、そろそろ花も咲き始めているんじゃないだろうか。



東山植物園-6

 ヒメオドリコソウも顔を出してきた。
 これで早春の野草は一通り登場した。
 そろそろスミレも出てくるはずだ。



東山植物園-7

 寒椿も少し撮る。



東山植物園-8

 椿というと派手なピンクや赤を思い浮かべるけど、いろいろな色がある。白いのは清楚さがある。



東山植物園-9

 寒椿もシーズンが終わるまで、もう少し追いかけたい。



東山植物園-10

 紅葉はもはや遙か遠い日の出来事に思える。



東山植物園-11

 枯れ葉の魅力。



東山植物園-12

 水温が冷たいからだろう。鯉たちは池の底に固まって、あまり動かない。



東山植物園-13

 タンポポの綿毛。

 今週もできたら行っておきたい。

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