
SONY α55 + TAMRON 180mm f3.5 Di
今年はちょっと植物園に通おうと決めて、週一くらいのペースで向いていっている。一回が2時間くらいなので、園内をゆっくり一周してちょうどいいくらいだ。
こんな春先では一週間ではあまり変化がないかと思いきや、先週咲いていなかったものが咲き始めていたり、咲いていたものが終わっていたりして、季節の変化の早さに驚かされる。
1月にこれほど植物園へ行ったことはなかったし、植物の変化を細かく観察したことも初めてのことだ。撮ることは見ることから始まる。通っていれば小さな変化にも気づくし、同じ被写体でも違う写真が撮れる。
絵画の基礎はデッサンであり、スケッチだ。写真も同じはずなのに、カメラのシャッターを押せば写るから、そういう基本部分を飛ばして先へ進んでしまう。上達したければ、よく観察して、丁寧にスケッチすることをやらなければいけないと、最近思うようになった。

マンサクも咲き始めた。
来月になれば、早春の花が次々に咲いてくる。梅もそう遠くない。

ソシンロウバイも、どんどん花開いてくる。

気の早い羽虫が地面を元気に歩き回っていた。まだまだ寒いだろうに。

少しずつ春の気配は濃くなってきているとはいえ、季節は真冬の一番寒いときだ。日陰ではこの日も氷が張っていた。

どんな花もそうだけど、スイセンも光を受けて輝いている姿が一番きれいだ。

サンシュユか何かの赤い実。

ムラサキカタバミかなと思ったけど、定かではない。このときは花を閉じていた。

冬の華とでもいいたくなるくらい賑やかな綿毛。

畑にはカブが育っていた。

寒椿。
相変わらず寒椿のピークが分からない。いつ行ってもまばらに咲いている。

カンザキアヤメは、もう終盤だろうか、終わった花とつぼみだけだった。

不思議な姿をした葉。

葉脈をもっと撮りたい。

春の訪れを告げる花の一つ、菜の花。
少しずつ春が近づいていることを実感する。