月別:2011年11月

記事一覧
  • 祖父江にイチョウを撮りにいったけれど

     毎年、イチョウが黄葉する季節になると、中日新聞の一面に黄色く染まる祖父江町の空撮写真が掲載される。それはなかなかに感動的な光景で、いつか一度行かなくてはいけないと思いつつ、歳月が流れた。 そもそも、祖父江ってどこだっけ? というくらいこれまで祖父江とは無縁で過ごしてきた。今回行くことになって初めて稲沢市だということを知ることになった。かつてあった中島郡祖父江町は、2005年に平和町とともに稲沢市に編...

    2011/11/30

    紅葉(Autumn leaves)

  • 学びの森のイチョウ並木の黄葉を撮りにいく

     寂光院で紅葉を撮ったあと、モンキーパークでお猿さんを撮り、更に岐阜県各務原市まで足を伸ばした。 目的はここ、学びの森でイチョウ並木を撮ることだった。 到着したのが、ちょうど小学生たちの下校時間だった。 早朝の神宮外苑で見たイチョウ並木があまりに鮮烈だったから、比べてしまうとどこもたいしたことないと思ってしまう。 けど、ここはなかなか悪くなかった。いや、かなりいい。 時期的にはまだ少し早くて、時間...

    2011/11/29

    紅葉(Autumn leaves)

  • 6年ぶりの犬山寂光院

    SONY α55 + MINOLTA 50mm f1.4 毎年、紅葉の季節になると、今年こそは犬山の寂光院へ行こうと思いつつ、遠いし、混むし、やっぱりやめておこうとなり、それを繰り返していた。前回行ったのは2005年のことだ。 今年は鉄道で行こうと決めたら、案外すんなり行くことができた。まあ、犬山遊園駅から本堂まで歩いて40分くらいかかったのだけど。 尾張のもみじ寺としてよく知られる寂光院は、1300年以上の歴史を持つ古いお寺だ。尾張...

    2011/11/28

    紅葉(Autumn leaves)

  • ちょっと名古屋空港まで

    SONY α55 + TAMRON 10-24mm f3.5-4.5 先週、ちょっと名古屋空港へ行ってきた。 今年は小牧の航空祭に行けなかったので、飛行機を撮りたい気分が高まっていた。セントレアは気軽にひょいと行ける距離ではない。小牧なら自転車で行ける。 途中、細木公園に少しだけ寄っていった。誰もいない公園。なんだか世界から取り残されたような気分になる。 以前、車で小牧方面へ行くとき、いつも細木公園の横を通っていた。紅葉の季節は公...

    2011/11/27

    飛行機(Airplane)

  • 脱和食サタデー

    PENTAX K-7 + FA 50mm f1.4 紅葉シーズンまっただ中の今、のんきにサンデー料理などしている場合ではなかったのだけど、土曜日は出かけられなかったので、料理は一日前倒しでやった。日曜は紅葉とはまったく無関係の鈴鹿サーキットだったのだけど。 気分的に和食を抜け出して、もう少し濃いめの料理が食べたくなった。和食といえば和食と言えなくもない3品は、こんな感じに仕上がった。「鯛の蒸し焼き甘酢あんかけ」 鯛は塩、コ...

    2011/11/27

    料理(Cooking)

  • 観音堂なき永保寺の秋

    SONY α55 + TAMRON 10-24mm f3.5-4.5 多治見の永保寺と修道院を訪ねるのは、2年ぶりだった。まだ車に乗っていた頃で、ちょうど11月終わりの紅葉の季節だった。 列車と歩きで行ったのは初めてで、ちょっとした発見もあった。並んだ石仏も、車で行っていたときは知らずに通り過ぎていた。 西参道から入って、東参道から出た。 参道に一歩踏み入れると、ふっと空気が変わる感じがする。 ここは臨済宗の古刹で、禅寺らしい凛とし...

    2011/11/26

    紅葉(Autumn leaves)

  • 愛岐トンネルから定光寺-多治見へ

    SONY α55 + TAMRON 10-24mm f3.5-4.5 / 50mm f1.4 愛岐トンネルの写真がまだ残っていたので、もう少し。 トンネルの中はバラストが敷き詰められた状態のままで、とても歩きづらいし、靴が汚れるのでご注意を。 ところどころ光っているのは、水が漏れ入ってきている場所だ。 上から水滴がポタポタ落ちてくるところもたくさんある。 それでも、長い歳月、崩れもせず形を保っている煉瓦トンネルというのはなかなかのものだ。 帰...

    2011/11/26

    名所/旧跡/歴史(Historic Sites)

  • 愛岐トンネル秋の一般公開

    SONY α55 + TAMRON 10-24mm f3.5-4.5 / 50mm f1.4 去年に続いて今年も愛岐トンネルに行ってきた。 かつて中央線が走っていた廃線のトンネル跡を歩こうというもので、今年で8回目となった。年々知名度も上がり、訪れる見学者の数も増えている。毎年春と秋の2回、一般公開され、この秋は23日から27日までとなっている。 今年は紅葉が遅れているからその点では期待できなかったものの、去年撮りきれなかったトンネル風景をもう一度...

    2011/11/25

    名所/旧跡/歴史(Historic Sites)

  • 秋の明治村 <3>

    SONY α55 + MINOLTA 50mm f1.4 秋の明治村第3回は、人がいる風景を中心にお送りします。 といっても、ほとんど小学生ばかりなんだけど。 明治村を訪れる小学生たちは、おそろいの帽子をかぶっている。特に黄色が多い。私たちの頃は、こんな帽子はなかった。あったのは体育のときの赤白帽だけだ。当時は野球帽が流行っていて、男子はそれぞれファンのチームの帽子をかぶっていた。今はもう、野球帽をかぶっている子供とかはほと...

    2011/11/25

    美術館・博物館(Museum)

  • 秋の明治村 <2>

    SONY α55 + TAMRON 10-24mm f3.5-4.5 / 50mm f1.4 秋の明治村風景2回目は、紅葉縛りから解放された写真を。 今回のテーマは、秋の静けさ。 小学生たちが帰っていった午後3時以降のものが多い。やつらがいなくなった明治村は、火の消えたようになってしまうのだった。 人が写っていない。まるで無人の明治村で撮っていたみたいだ。 次回は人がたくさん出てきます。 つづく。...

    2011/11/24

    美術館・博物館(Museum)

  • 東山動物園の小ネタ

    SONY α55 + SIGMA APO 170-500mm f5-6.3 東山動物園で撮った動物たちの写真を少し。 撮ったのは11月のはじめで、季節感はあまり関係ないとはいえ、ちょっと気になっていたので、ここで出しておくことにした。 東山動植物園の年間パスポートも、この前期限切れになった。今年はがんばって20回通って、念願の動植物園ガイドブックをもらった。 これは東山で撮られた写真を使った解説本なので、とても便利で役に立つ。メモ撮りし...

    2011/11/24

    動物園(Zoo)

  • 秋の明治村 <1>

    SONY α55 + TAMRON 10-24mm f3.5-4.5 / 50mm f1.4 紅葉の明治村を撮りにいってきた。 前回からひと月も経たずに再訪したのには理由がある。来年の明治村フォトコンに応募するための写真を撮るのが目的だった。 今年のフォトコンは落選して、その通知葉書が一回入村無料券になっていたので、行ったというのもある。 今回の応募数は1,000点ちょっとだったそうだ。展示されていた入選の写真を見て、明治村フォトコンをきちんと理...

    2011/11/23

    紅葉(Autumn leaves)

  • 瀬戸モノクローム <3>

    SONY α55 + MINOLTA 50mm f1.4 瀬戸モノクローム、今回の3回目が最終回となる。 また町並みの風景に戻る。 モノクロ向きの被写体は限られていて、瀬戸はモノクロがよく似合うところだから、また撮りにいきたい。 瀬戸といえば、12月10日から、「陶のあかり路」イベントが今年も開催される。これは必ず行くことになる。...

    2011/11/23

    モノクロ(Monochrome)

  • 瀬戸モノクローム <2>

    SONY α55 + MINOLTA 50mm f1.4 瀬戸モノクローム、第2回。 今回は、過ぎ去りし日、崩れゆくものというテーマで。 すべては終わりへと向かっている。 新たな始まりのために。...

    2011/11/22

    モノクロ(Monochrome)

  • 近所の秋の小ネタ二つ

    SONY α55 + MINOLTA 50mm f1.4 小ネタを二つ、あわせてニコイチ小ネタでお送りする今回、前半は平和公園編、後編は明徳公園編で、ここ数日の風景だ。 どちらも紅葉スポットではないものの、秋の色が深まってきている。 公園横の並木も、かなり色づいていた。 休日の平和公園は、寒くなっても親子連れなどの行楽スポットになっている。お墓に囲まれながらお弁当を食べている風景は、いつ見てもちょっと不思議に思えるのであった...

    2011/11/22

    紅葉(Autumn leaves)

  • 瀬戸モノクローム <1>

    SONY α55 + MINOLTA 50mm f1.4 白と黒、光と影が描く、瀬戸の町並み。 モノクロだからこそ、見えてくるものもある。...

    2011/11/21

    モノクロ(Monochrome)

  • 興正寺フライング紅葉情報

    SONY α55 + MINOLTA 50mm f1.4 まだきっと早いだろうなと思いつつ、日曜日に八事山興正寺へ紅葉を撮りにいってきた。 案の定というか、予想以上に紅葉は進んでいない。まだ全然だ。用意ドンの前の位置についての時点でフライングしてしまったくらい早すぎた。 ここ数日、かなり冷え込んできたから、この先は加速していくのだろうけど、見頃は来週末とかになるのだろうか。 参道脇の工事が終わり、車では入っていけなくなってい...

    2011/11/21

    紅葉(Autumn leaves)

  • 牧野ヶ池緑地へ

    SONY α55 + MINOLTA 50mm f1.4 / 100-300mm f4.5-5.6 APO ちょっと用があって、牧野ヶ池緑地へ行ってきた。 牧野ヶ池のいつもの場所で、少しだけ写真を撮った。 スイレンのところも、すっかり冬景色になっていた。 昼間は暖かかったけど、風が強くて、水辺は寒かった。 水面も暴れるように波を打っていた。 日陰の水は、冬の冷たさを思わせる青だった。 池の水も、季節を映す鏡だ。 桜並木も、葉を落としながら紅葉してい...

    2011/11/20

    フォトコン・写真(Photo Contest)

  • 普通のサタデー料理

    PENTAX K-7 + FA 50mm f1.4 紅葉がもう一歩進まず、今週末もまだ見頃にならなかった。日曜はよく晴れて、土曜が雨だったので、料理は土曜日にした。 引き続き気分的には和食寄りだった。ただ、ちょっとあっさりしたメニューが続いたので、今週は少しだけ純和食から離れた。といっても、3品のうち2品は和食だったのだけど。「エビナス入り野菜炒め」 エビは下処理をして、カタクリ粉をまぶす。 ナスは塩水に5分つけてあく抜きを...

    2011/11/20

    料理(Cooking)

  • 秋の日差し

    SONY α55 + MINOLTA 50mm f1.4 / 100-300mm f4.5-5.6 APO 秋の日差しを浴びて、光を感じながら、カメラを持って近所を自転車行き。 そんな秋の夕方。...

    2011/11/19

    日常写真(Everyday life)

  • 美濃赤坂宿

    PENTAX K-7 + FA 50mm f1.4 過去ネタの在庫がまだ少し残っている。ひまわりを撮りにいったときの大垣もその一つで、美濃赤坂編を放置したまま、時が流れてしまった。もう遠い過去に思える夏の旅だ。 この日はレンタサイクルでの散策だった。養老鉄道の東赤坂駅をあとにして、東海道本線の美濃赤坂駅を目指す途中、趣のある通りに出た。 このときは、これがどんな道なのか、よく知らなかった。中山道の赤坂宿があったところだと...

    2011/11/19

    名所/旧跡/歴史(Historic Sites)

  • モリコロの紅葉は見頃まであと一歩

    SONY α55 + MINOLTA 50mm f1.4 / TAMRON 90mm f2.8 + C-PL 紅葉情報によると、モリコロパークが見頃マークになっていたので、ちょっと様子を見に行ってきた。 ここはそれほどの紅葉名所というほどのことはなく、かえで池の周囲に紅葉する木々がある程度なので、毎年それほど過大な期待をしてはいない。ただ、近場ということもあって、なんとはなしに毎年撮りに行ってしまう。見ると、そうだよね、これくらいだよねと、がっかりす...

    2011/11/18

    紅葉(Autumn leaves)

  • 城北線沿線を自転車でいく <後編>

    SONY α55 + MINOLTA 50mm f1.4 / Tamron 90mm f2.8 城北線沿線風景の後編は、終点の枇杷島駅近くからの再開となる。 小田井駅から西へ進んだ城北線は、新川を越えて、尾張星の宮駅を回り、南下しながら東に進路を変え、再び新川を渡る。二度目の新川通過も、撮影ポイントの一つだ。 ここは東海道本線、東海道新幹線も平行して走っている。 鉄橋の下に道路があるのだけど、橋をくぐるとき、頭の上すぐに線路がある。乗り出すま...

    2011/11/18

    鉄道(Railroad)

  • 紅葉間に合わず秋のどうだん亭

    SONY α55 + MINOLTA 50mm f1.4 秋のどうだん亭一般公開が、12日から始まった。 今年は紅葉が遅れているから、なるべく最後の方で行こうと思っていたのだけど、明日から週末にかけて天気が崩れそうということで、今日行ってきた。公開日は今週末20日、日曜日までとなっている(10-16時)。 去年の秋に初めて行って、春のドウダンツツジの花を見て、今回が3回目となった。 紅葉の進み具合は案の定、遅れている。それも思ったより...

    2011/11/17

    紅葉(Autumn leaves)

  • 東山動物園ノスタルジー <2>

    SONY α55 + MINOLTA 50mm f1.4 動物園風景の続きを。 子供の頃、親に連れられて東山動物園にやってきて、大きくなってデートで訪れ、結婚して子供を連れてきて、年を取って孫と一緒に来る。 それが、名古屋人と東山動物園との幸福な関係と言えるのではないだろうか。...

    2011/11/17

    モノクロ(Monochrome)

  • 東山動物園ノスタルジー <1>

    SONY α55 + MINOLTA 50mm f1.4 50mmで撮る動物園の風景。 この日は最初からモノクロで撮ると決めていた。 50mmだけで動物園を撮るのは初めての試みだった。いつもとは違う視点で、別のものが見えた。 ...

    2011/11/16

    モノクロ(Monochrome)

  • ミスせともの ~小野さん編

    SONY α55 + TAMRON 90mm f2.8 Di ミスせともの撮影会の続きをもう少し。小野汐 帆美さん専属のように撮らせてもらっていたので、写真がたくさんある。せっかくなので、よさげなのを載せておきたい。 小野さんの没写真確率は本当に低いので驚く。だから、写真のセレクトが難しくもあり、簡単でもある。 今回は、撮影順に写真が並んでいる。 今回の参加者は100名ほどだったそうだ。 春はもっと増えるかもしれない。 次回も私は...

    2011/11/16

    人物/ポートレイト(Portrait)

  • 東山植物園の秋進む

    SONY α55 + TAMRON 90mm f2.8 Di 夏の置き土産。 ひょっとすると、夏に撮ったのと同じやつかもしれない。葉っぱの感じが変わっていたから、まったく違う印象になった。色も光も違う。 これも10日ほど前の写真なので、季節ものとしてはネタが新鮮ではない。今頃は季節がもう一歩、二歩、進んでいるはずだ。 ウチワカエデというネームレートがかかっていたような気がする。 この日は曇天。 日差しはなく、光の支援は受けられな...

    2011/11/15

    花/植物(Flower/plant)

  • 城北線沿線を自転車でいく <前編>

    SONY α55 + MINOLTA 50mm f1.4 / Tamron 90mm f2.8 これも少し古いネタになってしまったのだけど、10月のはじめに城北線沿いを始点から終点まで自転車で走ってきた。 城北線はローカル線というよりもマイナー路線だ。利用客や沿線沿いの住人以外で、市内を非電化一両編成の列車が走っていることを、普段から意識している名古屋人は少ないと思う。そもそも、名古屋市内で非電化路線があること自体知らないかもしれない。 春日井...

    2011/11/15

    鉄道(Railroad)

  • 2011年秋のミスせともの撮影会 ~定光寺

    SONY α55 + TAMRON 90mm f2.8 Di 今年もミスせともの撮影会に参加させていただいた。 去年2010年度のミスせともの撮影会に2度行って、今回が3回目となった。 会場は去年の岩屋堂から定光寺に移された。 今年2011年度のミスせとものも当たり年だった。というか、写真で見ても毎年ミスせとものは地方ローカルのミスとしてはかなりレベルが高いと思う。朝日放送に入社した角野友紀さんもいる。 ミスせとものは、夏に行われるせと...

    2011/11/14

    人物/ポートレイト(Portrait)

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祖父江にイチョウを撮りにいったけれど

紅葉(Autumn leaves)
祖父江-1




 毎年、イチョウが黄葉する季節になると、中日新聞の一面に黄色く染まる祖父江町の空撮写真が掲載される。それはなかなかに感動的な光景で、いつか一度行かなくてはいけないと思いつつ、歳月が流れた。
 そもそも、祖父江ってどこだっけ? というくらいこれまで祖父江とは無縁で過ごしてきた。今回行くことになって初めて稲沢市だということを知ることになった。かつてあった中島郡祖父江町は、2005年に平和町とともに稲沢市に編入された。
 最寄り駅は、名鉄の山崎駅になる。尾西線はのんびりしたローカル線の風景だ。線路沿いからイチョウが出迎えてくれる。
 今年はイチョウの黄葉も遅く、いまだ黄色く染まりきらないという情報は得ていた。今年はこんなパターンがずっと続いている。祖父江のイチョウも、なるほど、見頃にはまだ一週間くらい早い感じだった。
 モミジならグラデーションもきれいだけど、イチョウは緑色が残っているとあまりきれいではない。



祖父江-2

 駅から西へ歩き出してすぐのところに、祐専寺というお寺がある。ここは有名で、祖父江のイチョウといえばこのお寺が紹介されることが多い。
 染まり具合としては、あと一歩といったところだった。
 手前の空き地が黄葉まつりの会場になっていて、ギンナンなどが売られていた。



祖父江-3

 祐専寺がイチョウのスポットだということは予習していたものの、それ以外にどこへ行けばいいのかがよく分からなかった。町中がイチョウだらけという話だったのだけど、歩いてみた感想としては、想像したほどイチョウづくしというほどでもなかった。もっと黄葉が進めば、イチョウの存在感も増すのだろうけど。
 とりあえず適当にそこらを歩き回ってみることにした。最終的には木曽川沿いのワイルドネイチャープラザまで歩いていくことを予定していた。



祖父江-4

 菜の花だろうか。



祖父江-5

 祖父江はギンナンの生産日本一ということで、イチョウ畑があちこちに点在している。街路樹として植えられているのとは違う。あくまでもギンナンを生産することが目的だ。
 ギンナンは勝手に落ちてくるから拾おうと思えば拾える。それを道ばたなどでも500円とかで売っていることが、ちょっと面白く感じられた。落ちているものを買うというのもやや釈然としない気もするけど、「落ちているギンナンを拾うな」と注意書きがあったりする。畑に落ちているものを拾えばそれはいけないのは分かるけど、たとえば道ばたに転がっているギンナンは誰のものなんだろう。



祖父江-6

 今週末でもまだちょっと早いくらいかもしれない。



祖父江-7

 これまで人が言うほどギンナンの臭いは気にならなかったのだけど、あれだけギンナンまみれとなると話は別で、初めてギンナンの臭いにまいったと思った。かなり強烈で、あの臭いが苦手な人にはけっこう厳しいかもしれない。



祖父江-8

 犬の嗅覚でギンナンは大丈夫なんだろうかと心配になった。祖父江の犬は慣れっこで平気になっているのだろうか。臭いに関する感覚が人間と犬では違うということか。



祖父江-9

 民家の庭にも、イチョウがあるところが多い。



祖父江-10

 川沿いは、桜並木の代わりにイチョウ並木になっている。



祖父江-11

 空撮はできないからせめて高いところから祖父江の町を俯瞰したいと思ったのだけど、祖父江には公共の高い建物がない。
 少しだけ見えたのは、木曽川の堤防の上からだった。
 これだけイチョウを売りにしている町なのだから、どこか見晴らしのいい場所に観光用の展望台を作って欲しい。本格的なタワーなどでなくても、10メートルくらいのものでも、観光客にとっては嬉しい。



祖父江-12

 結局、これといったイチョウポイントを見つけることができず、ほどなくして町撮りに興味が移っていった。さびれ具合に惹かれるものがあって、私としてはそちらを撮る方が楽しくなってしまった。
 イチョウについては、ちょっと保留ということにしたい。来年以降、しっかり染まって落葉が始まった時期に再訪したいと思う。
 

学びの森のイチョウ並木の黄葉を撮りにいく

紅葉(Autumn leaves)
学びの森-1




 寂光院で紅葉を撮ったあと、モンキーパークでお猿さんを撮り、更に岐阜県各務原市まで足を伸ばした。
 目的はここ、学びの森でイチョウ並木を撮ることだった。
 到着したのが、ちょうど小学生たちの下校時間だった。


学びの森-2

 早朝の神宮外苑で見たイチョウ並木があまりに鮮烈だったから、比べてしまうとどこもたいしたことないと思ってしまう。
 けど、ここはなかなか悪くなかった。いや、かなりいい。
 時期的にはまだ少し早くて、時間帯も夕方で、光も差していないということで、条件はよくなかったものの、日が昇り始めた朝なら、もっといいのが撮れるはずだ。
 イチョウ並木は落ち葉絨毯とセットになることで風景としての美しさを増す。



学びの森-3




学びの森-4

 かつて岐阜大学の農場があったところで、跡地を公園として整備したのが、2005年のことだそうだ。
 学びの森という名前は、そこから来ているらしい。
 大学時代からあった大イチョウがシンボルツリーとなっている。これはまだ色づき始めたばかりといったところだった。




学びの森-5

 ちょっと気恥ずかしい名前のここは、冬ソナストリートという。
 メタセコイヤ並木が韓国ドラマ「冬のソナタ」の舞台となった本家、春川市ナミソムの並木道を連想させることから名付けられたらしい。
 地元で勝手にそう呼んでいるとかいうものではなく、各務原市は2003年に韓国春川市と姉妹都市になり、翌年1周年を記念してナミソムの並木道と姉妹提携をした。つまりここは、本家公認の冬ソナストリートなのだ。吉良町の吉良ワイキキビーチと同じパターンだ。
 しかし、メタセコイヤ並木道は60メートルと、ちと短い。ゆっくり歩いてもすぐに終わってしまう。全力で走れば8秒で通過だ。
 名前に惹かれて喜んで見にいくとがっかりしてしまうかもしれない。
 私は観てないけど、NHKドラマ「恋するキムチ」の舞台となったらしいので、番組を観た人なら写真で分かるだろうか。


学びの森-6

 写真を撮っていたら突然、電気が点灯して驚いた。
 イルミネーションの試験点灯をしていたようだ。
 12月3日からイルミネーションが始まるそうで、今年はイチョウの落葉が遅いから、いつもの年とは違った並木イルミネーションになるんじゃないかと思う。



学びの森-7

 公園のすぐ横を、JR高山本線と名鉄が平行して走っている。
 粘ればJRと名鉄がすれ違う瞬間が撮れそうな気がする。



学びの森-8

 夕方になって、人が増えてきた。イルミネーション工事の作業も続き、登場人物を整理しきれなくなった。



学びの森-9

 日没が近づき、暗くなってきたところで終わりにした。
 状況がよければもう少しいいのが撮れたのにというもどかしさを抱きつつ、来年以降のお楽しみとしたい。また寂光院とセットにしてもいい。
 

6年ぶりの犬山寂光院

紅葉(Autumn leaves)
寂光院-1

SONY α55 + MINOLTA 50mm f1.4



 毎年、紅葉の季節になると、今年こそは犬山の寂光院へ行こうと思いつつ、遠いし、混むし、やっぱりやめておこうとなり、それを繰り返していた。前回行ったのは2005年のことだ。
 今年は鉄道で行こうと決めたら、案外すんなり行くことができた。まあ、犬山遊園駅から本堂まで歩いて40分くらいかかったのだけど。
 尾張のもみじ寺としてよく知られる寂光院は、1300年以上の歴史を持つ古いお寺だ。尾張最古刹ともいわれている。
 人気のあるところなので、遠くから観光バスもやってきて、なかなかの賑わいを見せる。週末は駐車待ちと渋滞が大変なことになる。
 久々に訪れた寂光院は、特に変わった様子もなく、記憶にあるままだった。6年という歳月は、決して短いものではないけれど。


寂光院-2

 ネットの紅葉情報では、愛知県内で最後まで見頃のマークにならず、昨日あたりの情報でもまだまだ早いとあったので、過大な期待はしていなかった。到着してみると、案の定な状態だった。
 寂光院を紅葉の季節に訪れるのはこれで三度目になる。今まで一度もいいタイミングに当たったことがない。
 ここは見極めが難しく、階段を上った本堂前は見頃でも階段のところはまだ全然だったりする。階段のところに合わせて訪ねると、本堂前はすっかり終わっていることになる。どのタイミングを寂光院の見頃とするかは、判断が分かれるところだ。
 落ち葉が敷き詰められた石段を、早朝に訪れたいというのが長年の念願になっている。


寂光院-3

 千体観音も、モミジ色に染まる。


寂光院-4

 本堂前も、微妙な感じだった。見頃のような、まだ早いような、逆にもう遅いような。
 紅葉を一番いいタイミングで撮るには、毎日通うしかない。ネットの情報はリアルタイムに近いといっても、やはり自分の目で確かめないと実際のところは分からないものだ。


寂光院-5



寂光院-6



寂光院-7

 寂光院がすごく古いお寺という感じがしないのは、お堂が新しいからというのがある。本堂は明治に再建されたものを昭和に修繕している。
 賑わっているときに訪れているせいもあるだろうか。境内の雰囲気もひなびた感じがない。


寂光院-8

 展望台から南を見渡す。
 寂光院の建つ場所の高さが分かる。


寂光院-9



寂光院-10



寂光院-11



寂光院-12



寂光院-13



寂光院-14

 寂光院の見頃は、いつになるのか、ちょっと分からない。12月にずれ込むことは確実で、今週末ちょうどよくなるのかどうか判断がつかない。
 個人的には紅葉よりも寂光院を再訪できたことを喜んだ。ずっと気になっていた。
 これが最後になるわけでもないだろうから、またそのうち訪れればいい。いつかぴったりなタイミングの年もあるだろう。

ちょっと名古屋空港まで

飛行機(Airplane)
名古屋空港行き-1

SONY α55 + TAMRON 10-24mm f3.5-4.5



 先週、ちょっと名古屋空港へ行ってきた。
 今年は小牧の航空祭に行けなかったので、飛行機を撮りたい気分が高まっていた。セントレアは気軽にひょいと行ける距離ではない。小牧なら自転車で行ける。
 途中、細木公園に少しだけ寄っていった。誰もいない公園。なんだか世界から取り残されたような気分になる。


名古屋空港行き-2

 以前、車で小牧方面へ行くとき、いつも細木公園の横を通っていた。紅葉の季節は公園の木々が色づいていて、ずっと気になっていた。
 自転車ならすぐにとめて撮ることができる。けど、いざ撮ろうとすると、風景が雑然としていて、あまりよい被写体ではないことに気づく。どうにもまとめようがなかった。


名古屋空港行き-3

 八田川にたくさんのサギたちが集まっていた。コサギとダイサギが混じっていたかもしれない。
 15羽以上いた。一ヶ所にこんなにサギが群れているところを見るのは初めてだった。


名古屋空港行き-4

 低いところを飛行機が飛んでいる。これぞ小牧の空といった風景だ。
 セントレアができるまでは、ジャンボとかもこの低さで街の上を飛んでいた。


名古屋空港行き-5

 セントレア以降、JALも名古屋空港から撤退してしまい、今はFDAだけが飛んでいる。
 頻繁に通るのは自衛隊機のみ。


名古屋空港行き-6

 着陸滑走路の手前下。
 思っている以上にスピードが速く、広角レンズでも捉えるのが難しい。


名古屋空港行き-7

 待っていてもなかなか来ないので、場所を移動していたら、数少ない貴重なFDA機が来てしまった。


名古屋空港行き-8

 小型機では面白くない。
 日没ですっかり暗くなった。


名古屋空港行き-9

 ヘリコプター撮りも、今ひとつ楽しくない。


名古屋空港行き-10

 この交差点で撮るのもいい。


名古屋空港行き-11

 また出直しだ。

脱和食サタデー

料理(Cooking)
サタデー1

PENTAX K-7 + FA 50mm f1.4



 紅葉シーズンまっただ中の今、のんきにサンデー料理などしている場合ではなかったのだけど、土曜日は出かけられなかったので、料理は一日前倒しでやった。日曜は紅葉とはまったく無関係の鈴鹿サーキットだったのだけど。
 気分的に和食を抜け出して、もう少し濃いめの料理が食べたくなった。和食といえば和食と言えなくもない3品は、こんな感じに仕上がった。


サタデー2

「鯛の蒸し焼き甘酢あんかけ」
 鯛は塩、コショウ、酒を振って、タジン鍋で蒸し焼きにする。
 酒、みりん、しょう油、酢、白だし、ショウガ、砂糖、塩、コショウ、刻みネギを煮立たせ、水溶き片栗でとろみをつける。
 鯛自体はあっさりしているから、濃いめのあんがちょうどいい。


サタデー3

「ナスのフライ ツナマヨソースがけ」
 ナスは塩水に5分つけて、あく抜きをする。
 よく水気を拭いて、小麦粉、卵、パン粉とつけて揚げる。
 油切りしたツナ缶、タマネギの刻みをオリーブオイルで炒め、酒、みりん、中華だし、砂糖、塩、コショウ、からし、マヨネーズ、とろけるチーズで味付けをする。
 体にはよさそうではないけど、美味しいのは間違いない。


サタデー4

「イカ入り和風カレー風味野菜煮込み」
 イカの下処理をして、酒、みりん、だしの素、水でさっと軽く湯がいて、取り出す。
 イカは煮込むと固くなるので、最初はだしを取る程度にとどめる。
 米ぬかで下茹でしたダイコン、ニンジンをだし汁に入れて煮込んでいく。
 あく取りをして、白菜を加え、アルミホイルの落とし蓋をしたら弱火にする。
 いったん冷ましたあと、イカを戻して、白だし、カレー粉、塩、コショウ、唐辛子で味付けする。
 イカはやはり味に存在感があって、入れるとずいぶん変わる。今回はカレー風味していて、これもよく合った。

 緑色不足は相変わらずだったけど、全体の出来は悪くなかった。
 気づけば11月も今週が最後だった。残すは12月だけになった。あと4回、さて、何を作ろうか。

観音堂なき永保寺の秋

紅葉(Autumn leaves)
永保寺-1

SONY α55 + TAMRON 10-24mm f3.5-4.5



 多治見の永保寺と修道院を訪ねるのは、2年ぶりだった。まだ車に乗っていた頃で、ちょうど11月終わりの紅葉の季節だった。
 列車と歩きで行ったのは初めてで、ちょっとした発見もあった。並んだ石仏も、車で行っていたときは知らずに通り過ぎていた。


永保寺-2

 西参道から入って、東参道から出た。
 参道に一歩踏み入れると、ふっと空気が変わる感じがする。
 ここは臨済宗の古刹で、禅寺らしい凛とした雰囲気を持っている。


永保寺-3

 枯れ葉の参道と竹林。


永保寺-4

 境内に入ってすぐ、がっかりすることになった。
 国宝の二つのお堂、観音堂と開山堂の両方ともが修理中で覆いをかぶっていた。知らなかったから、余計にがっかり感が大きかった。
 こうなってしまうとせっかくの庭園風景も台無しになってしまう。
 国宝だから、大きく姿が変わるようなことはないだろうけど、新しくなってしまわないかちょっと心配にもなる。以前の威風堂々として枯れた姿が好きだった。修理が済むまでどれくらいかかるのだろう。


永保寺-5

 2003年に火事があって、本堂や庫裡などが全焼した。
 おととし訪れたときはまだ再建中だった本堂が、完成していた。真新しくてピカピカだ。
 本堂はもともと国宝ではなかった。


永保寺-6

 大イチョウも、永保寺を訪ねるときの楽しみの一つになっている。
 黄葉が完了するまでもう一歩といったところだった。


永保寺-7

 火事のときに、この大イチョウも半分くらい焼けた。
 なんとか生き残ったものの、一番よかったときの姿からは遠いものになっている。
 それでも、今年もまたたくさんの葉をつけて、黄葉していた。


永保寺-8

 紅葉はちょうど見頃だった。少し盛りは過ぎていたかもしれない。
 例年ならもう終わっている時期なのに、多治見も今年は遅れたようだ。


永保寺-9

 土岐川の流れ。


永保寺-10

 ここは山に囲まれた谷にあるので、午後の早い時間に日が陰ってしまう。


永保寺-11

 タイミングとしてはちょうどよかったから、紅葉と観音堂との組み合わせで撮りたかった。それが撮れなかったのは、残念だった。
 今度はお堂の修理が済んだら行くことにしたい。

愛岐トンネルから定光寺-多治見へ

名所/旧跡/歴史(Historic Sites)
愛岐トンネル2-1

SONY α55 + TAMRON 10-24mm f3.5-4.5 / 50mm f1.4



 愛岐トンネルの写真がまだ残っていたので、もう少し。


愛岐トンネル2-2

 トンネルの中はバラストが敷き詰められた状態のままで、とても歩きづらいし、靴が汚れるのでご注意を。


愛岐トンネル2-3



愛岐トンネル2-4



愛岐トンネル2-5

 ところどころ光っているのは、水が漏れ入ってきている場所だ。
 上から水滴がポタポタ落ちてくるところもたくさんある。
 それでも、長い歳月、崩れもせず形を保っている煉瓦トンネルというのはなかなかのものだ。


愛岐トンネル2-6



愛岐トンネル2-7

 帰り道。


愛岐トンネル2-8

 定光寺の駅が相当高い場所にあることが分かる。
 ここまで漕いできた自転車を置いて、中央線の列車で多治見に移動した。


愛岐トンネル2-9

 快速は停車しない。


愛岐トンネル2-10

 上りも下りも狭いホーム。
 名古屋方面行きは、大変な賑わいだった。


愛岐トンネル2-11

 普段は無人駅の定光寺駅も、この期間だけは駅員がたくさん応援にやってくる。
 ちょっと驚いたのは、券売機がないことだ。切符はどうすればいいのか訊ねたら、降りた駅で申告して払ってくださいとのことだった。それで問題ないのだろうかと、やや疑問に思いつつも、多治見の改札を出るときに定光寺からと言って乗車賃を払ったのだった。


愛岐トンネル2-12

 多治見での目的は、永保寺と修道院を撮ることだった。
 駅から永保寺までは少し距離があって、参道入り口まで30分ほどかかった。修道院までだと45分くらいかかる。


愛岐トンネル2-13

 これは帰り道の写真。
 永保寺編は回を改める。


愛岐トンネル2-14

 とりあえず今回はここまで。
 引き続き永保寺編に移ります。

愛岐トンネル秋の一般公開

名所/旧跡/歴史(Historic Sites)
愛岐トンネル-1

SONY α55 + TAMRON 10-24mm f3.5-4.5 / 50mm f1.4



 去年に続いて今年も愛岐トンネルに行ってきた。
 かつて中央線が走っていた廃線のトンネル跡を歩こうというもので、今年で8回目となった。年々知名度も上がり、訪れる見学者の数も増えている。毎年春と秋の2回、一般公開され、この秋は23日から27日までとなっている。
 今年は紅葉が遅れているからその点では期待できなかったものの、去年撮りきれなかったトンネル風景をもう一度撮り直すつもりで出向いていった。


愛岐トンネル-2



愛岐トンネル-3



愛岐トンネル-4



愛岐トンネル-5



愛岐トンネル-6

 紅葉はまだ全然だった。すぐ近くの定光寺は見頃を迎えているというのに、ここは遅い。最近の冷え込みをもってしても、週末までには間に合いそうにない。
 去年はいいタイミングだった。今年はどこも一週間くらい遅れている。
 隠れた紅葉名所ではあるけど、今年に関してはあきらめるしかなさそうだ。


愛岐トンネル-7

 竹林で笛を吹く横笛アーティスト。
 趣味で吹いてるおじさんではない。


愛岐トンネル-8

 一部紅葉しているところはある。


愛岐トンネル-9

 愛岐トンネル名物となりつつある愛知県一とされる大モミジ。
 やっと色づき始めたところで、紅葉するのはまだ少し先になりそうだ。


愛岐トンネル-10



愛岐トンネル-11



愛岐トンネル-12

 紅葉は撮れなかったけれど、目的のトンネルはまずまず撮れたので、満足した。
 来年もまた行くことになりそうだ。

秋の明治村 <3>

美術館・博物館(Museum)
秋の明治村3-1

SONY α55 + MINOLTA 50mm f1.4



 秋の明治村第3回は、人がいる風景を中心にお送りします。
 といっても、ほとんど小学生ばかりなんだけど。


秋の明治村3-2

 明治村を訪れる小学生たちは、おそろいの帽子をかぶっている。特に黄色が多い。私たちの頃は、こんな帽子はなかった。あったのは体育のときの赤白帽だけだ。当時は野球帽が流行っていて、男子はそれぞれファンのチームの帽子をかぶっていた。今はもう、野球帽をかぶっている子供とかはほとんど見かけない。


秋の明治村3-3

 叫んだり、走ったり、おしゃべりをしたり、笑ったり、とにかく小学生たちは無駄に元気だ。


秋の明治村3-4

 鐘を見つけると駆け寄っていって、力任せに乱打する小学生男子女子。
 明治村中に鐘の音が響き渡って休まるときがない。


秋の明治村3-5

 お行儀よく並んだ靴。
 女子がいると、だいたいこういうことになる。
 しかし……。


秋の明治村3-6

 男子だけだと、こうなる。
 やつらは道場で走り回っていた。


秋の明治村3-7

 すれ違うとき、こんにちは! と、口々に大きな声で挨拶をしていった小学生たち。
 わりと嬉しかったりする。


秋の明治村3-8

 ワシがいるぞ! と騒いでいた小学生男子たち。
 トンビだけど、大人が子供の夢を壊すようなことを言ってはいけないと、黙っておいた。


秋の明治村3-10

 彼らもタイムスケジュールに追われているようで、今何時だとか、あと10分しかないとか、あそこをまだ見てないとか、ちょっと焦っている様子だった。
 明治村は広いし、大人でも3時間で回りきれない。欲張って全部見ようとすると大変だ。


秋の明治村3-11

 夕方、静かになった明治村。
 12月になれば、遠足もないんじゃないかと思うけど、どうなんだろう。
 私の次の明治村行きは、来年ということになりそうだ。

秋の明治村 <2>

美術館・博物館(Museum)
秋の明治村2-1

SONY α55 + TAMRON 10-24mm f3.5-4.5 / 50mm f1.4



 秋の明治村風景2回目は、紅葉縛りから解放された写真を。
 今回のテーマは、秋の静けさ。
 小学生たちが帰っていった午後3時以降のものが多い。やつらがいなくなった明治村は、火の消えたようになってしまうのだった。


秋の明治村2-2



秋の明治村2-3



秋の明治村2-4



秋の明治村2-5



秋の明治村2-6



秋の明治村2-7



秋の明治村2-8



秋の明治村2-9



秋の明治村2-10



秋の明治村2-11



秋の明治村2-12

 人が写っていない。まるで無人の明治村で撮っていたみたいだ。
 次回は人がたくさん出てきます。

 つづく。

東山動物園の小ネタ

動物園(Zoo)
東山動物園-1

SONY α55 + SIGMA APO 170-500mm f5-6.3



 東山動物園で撮った動物たちの写真を少し。
 撮ったのは11月のはじめで、季節感はあまり関係ないとはいえ、ちょっと気になっていたので、ここで出しておくことにした。
 東山動植物園の年間パスポートも、この前期限切れになった。今年はがんばって20回通って、念願の動植物園ガイドブックをもらった。
 これは東山で撮られた写真を使った解説本なので、とても便利で役に立つ。メモ撮りしなくても、帰ってきてからガイドブックを見れば、動物の名前を調べることができる。たとえば上の写真でいうと、スマトラオランウータンのバランということが一発で分かる。解説によれば、オスでは日本国内最高齢だそうだ。

<追記>
 東山動物園ガイドブックを見てバランだと思ったら、実際はメスのアキだと教えていただいた。ありがとうございます。
 もう一度ガイドブックを見直したら、バランの名はなく、メスのアキとネオ、オスのピカのことしか書かれていない。前に見ていたのは古いガイドブックだったようだ。
 バランは2012年にこの世を去ったそうだ。
 また会いにいかないと。

 年間20回通うには、月に2回くらい行かないといけないから大変なのだけど、ガイドブックをもらうためにパスポートを買って通う価値はある。


東山動物園-2

 相変わらずとぼけた表情が魅力的なカピバラさん。
 特に何もしないけど、いるだけで心が和む。


東山動物園-3

 ボンゴはいつもこっちを見ていて、目が合う。
 森の貴公子と呼ばれる美しさは、残念ながら動物園の中では発揮されているとは言いがたい。
 でも、この生き物が好きで、動物園で会うことをいつも楽しみにしている。


東山動物園-4

 アクシスジカも、よくこちらをじっと見つめている。
 好奇心なのか、警戒心からなのか。
 カメラ目線で止まっていてくれるから、撮りやすい。彼らなら、幕末の写真機でも大丈夫だ。


東山動物園-5

 チャップマンシマウマの造形美に、自然の不思議を思う。


東山動物園-6

 駆けるシンリンオオカミ。


東山動物園-7

 高いところに登って、なにやら考え中のお猿さん。

 今回は写真少なめで。
 近いうちに植物園の紅葉を撮りにいくつもりでいる。
 動物園は、撮るものが少なくなった冬場の助けになる。

秋の明治村 <1>

紅葉(Autumn leaves)
明治村秋1-1

SONY α55 + TAMRON 10-24mm f3.5-4.5 / 50mm f1.4



 紅葉の明治村を撮りにいってきた。
 前回からひと月も経たずに再訪したのには理由がある。来年の明治村フォトコンに応募するための写真を撮るのが目的だった。
 今年のフォトコンは落選して、その通知葉書が一回入村無料券になっていたので、行ったというのもある。
 今回の応募数は1,000点ちょっとだったそうだ。展示されていた入選の写真を見て、明治村フォトコンをきちんと理解していなかったことに気づいた。明治村では毎年、フォトコンの入選作でカレンダーを作ってる。つまり、ここのフォトコンはカレンダーに使える季節の風景が選ばれるということだ。それだけではないのだけど、それがメインどころなのは間違いなく、それならそういう撮り方をしようじゃないかということで撮りにいったのだった。
 まあしかし、落選しても1,600円分の入村券がもらえるのと同じと思えば、送らない手はない。来年のフォトコンまではまだ1年近くあるから、それまでに何度か行くことになると思う。
 11月の紅葉風景はライバルが多いだろうから、人気のない季節が狙い目だ。2月なんかは人気薄でいいかもしれない。雪が積もれば、1月の写真は一気に応募点数が増える。


明治村秋1-2

 SL名古屋のりばの石段のところ。
 前回訪れたとき、紅葉の時期にも撮ろうと思っていた。
 概ね紅葉は完成したのだろうけど、今年は全般的にあまりきれいではない。鮮やかなが足りず、色がくすんでいる。どこへ行ってもあまり期待できない。


明治村秋1-3

 市電もすっかり静態保存状態になっている。
 明治村も入場者が減っているそうだし、経費削減ということかもしれない。


明治村秋1-4

 切符売り場もひと気がなく、静まりかえっている。歩くコースから外れているから、ここまで来る人の姿も少ない。


明治村秋1-5

 見頃といっても、全体の足並みがそろっているわけではなく、まだこれからのところもある。
 ピークはもう少し先になるのだろうけど、見頃に入ったのは間違いなさそうだ。


明治村秋1-6

 この日もやっぱり、小学生が満載だった。
 愛知県中から入れ替わり立ち替わり、毎日小学生の軍団がやってきているのだろうか。私が行く日がたまたま小学生とかち合うというには確率が高すぎる。いつ行っても小学生の集団がいるということは、毎日小学生がいるということではないのか。


明治村秋1-7

 前半は、紅葉縛りでずっと撮っていて、かなり苦戦した。この前しっかり撮ったばかりだったから、あらたに撮るものが少なかったというのもある。
 後半、超広角に交換してから、少し調子が出た。


明治村秋1-8

 そろそろ12月も近づいたということで、一部クリスマスモードになっていた。
 ここからは年末年始まで、一気に時間が加速していく。


明治村秋1-9

 チラリズム。


明治村秋1-10

 秋のキャンペーン中で、和服を着ていくと入村料が半額になる。
 明治村の風景には和服がよく馴染む。


明治村秋1-11

 森鴎外・夏目漱石邸。


明治村秋1-12

 庭のモミジ。
 漱石邸から西郷従道邸あたりが、一番の紅葉ポイントとなっている。
 ここのモミジは色もよくて、見応えがあった。


明治村秋1-13

 日本庭園の中。


明治村秋1-14

 従道邸のテラスから。


明治村秋1-15

 小学校外のモミジはまだあまり色づいていなかった。ここはいつも少し遅い。
 一部色づいた赤が、黒板に映り込んでいた。

 つづく。

瀬戸モノクローム <3>

モノクロ(Monochrome)
瀬戸モノクロ3-1

SONY α55 + MINOLTA 50mm f1.4



 瀬戸モノクローム、今回の3回目が最終回となる。
 また町並みの風景に戻る。


瀬戸モノクロ3-2b



瀬戸モノクロ3-3



瀬戸モノクロ3-4



瀬戸モノクロ3-5



瀬戸モノクロ3-6



瀬戸モノクロ3-7



瀬戸モノクロ3-8



瀬戸モノクロ3-9



瀬戸モノクロ3-10



瀬戸モノクロ3-11



瀬戸モノクロ3-12



瀬戸モノクロ3-13



瀬戸モノクロ3-14



瀬戸モノクロ3-15



瀬戸モノクロ3-16

 モノクロ向きの被写体は限られていて、瀬戸はモノクロがよく似合うところだから、また撮りにいきたい。
 瀬戸といえば、12月10日から、「陶のあかり路」イベントが今年も開催される。これは必ず行くことになる。

瀬戸モノクローム <2>

モノクロ(Monochrome)
瀬戸モノクロ2-1

SONY α55 + MINOLTA 50mm f1.4



 瀬戸モノクローム、第2回。
 今回は、過ぎ去りし日、崩れゆくものというテーマで。


瀬戸モノクロ2-2



瀬戸モノクロ2-3



瀬戸モノクロ2-4



瀬戸モノクロ2-5



瀬戸モノクロ2-6



瀬戸モノクロ2-7



瀬戸モノクロ2-8



瀬戸モノクロ2-9



瀬戸モノクロ2-10



瀬戸モノクロ2-11



瀬戸モノクロ2-12



瀬戸モノクロ2-13



瀬戸モノクロ2-14



瀬戸モノクロ2-15

 すべては終わりへと向かっている。
 新たな始まりのために。

近所の秋の小ネタ二つ

紅葉(Autumn leaves)
平和公園-1

SONY α55 + MINOLTA 50mm f1.4



 小ネタを二つ、あわせてニコイチ小ネタでお送りする今回、前半は平和公園編、後編は明徳公園編で、ここ数日の風景だ。
 どちらも紅葉スポットではないものの、秋の色が深まってきている。
 公園横の並木も、かなり色づいていた。
 休日の平和公園は、寒くなっても親子連れなどの行楽スポットになっている。お墓に囲まれながらお弁当を食べている風景は、いつ見てもちょっと不思議に思えるのであった。


平和公園-2

 平日の夕方は、隣の高校生たちが部活のトレーニングに使っている。
 休日でも自主練をしている生徒がいた。
 昔はこんな階段をウサギ跳びさせられていたけど、今や時代は変わった。ウサギ跳びがダメなことに気づくのが遅すぎなんじゃないのかとも思う。


平和公園-3

 桜の園も、すっかり冬枯れ風景になっていた。
 ここの桜はどういうわけか、近所の桜よりも落葉が早い。今頃はまだ紅葉しているはずが、ほとんど葉が落ちてしまっている。


平和公園-4

 みなさん、好きこのんで走っている。
 今年はマラソンを撮りにいこうと思っている。3月の名古屋国際女子マラソンを撮りにいくつもりだったけど、震災で大会が中止になってしまった。来年の春には、名古屋でも初の大規模一般参加の名古屋ウィメンズマラソンが開催される。


本山-5

 八事に向かう途中の本山で。
 名古屋大学の構内。光と影の風景に心惹かれた。


本山-6

 南山近く。
 この日は風が強くて、落ち葉が盛大に舞っていた。


明徳公園-7

 ここからは明徳公園。
 小雨模様の夕方。


明徳公園-8

 枯れゆく葉と、紅葉。


明徳公園-9

 モミジ以外も紅葉することは知っていても、紅葉しているのが何の木かは分かっていない。
 最近、ハナミズキの紅葉がやっと分かった。


明徳公園-10

 ベンチと細道。


明徳公園-11

 竹林。


明徳公園-12

 池の周りも、少し秋色。


明徳公園-13

 近所の秋の小ネタ二つ。

瀬戸モノクローム <1>

モノクロ(Monochrome)
瀬戸モノクロ1-1

SONY α55 + MINOLTA 50mm f1.4



 白と黒、光と影が描く、瀬戸の町並み。
 モノクロだからこそ、見えてくるものもある。


瀬戸モノクロ1-2




瀬戸モノクロ1-3



瀬戸モノクロ1-4



瀬戸モノクロ1-5



瀬戸モノクロ1-6



瀬戸モノクロ1-7



瀬戸モノクロ1-8



瀬戸モノクロ1-9



瀬戸モノクロ1-10



瀬戸モノクロ1-11



瀬戸モノクロ1-12



瀬戸モノクロ1-13



瀬戸モノクロ1-14



瀬戸モノクロ1-15

興正寺フライング紅葉情報

紅葉(Autumn leaves)
興正寺-1

SONY α55 + MINOLTA 50mm f1.4



 まだきっと早いだろうなと思いつつ、日曜日に八事山興正寺へ紅葉を撮りにいってきた。
 案の定というか、予想以上に紅葉は進んでいない。まだ全然だ。用意ドンの前の位置についての時点でフライングしてしまったくらい早すぎた。
 ここ数日、かなり冷え込んできたから、この先は加速していくのだろうけど、見頃は来週末とかになるのだろうか。
 参道脇の工事が終わり、車では入っていけなくなっていた。これはいいことだと思う。せっかくいい景観の中に車が入っては、風景が台無しになってしまう。参道の灯籠も元の位置に戻して欲しいところなのだけど、もうそうしないのかもしれない。


興正寺-2

 わずかに紅葉した部分。紅葉度合いとしては、まだ2分程度といったところだ。


興正寺-3

 こんな感じ。


興正寺-4

 前も撮ったこの場所。なんとか形にしたいと再挑戦するも、もう一つしっくりこない。
 雪が積もったらまた撮りたい。


興正寺-5

 紅葉撮りは早々にあきらめて、興正寺の風景を撮ることに気持ちを切り替えた。


興正寺-6



興正寺-7



興正寺-8

 縁結びの樹。
 樹齢200年を超えるクロガネモチだそうだ。


興正寺-9



興正寺-10



興正寺-11

 小さな蓮池があって、社には弁財天を祀っている。
 こんなところがあるのは知らなかった。


興正寺-12

 龍神を祀る社も、初めて気がついた。
 興正寺は何かのイベントで行くことがほとんどで、何度も行っているのに知っているようで知らないことがまだありそうだ。


興正寺-13

 興正寺は行きも帰りもアップダウンがきつくて、自転車で行くにはあまり気乗りがしない場所だ。見頃になったらまた行きたいけど、気持ちが向かわない可能性が高い。
 紅葉の見頃は、桜と違って読みづらい。ネットの紅葉情報も、あまり当てにならない。運がよければ、今シーズン中にもう一度行けるチャンスがあるかもしれない。

牧野ヶ池緑地へ

フォトコン・写真(Photo Contest)
牧野が池-1

SONY α55 + MINOLTA 50mm f1.4 / 100-300mm f4.5-5.6 APO



 ちょっと用があって、牧野ヶ池緑地へ行ってきた。
 牧野ヶ池のいつもの場所で、少しだけ写真を撮った。
 スイレンのところも、すっかり冬景色になっていた。


牧野が池-2

 昼間は暖かかったけど、風が強くて、水辺は寒かった。
 水面も暴れるように波を打っていた。


牧野が池-3

 日陰の水は、冬の冷たさを思わせる青だった。
 池の水も、季節を映す鏡だ。


牧野が池-4

 桜並木も、葉を落としながら紅葉している。
 今年は紅葉するより前に葉がだいぶ少なくなってしまった。モミジもあまり期待できないかもしれない。


牧野が池-5

 牧野ヶ池緑地はモミジも少なく、紅葉スポットではない。それでも、駐車場のあたりなどは木々が赤や黄色に色づいてた。


牧野が池-6

 ハスの冬枯れ風景。


牧野が池-7

 渡り鳥たちがだいぶ増えていた。
 また500mmを持って撮りにいこう。


牧野が池-8

 うねる波に浮かぶカモたち。河口のような風景だった。


牧野が池-9

 用事というのはこれだった。公園フォトコンテストに入選したので、日曜に賞状と賞品を取りに来て欲しいと電話があり、出向いていったのだった。
 郵送でも、表彰式でもなく、賞状の個別手渡しというあたりがローカルフォトコンらしい。
 小幡緑地に応募した写真が一番可能性があると考えていて、一番可能性が低いと思っていた牧野ヶ池緑地で入選したのは、ちょっと意外だった。
 一位はモリコロパークの紅葉写真だった。被写体としてはモリコロが一番豊富に違いない。
 来年もあちこちの公園を巡って、何かいいのが撮れたら応募しよう。


牧野が池-10

 帰り道、夕暮れ空のブルーパープル・グラデーションがきれいだった。

普通のサタデー料理

料理(Cooking)
サタデー1

PENTAX K-7 + FA 50mm f1.4



 紅葉がもう一歩進まず、今週末もまだ見頃にならなかった。日曜はよく晴れて、土曜が雨だったので、料理は土曜日にした。
 引き続き気分的には和食寄りだった。ただ、ちょっとあっさりしたメニューが続いたので、今週は少しだけ純和食から離れた。といっても、3品のうち2品は和食だったのだけど。


サタデー2

「エビナス入り野菜炒め」
 エビは下処理をして、カタクリ粉をまぶす。
 ナスは塩水に5分つけてあく抜きをする。
 エビ、ナス、キャベツ、もやしを、ごま油で炒める。
 酒、みりん、しょう油、中華の素、砂糖、塩、コショウ、ラー油、白ごまで味付けをする。
 適度なとろみがついて味が全体に回った。


サタデー3

「鶏肉入りの水炊き風」
 ダイコンは米ぬか入りの水で湯がいてあく抜きをする。
 ニンジンも下茹でする。
 酒、みりん、白だし、水に、ダイコン、鶏肉、ニンジン、白菜、シイタケを入れ、最初は強火で茹でる。
 あく取りをして、アルミホイルの落とし蓋をしたら弱火にする。
 塩、コショウ、唐辛子で味を調える。
 しばらく煮込んでいったん冷まし、再加熱したらできあがりだ。


サタデー4

「くずし豆腐のしめじダレあんかけ」
 最初、揚げ出し豆腐にするつもりでいたのだけど、水切りをしていたら豆腐が崩れてしまい、できなくなった。仕方がないので、くずし豆腐にしたのだった。
 絹ごし豆腐で揚げ出し豆腐を作るときは、水切りを慎重にやらないといけないことが分かった。
 酒、みりん、しょう油、白だし、ショウガ、砂糖、唐辛子、塩、コショウ、白ネギの刻みを煮立たせる。
 しめじと豆腐を入れ、しばらく煮込む。
 水溶きカタクリ粉をまわし入れ、とろみをつける。
 刻んだ青ネギを乗せる。

 と、こんな感じで、今週も普通に作って普通に食べた。普通すぎて面白くないけど、自分が美味しく食べられればそれでよしかなと、最近は思うようになった。

秋の日差し

日常写真(Everyday life)
雨池から矢田川-1

SONY α55 + MINOLTA 50mm f1.4 / 100-300mm f4.5-5.6 APO



 秋の日差しを浴びて、光を感じながら、カメラを持って近所を自転車行き。


雨池から矢田川-2



雨池から矢田川-3



雨池から矢田川-4



雨池から矢田川-5



雨池から矢田川-6



雨池から矢田川-7



雨池から矢田川-8

 そんな秋の夕方。

美濃赤坂宿

名所/旧跡/歴史(Historic Sites)
美濃赤坂-1

PENTAX K-7 + FA 50mm f1.4



 過去ネタの在庫がまだ少し残っている。ひまわりを撮りにいったときの大垣もその一つで、美濃赤坂編を放置したまま、時が流れてしまった。もう遠い過去に思える夏の旅だ。
 この日はレンタサイクルでの散策だった。養老鉄道の東赤坂駅をあとにして、東海道本線の美濃赤坂駅を目指す途中、趣のある通りに出た。
 このときは、これがどんな道なのか、よく知らなかった。中山道の赤坂宿があったところだと知ったのは、帰ってきてからだった。
 赤坂宿というと、東海道五十三次で、豊川に同じ名前の宿場があった。大垣にあるのは中山道の赤坂宿で、区別するために美濃赤坂宿と呼ばれていた。
 江戸から数えて56番目の宿場で、本陣1、脇本陣1、旅籠17軒と、それほど大きな宿場町ではなかった。
 この土地はそれ以前から石灰や大理石が産出するところで、古くから町が形成されていた。その頃は、東北に青墓宿があった。
 その後、赤坂宿は杭瀬川の川港として発展していくことになる。
 皇女和宮が江戸に下る途中、ここ美濃赤坂宿で泊まることになり、宿場中は大慌てになったという逸話が残っている。 
 現在も、旧街道の名残をとどめていて、なかなか風情のある通りだった。自転車でさらっと通ってしまうのは惜しいくらいだった。


美濃赤坂-2

 かつて赤坂港があった場所に、なにやら歴史のありそうな洋館が建っていた。赤坂港会館という名前以外、このときは分からなかった。
 明治時代に、岐阜県の警察屯所として建てられたもので、この地に移築して保存しているそうだ。
 中は見学できそうにない感じだった。


美濃赤坂-3

 旧赤坂港も復元されたもので、往事の姿からは遠そうだった。
 杭瀬川はここから200メートルほど西を流れていて、揖斐川の本流だったのだとか。
 室町時代の大洪水で水路が大きく変わって、幅の狭い支流になってしまったらしい。
 それでも川港としては栄え、大正時代まで港が使われていたそうだ。


美濃赤坂-4

 赤坂本町駅跡の碑が建てられている。
 ホームの一部も残っている。
 昭和5年に開業した駅で、旅客専用駅だった。
 もともとこの線は、石炭などを運ぶ貨物用として敷かれたもので、のちに旅客の方がメインになっていった。
 国鉄初のガソリンカー(気動車)が走ったのが、この線だった。


美濃赤坂-5

 駅はなくなっても、石炭などを運ぶ貨物列車は走っているようだ。線路が錆びていない。


美濃赤坂-6

 貨物列車用と思われる踏み切りが見えている。


美濃赤坂-7

 町屋造の家屋がけっこう残っている。


美濃赤坂-8

 美濃赤坂駅の北の通り。


美濃赤坂-9

 美濃赤坂駅から北西に延びている線路は、もう使われていないようだ。


美濃赤坂-10

 ひまわり畑へ行く前に、美濃国分寺跡まで足を伸ばした。
 だだっ広い土地がそっくり残されている。奈良の平城京跡を思わせる。
 741年、聖武天皇の勅命で建てられた国分寺の一つで、 東西230メートル、南北250メートルの寺域を持ち、壮麗な伽藍が建ち並ぶ寺院だったという。
 背後には青野山があり、青野原と呼ばれる景勝地に美濃国分寺はあった。
 しかし、鎌倉時代にはすでに荒廃していたと伝わっている。
 現在の美濃国分寺は、江戸時代初期の1615年に再興されたものだ。
 美濃国分尼寺は、ここから西南1キロほどの場所にあったらしい。

 ようやく大垣編が終わってホッとしたけど、まだ夏のネタが少し残っているのだった。

モリコロの紅葉は見頃まであと一歩

紅葉(Autumn leaves)
モリコロ-1

SONY α55 + MINOLTA 50mm f1.4 / TAMRON 90mm f2.8 + C-PL



 紅葉情報によると、モリコロパークが見頃マークになっていたので、ちょっと様子を見に行ってきた。
 ここはそれほどの紅葉名所というほどのことはなく、かえで池の周囲に紅葉する木々がある程度なので、毎年それほど過大な期待をしてはいない。ただ、近場ということもあって、なんとはなしに毎年撮りに行ってしまう。見ると、そうだよね、これくらいだよねと、がっかりするような安心するような、腑に落ちる感じがする。
 今年に関していえば、やはり例年より遅れているようだ。まだ見頃というには少し早い。色づきの途中だ。それでも、グラデーションの美しさというなら、もう撮り頃になっている。葉が傷んでしまう前に撮った方が、きれいに撮れるというのはある。
 でも、モリコロに限らず、今年の紅葉はあまりきれいじゃない気がする。10月が暖かすぎた。


モリコロ-2

 一番のピークは、来週になるだろうか。紅葉の見頃というのも、見極めが難しい。光の加減や時間帯にもよっても、ずいぶん違う印象を受ける。


モリコロ-3

 午前中の順光で撮るとどんな感じになるのか見たことがない。今シーズン中にもう一度、午前に行ってみようか。


モリコロ-4

 橋のあるあたりが撮りどころになる。
 このときはいくら待っても橋の上に人が訪れることがなかった。
 代わりに、アオサギが飛んできてくれた。


モリコロ-5

 ミストが吹き出す日本庭園。モミジの色づきは鈍く、色がくすんでいた。


モリコロ-6

 人工的なミストながら、幻想的な風景になる。


モリコロ-7



モリコロ-8



モリコロ-9

 モリコロの紅葉はもう少し。でも、来週末では遅すぎる可能性が高いから、今週の日曜は狙い目かもしれない。土曜日の雨は、どうやら日曜にはあがりそうだ。

城北線沿線を自転車でいく <後編>

鉄道(Railroad)
城北線2-1

SONY α55 + MINOLTA 50mm f1.4 / Tamron 90mm f2.8



 城北線沿線風景の後編は、終点の枇杷島駅近くからの再開となる。
 小田井駅から西へ進んだ城北線は、新川を越えて、尾張星の宮駅を回り、南下しながら東に進路を変え、再び新川を渡る。二度目の新川通過も、撮影ポイントの一つだ。
 ここは東海道本線、東海道新幹線も平行して走っている。


城北線2-2

 鉄橋の下に道路があるのだけど、橋をくぐるとき、頭の上すぐに線路がある。乗り出すまでもなく線路に手が届く。ここを列車が通過したとき、どうなってしまうのだろうと心配になるほど近い。
 城北線ではなく、東海道本線のレールでもなさそうだ。貨物の線路とかだろうか。


城北線2-3

 枇杷島駅近くの城北線列車風景。
 立派な鉄道施設に対して、一両編成の列車は、なんだか頼りなく見える。
 今回の城北線沿線行きは、ここで終わりとなった。この続きは、列車に乗ってということにした。
 このあとは寄り道編となる。


城北線2-4

 名鉄の踏み切り待ちをしていてたら、パノラマスーパーが通過していった。
 後日、この列車の一番前の座席に座ることになるのだけど、その話はいずれ近いうちにしたい。


城北線2-5

 オーバークロスする東海道本線を、貨物列車が走っていった。


城北線2-6

 レトロ感の強い名鉄西枇杷島駅。
 傾いたような木造の駅舎に、新しい自動改札機がまったく馴染んでいない。


城北線2-7

 枇杷島橋から、東海道本線と新幹線を撮るというのも、この日の目的の一つだった。
 ほぼ西向きということで、夕焼け空や沈む太陽をバックに列車を撮ることができるポイントだ。


城北線2-8

 この日は90mmしか持っていなかったので少し遠いけど、望遠を持っていけば真横から障害物なしに新幹線が撮れる。


城北線2-9

 貨物も通る。


城北線2-10

 枇杷島橋の南を通る106号線に、歩道橋が架かっている。名城大学附属高校の北側だ。
 ここから新幹線を撮ると、名古屋駅のタワーをバックに持ってくることができる。
 平行の高さからタワー絡みで新幹線を撮れる場所は少ないはずだから、ここは貴重な撮影ポイントだ。
 残念ながら視界が開けている場所が狭く、構図的にはこの一点しか選べない。架線柱の処理も難しい。


城北線2-11

 東海道本線が一番向こう側になる。


城北線2-12

 下り大阪方面の700系。これが一番手前側。


城北線2-13

 一本奥が、名古屋駅に向かうN700系。
 次は望遠を持っていって、どう撮れるか確認したい。超望遠なら正面に近い角度で撮れるかもしれない。

 城北線は、土日祝日用のフリー切符(700円)があるから、とりあえず一回は乗っておきたい。全線高架だから、車窓から撮れる風景があるんじゃないかと思う。

紅葉間に合わず秋のどうだん亭

紅葉(Autumn leaves)
どうだん亭-1

SONY α55 + MINOLTA 50mm f1.4



 秋のどうだん亭一般公開が、12日から始まった。
 今年は紅葉が遅れているから、なるべく最後の方で行こうと思っていたのだけど、明日から週末にかけて天気が崩れそうということで、今日行ってきた。公開日は今週末20日、日曜日までとなっている(10-16時)。
 去年の秋に初めて行って、春のドウダンツツジの花を見て、今回が3回目となった。
 紅葉の進み具合は案の定、遅れている。それも思ったよりも進んでいない。明日から3日間でどこまで紅葉するだろう。
 場所は、瀬戸街道の大森霞ヶ丘交差点を北に進み、瀬戸電の線路を超えた先だ。そこまで行くと案内が出ていて、人も立っているので分かるはずだ。


どうだん亭-2

 全体に赤く色づいてはいるものの、まだくすんだ赤で、鮮やかな色になっていくのはこれからだ。見頃は一週間くらい先になるだろうか。
 ここ数日、朝晩はかなり冷えてきているから、この先は一気に進むのかもしれない。


どうだん亭-3

 光を浴びているところを撮れば、実際よりも色鮮やかに写る。
 去年は同じ時期でちょうどいいタイミングだった。


どうだん亭-4

 内装はかなり修理されているようだけど、土台となっているのは江戸時代中期、1723年に建てられた古い建物だ。
 岐阜県飛騨市にあった合掌造りの3階建てで、2階建てに改修されて、現在の地に移築された。


どうだん亭-5

 室内も少し撮って回った。


どうだん亭-6

 洒落た意匠の少ない質実剛健な建物ながら、昭和の名残がところどころに見て取れる。


どうだん亭-7



どうだん亭-9

 やはりこの家も、時の刻みを止めている。
 人が住んでいない家は、生活感がなく、時の積み重ねがない。人が出入りしているだけでは、止まった時は再び動き出さない。


どうだん亭-8

 尾張旭かるたというものがあるらしい。


どうだん亭-10



どうだん亭-11



どうだん亭-12



どうだん亭-13

 モミジの色づきもまだ全然。去年はもっと紅葉していた。


どうだん亭-14



どうだん亭-15

 一番赤いのは、お父さんのシャツだった。

 紅葉が遅れていたのは残念だけど、今年もまた行けてよかった。

東山動物園ノスタルジー <2>

モノクロ(Monochrome)
動物園風景2-1

SONY α55 + MINOLTA 50mm f1.4



 動物園風景の続きを。


動物園風景2-2



動物園風景2-3



動物園風景2-4



動物園風景2-5



動物園風景2-6



動物園風景2-7



動物園風景2-8



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動物園風景2-13



動物園風景2-14



動物園風景2-15



動物園風景2-16



動物園風景2-17



動物園風景2-18



動物園風景2-19



動物園風景2-20

 子供の頃、親に連れられて東山動物園にやってきて、大きくなってデートで訪れ、結婚して子供を連れてきて、年を取って孫と一緒に来る。
 それが、名古屋人と東山動物園との幸福な関係と言えるのではないだろうか。

東山動物園ノスタルジー <1>

モノクロ(Monochrome)
動物園風景-1

SONY α55 + MINOLTA 50mm f1.4



 50mmで撮る動物園の風景。
 この日は最初からモノクロで撮ると決めていた。
 50mmだけで動物園を撮るのは初めての試みだった。いつもとは違う視点で、別のものが見えた。


動物園風景-2



動物園風景-3



動物園風景-4



動物園風景-5



動物園風景-6



動物園風景-7



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動物園風景-10



動物園風景-11



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動物園風景-20


動物園風景-21

 

ミスせともの ~小野さん編

人物/ポートレイト(Portrait)
ミスせともの2-1

SONY α55 + TAMRON 90mm f2.8 Di



 ミスせともの撮影会の続きをもう少し。小野汐 帆美さん専属のように撮らせてもらっていたので、写真がたくさんある。せっかくなので、よさげなのを載せておきたい。
 小野さんの没写真確率は本当に低いので驚く。だから、写真のセレクトが難しくもあり、簡単でもある。
 今回は、撮影順に写真が並んでいる。


ミスせともの2-2



ミスせともの2-3



ミスせともの2-5



ミスせともの2-6



ミスせともの2-7



ミスせともの2-8



ミスせともの2-9



ミスせともの2-10



ミスせともの2-11



ミスせともの2-12



ミスせともの2-13



ミスせともの2-14



ミスせともの2-15



ミスせともの2-16



ミスせともの2-17

 今回の参加者は100名ほどだったそうだ。
 春はもっと増えるかもしれない。
 次回も私は小野さん中心で。

東山植物園の秋進む

花/植物(Flower/plant)
東山植物園-1

SONY α55 + TAMRON 90mm f2.8 Di



 夏の置き土産。
 ひょっとすると、夏に撮ったのと同じやつかもしれない。葉っぱの感じが変わっていたから、まったく違う印象になった。色も光も違う。

 これも10日ほど前の写真なので、季節ものとしてはネタが新鮮ではない。今頃は季節がもう一歩、二歩、進んでいるはずだ。


東山植物園-2



東山植物園-3

 ウチワカエデというネームレートがかかっていたような気がする。


東山植物園-4

 この日は曇天。
 日差しはなく、光の支援は受けられない。
 そんなときは、カラーとフォルムを探すことになる。


東山植物園-5



東山植物園-6

 春先のまだ肌寒い頃からいち早く飛び始めるハナアブだから、秋になってもまだ元気に飛び回っている。


東山植物園-7

 新緑の頃のようなモミジの葉。
 今年は紅葉がかなり遅れている。


東山植物園-8



東山植物園-9



東山植物園-10

 ナチュラルドライフラワーの完成。


東山植物園-11



東山植物園-12



東山植物園-13



東山植物園-14

 萩の今。


東山植物園-15

 その後のオミナエシ。

 秋は別れの季節だと思う。
 でも、それは死ではなく、永遠の別れでもない。来年の春夏まで、しばしの別れだ。忘れなければ、再会できる。

城北線沿線を自転車でいく <前編>

鉄道(Railroad)
城北線沿い1-1

SONY α55 + MINOLTA 50mm f1.4 / Tamron 90mm f2.8



 これも少し古いネタになってしまったのだけど、10月のはじめに城北線沿いを始点から終点まで自転車で走ってきた。
 城北線はローカル線というよりもマイナー路線だ。利用客や沿線沿いの住人以外で、市内を非電化一両編成の列車が走っていることを、普段から意識している名古屋人は少ないと思う。そもそも、名古屋市内で非電化路線があること自体知らないかもしれない。
 春日井市の勝川駅から、名古屋市の北をかすめて、清須市の枇杷島駅に至る路線が城北線だ。全長は約11キロで、駅は6つ。乗車時間は16分となっている。
 乗客数は少ない。朝夕は1時間に2本程度、昼間は1時間に1本が、往復で運行している。
 もともとは東海道本線と中央本線を結ぶ貨物線として計画されたもので、紆余曲折を経て東海交通事業が現在の勝川-枇杷島間で営業することになった。
 勝川駅はJRの駅とは独立していて、500メートルほど南西にある。JR勝川駅に乗り入れる計画もあるそうだけど、具体的な話は進んでいないようだ。
 勝川と枇杷島のショートカットは、城北線沿線の人以外あまりメリットがない。だから、勝川駅に乗り入れても乗客が劇的に増えるということはなさそうだ。
 自転車での沿線旅は、勝川駅からスタートとなった。
 城北線は全線高架線なので、あまり撮るポイントがないだろうということは最初から予想できていた。
 ちょっと失敗だったのは、時刻表を家に置き忘れたことだった。何しろ1時間に1往復なので、ちょっと待てば来るというものではない。来ないとなれば30分待っても来ない。運に頼っていては城北線の列車は撮れないのだった。
 勝川駅を出てすぐ、名二環沿いに平行して走る。しばらくは撮るポイントが見当たらない。唯一、横断歩道がある場所で近くから撮ることができる。


城北線沿い1-2

 味美駅の近くで、この日初めて列車に出会った。
 下からではこんなふうに上半分しか見えない。


城北線沿い1-3

 季節外れの写真も放り込んでみる。
 撮ったときはちょうど稲刈りのシーズンで、季節感のある風景だったのだ。


城北線沿い1-4

 楠ジャンクション。
 ここの歩道橋も撮影ポイントの一つだ。
 しかし、さっき行ったばかりだから、まだなかなか戻ってはこない。


城北線沿い1-5

 比良駅の手前、洗堰緑地。
 台風による大雨の影響で、緑地はこのとき立ち入り禁止になっていた。全面的に水浸しになったようで、泥をかぶったあとがはっきり残っていた。
 ここの土手からは列車がよく見える。


城北線沿い1-6

 何故か、田んぼの脇にサボテンが。


城北線沿い1-7

 壁面のペイント中。


城北線沿い1-8

 小田井駅の南に庄内緑地がある。ついでなので少し寄っていった。
 カワセミがいたので撮る。でも、90mmしか持っていなかった。


城北線沿い1-9

 まばらに咲くコスモスと、庄内川の土手。
 このあたりも水に浸かったようだ。多くのコスモスが倒れていた。


城北線沿い1-10

 今見ると、10月の光はまだ強かったことを知る。


城北線沿い1-11

 岩倉街道も久々の再訪となった。


城北線沿い1-12

 新川の左岸から見る橋を渡る城北線は、この路線で一番の撮影ポイントかもしれない。真西ではないものの南西向きなので、夕焼け時間に訪れればオレンジの空とシルエットの車両が撮れるんじゃないかと思う。


城北線沿い1-13

 尾張星の宮駅の西北にある清洲城にも足を伸ばしてみた。


城北線沿い1-14

 清洲城のすぐ南を新幹線が走っている。新幹線の車窓からこの天守閣がよく見える。

 ここまで来ればゴールはもうすぐそこだ。
 でも、後編に続く。

2011年秋のミスせともの撮影会 ~定光寺

人物/ポートレイト(Portrait)
ミスせともの-1

SONY α55 + TAMRON 90mm f2.8 Di



 今年もミスせともの撮影会に参加させていただいた。
 去年2010年度のミスせともの撮影会に2度行って、今回が3回目となった。
 会場は去年の岩屋堂から定光寺に移された。
 今年2011年度のミスせとものも当たり年だった。というか、写真で見ても毎年ミスせとものは地方ローカルのミスとしてはかなりレベルが高いと思う。朝日放送に入社した角野友紀さんもいる。
 ミスせとものは、夏に行われるせともの祭りの前に選ばれ、そこでのパレードがお披露目となり、各地でのPR活動、秋の撮影会、七福神行列、陶祖まつりと出番があり、来年春の撮影会で一年間の役目を終えることになる。
 今年は大学生の3人が選ばれた。あの大学の近くでよく瀬戸電を撮っているので、もしかしたら目撃されているかもしれないから気をつけないといけない。

 前回2回の反省と経験を踏まえて、今回は一人に絞って撮ることにした。
 時間は2時間で、移動や準備の時間を除けば実質1時間ちょっとしかない。3人を追いかけていると、全部が中途半端になってしまう。
 誰ということを決めず、当日見たときの印象で決めればいいと考えていた。現地でぱっと見て、彼女に決まりと、小野汐帆美さんにした。せともの祭りのパレードのときとはずいぶん印象が違っていた。
 レンズは90mmマクロ1本。望遠で妥協したくなる気持ちを抑えて、とにかく90mmで撮るのだと押し通した。
 どうしても距離があって、いろいろと制約があるのだけど、限界の中でどう撮るか、限界の隙間を超えられるかが撮影会での勝負所となる。不満を言っても仕方がない。その場の状況の中で撮れるだけ撮るしかない。
 小野さんの場合、素材がいいので誰がどう撮ってもきれいに撮れるというのはあった。


ミスせともの-2

 開始直後、まだ少し表情が硬い。
 20人以上に半円取り囲まれて写真を撮られるという経験は誰でもないのが普通だ。


ミスせともの-3

 月並みな表現をするなら、アイドル並み。

ミスせともの-4

 誰に似ているというわけではないのだけど、表情の移り変わりの中で、いろんな顔が出てくる。人によって、誰々みたい、という感じがしたんじゃないかと思う。
 ときに相武紗季みたいだったり、山口もえだったり、平山あやを思わせたりする。
 若いときの浅茅陽子、なんて言っても本人は知らないだろう。


ミスせともの-5



ミスせともの-6

 彼女のすごいところは、ブレイク・ポイントが非常に遅いことだ。
 すまし顔のときはかわいいけどちょっと油断するとすぐに崩れてしまう人が多い中、彼女は崩れるポイントが少なく小さい。だから、ふっと力を抜いているときの表情もいい。
 ミスせとものさんを去年、今年で6人ファインダー越しに見てきて、表情の合間あいまにかわいく見える瞬間があって、そこを狙って撮るということをしてきたのだけど、小野さんはむしろ逆に緩んだ瞬間を狙いたくなる。しかし、それがなかなか訪れない。


ミスせともの-7



ミスせともの-8



ミスせともの-9



ミスせともの-10



ミスせともの-11



ミスせともの-12

 この日は小野さんにずっとついていたので他の二人はほとんど撮れなかった。
 神原碧さんは、笑顔よりもこんなクールな表情が似合うと思った。


ミスせともの-13

 真ん中がクイーンの三輪加津紀さん。
 瀬戸フォトコンの表彰式のときは清楚なイメージだったけど、この日はやや強めのメイクと衣装での登場だった。


ミスせともの-14

 実は行く前、ちょっと気が重かった。なんとなく気分が乗らず、上手く撮れないような気がしていた。
 撮っている間もあまり手応えがなくて、心の中で自分の力不足を嘆くばかりだった。
 帰ってきて写真を見たら、思っていたよりは撮れていて、ホッとした。これはもう、小野さんという素材に恵まれたとしか言いようがない。一人に絞って撮ったのは正解だったようだ。
 春までにはもっと撮れるように力を高めておかないといけない。それとやっぱり90mmでは届かないところも多々あった。春の撮影会までには180mmマクロを買うことにする。

 ミスせとものの三人さんと瀬戸の関係者のみなさま、大変お疲れ様でした。
 ありがとうございました。
 また春もよろしくお願いします。
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