月別:2011年10月

記事一覧
  • アサギマダラの季節

    SONY α55 + TAMRON 90mm f2.8 Di 今年もアサギマダラの季節がやってきた。 暖かい間は山の上で過ごしていた彼らは、寒くなると里へ下りてきて、南を目指して旅に出る。遠く千キロ以上離れた南西諸島や台湾まではるばる飛んでいく。彼らは旅をする蝶だ。 小さな体でどうして千キロも飛べるのか不思議なのだけど、そのぶんよく食べる。好物はフジバカマやヒヨドリバナで、移動していない間はほとんど食事に費やしている。花から花...

    2011/10/08

    虫/生き物(Insect)

  • ある日の瀬戸電風景

    SONY α55 + MINOLTA 50mm f1.4 ちょっと珍しい光景を目撃した。 営業時間中なのに踏切の補修工事を始めた。しかも、反対側の列車が通っていくのに作業は続く。そんなに緊急を要するものだったのだろうか。そのわりにはのんびりムードが漂っていたのだけど。 あと、誰ですか、こんなところに布団干したのは。 なんか、瀬戸電のローカルさをあらためて目の当たりにしたと思ったヒトコマだった。 私の瀬戸電のテリトリー、尾張旭...

    2011/10/07

    鉄道(Railroad)

  • 長久手の田んぼも収穫のとき

    SONY α55 + MINOLTA 50mm f1.7 長久手の田んぼも、収穫の時期を迎えた。 それなりの交通量がある道路沿いではあるものの、街中とは言えないこの地区なので、稲刈りのあとの野焼きが盛んに行われている。近頃、近所ではあまり見かけなくなった光景だ。 煙がすごいことになっているので、迷惑している人もいそうだけど、懐かしさを感じる。 自転車でぐるっと巡りながら、写真を撮った。 モリコロパークの大観覧車が見えている。...

    2011/10/06

    風景(Landscape)

  • 夕焼けの矢勝川土手物語

    SONY α55 + TAMRON 10-24mm / 50mm f1.7 夕方からは矢勝川第二幕。土手物語が始まる。 去年も同じ時間帯に撮って、この場所の可能性を感じた。今年は最初からある程度イメージをもって臨んだ。 舞台は整っている。あとは空模様と登場人物が現れるかどうかにかかっていた。 そして、その瞬間は訪れた。 これより後にも先にもこれ以上のシーンはなかった。この一瞬にだけ、ある種の完璧さがあった。登場人物、配置ともに申し分...

    2011/10/05

    夕焼け(Sunset)

  • 2011年 矢勝川のヒガンバナ風景

    SONY α55 + TAMRON 90mm f2.8 Di / 10-24mm / 50mm f1.7 半田の矢勝川ヒガンバナも、今年は残暑の影響で開花が遅れた。見頃は9月の最終盤となった。 とはいえ、さすがに10月に入ってからでは遅刻で、撮りどきとしては致命的な遅れだった。大部分が色あせ始めていて、撮るところを探すのに苦労することになった。 それでも去年よりはずっと撮れた。一年の歳月は無駄に流れていなかった。 矢勝川のヒガンバナも、今回で4度目とな...

    2011/10/04

    花/植物(Flower/plant)

  • 津屋川のヒガンバナ

    SONY α55 + TAMRON 90mm f2.8 Di / 10-24mm / 50mm f1.7 今年のヒガンバナは、津屋川と矢勝川の二本立てと決めていた。 まずは土曜日、岐阜県海津町の津屋川へ行ってきた。 養老山のふもとを流れる津屋川河畔に、10万本ほどのヒガンバナが咲く。 初めてここを訪れたのは3年前、10月3日のことだ。あのときは1週間遅刻の上、時刻も日没近くということで、あまり撮れず、いい印象を持ち帰れなかった。 今年は時期的にはぎりぎり...

    2011/10/03

    花/植物(Flower/plant)

  • その他の写真

    SONY α55 + MINOLTA 50mm f1.7 他 本編で使えず、ひとネタにするには枚数が足りない、そういった写真がまたけっこうたまっていた。それらをまとめて出してしまうことにする。 ヘルメット自転車中学生たち。ヘルメットを素直にかぶる彼らは偉い。自分なら学校を出たらすぐに脱ぐと思う。 売り地に咲くヒガンバナ。 空き地で朽ちゆくポルシェ。 雨が激しく降っているとき、ベランダからの視界不良。 同じ日の雨上がり、空は紫...

    2011/10/02

    日常写真(Everyday life)

  • 和食気分のサンデー

    PENTAX K-7 + FA 50mm f1.4 日曜なのに出かけられず、家で料理をすることになった。今週はサンデー料理だ。 食べる側の気分は和食で、作る側としてはなんとなく地味な料理をしたくなった。 和食に統一しきれなかったのがやや悔やまれるのだけど、今週も全体に茶色い料理になった。「なめこ入りぶり大根」 ぶり大根なんてものはほとんど食べたことがないのだけど、一度作ってみたくなった。美味しくできるものなのかどうか、試...

    2011/10/02

    料理(Cooking)

  • 9月の海上の森

    SONY α55 + TAMRON 90mm f2.8 Di 9月終わりの海上の森を撮りにいってきた。 季節はやはり、どちらかといえば夏寄りで、秋が深まっていくのはこれからだ。 虫をたくさん撮れる機会は、これが今シーズン最後になったかもしれない。 コースは、篠田池から海上池を回るパターンで。 もう少ししたら、海上池の水も抜かれて、また立ち枯れ林の風景になる。 この赤とんぼがたくさん飛んでいた。 アキアカネでいいんだろうか。あま...

    2011/10/01

    森/山(Forest/Mountain)

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アサギマダラの季節

虫/生き物(Insect)
アサギマダラ-1

SONY α55 + TAMRON 90mm f2.8 Di



 今年もアサギマダラの季節がやってきた。
 暖かい間は山の上で過ごしていた彼らは、寒くなると里へ下りてきて、南を目指して旅に出る。遠く千キロ以上離れた南西諸島や台湾まではるばる飛んでいく。彼らは旅をする蝶だ。
 小さな体でどうして千キロも飛べるのか不思議なのだけど、そのぶんよく食べる。好物はフジバカマやヒヨドリバナで、移動していない間はほとんど食事に費やしている。花から花へ飛び移り、ひたすら蜜を吸い続ける。
 旅の途中、東海地方にも寄っていく。名古屋では東山植物園が確実に見られるポイントだ。三河地方や渥美半島なども旅の通り道に当たり、よく見られる。
 このあたりの地方でいうと、9月の終わりから10月の中旬にかけてがシーズンということになる。今年は少し遅かったようだから、ピークは今月の中旬にずれ込むかもしれない。
 今年も再会できたことを喜んだ。

アサギマダラ-2

 蝶の中で、これほど撮りやすい蝶はない。
 警戒心が弱く、人を恐れないし、とにかく蜜を吸うことに夢中で、カメラを近づけてもあまり逃げない。
 他の蝶のようにすぐに他の場所へ飛んでいってしまうこともなく、花から花へ移っていくものの、長くその場にとどまり続ける。だから、シャッターチャンスは多い。
 普通のアゲハチョウを撮る方がずっと難しい。

アサギマダラ-3

 今年のテーマは、飛翔姿と決めていた。
 とにかく飛んでいるところを撮らなければ意味がないと、時間をかけて粘った。
 結果的に何枚かは撮れたものの、決定的な一枚は撮れず、再挑戦の意思を固めることになった。
 とまっているところを撮るのは簡単でも、飛んでいるところとなると話は別だ。難易度は一気に上がる。
 画面をきちんと構成した上で、しかるべき位置に、しかるべき姿で飛んでいるところを捉えるためには、ある程度の運も必要となる。単に浮いているところを撮ればいいという話ではない。

アサギマダラ-4

 
アサギマダラ-5

 
アサギマダラ-6

 アサギマダラの浅葱(あさぎ)は、青緑色のことで、翅の色から来ている。新撰組が着ていた羽織が浅葱色だったとされている。
 マダラは、翅や体のまだら模様からというよりも、マダラチョウ亜科に分類されているところからだ。

アサギマダラ-7

 翅をあまりバタバタさせず、フワッと飛ぶのも特徴だ。ときどき滑空のような飛行スタイルにもなる。

アサギマダラ-8

 
アサギマダラ-9

 
アサギマダラ-10

 
アサギマダラ-11

 シーズン中にもう一度行きたいと思っている。
 いるときは夕方までいるけど、午前中の方が数は多いようだ。
 東山植物園の奥池を奥に向かって坂道を上がっていった途中がポイントだ。カラマツ林の手前といえば分かるだろうか。園内のどこにでもいるわけではなく、フジバカマが咲いているところにしかいない。

ある日の瀬戸電風景

鉄道(Railroad)
瀬戸電風景-1

SONY α55 + MINOLTA 50mm f1.4



 ちょっと珍しい光景を目撃した。
 営業時間中なのに踏切の補修工事を始めた。しかも、反対側の列車が通っていくのに作業は続く。そんなに緊急を要するものだったのだろうか。そのわりにはのんびりムードが漂っていたのだけど。
 あと、誰ですか、こんなところに布団干したのは。
 なんか、瀬戸電のローカルさをあらためて目の当たりにしたと思ったヒトコマだった。

瀬戸電風景-2

 私の瀬戸電のテリトリー、尾張旭駅から矢田駅までを自転車で流しながら撮った沿線風景。
 いつもの感じ。でも、同じ光景は二度ない。

瀬戸電風景-3

 城山の休耕田のコスモスは、もう終わりかけだった。今年はあまりきれいに咲かなかったように思う。

瀬戸電風景-4

 消防車が4台も5台も、サイレンを鳴らしながら走っていった。近くで火事があったのだろう。

瀬戸電風景-5

 駅裏の路地で遊ぶ子供たち。
 撮れるものならこういうのをもっと撮って残していきたい。もし30年後に見ることができたなら、ひどく牧歌的で平和な光景に感じられることだろう。

瀬戸電風景-6

 長く伸びる影にも秋の気配を感じる。
 光もずいぶん柔らかくなった。

瀬戸電風景-7

 線路脇のヒガンバナも、色あせ始めていた。
 夏草も枯れて、茶色が目立つようになってきた。

瀬戸電風景-8

 夕陽とコスモス。

瀬戸電風景-9

 踏切前の古い写真館。

瀬戸電風景-10

 駅前の居酒屋から、煙に乗って焼き鳥の匂いが流れてくる。
 店内からは人の話し声や笑い声が聞こえ、踏切待ちの人は家路を急ぐ。

瀬戸電風景-11

 線路のゴールデンタイム。

瀬戸電風景-12

 ノラその一。

瀬戸電風景-13

 ノラその二。

 そんな、ある日の瀬戸電沿線風景。

長久手の田んぼも収穫のとき

風景(Landscape)
長久手田んぼ-1

SONY α55 + MINOLTA 50mm f1.7



 長久手の田んぼも、収穫の時期を迎えた。
 それなりの交通量がある道路沿いではあるものの、街中とは言えないこの地区なので、稲刈りのあとの野焼きが盛んに行われている。近頃、近所ではあまり見かけなくなった光景だ。
 煙がすごいことになっているので、迷惑している人もいそうだけど、懐かしさを感じる。
 自転車でぐるっと巡りながら、写真を撮った。

長久手田んぼ-2

 モリコロパークの大観覧車が見えている。
 愛・地球博の賑わいも、今や遠い昔のことに思える。あのときはこのあたりも駐車場になったり、大勢の人が歩いていたりして、雰囲気も一変した。あれから6年経って、風景はすっかり元に戻った。

長久手田んぼ-3

 一番変わったのは、なんといっても、リニモだ。
 今では風景に溶け込んで、違和感はなくなった。
 しかし、赤字続きで苦しい経営に陥っている。そのうち存続も危うくなるかもしれない。
 ただ、長久手町は近い将来長久手市になるというから、そうなると多少なりとも事情は違ってくるだろうか。

長久手田んぼ-4

 瀬戸のデジタルタワーもよく見える。
 まったく人気は出ず、デジタル放送のアンテナとしての役割を全うするのみだ。どうして観光資源にしようと思わなかったのだろう。こんなところまでわざわざタワーに登りに訪れる人も少ないだろうけど。

長久手田んぼ-5

 東小学校のあたり。
 こちらは田んぼよりも畑が多い。

長久手田んぼ-6

 こんなふうに切り取ると、信州っぽく見なくもない。

長久手田んぼ-7

 訪れたのは9月終わりで、稲刈りはだいぶ進んでいた。10月に入った今は、もうほぼ終わったくらいかもしれない。

長久手田んぼ-8

 収穫あとの田んぼには、スズメとかムクドリとか、たくさんの鳥たちがいる。
 田植えの頃にいたアマサギの姿は見かけない。ツバメもそろそろまた北へ帰っていく時期だ。

長久手田んぼ-9

 あぜみちに少しだけヒガンバナが咲いていた。

長久手田んぼ-10

 米作りは一人ではなかなか難しい。どうしても家族の協力が必要だ。だから後継者の問題も難しくなる。

長久手田んぼ-11

 野焼きの煙があたりに立ち込め、モクモク状態に。
 風情はあるけど、実際ものすごく煙たい。

長久手田んぼ-12

 害虫駆除や、土壌改善のためにするものらしい。
 昔から日本人の知恵としてずっと行われてきたことだ。

長久手田んぼ-13

 今年も無事、米の収穫ができた。
 不良という話は聞かないから、出来は悪くなかったのだろう。猛暑と残暑の影響はどうだったのだろう。
 稲刈りが終われば、田んぼも冬枯れ風景になって、また景色からひとつ、色が失われる。そうやってだんだん冬が深まっていき、世界は茶色に支配される。

夕焼けの矢勝川土手物語

夕焼け(Sunset)
矢勝川土手-1

SONY α55 + TAMRON 10-24mm / 50mm f1.7



 夕方からは矢勝川第二幕。土手物語が始まる。
 去年も同じ時間帯に撮って、この場所の可能性を感じた。今年は最初からある程度イメージをもって臨んだ。
 舞台は整っている。あとは空模様と登場人物が現れるかどうかにかかっていた。
 そして、その瞬間は訪れた。
 これより後にも先にもこれ以上のシーンはなかった。この一瞬にだけ、ある種の完璧さがあった。登場人物、配置ともに申し分なかった。
 ここは本当に魅力的な土手なのだ。下から見上げたとき、空がきれいに抜けていて、広さも充分あって、夕陽が正面に沈んでいく。近所なら通いたい場所だ。

矢勝川土手-2

 
矢勝川土手-3

 
矢勝川土手-4

 
矢勝川土手-5

 
矢勝川土手-6

 
矢勝川土手-7

 
矢勝川土手-8

 
矢勝川土手-9

 
矢勝川土手-10

 
矢勝川土手-11

 
矢勝川土手-12

 来年の今頃、これらの写真を見たら、なんだ下手くそめと思うのだろうけど、今年はこれで満足した。ヒガンバナも今年はこれでもういい。
 コスモスはちょこちょこ撮っているけど、まだまとめて撮れていない。木曽三川公園でも空振りだった。もう少しどこかで撮っておきたい。

2011年 矢勝川のヒガンバナ風景

花/植物(Flower/plant)
矢勝川-1

SONY α55 + TAMRON 90mm f2.8 Di / 10-24mm / 50mm f1.7



 半田の矢勝川ヒガンバナも、今年は残暑の影響で開花が遅れた。見頃は9月の最終盤となった。
 とはいえ、さすがに10月に入ってからでは遅刻で、撮りどきとしては致命的な遅れだった。大部分が色あせ始めていて、撮るところを探すのに苦労することになった。
 それでも去年よりはずっと撮れた。一年の歳月は無駄に流れていなかった。
 矢勝川のヒガンバナも、今回で4度目となった。

矢勝川-2

 ヒガンバナの土手を駆けていく子供たち。

矢勝川-3

 光と影、赤と黒のコントラストに、緑の差し色。

矢勝川-4

 赤く染められた風景の中を行く。

矢勝川-5

 大勢の中からカワイコちゃん探し。

矢勝川-6

 一年の中で2週間だけ賑わう。

矢勝川-7

 密集。これぞ群生。

矢勝川-8

 記念撮影という幸福なシーン。

矢勝川-9

 主役の座を奪ったエノコロ。

矢勝川-10

 あと3日早く訪れていたら、もっと赤色は鮮やかだっただろう。

矢勝川-11

 白花もけっこうあって、人気者となっている。

矢勝川-12

 土手に座ってのんびりおしゃべりを楽しむというのも、贅沢な時間だ。

矢勝川-13

 ヒガンバナと青空を映す水路。

矢勝川-14

 しばらく見ていてもピクリとも動かない。最近は凝ったカカシを作るもんだ。農作業している姿を模しているのか。
 と思ったら、むっくり起き上がったので、ドキッとした。カカシじゃなく人だった。

矢勝川-15

 ヒガンバナ咲く土手の風景。

矢勝川-16

 日が傾き夕景へ。

矢勝川-17

 夕焼け時間のヒガンバナ。

矢勝川-18

 夕暮れのシルエット。

 これが今年の矢勝川で撮ったヒガンバナの風景だった。
 このあと、夕焼けの土手風景撮りへと続く。

津屋川のヒガンバナ

花/植物(Flower/plant)
津屋川-1

SONY α55 + TAMRON 90mm f2.8 Di / 10-24mm / 50mm f1.7



 今年のヒガンバナは、津屋川と矢勝川の二本立てと決めていた。
 まずは土曜日、岐阜県海津町の津屋川へ行ってきた。
 養老山のふもとを流れる津屋川河畔に、10万本ほどのヒガンバナが咲く。
 初めてここを訪れたのは3年前、10月3日のことだ。あのときは1週間遅刻の上、時刻も日没近くということで、あまり撮れず、いい印象を持ち帰れなかった。
 今年は時期的にはぎりぎり間に合ったものの、台風による増水で大きなダメージを受けてしまっていた。それでも、3年前よりはずっと好条件だった。これで撮れなければ自分が悪い。

津屋川-2

 少しピークを過ぎて、色あせたものや枯れ始めたものがけっこうあった。撮りどきとしては2、3日前がベストだったんじゃないかと思う。
 ヒガンバナも、本当にいいタイミングは2日くらいしかない。撮るなら遅すぎるよりも早すぎる方がずっといい。いずれにしても、選んでいいところを撮ることになる。

津屋川-3

 本来なら水面近くに咲くやつを逆光で狙って水面のキラキラを背後に持ってくるところなのだけど、台風の増水で水際のものは壊滅状態だった。咲いているものも泥をかぶって白くなっているので、撮るにも撮れない。
 今年は土手の上の方がメインとなった。

津屋川-4

 ヒガンバナにはクロアゲハがよく似合う。

津屋川-5

 土曜日ということで、大勢の人が訪れていた。
 写真を撮るだけでなく、みなさん思いおもいに楽しんでいるようだった。

津屋川-6

 和むなぁと思ったシーン。

津屋川-7

 燃える赤。
 情熱の赤というより情念の赤というイメージが強いだろうか。
 妖艶という言葉も浮かぶ。

津屋川-8

 まだ若くてピチピチの黄緑色した茎。
 すぐに黄色くなり、やがて茶色に変色してしまう。
 花の命は短い。

津屋川-9

 赤い絨毯、訳すとレッドカーペット。
 思い切りざばーんと倒れたくなるけど、そんなことをしたら大ひんしゅくを買ってしまう。

津屋川-10

 空はすっかり秋の表情をしていた。

津屋川-11

 次の予定もあって、滞在時間は2時間弱くらいだったのだけど、まずまず満足して現地をあとにした。
 いい条件が揃えば、もっときれいに咲き揃うところだから、また機会があれば訪れてみたい。

その他の写真

日常写真(Everyday life)
未分類-1

SONY α55 + MINOLTA 50mm f1.7 他



 本編で使えず、ひとネタにするには枚数が足りない、そういった写真がまたけっこうたまっていた。それらをまとめて出してしまうことにする。

 ヘルメット自転車中学生たち。ヘルメットを素直にかぶる彼らは偉い。自分なら学校を出たらすぐに脱ぐと思う。

未分類-2

 売り地に咲くヒガンバナ。

未分類-3

 空き地で朽ちゆくポルシェ。

未分類-4

 雨が激しく降っているとき、ベランダからの視界不良。

未分類-5

 同じ日の雨上がり、空は紫色に染まった。

未分類-6

 別の日の夕焼けどき。
 悪い場所にマンションが建ってしまって、ツインタワーの片方を隠してしまうようになった。ミッドランドスクエアも見えなくなった。
 昔はテレビ塔まで見えたことを思えば、風景が変わっていくのも仕方がないことだ。

未分類-7

 涼しくなって空気が澄んでくると、遠くの山の稜線がはっきり見えるようになる。冬のちょっとしたお楽しみだ。

未分類-8

 なんかこんな生き物がいるような気がしないでもない。

未分類-9

 都会で見た出前持ち。

未分類-10

 空と雲。鉄塔がワンポイント。

未分類-11

 名古屋空港に新しく就航した航空会社の飛行機だと思う。
 そういえば500mmを買ってからまだ一度も名古屋空港に行っていない。

未分類-12

 空を映すスパイラルタワー。

未分類-13

 夕暮れのかかしシルエット。

未分類-14

 帰り道の土手。

和食気分のサンデー

料理(Cooking)
サンデー1

PENTAX K-7 + FA 50mm f1.4



 日曜なのに出かけられず、家で料理をすることになった。今週はサンデー料理だ。
 食べる側の気分は和食で、作る側としてはなんとなく地味な料理をしたくなった。
 和食に統一しきれなかったのがやや悔やまれるのだけど、今週も全体に茶色い料理になった。

サンデー4

「なめこ入りぶり大根」
 ぶり大根なんてものはほとんど食べたことがないのだけど、一度作ってみたくなった。美味しくできるものなのかどうか、試す気持ちもあって。
 大根は米のとぎ汁で茹でる。しっかり柔らかくなるまで煮てしまっていいと思う。
 ぶりは、塩、コショウ、酒を振って、ショウガをまぶし、熱湯をかける。よく分からないけどそうするといいらしい。
 酒、みりん、しょう油、白だし、水を煮立たせ、大根、ぶりを入れて、弱火で煮込む。アルミホイルで落し蓋をする。
 しばらく煮たらいったん火を止め、冷ます。ここで味を染み込ませる。
 なめこを入れ、砂糖、塩、コショウ、唐辛子で味を整え、再び加熱して、温まったら出来上がりだ。
 あんまり茶色一色なので、大葉の刻みを乗せてみた。
 これが思った以上に美味しくて、ぶり大根を見直した。ぶり大根を作れるなんて、ちょっと渋い。

サンデー2

「レンコンととり肉とニンジンの照り焼き」
 とり肉に塩、コショウをして、小麦粉をまぶす。
 レンコン、ニンジンも小麦をまぶす。
 ごま油で炒める。強火で一気に加熱する。
 酒、みりん、しょう油、白だし、砂糖、塩、コショウ、水、唐辛子で味付けをする。
 このあと、タジン鍋でじっくり蒸し焼きにする。充分柔らかくなったら完成だ。
 照りは見た目にも食欲をそそるし、しっかりたれが絡むので、こういった野菜類にも有効だ。

サンデー3

「豆腐とエビとヤマイモの崩れ焼き」
 例によってまとまりのない料理になった。レンジで茶巾蒸しにしようと思っていたのだけど、なんとなく上手くいかない気がして、焼いてしまった。そしたら、やっぱりこんなことになった。
 絹ごし豆腐を水切りして、卵、すりおろしヤマイモ、小麦粉、だしの素、塩、コショウ、刻んだエビを混ぜて、焼いていく。
 酒、みりん、しょう油、酢、砂糖、塩、コショウで味付けをして、水溶きかたくり粉を入れる。
 焼いてもやいても形にはならないので、これを完成形とした。
 ここでレタスを応援に呼んだら和食らしさが破綻すると分かってはいながら、使うしかなかった。
 揚げたらよかったんだろうか。
 これでもけっこう美味しいんで、もう少し見た目をなんとかしたかった。

9月の海上の森

森/山(Forest/Mountain)
海上の森-1

SONY α55 + TAMRON 90mm f2.8 Di



 9月終わりの海上の森を撮りにいってきた。
 季節はやはり、どちらかといえば夏寄りで、秋が深まっていくのはこれからだ。
 虫をたくさん撮れる機会は、これが今シーズン最後になったかもしれない。
 コースは、篠田池から海上池を回るパターンで。
 もう少ししたら、海上池の水も抜かれて、また立ち枯れ林の風景になる。

海上の森-2

 この赤とんぼがたくさん飛んでいた。
 アキアカネでいいんだろうか。あまり自信がない。

海上の森-3

 このトンボは初めて見た気がする。体がきれいな灰青色をしている。
 カワトンボの仲間だと思うけどどうだろう。

海上の森-4

 森の中はクモの巣がいっぱいだ。細い道を入っていくと、何度となく顔にクモの巣がかかる。夏でイヤなのは、クモの巣と蚊の存在だ。それさえなければ、どんなに暑くてもいい。

海上の森-5

 小さい蝶のような蛾。ピラピラピラっといった感じで飛ぶ。
 シロモンノメイガだと思う。
 花は、アキノウナギツカミと見た。ミゾソバやママコノシリヌグイとは葉っぱが違う。

海上の森-6

 コオロギって、きれいな声で鳴かなければ、ただの気味悪い虫だ。
 スズムシは見た目もそこそこかわいいのだけど。

海上の森-7

 海上池も、篠田池も、水鳥は多くない。渡りのカモにも、あまり人気がない。
 これはカイツブリだろうか。

海上の森-8

 ヒノキ林の木漏れ日が、自然のイルミネーションのようだった。

海上の森-9

 紅葉の予定を立てるのは、まだ早い。でも、山の方で紅葉が始まったと聞くと、気持ちが焦る。

海上の森-10

 池の岸辺に生えた小さな草がかわいかった。

海上の森-11

 日が暮れてぐずぐずしていると、森の中はあっという間に真っ暗になってしまう。秋冬は早めに森を出ないといけない。
 10月の森は見所が少なくて一番中途半端な時期だけど、一度は行っておきたいと思っている。
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