
PENTAX K10D+PENTAX DA 55-300mm f4-5.8
名古屋で桜の開花宣言が出されたのが3月18日。これは例年より一週間くらい早かったわけだけど、その後気温が一気に下がって、開花の速度がかなり遅くなっている。10日以上経過しても、まだ5分咲きにもなっていない。途中で雨もあって、明日からまた天気が崩れると予想されている。今年は長く桜を楽しむことができそうだ。
昨日、今日と、少し香流川を見てきた。ここもまだ見頃にはなっていない。中間報告ということで、今日は香流川の桜情報をお届けします。
夕方に行くと普段は賑やかな小学校の校庭も、今は春休みということでひとけもなく、静まりかえっている。ひょっとすると、今年は入学式まで桜が持つかもしれない。

まだお花見客はごく少ない。自分自身の散歩をしてる人や、犬の散歩の人などが歩いているくらいで、桜を見に来たといった人はほとんど見かけない。今週末はそれなりの賑わいを見せるだろう。近年、香流川の桜もけっこう知られるようになって、満開のときは人がぞろぞろ歩いている。昔の静かな香流川の桜を知っている身としては、ざわついた香流川の桜は少し戸惑いがある。

桜の下で、ブルドーザーもひと休み。
それにしても、香流川は毎年桜の時期に何かしらの工事をしているような印象がある。3月、4月はちょっと遠慮してもらえないだろうかと思ってしまう。

桜そのものを撮ることが目的ではなくて、桜を脇役にして何かを撮りたいといつも探している。たいていは人が被写体になる。いいポイントで自転車の高校生カップルとか、駆けていく小学生とかが入ってくれると嬉しいのだけど。

団地と桜。
桜は人の暮らしの近くにあってもいいし、山里なら風情がある。寺社にもよく似合う。桜くらいどこで咲いても絵になる花は他にない。

今回の中間桜撮りも本番といえば本番であるけれど、予行演習という思いもある。満開になったらもう一度撮りたいというポイントをいくつか見つけた。ここもその候補の一つだ。桜の姿がいい。もう少し背景がなんとかなると更にいいのだけど。

この道では、スーツ姿の仕事人は珍しい。意外な取り合わせに面白さを感じた。
桜を愛でる気持ちがあったのかなかったのか、桜を眺めることなくうつむき加減で早足に歩き去っていった。内心では桜を感じるためにあえてこの道を選んだのかもしれない。

ほぼ満開に近い木もある。全体としてみると、5分咲きまでいってるかどうかといったところだ。
明日から3日間、天気が崩れるようで、進行具合がちょっと読みづらい。寒さは緩むようだけど、日差しはなさそうだ。土曜は晴れるようだから、そこで上手くタイミングが合うかどうか。

人を見たらとりあえず撮るというのが癖になっている。ほどんど反射神経に近い。

この橋の上は、後ろが豪華に咲いているから、狙い目のポイントだ。

提灯のある東エリアは人が少ない。見頃の時期もこちらまで見物客はあまりやって来ない。

川も桜色に染まる。
中央で水紋ができているのは、亀が顔を出して引っ込めたところだ。亀も桜を感じているのだろうか。

ついでに森孝八剱神社のある通りも見にいってきた。ここは毎年早くて、今年ももう8分咲きくらいになっている。あまり知られていない場所だから、地元の人くらいしか見に来ない。穴場の桜トンネルとなっている。

ホームセンターマルスがなくなって久しい今でも、マルス裏と呼んでいる。
ここの桜ももう長いこと見ている。毎年のことだから気づかないけど、昔に比べたら桜の木も大きくなっているのだろう。
早くも桜に飽きつつある私ではあるけど、桜の本番はまだこれからだ。次は満開のときに、近所をまとめて回ってみるつもりでいる。藤が丘は古い木をかなり切ってしまったから、さっぱり面白くなくなった。見ると寂しくなるから、今年は行かないかもしれない。
そんなこんなの香流川桜情報中間報告でした。