月別:2009年04月

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  • ロープウェイで日本平に登って富士山を撮る

    PENTAX K10D+DA 16-45mm f4 久能山東照宮へは、山の下から石段を登って参拝した。 帰りはロープウェイを使って、日本平へ行くことにした。富士山を見るというのも、今回の静岡行きの大きな目的の一つだった。 久能山東照宮についてはあらめて書くとして、今日は日本平について紹介しようと思う。 東照宮の乗り場から5分ほどで日本平へ行くことができる。 ロープウェイのゴンドラの中。 貸し切りかと思いきや、出発間になった...

    2009/04/04

    観光地(Tourist spot)

  • 昔も今も静岡の中心は駿府にあり ---静岡シリーズ第1回

    PENTAX K10D+DA 16-45mm f4 静岡県って何地方? ふと、そんな疑問が頭に浮かぶ。 愛知県民からすると、仲間のようで仲間じゃない。うちら中部三県は仲良しだけど、静岡はちょっと違うよねという意識がある。静岡県民もきっとそうなのだろう。 かといって関東でもない。関東連合からしたら、おいおい勝手に仲間に入ってくるなよと思うだろう。東海四県というくくりにするより他にないか。 愛知県側からすると、浜松や磐田あた...

    2009/04/04

    名所/旧跡/歴史(Historic Sites)

  • これぞ富士山

    PENTAX K10D+DA 16-45mm f4 日本平パークウェイの展望台へ続く階段を登りきると、突然この風景がどんと現れる。 あっ、富士山だ、と思う。 その衝撃は小さくない。 目の前に大きな富士山を見たとき、たいていの人は似たような反応をしてしまうのではないだろうか。 あ、富士山だと、ごく当たり前のことを口走ってしまう。とっさに気の利いた形容詞は思い浮かばない。 太宰治なら、こりゃあ風呂屋のペンキ画みたいでいけない...

    2009/04/03

    森/山(Forest/Mountain)

  • 高帝龍王神は陽の気を持った面白い小神社だった

    FUJIFILM S3pro + NIKKOR VR 18-55mm f3.5-5.6 名東区の高牟神社近くに、小さな神社がある。道を隔てた斜め向かい側あたりで、ここを通って気になっていたという人もいるんじゃないだろうか。私もそうだったので、今回、高牟神社を参拝したとき寄っていくことにした。 ネットで調べても情報らしいものはほとんど出てこない。この神社の由緒を知る手がかりは、境内にあった説明の石碑のみということになる。 なんでも、昔この神...

    2009/04/01

    神社仏閣(Shrines and temples)

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ロープウェイで日本平に登って富士山を撮る

観光地(Tourist spot)
日本平-1

PENTAX K10D+DA 16-45mm f4



 久能山東照宮へは、山の下から石段を登って参拝した。
 帰りはロープウェイを使って、日本平へ行くことにした。富士山を見るというのも、今回の静岡行きの大きな目的の一つだった。
 久能山東照宮についてはあらめて書くとして、今日は日本平について紹介しようと思う。
 東照宮の乗り場から5分ほどで日本平へ行くことができる。

日本平-2

 ロープウェイのゴンドラの中。
 貸し切りかと思いきや、出発間になったら満員になった。ガイドさんがつくから、マンツーマンになったら気まずいところだった。
 ここで聞いた地形の説明や静岡まつりの話が、このあと役に立つことになる。

日本平-3

 向こうに見えているのが日本平駅で、反対のゴンドラがこちらに向かってきている。
 久能山から日本平へは降りていくつもりでいたのだけど、実際はロープウェイで登っていくのだった。行きが下りで、帰りが登りのロープウェイというのもちょっと不思議な感覚だった。
 日本平は標高308メートルだから、そこそこ高い。久能山は216メートル。

日本平-5

 観光地によく見られる光景。
 静岡行きのバス停も、この売店の前にあった。最終が16時3分だから、うかうかしてると帰れなくなってしまう。
 あまり時間に余裕がなくて、急いで展望台へ向かう。

日本平-6

 展望台はこんな感じ。
 隣には、日本平デジタルタワーが建っている。

日本平-8

 この日はきれいに晴れて、雪をかぶった富士山がくっきり見えた。
 手前には清水港が広がり、その向こうには三保松原がある。
 日本平は、1980年の日本観光地百選コンクールで第1位になったこともある。昭和の代表的な観光地の一つだったのだろう。その頃訪れていたら、確実にペナントを買っていた。
 夜景スポットとしても有名らしい。

日本平-9

 この場所からアップで富士山を撮るためだけに望遠レンズを持っていったから、使わずにはいられなかった。
 冬ほど空気が澄んでいないから、山肌などはかすんでいるものの、雪化粧した富士の山頂を大きく撮れて満足した。
 富士山は全部が真っ白じゃないのがいい。

日本平-10

 富士山とは反対側にも山々がつらなっている。岐阜か長野か、方角的にはそちらだろう。南アルプスなども見えていたのかもしれない。
 ちなみに、ドラマ「華麗なる一族」のロケ地となった日本平ホテルは、ここから少し離れたところに建っている。

日本平-11

 赤い靴はいてた女の子の母子像がこんなところにあった。
 モデルとなったみよちゃんは清水の生まれだそうで、町を見下ろすこの場所に像を建てたんだとか。
 横浜でも赤い靴の女の子像を見た。

日本平-12

 帰りのバスの中から遠くに富士山が見えた。
 静岡といっても、至る所から富士山が見えるというわけではなくて、地上では視界を遮られて見えないことが多い。
 結局、この日の富士山はこれが撮り納めとなってしまった。駿府城周辺では見つけることができなかった。それもまた、ちょっと不思議な感じではあった。

 今日はちょっと時間がないので、簡単更新でおしまい。
 明日はまた遠出。桜は咲いているだろうか。

昔も今も静岡の中心は駿府にあり ---静岡シリーズ第1回

名所/旧跡/歴史(Historic Sites)
静岡1-1

PENTAX K10D+DA 16-45mm f4



 静岡県って何地方?
 ふと、そんな疑問が頭に浮かぶ。
 愛知県民からすると、仲間のようで仲間じゃない。うちら中部三県は仲良しだけど、静岡はちょっと違うよねという意識がある。静岡県民もきっとそうなのだろう。
 かといって関東でもない。関東連合からしたら、おいおい勝手に仲間に入ってくるなよと思うだろう。東海四県というくくりにするより他にないか。
 愛知県側からすると、浜松や磐田あたりまでは近い感じがするけど、掛川から向こうは遠く感じる。今回行った静岡市もけっこう遠かった。
 富士川あたりを境に、電気も60ヘルツと50ヘルツに分かれているくらいだから、県民性もかなり違ってるんじゃないだろうか。
 静岡は静岡で独立した地方なんだといえばそうなのかもしれない。
 歴史を見ると、この地域はなかなかに複雑であり、歴史の舞台にもなった土地でもある。
 今回行く予定で行けなかった登呂遺跡があったり、ヤマトタケルが天叢雲剣(あめのむらくものつるぎ)を使って難を逃れたのも静岡だった。剣は以来、草薙剣と名前を変え、賊を焼き払った野原は焼津と呼ばれるようになった。
 伊豆の韮山に流刑された源頼朝が北条政子と知り合ったのも静岡だった。
 現在の静岡の元になったのは、伊豆国、駿河国、遠江国の三つの地方で、駿河(するが)に国府があった。駿府(すんぷ)という呼び名は、駿河の国府が縮まったものだ。
 その駿府の守護大名だったのが今川氏で、松平家(のちの徳川家)は三河の弱小豪族にすぎなかった。家康は今川家に人質として差し出され、6歳からの12年間を主に駿府で過ごすことになる。
 更に隠居してから大御所時代の10年間を駿府に暮らすことになるのだけど、それはまた別の話。駿府城編で書きたいと思っている。
 明治4年の廃藩置県で、静岡は伊豆地方の韮山県、駿河、遠江の静岡県、浜名湖周辺の堀江県と、3つの県に分かれることとなった。その後、足柄県やら浜松県やらが絡んで、ややこしいことになる。
 最終的には、浜松県と静岡県が合併して現在の静岡県ができた。明治8年のことだ。
 静岡という地名は、浅間神社裏手の賤機山(しずはたやま)から来ている。賤ヶ丘から静岡に転じた。
 そんなわけで、静岡の県民性というのは一概には語れないものなのだろうと思う。何地方に属しているかも、住んでいる地区によってかなり意識に差がありそうだし、テレビ放送なども、西と東では受信番組が違うんじゃないだろうか。食べ物にもいろいろ地域色がありそうだから、機会があればサンデー料理のネタとして使ってみたい。

静岡1-2

 駅前は大都市と地方都市の間くらいの感じで、ほどよく賑わっている。さびれた感じはなく、荒れてもいない。清潔でよく整っている印象を受けた。
 さすがに政令都市だけのことはある。静岡県の県庁所在地でもあるし。
 駅前はやけに地下道が多い。というか、歩道が少ない。道を渡るのにわざわざ地下に降りないといけないのはちょっと面倒だ。車にとっては走りやすい街と言えるかもしれない。

静岡1-3

 駅から駿府公園にかけて、提灯がずっと吊られている。桜まつりかと思ったら、静岡まつりのものらしい。
 私が行ったのが2日で、3日から3日間行われるようだ。その祭りの存在自体知らなかったのだけど、静岡では一番有名な祭りなんだとか。
 静岡浅間神社の廿日会祭と連動する形で昭和32年に始まったものだそうで、毎年桜の季節に行われている。
 大御所花見行列や駿府登城行列などが市内を練り歩き、夜桜乱舞という踊りでも知られているんだとか。一日違いで惜しいチャンスを逃した。

静岡1-4

 遠くから見たら、教会か何かの歴史的建造物に見えた。近づいて見てみると、どうやら違う。ニコライ堂のようなものかと思った。
 1934年(昭和9年)に建てられた静岡市役所静岡庁舎本館だそうだ。歴史的建造物と言えばそうだ。

静岡1-5

 静岡市内はちょうど桜が見頃を迎えていた。名古屋より少し早い。
 桜見物の人もぼちぼちいた。会社帰りに携帯で写真を撮ってる人もいた。

静岡1-6

 駿府城跡は、堀がよく残っている。中堀はぐるりとほぼすべてが残っているし、外堀もかなり残している。駅前の一等地にもかかわらず、よくぞ埋めなかったものだ。堀の残り具合は名古屋城以上だ。
 江戸城でも名古屋城でも同じで、こういうところはだいたい官庁街になっている。駿府城跡も同じような街作りになっていた。

静岡1-7

 小さな二宮金次郎像。最近あまり見かけなくなったけど、あるところにはあるものだ。
 実際の二宮尊徳は、身長180センチ以上、体重90キロ以上の巨漢だったと言われている。ランドセルを背負わせたらランドセルが小さく見えただろう。

静岡1-8

 駿府城跡は、広い公園になっている。このあたりのゆったりした都市計画も静岡の特徴と言えそうだ。
 見えている背の高い建物は、静岡県庁の別館だ。かなり唐突で、まわりの風景と馴染んでいない。
 一番上は展望スペースになっていて、無料で登ることができる。今回は時間がなくて行けなかったけど、なかなか評判はいいようだ。

静岡1-9

 駿府公園までは駅から歩いても10分くらいだった。バスに乗るまでもなかったけど、駿府浪漫バスという100円の周回バスも走っている。
 駿府城の建物はほとんど何も残っていなくて、市民のための公園として整備されている。
 駿府城の歴史に関しては、あらためて書きたい。

静岡1-10

 たくさん小屋のようなものが建てられている最中だった。翌日からの静岡まつりのためのものだろう。
 どんな祭りで、どの程度の規模のものなのか、想像がつかない。名古屋まつりみたいなものだろうか。
 と書いて今気づいたのけど、静岡の情報というのは名古屋にはあまり入ってこない。三重県や岐阜県のローカルニュースはたくさんあるのに、静岡のものはすごく少ない。普通、これくらい大きな規模の祭りなら、地元の話題として取り上げられてもよさそうなものだ。けど、知らなかったということは、これまで見たことがないということだろう。
 こういうところをみても、愛知県と静岡県との壁を感じる。

静岡1-11

 屋台もずらりと並んでいた。まだ外枠しかできてなかったから、内部は当日仕上げるということのようだ。
 今日はいい天気だったけど、明日は夜から雨降りになりそうだ。祭りが終わる時間まで持つといいのだけど。

静岡1-12

 有名人ののぼりが立っていた。
 今年の大御所は松方弘樹と杉浦太陽が扮するらしい。
 他にも北村一樹や宇梶剛志、照英などの名前もあった。それらの人たちも参加するのだろうか。これだけ有名どころが来るということは、名古屋まつりは負けているか。名古屋まつりは郷土三英傑を地元のおじさんたちが自ら志願して演じている。

静岡1-13

 花見客もたくさんいた。前夜祭というのも行われるとのことだったから、夜桜見物の人たちも大勢訪れたのだろうか。
 駿府公園は思ってた以上に広くて、いい公園だった。史跡としての見所は少ないものの、市民の憩いの場としては申し分ない。
 下手に模擬天守を再建する必要はないのかもしれない。
 静岡シリーズはこのあと、駿府城編、久能山編へとつながっていく。

これぞ富士山

森/山(Forest/Mountain)
富士山

PENTAX K10D+DA 16-45mm f4



 日本平パークウェイの展望台へ続く階段を登りきると、突然この風景がどんと現れる。
 あっ、富士山だ、と思う。
 その衝撃は小さくない。
 目の前に大きな富士山を見たとき、たいていの人は似たような反応をしてしまうのではないだろうか。
 あ、富士山だと、ごく当たり前のことを口走ってしまう。とっさに気の利いた形容詞は思い浮かばない。
 太宰治なら、こりゃあ風呂屋のペンキ画みたいでいけないと言うかもしれない。
 私は、これぞ富士という姿を初めて近くから見て、単純に嬉しかった。これまで富士山運がないと感じていたけど、これからはもう違う。ちゃんとした富士を見た。満足したというか、これで納得した。
 富士は日本一の山。確かにその通りだと実感した。

 今日はこれまで。
 明日から静岡編が始まります。

高帝龍王神は陽の気を持った面白い小神社だった

神社仏閣(Shrines and temples)
高帝龍王神-1

FUJIFILM S3pro + NIKKOR VR 18-55mm f3.5-5.6



 名東区の高牟神社近くに、小さな神社がある。道を隔てた斜め向かい側あたりで、ここを通って気になっていたという人もいるんじゃないだろうか。私もそうだったので、今回、高牟神社を参拝したとき寄っていくことにした。
 ネットで調べても情報らしいものはほとんど出てこない。この神社の由緒を知る手がかりは、境内にあった説明の石碑のみということになる。
 なんでも、昔この神社の裏手に、幹の太さ5メートル、樹齢300年の黒松があって、それが朽ちてできた穴の中に蛇がたくさん棲んでいたんだそうだ。それが評判となって、わざわざ遠くから見物に来る人もいたという。
 これはきっと神の使いに違いないということになり、龍神様として祀ろうではないかとなったのが昭和15年のことだった。
 以来、蛇の姿は消え、この神社は各種のご利益があるというので、現在に至るまで大事にしてきたのだという。
 一見すると民家の庭のようでもあり、入っていっていいものかどうか戸惑うのだけど、思い切って入ってしまって問題ない。

高帝龍王神-2

 のぼりには高帝龍王神とある。これは祀られている神様の名前だと思うのだけど、神社名は分からない。何しろ地図にも載っていないような小さな神社だ。名前が彫られた石碑のようなものも見あたらなかった。
 それはともかくとして、なかなかいい雰囲気を持っている。これは面白いと、心の中で何度もつぶやくことになった。陽気という言葉あるけど、ここは陽の気に満たされていると感じた。陰鬱な気がない。

高帝龍王神-3

 民家の庭園風の参道が続く。実際、隣の民家と渾然一体となっていて、植木で隔てられているだけだ。
 そんなところも面白いと思う。

高帝龍王神-4

 これが龍神様を祀っている祠だ。本殿というほど大げさなものではない。
 部分的に新しいようなところもあり、全体的に手入れが行き届いていて気持ちがいい。
 変わった置物のようなものが奉納されている。
 個人の趣味で自宅の庭に手作りした神社といった趣がある。

高帝龍王神-5

 祠の前で参道は直角に折れていて、もう一方にも入口がある。
 鳥居がなければ完全に日本庭園に見える。

高帝龍王神-6

 少し離れたところから眺めてみる。
 祠の前には屋根もあって、参拝者への心遣いも見られる。
 鳥居もこぢんまりしていて手作り風だ。
 自分の家に神社を作ろうという発想はないけど、ここを見るとその気になれば自分でも作れるんじゃないかと思えてくる。自宅に神社を建てたい人の参考になりそうだ。
 神社を勝手に作っていいのかどうか知らないけど。

高帝龍王神-7

 反対側の入口。
 左の門は、隣の家の出入り口だ。神社はこの家の敷地なんじゃないだろうか。この家の人が創建に関わっているのかもしれない。

高帝龍王神-8

 神社とは関係なさそうな像が建っていたりもする。中国風のこの像はなんだろう。

 とまあ、こんなような神社で、面白かった。寄っていって正解だった。
 いい雰囲気を持っているところだから、高牟神社へ行くようなことがあれば、こちらも見ていって損はない。
 名東区神社巡り番外編は、平和ヶ丘神社を残すのみとなった。もう参拝は行ってあるから、そのうち紹介することにしよう。
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