archive: 2008年08月  1/2

完成図をヒントに逆算して作る方法論を見つけたサンデー

PENTAX K100D+SMC Takumar 50mm f1.4 他 今日のサンデー料理は、逆算サンデーだった。まずは完成図から入って、逆算して作っていった。そんなことは一つの方法論として当たり前といえば当たり前なのだけど、完成した料理を目指して作るというのではなく、あくまでも図としての完成図があって、そこから食材と料理を作っていくというアプローチはちょっと変わっていると言える。 だから今回の料理は3品とも料理名は分からない。...

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古墳時代からの歴史が積み重なったまだら模様の街 ~大須7回(最終回)

Canon EOS 20D+Canon EF-S 17-85mm f4-5.6 IS 大須シリーズの最後は番外編で締めくくりとなる。今回も長々と書いてきて、そろそろ書くこともなくなった。写真も残り少ない。本編には入らなかった写真を並べて、あと少しだけ書き加えておこう。 大須の中には座ってゆっくりできるところが少ないから、大須公園と裏門前公園は小さいながらも貴重な憩いのスポットとなっている。 ランの館は、北東の外れで大通りを一本渡った先だか...

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ゆく寺くる寺---寺町大須400年の歴史に思いを馳せる ~大須6回

Canon EOS 20D+Canon EF-S 17-85mm f4-5.6 IS かつて大須には尾張有数の名刹、七寺(ななつてら)があった。広大な境内には7つの伽藍を持ち、芝居小屋が3つも並んでいたという。最盛期は、大須観音や西別院よりも大きな寺だった。 現在は駐車場の脇に寺の名残をわずかにとどめる程度で、かつての繁栄の面影はない。ここにそんな立派な寺院があったことを知る人もあまり多くないだろう。昭和20年の空襲で七堂伽藍はすべて焼失し、...

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大須では目立たない脇役の神社にもそれぞれの歴史がある

 今回の大須散策では、エリア内にある神社仏閣を全部まとめて回ってしまおうと考えていた。地図を見ながら主立った神社はすべて回りきったつもりだった。しかし、家に帰ってきてから確認してみると、三輪神社を一つ見落としていたことが分かった。三輪神社といえば、この前行った奈良の長谷寺や室生寺に近い三輪山と関わりが深い神社だ。こんな大事なものを逃してしまったのは失敗だった。もう一回大須へ行かなければいけない理由...

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大須の中の消えゆく昭和時代の名残を求めて ~大須4回

Canon EOS 20D+Canon EF-S 17-85mm f4-5.6 IS 大須シリーズ第4回は、大須に残る昭和の断片と題してお送りします。 古い商店街の大須といえども、年を追うごとに昭和の名残は確実に消えつつある。私が通っていた頃は昭和だったから、古さの程度こそあれ、時代的なギャップのようなものはさほど感じていなかった。大須は確かに古い街に映ってはいたものの、前時代的とまでは思わなかった。平成20年の今の目で見ると、大須は一つ前...

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大須を制するには寺の位置と通りの名前を把握すべし ~大須3回

Canon EOS 20D+Canon EF-S 17-85mm f4-5.6 IS これまで万松寺と大須観音を中心に大須の歴史を紹介してきた。3回目の今日は、大須の有名どころや通りについてまとめてみたいと思う。主だった通りにはそれぞれ名前がついていて、その数が多すぎて私自身もよく分かっていなかった。県外の人も、名古屋の人も、通りの名前など大した問題ではないだろうけど、自分の頭の中を整理するのも兼ねて、一応書いておくことにする。 大須のエ...

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大須夏まつりで大須観音も鳩が蹴散らされるほどの人だかり ~大須2回

Canon EOS 20D+Canon EF-S 17-85mm f4-5.6 IS 大須について紹介するならば、街の名前の由来となった大須観音について書かなければならないのは当然のことだ。 しかし、大須観音という名前のお寺は実は存在していない。大須にある観音さんということで昔から大須観音と呼ばれているだけで、正式名を北野山真福寺宝生院(ほうしょういん)という。たぶん、大須観音を知っている人の9割はこの名前を知らないのではないかと思う。ち...

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北京オリンピック閉幕記念で北京料理っぽいものを作ったサンデー

PENTAX K100D+SMC Takumar 50mm f1.4 他 北京オリンピック最終日ということで、先週の予告通り今日は中華サンデーにした。せっかくの北京開催なんだから、最初は北京料理を目指して出発した。目指せ北京ということで。しかし、途中からうやむやになってきて、一部は北京どころか中華からも脱線しそうになった。そもそも北京料理ってどういう料理をいうのだろうというところから始めないといけない。 まず北京というところは、だ...

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大須を一言で説明するのは難しいから長々と説明することにした ~大須1回

Canon EOS 20D+Canon EF-S 17-85mm f4-5.6 IS 今日から何回かに渡って、名古屋の大須という街について紹介していこうと思う。 大須ってどんなところなのと訊かれても、一言では答えられない。一般的には、秋葉原と浅草と上野を足して小さくしたような街と説明されることが多いけど、そんなに分かりやすいところではない。原宿や巣鴨の要素も併せ持ちながら、実際はどこにも似ていない。大須は大須でしかなく、名古屋でも他に似た...

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赤目行きは歩いて焦って限界を超えてなんとか完走 ~室生寺第三回

Canon EOS 20D+Canon EF-S 17-85mm f4-5.6 IS 室生寺奥の院の石段は普通の状態でも厳しいのに、残り少ない体力で登っていくようなところではなかった。こんなに急な登りが長く続くとは知らず、いったん登り始めたからには後には引けなかった。 この日はあまりの疲労に食欲が完全に飛んでしまって、前日の夜からここまで18時間以上何も食べていなかった。とにかくアクエリアスやコーヒーなどを飲み続けて、それをエネルギーに替え...

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これが見たいがためにここまでやって来た室生寺五重塔 ~室生寺第二回

Canon EOS 20D+Canon EF-S 17-85mm f4-5.6 IS 仁王門をくぐって少し歩くと、左手に自然石を積み上げて作られた美しい石段が現れる。これを鎧坂(よろいざか)という。いよいよ700段の階段の始まりだ。 本来ゆっくり撮るべきところを、やや急ぎ足でいく。のんびりしている時間的は余裕がなかった。 5月には石段の両脇をシャクナゲが彩る。秋は赤、夏は緑で、冬は白。枯れた山寺にも四季折々の色がある。 土門拳は雪の室生寺に執...

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土門拳が愛した室生寺に私たちは日本人の心を見るか? ~室生寺第一回

Canon EOS 20D+Canon EF-S 17-85mm f4-5.6 IS 赤目滝で3時間、長谷寺で1時間歩き、この日の最終目的地である室生寺の手前までやって来た。 朝の6時半に家を出て、近鉄室生口大野駅に降り立ったのが15時40分。まだ全行程の3分の2を終えたに過ぎなかった。本当に限界を超えるのはこのあとだということに、このときの私はまだ気づいていない。 駅周辺にはそれなりに民家が集まっていて、ひなびているというふうでもない。街という...

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長谷寺には神と仏がいて、神仏グッズ自販機の夢が膨らむ ~長谷寺4回

 長谷寺本編の続きで、今回が長谷寺シリーズの最終回となる。昨日は本堂の前まで行ったから、今日はそこから再開しよう。 大迫力の本堂は、本尊を安置する正堂(しょうどう)と、相の間、礼堂(らいどう)が一体となった巨大なもので、奈良東大寺の大仏殿に次いで日本で2番目に大きな木造建築だそうだ。ただ、実際目にするとそこまで大きいとは思えないのは、背の高さがあまり高くないからかもしれない。東大寺の大仏殿は高さも...

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紫式部も清少納言も訪れた長谷寺はカッコイイ寺だと思う ~長谷寺3回

 長谷寺(はせでら)といえば、鎌倉の長谷寺を思い浮かべる人が多いだろうか。関西で長谷寺といえば、奈良桜井にある長谷寺のことだと思うだろう。関東なら長谷寺といえばアジサイだし、関西では長谷寺と聞けばボタンを連想するんじゃないだろうか。 本家は奈良の長谷寺の方だ。こちらが真言宗豊山派(ぶざんは)の総本山になっている。 二つの寺の関わりは深く、開基は両方とも徳道上人ということになっている。そこにはこんな...

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ギリシャ料理もどきを作ってギリシャの歴史を勉強するサンデー

PENTAX K100D+SMC Takumar 50mm f1.4 他 オリンピック期間中だから、それを記念してギリシャ料理もどきを作った。でも、実際は、ギリシャについてちょっと勉強してみようというのが先にあって、そのことについてここで書くためにギリシャ料理をサンデーにしたというのが正しい。だから今日は、ギリシャとギリシャ料理について書きたい。  古代オリンピックは、エーリス地方のオリュンピアで4年に一度行われていた競技大会だ。...

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平安貴族も江戸時代のお伊勢参りの人たちも歩いた門前町 ~長谷寺2回

 長谷寺門前町の続きを。 前回は雑談が長すぎて、長谷寺の前までも辿り着けなかった。今日は門の前までは行きたい。 この通りが門前町として発達したのは、関西方面の人たちがお伊勢参りに行くときに歩く道だったからだ。旧の伊勢本街道で、その行き帰りに長谷寺も寄っていったのだろう。だから宿場町の一面も持ち合わせていて、現在も数軒の宿屋が営業を続けている。江戸時代の街道沿いの名残が色濃い。 上の写真ではお遍路さ...

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長谷寺へたどり着くまでの長い雑談と門前町の写真前編 ~長谷寺1回

 近鉄大阪線の長谷寺駅を降りたら、長谷寺までは歩いて行くしかない。バスなどはなく、徒歩約20分と、やや距離がある。ただ、門前町の風景も魅力的で、ここを飛ばしてしまうのはもったいない。写真を撮りつつふらふら歩いていくことにしよう。 とはいえ、私の場合、長谷寺に割り当てられる時間が1時間しかなかったものだから、あまりのんびもしていられなかった。 突然だけど、近鉄電車というのはもしかすると聖なる線かもしれ...

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この路地裏を歩いていると、ふっと小学生のときの感覚が蘇る ~四間道2

Canon EOS 20D+Canon EF-S 17-85mm f4-5.6 IS 四間道後編は、土蔵が並ぶ場所から再開しよう。 並んでいる白い土蔵は、おそらく川伊藤家のものだと思う。このご時世に用もないのにこんな蔵を持っていられるのはよほどのお金持ちだけだ。今でも実際に蔵として使われているのかどうか。どこか一部でもいいから一般公開してもらえると、また観光客も増えるのだろうけど。 白壁の土蔵というのは江戸時代に完成された手法で、総塗籠工...

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江戸時代の四間道の頃から名古屋人は広い道路が好きだった ~四間道1

Canon EOS 20D+Canon EF-S 17-85mm f4-5.6 IS 名古屋には4つの町並保存地区がある。この前紹介した中小田井、東海道の宿として有名な有松、かつての武家屋敷だった白壁・主税・橦木界隈、そしてもう一つが今日紹介する四間道(しけみち)だ。有松と白壁もHPの散策ページに写真を載せているのだけど、ブログには書いてないからそのうち再訪して写真を撮ってこようと思っている。今日はまず四間道について書こう。 円頓寺商店街と...

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円頓寺七夕まつりは張りぼてキャラ祭りで著作権なんてなんのその

Canon EOS 20D+Canon EF-S 17-85mm f4-5.6 IS 円頓寺七夕まつり名物の張りぼては、本町のアーケードに集中している。たくさんありすぎて全部は撮れなかったのだけど、目についたものをいくつか紹介しようと思う。 その前に張りぼての語源が気になったので、ちょっとお勉強。張りぼての「ぼて」って何だろう? 調べてみると、「ザルやカゴに紙を張って漆しなどを塗ったもの」らしい。そこから転じて、竹や木などで組んだ枠に紙を...

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円頓寺の賑わいも今は昔で、かつての面影をわずかに残すばかり

 盛り場という言葉を最近めっきり聞かなくなった。夜の盛り場をうろついていては駄目ですよみたいなことを今でも教師は生徒たちに言ったりするのだろうか。 明治から戦前にかけて、名古屋の三大盛り場は、栄、大須、円頓寺(えんどうじ)だった。平成の今、円頓寺にかつての賑わいの面影を見つけることは難しい。一つの町にも浮き沈みがあるとはいえ、昔を知る人にとって過去の繁栄も、もはや幻のように感じているかもしれない。...

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赤目滝の心残りはオオサンショウウオとへこきまんじゅう <第四回>

Canon EOS 20D+Canon EF-S 17-85mm f4-5.6 IS / EF 50mm f1.8 II 今日は赤目滝シリーズ最終回ということで番外編をお届けします。 残り物写真なので特にテーマもなく、出しておきたいものを並べておこうといういつものパターンだ。 時間が気になってやや急ぎ足になった3時間だったけど、そのわりには収穫が多かった。あと1時間余分にあっても、結果はそんなに変わってなかっただろうと思う。長くいるより季節を変えてもう一度行...

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美味しくできても物足りない自分の料理の課題が見えたサンデー

PENTAX K100D+SMC Takumar 50mm f1.4 他 今日の料理を名づけるとしたら、手こずりサンデーとしよう。写真を見るとそんなにややこしい料理ではないと思うけど、これが意外と手こずった。メニューとしてはお馴染みさんに近いものだから、軽く1時間半と考えていたら、実際は2時間以上かかって、終盤はてんてこ舞いだった。わぁー、何からやっていいんだー、わっ、マグロをまだ焼いてない、ああ、ネギも切らなくちゃ、ってな感じで。...

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赤目へ行ったら滝よりも緑の映り込みを探しながら歩くべし <第三回>

Canon EOS 20D+Canon EF-S 17-85mm f4-5.6 IS / EF 50mm f1.8 II 赤目滝の番外編写真を集めてみたら一回分では収まらなかった。なので、二回に分けることにした。今回は水模様編で、次回は虫やら花やらサンショウウオなんかの番外編になる。 今日は水風景写真ということで、あまり説明することもない。コメントは短めにする。似たような写真も多いけど、何か撮影のヒントにでもなれば。 水というのはとても表情が豊かで、可能性...

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赤目四十八滝の前では上手な嘘つきになれない <第二回>

Canon EOS 20D+Canon EF-S 17-85mm f4-5.6 IS / EF 50mm f1.8 II 赤目の滝巡り後半は、百畳茶屋を超えたところから始まる。昨日の前編ではその少し先にある姉妹滝まで紹介した。今日はその続きからいってみよう。 このあたりまでくると、川幅も道もだんだん狭くなってきて、いかにも川の上流といった風景になる。歩いている人の姿も一気に減った。百畳茶屋までのんびり歩いて40分くらいだから、そこで一休みして引き返していくと...

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名張と忍者と信雄の話を交えながら赤目四十八滝巡り <第一回>

Canon EOS 20D+Canon EF-S 17-85mm f4-5.6 IS / EF 50mm f1.8 II 奈良県との県境に近い三重県西部に名張という地方都市がある。伊賀と大和とを行き来するときに通る場所ということで、奈良時代以前から集落があったとされる土地だ。奈良東大寺の荘園として発達し、今でも東大寺のお水取りに使う木材は名張で採れたものが使われているという。伊賀忍者発祥の地でもある。 同じ三重県でありながら松阪生まれの私でも名張にはまった...

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日光シリーズ番外編は旅の思い出編 ~日光第十回<最終回>

PENTAX K100D+TAMRON SP 17-35mm f2.8-4 日光シリーズ最終回は、番外編として旅の思い出写真を集めてみた。主に乗り物と食べ物などを。 出かけたのは7月20日だから、あれから2週間以上になる。そろそろ締めくくって次のシリーズを始めよう。 旅の記憶は近いようで遠く、遠いようで近い。同じ日の出来事なのに遠く感じることと、近く感じることがある。記憶と時間の関係というのも不思議なものだ。 旅の始まりは池袋。朝7時38分...

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東照宮についても書ききったから、もう結構と言い放題 ~日光第九回

PENTAX K100D+TAMRON SP 17-35mm f2.8-4 東照宮編の後半は、短くさらっといこうと思う。昨日の前半は力が入って長すぎた。あれでだいたい書こうと思っていたことは書ききってしまったから、後半は捕捉のような形になる。拝殿も本殿も入れず、薬師堂なども内部は全部撮影禁止で写真がないのが残念なところだ。 昨日は陽明門をくぐったところまでいったけど、もう一度門の外に出たところから再開したい。門の左右に見えている建物...

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東照宮に関する前置きから猿物語をへて陽明門までの長話 ~日光第八回

PENTAX K100D+TAMRON SP 17-35mm f2.8-4 人間五十年、40歳で初老といわれた江戸時代、異例の長生きだった徳川家康は、74歳になってもまだ元気で鷹狩りに出かけていた。日頃から健康には人一倍気を遣い、自ら調合した薬を飲んでいたくらいだから、特別不自然というわけではなかったかもしれない。 しかし、鷹狩りに出た1616年1月21日の夜、出された好物の鯛の天ぷらを食べたところ、にわかに体調がおかしくなった。その頃京で流...

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大猷院はお墓なのに尋常じゃない絢爛豪華さ ~日光第七回

PENTAX K100D+TAMRON SP 17-35mm f2.8-4 日光シリーズも長くなってきて、少し間延びしてきた。けど、これを終わらせないと次へ移れないから、少しずつ書き進めていくしかない。 今日は輪王寺大猷院の続きだ。前回は拝殿前の夜叉門までいった。今回は霊廟の正門に当たる唐門(からもん)から再開しよう。 拝殿の周りをぐるりと透塀が囲んでいて、その出入り口の門が唐門だ。 唐破風が乗った門の高さ9メートル、間口1.8メートル...

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