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    2023/01/04

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    2022/07/06

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勝手に紹介 ~初出・既出取り混ぜておすすめアーティスト曲編

音楽(music)
空と雲と電線

 勝手にアーティスト紹介シリーズはちょっと久しぶり。
 前回の「月詠み編」が去年2022年の10月だったから、3ヶ月も経っていた。その前の既出アーティストの新曲紹介は8月だったから、実質的には5ヶ月ぶりくらいになる。もう少し短い間隔でやっていきたいと思っているのだけど。

 新年一回目というのは特に関係なく、今回は初出アーティストと既出アーティストの新曲をあわせて紹介します。
 ずっと紹介したいと思っていたアーティストが何人(何組)かいるのだけど、特集しようとすると時間がかかってしまうので、まずは1曲か2曲だけでも出しておいて、またあらためて特集することにしたい。
 お気に入りアーティストたちの新曲も続々と発表されているので、ぼんやりしているとついていけなくなってしまう。
 というわけで、前置きはこれくらいにして早速いってみよう。




 NOMELON NOLEMON  『night draw』

 YouTubeのオススメ広告で出会って一発で気に入った曲だ。
 ああ、この感じ好きだと思った。
 2021年、ボカロPとして活動していたツミキがシンガーソングライターのみきまりあをボーカルに迎えて作ったユニットで、まだ一般的な知名度はそれほど高くないものの、YouTubeのチャンネル登録者数は18万人を超えている。 
 今後必ず伸びていくはずだから、今から追っていけば古参を名乗れる。
 みきまりあは、YOASOBIの幾田りらやにしなと同じ”ぷらそにか”(web)出身の21歳だ。
 NOMELON NOLEMONでの活躍を経て個人としても今後出てくるのではないかと思う。
 とてもセンスのある言葉で綴られた歌詞と魅力的な歌声で、特徴的なのだけど飽きが来ない。繰り返し聴いていたいと思わせる。




 NOMELON NOLEMON 『線香金魚』

 NOMELON NOLEMONからもう一曲。




 坂口有望 『サイレント』

 もうひとりぜひ紹介したいと思っていたのが、この坂口有望(さかぐちあみ)だ。
 ドラマ『科捜研の女 2022』(web)を観た人なら、あ、この曲、と気づくかもしれない。主題歌としてたまにドラマの中で一部がかかっていた。
 個人的には下で紹介する『2020』で知っていて、ちょっと変わった曲を歌うアーティストという印象だったので、こういうオーソドックスなバラード系の曲を歌うのが逆に意外だった。
 大阪出身の21歳と若いながら活動期間は5年を超える実力派シンガーソングライターだ。
 好きな小説がスコット・フィッツジェラルドの『グレート・ギャツビー』というのは渋い。
 今後の活躍を大いに期待したい。




 坂口有望  『2020』

 売れてもこういった個性的な曲を今後も作っていってほしい。




 RADWIMPS 『すずめ feat.十明』

 映画『すずめの戸締まり』(web)の主題歌で、公開前に一部がYouTubeにアップされて、主役のすずめ役の声優を演じた原菜乃華が歌っているのではないかという噂が流れて、私もそう思っていたのだけど、実際は十明(とあか)という無名のアーティストが抜擢されたのだった。
 とても魅力的な歌声だ。
 ただ、先行発表されたときの予告動画のときの息づかいが弱まってしまったのはちょっと残念だった。ああいうブレスもまた曲の一部であり、表現だと思うから。
 アイナ・ジ・エンドなどはそのあたりを効果的に使って表現している。




 にしな 『ホットミルク』

 安定のにしなさんの才能だ。

 寒くなり始めた夜に
 窓ガラス開け放って
 毛布の中くるくるくるまる夜
 つま先から凍えてゆく温度
 重ねて温め合う
 なぞる2つの記憶

 ねぇいつかは終わる恋をしていたのね、私達も
 かき混ぜれば解けてゆく悲しみさえ切ない

 上手に眠れない夜の隅
 飲み干すホットミルク
 かき混ぜたスプーンに残る熱が
 ゆっくり溶けてく
 もう1人でも平気よ

 何気ない歌詞のように思えて実はけっこう高度なことをしている。
 重ねて温め合ってなぞっているのは二つの記憶と二人の体で、混ぜ合わせて溶かしているのはホットミルクと二人の悲しみ、冷めていくのは二人の恋とホットミルクで、それぞれに掛かっている。
 もちろん無意識にではなく意識的にやっている。こんな古典的な和歌のような手法を使ってJ-POPの歌詞を書いているアーティストはほとんどいない。にしなくらいだ。




 あたらよ 『また夏を追う』

 あらたよは一曲、いっきょく、身を削って書いているような感じがする。実際はそんなことはなくて余裕を持って作っているのかもしれないけど、聴き手の勝手な印象としてそんなふうに思う。
 天才タイプのにしなと、凡人タイプのあらたよというと、あらたよに失礼だけど、結果としてあらたよはいい曲を出してくる。
 一曲を一気に書き上げたモーツァルトと何度も何度も書き直して苦労して書いていたベートーベンのように違うタイプの天才といった方がいいのかもしれない。
 昔、尾崎豊がインタビューの中で、80点の曲ならいくらでも書けるんだけど、と言ってその後の言葉を飲み込んだのを思い出す。




 上野優華 『ジコアイキセイ』

 上野優華は『あなたの彼女じゃないんだね』のようなラブソング系が似合うアーティストだと思っていたけど、こういったおしゃれ系(?)の曲もしっかり歌いこなせるのか。
 作詞作曲は秋元リョーヘイ。
 上野優華は歌唱力というより表現力に優れた歌手で、カラオケが上手いだけでは歌手になれないということは、彼女の歌を聴けば分かる。
 歌唱力プラス・アルファのアルファとは何かというのは難しいところなのだけど、人の心に訴える力で、それはもう天性のものとしかいいようがないのだと思う。練習で身につくようなものではない。


 今回はちょっと曲数少なめで、特にいい曲、好きな曲を紹介しました。
 今回紹介しきれなかった分の新曲は、近いうちにまたやりたいと思ってます。

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勝手に紹介 ~【月詠み】

音楽(music)
2022-10-18.jpg

 勝手に紹介シリーズ、今回は【月詠み(つくよみ)】です。
 前回の勝手にシリーズは8月3日の既出アーティストの新曲紹介だったのだけど、本編としてはその前7月6日の【あらたよ】だから、実質3ヶ月以上空いてしまっていた。
 この間、あまり音楽を聴いていなかったというのもあって、なかなかその気になれなかった。
 ただ、月詠みについてはそれ以前から知っていて、早く紹介したい気持ちがあった。

 コンポーザー兼プロデューサーのユリイ・カノンは2015年からボカロPとして活動していて、ある程度名前は通っていたので知っている人は少なくなかっただろう。代表曲としては『スーサイドパレヱド』、『おどりゃんせ』、『だれかの心臓になれたなら』などがある。
 これを聴くと分かるように、ボカロP時代はアップテンポでハイキーの曲が多かった。
 そのユリイ・カノンを中心とした音楽プロジェクト名が月詠みで、活動開始は2020年10月のことだ。
 一作目の『こんな命がなければ』 をYouTubeに投稿したのが10月10日だから、ちょうど2年ということになる。
 少しずつライブ活動もしているようだけど、まだまだネットの中だけの存在なので、一般的な知名度は低そうだ。
 とはいえ、チャンネル登録者数は43万人だから、決してマイナーな存在ではない。
 ここ最近はタイアップ作品が増えてきているので、広く一般に知られるのも時間の問題かもしれない。
 本人たちが表に出てくる気があるのかどうかは分からないのだけど。

 ネット検索をすると、それなりの件数が引っかかるものの、情報量としては少ない。
 そんな中、Real Sound(web)は早くから月詠みに注目して追いかけていたようで、何本かの記事が月詠みについて知る手がかりを与えてくれる。

 ⽉詠みはなぜ考察意欲をかき立てるのか ユリイ・カノンに問う、ストーリーを通した音楽表現の面白さ

 月詠み ユリイ・カノン、1st Story完結に向けて クライマックス飾る「月が満ちる」から始まったストーリー

 月詠み、ユリイ・カノンが綴る葛藤の先にある願い 新ボーカル迎えた第2章で明かされ始める物語のベール

 ボカロ曲から人間が歌うJ-POPへの移行はわりとスムーズだったようで、むしろ月詠みとして発表する楽曲の方がユリイ・カノンの世界観や思想をよく表しているように思う。
 人工的なのだけど人間的で、絶望しながら希望を捨てきれないでいる世界観はある種の人間の共感を呼ぶ。
 あまりあれこれ解説めいたことを書くよりも月詠みの曲を聴いてもらった方が早い。好きな人は好きだと思うし、駄目な人は駄目だろう。好みが分かれるアーティストだと思う。

 まだ曲数が少ないので、古い順に全曲を紹介します。




 月詠み 『こんな命がなければ』 2020年10月10日

 月詠みとしてのデビュー曲で、まだボカロ曲の名残が色濃い。
 当初、ボーカルはmikotoだった。この後、第2章と銘打ってプロジェクトは大がかりとなり、ボーカルもYueに交代することになる。




 月詠み 『ネクロポリス』 2021年1月16日

 2曲目にして早くもTBS系「CDTVサタデー」2月度エンディングテーマに採用された。
 走るピアノがユリイ・カノンの特徴で、それは1曲目からなのだけど、この曲は間奏のベースが印象的だ。
 ソフトでどんな音も作れるといっても、その楽器の本質的な良さを理解してないといい曲は作れないわけで、1つの楽器を極めるのも才能だけど、ソフト的に多くの楽器の音色を操れるというのも間違いなく才能だ。




 月詠み 『新世界から』 2021年3月29日

 ガンプラ40周年記念映像「ガンダムビルドリアル」主題歌として制作された曲。
 MVは初の実写となった。
 より広く一般向けを意識した楽曲となっており、メジャーとしての意識がこの頃から明確になったのではないかと推測する。




 月詠み 『真昼の月明かり』 2021年7月15日





 月詠み 『絶対零度』 2021年8月26日

 この5曲目の後、2021年9月8日に1stミニアルバム『欠けた心象、世のよすが』を発表し、その後しばらくシングルの発表がされなかった。
 何らかの話し合いというか相談があったのだろう。ボーカルのmikotoはここまでとなり、次の6曲目が発表されたのは5ヶ月後の2022年1月26日の『生きるよすが』だった。




 月詠み 『生きるよすが』 2022年1月26日

 この曲をもって月詠みの第2章が始まった。
 ボーカルもYueとなった。
 mikotoのボーカルが好きで交代は残念に思った人も多かっただろうけど、Yueになって月詠みは明らかにスケールアップしたように思う。参加メンバーも増えて、もはやユリイ・カノンの個人的なプロジェクトではなくなった感もある。
 ただ、初期の月詠みを支えたのは間違いなくmikotoの歌声で、楽曲はそう簡単に色あせない。




 月詠み 『メデ』 2022年2月24日

 J-POPに寄り過ぎたと感じたのか、少しボカロ曲寄りに戻したのがこの『メデ』だ。
 ハイレベルのボーカルYueを得て、ユリイ・カノンがYueなら歌いこなせると読んで作ったのかもしれない。
 早い曲調でピアノが疾走するというのが月詠み/ユリイ・カノンの最も特徴的な点だ。




 月詠み 『ヨダカ』 2022年4月13日

 TVアニメ『BIRDIE WING -Golf Girl's Story-』エンディング主題歌。
 実写とアニメを組み合わせたMVが制作された。
 私が初めて月詠みを知ったのはこの曲で、全部の曲を聴いた後にもう一度聴いたら、この曲によって月詠みの真骨頂は初めて姿を表したのだと思えた。
 この後月詠みがどれくらい活動を続けるか分からないけど、月詠みの最良の曲のうちの一曲はこの『ヨダカ』だと言い切ってしまう。




 月詠み 『イフ』 2022年5月8日

 プロジェクトセカイ カラフルステージ! feat. 初音ミク『MORE MORE JUMP!』のために書き下ろされた楽曲の月詠み版。
 初音ミク版はこちら




 月詠み 『アメイセンソウ』 2022年6月29日

 この頃には月詠みとしてすっかり安定感が生まれている。




 月詠み『花に雨を、君に歌を』 2022年7月15日

 10曲目の『アメイセンソウ』と11曲目の『白夜』の間に発表された曲で、どういう扱いなのかよく分からなかったのだけど、どうやらユリイ・カノンがTHE BINARY(web)に提供した曲のようで、こちらがオリジナル版だ(2020年5月9日発表)。
 その曲を月詠みとして、YueとSERAがツインボーカルで歌ったのがこの曲ということらしい。なので、月詠みのシングル曲という扱いにはなっていない。




 月詠み 『白夜』 2022年7月20日

 これまでの月詠みの曲でこれが一番好きだ。
 ハイテンポが月詠みの特徴ではあるのだけど、こういうスローテンポの曲もよくて、個人的にはこういう曲調を好んで聴いている。
 毎回こうじゃくていいから、何曲かに1曲はこういう曲も作っていってほしい。




 月詠み 『月が満ちる』 2022年8月17日

 これまでの最新曲。
 第2章以降の月詠みはコンスタントに月に1曲くらいのペースで発表してきたのだけど、9月、10月は新曲発表がない。
 8月にAudio Novelと題して『「だれかの心臓の心臓になれたなら」追懐録』を発表しているから、今後は更に活動の幅を広げることを計画しているのかもしれない。
 月詠みプロジェクトはそう長くはないような気もするけど、まだまだいい曲を作っていってほしい。


 月詠み 公式サイト


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勝手に紹介 ~既出アーティストの新曲紹介 2022年8月

音楽(music)
空と雲

 勝手に紹介シリーズ。今回は【既出アーティストの新曲紹介】編をお届けします。

 前回が2022年5月だったから、また3ヶ月近く経って新曲もだいぶたまった。

 2022年5月【前編】
 2022年5月【後編】

 今は昔と違って何ヶ月かに一度シングルを出して、何年かに一度アルバムを発表するという製作スタイルではなくなっているので、新曲のタイミングは掴みづらい。音楽番組をまったく見ず、サブスク契約もしていない私としては、YouTubeだけが頼りということになる。
 でもYouTubeがなければそれさえ知れなかったのだから、YouTubeはありがたい存在だ。制作者やアーティスト側もそれは充分に承知していることだろう。

 というわけで、今回もお気に入りアーティストの新曲を紹介します。




 にしな 『青藍遊泳』 2022年6月15日

 いい加減、にしなは令和を代表する天才歌人であるということに世間は気づかないといけない。
 天から与えられた才能というよりも天然の才と言う方がぴったりくる。
 とにかく言葉の選択の感覚が素晴らしく、詩は描写だということをよく知っている。だから、歌詞がとても映像的だ。
 一行目から抜群の冴えを見せる。

”門出の夜に忍び込んで
青いプール金魚を放とう”

 卒業式の日の夜にクラスメイトと一緒に夜の学校に忍び込んでプールに金魚を逃がした、などという回りくどい説明はしない。ぎりぎりまでそぎ落とした言葉で描写することで、その場面を鮮やかに描き出す。
 金魚は赤色と言わなくてもプールの青と金魚の赤がコントラストとなっている。
 この”赤”や”泳ぐ”という言葉がキーワードとなって後の部分に掛かってくる。

”飛び込めば溢れる笑い声
染み込んだ夜の向こう
なんとなく届く気がして
手を伸ばした”

 難しい言葉は使っていないのに非常にセンスを感じさせる言葉選びで、笑い声が”染みこんだ夜”などという表現は常人ではなかなか思いつかない。
 奇をてらわず天然の才から発した言葉なので無理がないし嫌みにならない。
 凡人が詩人を気取ってそれらしい言葉を使っても、そんな言葉では人の心を震わせることはできない。 

”夜空の星屑 盗む事ばかり企んでいる”については、にしな本人に訊かないと意味は分からない。

 この曲が製作されたのは3年ほど前で、ライブ限定で歌っていたものを、今回ニューアルバム『1999』に収録されることになり、正式発表となった。機が熟したということが言えそうだ。

 発表されたばかりの新曲シングル『1999』の歌詞を聞けば、にしなはタダ者ではないことが分かる。
 1998年生まれなので、1999年は1歳だったにしなが今になって思う1999年がテーマになっている。




 幾田りら 『レンズ』 2022年6月14日

 YOASOBIのボーカルikuraの歌唱が一級品であることは多くの人が認めるところだ。
 しかし、シンガーソングライター幾田りらの楽曲については凡庸としか言えないと個人的には思っている。ぷらそにかで同時期に活動していた同世代のにしなと比較すればその差は歴然だ。
 しかし、YOASOBIのボーカル活動の中で得たものや掴んだものがあったのだろう。ここ最近はちょっとよくなってきた。
 前曲の『スパーク』とこの『レンズ』はまだ伸びしろがあることを示した。今後に期待したい。




 空白ごっこ 『ラストストロウ』 2022年2月16日

 TVアニメ『プラチナエンド』(webサイト)2ndシリーズエンディングテーマに採用された曲。
 カップリング曲の『カラス』や、映画『神は見返りを求める』(webサイト)の挿入歌『かみさま』など、タイアップ曲が増えてきたのは売れっ子になってきた証だ。
 ブレイク直前といったところかもしれない。



 Myuk 『Pancake』 2022年6月11日

 個人的にMyukはもっと売れていいし売れるべきだと思っているアーティストのひとりだ。そのためにはもう少し時間がかかるだろうか。




 足立佳奈 feat.Tani Yuuk i『ゆらりふたり』 2022年6月24日

 見た目はアイドル歌手みたいなのだけど、実際は実力派のシンガーソングライターだ。
 ここのところ 『オーマイガール』『Me』『DATE』と、立て続けに新曲を発表している。
 デビュー5周年記念の連続配信リリースということで、もう少し続くようだ。




 MATSURI 『52Hzの鯨』 2022年6月24日

 MATSURIについては以前も少し書いたと思うのだけど、ライブやYouTubeなどで歌ってみたの人からのデビュー組だ。
 発表している曲は少ないながら確かな実力の持ち主なので、今後更に期待できる。




 ヨルシカ 『左右盲』 2022年7月25日

 ヨルシカの世間的な認知度というのがよく分からないのだけど、もはや超メジャーな存在なのだろうか。
 基本的に顔出しはしてないものの、シークレットライブなども行っていて、人気は高い。
 ヨルシカ好きなら『ブレーメン』もおすすめ。




 Aimer 『wavy flow』 2022年6月17日

 Aimerはもはや押しも押されもしない大スターなので、私がここで紹介するような存在ではなくなってしまった。
 去年あたりまではまだ知る人ぞ知るくらいの存在だったのに、『鬼滅の刃』のテーマ曲を担当したり、タイアップが増えたりで、一気に知名度が上がった感がある。
 それ以前から武道館ライブをするくらいのアーティストだったのだけど。




 yama 『くびったけ』 produced by Vaundy 2022年7月29日

 ネット上でしか存在しないような謎のアーティストだったyamaも、最近は表に出てくるようになって、謎感は弱まった。
 ただ、その正体はいまだよく分かっていない。
 この曲ではVaundyと組んで歌っている。今後はそういうことも増えてくるかもしれない。




 日食なつこ 『meridian』 2022年7月3日

 日食さんは当たり外れが大きくて、好きな曲もあるのだけどそうじゃない曲も少なくない。
 この曲はけっこう好きだけど、『必需品』は好きではない。




 ぷにぷに電機×80KIDZ 『Night Session』 2022年6月30日

 ぷにぷに電機はやる気があるんだかないんだかよく分からないアーティストで、そういうすかした感じも魅力のひとつなのだろう。
 別に売れなくてもいいしと思っているようで、でもちゃんとときどきは新曲を発表する。
 かと思うと、アップした曲がいつの間にか削除されていたりする。




 三浦透子 『intersolid』 2022年6月6日

 映画『ドライブ・マイ・カー』(webサイト)の出演で、女優としての株を一気に上げたけど、アーティストとしても引き続き活動していってほしいと願っている。
 とにかく声がいい。独特の世界観も持っていて、他に代わりはきかない。




 OCEANS ex.KureiYuki's with yui 『Summer in COLORZ』 2022年7月27日

 以前も組んで何曲か曲を発表している。
『サヨナラ SAY GOODBYE』は勝手に紹介シリーズで紹介した。
 この曲はその路線に近い。
 yuiは全盛期のときはまったく聴いていなくて、個人的には最近再発見したアーティストという位置づけの存在となっている。




 adieu 『ひかりのはなし』 2022年7月27日

 女優としてしっかりと地位を確立した上白石萌歌だけど、アーティストadieuとしても魅力的だから、このまま続けていってほしい。




 Hakubi 『あいたがい』 2022年7月29日

 Hakubiは以前どこかで紹介したつもりだったのだけど、まだだったかもしれない。
 とりあえずここに入れておいて、機会があればいずれもう一度ちゃんと紹介したい。
 



 『すずめの戸締まり』テーマ曲 2022年7月15日

 今年2022年11月11日に公開予定となっている新海誠監督の新作『すずめの戸締まり』(webサイト)の主題歌。
 主人公のすずめ役の声優はオーディションで原菜乃華に決まった。
 まだ知名度はそれほどでもないと思うけど、原菜乃華は子役から活動しているので18歳ながら芸歴は長い。
 最近でいうと、ドラマ『真犯人フラグ』(webサイト)の相良家の娘役というと、ああ、あの子かと思う人もいるだろう。
 主題歌は誰が担当するのかと発表前から話題になっていたけど、原菜乃華自身が歌うことになったらしい。
 正式にはまだ発表されていないけど、楽曲の担当は今回もRADWIMPSのようだ。主題歌は野田洋次郎ワールド全開なので間違いなさそうだ。
 それにしても初歌唱とは思えないほど原菜乃華の歌は魅力的だ。こういう歌い方のクセは誰かに教わるものではなく天性のものだ。
 オーディションに歌唱があったのかどうかは分からないけど、この鉱脈を掘り当てる新海誠監督はさすがだ。
 原菜乃華はこれを機に女優としても歌手としてもブレイクすること間違いなしと断言できる。


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勝手に紹介 ~【あらたよ】

音楽(music)
 勝手に紹介シリーズの今回は、【あらたよ】編をお送りします。
 例によってあらたよの知名度がよく分からないのだけど、若い世代にはわりとよく知られているのかもしれない。
 YouTubeチャンネル登録者数は13万人だから、にしなと同じくらいだ。
 wikiのページを読むと略歴を知ることができる。
 YouTubeに初めてオリジナル曲の『10月無口な君を忘れる』をアップしたのが2020年11月で、それが実質的な活動開始となった。
 ただ、この曲は尚美ミュージックカレッジ専門学校プロミュージシャン学科という専門学校の卒業オーディションのために作った曲ということなので、素人がYouTubeからデビューしたというのとは少し違っている。
 とはいえ、この一曲が大きな注目を集めてメジャーデビューにつながったということでいうと、YouTubeがデビューのきっかけとなったという言い方も間違いではない。
 あらたよについてもっと知りたければネットのインタビュー記事を読むのが手っ取り早い。いくつか紹介しておきます。

 あたらよ初インタビュー。1曲のMVで頭角を表したバンドの背景に迫る(DIGLE MAGAZINE)

 あらたよが新たなフェーズへ(音楽ナタリー)

 あたらよは何者で、どこへ行くのか?奇跡の重なりから『極夜において月は語らず』まで(宮本英夫)




 あらたよ 『10月無口な君を忘れる』 2021年03月24日

 作詞作曲はボーカルのひとみで、もともとシンガーソングライターとして活動していたそうだ。
 現在は4人組のバンド構成になっている。




 あらたよ 『晴るる』 2021年4月28日




 あらたよ 『8.8』 2021年6月30日




 あらたよ 『夏霞』 2021年8月11日

 デビューから一年足らずでTHE FIRST TAKEに登場した。これはこれまでの最短記録だ。
 一発撮りの生歌でも安定しているひとみの実力を示したといえる。
 オリジナル版はこちら
『10月無口な君を忘れる』もTHE FIRST TAKEで歌っている。




 あらたよ 『祥月』 2021年9月22日




 あらたよ 『知りたくなかった、失うのなら』 2022年1月26日

 この曲からエイベックス・レーベルのA.S.A.Bに移籍したので、ここがメジャーデビューということになるだろうか。
 私はこの曲で、やっぱりあらたよはいいんだなと思うようになった。その後、あらためて聴き直した『夏霞』のよさに気づいた。




 あらたよ 『交差点』 2022年3月2日

 あらたよの偉いのは、ちゃんと2ヶ月に一曲くらいのペースで発表し続けていることだ。YouTubeやサブスクで音楽を聴くことが一般的になった今、一年に一曲か二曲シングルを発表して、数年に一枚アルバムを製作するといったやり方では時代のスピードに間に合わない。
 確実に2、3ヶ月に一曲くらい出していった方が忘れられずに浸透していくように思う。

 2022年3月23日には1stアルバム『極夜において月は語らず』を発表した。


 




 あらたよ 『青を掬う』 2022年5月4日




 あらたよ 52(弾き語り Full ver.) 2022年4月27日


 今後も更に伸びていくかどうか、あらたよは要注目のバンドだ。


 公式サイト


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