カテゴリ:パン屋(bakery)

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  • 名古屋と近郊で食パンをめぐる旅 ---池下ベーカリーrico/Jack&Betty/ ぱん・くまくる

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    2017/02/14

    パン屋(bakery)

  • 名古屋と近郊で食パンをめぐる旅 ---レキップ ド コガネイ/モネラ/アンジュール

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    2016/12/23

    パン屋(bakery)

  • 名古屋と近郊で食パンをめぐる旅 ---大須ベーカリー/パンドール丸武/ゴントラン シェリエ

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    2016/12/13

    パン屋(bakery)

  • 名古屋と近郊で食パンをめぐる旅 ---お気に入りの3店

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    2016/12/05

    パン屋(bakery)

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名古屋と近郊で食パンをめぐる旅 ---池下ベーカリーrico/Jack&Betty/ ぱん・くまくる

パン屋(bakery)
ベーカリーrico店舗

 名古屋と近郊で食パンをめぐる旅シリーズ。今回は地下鉄駅前にある3軒のパン屋さんを紹介します。

 地下鉄東山線の池下駅の北にある「池下ベーカリーrico」さん。
 以前は「ベーカリー CORK」という店名だったそうだけど、その頃のことは知らない。
 池下に写真を撮りにいったときに店の前を通りかかって気になっていた。そのときは買わず、もう一度出直して買いにいった。
 町のパン屋さんというたたずまいの店だけど、たぶん女性がやられている店なので、店構えも、店内の様子も、パンの感じも女性らしさが出ている。
 意外というべきかどうなのか、パン屋の主人は男性が多い。それはパティシエが意外に男性が多いのと共通するのかもしれない。もちろん、パンもケーキも女性がオーナーの店もあるのだけど、パン屋は割合でいうと3分の2は男性だと思う。パン作りもたぶん体力勝負で、外から見ているよりもずっと大変なのだろう。



リコ

 何種類かある食パンの中からマイルド食パンを選んだ。
 山食パンが好きなのだけど、その店の基本を知るには角食パンの方が分かりやすいように思う。
 この日は確か、年末年始の休み明けで、通常400円が300円になっていた。サイズからして400円でも高くはないけど300円は安い。
 全体的に手堅くまとまっているという感じだ。とても真面目で誠実な食パンといえる。必要充分の美味しさで、難を言えば突出したところがないということだろうか。
 別の種類の食パンも食べてみたい。

 池下ベーカリーricoのFaceBook
 お店の地図
 9時~18時
 定休日 日曜日・祝日



Jack&Betty店舗

 地下鉄東山線の一社駅から南へ少し行ったところにある「Jack&Betty」さん。
 ここはかなり昔からあるパン屋さんで、もう老舗といっていいくらいかもしれない。少なくとも30年以上はやっているはずだ。
 ずいぶん前に一度か二度買って食べたことがあるけど、時間が経ちすぎていて味の記憶はない。
 夕方から店内のパンを全部値引きするのが売りだったのに、最近それをやめてしまった。先行きが少し心配になる。



Jack&Betty食パン

 買ったのはゴールデン食パンだった。
 二口、三口と食べ進めて、あれ? 美味しい、となった。
 実はあまり期待していなかった。しかし、Jack&Bettyの実力を少々侮っていたようだ。長年続くということはそれだけ美味しさが認められているということだから、考えたら美味しいのは当たり前なのだ。
 期待以上だったことを差し引いても、この食パンは美味しいと思う。サクッとした軽い歯ごたえと、もっちりした中身の食感、しっかりした味わいのバランスがいい。オーソドックスだけどそれだけではない。
 どうせ昔ながらの古いタイプのパン屋さんでしょと敬遠している人にこそオススメしたい。



Jack&Bettyホテル食パン

 一度目の印象がよかったのでもう一度買いにいった。選んだのはちょっと高級タイプのホテル食パン。高級といっても一本498円だから高くはない。
 けど、今度は逆に期待しすぎたのか、期待を下回った。もっちり系で私の好みではないというのもあったかもしれない。個人的にはゴールド食パンの方が好きだ。

 お店の地図
 7時~19時
 定休日 なし



くまくる外観

 天白区野並にある「ブランジェリー ぱん・くまくる (Boulangerie Pain-Kumacle) 」さん。地下鉄桜通線の野並駅のすぐ南だ。
 店の前で大がかりな工事をしていて騒々しかったのだけど、店の感じはよかった。
 Kumacle(くまくる)とはどういう意味なのだろう。Boulangerieはフランス語でベーカリーで、Painもフランス語でパンだから、Kumacleというフランス語があるのかと思いきやそうでもなさそうだ。造語だろうか。



くまくる食パン

 買ったのはパン・ド・ミだった。久々の山食パンという気もする。
 持った感じ、ずしりとちょっと重たい。たまにこんなふうに重量のある食パンがある。水分量が多いとかだろうか。くたっとするほど柔らかい。
 山食パンということでトーストの食感はザクッとしている。口溶けはまずまず。香りはいいのに味は薄味で、最初ちょっと物足りないかなと思うんだけど、後半でだんだん美味しくなっていく。
 食べ終わったとき、これはけっこう美味しい食パンかもしれないと思う。
 生で食べてみたら、やっぱり美味しかった。むしろトーストよりも生の方がいい。目は荒いのだけど、しっとりしていて口溶けがいい。
 このパン屋さん、なかなかの実力派とみた。家から近ければまた買いにいきたいけど、野並まで行く機会が今後あるかどうか。

 ブランジェリー ぱん・くまくるのブログ
 お店の地図
 10時~19時
 定休日 日曜日・隔週月曜日
 

名古屋と近郊で食パンをめぐる旅 ---レキップ ド コガネイ/モネラ/アンジュール

パン屋(bakery)
レキップドコガネイ店舗

OLYMPUS E-M5 + Panasonic LEICA 25mm F1.4



 名古屋と近郊で食パンをめぐる旅シリーズ。今回も3軒の店を紹介します。

「ブーランジェリー レキップ ド コガネイ (boulangerie L'Equipe de Koganei)」さんは、東山動物園正門近くに今年4月にオープンしたお店だ。
 東山エリアは、「ル・プレジール・デュ・パン」や「Boulangerie ぱんのいえ」、「マイスターかきぬまバックシュトゥーベ」など個性的なパン屋が集まったエリアで、コガネイさんもそこへあらたに仲間に加わることになった。
 レキップはフランス語でチームを意味する言葉だから、チーム小金井が店名だ。滋賀県の有名店でシェフをしていたご主人が、奥さんやスタッフごと名古屋の東山に引っ越してきて店を構えた。
 オープン早々話題になり、あっという間に有名パン屋さんになった感がある。
 住宅街の奥まったところにあって少し分かりづらい。店の入り口自体も奥に引っ込んでいるので、うっかりすると前を通り過ぎてしまう。
 駐車場は店の前にある1台分だけのようだ。
 店内はこぢんまりしていて、お客も一度に3人くらいしか入れない。ただ、洗練されていていい雰囲気だ。必ずしも高級志向という感じでもなく、気軽に入っていける感じが気に入った。
 訪れたのは夕方だったせいもあって、パンの種類はやや少なめだった。



レキップドコガネイ食パン

 買ったのはパン・ド・ミで、もう一種類あったと思う。
 表面のサクッとした歯ごたえと中身のモチッとした食感のバランスがいい。風味は最初少し弱いかなと思うのだけど、あとからじわじわやってくる。その風味が少し変わっていて、ちょっとチーズっぽい味がした。小麦の種類なのか、何か混ぜているのか。
 全体的にまとまっていてバランスのいい食パンだと思う。



レキップドコガネイクロワッサン

 これまで食べた中でベストのクロワッサン。これは旨い。
 最初のひと噛み目のサクッとした歯ごたえがクロワッサンのイメージを裏切らない。そうそう、この感じがほしいんだよねと思う。
 味はやや強めで、バターの風味がしっかり効いている。食パンとは違ってクロワッサンはこれくらい風味が分かりやすいくらいでちょうどいい。
 クロワッサンめぐりはまだ始まったばかりだけど、あらたな基準ができた。

 レキップ ド コガネイのHP
 お店の地図
 9時~18時
 定休日 月曜日



モネラ店舗

 杁ヶ池公園の東にある「天然酵母パン モネラ」さん。
 エリアとしては長久手エリアになる。
 リニモの杁ヶ池公園駅の東にある東狭間交差点を南へ350メートルほど進んだ右手に店はある。よく目を凝らしておかないと店を見逃す。その理由は上の写真を見てもらうと分かると思う。店の前が全面的にもじゃっている。ほぼパン屋だとは気づかない。



モネラ店舗近くから

 近づいてみると、ようやく葉っぱの間から店の看板が顔を出していることに気がつく。外観からしてなかなかただものではないなと思わせる。
 店に一歩足を踏み入れると、この感じ、いつかどこかで味わったことがあるなと思う。昔の小さな熱帯魚屋さんとか花屋さんのような感じに近い。
 パンを焼いているのはご主人で、お店で販売をしていた外国人女性は奥さんだと思う。ドイツの方だろうか。



モネラ食パン

 天然酵母食パンとバター食パンを買ってみた。写真はどっちがどっちだか忘れてしまったけど、たぶん上の写真が天然酵母食パンだと思う。
 天然酵母を使ったこだわりの食パンで、健康志向が強い。
 塩や砂糖は控えめにしているはずで、味はあっさりしている。ただ、健康志向のパンは物足りないかといえば必ずしもそうではなく、雑味がない分、小麦粉本来の甘さや香りを感じることができるし、個人的に食パンは食感を重視しているから、食感がいいとそれだけで美味しく感じられる。
 ここの天然酵母食パンの食感はすごく好きだ。好みのど真ん中といっていい。ぜひまた食べたい。
 サイズのわりに値段はやや高めだ。



モネラバター食パン

 こちらがバター食パンだと思う。
 サクッと軽い歯ごたえと口溶けのよさは抜群。
 味は少し変わっている。香ばしいのだけど、甘さではなくしょっぱさでもなく、不思議な味わいがある。使っている小麦粉の風味なのか、バターの風味なのか、ちょっと分からない。
 店構えで損をしている気もするけど、応援したいパン屋さんだ。

 モネラのHP
 お店の地図
 8時半~19時
 定休日 日曜日・月曜日



アンジュール店舗

 同じく杁ヶ池公園近くにある「アンジュール」さん。公園とは道を挟んですぐ北側、通りの裏手に店がある。
 ここも小さくて目立たないパン屋さんで、公園を訪れる人くらいしか見つけられないんじゃないかと思ったりもする。公園西側の表通りに面していれば、車で通る人も気づくのだろうけど。
 それでも2013年1月のオープンというから、そろそろ4年になる。地域のパン屋さんとして定着しているのだろう。



アンジュール食パン

 普通の食パンと、もちもち食パンというのを買ってみた。こちらは通常の食パン。
 この食パンも健康志向の強い食パンのようだ。雑味がなくてあっさりしている。小麦の風味も味わえる。
 持った感じがすごく柔らかくてくたっとしている。歯ごたえは軽いけど、中はややもちっとしている。
 尖ったところはないけど優等生の食パンといったところだ。



アンジュールもちもち食パン

 切り分けられたタイプは好きではないのだけど、こんなふうに少ない枚数で売ってくれるのはありがたい。何種類かあれば試しに買えるし、風味が落ちないうちに食べきれる。値段も安い。
 もちもち系の食パンはあまり好まないから本命ではないと分かりつつ、普通の食パンと比較するために買ってみた。
 なるほどもっちり感が強い。もちもちは口溶けが重くなるから、好みからはずれる。比較するとやはり通常の食パンの方が好みだった。

 アンジュールのブログ
 お店の地図
 10時~18時
 定休日 日曜日・月曜日・祝日
 

名古屋と近郊で食パンをめぐる旅 ---大須ベーカリー/パンドール丸武/ゴントラン シェリエ

パン屋(bakery)
大須ベーカリー店舗

OLYMPUS E-M5 + Panasonic LEICA 25mm F1.4



 名古屋と近郊で食パンをめぐる旅シリーズ。今回は街中にある3軒のパン屋さんを紹介します。

「大須ベーカリー」さん。
 名前の通り大須の商店街の中にある。矢場町方面から南へ下って万松寺交差点を西へ入り、しばらく進んだ右手だ。
 アーケード通りの中にあるとは思わず周囲をぐるぐる探し回ってしまった。店は角にあるから、万松寺通が分かれば店は見つかると思う。
 昔ながらのパン屋をイメージしていたら外観がおしゃれで想像と違っていた。けど、セレブ寄りか庶民寄りかといえばやはり庶民派の部類に入る店だと思う。
 商店街の中なので専用駐車場はない。最寄り駅は地下鉄名城線/鶴舞線の「上前津駅」で、駅から歩いて分くらいだ。



大須ベーカリー食パン

 何種類かあった中でソフティープルマンというのを選んでみた。
 持った感じからして柔らかい。当日は切り分けるのが難しいくらいだった。しっとり系でクセがなく、控えめな優等生といった印象の食パンだ。70点ではないし90点でもない。どこか突出させるよりもバランスを重視した食パンといえるんじゃないだろうか。
 普通に美味しいというのは食パンにおいてはけっこう偉大なのだ。
 このサイズで税込み290円はまずまずの値段設定だと思う。

 大須ベーカリーの紹介ページ
 お店の地図
 9時~19時半
 定休日 火曜日・水曜日



パンドール丸武店舗

「パンドール丸武」さん。
 個人的な感覚では矢場町エリアなのだけど、最寄り駅を考えるとJR中央本線と地下鉄鶴舞線の鶴舞駅が最寄り駅になるから、鶴舞エリアということになるだろうか。
 丸太町ジャンクションの少し東、若宮大通沿いに店はある。
 外観からしてもスタイリッシュなパン屋さんだ。高級感丸出しというよりおしゃれな店を目指すというコンセプトが感じられる。
 webサイトがないのがちょっと残念というかもったいない気もする。



パンドール丸武食パン

 買ったのは山型食パンだった。
 まず香りがいい。中はしっとりとしていて柔らかい。トーストにすると食感はかなり軽い。
 一口目から美味しさが分かりやすいタイプの食パンだ。ただ、その分、食べ進めたときの味の奥行きが少し足りないかもしれない。もう一歩口溶けがいい方が好みだ。
 充分美味しいのだけど、どこか物足りなさもある。他の種類の食パンも食べてみたい。

 お店の地図
 8時~19時
 定休日 火曜日・月曜日不定休



ゴントラン シェリエ店舗

 JR名古屋駅の高島屋一階にある「ゴントラン シェリエ」さん。
 パリに本店を持つ有名高級パン屋さんだ。とにかくおしゃれで、ブランド力を前面に押し出してくる。私としてはやや苦手なタイプの店ではあるのだけど、やはり説得力はある。
 パリの本店は三つ星シェフで若手ナンバーワンとの呼び声もあるパン職人がやっているのだとか。日本の店はパリ直営とかではなく、ゴントラン シェリエのプロデュースということらしい。売っているパンは日本特有のものなのだと思う。東京に5店舗、福岡と仙台にも支店がある。
 一番人気はクロワッサンということで、食パン目当ての私としては少しラインがずれているかもしれない。
 たいぶ前に一度買って食べたことがあって、そのときは高いけど美味しいという漠然とした印象しか残らなかった。前回は店の写真を撮るのを忘れたこともあって再訪することにした。



ゴントラン シェリエ食パン

 すべてカットしてある食パンしかなくて、この時点でちょっとイヤだ。食べるときの気分で好きな厚さに切り分けて食べたい。
 ひと言で言うと高級食パンということになるだろう。香りのよさはかなりのもので、味は上品でやや控えめ。
 歯ごたえは軽いものの、ややもっちり系で、口溶けはあまりよくない。
 全体としてはレベルの高い食パンなのだろうけど、個人的にはそれほど好んで食べたいというほどでもない。食パンだけでいえば、もっと安くて美味しいところを他にいくつも知っている。この立地では値段設定は当然高くならざるを得ない。
 次回は看板商品ともいえるクロワッサンを買うことにしたい。それ次第で評価は一変する可能性はある。

 ゴントラン シェリエのHP
 お店の地図
 7時半~21時
 定休日 なし
 

名古屋と近郊で食パンをめぐる旅 ---お気に入りの3店

パン屋(bakery)
ポルカ店舗

OLYMPUS E-M5 + Panasonic LEICA 25mm F1.4



 名古屋と近郊で食パンをめぐる旅シリーズの一回目は、今年2016年2月のポルカ編から始まった。
 まだ紹介していない店もあるし、一年を振り返るには少し早いのだけど、いったん締めくくりとして、現状でのお気に入り3店を勝手に発表することにしたい。完全に独断と偏見で、基本的に食パンのみを対象にしていることをあらかじめお断りしておきたい。必ずしもパンの味のみで決めたわけではなく、お店の雰囲気やお店の人との相性といったものも多分に加味されている。美味しいパンを焼いて並べているだけではいいパン屋とはいえないというのが私の考えで、接客も大切だと思うし、妙に強いこだわりを押しつけられても困ると思ったりもする。
 今回紹介する3店は、自分と親しい人におすすめしたいお店という観点から選んだという言い方もできる。ちょっとしたおみやげとして持っていくならこの店で買っていくというパン屋だ。誰にでもおすすめできるかというとそこまでの確信は持っていない。あくまでも私が好きな食パンを売っている店ということになる。

 まず最初は、やはり尾張旭市東山町にある「ポルカ」さんだ。
 当面、ここのマイベストは動かないと思われる。だからこそ、むしろここを超えるパン屋と出会いたいとも思う。
 旦那さんがパンを焼き、奥さんがお店でパンを売り、バイトも雇わず、支店も出さず、パン屋というひとつの世界観が一店で自己完結しているパン屋さんが好きだ。私自身がそういう世界に少し憧れているというのがあるのかもしれない。
 パンの美味しさに関しては多くの人が高く評価しているので私があえて言うまでもない。食べログの愛知県のパン屋ベスト10に入っているような店の美味しさを熱く語るのはかえって恥ずかしい。でも、私の1位はスーリープーでも、ル・シュプレームでもなく、やっぱりポルカなのだ。



ポルカのバゲット

 ポルカは売れ残るほどパンを焼かないので、夕方ふらりと立ち寄っても食パンが残っている確率はすごく低い。店の前を5回通って1回あるくらいだ。前日に予約すればもちろん好きなものが買えるのだけど、たまたま立ち寄ってたまたまあると嬉しいから予約はしない。
 食パンの代わりとしてバゲットを買ってみた。
 フランスパンは固いという思い込みがあるのだけど、ちゃんとしたパン屋で焼いているものは決してそんなことはない。トーストすると表面はザクザクで、中身はしっとりしていて口溶けがいいから固さは感じない。
 少し塩気が強いかなという気がしたけど、旨みがじんわりあとからやってくる。食パンとはまた違った美味しさがある。



ポルカのクロワッサン

 普通のクロワッサンがなかったのでチョコクロワッサンにした。
 チョコの甘さがクロワッサン本体の評価を難しくしているけど、美味しいことは間違いない。
 表面は適度なバッシリ感があって、中身はモチモチしている。これこそクロワッサンだ。ほどよく香ばしい。
 クロワッサンめぐりはまだ始めたばかりだけど、しばらくはこれを基準としたい。



ポルカのイギリス食パン

 再びイギリス食パン。
 ポルカで一番好きな食パンはデニッシュトーストなのだけど、あれはプレーンな食パンとは違う。何種類かある食パンの中で、イギリス食パンがもっともスタンダードということになるだろうか。
 ふわふわのくたくたで、形を保てないくらい柔らかい。手に持って香りをかいで切り分けるだけで美味しい食パンの予感がある。
 サクッとした歯ごたえと、モチッとした食感、すっと溶ける口どけのよさ。鼻から香る小麦粉の風味とほのかな甘さ。
 値段もこのサイズで180円くらいと安い。食パンの良心と呼びたい。
 それぞれ好みの食パンはあるだろうけど、一般消費者だけでなく同業者の人もここの食パンを食べてみてほしい。果たして何人のパン職人がここの食パンを超えるものを焼けるだろうか。

 ポルカさんのブログ
 お店の地図
 12時~20時まで
 月・火曜日 定休



匠店舗

 続いては、日進市香久山の「ブーランジェリー匠」さん。
 ここも夫婦さんでやられている小さなお店ということで好感が持てる。お店の雰囲気も好きだ。
 最初に食べたデニッシュトーストがかなり美味しくて忘れがたい印象を残した。一緒に買ったもう一種類の食パンも美味しくて、実力の高さをうかがわせた。
 もう一度確かめるべく再びお店に出向いていった。家からちょっと遠いのが難点だ。近ければもっとちょくちょく行きたい。



匠食パン

 二度目の食パンは角食パンだった。デニッシュトーストはいつもあるわけではないようだ。
 中身がぎっしりで持つと重たい。たまにこういうタイプの食パンがあるけど、珍しいといえば珍しい。
 かなりもっちり食感で、独特だ。高級食パンという感じがする。香りと味は控えめながら、クセがなく、口溶けも申し分ない。
 私は軽い食感の方が好きなのだけど、もっちり系が好きな人にとっては唯一無二の食パンとなり得るんじゃないか。もっちりしっとり系の完成形といってもいいかもしれない。
 匠が有名店なのかどうなのかはよく分からない。日進市周辺のパン好きの人たちにはよく知られているのだろうけど、愛知全域で多くの人が知っているというほどではないように思う。だからこそ私はこの店を推したい。二度目で実力の高さを思い知った。やるな、匠と思う。

 お店の地図
 11時~18時
 定休日 日曜日・月曜日・祝日



かきぬま店舗

 3店目は、千種区にある「Meisterかきぬまs Backstube」さん。
 知っている人は当然知っている有名店なのだけど、なんとなく損をしている店のような気がするのがこのパン屋さんだ。ご主人はドイツで修行してマイスターの称号まで取ったという筋金入りの職人ということで、ここをドイツパンの店と思って敬遠している人がいるんじゃないだろうか。本格的なドイツパンも売ってるけど、基本は普通のパン屋さんだ。ドイツ系寄りではあるけど日本のオリジナル・パンを売っている。
 パンはもちろん美味しいので、味は間違いない。ただ、それだけではない魅力がこの店にはあるような気がしている。webサイトなどを見るとご主人のパン作りに対する強いこだわりや信念を垣間見ることができる。お店に行って実際にパンを買ってみるとそのあたりのことがよく感じられると思う。お店側としてはそんなことを望んではないのかもしれなけど、個人的にはもっと有名になってもっと高い評価を受けてほしいお店だ。
 美味しいパン屋さん知りませんかと訊かれたら、テーラテールなんかよりも、かきぬまを紹介したい。ここの店を好きというと、ちょっとパン屋通な感じがするのだ。



かきぬま食パン

 この日店にあったのは、湯種食パンだった。
 ややしょっぱさが感じられるも、歯ごたえ、口どけはいい。美味しさが遅れてあとから追いかけてくるのも好みのタイプだ。
 ただ、どちらかというと前回食べた食パンの方が美味しいと思った。

 MeisterかきぬまのHP 
 お店の地図
 9時半~18時半
 定休日 木曜日

 家から自転車で1時間以内で行ける店はあらかた回った。まだ行くべき店が何軒も残ってはいるのだけど、なにしろ遠すぎるとちょっと気持ち的に苦しさがある。食パンひとつ買うのに自転車で往復3時間って、そこまで食パンマニアではない私。そのうち遠出をして蟹江の「ポンレヴェック」や幸田町の「緑と風のダーシェンカ」なんかも行ってみたいけどいつになることか。名古屋駅の駅ビルに入っている「フォション」あたりも気になっている。
 そんなわけで、今後もいいパン屋さん探しは続くのだった。
 
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