
JR尾張一宮駅のホームに見慣れない車両が停車していた。
踊り子号の185系というやつらしい。
JR東海は早々に国鉄時代の車両を廃止してしまったので、いかにも国鉄と思わせる車両を目にする機会はほとんどない。
JRとして民営化する半年前に製造された211系の0番台の4両2編成だけが残っており、今は関西本線の名古屋 - 亀山間で走っている。
これも姿はJR時代のものも変わらないので、一般人は区別できないと思う。セミクロスシートだったら国鉄型の211系だけど、それがどうしたと言われればそれまでだ。
踊り子号はJR東日本の特急として今も現役で活躍しているので、関東に住んでいて鉄道を利用する人なら見慣れた車両なのだと思う。「回送」となっているところに通常は「踊り子」という表示が出る。
しかし、踊り子の185系も2021年春で引退が発表されたから、見られるのも残り少なくなった。
それにしても、どうしてJR尾張一宮駅に回送列車として停車していたのだろうと思ってネットで調べたら謎が解けた。
今は青春18きっぷの期間で、東京 - 大垣間の夜行列車ムーンライトながら臨時便で運用をするために一時停留しているとのことだ。
鉄道ファンというわけではないけど、ちょっと珍しいものが見られたのはよかった。