
SONY α55 + SONY 35mm f1.8 / TAMRON 180mm f3.5
昨日、3月10日、第2回名古屋ウィメンズマラソンが開催された。
名古屋国際女子マラソンが、一般ランナー参加型のマラソンレースに生まれ変わったのが去年。今年からは世界のロードレースでは最高位のゴールドラベルのレースとなり、大会のランクも上がった。参加ランナーも去年より増え、女子レースとしてはギネス記録となる1万5千人近くとなった。名古屋の春の風物詩として定着していきそうだ。
それにしても名古屋の道路を埋め尽くす1万人以上の女性ランナーの光景は、かなり衝撃的だ。去年同様、今年もやっぱり驚いた。
参加費1万円を払ってでもフルマラソンを走りたいという女の人が少なくとも数万人いるというのもびっくりだ。みんな長距離走は嫌いじゃなかったのか。
私の主な目的は、去年に続いて野口みずきを応援することだった。去年初めて生でマラソンを見て、沿道の応援というものに感動した。去年はオリンピックの代表選考レースでもあり、野口の復帰戦でもあったから、特に熱い声援が飛んでいた。今年もまだまだ野口人気は健在で、特別たくさんの声がかかった。
スタート時間にドームまで間に合わなかったので、30キロ手前の名古屋城近くに先回りして待つことにした。
このときまだ先頭集団にしっかりいてくれたのでホッとした。去年よりもずっと走りに元気があるのが分かった。

康生通2で折り返して戻ってきた35キロ手前。
先頭グループは野口を含む3人になっていた。野口が先頭を引っ張っていたので、これはいけるかもと期待が膨らんだ。
ランナーたちは再び桜通まで南下していったので、出来町通を通ってゴール手前まで先回りすることした。このあたりはいつも自転車で走っている土地勘のあるところでもあり、去年一度観ているので勝手は分かっていた。


思わず、うそー! と声が漏れそうになった、まさかの木崎先頭。びっくりしてカメラが大きく傾いた。

ディババに続いて3位で野口がナゴヤドームに入っていった。
タイムが分からなかったのだけど、3位にちょっとがっかりでもあり、よく頑張ったとも思う。
24分を切れなかったのは少し残念ではあるものの、世界選手権の代表はいけるんじゃないかという走りだった。
野口の走っている姿は、胸を熱くさせるものが確かにある。

去年は初めてということもあって、いい写真を撮ってやろうという意気込みが強かったのだけど、今年は行く前から気合い不足で、撮影に関しては今ひとつ乗れなかった。
それでも、なんだかずっと観ていてしまう不思議な魅力があって、なんだかんだで1時半くらいまでいた。ときどき、カメラを向けてシャッターを切ってみる。



話題のピンククラウンがたくさん走っていた。
いざ買うとなると勇気がいるだろうけど、イメージカラーがピンクの名古屋ウィメンズマラソンにはよく似合っていた。





3時間半を過ぎたあたりからランナーが続々と戻ってくる。ランナー渋滞ができるほどに。
参加資格は6時間40分以内という緩やかなものなので、わりと軽い気持ちで参加できるのが魅力のレースだ。脚を痛めたりしなければ、4時間台で走れる人が多い。エリートランナー資格は、3時間15分以内となっている。
女子だけのレースというメリットも大きいようだし、7時間以内に完走すればティファニーのネックレスももらえるから、興味のある方はぜひ一度。
ちょっと走ってみたい男子には、同じ日にハーフマラソンが開催される。
私は来年もやっぱり撮りにいってしまいそうな気がしている。