カテゴリ:教会(Church)

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  • 聖マルコ教会、他名古屋の教会あれこれ

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    2016/12/28

    教会(Church)

  • 布池カトリック教会を撮りにいく

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    2016/06/27

    教会(Church)

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    2008/01/06

    教会(Church)

  • 豊橋観光では外せない豊橋ハリストス教会は曇りのち青空

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    2007/11/14

    教会(Church)

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聖マルコ教会、他名古屋の教会あれこれ

教会(Church)
聖マルコ教会

OLYMPUS E-M5 + Panasonic LEICA 25mm F1.4 / OLYMPUS 9-18mm



 名古屋を代表する教会といえば、布池教会であり、カトリック主税町教会であり、南山教会といったところだと思うのだけど、もうひとつ主要な教会を見落としていた。
 名古屋聖マルコ教会
 日本聖公会の教会で、イギリス発祥ということから英国教会ともいう。
 名古屋のカテドラルは昭和区にある名古屋聖マタイ教会とのことで、そちらもいずれ行かないといけない。
 立教大学などがこの系列だ。

 マルコ教会の聖堂は、1951年(昭和26年)に建設されたものだ。
 洋風に見えるけど木造建築で、ベージュと赤のコントラストに小さな尖塔がアクセントになっている。
 名古屋市の登録地域建造物資産の第3号に登録されている。
 隣にある柳城幼稚園が賑やかで人の出入りも激しかったため、中に入るのがためらわれた。この規模の教会はちょっと微妙だ。ひとりでふらりと入っていくには勇気がいる。布池教会くらい大きなところだといつでもぷらっと入っていけるのだけど。
 機会があれば誰か誘ってお邪魔してみたい。

 名鉄瀬戸線「清水駅」または「東大手駅」より徒歩約10分。地下鉄「市役所駅」からだと徒歩約15分。
 駐車場はたぶん無し。



カトリック主税町教会

 カトリック主税町教会も、2008年に一度中に入ったきりでそれ以来中までは入っていっていない。ここもひとりだとちょっと入りづらい。
 名古屋を代表する二つの教会にクリスマスイブの日に行ってきた話
 入っていって誰もいなければ静かで落ち着ける空間なのだけど。



カトリック布池教会

 カトリック布池教会は何度か行ってるし、このブログでも2、3回紹介している。
 今年最後は布池教会で反省なき締めくくりと来年への思い
 布池カトリック教会を撮りにいく
 ここはとても好きだし、初心者向けの教会だ。教会は入りづらいと思い込んでいる人にこそ行ってほしい。名古屋の人にも県外の人にもオススメできる。教会に対する認識ががらりと変わるんじゃないだろうか。なんだ、こんなに普通に入っていけるんだ、と。



名古屋万民教会

 名古屋万民教会というところらしいのだけど、よく分からない。ここはさすがに私でも入っていけない。普通の民家っぽい。

 教会というとキリスト教徒以外に人にとってはほとんど無縁のものだろうけど、名古屋市内だけでも大小合わせて相当な数がある。10や20ではない。大部分は信者さんのためだとしても、一般人が気軽に行けるところもいくつかあって、それらを食わず嫌いで知らないのはもったいないと思う。教会には教会のよさがあって、教会でしか味わうことができない空気感といったものが確かにある。それは案外いいものなのだ。
 機会があればぜひ一度、自分の町にある大きめの教会を訪ねてみてください。神社やお寺に参拝するのと同じような感覚で大丈夫。
 

布池カトリック教会を撮りにいく

教会(Church)
布池教会

OLYMPUS E-M5 + Panasonic LEICA 25mm F1.4 / OLYMPUS 9-18mm



 天気のいい日に布池教会をもう一度ちゃんと撮っておきたいという気持ちがあって、やっと実現した。白い教会は、青空と太陽の光がよく似合う。
 布池教会を初めて訪れたのは、2006年のクリスマスイブの日だった。あれからもう10年近く経ったかと思うと、ちょっと恐ろしいような気持ちもする。
 あのときは内部の写真を撮っていてもとがめられることはなかった。今は中は撮影禁止になっているんじゃないかと思う。内部ももう一回撮りたい気持ちはあるのだけど、その機会はもう二度とないのかもしれない。
 この大聖堂が建てられたのは昭和37年のことだから、歴史的建造物というほど古いものではない。それでもこれはやっぱり美しい建物だと思う。名古屋にある建物の中でも好きなもののうちのひとつだ。
 いつか星空をバックに撮ってみたいと思っている。このあたりは明るい街中だから、星はどれくらい写るだろう。北向きだから、長時間露光でコンポジットをすれば星の軌跡は確実に写るだろうけど、一枚写真でどうにか星が写らないだろうか。
 撮ってみたいといえば、この教会で行われる結婚式も撮ってみたい。そんなチャンスがあるといいのだけど。



二本の尖塔




布池カトリック教会を見上げる




少し離れて見る布池教会




縦位置と自転車のお母さん




マリア様と布池カトリック教会

 

名古屋を代表する二つの教会にクリスマスイブの日に行ってきた話

教会(Church)
主税町教会入り口




 名古屋市最古の教会、カトリック主税町(ちからまち)教会というのがあるのを知ったのはおととしのことだった。一度見に行きたいと思いながらもなかなか機会がなくて延びのびなっていた。ようやく行くことができたのは去年の12月24日、クリスマスイブの日だった。
 イブの午後ということで入れるかどうか心配したのだけど、門が開いていたので思い切ってお邪魔することにした。カトリックの教会は一般人が考えている以上にオープンハートだ。門戸は開かれている。イブのミサは夜だったのだろうか、教会はひっそりと静まりかえってひとけがない。
 場所は主税町三丁目で、清水口の交差点を南に41号線沿いを行った左手に教会はある。
 いきなり車で乗り付けるのもどうかと思い、路上に少しとめておくことにした。



主税町教会の外観

 左奥が教会堂で、明治37年(1904年)に士族の屋敷を改造して建築されたものだ。一部は昭和60年(1985年)に改修されたものの、教会建築では名古屋市最古のものとなっている。
 日本家屋の屋根に十字が乗っかっていて、玄関の三連アーチは洋風だ。建築された当時は鬼瓦の上に十字架が立っていたという。
 大正11年(1922年)の改築で現在の姿になった。
 内部も和洋折衷で、壁は漆喰塗りなのに床はかつて畳敷きになっていたらしい。平成15年(2003年)にフローリングの床にしたそうなのだけど、畳敷きの教会というのは一度見てみたかった。
 右手前は平成2年(1990年)に復元された鐘楼で、まだ新しい。中の鐘は明治23年(1890年)にフランスのマルセイユで製造されたものだそうだ。今でも日曜日のミサのときは鐘を鳴らしているという。
 主税町教会の歴史は明治20年(1887年)までさかのぼる。名古屋や岐阜でカトリックの布教活動をしていた井上秀斎という人物が、フランス人宣教師のデュルパン神父とともに教会を作ったのが始まりだった。
 以降この地方のカトリック教会の中心となり、大正末期まで名古屋で唯一のカトリック教会でもあった。
 明治21年には敷地内に小学校が建設され(明治35年廃校)、現在は幼稚園が併設されている。



主税町教会の全体像

 教会堂の裏手には司祭館もある。明治23年(1890)年に建てられたものを昭和5年(1930年)に改築した。
 高さ19メートルの大きなケヤキの木があり、落ちた葉が屋根に降りつもって西日が照らしていた。



ルルドの洞窟

 庭の一角に、ルルドの洞窟を模したものがあって、マリア様もいる。
 明治42年(1909年)にフランスのルルドに聖母マリアが出現したという伝説を再現したもので、日本でもあちこちの教会で作られている。多治見のカトリック修道院と、東京のカテドラル聖マリア大聖堂でも見た。
 この主税町のものは日本で2番目に古いもので、当時のフェラン神父が富士山の溶岩を使って作ったものだそうだ(日本最古のものは長崎五島列島のひとつ福江島の井持浦教会にある)。



教会内部

 教会堂の扉をおそるおそる開けてみると誰もいなかったので、中に入らせてもらうことにした。
 しんとした空気に満たされている。この空気感は現役の教会特有のものだ。ここのところの教会めぐりで、ある程度馴染みのものとなりつつある。
 募金箱と絵はがきが置いてあったので、お金を入れて絵はがきを記念にいただいてきた。
 中に入っていいものかどうか確信が持てなかったのと、路上の車が心配になったので、早々においとますることにした。せっかくだからもう少しゆっくりしたかったのだけど。

【アクセス】
 ・名鉄瀬戸線「大手町駅」下車。徒歩約15分。
 ・地下鉄名城線「市役所前駅」下車。徒歩約約20分。
 ・駐車場 たぶん無し
 


南山教会外観

 主税町教会をあとにして次に向かったのは、昭和区南山町にある南山教会だった。
 南山教会の歴史などについては前回書いた。

 教会の空気には森や川や海よりも高い浄化作用がある ~南山教会



入り口と信者さん

 私たちが着いたときは、ちょうどクリスマスコンサートが終わったところで、中からゾロゾロと大勢の人が出てくるところにぶつかった。事前に電話で訊ねてミサは4時からというのは知っていたのだけど、駐車場が満車で何事だろうと驚いたらそんなことだった。
 中に入ると、コンサートの居残り組とミサ待ちの人でそこそこの賑わいとなっていた。静かな教会もいいけど、クリスマスらしい華やいだ雰囲気を知ることができたのはよかった。



教会内部

 普段は上がれない二階に行くことができたのも収穫だった。ここからの眺めは一階とはまた違った趣がある。教会の祭壇というのはたいていは高いところにあって見上げるようにできているから、こうして見下ろしたのは初めてだ。



ステンドグラス

 二階にはパイプオルガンがある。
 色とりどりのステンドグラスを通して差し込む光が美しく神々しい。

 教会を一日に二つも行ったので、すっかり浄化された気分になった。教会はやっぱり効く。浄化作用は海にも劣らず、神社仏閣よりも効果がある。信者でなくても、たまに行くのはいいことだ。
 これで布池教会とあわせて名古屋を代表する3つの教会を回ったことになる。他にも小さな教会はたくさんあるのだけど、どこまで入っていけるかの判断は難しい。あまりこぢんまりしたところだと観光気分で入っていくのはためらわれるし、見とがめられないまでも何かご用ですかなどと訊かれたら言葉に詰まってしまう。あ、いや、見学で、とは言いづらい。名古屋ハリストス教会あたりも興味はあるのだけど。
 それでも今後とも教会巡りは続けていきたいと思っている。名古屋に限らずどこかへ遠出したときは教会も調べて行ってみたい。あまり一般に開いているとは思えないプロテスタントの教会も入れるものなら入ってみよう。カトリックとの違いも知りたい。
 そんなクリスマスイブの教会巡りの話でした。チャンスがあれば教会を訪ねていってみることをおすすめします。

【アクセス】
 ・地下鉄鶴舞線「いりなか駅」下車。徒歩約5分。
 ・駐車場 一応あるけど近隣の有料駐車場が無難。

 カトリック南山教会webサイト
 

豊橋観光では外せない豊橋ハリストス教会は曇りのち青空

教会(Church)
豊橋ハリストス教会-1

Canon EOS 20D+SIGMA 18-50mm f3.5-5.6



 市電を見たあとは、豊橋ハリストス正教会へとやって来た。
 豊橋というところは見所がはっきりしていて分かりやすい。市電の次はハリストス教会と公会堂を見て、余裕があれば吉田城や二川宿まで回って、一日たっぷり過ごすなら動植物園の「のんほいパーク」や貴重な湿地植物が咲く葦毛湿原がある。そこまでフルメニューでこなせば、豊橋を見知ったと言っていいだろう。
 というわけで、ハリストス教会だ。ここは前々からずっと見てみたいと思っていて、ようやく念願が叶った。なるほどこれがそうか。ゆっくり近づきながらしげしげと眺めてみる。
 国道一号線から少し入ったところにさりげなく建っていて周りとの違和感がない。荘厳な雰囲気というのとは違って、洒落た洋館のようなたたずまいだ。去年(2006年)外観補修で塗り直しているから余計にそう見えたのだろう。歴史のある趣というには外見が真新しすぎた。良くも悪くも威圧感のようなものがなく、厳粛という感じでもない。思い描いていたのとは少し違った。

豊橋ハリストス教会-2

 門や塀があるわけではなく、周りは普通の民家が建ち並んでいて、どこからどこまでが教会の敷地なのかよく分からない。裏にある駐車場は教会のものかと思ったら、どうやら月極駐車場のようだった。どこまで踏み込んでいいものか、やや戸惑う。
 日曜日の午後だけはミサのあとに内部見学ができるそうなのだけど、この日は祝日の月曜日ということで扉は閉ざされていた。残念。正教会はカトリックの教会と比べるとやや閉ざされ
れ感がある。
 とりあえず教会の周りをぐるぐる周りながら写真を撮る我々。あたりにひとけはない。不審者に思われないかちょっと心配だったけど、たまにこういう観光客も訪れるだろうから、私たちが特別怪しげに見えたということはなかっただろうと思う。

豊橋ハリストス教会-3

 建物は大きいは大きいけど、大聖堂というほどの規模ではない。見慣れないビザンチン様式の割には違和感がないのがちょっと不思議だ。それが個人的な印象なのか誰もがそうなのかはよく分からない。
 屋根の鐘塔やドームがなければ、個人宅の洋館か学校かそんなふうに見える。複雑な構造にわりにバランスが取れている。
 設計したのは建築家ではなく、半田市出身で東京の副輔祭をしていた河村伊蔵という人物だった。どういう経緯でそういうことになったのかはよく知らない。東京神田のニコライ堂完成に立ち会い、1915年(大正4年)に豊橋のハリストス教会の設計を担当することになった(その前に松山のロシア人捕虜収容所の聖堂や大阪修善寺の聖堂も設計している)。その頃までは日本におけるロシア正教会の聖堂建築は完成の域にあって、河村伊蔵も京都と大阪の聖堂を参考にしたと言われている。
 その後続けざまに福島の白川聖堂と函館の聖堂を完成させている。函館は正教会発祥の地ということで力が入ったのだろう。立派なレンガ造りの聖堂で、あちらは国の重要文化財にも指定されている。豊橋は木製で、県の文化財指定にとどまる。この違いは何なんだとちょっと思う。古い木造だし、これはこれで価値が高そうなのに。
 聖堂は、八角形の鐘塔を持つ木造3階建てで、屋根はパステルグリーンの銅板葺きになっている。ドーム状の塔も正教会のシンボルだ。
 白ペンキ塗りは日本特有のものだそうだ。京都の聖堂はグリーンに塗られているし、ニコライ堂の屋根も緑だったから、イメージカラーはグリーンなのだろう。本場ロシアの聖堂はもっときらびやかな感じのものが多い。

 ロシア正教会については、以前ニコライ堂を紹介したときに書いたから、繰り返すのはやめておく。
 日本における正教会の歴史は、江戸の末期1861年にニコライが函館に降り立ったときから始まった。やがて布教活動は全国に広がり、豊橋へは明治8年(1875年)にやって来た。それから信者は少しずつ増え、苦労の末に聖堂を完成させたのは38年後の大正2年(1913年)のことだった。
 本国ロシアでは、日露戦争、第一次世界大戦、ロシア革命と混乱が続き、その影響は日本の正教会にも及んだ。それでこちらまで資金が回ってこなくて教会も苦労したようだ。1922年にはロシアは社会主義国のソビエト連邦となり、宗教は否定されてしまう。日本のロシア正教の人たちはさぞや困ったことだろう。
 豊橋のハリストス教会は、幸いにも第二次大戦では焼けずに残り、昭和20年(1945年)の三河地震でも倒れなかった。戦時中、鐘は軍に持っていかれたものの、昭和31年(1956年)には新しいものをつけることができ、屋根もブリキ板から銅板になり、昭和35年(1960年)に現在の姿となった。
 教会には古い文献や美術品なども残っていて、山下りんの「主の昇天」や「ハリストスの降誕」などもあるという。

豊橋ハリストス教会-4

 十字架の上にカラスがとまっていた。それを喜んで撮る私たち。教会の十字架にカラスって、シュールな絵で少し笑えた。
 正教会の十字架はカトリックなどでお馴染みのものとは違う形をしている。ロシア正教会特有のもので、八端の十字架と呼ばれている。上の短い横棒はキリストがはりつけにされたとき頭に打ち付けられた罪状の板を表していて、右下がりになった下の横棒は足台を意味しているらしい。
 ロシア正教では十字の切り方もカトリックとは違っている。カトリックの場合は上下左右という順番なのに対して、ロシア正教は左右が逆になり、上下右左となる。指も三本指で切る。三本というのは父と子と聖霊の三位一体と表しているという。右から始めるのは右を神聖視しているからで、信者は結婚指輪も右手の薬指にはめるそうだ。

豊橋ハリストス教会-5

 道を隔てた向かい側にある豊橋公園をうろついて戻ってきたら、空が急に晴れて青空が戻った。やっぱり教会は青空がよく似合う。白い色もよく映える。今にも鐘の音が響いてきそうだった。
 内部は見られなかったけど、この姿を見られたから満足した。

豊橋ハリストス教会-6

 光があふれる教会の様子をもう一枚。灰色の曇り空を背景にしたときとはずいぶん感じが違う。教会というとなんとなく薄暗いようなイメージがあるかもしれないけど、本来は光を求めるものだから明るい日差しが当たっている方が似合うのだ。必ずしも重々しく荘厳である必要はない。

 正教会は全国に有名、無名なものがたくさんある。機会があれば他のところも行ってみよう。特に京都と函館のものは一度見てみたい。
 名古屋ハリストス教会というのもあるらしいけど、ここはかなり身内な感じが強そうで観光気分で行くところではないのかもしれない。
 教会自体も、神社仏閣同様、折に触れて巡っていきたい。名古屋最古の教会堂、主税町カトリック教会も行こうと思ってまだ行けずにいる。
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