カテゴリ:城(Castle)

記事一覧
  • 岩崎城跡も愛知県の大事な観光歴史遺産のひとつ

    OLYMPUS E-M5 + Panasonic LEICA 25mm F1.4 / OLYMPUS 9-18mm 愛知県日進市にある岩崎城跡。 初めて訪れたのは2006年のことだった。 岩崎城は小牧長久手の戦いでひとつのキーとなった城 その後、もう一度行ってブログにも写真を載せたつもりなのだけどそれが見つからない。再訪したと思ったのは気のせいだったのか。 なんとなく釈然としない気持ちのままもう一度行って写真を撮ってくることにした。それが秋の終わり頃の話だ...

    2016/12/28

    城(Castle)

  • 長浜城跡と琵琶湖の夕景

    OLYMPUS E-M5 + Panasonic LEICA 25mm F1.4 / OLYMPUS 9-18mm 黒壁スクエアを歩いたあと、長浜城方面へ向かった。駅を挟んだ反対側になるものの、距離としては700メートルほどなので歩いて15分くらいのものだ。 長浜城が築城されのは1573年で、浅井家攻めで活躍した秀吉に信長が今浜の地を与えたことに始まる。信長から一字をもらって長浜と地名を改め、長浜城を築城した。町は浅井家の居城があった小谷城下からごっそり移したと...

    2016/08/29

    城(Castle)

  • 久々に名古屋城に入城して写真を撮った

    OLYMPUS E-M5 + Panasonic 14mm F2.5 せっかく名古屋城へ行ったからには天守にも登って、城内の風景も撮った。 去年は桜の時期も行かなかったし、工事で夏祭りも開催されなかったから、結局一度も城内は訪れていなかった。外からはちょくちょく撮っていたので久しぶりという感じはしなかったのだけど。 今年も夏祭りは中止だろうか。鉄砲隊の実演を撮りたいのに。 名古屋おもてなし武将隊の人たちに遭遇。写真を撮らせてもらっ...

    2014/01/24

    城(Castle)

  • 名古屋城本丸御殿を見にいく

    OLYMPUS E-M5 + Panasonic 14mm F2.5 県外ではあまり知られていないのかもしれないけど、名古屋城では現在、本丸御殿の復元工事が進んでいる。 戦前まで天守と本丸御殿は、国宝に指定されていた。第二次大戦末期の名古屋大空襲で消失して以来、天守はコンクリートで再建されたものの、本丸御殿はそのままになっていた。 150億円かけて木造による本格的な復元工事が始まったのが2009年(平成21年)1月だった。2011年に行われた上...

    2014/01/23

    城(Castle)

  • ホーム
  • 次 ›

岩崎城跡も愛知県の大事な観光歴史遺産のひとつ

城(Castle)
岩崎城裏手

OLYMPUS E-M5 + Panasonic LEICA 25mm F1.4 / OLYMPUS 9-18mm



 愛知県日進市にある岩崎城跡
 初めて訪れたのは2006年のことだった。
 岩崎城は小牧長久手の戦いでひとつのキーとなった城
 その後、もう一度行ってブログにも写真を載せたつもりなのだけどそれが見つからない。再訪したと思ったのは気のせいだったのか。
 なんとなく釈然としない気持ちのままもう一度行って写真を撮ってくることにした。それが秋の終わり頃の話だ。
 岩崎城にまつわる小牧長久手の戦いなどについては前回書いたので、興味のある方はそちらをお読みください。
 ということで、今回は写真を少しだけ。



岩崎城石垣

 模擬天守はいかにも近年の作り物とひと目で分かるけど、石垣はちょっと本物っぽい。ただ、岩崎城が築城されたのは1500年代前半とされていて、1584年の小牧長久手の戦いで落ちたあと、遅くとも関ヶ原の戦いののちに廃城になっている。築城者は信長の父・信秀とも丹羽氏清ともいわれているのだけど、いずれにしてもこの時代に石垣や天守は作られていない。本格的な石垣や天守を初めて作ったのは小牧山城の信長だったのではないだろうか。ということは、やはりこれも模擬石垣ということになるのだろう。
 岩崎城の模擬天守が作られたのは昭和62年(1987年)のことだ。模擬天守というよりも天守風の展望台と呼んだ方が正しいかもしれない。もともと天守はなかったので、こういう場合は再建とは言わない。
 本丸跡の土台や、土塁、空堀、曲輪などがけっこう残っていて、当時の城郭の姿を思い描くことができるのがここのいいところだ。



岩崎城歴史資料館

 模擬天守の横に歴史記念館が併設されていて、岩崎城の資料や出土品などが展示されている。
 天守展望台も資料館も無料なのだけど、出向いた日が月曜日で休館だった。前回訪れたときは中にも入って展望台にも登った記憶がある。だから行ってないはずはないのに、どういうわけか写真が見つからない。



岩崎城空堀

 空堀がけっこう残っていて歩くこともできる。
 敷地内には6世紀のものと思われる古墳も見つかった。

 城跡の説明板くらいしかないところがいくらでもある中で、これだけ遺構が残っていれば上出来と言える。観光資源としては弱いけど、もう少し宣伝するなり何なりして全国にアピールできないものだろうか。小牧山城も一応は残っているし、長久手の古戦場とあわせて小牧長久手の戦いの跡地を巡るツアーとかを企画したらそれなりに人が来てくれそうな気もする。桶狭間の戦いがあったとされる場所が名古屋市にあることを全国の人たちはどれくらい知っているのだろう。
 愛知県や名古屋市に街としての魅力が足りないというのであれば、歴史に活路を見出すというのはひとつの手だ。歴史遺産はけっこうあるのに現状は上手く活かしているとは言い難い。
 ばらばらに散らばっているパーツを組み合わせてひとつの物語を作らなければ人は具体的な興味を示してくれない。昨今の刀剣ブームで若い女性が徳川美術館に足を運んだりしているし、武将隊ブームの先駆けとなった名古屋おもてなし武将隊の存在もある。足がかりとしては充分に揃っていると思うけどどうだろう。
 信長が桶狭間の戦いの戦勝祈願をした熱田神宮や信長の本拠だった清洲城、秀吉と加藤清正が生まれた中村公園、柴田勝家生誕地の下社城跡などなど、歴史好きなら興味を抱くであろうところがたくさんある。点と点を結んで線にして、線と線をつないで面にする。面と面を組み合わせて箱にしたとき、初めて受け入れ体制が整う。
 名古屋市は忙しいからおまえがやれと言われれば私がやるしかないのか。ブログとは別にそんなサイトもいずれ作らないといけないと思いつつ、まだ具体的な完成図が見えてこない。もう少し時間がかかりそうだ。
 
【アクセス】
 ・地下鉄「赤池駅」下車。日進市内巡回バス「くるりんばす」で「御岳口」下車。徒歩約5分。
 ・名鉄豊田線「日進駅」下車。日進市内巡回バス「くるりんばす」で「岩崎」下車。徒歩約5分。

 ・無料駐車場 あり

 岩崎城webサイト
 

長浜城跡と琵琶湖の夕景

城(Castle)
長浜城

OLYMPUS E-M5 + Panasonic LEICA 25mm F1.4 / OLYMPUS 9-18mm



 黒壁スクエアを歩いたあと、長浜城方面へ向かった。駅を挟んだ反対側になるものの、距離としては700メートルほどなので歩いて15分くらいのものだ。
 長浜城が築城されのは1573年で、浅井家攻めで活躍した秀吉に信長が今浜の地を与えたことに始まる。信長から一字をもらって長浜と地名を改め、長浜城を築城した。町は浅井家の居城があった小谷城下からごっそり移したという。
 築城当時は琵琶湖に面するように天守があったようで、湖から直接船で城内に入ることができたという。
 本能寺の変(1582年)のあと、一時、柴田勝家のものになっていたものの、賤ヶ岳の戦い(1583年)で勝家が秀吉に敗れると、その後6年間は山内一豊が城主を務めることになる。
 1586年の天正地震で倒壊。
 関ヶ原のあとは内藤信成が城主となる。
 大坂の陣ののちは役割を負えると廃城が決まり(1615年)、取り壊された際に出た資材の大部分は彦根城築城(1622年)に流用されたという。
 現在のものは1983年に建てられた模擬天守で、再建ではない。正確な図面などが残ってないため、再現できなかったようだ。犬山城や伏見城をモデルに作ったのだとか。言われてみれば上の部分は犬山城に似ている。
 なお、これは長浜城とは呼ばず、長浜城歴史博物館というのが名称だ。
 私は以前訪れたときに入った記憶がある。このときは夕方でもう閉まっていた。開館は17時までで、9月1日から6日は休館となるようだ。



琵琶湖夕景

 城跡一帯は豊公園として整備されていて、わりと大勢の人が訪れていた。観光客というよりも市民の憩いの場のようだ。
 前回訪れたのは桜の季節で、夜桜見物と宴会で大変な賑わいだったのを覚えている。



秀吉像




神社と参拝者




古井戸跡




琵琶湖と夕陽




長浜城遠望




琵琶湖に沈む夕陽




琵琶湖夕暮れ




日暮れの琵琶湖畔




長浜城夕景

 

久々に名古屋城に入城して写真を撮った

城(Castle)
名古屋城-1

OLYMPUS E-M5 + Panasonic 14mm F2.5



 せっかく名古屋城へ行ったからには天守にも登って、城内の風景も撮った。
 去年は桜の時期も行かなかったし、工事で夏祭りも開催されなかったから、結局一度も城内は訪れていなかった。外からはちょくちょく撮っていたので久しぶりという感じはしなかったのだけど。
 今年も夏祭りは中止だろうか。鉄砲隊の実演を撮りたいのに。




名古屋城-2





名古屋城-3





名古屋城-4





名古屋城-5





名古屋城-6





名古屋城-7





名古屋城-8





名古屋城-9





名古屋城-10





名古屋城-11

 名古屋おもてなし武将隊の人たちに遭遇。写真を撮らせてもらった。
 イベントなどで舞台は何度か見ているけど、歩いているところに出会ったのは初めてだった。
 その後全国で結成された武将隊の先駆けで、まさかこんなに成功するとは名古屋市も名古屋市民も思っていなかっただろう。




名古屋城-12

 本丸御殿が完成したら、天守も木造で建て直して欲しい。頑張れ、河村市長と応援したい。

名古屋城本丸御殿を見にいく

城(Castle)
本丸御殿-1

OLYMPUS E-M5 + Panasonic 14mm F2.5



 県外ではあまり知られていないのかもしれないけど、名古屋城では現在、本丸御殿の復元工事が進んでいる。
 戦前まで天守と本丸御殿は、国宝に指定されていた。第二次大戦末期の名古屋大空襲で消失して以来、天守はコンクリートで再建されたものの、本丸御殿はそのままになっていた。
 150億円かけて木造による本格的な復元工事が始まったのが2009年(平成21年)1月だった。2011年に行われた上棟式は見にいった。
 工期は当初9年だったはずがどうやら10年に延びたようだ。3期のうち、第1期の工事が完成したのが去年2013年の5月のことで、玄関と表書院については先行公開が行われいる。空いたら行こうと思っていて延びのびになっていた。ようやく行ってきたので、今日は紹介したいと思う。
 空襲を逃れた狩野派の襖絵などが1,000点以上現存しており、現在それらは重要文化財に指定されている。どうせなら気前よく全部見せて欲しいけど、そういうわけにもいかないのだろう。主立ったものについては復元されて公開している。これはこれで見事なものではあるのだけど、やっぱり当時の本物が見てみたいと思ってしまう。
 2期工事の完成は2年後、完全な形での一般公開は平成30年予定となっている。




本丸御殿-2





本丸御殿-3





本丸御殿-4





本丸御殿-5





本丸御殿-6





本丸御殿-7

 ヘルメット着用で建築現場を見学することもできる。




本丸御殿-8





本丸御殿-9





本丸御殿-10





本丸御殿-11





本丸御殿-12

 丸ごと本丸御殿が現存しているのは高知城くらいで、あとは掛川城の二の丸御殿と、国宝に指定されている京都二条城の二の丸御殿がある。名古屋城の本丸御殿は二条城と双璧といわれるほど完成度の高い美しい建物だったという。完成が楽しみになってきた。
 まだ一部とはいえ、見ておいて損はないので、名古屋に来た際はお立ち寄りくださいませ。まだ見てない名古屋の人もぜひ。

  • ホーム
  • 次 ›