
OLYMPUS E-M5 + Panasonic LEICA 25mm F1.4 / OLYMPUS 9-18mm
名古屋市北区の北区役所そばにある
黒川ジャンクションへ行ってきた。車もないのにジャンクションなんか行ってどうすると言われそうだけど、ジャンクションは車で利用するためだけではなく写真を撮るものでもある。それは一部のマニアだけと思い込むのは間違いだ。ジャンクションは一般人にとっても魅力的な被写体ではないだろうか。今では当たり前のように感じている光景となっているけど、4、50年前には日本にはなかった現代の巨大建造物だ(日本初のジャンクションは1972年に完成した愛知県小牧市の小牧ジャンクション)。このループ感がたまらないといった感覚は特別なものではないはずだ。単純に美しいと思う。ジャンクション、その響きもまたいい。
愛知県はジャンクションが多いところだ。日本有数のジャンクションと言っていい清洲ジャンクションがキングだとすれば、黒川ジャンクションはクイーンにたとえられてもいいかもしれない。あるいは、ジャックの方がイメージに合うだろうか。
名古屋高速では唯一のフルインターチェンジ(上下線すべてで乗り降りできるインターチェンジのこと)で、その構造はなかなかに複雑だ。もっとも特徴的なのが多重のループを描いていることで、大蛇にたとえられることもある。
もうひとつの特徴が、歩道橋の上から見下ろして撮ることができるという点だ。立体交差に歩道橋が組み込まれているジャンクションはあっても、高速道路の出入り口を上から見られるところはめったにない。
これまで何度か通りかかったときにちょこっとだけ撮ったことがあったのだけど、ちゃんと撮るのは今回が初めてだった。夕方、他の場所へ行ったついでに寄って下見をして、あらためて別の日の夜に出直して撮ってきた。ジャンクション撮影の本番はなんといっても夜だ。夜のジャンクションがかっこいい。
これらの写真を見て、自分も撮りにいきたいと思ってもらえれば何よりだ。近くに車をとめておけるところがないのが難点ではあるけれど、地下鉄名城線の
黒川駅から歩いてすぐなので、車がなくても撮りにいけるのがいいところだ。ジャンクション好きなら県外からでも行く価値はある。










歩道橋の北側から名古屋城天守越しで名駅ビルが見えるポイントがある。名古屋城天守の屋根しか見えないから絵にはならないのだけど、名古屋城と駅ビルを同時に見られる場所はほとんどないので、ちょっと貴重だ。
近いうちに清洲ジャンクションも撮りにいきたい。