
デッドストック神社写真シリーズの今回は、愛知県一宮市千秋町にある塩道神社(地図)です。
2018年6月に一宮市東部の千秋町(ちあきちょう)の神社巡りをした。
私が神社へ行くときはだいたい晴れているのだけど、この日は珍しく雨だった。午前中に龍神祭に参加したので雨でも仕方がないというか当然のようにも思えた。
千秋町はかなり広いのだけど、かつての千秋村だったエリアで、明治39年(1906年)に丹羽郡の豊富村、青木村、浮野村、幼村の一部が合併して誕生した。江戸時代は尾張藩領だった地区でもある。
千秋というと平安時代以降長らく熱田社の社家を務めた藤原南家の千秋家(せんしゅう)を連想する。何か関係があるかもしれない。
塩道神社は『延喜式』神名帳(927年)に丹羽郡塩道神社として載る古社で、神仏分離以前は隣接する慈眼寺と一体化していた。
現在の社名は「しおみち」だけど、かつては「しおじ」だったのではないかと思う。
祭神は一応、大日霊貴神(オオヒルメノムチ)となっているものの長らく不明で、「シオジ」だから塩土老翁(シオツチノオジ)ではないかという話もある。
このあたりは海から遠く、塩とは関係なさそうだけど、塩を運ぶ道があったことから社名になった可能性はありそうだ。
詳しい歴史についてはいずれまた。

晒され感の強い神社で、参道の途中で道路が横断している。





神社横がゴミの集積場になっている。
【アクセス】
・名鉄犬山線「岩倉駅」より徒歩約45分
・駐車場 なし