
SONY α55 + SIGMA APO 170-500mm f5-6.3 / SIGMA 50mm f2.8 MACRO
5月も後半になって、名古屋近郊でも田植えが始まった。
毎年、この時期になると、長久手の田んぼへ行く。水が張られた水田風景を撮るのも目的の一つなのだけど、楽しみにしているのがアマサギとの再会だ。
渡り鳥であるアマサギは、冬場の寒い時期を南の国で過ごし、夏になると北に戻ってきて繁殖をする。
日本に渡ってくるのは亜種アマサギだそうだから、通常のアマサギとは少し違うのかもしれない。
うちの近所ではどういうわけか、長久手や尾張旭の田んぼでしか見ることがない。たまたまなのだろうけど、ちょっと不思議だ。長久手では毎年ほぼ会うことができる。

今年もやっぱり来ていた。
最大で8羽くらいいるのを見た。

ファインダー越しに何か大きなものをくわえているのは見えたのだけど、写真で確認したらカエルだった。あんなのを軽々丸呑みしていた。

ケリの子供と思ったら、コチドリだったみたいだ。

このとき、まだ田植えの途中で、水が入っていたのは半分から3分の2くらいだった。
名古屋近郊は、どちらかというと田植えが遅い。尾張旭は、今やっと始まったところだ。

夕方の田んぼ風景を撮りたかったので、モリコロパークに足を伸ばして、少し時間を使うことにした。
モリコロも全面的に新緑に覆われていた。日本庭園の紅葉スポットもこの通り。

平地の芝桜はもう終わりが近い。
愛知県の芝桜名所として知られる茶臼山は、今年はずいぶん開花が遅かったようで、今頃見頃を迎えているという。例年ならゴールデンウィークあたりですでに見頃が近いはずなのに。

この花の名前の響きが好きだ。
モモイロヒルザキツキミソウ。
語感が心地よくて、口の中で何度もつぶやきたくなる。

晴れの日のカタツムリ。

再び田んぼエリアに戻った。
今年はカルガモのチビを見ることができるだろうか。決まったポイントを知らないので、運次第になる。

ケリ飛翔。

アマサギ飛翔。

最近、風が強い日が多くて、この日も強烈に吹いていた。5月終わりだというのに、信じられないことに寒さに耐えられなくなり、それ以上いられなかった。
アマサギも撮れたし、これで帰ることにした。
5月の水田風景をもっと撮りたいと思っている。