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    2021/11/12

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勝手に発表 ~新規開拓アーティスト 【RAMMELLS】編

音楽(music)
空と飛行機

 勝手に発表シリーズの新規開拓アーティスト編の今回は、【RAMMELLS(ラメルズ)】を紹介します。 

 私が初めてRAMMELLSの曲を聴いたのは何ヶ月か前のことで、そのときすでにバンドは解散していたらしい。この記事を書くに当たってネットでRAMMELLSのことを調べている中でそのことを知った。
 これから伸びていくバンドだと感じていたからこんなにも短い期間での解散は意外に思えた。解散の理由について詳しくは語られていないようで実情はよく分からない。
 RAMMELLSについてはCDジャーナルのものが簡潔で分かりやすいのでそのまま引用させていただこう。

”日本のロック・バンド。メンバーは黒田秋子(vo,key)、真田徹(g)、村山努(b)、彦坂玄(ds)の4名。真田がOLD JOEの解散後に大学時代の先輩の黒田と村山を誘って、2015年8月に結成。翌年に彦坂を迎え、本格的にライヴ活動を開始。変幻自在のヴォーカル、中毒性の高いメロディ、個性溢れるリリック、多彩な音楽性が絡み合うオルタナティヴなサウンドが特色。2016年にデビュー・ミニ・アルバム『natural high』を発表。2017年にアルバム『Authentic』でメジャーへ進出。翌年のミニ・アルバム『take the sensor』を経て、2019年に2ndアルバム『Mirrors』をリリース。  【CDジャーナル】)” 



 ここでいう大学は、神奈川県にある昭和音楽大学(公式Web)のようだ(昭和大学や昭和女子大学とは無関係)。
 wikiにページはなく、公式サイトもすでに閉鎖されているため、詳しい経歴などは調べがつかなかった。TwitterFaceBookのページだけは残っていて、2021年5月31日付けで解散したことが分かる。けっこう唐突な解散宣言だったように見受けられる。
 ネット上には紹介記事やインタビュー記事がそれなりにあるので、メンバーの人となりや彼らの音楽に対する姿勢の一端を知ることができる。


 様々な音楽性を内包する実力派バンドRAMMELLS 1stアルバム『Authentic』でメジャーデビュー!(ERI KUBOTA)

 【RAMMELLS インタビュー】 私たちが時代を、世の中を作っていく(OKMusic編集部)

 RAMMELLSインタビュー ブラックミュージックを基軸に様々なルーツを感じさせる期待のバンドがファーストアルバムをリリース!
(mora readings編集部)

 RAMMELLSが語る、同世代バンドと共有する社会の違和感・責任感(矢島由佳子)

 【インタビュー】RAMMELLSが鳴らすオルタナとフューチャーソウルの融合。『Authentic』で表現した陰と陽の心地よさ(池田スカオ和宏)

 RAMMELLSが本日付での解散を発表「出会ってくれたこと。心から感謝します」(音楽ナタリー)


 2015年にバンドを組んで2年後にはメジャーデビュー、そこから4年間の活動期間を短いと見るかそうではないと思うかは人それぞだろうけど、古くからRAMMELLSのファンだった人にとってはもっとたくさん曲を聴かせて欲しかったと思ったのではないだろうか。
 フルアルバム2枚、ミニアルバム2枚、シングルが数曲というのは、4年間ということでいえば多くもなく少なくもない。
 どこかのインタビューの中でボーカルの黒田秋子が来年30歳になると言っていたので、ここで一区切りという思いもあっただろうか。
 あるいは、自分たちや周りが期待したほど伸びなかったということかもしれない。
 YouTubeチャンネルの登録者数2,030人というのは減ってこの数なのか、これが上限だったのか、いずれにしても少し寂しい(MVの大部分がクラウンレコードのチャンネルでの発表になっていることもあるのだろうけど)。
 実力からしたらもっとメジャーになっていてもよかった。
 何かのきっかけで”再発見”されて再結成という目もあるかもしれないので、個人的にはまだしばらくは忘れずにいたいと思っている。初めて知ったのが最近ということもある。
 ただ、やや気になったのが個性的であるようで唯一無二とまでは言えず、中毒性が意外にないという点だ。いい曲なのに繰り返しずっと聴いていたいという気持ちにならない。
 そのあたりの理由を理論的に説明するのは難しいのだけど、跳ねるには跳ねるだけの理由があり、伸び悩むには伸び悩む理由があるのだろう。残酷だけどそれが現実だ。運や巡り合わせといったものもある。
 今回紹介する曲を何曲か聴いてもらうと私が言わんとしていることが分かってもらえるのではないだろうか。
 演奏はカッコイイし、ボーカルの黒田さんは魅力的で曲もいい。けど、何かが足りない。
 その足りない何かをそれぞれが見つけるための解散だったかもしれない。黒田さんに関してはまたどこかで再開できるような気がしている。ソロデビューもあるんじゃないかと期待している。




 RAMMELLS 『真っ赤な太陽』 2019年4月3日

 初めてRAMMELLSの曲を知ったのがこのMVで、松重豊が口パクしているので、どういうこと? と、ちょっと混乱した。
 松重豊がRAMMELLSのファンで、ラジオにゲストとして呼ばれたことが何度かあって、その縁でMVに出演することになったということらしい。事情を知らないと松重豊がRAMMELLSのメンバーかと思ってしまう。
 2ndアルバム『Mirrors』の収録曲で、結局この曲がRAMMELLSの代表曲ということになるだろうか。




 RAMMELLS 『CHERRY』 2019年4月3日

 同じく2ndアルバム『Mirrors』より。
『Mirrors』は魅力的なアルバムだ。一般のYouTubeでは『真っ赤な太陽』しか聴くことができないのだけど、Premium会員なら全曲聴けるんじゃないかと思う。
 私は今、Amazon Music Premiumの無料お試し期間中なので全曲聴くことができる。
 CDを買ったりレンタルすることはもちろんできるので、アルバムとしてオススメします。







 RAMMELLS 『Sensor』 2018年7月11日

 1stミニアルバム『take the sensor』より。
 所属レーベルは日本クラウン(クラウンレコード)だったのだけど、日本クラウンとRAMMELLSの相性があまりよくなかったんじゃないかと今更ながら思う。日本クラウンといえば歌謡曲全盛時代からの老舗であり大手ではあるけど、今の時代のメジャーどころが所属している印象はない(コレサワとかいるけど)。
 RAMMELLSの売り込み方を間違えたような気がしないでもない。




 RAMMELLS 『NIGHT CAP』 2016年10月19日

 スタジオ・レコーディングの様子。
 完全はこちら
 インディーズ時代の2016年10月19日にリリースした1stミニアルバム『natural hight』の収録曲なのだけど、スタジオ・レコーディングの動画は2015年12月3日にアップされている。




 RAMMELLS 『Holiday』 2016年10月19日

 同じくインディーズ1stミニアルバム『natural high』に収録された一曲。
 どこのレーベル所属だったのかは知らないけど、デビューして1年でハウステンボス”秋・女子旅”CMのタイアップ曲に選ばれてこんなMVまで作っていることからしても、将来有望株として早くから注目を集めていたのだろう。
 とはいえ、今から見るとこの頃はまだまだ垢抜けなくて、バンドとしての方向性も定まっていないように思える。




 RAMMELLS 『Beat generation』 2020年1月15日

 2ndミニアルバム『Beat Generation』より。
 ミニアルバムとはいえ新曲を7曲収録しているから聴き応えは充分だ。
 アルバムを聴くと、やはり解散はもったいないなと思う。3rdアルバムを聴いてみたかった。




 RAMMELLS 『千年後』 2020年1月15日

 同じく2ndミニアルバム『Beat Generation』に収録された一曲。







 RAMMELLS 『2way traffic』 2017年12月6日

 メジャーデビューでもある1stアルバム『Authentic』より。
 MVの黒田さんを見るとRAMMELLSの年代が分かる。これはインディーズとメジャーの過渡期で、少し洗練された様子だ。
 音楽の基本路線はインディーズ時代から変わっていないと思うけど、いろいろな面でその後3年間の成熟がある。




 RAMMELLS 『yellow city』 2020年10月28日

 2020年はコロナにやられた年だったから、ライブを中心に活動していたRAMMELLSにとっても大打撃だったに違いない。それも解散の原因のひとつになったんじゃないだろうか。
 そんな中、2020年9月から3ヶ月連続でデジタル配信シングルとして3作品をリリースした。そのうちの2曲目がこの『yellow city』だ。
 しかし、動画の視聴回数は55,000回と、あまり伸びたとは言えず、メンバーも会社も頭打ち感を抱いたかもしれない。




 RAMMELLS 『Moon』 2020年9月9日

 1曲目『Moon』のスタジオ・レコーディング風景動画。
 再生回数3,600回と、これも伸びなかった。




 RAMMELLS 『SMOKE』 2020年11月18日

 3ヶ月連続リリースの最後『SMOKE』はYouTubeにアップされたものの、ついにMVは作られなかった。
 このとき、すでにRAMMELLSの活動は事実上止まったのかもしれない。そう考えると静かな幕引きだったという言い方もできる。
 2021年には新曲が発表されることもなく、5月31日の解散宣言となる。
 それでも、さよならを言うのも、ありがとうを言うのもまだ早過ぎような気がしている。どこかで再会できる日を待っている。


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勝手に発表 ~新規開拓アーティスト 【Tielle】編

音楽(music)
空と雲

 勝手に発表シリーズの新規開拓アーティスト編の今回は、【Tielle(チエル)】を紹介します。

 Tielleをよく知る人がどれくらいいるのかよく分からない。けっこうマイナーなのかなと思うとYouTubeのチャンネル登録者数は1.2万人もいるからそんなにマイナーではない。私が思う以上に有名なのかもしれない。
 Tielleを紹介するときは必ずといっていいほど”澤野弘之に見出されたシンガー”というような言われ方をされるので、その方面から知った人が多いだろうか。
 もしくは、TVアニメ『機動戦士ガンダムユニコーン RE:0096』のオープニングテーマ『Into the Sky』で初めて聴いたという人も多いかもしれない。それが2016年のことだ。
 だから、どちらかというとアニメソングの人という捉え方をしている人が多いだろうか。
 そんなTielleがソロ活動を始めて1stシングル『BETWEEN』を発表したのが2019年だった。
 楽曲はSurvive Said The Prophet のYoshとDAIKII_AWSMの共同製作によるもので、このときのTielleはボーカリストという立ち位置になる。シンガーソングライターではないということだ。
 wikiにページはなく、ネット上の情報も少ないため詳しいことは分からない。一時、ニューヨークに滞在していたということで英語の歌詞が多い(個人的にそれは好きではない)。
 いくつかのネット記事によって多少のことは知ることができる。

 澤野弘之に見出されたシンガー Tielle、歌声ひとつで描き出す多彩な音楽表現 1年越しのリベンジ公演で展開した独創的なステージ(永堀アツオ)

 澤野弘之に実力を見出されたボーカリスト“Tielle”、1stシングルをリリース(BARKS)

 Tielle、迷える恋愛を表現したMV「Sweet Love」公開(Rolling Stone Japan 編集部)


 ところでTielleを”チエル”と読むことをこの記事を書くとき初めて知った。ずっと勝手に”ティエル”だと思っていた。
 英語ではないから造語だろうけど意味は分からない。




 Tielle 『Beyond』 2020年6月18日

 1st アルバム『BEYOND』の表題作。
 澄んだ高音を響かせる歌声はUNIDOTSの瑞葵に通じるものがある。
 瑞葵は澤野弘之と組んで何曲か出していることからしても、澤野弘之の好みの歌声なのだろう。
 ボーカルとしての実力は高いと思う。




 Tielle 『trying』 2019年8月30日

 1stシングル『BETWEEN』収録の2曲のうちの1曲。
 もう1曲は『good girl』(英語歌詞)で、『BETWEEN』という曲はない。
 デビュー後に実力を上げていく例は稀で、実力のある人間は最初から実力を示すものだ。今はまだ実力不足だけど地道に続けていけばなんとかなると頑張っている人には酷な話だけど、それが現実だ。「作家は処女作に向かって成熟していくしかない」と言った太宰治の言葉を思い出す。




 Tielle 『CalmTown』 2020年2月9日

 2ndシングル『CalmTown』の表題作。
 作詞・作曲がTielle / Yosh / DAIKII_AWSMとなっていることからTielleも楽曲製作に関わるようになっていったのだろう。
 CalmTown | #StayHomePlayThroughバージョンではキーボードとギターも弾いているから作曲も手がけているのか。
 だとすれば肩書きはボーカリストではなくシンガーソングライターとするべきかもしれない。
 メッセージは日本語と英語と中国語があるから、トリリンガルなのか。




 Tielle 『Sweet Love』 2021年6月30日

 ミニアルバム『CONTRAST』より。
 CX/FODドラマ『スイートリベンジ』主題歌にも採用された。
 ドラマや映画の主題歌にも合う曲調だから、今後はタイアップが増えていくんじゃないだろうか。




 Tielle 『COLORFUL』 2020年6月17日

 2020年6月17日に限定公開されたスタジオライブの配信ライブが初出かもしれない。
 顔出しNGではないけどアップはダメ? なのか。




 Tielle 『告白』 2020年6月17日

 上の『COLORFUL』と同じく2020年6月17日に行われたスタジオライブより。
 1stアルバム『BEYOND』は2020年6月18日にデジタル配信され、約1年後の2021年6月30日にCD版がリリースされた。
 2020年1月26日には初ライブを開催。アルバム発表後に予定されていた第二弾のライブはコロナで延期となり、今年2021年7月29日に東京Shibuya WWW(Webサイト)で二度目となるワンマンライブ『&BEYOND』を開催した。
 こういった流れからして2020年の時点でTielleを”発見”していた人は先見の明があるということになるだろうけど、今年2021年にTielleを知った人も遅くはないという言い方ができそうだ。
 2、3年後にTielleもすっかりメジャーになったなと感慨を持てると嬉しい。




 Tielle 『Misfit』 2020年6月18日

 1st アルバム『BEYOND』より。




 Tielle 『GHOST』 2021年6月30日

 ミニアルバム『CONTRAST』より。




 Tielle 『MORAINAMIDA』 2020年6月18日

 1st アルバム『BEYOND』収録曲。
『BEYOND』はYouTubeで全曲聴くことができる。
 現在までのTielleの魅力はこのアルバムにすべて集約されているといっていいと思う。
 今後どこまで行けるのか、しっかり追いかけて見守りたいと思う。





 Tielle 公式サイト


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勝手に発表 ~新規開拓アーティスト 【Spangle call Lilli line】編

音楽(music)
空と雲

 勝手に発表シリーズの新規開拓アーティスト編の今回は、【Spangle call Lilli line(スパングル・コール・リリ・ライン)】を紹介します。

 Spangle call Lilli line(長いので以下スパングルと略)をわりと最近知ったなどというと古くから知っている人に今更かよと笑われてしまうだろうけど、昔からスパングルを知っている人がどれくらいいるのか想像がつかない。
 wikiのページによると女性ボーカル(大坪加奈)と2ギター(藤枝憲、笹原清明)の3人組バンドで、1998年結成というからキャリアは20年を超えている。メンバーも47歳と46歳だから、すでにベテランの域だ。
 メジャーな存在とはいえない彼らがどうしてこうも長く活動してこられたかというと、メンバーいわく”音楽は趣味”というスタンスだからだ。”副業”という言い方もしている。
 3人はそれぞれデザイナーやカメラマンという職業を持っていて、それと平行して音楽活動を行っている。
 しかし、曲を聴けば単なる趣味というレベルではないということはすぐに分かる。オリジナルアルバムだけで10枚出しているし、ライブ活動などもやっている。
 スパングルの存在がある程度知られるようになったのは、彼らが2019年にYouTubeチャンネルを開設したことによるところが大きいと思う。ここで初めてスパングルを”発見した”という人も少なくないはずだ(登録者数はまだ6千人台だけど)。
 そういう意味でいうと、スパングルは過去のバンドではなくここからじわじわ知名度を上げていくこれからのバンドといえるかもしれない。
 2020年にはベストアルバム『SCLL』を発表し、今年2021年も3rdミニアルバム『Remember』を出している(『SCLL』は全曲聴くことができる)。

 ネットにインタビュー記事がたくさんあるのでURLをいくつか貼っておきます。

 誤解も余白も自由に楽しむSpangle call Lilli line(西澤裕郎)

 【インタビュー】Spangle call Lilli line(HMV&BOOKS online)

 Spangle call Lilli line、音数を削ぎ落としたサウンドに不穏な気配と〈何も起こらない〉感覚宿す新作『ghost is dead』を語る(黒田隆憲)

 Spangle call Lilli line『Dreams Never End』全曲解説インタヴュー(小野田雄)

 Spangle call Lilli lineの美学 20年消費されなかった秘密を探る(金子厚武)




 Spangle call Lilli line 『mio』 2019年1月9日

 スパングルの音楽を人に説明するのは難しい。
 まずジャンルがよく分からない。ポスト・ロックという言葉が使われることもあるけどピンとこないし、ポップスといえばそうだけどJ-POPと呼べるかどうかも微妙だ。誰々みたいと形容もできず、あえて表現するとすれば、ちょっとけだるいようなムーディーなメロディーを特徴とするといったところだろうか。でもそれだけではしっくりこない。
 基本的には初期の頃から大きくは変わっていないものの、各年代の曲を聴くと少しずつ成熟していっていることが感じられる。
 まず何から紹介しようかと考えてこの曲にした。2019年発表の10枚目のアルバム『Dreams Never End』の中の一曲だ。
 このアルバムが現在までのスパングルの最新作であり(オリジナルのフルアルバムとして)、ひとつの到達点といっていいのではないかと思う。
 これを聴いてあまり好みではないなと感じたら、これ以上聴いても駄目かもしれない。この曲に何か感じるものがあれば、更に何曲か聴いてみることをオススメしたい。




 Spangle call Lilli line 『nano』 - TK kaleidoscope Remix 2013年6月12日

 もともと2003年4月9日発表の1stシングル曲で(3rdアルバム『or』に収録)、スパングル初期の代表曲のひとつだった。それをTK(凛として時雨)がBOBOや日向秀和などとともにアレンジしたものだ。
 オリジナルと聴き比べると違いがよく分かる。やはりアレンジって大事だ。




 Spangle Call Lilli Line 『normal star』 2001年3月25日

 1stアルバム『Spangle call Lilli line』の一曲目。
 初期の作品は公式チャンネルにはアップされていないので貴重だ。
 こういうところから出発したんだと思うと、なかなか感慨深い。




 Spangle call Lilli line 『red』 2019年1月9日

 最初の頃はどういうアーティストかまったく知らずに曲だけ聴いていて、初めてこの映像を見たときは、あれ? イメージと違ったなと思った。こんなベテランさんだったんだと。
 いや、それだけ声が若々しいということなのだけど。




 Spangle call Lilli line 『Sea』 2008年11月12日

 6thアルバム『PURPLE』より。
 スパングルはどういう状況で聴くのが一番いいのかよく分からない。
 昼なのか夜なのか朝なのか。部屋の中なのか外なのか車の中なのか。
 しっかり正面から向き合って聴くタイプの音楽ではないし、BGMとして聞き流すのは惜しい。
 歌詞をじっくり味わうというふうでもなく、サウンドに身を委ねるといった聴き方が心地よくていいのかもしれない。




 Spangle call Lilli line 『dreamer』 2010年3月17日

 シングル曲これまで3曲出していて、これは2ndシングルに当たる。
 最初のSplit EP『WS』はYouTubeにはない。




 Spangle call Lilli line 『Rio the other』 2010年4月21日

 2010年発表の7thアルバム『VIEW』より。
 スパングルの曲はだいたい何を歌っているか分からない。というか、歌詞に意識を向けていない。何を歌っているか分からなくても成立するのがスパングルの曲という言い方もできる。
 歌詞を読むとまた違った感想を持つのだろうけど、あえてそれをしたくない気持ちが強い。




 Spangle call Lilli line 『Daydreamer』 2013年6月12日

 2013年発表のベストアルバム『SINCE2』より。




 Spangle call Lilli line 『sugar』 (piano version) 2011年10月5日

 セルフカバー・アルバム『Piano Lesson』より。
 オリジナルは2005年4月20日日発表の4thアルバム『TRACE』に収録。




 Spangle call Lilli line 『escort & landing』 2015年11月11日

 2015年11月11日発表の9thアルバム『ghost is dead』より。
 オリジナルアルバムとしては8thの『forest at the head of a river』から5年ぶりとなった(次の10thまでまた4年空く)。




 Spangle call Lilli line 『ghost in a closet』 2015年11月11日

 スパングルの動画はいくつか音量が妙に大きいものがある。公式の動画なのだから他と音量は合わせてほしい。いちいち上げたり下げたりするのは面倒というか、音量は決めているので曲によって変えたくない。




 Spangle call Lilli line 『tesla』 2015年12月12日

 スパングルのMVでは珍しく映像に歌詞が載せられている。
 最近は歌詞入りの映像をなんでもリリックビデオと呼ぶ傾向が強くなっているけど、もともとは歌詞を中心に映像を構成したものをリリック(ビデオ)といっていたはずだ。
 まあ定義はともかく、歌詞が入ったMVは嫌いじゃない。




 Spangle call Lilli line 『therefore』 2018年11月17日

 YouTubeのページには2018年11月17日発売の7インチ・シングルとあるのだけどwikiのページにはない。公式サイトにもあるから間違いはない。
 7インチシングルということはアナログ・レコードで発売したということだろうか。




 Spangle call Lilli line 『長い愛』 2020年2月5日

 2020年発表のベストアルバム『SCLL』の収録曲なのだけど、過去作ではなく新作ではないかと思う。

 2021年3月3日に発表された3rdミニアルバム『Remember』はYouTubeやAmazon Music Premiumでは今のところ聴くことができない。聴きたければAmazonなどで買えということだね。





 Spangle call Lilli line 公式サイト


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勝手に発表 ~新規開拓アーティスト 【ポルカドットスティングレイ】編

音楽(music)
空と雲

 勝手に発表シリーズの新規開拓アーティスト編の今回は、「ポルカドットスティングレイ」を紹介します。

 あなたもポルカが好きなんですか! と前のめりに言われても、いや、それほどでも……と及び腰になってしまうのだけど、素通りしてしまうのは惜しいし、ここで紹介すれば好きになる人もいるんじゃないかということで、今回はポルカドットスティングレイ(公式サイト)にした。
 一般的な知名度がどれくらいなのかはよく分かっていない。YouTubeのチャンネル登録者数は40万人を超えているから、けっこうメジャーなのだろう。
 福岡県出身の4人組バンドで、中心はボーカル兼ギター兼作詞作曲兼プロデュースの雫 (しずく)だ。
 MVを見るとそれは一目で分かるのだけど、このバンドは一体何者なんだろう? と、ちょっと不思議に思う。
 他の3人(ギター・ベース・ドラムス)は男性で、ガールズバンドではない。ビジュアル系の要素も含みつつ、ジャンル分けするならロック・バンドということになるのだろう。
 MVを見て曲を聴いているだけでは何がしたいのかよく分からない部分もある。ネットのインタビュー記事をいくつか読むと、なるほどそういうことなんだと納得する。
 印象的だったのは、求められるものを作るという一貫した姿勢で、自己表現のためにやっているわけではないという点だ。
 雫はゲームのクリエイターを目指して実際にゲーム製作会社でプロデューサーとして働いていたこともあり、バンドをひとつのコンセプトとしてパッケージ化してポルカドットスティングレイが出来上がっている。
 雫自身、ポルカドットスティングレイの雫は自らの創作物と言い切っている。
 バンド名のポルカドットスティングレイはエイの一種の名前で、意味はないそうだ。
 ある意味ではとてもプロフェッショナリズムに貫かれているともいえる。
 そこがポルカドットスティングレイの特徴であり、強みでもあるのだろう。
 一方で、腹の底から出た言葉でなければ心は動かないというのも感じる。


 ポルカドットスティングレイ・インタビュー(岡本貴之)

 インタビュー(uta-net)

 【インタビュー】ポルカドットスティングレイの在り方「求めてくれる限り」(山口哲生)

 ポルカドットスティングレイ・雫に聞く「コロナがマーケティング活動に与えた影響と、熱狂的なゲーム愛」(坂井彩花)




 ポルカドットスティングレイ 『テレキャスター・ストライプ』 2016年3月4日

 バンド結成は2015年で、レーベル(ユニバーサル シグマ)に所属してメジャーデビューしたのが2017年。
 この曲はまだインディーズ時代のものながらポルカドットスティングレイの初期の代表作となっている。
 この頃からすでにスタイルは確立されていて、MVは雫が監督を務めた。
 配信限定曲で同日YouTubeにアップされているから、間もない頃に見つけてこれは売れるに決まってると目を付けた人も少なからずいただろう。
 まだ垢抜けないところはあるものの、バンド結成1年程度の半素人の域を超えている。
 2016年はまだゲーム業界との掛け持ちで、雫はゲームの方に進みたかったのに、メンバーに説得されて音楽もやっていたような状況だったらしい。




 ポルカドットスティングレイ 『リスミー』 2018年5月9日

 私が最初にポルカドットスティングレイを知ったのがこの曲で、ちょっと引っかかった。
 いきなり好きとはならず、気になるから一応、お気に入りに入れておこうという感じだった。
 今になって思うと、これはポルカドットスティングレイの曲の中で異質な曲で、でも最初がこれだったので、ポルカドットスティングレイの他の曲を聴けば聴くほどそうじゃない感が募っていったというのもある。
 YouTubeその他で聴ける曲はすべて聴いたつもりだけど、私の中ではついに『リスミー』を超える曲とは出会えなかった。
 雫さんはリスナーの声をすくいとって曲作りをしているそうだから、近い将来、こういう曲調の名曲を作ってくれるかもしれない。それに期待したい。




 ポルカドットスティングレイ 『夜明けのオレンジ』 2015年4月29日

 2015年1月に結成して、その年の4月にはオリジナル曲を発表してこれだけのMVを自主製作できるのだからたいしたものだ。




 ポルカドットスティングレイ 『青い』 2021年6月20日

 MV製作には力を入れていて、ちょっと遊んでもいる。
 ドラマ仕立てで自分たちが出演しつつ、お笑い芸人なども登場させている。
 この曲ではコウメ太夫やトータルテンボスの大村が出演しているし、『有頂天』では東京03が、『バケノカワ』ではタイムマシーン3号が出ている。




 ポルカドットスティングレイ 『人魚』 2016年11月9日

 1stE.P.『骨抜きE.P.』より。
 これが初の全国流通盤だった(CDはTower Records限定販売)。




 ポルカドットスティングレイ 『エレクトリック・パブリック』 2017年4月26日

 1stミニアルバム『大正義』から。
 ここまであらためて聴いてみて、ポルカドットスティングレイってけっこう好き嫌いが分かれるんだろうなと思った。
 曲の歌詞や雫のキャラ以外でいうと、ギター・サウンドが好きって人もいそうだ。




 ポルカドットスティングレイ 『シンクロニシカ』 2017年4月26日

 これも1stミニアルバム『大正義』収録曲。
 オリコンで週間7位までなったというから、2017年時点ですでに知っている人はよく知っているバンドになっていたのだろう。




 ポルカドットスティングレイ 『レム』 2017年11月8日

 1stフルアルバム『全知全能』より。
「レム meets ヨーグリーナ&サントリー天然水」と題してMVが製作された。
 2017年くらいからタイアップが増えていく。




 ポルカドットスティングレイ「パンドラボックス」 2018年5月9日

 2ndミニアルバム『一大事』より。
 オリコン最高4位までいっている。




 ポルカドットスティングレイ 『サレンダー』 2017年11月8日

 ソーシャルゲーム『23/7 -トゥエンティ スリー セブン-』イメージソング。




 ポルカドットスティングレイ 『ICHIDAIJI』 2018年5月9日

『わたしに××しなさい!』のTVドラマと映画の主題歌。




 ポルカドットスティングレイ 『ヒミツ』 2018年10月15日

 映画『スマホを落としただけなのに』主題歌。
 シングルとしてはこれがメジャー1stになる。
 映画はテレビで観たけど主題歌は印象に残らなかった。




 ポルカドットスティングレイ 『女神』 2019年11月8日

 3rdシングル曲。
 MBS/TBSドラマイズム『左ききのエレン』主題歌。




 ポルカドットスティングレイ 『トゲめくスピカ』 2020年12月16日

 3rdフルアルバム『何者』より。
 NHK『みんなのうた』の主題歌。




 ポルカドットスティングレイ × 神風動画 『化身』 2020年11月8日

 3rdフルアルバム『何者』より。




 ポルカドットスティングレイ 『FICTION』 

 3rdフルアルバム『何者』より。
 タイアップではないアルバム・オリジナル曲。




 ポルカドットスティングレイ 『ダイバー』 2021年9月15日

 eスポーツ・イベント"RAGE Shadowverse Pro League 21-22"の公式テーマ・ソング。




 ポルカドットスティングレイ 『POSE』(おふたりさま ver.)ライブ映像 from ポルフェス49 最終決着 2021年4月29日


 2019年に行われた武道館ライブも成功し、コロナが収束したらライブ活動も再開するだろうから、今後ますます活躍していくことになりそうだ。
 今回調べてみるまでこれほどタイアップ曲が多いとは知らなくて少し驚いた。どうして今まで知らなかったのだろう、と。


 公式サイト
 wikiページ


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