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  • 本物の優しさ

     中途半端な優しさは弱い。 でも本物の優しさは強い。 本物の優しさなら誰かを救えるかもしれないし、自分も救える。 優しいだけでは駄目だなどというのは偽物の優しさしか知らない人間の戯言だ。  ...

    2022/01/21

    言葉(words)

  • 勝手に紹介 ~【Homecomings】

    ”勝手に発表”としてシリーズ化してきたものを今回から少し変えて”勝手に紹介”と題してシリーズを存続させていくことにした。 発表よりも紹介の方がしっくりくる気がしたので。 内容はこれまでと変わらない。 というわけで今回は【Homecomings】を紹介します。 通称”ホムカミ”。(なんでも略せばいいわけでもないだろうに) 自分の周りでHomecomingsを知っている人間がいる気がしないのは私だけではないだろう。Homecomings知...

    2022/01/20

    音楽(music)

  • 正解はもっと先に

     何をしても正解な気がしないときは、いったん答えを探すのをやめた方がいい。 今ここに正解はないということかもしれない。 答えはたぶん、もっと先にある。そこで私を待っている。 だから私はそこまでたどり着かなければならない。 それまで出した答えがすべて不正解だったとしても、最後の最後に正解を見つけられたらそれでいい。  ...

    2022/01/19

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本物の優しさ

言葉(words)
雪と足跡

 中途半端な優しさは弱い。
 でも本物の優しさは強い。
 本物の優しさなら誰かを救えるかもしれないし、自分も救える。
 優しいだけでは駄目だなどというのは偽物の優しさしか知らない人間の戯言だ。
 
 

勝手に紹介 ~【Homecomings】

音楽(music)
空と雲

”勝手に発表”としてシリーズ化してきたものを今回から少し変えて”勝手に紹介”と題してシリーズを存続させていくことにした。
 発表よりも紹介の方がしっくりくる気がしたので。
 内容はこれまでと変わらない。

 というわけで今回は【Homecomings】を紹介します。
 通称”ホムカミ”。
(なんでも略せばいいわけでもないだろうに)
 自分の周りでHomecomingsを知っている人間がいる気がしないのは私だけではないだろう。Homecomings知ってる? と訊いて、もちろん知ってるよという答えが返ってきたらけっこう驚く。
 いや、それほどマイナーな存在でもないのだけど、Homecomingsに関しては自分だけが知ってる感が強いというのがある。
 去年2021年にメジャーデビューしてドラマのタイアップなどもするようになっているので、もしかすると私が思うよりもよく知られているのかもしれないのだけど。

 公式サイトだけでなくwikiのページがあるというのはひとつのステータスといっていい。
 それによると、京都精華大学(公式サイト)のフォークソング部の女子3人と男子1人の4人で結成されたバンドだそうだ。
 それが2012年のことという。
 メンバーは作詞とギターの福富優樹、作曲とボーカルの畳野彩加、ベースとコーラスの福田穂那美、ドラムとコーラスの石田成美から成る。
 ちょっと不思議な構成で、ギターが作詞をしてボーカルが作曲するという組み合わせは珍しいんじゃないだろうか。
 ギターの福富優樹とボーカルの畳野彩加は高校時代からの友人関係で、福田穂那美と石田成美は大学時代のひとつ上になる。
”京都の現役大学生バンド”として京都で主に活動していたようだ。
 初期の曲はすべて英語歌詞で、UKのインディー・ポップ路線だったのが、2018年頃から日本語歌詞になっていった。
 2017年頃の解散の危機を乗り越え、2019年には東京に居を移して2021年にIRORI Records(公式サイト)からメジャーデビューした。
 IRORI Recordsはポニーキャニオンの音楽レーベルとして2020年に設立された新しい会社で、Official髭男dism(公式サイト)が所属している。
 他にはスカート(澤部渡のソロプロジェクト/公式サイト)など5組とまだ少数精鋭でやっている。
 そこのほぼ初期メンバーとして加わっているということは、会社として今後伸びていくことを期待しての契約だったのだろう。

 メジャーデビューまでの経緯やメンバーの人となりなどはネットにあるいくつかのインタビュー記事から少し知ることができる。

 【インタビュー】Homecomings、メジャーデビュー。4人の“人生がここにつながった”(沖さやこ)

 メジャーデビューアルバム「Moving Days」で示す優しさを歌い、自分たちの表現に責任を持つ決意(下原研二)

 Homecomings福富が語る原点 寂しさを手放さず、優しさで戦う(村尾泰郎)


 公式サイトがインタビュー記事のリンク集を作ってくれているので、それを見てもらった方が早い。

 『Moving Days』発売に併せてインタビューが続々公開!




 Homecomings 『Blue Hour』 2018年10月24日

 3rd Album 『WHALE LIVING』より。
 私がHomecomingsに最初に引っかかったのがこの曲だった。
 悪くないし嫌いじゃないと思ってとりあえずYouTubeのお気に入りに入れておいた。
 その後、何度か聴いたものの、どこか物足りない、パンチが足りないと思って聴かなくなってしまった。
 2018年発表曲だから、まだインディーズの時代で、歌詞を日本語にして間もない頃の作品だ。




 Homecomings 『Continue』 2021年5月12日

 それから何ヶ月か過ぎてHomecomingsと再会したのが『Continue』で、この曲でHomecomingsを大きく見直すことになった。
 おお、Homecomingsいいじゃないか、と。
 メジャーアルバムとなった通算4枚目のアルバム『Moving Days』に収められた中の一曲で、製作の経緯について作詞の福富優樹がライナーノーツに書いている文章が素敵なのでちょっと長いけど紹介します。

「Continue」は3年前の夏、漫画家のさくらももこさんが亡くなったときに書いた曲です。その年の春にちびまる子ちゃんの配信がNetflixで始まり、さくらももこさんの漫画やエッセイなんかを読み返していたタイミングだったので、とても寂しく思ったことを覚えています。歌詞は当時住んでいたアパートのそばのスピッツという素敵すぎる名前の喫茶店で、夕方にミックスジュースを飲みながら書きました。難しいことは考えずにその時浮かんだ言葉や風景を一筆書きのようにして並べていき、途中で書き直すようなこともありませんでした。夢中で書いていたのでジュースが入ったグラスが汗をかいて、当時付き合っていた恋人の部屋から借りてきていた、ちびまる子ちゃんの『わたしの好きな歌』という映画の原作のコミックスの縁が濡れてしまい、こりゃ怒られるな、と思ったのを覚えています。曲ができた背景があまり明るいことじゃないこともあってしばらくライブでもあまり演奏されない曲だったのですが、『Moving Days』に収録されることになりようやくちゃんと形にすることができました。とても思い入れのある大切な曲です。
 今回アニメーションでMVを作ってくださった大桃さんのことはベースのほなちゃんから教えてもらって知りました。今住んでいる部屋からバスに乗ってぶらぶらしにいくお気に入りの町があって、このあいだまでそこにあった海外の絵本を専門に扱っていた小さな本屋さんが本当に大好きだったのですが、大桃さんの描く絵やアニメーションにはあのお店に並んでいた絵本たちのような暖かさがあって、すぐに夢中になりました。大桃さんの作品はどれも本当に素敵なのですが、『ぼくの街においでよ』という作品集が特に大好きで、この絵の世界のなかで「Continue」という曲がどんなふうに響くのだろうか、と想像しただけでとてもワクワクしました。実際に完成したアニメーションはそんなふうに想像していたものよりずっと素晴らしくて、この曲を書くきっかけになったことや閉店してしまったあの本屋さんのことをいつまでも忘れないでいられるような、一生大事にできる宝物をいただけたような気持ちになりました。これからの寒くて騒がしい季節を、だれかと一緒に過ごす方にも、ひとりで過ごす方にも、ほっと息をつけるようなそんな4分間になればうれしいです。 



 この曲で俄然、Homecomingsに興味を持ってアルバム『Moving Days』を聴いてすっかりHomecomingsのファンになったのだった。




 Homecomings 『Hull Down』 2018年10月24日発売

 3rd Album 『WHALE LIVING』より。
 Homecomingsの音楽性をどういう言葉で語ればいいのかよく分からない。
 大学のフォークソング部出身だからといってフォークではないし、広く言えばJ-POPの範ちゅうなのだろうけど、人に説明する言葉を持っていない。
 インディー・ロックやオルタナティヴといった言葉が日本の音楽業界でもよく使われるようになったのはそういう経緯からかもしれない。
 誰かに似ているようで似ていない没個性的な個性といったものをHomecomingsを持っているように思う。唯一無二とかそういった強いものではない。
 福富優樹がインタビューで語っているように”優しさ”がHomecomingsの核になっているというのはその通りなのだろう。




 Homecomings 『Blanket Town Blues』 2021年5月12日

 アルバム『Moving Days』より。
 メジャーデビューしたからといって急に実力が上がるわけではないと思うのだけど、2018年の3枚目のアルバム『WHALE LIVING』から2021年発表の『Moving Days』の間に大きな飛躍があったのは確かだ。
 2019年にメンバーで上京して、ほどなくコロナ騒動となって活動も制約された中でも、それぞれが実力を高めていったのだろう。




 Homecomings 『Here』 2021年5月12日

 アルバム『Moving Days』より。
 ボーカルの畳野彩加の歌もよくなっている。




 Homecomings 『Cakes』 2019年04月17日

 3rdシングルで、映画 『愛がなんだ』の主題歌。
 2018年発表の2ndシングル『Songbirds』はアニメ映画『リズと青い鳥』の主題歌として採用されたのだけど、このときは英語歌詞だった。
 やはりHomecomingsの転換期は2019年の上京以降ということになるのではないか。




 Homecomings 『Summer Reading』 2021年5月12日

 アルバム『Moving Days』の中で一曲だけ英語歌詞の曲がある。
 Homecomingsの曲は歌詞に耳を傾けて共感するというより心地いいサウンドに身を委ねるといったタイプだから歌詞は英語でもいいのかもしれないけど、個人的には英語歌詞の曲は聴かない。私は日本語の歌詞をメロディーに乗せた曲が聴きたい。




 Homecomings 『Pedal』 2021年5月12日

 アルバム『Moving Days』はYouTubeで全曲聴くことができるのでありがたい。
 MVが作られていない曲もいいのでおすすめします。
 ただ、映像がないと再生回数が極端に少なくなるのでもったいないと感じてしまう。




 Homecomings 『Herge』 2021年4月16日

 アルバム『Moving Days』のラスト曲なのだけど、ひとあし先に先行配信された。
 ドラマ『ソロ活女子のススメ』のエンディングテーマでもある。
 MVのロケ地は『Blanket Town Blues』、『Summer Reading』と同じ場所の時間と季節違いだ。『Blanket Town Blues』が冬の雪の日、『Summer Reading』が夜で、『Herge』では桜が咲いている。




 Homecomings『Tiny Kitchen』 2021年5月12日

 アルバム『Moving Days』より。




 Homecomings 『アルペジオ』 2022年1月14日

 1月14日に発表されたばかりの新曲。
 とてもHomecomingsらしい曲に仕上がっている。
 どこかのインタビューでスピッツを聴いていたとメンバーの誰かが言っていたけど、言われてみるとスピッツに通じるものがある。令和のスピッツなどと言われても本人たちは喜ばないかもしれないけど。
 広瀬アリス主演のAmazon primeドラマ『失恋めし』(公式サイト)の主題歌として使われている。
 Homecomings名義としては初の日本語タイトルとなった(英語のカタカタ表記だけど)。


 この記事を書くに当たってYouTubeで聴ける曲は全部聴いて、ネットのインタビュー記事を読んで、Homecomingsを応援したい気持ちになっている。
 大きく売れなくてもファンとともに息の長いバンドであってほしい。


 公式サイト




 Homecomings 『Moving Days』


 2月から全国ツアー「Somewhere In Your Kitchen Table」が開催されるそうだ。

 2022年2月22日(火) 福岡県 INSA
 2022年2月23日(水・祝) 熊本県 NAVARO
 2022年3月5日(土) 石川県 金沢GOLD CREEK
 2022年3月6日(日) 京都府 KYOTO MUSE
 2022年3月19日(土) 愛知県 名古屋CLUB QUATTRO
 2022年3月20日(日) 大阪府 246ライブハウスGABU
 2022年3月24日(木) 宮城県 enn 2nd
 2022年3月27日(日) 北海道 BESSIE HALL
 2022年4月2日(土) 東京都 LIQUIDROOM


 これまでの”勝手にシリーズ”は「音楽カテゴリー」にまとめてあります(さかのぼるときは”次”をクリックしてください)。
 
 

正解はもっと先に

言葉(words)
矢田川河川敷の冬

 何をしても正解な気がしないときは、いったん答えを探すのをやめた方がいい。
 今ここに正解はないということかもしれない。
 答えはたぶん、もっと先にある。そこで私を待っている。
 だから私はそこまでたどり着かなければならない。
 それまで出した答えがすべて不正解だったとしても、最後の最後に正解を見つけられたらそれでいい。
 
 
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