- 現身日和 【うつせみびより】

南区の星宮社は私にとって特別な神社のひとつとなった

星宮社

 南区星﨑にある星宮社(地図)。
 私にとって特別な神社のひとつとして長く印象に残ることになりそうだ。神社全体から喜びの歌が聞こえてくるようだった。なんて楽しげで嬉しそうなんだろうと思った。こんな神社は他には知らない。
 いろいろ複雑な経緯を辿っていて、すべてを解き明かすのは難しい。分からないながらも自分なりの考察を神社サイトの星宮社のページに書いた。
 ただ、それもこの神社についてはあまり重要ではないように感じた。個人的に好きというだけで充分といえば充分だ。
 かつてこの場所は、海に突き出した岬の突端だった。夜の海からは波音だけが聞こえ、目の前には遮るもののない満天の星空が広がっている。そんな光景をこの神社の境内に立って思い浮かべていた。



星宮社御神木の楠




星宮社入り口の橋

『尾張名所図会』を見ると、境内の前に小川が流れていて小さな橋が架かっていたことが分かる。
 現在のものは模擬の橋だ。小川はもうない。



星宮社拝殿




星宮社境内社と本殿




星宮社上知我麻神社と下知我麻神社

 本殿より奥の上の方に上知我麻神社と下知我麻神社がある。
 この空間にも独特の空気感がある。



星宮社本殿屋根




星宮社境内社




星宮社絵馬




星宮社石を祀る




星宮社拝殿の寄付者一覧




星宮社楠の姿

【アクセス】
 ・名鉄名古屋本線「本星﨑駅」から徒歩約7分
 ・JR東海道本線「笠寺駅」から徒歩約28分
 ・駐車場 なし(スペースあり)
 

スポンサーリンク

関連記事ページ

民間信仰から生まれた小さな神社、石神社

石神社入り口

 名古屋市南区の名鉄・本星﨑駅を出てすぐのところにある小さな神社、石神社(地図)。
 石を御神体として祀っているから石神社(いしじんじゃ)というのだけど、本当のところはミシャクジ信仰と呼ばれる民間信仰から来ているような気がする。
 お参りすると歯痛、神経痛が治るというクチコミが広がり、お礼にしゃもじを奉納したことから、おしゃもじ様と呼ばれるようになったのだとか。
 シャモジも、石神(シャクジ)も、ミシャクジに通じる。
 ミシャクジ信仰は諏訪地方の古い信仰が起源となっているという説がある。ただ、民間信仰というのは同時発生的で、多様な広がりを持っているから、何かひとつをルーツとするのは無理がある。なかなか理解するのが難しくもある。
 ここは地域で守る石神さん、ということでいいのだろう。大切に守られているのが伝わってくる。
 もう少しくわしいことは、神社サイトの石神神社のページで。



石神社鳥居と参道




石神社鳥居と御神木




石神社御神木と拝殿

 拝殿をかすめるようにして伸びる御神木。
 祭神は一応、イザナギか、サルタヒコということになっているらしい。
 道祖神のようなものということで、サルタヒコと同一視した可能性の方が高そうだ。



石神社境内社




石神社参道と境内

 境内のほぼ全景。
 それでも、鳥居、参道、灯籠、御神木、拝殿など、ひととおりのものは揃っている。

【アクセス】
 ・名鉄名古屋本線「本星﨑駅」から徒歩約1分
 ・駐車場 なし

スポンサーリンク

関連記事ページ

平将門討伐祈祷も今は昔の笠寺七所神社

七所社入り口

 名古屋市南区笠寺にある七所神社(ななしょじんじゃ)地図
 935年に起きた平将門の乱に端を発する神社とされている。
 将門が強すぎて武力ではなかなか倒せないということで、それなら呪いでやっつけてしまえと全国の寺社で祈祷が行われた。真面目な話だ。
 尾張国では熱田神宮がその任に当たり、笠寺と星﨑に熱田の神々を神輿に載せて移し、そこで祈祷が行われたという。
 乱が平定されたのちに熱田の神を祀ったのが七所神社創建の由来とされる。
 そんなエピソードを知らずに訪ねてみれば、決して恐ろしいような神社ではなく、むしろ明るく陽気な神社だと感じた。
 元の場所は鳥居山(今の丹八山/地図)で、この地に移されたときは笠寺の氏神とされたというから、平将門とは直接関係ないといえばそうかもしれない。
 くわしいことは神社サイトの七所神社のページで。



七所社鳥居




七所社鳥居前

 あえて「式外(しきげ)」と彫り込んだのは、古社ということが言いたかったからだろうか。
 しかし、さかのぼっても『延喜式』完成の927年よりはさかのぼれないだろうから、厳密に言えば式外社とは言えないように思う。



七所社拝殿




七所社社殿




七所社狛犬




七所社秋葉社

 南区も秋葉社が多い。



七所社境内の風景

 木々が作り出す光と影の風景が美しい。
 気持ちのいい境内だった。

【アクセス】
 ・名鉄名古屋本線「本笠寺駅」から徒歩約14分
 ・駐車場 なし(スペースあり)
 

スポンサーリンク

関連記事ページ