乗り継いで囲まれてすべって転んだ奈良 - 現身日和 【うつせみびより】

乗り継いで囲まれてすべって転んだ奈良

奈良行き-1

PENTAX K100D+SIGMA 17-35mm f2.8-4/Panassinic DMC-TZ1



 奈良行きから戻りましたこんばんは。
 いろいろあって必ずしも無事というわけではないのだけど、なんとか無事帰宅。いやはや盛りだくさんだった。
 写真のRAW現像を一気にやるのは無理なので、今日のところは時間経過に従って主だったところの写真を紹介するにとどめておこう。奈良シリーズはけっこう長くなりそうだ。個別に書いてると大変だから、多少はまとめつつ省略しつつという感じで6、7回におさめたいと思っている。
 まずは近鉄の朝写真から。
 近鉄の旅はいたってのんきなものだ。名古屋から三重、関西方面では馴染みのある鉄道会社だけど、全国的な知名度はどうなんだろう。
 名古屋から奈良へは、JRの直通が今年の3月くらいに廃止になってしまって、乗り継がなくては行けなくなってしまった。どうせ乗り継ぐなら近鉄の方が安いということで近鉄で行くことにした。よく知られたウラワザとして近鉄の株主優待乗車券というのを1,000円くらいで買って、急行のみで乗り継ぐとその金額で奈良や京都、大阪まで行ける。
 写真はどこの駅だったか忘れてしまったけど、聞いたことのないローカル駅だ。朝の光とのんびりムードがただよう近鉄のホームの風情がよかった。

奈良行き-2

 近鉄奈良駅から歩いて巡る奈良の旅は、興福寺の五重塔から始まる。
 横の方で大がかりな工事をしていて雰囲気を壊してしまっていたのだけど、五重塔は相変わらず立派だった。何年か前、車でふらっと行ったときもここは見ているはずだ。初めて見たのは中学の修学旅行だったと思う。そのときの記憶は残ってない。
 先を急ぐので、興福寺は五重塔を見ただけで終わった。国宝の特別展示もしていたけど、入場料1,000円に恐れをなして逃げた。奈良もちょくちょくお金を取るところがあって、どこも高いから油断できない。

奈良行き-3

 今回の奈良行きの一番の目的は、紅葉撮りでも寺社巡りでもなく、自分で焼いた鹿せんべいを奈良の鹿にやって食べるかどうかを見るためだった。シャレではなく本気で。枚数というか分量も、合計1キロ以上はあった。
 しかし、それによって大変な目に遭うことにこのときの私はまだ気づいていない。女の子が市販の鹿せんべい(10枚150円)をやっているところを写真に撮る余裕があった。鹿がまさかあんなに凶暴だったとは。

奈良行き-4

 問題の鹿たちの登場だ。立ってぼぉーっとしてるやつやひなたぼっこをしながらしゃがんでるやつなど、5、6頭がいて周りに人影がなかったので、ここはチャンスと試しに持参した鹿せんべい(見た目は鹿お好み焼き直径約30センチ)をちぎってやってみた。最初は見慣れない食べ物に警戒して食べなかったやつも、くんくん匂いを嗅いで一口食べたところで態度が急変。やつらが好物だというサツマイモをふかして練り込んだ特製鹿せんべいの美味しさに気づいたようで、次も早くよこせと矢の催促。それを見た他の鹿たちも寄ってきて、調子に乗った私はあっちにもこっちにもやってしまい、あっという間に取り囲まれた。身の危険を感じて逃げる私。追う鹿の群れ。気の荒いオスは角で私の尻をこづき回してくる。わー、たすけてー。
 逃げてもにげてもどこまでも追いかけてくる鹿たち。この日私は、奈良公園で鹿たちの一番の人気者になった。そのときの様子をツレが激写していたので、もしかしたら紹介できるかもしれない。あまりにも恥ずかしい写真だった場合は日の目を見ることもないだろう。

奈良行き-5

 鹿たちの襲撃から這々の体で逃げ出した我々は、息を整えつつ春日大社へ向かった。その途中で事件は起きた。
 道を渡って芝生広場に降りる途中、階段状の段差から私が落下。落ち葉に乗って足を滑らせたのだ。左腕からたたきつけられて、デジもどこかに打ってレンズフードが砕けた。腰と足も打ったようで一瞬どうなったか分からなかった。左腕は大きくすりむけ、骨までいってしまったかと思うほど腫れ上がってきてびっくり。
 結果的には体もデジも無事だったからよかったものの、へたしたら大けがになっているところだった。危ない、危ない。
 鹿騒動といい、転落事故といい、波乱含みの奈良巡りはまだ始まったばかりだ。

奈良行き-6

 春日大社本殿の入り口に来た。紅葉はまだ早かった。見頃は来週末くらいだろうか。
 春日大社については、また改めて書こうと思っている。しっかり復習しなければ。

奈良行き-7

 大仏殿裏の鹿さんたち。実はここでも懲りずに自家製しかせんべいをばらまいて取り囲まれるという事態に陥った。そのときの様子を見知らぬ人たちが撮っていたから、きっとネットのどこかで私の写真が載っている。
 特製しかせんべいの作り方は簡単だ。玄米を精米したときに出る米ぬかに、つなぎとして小麦粉を混ぜて、ふかしたサツマイモをつぶして水を加えて一緒に練り込む。それをお好み焼きみたいに焼けばできあがりだ。調味料や油などは一切使用してはいけない。鹿に味付けはかえって毒になる。
 お好み焼き風、クッキー風、せんべい風と3種類作ってみたのだけど、混乱の中でどれが一番食い付きが良かったのかよく分からなかった。とにやくやつらは一飲みなのだ。せんべいじゃないと噛まなくていいから飲み込んでしまって、こちらに逃げる間を与えない。時間稼ぎができないからあっという間に取り囲まれることになる。
 これから奈良へ行く人はぜひ自家製の鹿せんべいを焼いてもっていくといいと思う。人気者になれること間違いなしだ。

奈良行き-8

 大仏殿と正倉院の間あたりの黄葉は、なかなか見応えがあった。
 正倉院が午後3時で閉まるということを知らずに行って入れなかったのは残念だった。イチョウは正倉院が一番きれいらしかったのに。教科書でもお馴染みだった高床式倉庫は、裏手の塀の隙間からちらっと見えただけだった。

奈良行き-9

 鹿と撮る人たちとシルエットの私たち。
 ここでも特製鹿せんべいを蒔いてみたのだけど、週末の夕方ともなると観光客にたくさんせんべいをもらっておなかいっぱいになっていたようで、食い付きは悪かった。鹿の取り巻きおっかけ体験は午前中がベストタイムだ。

奈良行き-10

 紅葉の中の鹿風景写真は、もう一つ満足のいかないものだった。紅葉の進み具合がまだで、ロケーション的にも頭に思い描いていたような場面がなかった。イチョウの葉の絨毯の上で鹿たちが草をはんでいて夕方の光に長く伸びた影、といったようなところが撮りたかったのだけど。

奈良行き-11

 これは奈良の写真じゃない。奈良行きの翌日は名古屋に戻ってきて、弥富野鳥園でデジスコ教室に参加した。
 かなりデジスコやる気満々の私とツレ。教室にまで行ってしまう熱の入れよう。
 これは実際の機材を使わせてもらって撮った写真だ。100メートル以上向こうにいる鳥をこの大きさで写せるというのは魅力的だ。
 ただ、思った以上にピント合わせが難しくて、ブレもシビアだ。三脚に固定してレリーズケーブルを使っても、ラフに操作するとはっきりブレる。ピント合わせもコンパクトデジのオートフォーカス任せになるのだけど、これもあまり当てにならない。
 実際に使ってみて難しさと面白さが分かった。結果的には近い将来買ってしまいそうだ。難しくて失敗写真ばかりになってしまったとしても、挑戦する価値はある。世界がぐっと広がる。

奈良行き-12

 名古屋駅セントラルタワーズもイルミネーションが始まっていた。まだクリスマスまでひと月もあるのに気が早い話だ。今日の夜などはイルミを見に来た客で大賑わいになっていた。
 私は3年くらい前に車の中から一度だけ撮ったことがある。あれから来年こそちゃんと撮りたいと思っていて、今年ようやく念願が叶った。このときの写真もたくさんあるから、また別の機会に紹介したい。

 明日からの奈良シリーズは、もう少しテーマを絞って紹介していくことにする。今日のところはここまでにしよう。眠気に襲われて負けた。文章の読み返しと手直しもまた明日。もう寝る。
 つづく。

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コメント
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波乱万丈なよかん大で、ドキドキなんですが、大丈夫なんでしょうか?

2007-11-26 21:40 | from ただとき | Edit

ドタバタ奈良

★ただときさん

 奈良は出だしからドタバタしてアップアップでした。(^^;
 鹿に囲まれ、追いかけ回され、紅葉見に行ったのに大汗をかいて、その後段差から派手に落ちて怪我をして、あとは歩いて歩いて。
 さすがにくたびれたけど、でも楽しい奈良でした。
 ブログはしばらく奈良編が続きそうです。

2007-11-27 06:56 | from オオタ | Edit

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