趣味としてのサンデー料理は作る楽しさと食べる美味しさの両立が必要 - 現身日和 【うつせみびより】

趣味としてのサンデー料理は作る楽しさと食べる美味しさの両立が必要

洋風サンデー

PENTAX K100D+smc Takumar 50mm f1.4



 先週は和食だったから今週は洋食にしたかった。料理というものがメニュー決定の困難さとの戦いであり、飽きとの戦いであるということも最近だいぶ分かってきた。性格的にも同じものばかり作っていると飽きる。一週間に一度でこれだから、毎日食事を作ってる主婦の人はどれだけ大変か。世の中のお父さんも月に一度くらいは料理をするといいと思う。そうすれば、毎日の夕飯のありがたみがよく分かって、いっそう美味しく食べられるようになるから。
 洋食というのはすんなり決まったものの、その先がやっぱり苦労する。特に2品決まって3品目が難しい。なかなかアイディアが出てこなくて、たいていここで時間を食うことになる。
 今回もそうだった。白身魚のピカタとジャガイモとカニかまというところまではすぐに決まったのにその先が決まらなかった。最終的にはホワイトソースを食べたいというのと、ピカタでくぐらせた溶き卵が無駄になるということでオムレツに落ち着いたのだった。

 ピカタというのは、溶き卵を絡めて焼いた料理というようなぼんやりしたイメージだったのだけど、調べてみたらイタリア料理のひとつで、小麦粉をつけた肉などにパルメザンチーズを混ぜた溶き卵を絡めてソテーしたものをいうんだそうだ。日本ではもう少し広い意味で使われていると思う。肉以外にも魚や豆腐などでも卵を絡めたものはピカタと呼んでいる。
 今回は白身魚を使った。切り身2枚を塩、コショウして、間に大葉ととろけるスライスチーズを挟んで、小麦をまぶして、溶き卵で絡めて、フライパンでバター蒸し焼きにした。重ねてある分、火が通りにくいので、弱火でじっくり焼いていく。
 ソースは、オリーブオイル、白ワイン、粉チーズ、しょう油、からし、塩、コショウ、砂糖を混ぜたものをひと煮立ちさせて、そこにマヨネーズを混ぜ込んで作った。
 最後に青のりを振りかければ完成となる。写真の左手前がそうだ。
 これは作る前から美味しいと分かっていた。白身魚とチーズの相性はいいし、大葉は初の試みだったけど組み合わせとしては問題ない。ソースもしょう油ベースにからしとマヨネーズはよく合う。
 魚の代わりに鶏肉でも味付けは同じでいいと思う。見た目もちょっと洒落てるし、おもてなし料理にもいいかもしれない。大人にも子供にも受けそうだ。

 奥は、とろとろジャガイモとカニかま煮込み焼きといったような料理だ。
 これはいい方に転ぶか悪い方に転ぶか作ってみるまで分からなかった。結果的には成功だったからよかったけど。
 まずはジャガイモを適当な大きさに切って、たっぷりのオリーブオイルで炒める。その横でお湯を沸かして塩を加える。
 そこにジャガイモを入れ、コンソメの素と塩コショウで味付けをして、じっくり煮込んでいく。煮くずれる寸前まで煮る。完成間近でいったん火を止めて1時間ほど冷ます。ここがポイント。煮込み料理は冷めていく過程で味が染みこんでいくから、一度冷ましてから再加熱した方が味が染みて美味しくなる。カレーやシチューなどもそうだ。
 それとは別にフライパンでタマネギとベーコンを炒める。火が通ったらカニかま、アスパラを加えて、白ワインを振って、塩、コショウ、コンソメの素で味をつける。
 そこにさきほどのジャガイモを投入して焼きを入れたあと、ジャガイモが溶け出した煮汁もひたひたになるくらい入れて少し煮る。
 あえてカニかまを使った意味があるのかと思うかもしれないけど、それは特にない。たまたまカニかまのことを思い出して久しぶりに食べてみたくなっただけだ。贅沢に作るなら本物のカニの身を入れれば更に美味しくなるだろう。
 カニはともかくとして、味が染みこんだとろとろのジャガイモは美味しいので、少し変わり種のジャガイモ料理としてこれはオススメしたい。

 柔らか料理好きの私としては、オムレツもふわとろバージョンでいった。
 まずは具を切り分ける。タマネギ、マッシュルーム、鶏肉、エビをそれぞれみじん切りにしてボウルに入れる。そこへ小麦粉、しょう油、塩、コショウ、コンソメの素、粉チーズを入れてよく混ぜる。
 オリーブオイルで具材をよく炒めて、最後に溶き卵を加え入れてこちょこちょっと混ぜて、少し固まり始めたところですぐに火を止める。あとは余熱で適当な固さになるまで待って皿に移す。
 ホワイトソースは、小麦粉、バター、牛乳、コンソメの素で作る。レンジで作った方が簡単だけどダマが残るから、なめらかさを求めるなら手間暇かけてフライパンで作った方がいい。
 オムレツにもホワイトソースはよく合う。食べるときはホワイトソースを全体に絡めてしまう方が美味しい。

 今日のサンデー料理は、作る楽しさと食べる美味しさのバランスがとてもよかった。見た目も私の料理にしたらいい方だ。トータルでこれだけまとまりのあるサンデー料理はめったにない。食べ終わっての満足感が高かった。
 ここのところ無国籍料理や酒の肴みたいなキワモノ料理が続いていたけど、これで少し戻しただろう。その気になればまともな料理も作れるんだと自分自身少し安心した。
 今年も残り少なくなってきて、予定を見るとサンデー料理ができるのは2回となった。その次はおせち料理再びが待っている。
 残り2回となると、何か総集編みたいなものを作ってみたくなる。作る方を優先するか食べる方に重きを置くかで作るものが違ってくる。何を作るか、2週間の間に考えておこう。
 来年のことは分からないけど、作りたい気持ちがあるうちは続けていこうと思っている。サンデー料理は義務ではなく、習慣でもなく、趣味だ。大切なのは楽しむことと向上心を持ち続けることだということを忘れないようにしたい。

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