まだ染まりきってない平和公園から2007年の紅葉撮りが始まった - 現身日和 【うつせみびより】

まだ染まりきってない平和公園から2007年の紅葉撮りが始まった

平和公園紅葉始め-1

PENTAX K100D+smc Takumar 50mm f1.4 / Super-Takumar 300mm f4



 近頃めっきり秋の空が定着して、見上げるといつもそこには秋特有の雲が浮かんでいる。鰯雲、鯖雲、鱗雲、羊雲。そして、毎回思うのが、秋だなぁ、というしごく当たり前の感想だったりする。
 季節は秋から冬へ。暖かかった秋もそろそろ終わりが近づき、遅れていた紅葉の便りも届くようになった。気がつけば11月も半ばを過ぎている。私としてもぼちぼち紅葉に向けて準備を始めなくてはいけない時期のようだ。うっかり遅刻しないようにしなければ。
 まず手始めとしてどこへ行こうかと考えて思いついたのが平和公園だった。あそこなら同時に鳥撮りができるかもしれない。夕方の短い時間しかなかったものの、まずは偵察のつもりで行ってみることにした。

平和公園紅葉始め-2

 いやはやまだ全然染まってない。これは聞きしにまさる遅さだ。例年に比べて10日か2週間くらい遅れてるだろうか。自分の服装を見ても、紅葉見物の服装じゃない。まだ長袖Tシャツ一枚でうろつける気温だから、そりゃあ木々も冬支度しようとは思わないだろう。
 平和公園はどこが紅葉スポットというわけではないけど、公園周辺の道路沿いがなかなかきれいだ。特に東山公園へ向かう方にカーブしていくあたりがいい。お墓の方に行くとどうやってもお墓の群れが写真に入ってしまうから、写真に撮れる場所は限られてくる。

平和公園紅葉始め-3

 平和公園の中にある猫ヶ洞池は不思議な池だと思う。水はそんなに汚れてないし、釣り人も多く、水量も豊かで、周りには雑木林があるという好条件にもかかわらず、意外にも渡りのカモが少ない。いるときはいるのに、いないとなると1羽も浮かんでいない。この日はいない日だったようで、まったく見あたらなかった。ここから少し南に行った星ヶ丘の小さな新池の方がずっとたくさんいる。あちらは大通りに近い街中で、ここより騒がしい場所なのに。
 エサの関係なのか、水質なのか、環境なのか、カモの気持ちまでは分からない。私が見てないだけで、いるときはたくさんいるのだろうか。
 そもそも、平和公園は野鳥の宝庫だというのだけど、私はあそこでほとんど鳥を見たことがない。行くのはいつも夕方だから時間帯が悪いのか。やっぱり鳥撮りは早朝だろうか。そこまでの根性はないのだけど。

平和公園紅葉始め-4

 この日唯一撮れた鳥がスズメっ子だった。よりによってスズメって。でもこいつらだって野鳥は野鳥だ。数が多いからありがたがられないけど、よく見るとかわいいやつらだ。一枚の写真の中にこんなにもたくさんおさまっているのを撮ったのは初めてだったから、これはこれでよしとしよう。
 スズメも真正面から見るとけっこうキュートだということを発見した。

平和公園紅葉始め-5

 飛びものといえばローカル線の飛行機だけ。オオタカも生息してるというのだけど、いつ行けば見られる可能性があるのだろう。
 おしりに円盤みたいなのが付いたこの型のものをよく見かける。国内線なのか、どこかマイナーが外国の飛行機会社のものか。
 かつて名古屋の空港が小牧にあったときは、ここは飛行機が飛ぶ真下に当たっていて、地域住民は騒音に悩まされていた。セントレアが知多にできて移っていってからはずいぶん静かな土地になった。物足りないくらいに感じているかもしれない。だから、たまに飛行機を見ると私も珍しいものを見たような気になって、けっこう写真を撮ってしまう。以前は外に出れば必ずといっていいくらい何機も飛行機を見たから、そのときは何も思わなかったけど。

平和公園紅葉始め-6

 紅葉もまだだし、鳥もいないし、日没も近づいた。最後は少しでも高い位置に登って夕陽と夕焼けを撮ろうと、平和の塔に移動した。
 手すりに夕陽が当たってオレンジに染まった。お墓もきれいにオレンジになっていたのだけどそれを撮るのはやめておいた。

平和公園紅葉始め-7

 モミジなんかの紅葉は遅いのに、桜の紅葉は早いような気がする。鈍い赤色に染まった桜の葉はすでにあらかた落ちて地面を覆っていた。桜の園の桜並木もそうだった。
 桜の紅葉は上から見るときれいだけど、下から見ると茶色くてあまり印象は良くない。上から見下ろせる場所があれば、桜並木の紅葉も一見の価値がある。

平和公園紅葉始め-8

 塔のある広場は視界が開けてないから、夕焼け撮りには向かない。一部開けているところからは名古屋駅のタワー群が見える。
 夕陽はこのあとすべるように落下して、地上近くの厚い雲に隠れてしまった。短い夕焼けショーだった。

平和公園紅葉始め-9

 なんとなくシュールなシーンに思えて慌てて一枚撮った。道路を横断する人はけっこういてそれを見ても特に何とも思わないけど、写真で捉えるとなんとなく不思議な光景に思えて面白い。時間が止まっているようにも見える。

 紅葉のスタートとしてはやや収穫不足に終わったものの、遅れ具合が感覚的に掴めたし、自分の中で気持ちが紅葉モードに切り替わった。まだこれからだ。今年はずれ込む分、12月の中旬くらいまで楽しめるんじゃないだろうか。
 名古屋周辺の紅葉名所といえばどこだろう。一年経つとすっかり忘れてしまう。一番有名どころが香嵐渓で、その次に続くところがないというのは毎年変わらない。ずっとランクとしては下がって定光寺、犬山寂光院、岩屋堂あたりだろうか。白鳥庭園、名城公園、八事興正寺、東山植物園あたりも一応そうだろう。鳳来寺や茶臼山はちょっと遠すぎる。小原村の四季桜と紅葉の競演はそろそろ始まっただろうか。多治見の永保寺は去年行ったからもういいか。
 今年は奈良の紅葉に賭けているところがあるから、そこでしっかり撮ってきたいと思っている。上手く鹿と夕焼けと絡めて撮れるといいんだけど、どうだろう。
 去年から一年経って、自分がどれだけ撮れるようになったか楽しみだ。桜と紅葉を思い通りに撮れるようになりたいと思ったのが3年前だった。今はあの頃よりも写真を撮ることを楽しく感じている。

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