近づけない野生の鳥たちにぐぐっと迫るにはデジスコしかないと思う二人 - 現身日和 【うつせみびより】

近づけない野生の鳥たちにぐぐっと迫るにはデジスコしかないと思う二人

矢田川鳥撮り-1

PENTAX K100D+Super Takumar 300mm f4 / Canon 20D+TAMRON 28-300mm XR



 豊橋シリーズが終わって、小休止。今日は近所の矢田川鳥撮り写真でつなぐことにした。ネタ切れというわけではなく、冬場にカモが戻った河原は定点観測に行くところなので、ときどきネタとして挟みたいという思いがあって。
 別の日に撮った写真が混在しているので、デジとレンズは2組になっている。明らかに写真のキレが違うから分かると思うけど、大昔のマニュアルレンズが現代のデジタルコーティングされたレンズより数段実力が上というのも面白い。

 コガモたちもだいぶ戻ってきて数が増えてきた。去年と同じメンバーもいるのだろうか。マガモはまだ少ない印象だ。
 相変わらず警戒心が強くて、少し距離を詰めようとすると泳いで逃げていく。臆病なやつは飛んで逃げる。コガモはなかなか至近距離からは撮らせてくれない。風景的に撮るのが好きだからいいけど、大写しにしたければやはりデジスコしかない。デジスコといわれても一般の人は知らないと思うけど、鳥を見るための望遠鏡にデジカメをくっつけて遠くの鳥を撮るという方法のことをいう。普通の人は一生縁のない世界だ。知らなくても恥ずかしいとかそういうことはないので安心して欲しい。今、ツレとの会話の8割がデジスコの話になっているという現実が私はちょっと恐ろしい。こんなことでいいのか、私たち。そろそろホントに買ってしまいそうだけど、大丈夫なのか私。

矢田川鳥撮り-2

 この河原には珍しいお客がいた。たぶんコチドリだと思うんだけど、チドリはチドリだろう。
 チドリは海岸か田んぼくらいにしかいないという思い込みがあって、ちょっと驚いた。街中の川にもいるんだ。近づいたらあっさり逃げられてそばで確認することができなかった。

矢田川鳥撮り-3

 ハクセキレイとセグロセキレイの区別は意外と難しい。名前の通り背中が黒ければセグロセキレイかといえばそんなに簡単ではなくて、ハクセキレイも夏場は黒い背中をしている。逆にセグロセキレイの若鶏のときは背中が灰色っぽくてハクセキレイっぽい。
 見分けるポイントは顔の白黒パターンだ。上半身真っ黒に白い眉毛のようなラインが一本入ってたらセグロセキレイで、白黒まだらな顔ならハクセキレイだ。ハクセキレイは冬羽になると背中が灰色になり、セグロセキレイは変わらない。
 ということで、上の写真はハクセキレイということになる。セグロセキレイは水辺を好み、ハクセキレイは陸地に多いという傾向があるものの、必ずしもそうではなく、河原にもハクセキレイはたくさんいる。もっと上流のきれいな川へ行くと、黄色いおなかをしたキセキレイが増える。

矢田川鳥撮り-4

 コサギ飛翔の流し撮り。
 ピンぼけ、手ぶれ、被写体ボケ全部当てはまってるけど、これはこれで写真として成立してると思う。写真表現の自由さということに最近気づきつつある。ピントが合ってない写真のすべてが失敗写真というわけではない。失敗と思えるものの中にも面白いものがあって、それを無条件に捨てててしまうのはもったいない。

矢田川鳥撮り-5

 逃げるコガモの後ろ姿。
 これは波紋と色合いがちょっとよかった。狙って撮ったわけではなく、帰ってきてPCで見て気づいた。こういう幸運な成功というのも写真のよさだ。ラッキーショットもある。

矢田川鳥撮り-6

 夕陽に照らされるシーソーと滑り台。オレンジ色の斜めラインに惹かれた。
 夕暮れ時に誰もいなくなった児童公園というのは、子供時代をぼんやりと思い起こさせるものがある。日が暮れて、もう家に帰らなければいけない残念な感じと、一日の終わりに安堵する気持ちが入り交じった感覚がよみがえる。懐かしいというのとは少し違って、今になってみると子供時代の悲しさに思い至るのだ。ずっと子供でいたいだなんて思ったこともない。

矢田川鳥撮り-7

 川面に映って揺らぐ橋の上の景色。
 空の色を写して水も薄ピンクに染まる。

矢田川鳥撮り-8

 とっくにススキは咲いていたけど、こうしてあらためて見ると冬を思う。ススキは秋というよりも冬のイメージが強い。見ていると寒々しいというのもあって。
 でも、光を通したススキはけっこうきれいだ。見るとつい撮りたくなる。

矢田川鳥撮り-9

 あ、猫。
 鳥もいなくなってそろそろ帰ろうとしていたところにどこからともなく現れた。
 それにしてもきれいな猫だ。瞳が青いし毛並みを見ても外国猫の血が入っている。とてもノラという感じはなかったけど、飼い猫だろうか。首輪はつけてないから、半飼い猫、半外猫のような暮らしをしている猫なのかもしれない。

矢田川鳥撮り-10

 夕暮れお散歩。
 河原を散歩してる人は多い。写真を撮ってる人はほとんど見かけないけど。
 街で暮らしていると、アスファルト以外の道が貴重だから、河原というのは散歩には一番適している。水辺だからマイナスイオンも出てるはずだ。
 川という存在は、人間生活に大きな役割を果たしているものなのだと思う。水の流れが気のよどみも流してくれる。

矢田川鳥撮り-11

 日没時間切れ。
 写真ではけっこう明るく写っているけど、実際はここまで暗くなってしまうと、手ぶれ補正をもってしても望遠で鳥を撮るのは厳しい。感度を上げてもどうにも止まらない。
 最近はますます日没が早くなって、私は太陽の早さについていけないでいる。写真を撮れる時間はごく短い。もう夏が恋しくなっている。でも、秋冬にしか撮れない写真もあるから、それを楽しみに撮っていこう。紅葉ももうすぐだ。
 今年は2年越しの目標だった奈良行きが実現しそうだ。来週末までにどの程度色づくか分からないけど、行けるときに行っておこう。奈良公園の鹿たちよ、待ってなよ。私が美味しい特製鹿せんべいを焼いて持っていってやるからな。
 奈良以外にもそろそろ紅葉計画を立てないといけない時期になった。去年は近場をそれなりに回ったけど心残りもあった。なんとか頑張って早朝犬山寂光院というのも狙っていきたい。香嵐渓は行こうと思っていて計画中止になったけど、12月になって一番最後ぎりぎりで行けたらいいと考えている。
 鳥撮りももちろん続行だ。やっぱりデジスコか。鳥の人まっしぐらだな。疑問に思ったら負けだ。目をつぶって真っ直ぐ進まなければ。
 果たして、2007年冬、デジスコはじめました、となるかどうか。

スポンサーリンク

関連記事ページ
コメント
非公開コメント

トラックバック

http://utusemibiyori.com/tb.php/790-be291eac