茶色い料理を作ってしまうのは名古屋人のDNAゆえなのかサンデー - 現身日和 【うつせみびより】

茶色い料理を作ってしまうのは名古屋人のDNAゆえなのかサンデー

茶色サンデー

Nikon D100+VR Nikkor ED 24-120mm F3.5-5.6



 完成した自分の料理を見て、なんだか酒の肴みたいだなと思うことがある。今日は特にその傾向が強かった。全面的に茶色だし。
 今回こそ基本の和食を作ろうと心に決めて臨んだにもかかわらず、終わってみれば妙に腰の入った料理になってしまった。なんとか和食の範ちゅうにおさまってはいるものの、基本のラインナップとは言い難い。ひねきが効き過ぎている。
 それにしても見た目が上品さに欠ける。和食というのはうっかりしてると煮物とかで茶色になりがちなのだけど、ここまで茶色はいきすぎだ。でも馴染みがある色だなと思うのは、名古屋名物の多くが茶色だからか。味噌カツも、赤味噌の味噌汁も、ひつまぶしも、きしめんも、どて煮も、全部茶色だ。私の料理も知らずしらずのうちにそんな影響を受けてしまっているのかもしれない。
 ただ、言い訳が許されるなら、今日は全部美味しくできた。自分の食べたいものを自分の食べたい味付けで作ったから、食べた満足度は高かった。好きなものが3品揃えば、それは美味しいと思うに決まってる。店で食べてもなかなかそこまでピタリとくることはない。そういう意味では今日のサンデー料理は成功だったと言っていい。

 一番手前は、マグロと豆腐のカリカリサイコロステーキだ。
 マグロはサイコロ状に切って、塩、コショウ、酒をふりかけ、豆腐はレンジで加熱して水分を飛ばしたあとサイコロに切り分ける。タマネギも適当な大きさに切る。
 それを順番にビニール袋に入れて、カタクリ粉をまぶす。
 多めの油をフライパンに入れて、タマネギ、豆腐、マグロの順に揚げ焼きしていく。これでカリカリに焼き上がる。マグロは刺身用を使えば柔らかく仕上がる。
 最後に、しょう油、酒、みりん、砂糖、酢を混ぜ合わせたたれを振り入れて絡める。皿に盛って長ネギの刻みを乗せればできあがりだ。
 外はカリカリ、中はふんわりの食感に甘辛だれがよく合う。これは定番として定着させたい一品だ。

 右奥は写真からは何を作ったのかを当てるのは難しいと思う。茶色のぬめっとした感じのもは何かといえば、なめこ(滑子)だ。何かのキモみたいだけどそうじゃない。生のなめこを水洗いしたあと軽く下茹でして、フライパンに移してごま油で炒める。
 丸いのは里芋で、皮をむいたそのままではなく、いったんレンジで加熱してつぶして丸めている。こうすると食感が全然違ってぐっと美味しくなるから手間を惜しんではいけない。
 つぶした里芋は、塩、コショウ、しょう油、酒、みりんで下味を付けつつこねて丸める。そこに白ごま、カタクリ粉を全体にまぶす。
 味付けは和食の基本である、しょう油、酒、みりんだ。塩と砂糖も少し加えてある。
 ぬめりものがけっこう好きな私は、里芋となめこの組み合わせは嬉しい。このコンビならどんな味付けにしても美味しく思う。洋風に仕上げてもいい。

 左は大根の鮭とエビそぼろがけだ。
 大根はだし汁と鶏肉でじっくり煮込む。だしは濃いめにして、しっかり味を染みこませる。塩もやや多めに入れる。時間があれば、ある程度まで煮込んで、そこでいったん冷ます。その後食べる前に再加熱して仕上げる。鶏肉を入れて煮込むのも、大根の味をよくするためだ。
 そぼろは、鮭と海老を細かく切って作る。ここでも味付けの基本は、しょう油、酒、みりんとなる。和食のこの味付けは、たいていの日本人は好きだと思う。そぼろの味付けは、めんつゆがあればそれが一番簡単で失敗がない。今回はしょう油メインに自分で作った。
 そぼろはパサパサにならないように、大根を煮た煮汁を加えて、最後にカタクリ粉を入れてとろみをつけた。

 写真をあらためて見ると、やっぱり酒の肴みたいで酒が飲みたくなってくる。って、私、酒飲めないじゃん。この10年くらいビールさえも口にしていない。日本酒なんてものはほとんど飲んだことさえない。なのに、どうして作る料理はこうなってしまうのだろう。自分でも不思議だ。辛党ではなく甘党で、味付けもわりと薄味が好きなのに。これも名古屋人ゆえの悲しきサガなのか。
 毎度の事ながら、彩り不足という課題が今回も浮き彫りとなった。今日の場合は、ここに何を加えれば彩り豊かになるのだろう。まずそこからして分からない。もう少し見た目の上品さも欲しい。本当はもっと色白な感じの料理が作りたいのだ。こんなガングロみたいな料理はイヤだ。でも、自分にとっての美味しさを優先するとこうなってしまう。料理の腕を磨くよりも自分の味覚をなんとかした方が早いかもしれない。
 理想の料理への道のりは遠い。味付けはだいぶましになってきたから、今後は見た目の改善を進めていこう。食べたい料理と作りたい料理がもう一段高いところで融合すれば、趣味の料理人として中級者となる。多少料理が作れるようになったくらいで満足せずに、更に先を目指していきたい。家事ではなく趣味としてやってるのだから。

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