写真ノート<33> ---好きな写真集(3) - 現身日和 【うつせみびより】

写真ノート<33> ---好きな写真集(3)

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日本鉄道美景 [ 田中和義 ]
価格:2484円(税込、送料無料) (2016/8/13時点)




 好きな写真集シリーズ。3回目の今回は、メインストリームからはやや外れたマイナーな写真集を何冊か紹介したいと思う。

 田中和義『日本鉄道美景』。
 けっこうな写真好きでも田中和義の名前を知っている人はさほど多くないのではないだろうか。「週刊新潮」の写真部員ということで、プロのカメラマンではあるけど写真家ではない(のちに写真家になったとか)。鉄道が走っている日本の風景を撮っているのだけど一般の鉄道写真というより風景写真に近い。しかしこれが、鉄道写真よりも風景写真よりもすばらしく素敵なのだ。こんな鉄道写真は他に見たことがない。それは専門の鉄道写真家ではないからということがあるように思う。
 急に思いついて鉄道風景を撮ったわけではなく、仕事の依頼で撮ったわけでもない。子供の頃から鉄道を撮るのが好きでずっと撮り続けているというから撮り鉄には違いない。どうして田中和義氏の撮る鉄道風景写真だけが特別に思えるのか、その理由は分かるようで分からない。実際に写真集を見てくださいと言ってしまえば無責任なのだけど、たぶん、鉄道写真にも風景写真にもさして興味がない人でもこの写真集を見れば何かしら感じるものがあるのではないか。ひと言で言えば、情感といったようなものだ。
 写真はすべて大判のフィルムカメラで撮られている。それが作品のスケール感の大きさにつながっている。キヤノンギャラリーで写真展も見たのだけど、やはりプリントもすごくよかった。
 鉄道写真はすでに撮られ尽くされていると思っている方はぜひこの写真集を見て欲しい。まだまだ鉄道写真には多くの可能性が残されているのだなと思い直すに違いない。






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Silent circus [ 原富治雄 ]
価格:6264円(税込、送料無料) (2016/8/13時点)




 原富治雄(はらふじお)『SILENT CIRCUS』。
 F1をはじめ、モータースポーツ写真家の第一人者ということで、レース関係の写真をよく見る人にはおなじみだろう。一般的な知名度はさほど高くないと思われる。
 原富治雄によるF1写真の集大成と位置づけられたこの写真集は、モータースポーツ好きでなくても感じるものがあるはずだ。単にレースの様子を撮ったというだけではない人間ドラマがそこにはっきりと写し出されている。セナ、プロスト、中嶋世代のF1を観ていたという人には特にぐっとくるものがあるんじゃないだろうか。もちろん、モータースポーツの写真としてもすばらしい。群を抜いていると言っていい。
 私も一時、鈴鹿サーキットに通ってレース写真を撮っていたけど、あれは単に流し撮りをして遊んでいただけだった。レースというものをもっと近くから撮ることができたなら、それはきっとすばらしい体験になるだろうと思う。自分には決して撮れない写真だけに、あこがれと悔しさが入り交じる。





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海上の森の四季 [ 林田正義 ]
価格:1728円(税込、送料無料) (2016/8/13時点)



 林田正義『海上の森の四季』。
 いつも行っている瀬戸市の海上の森に関する写真集や本は何冊も見ている。その中でもこれは特によかった。
 たぶんプロの写真家ではなく、地元に住んでいるアマチュア写真家なのだと思う。アマチュアっぽさはあるのだけど、とても丁寧に撮られているし、素直に撮っている写真に好感が持てる。決して下手ではない。かといって背伸びをして上手く撮ろうともしていない。通うことでしか撮れない写真が何枚もあり、何度となく行っている私でも見たことがない海上の森の姿がそこにあった。
 海上の森へ行ったことがない人が見て面白いかどうかはよく分からないけど、海上の森を知っている人が見れば、この写真集のよさが分かると思う。なかなかいい写真集なのでオススメしておきます。





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グラビア美少女の時代 [ 細野晋司 ]
価格:1296円(税込、送料無料) (2016/8/13時点)



 細野晋司 『グラビア美少女の時代 』。
 個人的にグラビア写真というものはほとんど見ないし興味もなかったのだけど、その思いを一変させたのがこの一冊だ。
『ヤングジャンプ』の表紙や巻頭に掲載された、綾瀬はるか、相武紗季、鈴木亜美、市川由衣、夏菜など、約200点のグラビア写真が集められている。
 パラパラとページをめくりながら気づいたのは、これは一種の成長物語なのだということだった。今の彼女たちを知った上で若い頃撮られた写真を見るのは、単純に言って思い出アルバムを見ている感覚に近い。懐かしくてなんだか切ない。過ぎてしまった時間のことを思う。
 グラビア写真はたいてい10代後半から20代前半にかけて撮られる。若くてかわいくてきれいだからというのがその理由の大半なのだけど、10年後、20年後、それは単なる記録を超えて歴史になり、ときに伝説になる。なるほど、グラビアというのはそういう役割も果たしているのかと、これを見ながら思い知ることになった。
 写真もいいし、いろいろな意味で魅力的な一冊だと思う。



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写真集白夜行
価格:1645円(税込、送料無料) (2016/8/13時点)



『写真集 白夜行』。
 東野圭吾の原作を綾瀬はるかと山田孝之主演でドラマ化されたのが2006年だから、今更と思うかもしれないけど、これが写真集としての出来がいいのだ。一見の価値がある。
 ドラマのシーンのカットだけではなくオフショットもあり、誰が撮影を担当したのかは調べがつかなかったのだけど、スチールカメラマンがいたはずで、その人が撮った写真が使われていると思われる。ドラマの魅力を掘り下げるファンブック的な位置づけで企画発売されたものだろうけど、それで終わらせてしまうのはもったいない内容となっている。純粋に写真集として楽しめるので、機会があれば一度見てみて欲しい。
 私は何年か前から、ドラマや映画のスチール撮影をやってみたいという思いがあって、そのうちの何割かはこの写真集の影響がある。いつどこで見たのだったか忘れてしまったけど、撮影の合間にベンチに座ってぼおっとする松たか子の横顔の写真があって、それがずっと頭の中で消えずに残っている。


 

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