松河戸白山神社へ - 現身日和 【うつせみびより】

松河戸白山神社へ

松河戸白山神社

OLYMPUS E-M5 + Panasonic LEICA 25mm F1.4



 春日井市松河戸にある白山神社。
 守山区の神社めぐりをしているとき、少し足を伸ばして寄ってみた。
 ゆとりーとラインの川村から北へ、庄内川に架かる松川橋を渡ってすぐのところにある。
 このあたりは平安時代の三跡のひとり、小野道風生誕地とされる場所で(あとの二人は藤原佐理と藤原行成)、神社の西300メートルほどのところに道風記念館が建っている。
 春日井市にも白山神社が5社あるようで、松河戸はそのうちのひとつだ。
 白山神社を単純に「はくさんじんじゃ」だと思っていたのだけど、松河戸は「しらやまじんじゃ」と読ませるらしい。
 総本社は石川県にある白山比咩神社で、「しらやまひめ」だから、もともとは「しらやま」だったのだろうか。ただ、白山信仰という場合は、やはり「はくさん」だろうし、山の白山も「はくさん」だから、どちらとも決めかねる。
 いずれにしても、全国の白山神社は、加賀国の白山比咩神社から勧請して建てられたところが大部分だと思う。
 祭神に関しては、白山比咩大神と 菊理媛神(ククリヒメ)は同一神ということになっているのだけど、最初からそうだったのか、あとからそうなったのか、詳しいいきさつは分からない。
 ククリヒメは「日本書紀」で、イザナギとイザナミのケンカを仲裁するという場面のみに登場する神で、ほとんどその存在は謎だ。シラヤマヒメはもともと白山の神だったはずで、神仏習合の過程でククリヒメと同一視されるようになったのだろうか。
 白山比咩神社では、そんな縁もあって、イザナギとイザナミも祀っている。松河戸の白山神社では、ククリヒメの他にはスサノオ、コノハナサクヤビメ、応神天皇を祀っている。
 創建年は不明ながら、1494年に再建したという記録があることから、室町時代にはすでにあったということになる。
 別の話としては、明治時代に松河戸出身の松河屋が名古屋に出て成功して、信仰していた白山神を祀る神社を建てたという説もあるようだ。
 江戸時代の地図に白山社という記名があり、それは1600年前後に創建されたものとされている。その白山社が元になっているとも考えられる。
 時代を経て、いくつかの神社を合祀したりしていく中で、本来関係のないスサノオや応神天皇も一緒に祀るようになったのだろう。
 旧村社。
 現在の場所に移されたのは昭和11年(1936年)だそうだ。
 平成3年(1991年)に境内の一部を売って、そのお金で本殿などを建て直したという。
 そんなわけで由緒はあるけど全体としては新しい神社という印象を受ける。社殿の感じは悪くない。




白山神社拝殿





蕃塀





村社





拝殿前





西日の当たる拝殿





西日と狛犬





本殿





境内社





御嶽社





力石

 白山神社らしい白山神社だと思う。社殿の雰囲気などが白山神社のスタンダードといったところだ。
 個人的にはけっこう気に入った。また訪れたいと思った。
 神社のすぐ南東に小さな公園があり、そこにやや大きめの一本桜がある。毎年楽しみにしている桜の木で、今年もきっと訪れることになる。そのときまた神社にも立ち寄ることにしよう。
 

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