名古屋と近郊で食パンをめぐる旅 ---テーラテール/ぱん兄弟 - 現身日和 【うつせみびより】

名古屋と近郊で食パンをめぐる旅 ---テーラテール/ぱん兄弟

テーラテール店舗

OLYMPUS E-M5 + Panasonic LEICA 25mm F1.4



 名古屋と近郊の食パンをめぐる旅の第2回は、高岳(たかおか)にある「テーラテール」。
 店名のterre a terreは、フランス語で土から土へ(大地を踏みしめて)を意味するのだとか。セバスチャン・サルガドの写真集のタイトルみたいだ。
 東京の表参道にある「デュヌ ・ラルテ」を手がけた杉窪氏プロデュースということで、名古屋にはちょっと似合わないようなおしゃれな店構えだ。
 イメージカラーはライトグリーンで、店員さんのユニフォームからパンを入れる袋のデザインまでいちいちしゃれている。
 場所は、地下鉄桜通線の高岳駅からほど近い泉三丁目で、車で行く場合は桜通と国道19号線が交差する小川交差点を目印にしていくのが分かりやすい。
 小川交差点から北へ進んで一本目の細い通りを左折してすぐなのだけど、そこは逆一方通行なので、もう一本西の桜通泉二丁目交差点を北へ入って左手の高岳郵便局を過ぎたすぐを右折して入っていくのがいいと思う。
 ただ、駐車場はないのでコインパーキングに入れるか、ちょっとだけ路上駐車をごめんしてもらうかしないといけない。
 カフェもありながら駐車場を持たないというロケーションにもかかわらず、人気は高い。女性客が中心で、おじさん二人で入っていくような店ではないことは確かだ。いや、別に入っても断られないとは思うけど。




テーラテール食パン

 食パンが三種類並んでいたので、3本とも買ってみた。
 牛乳とバター、石臼全粒粉と、もう1本は何だっただろう。豆乳だったか、違ったか、忘れてしまった。
 全部で1,000円ちょっとだから安いと思いきや、普通の食パンの半分くらいの大きさしかないから高い。
 ひとことで言うと、リッチな食パンだ。
 抜群に美味しいけど、旨味が強すぎるというか、これは通常のプレーンな食パンとはちょっとジャンルが違っている。菓子パンと食パンを比べたらそれは菓子パンの方が美味しいけど、そういうことじゃないという感覚に近い。
 小麦粉やバターにこだわっていいものを使っていることで値段が高くなってしまっているのだろう。
 お母さん、なんで起こしてくれなかったんだよ、朝練に間に合わないじゃん。私ちゃんと起こしたわよ、あなたが起きなかったんじゃない。ああ、もう時間ないから朝メシ抜きでいいや。じゃあパンだけでも食べていきなさいというのに応えて、お母さんがトーストした食パンを掴んで口にくわえて学生服に手を通しながら玄関に駆けていく兄に向かって、お兄ちゃん、行儀悪い! と非難を浴びせる妹。なんだ、なんだ、朝から騒々しいなと、まだパジャマのまま中日新聞を持って現れた父、みたいな朝の食卓風景にここの食パンは似合わないかもしれない。
 裏を返せば、高級志向の人には満足度の高い食パンと言えそうだ。食べたら人にすすめたくなる魅力を持っていて、ちょっとしたおみやげに持っていってもいいと思える食パンというのもそうはない。
 家から遠いからめったには行けないのだけど、近所にあったとしてもそうひんぱんに買いにいこうとは思わない。年に数回ならささやかな贅沢としてまた食べたい。高岳といえば早咲きの桜を毎年撮りにいっている。そのときに寄ってみよう。

 テーラテールのHP
 お店の地図
 9時~19時まで
 定休日 火曜




ぱん兄弟店舗

 まったく別の職種についていた兄と弟が、一緒にパン屋やろうぜという話になり、兄はハード系のパン屋で、弟はソフト系のパン屋でそれぞれ修行をして開いたのが「ぱん兄弟」だ。
 そんなノリで始めたパン屋が果たしてうまくいくものなのかという疑問をよそに、去年2015年7月のオープン以来、あっという間に人気のパン屋さんになってしまった。
 すぐに口コミで評判が広がり、雑誌やテレビの取材が多数入ったことで一気に知名度を上げた。
 この店のパンは安くて美味しいのではなく、美味しいのに安い、パン屋の良心のようなお店なのだ。

 エリアでいうと植田山になるのだろうけど、焼山といった方が通りがいいかもしれない。
 天白区の北の端、名東区との境に近い植田川沿いに店はある。
 駐車場は3台分あるようだ。
 イメージカラーは白に青。
 店の外にトースターが置いてあるということは、焼きたての食パンを買ってすぐトーストにしてその場で食べられるということだろうか。




ぱん兄弟食パン

 色白の食パンだ。セクシーでさえある。
 食パンが何種類あるのか知らないけど、行ったときはすでに棚は空っぽで、少し待っていたら焼きたてが厨房からやってきて、ようやく1本だけ買うことができた。あとは全部予約分だった。
 この四角の状態が切っていない1本ということになる。
 店によって1本だったり、一斤だったり、呼び方も大きさもまちまちなので、基準がよく分からない。1本が二斤分だったり三斤分だったりする。
 食パンはソフト系担当の弟さんが焼いているようだ。
 店の中はソフト系とハード系に分かれていて、ハード系の方が充実しているらしい。私は食パンだけを目当てに行っているので、他のパンはほとんど見ない。見ると食べたくなってしまうから。

 この食パンは人柄が表れているというか、素直で好感が持てる食パンだ。とがったところはないけれど、かといって面白みのない優等生のようにすまし顔というのでもない。いい人というとあまりいい褒め言葉でないことが多いのだけど、あえていい食パンだと言いたい。日常的に食べても飽きがこないことだろう。
 食パンの食べ比べみたいなことをしていて、少し疲れたときにまたここに戻ってきたいと思えるパン屋さんだ。

 ぱん兄弟のfacebook
 お店の地図
 10時~19時
 定休日 水曜
 

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2016-03-23 22:38 | from -

パン屋めぐり



 こんにちは。
 コメントありがとうございます。
 パンのお仲間でしたか。私は最近パン屋めぐりを始めたばかりなんで、まだまだ初心者です。
 また美味しいパン屋を見つけたら紹介しますね。

2016-03-24 20:39 | from オオタ | Edit

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