見た目定番、中身に一工夫の料理はもどき料理の第一歩 - 現身日和 【うつせみびより】

見た目定番、中身に一工夫の料理はもどき料理の第一歩

見た目は定番サンデー料理

Canon EOS 10D+EF50mm(f1.8), f2.5, 1/100s(絞り優先)



 今日のサンデー料理は、定番中の定番、王道中の王道料理となった。ハンバーグにギョウザにクリームコロッケ、子供が好きなおかずベスト5に入ってそうなメニューだ。ただし、中身はちょっと違う。大人向けにアレンジして作ってある。人も料理も、たいていは見た目通りなものだけど、たまには例外もある。

 まずハンバーグは、マグロから作った。安いくずマグロを、小さく切って叩いて砕く(最初からネギトロ用を買うという手もある)。それに、みじん切りしたタマネギ、長ネギ、パン粉、塩、コショウを混ぜて、よく練る。この辺の手順は普通のハンバーグと同じだ。種を作ったら、あとはじっくり焼くだけ。タレは、めんつゆを水で割ったのを煮立たせて、水溶き片栗粉を入れてとろみをつけたものをかける。好みで大根おろしを添えてもいい。
 しかしこれ、固いな。箸で切れない。安いマグロを使ってるということもあるけど、赤身は焼くとどうしても固くなってしまう。卵でもつなぎに使えばもっと柔らかくなったのだろうか。
 何故あえてマグロを使うかといえば、理由はふたつ。貧乏だからか、もしくは魚嫌いの人にハンバーグだとだまして食べさせるためだ。そうでなければ、あえてマグロを使う必然性は弱い。マグロ一匹食べる伝説を作っているというのなら別だけど。
 ということで、この試みは軽い失敗感を伴うものとなった。味付けも、めんつゆは悪くないけど、しょう油ベースの和風にすればよかったとあとから思った。

 ギョウザは、エビと鶏肉で作ったヘルシー・ギョウザとなっている。エビと鶏肉を小さく切って叩いて、キャベツは湯通ししてみじん切りにしたあと、塩もみして水気を切って、エビと鶏肉に混ぜる。ニラ、塩とコショウ、しょう油少々も。
 皮は今回も手作りした。そして、ついに皮作りのコツを掴んだ。まず小麦粉をこねるとき、水ではなく熱湯を使う。どういう理屈かは分からないのだけど、どうもその方が上手くいくようだ。塩も少し加えて、ひたすらこねる。耳たぶくらいの硬さになったら寝かせるのだけど、このときのポイントとしては、丸めて棒状にしておくのだ。前までは球にしてたので、あとからどう切り分けても丸い皮が作れなかった。棒状にしたものをぶつ切りにすれば、そこから小さく丸めて伸ばせば丸い皮になる。気づいてみれば当たり前の話だけど、なんだか遠回りしたものだ。作った皮はプリプリで市販のものよりずっと美味しい。
 今回は、半焼き、半水ギョウザにして、コンソメで味付けした。エビと鶏肉のギョウザはあっさりしてるし、ヘルシーなので、オススメしたい。

 最後に豆腐コロッケ。これが今回一番の収穫で、人に作ってあげたいメニューのひとつに加わった。
 まずはホワイトソース作りから。小麦粉をタッパーに薄く敷いて、切り分けたバターを等間隔に並べる。そのままレンジでまず5分。取り出して牛乳をひたひたになるまで加えてよく混ぜて、1分加熱。もう一度取り出して牛乳を多めに入れて、混ぜて、1分加熱して、取り出して混ぜれば出来上がり。フライパンで作るのは面倒でダマダマになりがちだけど、レンジなら簡単だ。
 木綿豆腐は、砕いて軽くお湯でゆがいたら、ザルに取り出してペーパーかタオルで水気を切る。
 フライパンにバターを敷いて、みじん切りにしたタマネギを炒めて、そこにツナ缶を投入、続いて砕いた豆腐も入れて、よく混ぜる。火を止めて少しさましたら、溶いた卵とピザ用チーズを混ぜ入れて、しばらく置いておく。あとは、パン粉、溶き卵、パン粉の順番でころもを付けて、170度くらいで揚げれば完成。
 タルタルソースは、ゆで卵を砕いて、マヨネーズ、カラシ、刻んだタマネギ、パセリ、牛乳、白ワイン、塩、コショウを混ぜて作った。
 こうやって書いてみると、このコロッケ、すごく手間がかかっていることに気づいた。これで普通のコロッケより美味しくなかったら意味がない。美味しかったからいいけど。

 というわけで、今日のサンデー料理、トータルの味としては、まずまず悪くなかった。豆腐コロッケのプラス分をマグロハンバーグのマイナス分で帳消しにしてしまった感はあるものの、まずは申し分なかった。定番メニューを違う食材で作ってみるという試みは成功だったと言えるだろう。お馴染みのおかずも、材料が変われば食感も変わるし、味付けも違ってくる。そこに食べる側としても作り手としても、広がりや可能性を感じたのだった。また機会があれば、このシリーズ第二弾もやってみたい。世界三大珍味のキャビア、フォアグラ、トリュフを別の何かで作ってみるとか。
 って、貧乏くさいな、それ。というより、そもそもその3つを食べたことがない私としては、再現のしようがないのではないだろうか。食べたことのない料理を想像で作るのはとても難しいし、たとえ作ったとしても似てるのかどうかさえ分からないようでは虚しいだけだ。
 とはいえ、もどき料理というのはちょっと面白そうな気がしてきた。精進料理はもともとそういうものだし。よし、次は精進料理に挑戦だ。特にダイエットの必要があるわけでもなく、成人病でもなく、菜食主義でもない私としては、美味しい精進料理を目指そう。生臭坊主もびっくりの。

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