石元泰博写真展に行く - 現身日和 【うつせみびより】

石元泰博写真展に行く

春日井行き-1

SONY α55 + SONY 35mm f1.8 / TAMRON 10-24mm / 180mm f3.5



 文化フォーラム春日井で行われている、石元泰博写真展に行ってきた。
 これを知ったのが9月の終わりくらいで、ぼやぼやしていたら終了の日が近づいていて、ちょっと慌てて行ったのだった。
 石元泰博の作品は、写真集を何冊か見て知っていたのだけど、オリジナルプリントを生で見てみたかった。会場では、作品の内容よりもプリントをじっくり見てきた。大変に美しいモノクロプリントだった。
 フィルム(ネガ)のラティチュードが広くてデジタルは狭いというのはよく言われることだけど、それを実感するのはデジタルデータをプリントしたときだ。DPEショップでプリントしても、フィルムと同じ質感は再現されない。粒子感の違いだけではなく、階調表現の差が大きい。
 フィルムで撮った写真のプリントは、深みがあるのに階調がしっかり残っている。デジタルで階調を重視した仕上げにすると、プリントがどうしても浅くなる。深くすると黒がつぶれてしまう。
 石元泰博のオリジナルプリントを見ると、写真はやはりフィルムで撮らなければいけないのではないかと思ってしまう。
 現状の私にとってそれは現実的ではないのだけれど、今後はもう少しプリントの部分をしっかりやっていきたい。
 石元泰博という写真家に興味がなかったとしても、写真好きならプリントだけでも見る価値がある。500円と安いし、近所の方はぜひ。ただ、明日(9日)は振替休日だから、残すところ2日間しかない。もうちょっと早く行って紹介しないといけなかった。




春日井行き-2

 春日井はお金があるらしく、文化フォーラムや市役所など、立派な建物が建っている。
 時間もあったので、敷地内を歩いて少し写真を撮っていくことにした。




春日井行き-3





春日井行き-4





春日井行き-5

 春日井は小野道風の生誕地ということになっている。春日井は謙虚で、生誕地とはっきりは言っていない。生誕伝説地としている。生まれたとされる松河戸に、道風公園が整備され、記念館がある。
 小野道風は、平安時代初期の書道家(能書家)で、藤原佐理、藤原行成とあわせて「三蹟」とされる。
 というわけで、春日井は書のまちを売りにしている。学校でも書道をよくやっていて、書道大会も開催される。




春日井行き-6





春日井行き-7

 空を映すビル。それを空ビルと名付けている。いい空ビルはあるようであまりなく、あっても被写体に向いているところはごく少ない。刈谷の駅前にいいのがあって、それに続いて春日井で見つけた。
 近くを通るようなところではないのが残念だ。近所ならちょくちょく行って撮りたい。




春日井行き-8

 せっかくなので、三ツ又ふれあい公園に足を伸ばした。
 夏にハスの花を撮りにいったところで、その後の姿も撮りたいとずっと思っていた。
 ハスは、花が終わってからもなかなかいい被写体なのだ。




春日井行き-9

 穴からカエルが顔を出しているところを撮りたい。ずっと探しているけど、今まで一度もチャンスがない。




春日井行き-10





春日井行き-11





春日井行き-12





春日井行き-13

 もっと季節が進んで、冬になるとまた違った表情を見せてくれる。池に氷が張ったりすると尚いい。
 また冬の朝に訪れることにしよう。

スポンサーリンク

関連記事ページ
コメント
非公開コメント

こんばんは


この展覧会、自分は9月の終わり頃に見てきました。
写真的にはやはりシカゴでのスナップに惹かれるものがありましたが、なんといってもやっぱりプリントの美しさでした。
階調と手の込んだ(とおもわれる)焼きこみがとにかく素晴らしくて、これ1枚焼くのにいったいどれだけ試し焼きしたんだろうとか考えてしまいました。
自分も昔は自分で引き伸ばししていたんですが、その時のことを考えると、あのプリントはやはり素人では到底でないものだなと思いました。

帰りに思わず今夏の展覧会の作品が載ってる写真集買ってしまったんですが、家に帰って開いて、実物のプリントとの違いにがっくりしてしまいました。当たり前なんですけどね(笑

2012-10-09 20:44 | from ぐり | Edit

プリントで完成

>ぐりさん

 こんにちは。
 ぐりさんも行ってたんですね。
 名古屋近辺では写真展ってなかなかないから、今回は貴重な機会でしたね。
 モノクロプリントや引き延ばしまでやられてたんですね。
 私はフィルムはあまり撮ってないんですが、もっと撮りたい気持ちはいつでも持ってます。けど、今やフィルムで撮るのは道楽というか高尚な趣味みたいになってしまいましたね。
 それにしても、あんなモノクロプリントをどうやったら作れるのか、考えても分かりません。デジタルデータからでは、まったく無理に思えました。
 やっぱり写真はプリントをして初めて完成形だと、あらためて思ったのでした。

2012-10-09 21:35 | from オオタ | Edit

トラックバック

http://utusemibiyori.com/tb.php/2907-175cd133