同じ季節同じ場所違う自分 <農業センター・前編> - 現身日和 【うつせみびより】

同じ季節同じ場所違う自分 <農業センター・前編>

農業センター1-1

PENTAX K-7+PENTAX FA 50mm f1.4 / 55-300mm / TAMRON 90mm f2.8



 同じ季節に同じ場所へ行っても、そこには同じ光景があるだけだ。特に代わり映えはしないし、何年も続けて行っていれば新鮮味もほとんどない。けれど、その場に立つ自分は、去年の自分ではない。自分が変われば、風景の見え方も違ってくるし、撮れる写真も去年とは別のものになる。
 農業センターのしだれ梅も、今回で6回目となった。今年はもういいかなと思いつつ、なんだかんだで毎年行っている。
 今年は例年になくいいタイミングで行くことができた。いつもは遅すぎるか早すぎるかで、ちょうど撮り頃ということがなかった。今が8分咲きくらいだろうか。写真を撮るにはベストのタイミングだ。見るだけなら満開の方がいいのだけど、撮るにはそれでは少し遅すぎる。見頃としては、今週いっぱい続きそうだ。
 とにかく、しだれ梅を背景に竹林を撮るというのがここ数年のテーマで、今年ようやく撮れたと思った。この一枚で、今年はもう満足だった。あとはオマケみたいなものだ。
 来年のこの季節にこの写真を見たとき、自分はどう思うのだろう。去年の自分の写真を見て、なんだ、こんなに下手だったんだと思った。来年もやっぱり、下手くそだなと思うだろうか。過去の自分の写真に満足できないのはいいことだ。成長している証だから。
 そんなわけで、撮ってきた写真を2回に分けて、たらたらと並べることにする。今回はちょっと攻めた部分もある。それが裏目に出ているとしても、これが今年の気分だった。きっと、今年しか撮れない写真なんだと思う。

農業センター1-2

 しだれ梅の丸ボケ。
 あるいは、しだれ梅の珠のれん。

農業センター1-3

 やっぱり逆光が好きだ。順光はつまらない。

農業センター1-4

 梅の後ろ姿がかわいいことを教えてくれたのは、諏訪光二だった。それ以来、後ろ姿ばかり探すようになった。

農業センター1-5

 しだれ梅の密集地帯。
 ピンクの方が目を惹くし、きれいだと思うけど、ピンクばかりでは単調になる。白とピンクが互いに美しさを引き立て合っているのがいい。

農業センター1-6

 梅の木のうろに、三つ葉のクローバーが着生している。

農業センター1-7

 たまにはアップも撮る。光をいっぱいに吸い込んで。

農業センター1-8

 雨が降るように。
 花と蕾のバランスも、これくらいがちょうどいい。

農業センター1-9

 咲けば散るのが宿命だ。今を盛りと咲いていると、足元の花びらには気づきにくい。

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 風に舞う花びら一枚。

農業センター1-11

 梅の木の根元で、脇役の水仙がひっそり咲いている。

農業センター1-12

 しだれ梅と菜の花の競演。ピンクと黄色が春色を響かせる。

農業センター1-13

 最近取り組んでいるのがピントのコントロール。ピントは自分で決めればいいことが分かってきた。ピントはいつも合っている必要はない。絞りと同様、自分の意志で決めればいい。

 後編につづく。

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コメント
非公開コメント

なるほど、だから今回はピン甘が多いんですね、納得
実験的にやっているのかもしれませんが、2枚目と8枚目、好みです

>咲けば散るのが宿命だ。今を盛りと咲いていると、足元の花びらには気づきにくい

深い

2011-03-08 07:04 | from ただとき | Edit

ピン外し

>ただときさん

 こんにちは。
 ピント外しが最近のちょっと流行です。
 雪のときに、少しピンを手前に持ってくると雰囲気が出ることに気づいたのが、きっかけです。
 雨は今ひとつでした。
 梅や桜にも応用できるんで、チャンスがあったらやってみてくださいね。

2011-03-09 01:13 | from オオタ | Edit

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