こうた夏まつりへ手筒花火を撮りに行く - 現身日和 【うつせみびより】

こうた夏まつりへ手筒花火を撮りに行く

こうた夏まつり-1

PENTAX K10D+PENTAX DA 55-300mm f4-5.8 / DA 16-45mm f4 / 50mm f1.4



 手筒花火を一度撮ってみたいと思っていたとき、ちょうどタイミングよく幸田町で行われることを知って、行ってみることにした。先週の土曜日、8月21日のことだ。
 ところで、幸田町ってどこでしょうか?
 幸田町という町名を目にしたとき、それがどこにあるのか、まるでピンと来なかった。愛知県のどのあたりに位置するのかさえ知らなかった。名古屋市民にとって、幸田町の存在感は薄く、これといって話題になることも少なく、有名な観光地があるわけでもない。特別な用事がなければ出向いていくことはないところだ。個人的に縁があってよく知っているという人もいるだろうけど、一般的な名古屋人の感覚として、幸田町は決してよく知られた町ではない。
 地図を見て、岡崎と蒲郡の間にあることを初めて知って、へぇーっと思う。何がへぇーなのか、自分でもよく分からないけど、こんなところにあったんだと、今更ながらの発見だった。
「こうた夏まつり」という名前だったから、「こうたちょう」で、駅名も「こうた」なのだと思っていたら、駅は「こうだ」だったので、少し戸惑った。どっちがホントなの? と。
 昔は「こうだちょう」だったのが、戦後に隣の豊坂村と合併したときに「こうた」となり、駅名だけは「こうだ」のままで現在に至っているとのことだ。
 存在感が薄いといったけど、自動車工業などの製造業が盛んで、工業団地の誘致に成功して以来、町の財政は潤っているそうだ。岡崎との合併話があったときも、うちはけっこうお金あるし、特に合併しなくてもいいやってことになったらしい。
 幸田駅も、新快速や快速の一部がとまるくらいだから、それほどローカルというわけではない。

こうた夏まつり-2

 祭りは午後2時から行われていて、お目当ての手筒花火は夜の8時からだった。
 会場は駅から2キロちょっと離れたところにあるハッピネスヒル幸田というところだった。
 図書館や会館、プールなどが集まる町の文化複合施設だ。
 町役場前から臨時運行するシャトルバスに乗ろうと思っていたら、乗り遅れた。最終が6時半で、6時35分に役場前に着いたときには、バスは影も形もなかった。人影もなかった。もしかしたらちょっとくらい待っていてくれるかもという淡い期待は弾けて消えた。
 会場までの40分の歩きが遠く感じられた。帰りもバスはないから、同じ道を40分かけて戻ることになった。
 せめて歩きながら駅前の風景でも撮ってみる。こんなところを撮っていたからバスに遅れたとも言える。

こうた夏まつり-3

 昔ながらの八百屋さん。昭和の生き残りの店だ。

こうた夏まつり-4

 道路脇に取り残されたように建つ蔵。後ろには新しいマンションが建っている。
 かつての幸田町の面影を少しだけ見ることができた。

こうた夏まつり-5

 会場に着いたときにはすっかり暗くなり、祭りは大いに盛り上がっていた。
 去年は町の財政難で、この祭りは中止だったそうだ。しかし、市民からの要望が強く、町は今年、350万円の予算を計上して復活させた。
 屋台もたくさん出て、想像していた以上に人が多かった。幸田町民はそれだけこの祭りを楽しみにしていたのだろう。

こうた夏まつり-6

 80年代のツッパリバンドみたいな人たちが演奏していた。幸田の横浜銀蝿と呼ばれているかもしれない。いや、今どきの人は横浜銀蝿を知らないか。
 昼間は戦隊ショーやフリーマーケットなど、いろいろなイベントがあったようだ。

こうた夏まつり-7

 30分も前に場所取りをしたら、やることがなくて退屈になった。
 夜空の星を撮ってみる。けど、周囲が明るすぎて、星はあまり写らなかった。

こうた夏まつり-8

 お目当ての手筒花火が始まった。
 がしかし、なんで、そこでするのだー、と心の中でツッコミを入れた。ガードレールというか、歩道の手すり越しでやっては、どうやっても写り込んでしまうではないか。手前には街路樹もあって、まともに撮れない。
 これは私の場所取りが悪かったわけではなく、どの位置からでもこうなってしまう。火の粉がかかるくらい近くでやるのだと思ったら、安全第一でやけに離れたところで行われたのだった。うーん、残念。事情を知っていたら、もっと近くのいいポジションがあったのだろうか。

こうた夏まつり-9

 大丈夫だろうかと心配になるくらい火の粉を浴びている。邪魔者さえなければいい写真になっていたのに、惜しい。
 この日は風が強くて、花火にはあまり向かない条件だった。

こうた夏まつり-10

 最後にボンっと弾けたところ。
 けっこう大きな音がして、ビクッとする。

こうた夏まつり-11

 手筒花火は5人が横に並んで4回行われたんだったか。合計20本だったと思う。
 続いて打ち上げ花火が始まった。
 しかし、今度は距離が近すぎた。手筒花火用に望遠で撮っていて、打ち上げ花火もそのままいこうと思ったら、近すぎて花火が全然入らない。あわててバッグから広角を取り出して、暗がりで交換している中、花火はどんどん上がっていく。

こうた夏まつり-12

 レンズは交換したものの、まったく体勢は整わず、レリーズケーブルでのんびり撮っていては間に合わなかった。
 三脚につけたまま手持ちで撮ると、花火は中心に収まらず、手ブレしまくりになった。

こうた夏まつり-13

 100発の打ち上げ花火は、わずか10分足らずであっけなく終わった。なんてこった。
 一枚もまともに撮れなかった。自分でも驚いた。というか、短すぎ。これにて終了ですというアナウンスが流れたとき、周囲からはあまりの早さに軽く笑いが起こったほどだ。ええーっ、と。打ち上げ花火の100発なんて、実にあっけないものだ。
 手筒花火は初めてで上手くいかなかったのは仕方がないとして、多少慣れているはずの打ち上げ花火でこんなにも惨敗になるとは思ってなかった。手筒花火はもっと近くから撮らなくてはならず、打ち上げ花火は近すぎてはいけないという教訓を得ることになった。
 かなり物足りない思いを抱きつつも、祭りはこれで終わった。鉄道の時間もあって、ハッピネス幸田をあとにすることになった。
 手筒花火は是非、再挑戦したい。このままでは終われない。この夏の間にもう一回はチャンスがある。今回を練習と思って、次はもう少しちゃんとしたものを撮りたい。

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コメント
非公開コメント

幸田か、何かも懐かしい…

と、つぶやいていた宇宙戦艦ヤマトの沖田艦長みたいですが。
岡崎に住んでいた頃はこの町民会館の図書館はお世話になっていましたし、
500円の割りにはけっこう設備のいいプールも子供とよく行ったものです。
まさかそんなマイナーな場所にオオタさんが行くとは思いませんでしたが。

手筒花火はよく新聞で見ますけど、やっぱり撮るのは難しそうですね。
そうそう、東海道線の幸田と岡崎の間に新駅が出来るようです。

2010-08-25 23:31 | from mihopapa | Edit

意外な縁

★mihopapaさん

 こんにちは。
 mihopapaさん、幸田町にそんなに縁があったんですか。
 私は初めて行きました。というか、存在自体、ほとんど知らなかった。(^^;
 時間があれば、駅前とかもう少し歩いてみたかったです。昭和の風情も残っていそうだったし。
 幸田の岡崎の間の駅も初耳です。

 手筒花火は、シャッタースピード優先で撮ると、状況によって変化が大きいから、そのあたりが難しいです。
 三脚を使うんだけど、動きもあるから固定というわけにもいかず、半分は手持ちみたいになるし。
 もっといいポジションで再挑戦したいと思ってます。

2010-08-28 00:27 | from オオタ | Edit

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