着地点はともかくご当地グルメマンデー - 現身日和 【うつせみびより】

着地点はともかくご当地グルメマンデー

ご当地くずれサンデー

PENTAX K10D+TAMRON 28-75mm f2.8



 昨日はサンデー料理ができず、今日にずれ込んで、マンデー料理となった。ここのところ、ややパターンがずれつつある中で、なんとか週に一度は趣味の料理を作っていきたいという気持ちは失っていない。
 今日のテーマは、ご当地グルメだった。しかし、跡形もなく崩れ去った。久々に大きな失敗をやらかして、途中でしばらく途方に暮れた。最終的にはどうにかまとめたものの、当初の予定とは大きくずれた仕上がりになった。
 ご当地グルメは最近よく話題になっていて、ご当地B級グルメの祭典、B-1グランプリも行われている。第一回、第二回グランプリで連続優勝したのは、富士宮焼きそばだった。ご当地グルメの代表格としてよく知られた存在だ。
 第三回は、厚木シロコロ・ホルモン、第四回は横手やきそばが優勝した。今年もまた9月に厚木市で開催されるようだ。
 エントリーの中から何かを選んで作ろうと思ったのだけど、麺類や酒のつまみみたいなものが多くて、サンデー料理のおかずには向かないものがほとんどだった。
 あれこれ調べて選んだのが、ゼリーフライ、とうふちくわ、たまごふわふわだった。それぞれを知っている人から見れば、上の写真の3品が原形をとどめていないことが分かると思う。
 これらの3つは、B級グルメというよりも、郷土料理に近いものかもしれない。

 一番遠く離れたのが左手前のものだ。一見すると美味しそうに見えるけど、とうふちくわが変形したものだとは思えない。
 すごく致命的な失敗として、豆腐とジャガイモと、それぞれ混ぜ合わせる相手を間違えてしまった。白身魚のすり身と木綿豆腐を混ぜ合わせなければいけないのに、白身魚にジャガイモを合わせてしまったのだった。
 本来は白身魚と木綿豆腐を混ぜて、棒に巻いて、蒸して、ちくわにするのが、とうふちくわというものだ。鳥取などで伝統的に食べられているものらしい。
 とりあえず団子にして蒸し器で蒸してみたところ、鍋の中で崩壊して、ぐずぐずになってしまった。白身とつぶしたジャガイモでは蒸しても固まるはずがない。
 急遽路線変更して、フライパンで焼くことにした。それで、なんとかお焼きみたいにすることはできた。
 ソースは、酒、みりん、しょう油、塩、マヨネーズ、からし、砂糖をひと煮立ちさせて作った。
 とうふちくわということを忘れれば、これはこれで美味しい料理だった。怪我の功名といえるかどうかは微妙だけど、味に関しては結果オーライだった。

 右はゼリーフライだけど、これもペアも間違えているので、正当なゼリーフライではない。
 埼玉県行田市の名物で、パン粉を使わずに素揚げしたコロッケで、おからを使うことを特徴としている。関東では知られた存在なんだろうか。
 ジャガイモをつぶしたものと、おからを混ぜ、卵と小麦粉をつなぎにして、コロッケ状にしたものをそのまま揚げる。
 ぷるぷるデザートのゼリーではなく、形が大判、小判みたいで、銭フライから変化した呼び名とされている。
 豆腐とおからを混ぜたものではヘルシーすぎるし、味気ない。タマネギとニンジンの刻みを加え、ダシの素、塩、コショウで下味をつけた。それでもかなりあっさり味だったから、美味しく食べるにはソースに工夫が必要だった。今回はソースが思いつかずにしょう油で食べてみたけど、トマトソースやタルタルソースでもよさそうだ。
 本来の形である、ジャガイモとおからだったら、また違う味と食感になっていたのだろう。

 奥はたまごふわふわという袋井で作られているものだ。
 江戸時代にはすでに食べられていたもののようで、袋井はこれを名物にしようと、あちこちで作ってすすめているそうだ。
 私が作ったものはかなり型くずれしてしまって、本家からは遠いものとなっているけど、ちゃんと作ればもっと美味しそうな見た目になる。
 まずはだし汁を作る。お吸い物の汁のようなものだ。
 酒、みりん、しょう油、ダシの素、白だし、塩、水で基本のだし汁を作る。そこにエビを入れて、煮立たせる。
 その間に卵を混ぜる。ケーキのスポンジを作る要領で、ふわふわの状態までかき混ぜる。このとき、少し砂糖を加える。
 だし汁が煮立ったら火を止めて、ふわふわ卵を流し込み、ふたをして、火をつける。
 卵がふっくらふくらんできたら火を止めて、しばらく置く。卵を入れてからはあまり加熱しない。
 これはふわふわで面白い食感だ。だし汁と一緒に食べるのが美味しい。卵料理の定番の一つとして定着していいものだと思う。
 ふたつきの小さな土鍋があるときちんとしたものが作れる。100円ショップで売ってる土鍋で充分だ。

 最初に考えていたのとはずいぶん違うところに着地してしまったけど、なんとか強引にまとめて、食べられる料理に仕上がった。再現度は別にして、ご当地グルメという方向性に間違いはなかった。失敗からあらたな料理が生まれることはよくあることだ。
 郷土料理やご当地グルメは、まだまだ知らないものがたくさんあるから、また調べて作ってみよう。

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