春爛漫の小幡緑地風景 - 現身日和 【うつせみびより】

春爛漫の小幡緑地風景

小幡緑地-1

PENTAX K10D+PENTAX DA 55-300mm f4-5.8



 伊賀上野シリーズが終わって、一区切りついたところで、ご近所季節ネタを挟むことにした。今日は小幡緑地で撮ってきた写真を紹介します。
 何度となく行っている場所で、このブログにもよく登場している。特別なものがあるわけではないけど、行くと何か撮れる場所として重宝している。花や虫などはあまり豊富ではないものの、水風景に変化があるのがいいところだ。水は生き物をはぐくむというだけでなく、人の心にも良い作用を及ぼす。写真を撮る場合でも、水があることで可能性が広がる。今回も、何枚か水辺での印象的なシーンを撮ることができた。
 季節は春から初夏へ移りつつあることを実感する。少し前まで茶色だった風景も、今や圧倒的に緑色が支配している。光を透かす新緑のライトグリーンが、眩しいほど鮮やかに目に映る。

小幡緑地-2

 波打ち際というのは海だけの風景じゃない。小さいながら池にもある。波の形は移ろい続け、とどまることがない。ゆらゆら揺れながら、ときどき白く光を反射させる。

小幡緑地-3

 居残ったホシハジロが1羽、のんきに毛繕いなどしながら池に浮いていた。
 4月も終わろうかというこの時期まで日本にとどまっているのは、いくらなんでものんびりしすぎじゃないか。仲間はみんな北へ渡ってしまったはずだ。そろそろ向こうでは繁殖の時期になっている。
 何か渡りそびれた理由があるのか、面倒で渡るのをやめてしまったのか。ちょっと心配になった。

小幡緑地-4

 おびただしい数のオタマジャクシが小さな池の中でうごめいていた。
 もっとすごい集団で黒いカタマリになってうねうねしているところも撮ったのだけど、写真を見たらあまりにも気持ち悪すぎて採用しなかった。オタマジャクシも度を超した数だと不気味だ。数万とかいう単位だと思うけど、こんなにも全部カエルになるんだろうか。サギのエサとかになって数を減らすのか。

小幡緑地-5

 水に沈んだ枯れ葉も少なくなった。冬の間に沈んでいた大量の葉っぱはどこへ行くのだろう。桜の花びらも、もうあまり見ない。
 目まぐるしく変化する自然のサイクルの、ごく表面的なことしか知らない。

小幡緑地-6

 昼の空に浮かぶ白い半月。まわりのピンクと赤は、ハナミズキ。

小幡緑地-7

 今シーズンの初トンボ。何トンボか確かめようと近づいたら、飛んで逃げてしまった。
 そろそろ、虫たちの姿も増えてきた。

小幡緑地-8

 前も見たかわいい顔をした猫と再会した。このときはカリカリを持っていくのを忘れていた。それを見透かしたのか、目が合ったら駆け去っていった。ファインダー越しにあとを追うと、離れた茂みに隠れてしまった。
 ふと横を見ると、猫を手なずけている人がいた。次はカリカリを忘れずに持っていこう。モデル代を持参するのを忘れては撮らせてもらえない。

小幡緑地-9

 大きくて丸い顔をした茶トラが好きだ。こいつなども私の好みで、見ると嬉しくて笑える。本人は撮られていることを知って知らずか、日向で一心不乱に顔を洗っていた。顔を洗うときの手つきがまたいい。

小幡緑地-10

 何の木だろう。実を食べにメジロがやって来て、盛んにさえずっていた。
 そろそろ夏鳥のシーズンだから、何か嬉しい出会いがあることを期待したい。近くからオオルリを撮るというのが、ここ数年の夏の目標になっている。

小幡緑地-11

 トレーニングをしてた学生たち。わー、もう半袖か、と思う。ここのところ、まだ少し肌寒いのだけど。

小幡緑地-12

 そろそろ川にも入れる季節になったようだ。子供たちが川で何かをとっていた。
 それにしても、やっぱり子供は元気だ。暑さ寒さに関する感覚が大人とは違う。

小幡緑地-13

 黒いコウモリを差す学校帰りの女子高生。降水確率は低かったから、紫外線対策の日傘なのだろう。時代は変わったんだと、あらためて思った。確かに、若い頃から焼かない方が肌にはいいに違いない。

小幡緑地-14

 帰り道の矢田川で見たワンシーン。置かれたブロックの上を歩いて渡る人。手に何か持っている。何をしていたのだろう。

小幡緑地-15

 河原の芝生も、いつの間にか緑色になっていた。季節の変化に対する自然の反応は素早くて、人の感覚はひどく鈍い。変化が終わってからようやく気がつく。

 来週からは伊賀上野の続きで関シリーズを始めたいと思っている。

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