自転車での行き帰りに収穫あり - 現身日和 【うつせみびより】

自転車での行き帰りに収穫あり

東谷山行き帰り-0

PENTAX K10D+PENTAX DA 55-300mm f4-5.8



 自転車散策のいいところは、目的地への行き帰りに写真を撮れるところだ。車は便利で早いけれど、目的地への移動だけで終わってしまう。今回の東谷山フルーツパーク行きでも、往復の途中にいろいろ写真を撮って、それがひとネタ分になった。移動に時間はかかっても、その時間は無駄にならない。
 自転車の楽しさもだんだん分かってきた。もっとあちこちへ行きたくなっている。足とお尻をもっと鍛えなくてはいけない。
 今回は桜を中心にした尾張旭近辺の風景をお届けします。桜の終わりはこれまであまり撮ってこなかったけど、撮ってみるとなかなかいいものだ。散りゆく寂しさだけでなく、名残の風情もある。

東谷山行き帰り-2

 歳を取るごとに桜への思いは深まっていくのだろう。ある年齢になれば、これが最後の桜になるかもしれないと考えるはずだ。だから、最後までしっかり目に焼き付けて覚えておこうと思う。

東谷山行き帰り-3

 河原でひなたぼっこ中の仲良し親子。
 お母さんはこの時間の幸福感を噛みしめていることだろう。ちょうど全身を包む春の暖かさのように。

東谷山行き帰り-4

 ホームにスーツ姿の男がひとり、電車を待つ昼下がり。営業マンだろうか。
 きっとこのときの彼の気持ちの中に、桜の存在はない。

東谷山行き帰り-5

 歳月で風化した廃屋。
 こういう建物に心惹かれるのと、桜を愛でる気持ちとは近いものがあるような気がしている。
 時間の経過や、巡る季節を思う。

東谷山行き帰り-6

 東谷山フルーツパークは、名古屋最高峰(198メートル)の東谷山のふもとにある。
 この山でニホンカモシカが生息していることが最近判明した。自動撮影のカメラに写っている写真も公開された。
 いくら守山区が名古屋市のはずれとはいえ、名古屋市内にニホンカモシカが生きているというのは驚きだ。この日も時間があれば山に登ってカモシカ探しをしようと思っていたのだけど、時間切れでできなかった。いるならぜひ撮ってみたい。

東谷山行き帰り-7

 使われなくなって久しいと思われる建物。会社の寮だったところらしい。
 建物自体はそれほど古いものではないようなのに、人が住まなくなると傷むのが早い。木造の家屋よりも痛々しい感じがする。

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 放り出された生活用品の上に桜の花びらが降り積もる。
 このまま捨て置かれて朽ちていくのを待つだけなのか。超高速早送りの映像が目に浮かんだ。

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 尾張旭はまだ田園風景がよく残っている。牧歌的な感じに心が和む。
 車では通らなかった細い道を行くと、新たな発見があって新鮮に感じられる。よく知っているつもりの街も、実はほんの一部しか知らないことに気づく。

東谷山行き帰り-10

 長池公園にできた桜道。満開の桜トンネルもいいけど、散り桜の絨毯道も悪くない。
 紅葉の絨毯がいいのは分かっていたのに、桜絨毯のよさを今まで気づいていなかった。来年はもっと積極的に探すことにしよう。

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 ケリは相変わらずけたたましい声で鳴きながら飛んでいた。そろそろ子育ての時期に入ったかもしれない。鳴き声がだいぶ殺気立っていた。
 近いうちにヒナも見られるだろう。

東谷山行き帰り-12

 春の休耕田といえばレンゲが定番だけど、最近は少なくなった。尾張旭でもだいぶ縮小されて、一部でしか咲いていない。それでも、今年もまた見ることができてよかった。これも春の風物詩の一つとして欠かせない。

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 天神川の菜の花風景。
 何度となく車で通っていた橋なのに、この風景は知らなかった。自転車で初めて見つけた風景が、お気に入りとなった。

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 尾張旭の田んぼでキジと目が合ってびっくり。その距離約5メートル。こんなところでキジに出会うとは思わない。生活圏のこれほど身近なところで、まだキジは生息していたのか。
 美しくもあり、存在感もある。この日一番の収穫だったかもしれない。

 ご近所季節ものはこれで一段落して、明日からは旅シリーズを始めたいと思っている。

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