セピア調の矢田川風景 - 現身日和 【うつせみびより】

セピア調の矢田川風景

矢田川風景2-1

PENTAX K10D+PENTAX DA 55-300mm f4-5.8



 今日は昨日の続き。残った写真を出し切ってしまうことにする。矢田川沿いを歩きながら撮った写真だ。
 私の目に映る光景が他の誰かにとって意味があるのかどうかは分からないけど、私が共感した風景を他の人も共感を共有してくれたら嬉しい。写真は誰かと共有することで完結するものだと思うから。

矢田川風景2-2

 団地を西日が照らす。夕焼けの団地はなんとなくノルタルジックな感じがする。

矢田川風景2-3

 河原の土手はまだ冬枯れ風景。緑に変わるのはまだしばらく先だ。春の花が一通り咲き終わる頃にならないと緑の世界は戻ってこない。

矢田川風景2-4

 土手道を行く自転車通学の女子高生。自分が絵になる存在だという自覚はたぶんないだろう。

矢田川風景2-5

 昔に比べて矢田川はずいぶんきれいになった。前は洗剤の泡が浮いていたり、土手もゴミがたくさん落ちていて汚かった。
 きれいになったら魚も戻り、サギも増え、人も帰ってきた。
 土手は緑地として整備され、川沿いの風景はずいぶん変わった。高い建物が増えたし、名駅の高層ビルもここ10年のことだ。

矢田川風景2-6

 流れの中で足を踏ん張って羽を広げるコサギ。
 サギは本当に増えた。たくさんのサギを養えるくらい魚も多くなっているということだ。

矢田川風景2-7

 たぶんスズメだったと思うけど、シルエットになってよく確認できなかった。

矢田川風景2-8

 ホオジロが低い草の上でさえずっていた。これだけ低いところに降りてくるとなると、ホオジロもそろそろ春が近いことを感じているようだ。
 もうしばらくするとカモたちも北へ渡り始める。代わって夏鳥立ちがやって来る。

矢田川風景2-9

 小さいのがホオジロで、大きいのはヒヨドリだったと思う。
 シルエットが切り絵みたいだった。

矢田川風景2-10

 雲の間に見え隠れする太陽が、銅のメダルのよう。これくらいの鈍い光だと太陽も直視できる。

矢田川風景2-11

 河原の夕焼け風景。

矢田川風景2-12

 川沿いは工場も似合う。
 工場風景に惹かれるのは、縦横斜めのラインや曲線、曲面などが組み合わさった模様が面白くもあり、美しくもあるからだ。偶然出来上がった風景は、必然でもある。自然の美がそうであるように。

矢田川風景2-13

 工場と住宅と電線と電柱。沈みゆく鈍い夕陽。
 前時代の名残の風景は、まだ当分変わりそうにない。すでに懐かしさを感じるものとなりつつあるけれど。

 川沿いは人の営みと自然の営みとが共存している。そして、そこに集う人たちの人生の断片がある。それらはどれも撮るに値する。

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