セリバオウレンで野草プレシーズンマッチ開幕 - 現身日和 【うつせみびより】

セリバオウレンで野草プレシーズンマッチ開幕

セリバオウレン-1

PENTAX K10D+TAMRON 90mm f2.8



 セリバオウレンを撮るのも今年で4回目になる。
 撮るのがとても難しい花で、毎年敗北感を引きづったまま現地を後にすることになるのだけど、今年は少しだけ撮れたような気がした。毎年、ちょっとずつでも成長しなければ情けないし、セリバオウレンにも申し訳ない。
 場所は例によって、岩屋堂の浄源寺裏だ。ここ以外では見たことがなくて、でもここに行けば必ず見られる。
 まだピークは先だろう。今年は少し早めに出向いた。2月の半ばくらいが見頃なんじゃないかと思う。それでも、ポツポツ咲き始めていたから、写真に撮るなら早めの方がいい。
 私の場合、春の野草シーズン開幕を告げる花は、オオイヌノフグリとホトケノザだ。この二つを見ると、野草シーズンが始まったことを実感する。
 その前に咲くセリバオウレンは、プレシーズンマッチのようなものだ。シーズンインの前の試運転のような感じがある。春野草の本番は、もうすぐそこだ。
 ということで、今日は撮ってきたセリバオウレンの写真を紹介したいと思う。この花の魅力が伝わるといいのだけど。

セリバオウレン-2

 いつもどうやって撮ろうとかということに頭がいってしまって、雄花と雌花を探して撮ることを忘れてしまう。
 一番多いのが雄花で、次に両生花で、雌花はとても少ない。
 上の写真でいうと、先端に丸がついたヒゲみたいのが雄しべで、中央の緑色がめしべだ。だからこれは両生花ということになる。
 緑色の部分が赤っぽいのもあり、茎の色も緑があり、赤系がある。
 一枚目の写真のは、雄花のようであり、赤い部分がめしべなら両生花ということになる。
 なかなか区別をつけるのは難しい。
 雌花は今回、撮れていなかった。おしべがないものが雌花だ。

セリバオウレン-3

 基本的にセリバオウレンはハイキー気味の方が似合うけど、光と影のコントラストがあるシーンではローキーでもいける。
 枯れ葉の斜面に咲いている花だから、工夫なく撮ると背景が赤茶色になってしまって、あまり面白くない。

セリバオウレン-4

 真っ白な個体。ウェディング衣装のような白。
 こういう花は暗いバックが似合う。

セリバオウレン-5

 ピンク色っぽいのもある。
 雄花だけど、これはこれで可憐だ。

セリバオウレン-6

 1センチにも満たない小さな花だから、小ささを表現したいと思うのだけど、これがなかなか難しい。
 大きさを比較する対象がないし、離れて小さく撮ると、背景が雑然としてしまう。背景が上手く抜けている場所に咲いているといいのだけど、この日はそういうシチュエーションを発見できなかった。
 ここでの撮影は、かなり自由度が低いから、そういう意味でも難易度が高い。

セリバオウレン-7

 1時間ほどかけてかなりの枚数を撮ったものの、そうそう変化をつけられるものでもない。
 三脚も使える状況ではないから、手ぶれ、ピンぼけ写真の大量生産になる。微妙に位置をずらしながら、数を撮るしかない。

セリバオウレン-8

 三輪ほど咲いていたバイカオウレン。
 咲いていることは分かっていたのに毎年見つけることができなくて、今年初めて発見した。庭の中央に近い石の影にひっそり咲いていた。
 セリバオウレンよりは大きい。

セリバオウレン-9

 苔らしきやつも撮ってみる。ツンツンした芽がかわいい。

セリバオウレン-10

 赤い実。何者かは知らない。
 よく見かける青いやつもあった。

セリバオウレン-11

 水路に沈む枯れ葉。
 春になれば枯れ葉はいつの間にかなくなってしまう。どこかへ吹き飛ばされるのか、土に還るのか。

 セリバオウレンは、思ったほど撮れてなかったけど、去年よりは手応えがあった。少し掴んだものもある。
 今年は野草写真も多少変わるんじゃないかという予感がある。花なんて誰が撮ってもそんなに違わないと思っていたけど、やっぱり違うといえば違う。
 大事なのは、背景の選び方と光の回し方だ。
 野草撮りが今から楽しみになってきた。場所によってはそろそろオオイヌノフグリも咲き始めているんじゃないか。来週あたりから始動していきたい。

スポンサーリンク

関連記事ページ
コメント
非公開コメント

セリバオウレン

私は今日、生まれて初めてセリバオウレンを見ました。里山の雑木林に春を告げる可憐な花ですね。
写真は、とても雰囲気が出ていて、すばらしいと思います。おっしゃるように、セリバオウレンを美しく撮るのは難しいですね。

2010-02-20 19:19 | from ホタルの独り言 | Edit

マクロで撮ってこそ

★ホタルの独り言さん

 こんにちは。
 セリバオウレン、始めてご覧になったんですね。
 かなり小さくて地味な印象を持ったんじゃないかと思いますが、どうだったでしょう。
 接近して写真に撮ってこそ魅力が分かる花ですね。
 しかし、撮るのは難しい。
 持ってないんですが、180mmマクロとかで撮った方が雰囲気が出そうな気がします。

2010-02-21 02:15 | from オオタ | Edit

トラックバック

http://utusemibiyori.com/tb.php/1690-6f49033e