人の思惑とは関係なく森は生きている <海上の森後編> - 現身日和 【うつせみびより】

人の思惑とは関係なく森は生きている <海上の森後編>

海上の森6月2-1

PENTAX K10D+TAMRON SP 90mm f2.8 / TAMRON 70-300mm f4-5.6



 今日は海上の森の続きで、残った写真を集めて並べる。
 この日は曇りがちの蒸し暑い日で、日没前になって日差しが戻ってきた。ふいに森の中が明るくなり、うねる一筋の光の道を作った。
 光が写真に与える影響の大きさを、何度となく思い知らされる。だから、いつも光を探している。

海上の森6月2-2

 たぶん吉田池だと思うのだけど、高台から見下ろすだけで、近くまで行ったことがない。森のはずれの民家に近いところのはずだ。どこから行けば辿り着けるのか、分からない。
 スイレンの葉で水面が覆われていた。ただ、花は一つも見えなかった。夕方だったから、もう閉じてしまっていたのか、今は咲いていない時期なのか。
 スイレンの和名はヒツジグサという。未(ひつじ)の刻に咲くからということで名づけられた。今の時間でいうと午後の2時を指す。実際はもっと早い午前中の明るい時間から咲き始めて、夕方になると閉じる。

海上の森6月2-3

 ウスキクロテンヒメシャクか、マエキヒメシャクか、そのへんのやつだ。
 森にはよくいる。他にも白っぽい蛾はあちこちで飛んでいる。いちいち撮らないけど、撮っていけばちょっとしたコレクションになりそうだ。
 けど、蛾の場合、撮っても撮っても手応えがないというか、ちっとも嬉しくないのが難点だ。中にはきれいな蛾もいるのだけど。

海上の森6月2-4

 アブだと思うけど、刺されるとすごく痛いらしいから、怖くてこれ以上近づけなかった。
 アブというのもよく分からない生き物だ。ハエは分かるし、ハチも分かる。それぞれ役割とか意味があると納得できる。アブはいらないだろうと思う。特に必要ないというだけでなく、人を刺すなんて、必要以上に存在感を示しすぎだ。
 それとも、私の知らないところでアブはこの世界の役に立っているのだろうか。

海上の森6月2-5

 吉田川沿いでタツナミソウが咲くのを知っている。何年か前に見つけた。いつもとは違う少し離れた場所に今年も咲いていた。
 ホトケノザの紫版みたいだけど、希少価値が違う。街中では見かけない野草だから、森で見つけるとちょっと嬉しい。

海上の森6月2-6

 ノボロギクっぽくてもっと小さいやつ。仲間なんだろうけど、詳しくは知らない。ひとかたまりが1センチくらいと、ごく小さい花だ。
 しかし、ボロ菊とはまた気の毒な名前をつけられたものだ。

海上の森6月2-7

 これは野草じゃない。護岸工事の壁に咲いていたもので、人の手で植えられたものだと分かる。
 花びらと葉っぱに特徴があるから調べればすぐ判明すると思ったのに、調べがつかなかった。
 花はサクラソウとかシバザクラに似ているものの、葉っぱが全然違う。
 ハーブ系かもしれない。
 保留にしよう。

海上の森6月2-8

 帰り道。大きな夕陽が沈んでいった。

海上の森6月2-9

 電線に鳥の群れのシルエット。
 うるさく鳴いてなかったから、ムクドリだろうか。ヒヨドリなら大騒ぎになっているはずだ。

海上の森6月2-10

 月齢3日の月。三日月だ。
 優しい夕焼け色の空に白く浮かんでいた。

 6月の海上の森写真はこれでおしまい。
 7月も行けたら行きたい。次はセミの季節になっているだろう。

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