6月に田植えの終わった田んぼを見るとそういえばアマサギと思う - 現身日和 【うつせみびより】

6月に田植えの終わった田んぼを見るとそういえばアマサギと思う

アマサギ-1

Canon EOS 20D+Canon EF80-200mm f2.8L /PENTAX K10D+SIGMA 400mm f5.6



 田植えが終わるとアマサギを思い出す。そういえば、そろそろアマサギを撮りにいかなくてはと思う。
 夏鳥として4月の終わりから5月の始めにかけて日本に渡ってくるアマサギだけど、私の中では6月始めの鳥という印象が強い。この時期は、田植えが終わった田んぼでエサを探しているから、見つけるのも簡単だ。
 うちの近所では、尾張旭に少なく、長久手に多い。他のサギのように川にはいない。乾いた土地にもいるというけど、私の中では完全に田んぼの鳥だ。それ以外の場所で見たことがない。
 2006年に初めて見て、それからだいたい毎年この時期に見にいっている。桜、藤、カキツバタ、バラと続いて、次のアジサイまで少し間があるから、この期間を埋める季節の風物詩がアマサギというわけだ。
 今年もまた、変わらず長久手の田んぼにいてくれた。渡り鳥の律儀さにはいつも感心する。毎年忘れずに決まった時期にやって来るなんて、なんと義理堅いことだろう。今年は面倒だから休もうかななんてことはない。
 来ているのが去年と同じ顔ぶれとは限らないけど、中には続けて来ているやつもいるんじゃないだろうか。

アマサギ-2

 写りの良さでいえばCanonの200mmLレンズだけど、やはり200mmでは届かない。アマサギは意外と警戒心が強いから、近づくとすぐに逃げてしまう。撮るのは車の中からということになる。
 ということで、SIGMAの400mmに持ち替えた。倍とはいかないまでも、1.5倍くらいにはなる。写りもまずまずそんなに悪くない。
 このときは2台のデジで交互に撮った。

アマサギ-3

 あ、と思ったら飛び立った。こちらに気づいたらしい。
 このときは20Dと200mmの組み合わせで、AFだったから間に合った。K10Dとマニュアルレンズなら間に合ってない。
 距離を取るか、速さを重視するか、鳥撮りの判断は迷う。

アマサギ-4

 この日はあまりアマサギを見なかった。たまたま少なかっただけなのか、飛来数が少ないのか、私が見つけられなかっただけなのか。
 あたり一帯の田んぼをぐるぐる回ったけど、結局、あと一ヶ所で3羽見ただけだったから、全部で4羽しか見なかった。いつもだいたい7、8羽はいる。
 アマサギが飛んでいってしまったから、ケリでも撮ることにする。
 この春生まれた子供もそろそろ大きくなったことだろう。親鳥は散歩の犬が近づくと威嚇していたくらいで、それ意外はあまり警戒していた様子がなかったから、子供もだいぶ育ったんじゃないだろうか。残念ながら子供の姿は見つけられなかった。

アマサギ-5

 田んぼの水に浸かっていたケリが突然水面で暴れ出した。水浴びでもしてたのか、水中のエサでもさぐっていたのか。
 水中逆立ちをしながら一人で大騒ぎになっていた。

アマサギ-6

 地面にいるときはドバトのように地味なケリも、空を飛んでいるときは白黒ツートンの翼が美しい。
 距離がありすぎて上手く撮れなかった。ケリは飛びもの撮影の初級だけど、実際に上手に撮るとなるとなかなか難しい。当然ながら距離が近いほど難易度が上がる。

アマサギ-7

 田植えされて間もない田んぼはアーティスティックだ。歪みがあるし、等間隔でもないけど、これがまっすぐ一列じゃないところに味がある。
 これからしばらくの間、田んぼそのものが被写体になる。稲が伸びて水面が見えなくなってしまうと面白くない。

アマサギ-8

 あきらめて帰ろうとしている最後にもう一度会うことができた。
 飴色はあまり出ていないけど、クチバシの婚姻色がきれいに出ている。もうペアは決まっただろうか。
 アマサギは雌雄同色で、オスとメスの区別をつけるのは難しい。これもペアかどうか私には分からない。なんとなくいい感じではあったけど。
 婚姻色が進むと、クチバシの付け根あたりがもっと濃い赤紫色になってくる。アマサギの子育ては初夏から夏にかけてだ。
 恋の季節が終わると、普通のサギのように白くなってしまう。そして、9月か10月頃にまた渡っていく。その前に、稲刈りの車の後ろをついて回るアマサギが見られるかもしれない。驚いて跳ねた虫やカエルなどをいただくために狙っている。それを撮るのも楽しい。

 季節は進み、こちらの都合など待ってはくれない。5月の始めでいったん緩んだ花の速度も、6月の半ばを過ぎるとまた少し再加速する。真夏は花が少なくなるから、その前に季節の花から遅れないようにしたい。
 アジサイももう少しだ。場所によってはもう見頃を迎えているという。アジサイはそこらでも見られる花だから、周りの状況と絡めて撮りたい。今年はどこへ撮りにいこうか。
 夏鳥の目標は今年もオオルリで変わらない。豊田の奥で一度だけ見上げる腹の部分だけ撮ったことがある。次はルリ色の背中側から撮りたい。
 ホタルや昆虫も出てくるし、初夏には初夏の楽しみがいろいろある。怠けず、こちらから出向いていかなければ。

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