手抜きに見えて手間がかかっているサンデー料理 - 現身日和 【うつせみびより】

手抜きに見えて手間がかかっているサンデー料理

手間がかかってるようには見えないサンデー料理

Canon EOS D30+EF50mm(f1.8), f2.5, 1/45s(絞り優先)


 料理をするようになって、見た目で手間のかかり具合を判断してはいけないということを知った。手間がかかってるように見えてそうじゃないこともあるし、その逆もある。食べる専門だったときは、手間がどうだとかあまり考えたことがなかった。料理を見る目もまるでなかった。今まで食べたすべての料理にあやまりたいくらいだ。ごめんよ、メンフラハップ(それは料理じゃない)。
 今回のこのサンデー料理も、少し前までの私だったら簡単に作れそうに思えただろうし、手抜きにさえ見えたかもしれない。しかし、料理が佳境を迎えた本日午後6時10分頃、うちの台所周りは大変な混乱状態に陥っていた。流しには炒めかけのマッシュルームやタマネギの入ったフライパンが置かれ、二つのコンロの片方にはパスタをゆでるための湯がぐつぐつ沸き、もう一方にはコロッケ用の油がスタンバイしていて、カルボナーラ用のソース、タルタルソース、コロッケの中身などが入ったボウルがあちこちに散乱していた。更にパスタを伸ばして切るスペースがなくなり、床にサランラップを敷いて伸ばしている途中の状態で、足の踏み場もないくらい。進退窮まる私。四面楚歌。ルビコン川を渡れ。ブルータス、おまえもか。思考もちりぢりに乱れるみだれ髪。もしもこんなときにセールスなんて来た日には殺意さえ覚えただろう。日曜の6時台の私は殺気立っているので、この時間帯は遊びに来ないでください。
 とりあえず心を静めて、ひとつずつやっていくことにする。まずはコロッケを揚げて、その後パスタをゆで、カルボナーラにして、最後にスープを温めご飯を入れて、なんとか完成にこぎ着けた。料理ってこんな疲れるものなのか? 食べる前に激しい運動しすぎて食欲なくしそう。

 今回初めてパスタを手打ちしてみたけど、うどんに続いて完成度は低かった。どうなんだろう。なにか上手くいかない。今回は前の日に打って一晩寝かせてみたけど駄目だった。どうも粉っぽくて固い。こねが根本的に足りないのか、伸ばしが不足なのか、厚く切りすぎてるのか。味自体は初めてのカルボナーラにしてはまずまずだったんだけど、肝心のパスタが駄目では失敗だ。これは人に出せない。飢えた貧乏学生でも怒ってくるかもしれない。
 コロッケがこんなに手間がかかるものとは知らなかった。クリームコロッケにしようと、まずはジャガイモをレンジとお湯で温めてからつぶして、小麦粉、バター、牛乳でホワイトソースを作って、白ワイン、塩コショウに今回はカニ缶を入れて混ぜたあと、冷蔵庫で30分くらい冷やす。取り出したら小分けにして形を整えて、小麦粉、とじた卵、パン粉の順で衣をつけて、180度くらいで揚げる。
 タルタルソースは、固めにゆでたゆで卵をみじん切りにして、マヨネーズ、マスタード、塩コショウ、白ワイン、牛乳、タマネギとパセリのみじん切りを混ぜ合わせた。
 しかし失敗。なんでー。ホワイトソースが固くなりすぎて、普通のジャガイモコロッケへと格下げになってしまったのだった。そんなぁ。あのトロットした食感はどこへいった? タルタルソースは、景気よくマスタードを入れすぎて妙に辛かった。これも人に出すには抵抗がある。深夜まで残業して限界までおなかが空いたサラリーマンなら大丈夫かもしれないけど、そのあたりがギリギリだ。

 最後のご飯入りスープが実は今回の目玉だった。少し前に「トリビアの泉」で、カップラーメンの残り汁にご飯を入れて食べたらどれが一番美味しいかってやっていて、あれで選ばれたのが「日清麺職人」だった。いつか食べてみたいと思っていて、今回やっとその機会が訪れた。今日のサンデー料理は、ここをスタートにして決まったメニューだったのだ。
 で、味はどうだったかというと、とても微妙。所詮ラーメンの汁だから、そんな驚きはない。ラーメンの汁を飲んでいるのと同じだから。もちろん、まずくはないけど、これなら普通にラーメンで食べた方が美味しいんじゃないのかな、という身も蓋もない結論だった。夜食なんかにはいいだろうけど、夕飯に食べるもんじゃない気がする。

 そんなわけで、食べ終えた7時にはややぐったりしていた私であった。頑張ったのに報われない。そういうこともある。
 ふと台所を見ると、そこには激しい傷跡が今も生々しく残っている。ひどい混乱状態だ。日曜日に私のところへ遊びに来るなら、7時くらいにしてください。後かたづけをよろしく頼みました。私は「からくりTV」の将棋少年を見なくちゃいけないから。
 前回でそろそろ人にも出せるんじゃないかと自信を持ち始めたのに、今回でそれは儚くも崩れ去った。また皿洗いと出前持ちから出直したい。料理に使う部分の脳をもっと鍛えなくてはいけないだろう。ここが上手く使えてないから、必要以上にあたふたしてしまうのだ。今のままではファミレスの厨房でも役に立たない。
 来週のサンデー料理はもう2月だ。またぼちぼち外国シリーズを再開したい。次はどこへ旅立とうか。おなじみの国のなじみのない料理もいいし、見知らぬ国の意外に身近な料理もいい。もしくは、新大陸発見を目指して頭の中を旅して作るのも楽しそうだ。ムー大陸料理とか。
 雑誌「ムー」に料理コーナーってあったかな?

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コメント
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こんばんは。
毎回オオタさんの料理には驚かされます。
いまどきの主婦でさえ、こんなに手間隙かけた、手作りの料理は作らないですよ。
オオタさんは良いお婿さんになれます v-218 のろさんが保障します。
今度のサンデー料理の時には、業務用の大きなタッパを持ってお邪魔しよ~っと!

2006-01-30 23:56 | from noro

自信作料理を持って太宰府天満宮へ

★のろさん

 こんにちは。
 のろさん、よかったら日曜日の5時半頃からうちに来てください。でも、のろさんを料理助手にするのは一抹の不安が(笑)。
 いやいや、焦る私をなだめてもらうにはのろさんがぴったりかもしれませんね。(^^)

 週に一回の趣味料理だから楽しみながら作れてるけど、あれを毎日となると気が遠くなりそうです。(^^;
 どうしてもなるべく簡単に、というか効率よく作れるものにしてしまうのは当然ですね。

 自信作ができたら、料理を持ってのろさんのところへお届けにあがります。太宰府天満宮から電話するから取りにきてくださいね(笑)。
 目印はもちろん、料理を抱えてキョロキョロしてる男です。そんなやつはひとりしかいないはずだから。

2006-01-31 03:46 | from オオタ | Edit

男の料理☆

こんにちわ~

オオタさんの記事を読んでいると、わくわくします^^

面白い文って、こういうものなんだなぁ、と思いました☆

男の人が作る料理って、本格的でいいですね♪
夫にも一度でいいから、作ってもらいたいです。
このところ手抜き料理ばかり作っているので、ちょっぴり反省・・

2006-02-01 16:08 | from 水蓮 | Edit

始まりはケンタロウレシピ

★水蓮さん

 はじめまして、こんにちは。

 文章楽しんでもらえてよかったです。ネタが古すぎたり、マニアックすぎたりするんだけど、あまり気にせずサラッと読み流してくださいね(笑)。
 あと、今日みたいにたまに暴走します。(^^;

 料理なんて、今までまったくしようと思ったことがなかったんだけど、やってみると面白いですね。なんて、のんきに言ってられるのは週に一回だからなんだけど、ぜひダンナさんにもこの楽しさを知って欲しいです。
 ケンタロウレシピがオススメですよ。あれは男でもとっても簡単にできて、少しひねりが効いていて、なんとなく自分ってやるかも、って勘違いできるレシピなんで(笑)。
 料理をしてみると、いつも作ってくれてる人の苦労も分かるようになるし、自分も食べることに積極的になれるし、いいことばかりです。
 なんとか上手く言いくるめて作ってもらってくださいね(笑)。ゲームとかプラモデルとか、そっち系が好きな人なら特に、料理も楽しいって思うはず。

2006-02-02 03:38 | from オオタ | Edit

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男の料理

夫は、料理をしない。一人暮らしをしていた時には作っていたと聞いたけれど、仕事で手一杯の今はそれどころではないらしい。子供と遊ぶ気力さえ残っていない位なので^^;

2006-02-02 13:07 | from 逃避行。