カメとオウムのパラパラマンガ風花鳥園風景 <第4回> - 現身日和 【うつせみびより】

カメとオウムのパラパラマンガ風花鳥園風景 <第4回>

パラパラ的花鳥園-1

PENTAX K10D+smc Takumar 135mm f2.5



 日頃ヌーボーとして、ほとんど動きを見せない巨大なカメが掛川花鳥園にいる。ケヅメリクガメのガオとラオだ。どうして花鳥園にカメがいるかはよく分からないのだけど、気がついたらそこにいた。最初に行ったときはまだいなかったような気がする。だから、来園したのは去年だったんじゃないだろうか。
 中央アフリカの乾燥地帯に生息している彼らは、最大で70センチにもなり、アルダブラゾウガメやガラパゴスゾウガメなどのゾウガメの次に大きなリクガメだ(三番目の大きさという説もあるらしいけどその場合の二番目を知らない)。
 体重も60~70キロくらいになる。
 花鳥園にいるやつは50センチくらいで、まだもう少し大きくなりそうだ。
 寿命は平均で30年、最高100歳まで生きた例もあるというから、物心ついてから飼い始めても、長生き勝負に勝てない可能性がある。
 寿命というのは言い換えれば心臓の耐久性で、大小にかかわらず鼓動の回数はどの生き物もだいたい同じようなものだと言われている。小さい動物ほど鼓動が早いから長生きできない。
 リクガメなんてちっとも動かないし、きびきびしたところがないから、非常にゆっくり生きていると言える。必然的に寿命は長くなる。人間もせかせかしていては長生きできない。
 名前の由来は、しっぽの付け根に生えている2本か3本の蹴爪状(けづめじょう)の突起から来ている。
 英名のSpurredは、拍車(乗馬靴のかかとのところについているギザギザの金具)をつけたという意味だ。
 普段はホットカーペットの上でぬくぬくすごして、そこから動こうとしない彼らも、エサの時間になると目の色を変えてエサに突進してくる。ゆっくりと、しかし着実に。すごくのろいけど、彼らにしたらあれでも全力疾走なのかもしれない。

パラパラ的花鳥園-2

 あと一歩のところまで迫った。もう少し、もう少しと、運動会で我が子を応援する親のような気持ちになる。
 でも、のっそりと迫り来る様子は、ちょっと不気味だったりもする。自分がエサの立場だったら怖い。わっ、来るな、あっち行けと思う。

パラパラ的花鳥園-3

 ついにファーストコンタクトに成功。一口目はまずトマトにかぶりついた。
 と思ったら、反対側では鳥さんが菜っ葉を盗み食いしてますよ。それに気づいているのかいないのか、一心不乱にむしゃぶりつくケヅメさんであった。

パラパラ的花鳥園-4

 アップで見ると怖い。動作はのろいけど、食らいつく姿は、肉食獣が草食動物の肉を食いちぎっているようだ。固そうなトマトも、イチゴをかじるようにかみ砕いていく。指を差しだしたら持っていかれそうな恐怖を感じる。
 リクガメは思ったよりも凶暴な生き物かもしれない。

パラパラ的花鳥園-5

 どうしてこんなにも連続で写真を撮ったかというと、ケヅメさんの舌がすごく分厚くて、それがチョロチョロのぞくのが不気味で笑えたからだ。口の中いっぱいの大きさのピンク色の舌で、ちょっと気持ち悪くて面白かった。
 トカゲやヘビの細長いような舌とは全然違う。

パラパラ的花鳥園-6

 これがケヅメさんのピンクの分厚い舌だ。トマトを食べているときに、舌がチョロチョロ出てきて、なんとなくおかしくて不気味だった。
 野生では、野草だとかサボテンなんかを食べているそうだ。乾燥地帯に暮らしているということもあって、水はほとんど飲まないという。
 サボテンなんかを噛みちぎれるくらいだから、やはりアゴ力は相当強い。歯はなさそうだ。

パラパラ的花鳥園-7

 キミ、盗み食いしたなと問い詰めて、オイラは食べてないやいととぼけても、口の周りがべちゃべちゃだからすぐにバレてしまう。
 トマトだけでなく菜っ葉もむしゃむしゃ食べていた。
 一回りして戻ってきたときにはほとんど残骸しか残ってなくて、もう一頭は動いた様子がなかったから、こいつがひとりであらかた食べてしまったようだった。あんなに食べたら、そりゃあ体も大きくなるというもんだ。

パラパラ的花鳥園-8

 こちらはオオバタンのサンタくん。毎日午後2時15分くらいになるとバックヤードから出てきて、30分ほどふれ合いタイムとなる。
 かなり人なつっこいオウムで、触らせてもくれるし、一緒に写真を撮ることもできる。サンタに会うのも楽しみの一つとなっている。
 インドネシアのモルッカ諸島南部の固有種で、体長50センチほどの美しいオウムだ。サーモンピンクの毛並みで、羽の内側には鮮やかな黄色やオレンジ色を隠し持っている。
 現地の熱帯雨林では小規模の群れで暮らしているそうだけど、近年は数が減っているらしい。
 大型のオウムだから、こいつもやっぱり30年以上生きるという。

パラパラ的花鳥園-9

 サンタくんは、首の後ろあたりをなでられるのが好きなようで、なでてもらっていると気持ちよさそうにだんだん傾いていく。

パラパラ的花鳥園-10

 ちょい傾き。
 この日は機嫌がよくて、終始おとなしくしていた。機嫌が悪いときは大きな声で鳴き叫ぶ。前にその様子も見たことがある。耳をつんざくような絶叫だった。

パラパラ的花鳥園-11

 傾きは90度。止まり木から落ちるんじゃないかと心配になる。まだいけるか。

パラパラ的花鳥園-12

 ついに90度を超えて、180度までいくんじゃないかと思わせた。
 ザ・ぼんちのおさむちゃんでもこんなに傾いてなかった。おさむちゃんでーす! って、今の人は知らないか。
 サンタくんも、この格好で、サンタくんでーす! と言えば、30代以上の人には受けるはずだ。

パラパラ的花鳥園-13

 うっとり傾きは、とうとう木に頭がつくところまでいってしまった。
 この日は誰に触られてもおとなしくしていたから、相当ご機嫌だったようだ。肩にも乗ってくれて、記念撮影もできた。
 ありがとう、サンタくん。

パラパラ的花鳥園-14

 ひとりになっても、木に頭をすりすりこすりつけていた。この動きは猫っぽい。甘えん坊の猫のような性格をしたオウムだ。気にくわないとヒステリックになるところなどは、うちのアイに似ている。

 今日はパラパラマンガ風に花鳥園風景をお送りしました。連続写真というのも、面白くなることがあるから、今後も意識的に撮っていきたいと思う。
 花鳥園シリーズは飛び飛びにもう少し続きます。

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コメント
非公開コメント

こんばんわ^^

インフルエンザで入院してました。
その後、忙しくて久しぶりに遡って見てます。

パラパラ漫画風もいいですね。

このカメは恐竜みたいですね。迫力あるなぁ。
あと、オウムくんの傾き具合が最高です(笑)

2009-02-12 18:37 | from ビアンキ | Edit

コマ送りは使える

★ビアンキさん

 こんにちは。
 インフルエンザの入院は大変でしたね。
 その後、すっかり治りましたか?
 私はなんとかここまでは無事に過ごしてます。

 連写の思いがけない使い道を見つけました。
 前に動物園でペンギンとアオサギの攻防でコマ送りがあったんだけど、あれで分かったというのがありました。
 お手軽更新にももってこいです。(^^;

 リクガメの食事風景は、実物を見るとけっこう恐ろしげなのです。
 むしゃむしゃぶりが肉食獣を思わせる迫力なのです。
 オウムはキュートでした。

2009-02-13 01:31 | from オオタ | Edit

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