落合公園の鳥たちと枯れた池風景 - 現身日和 【うつせみびより】

落合公園の鳥たちと枯れた池風景

落合公園の鳥-1

PENTAX K10D+TAMRON 70-300mm f4-5.6 Di



 落合公園の写真がまだ残っていたから、使える写真を今日で全部出し切ってしまうことにした。花鳥園はいったん中断する。
 一枚目は、小さい方の池にかかる太鼓橋と、佇むアオサギさん。ここからもう一歩近づいたところで気配を察して、飛んで逃げていった。こちらとしてはもっとお近づきになりたいと思っていても、向こうはそれを望んでいない。人と野鳥との関係は、いつだって一方通行の片思いだ。鳥の人などは、ほとんどストーカーに近い。

落合公園の鳥-2

 池の水は3分の2以上が抜かれていて底が大きく露出していて驚いた。何のために水を抜いたのかと思ったら、去年の夏の暑さでアオコが大量発生したために、水を総入れ替えしているそうだ。なるほど、パイプから水がちょろちょろ流れ込んでいたのは、水を元に戻しているところだったのか。あの水量では満杯になるまではまだかなり時間がかかりそうだ。
 魚もいるだろうし、渡りのカモたちにとっても水は必要不可欠だから、早くなんとかしてあげて欲しい。
 それに何より、池に水がないと風景が殺伐としてしまう。公園の水というのは心にも潤いを与えるものだとあらためて知った。
 水辺でちょこまかしていたのは、セグロセキレイたち。こいつらは水陸両用だから、少々水が減ったくらいではあまり影響はない。

落合公園の鳥-3

 ん? コチドリ? 今どきこんなところにコチドリっているだろうか。夏の渡り鳥というイメージがあるのだけど。これはコチドリじゃない?
 110円切手なんてものはめったに使わないだろうけど、110円切手にはコチドリが描かれている。ついで書くと、120円はモズで、130円はウソ、140円がイカルで、160円がカケスだ。切手のデザインを担当した人は鳥の人かもしれない。他にも、コブハクチョウ、メジロ、オシドリ、シジュウカラ、ヤマセミ、キジバト、カルガモ、銀鶴と、切手は鳥だらけなのであった。

落合公園の鳥-4

 水の少なさが不人気を呼んだか、見かけたカモはカルガモとコガモ数羽のみだった。ちょっと寂しい。
 手前の小さいやつはカイツブリだろうか。毛の色が薄くて、ちょっと違うやつにも見えたのだけど。

落合公園の鳥-5

 完全に干上がっている部分。この光景にはちょっと愕然とした。異常気象がもたらした不吉な光景のようで。
 向こうに見えているのは水の塔という建物で、フォーリーというものらしい。フォーリーってなんだよと思う。よく分からないけど、ポンプで水を汲み上げる仕組みだとかどうとか。
 塔の一番上まで登ることができて、そこは展望台になっている。けれど私が行くのはいつも夕方で、午後4時には閉まってしまうため、まだ一度も登ったことがない。公園を一望できて、遠く御嶽山まで見えるそうだ。

落合公園の鳥-6

 この冬初めてツグミを見た。
 例によって、チョンチョンと跳ねて遠くを眺め、地面を突き、またチョンチョン跳ねては立ち止まって遠くを見るという動作を繰り返していた。
 ツグミは何を見ているのだろう。

落合公園の鳥-7

 謎の遺跡風モニュメント。特に何か意味があるものではなさそうだ。
 夕陽に照らされて、日没時間が近づいたのを知らせた。

落合公園の鳥-8

 夕焼け色に染まる建物と、桜並木を行く人たち。走るお兄さんに学校帰りの女子高生、犬を散歩させるおばさま。
 ここは桜の名所としてもちょっと知られたところで、池の周囲をぐるりと桜並木が囲んでいる。シーズンになると屋台なども出るようだ。桜の季節はまだ一度も行ったことがないから、今年は行ってみようか。
 名古屋は例年より2週間も早く梅が咲いてきた。そろそろ遠くに春の気配が見え隠れしてきた。足元の小さな野草も咲き始める頃だ。

落合公園の鳥-9

 仕事帰りのおじさんたち。どこからともなくワラワラと湧いてきて少し驚いた。

落合公園の鳥-10

 ひとり歩き去るおじさん。どこから来てどこへ行ったのか。
 この公園の客層というのが今ひとつ読めない。どの公園にもそれぞれの特徴というのがあって、一回見ればだいたいどんな感じなのか分かるものなのに、この公園は二度三度と訪れてもよく分からない。何をしに来たのかよく分からない人がちょくちょくいるからだろうか。散歩でもなくどこへ向かうでもなくただ歩いているおじさんとか、池を棒で突いているおじさんとか、不思議な人がいて、印象を掴み損ねる。桜の季節でもないのに写真を撮っている私の存在も浮いていた。

落合公園の鳥-11

 一部だけ切り取ると、サバンナの日暮れみたいな写真になった。

落合公園の鳥-12

 日没で時間切れ。カモもいないし、もう帰るかということになった。
 今回の落合公園シリーズはこれで終わりだ。次回は桜のシーズンにお会いしましょう。そのときまでには池の水も元に戻っていることだろう。少し早めに行って、水の塔にも登りたい。

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