撮りきれない難しさともどかしさが次回につながる花鳥園 <第3回> - 現身日和 【うつせみびより】

撮りきれない難しさともどかしさが次回につながる花鳥園 <第3回>

冬の花鳥園3-1

PENTAX K10D+TAMRON 70-300mm f4-5.6 Di / smc Takumar 135mm f2.5



 花鳥園シリーズ第3回もノンジャンル、ノンテーマでお届けします。残った写真をあらためて見てみても、今回は狙いが曖昧だったと思う。新たな試みのアイディアがないまま臨んでしまった。でも、次こそはと思えるからこそ何度も行きたくなってしまうというのがあって、撮り切ったと思えない方がいいのかもしれない。
 動物園の場合は、一回行くと満足してしまって、しばらくは行かなくてもいいやと思えるのだけど、花鳥園の場合は行って帰ってくると課題が見つかって、またすぐに行きたくなる。生き物の動きの量と変化の差だろう。動物はいつ行ってもだいたい同じ顔ぶれだし、動きも少なくて決定的な瞬間というのがあまりない。鳥はよく動くし、花鳥園自体が常に新しい要素を追加していっているというのもある。
 飛びものは何度撮っても難しいという思いが残って、毎回満足できない。表のタカショーもだし、温室のコガネメキシコインコもそうだ。
 コガネは横からではなく正面からビシッと撮ってみたい。相当スピードが速いから、オートフォーカスでは追いつけない。引きつけて至近距離から撮りたければ、マニュアルフォーカスの置きピンで撮るのがよさそうだ。それも気づいたのは帰ってきてからのことだった。次回はそのやり方で撮ってみようと、今からイメージトレーニングを始めている。言うほど簡単じゃないのだけど。

冬の花鳥園3-2

 何の前触れもなく突然狭いプールで走り出すフラミンゴさんたち。足元のセイタカシギたちは蹴散らされ、逃げまどう。何がフラミンゴたちを突然の疾走へと駆り立てるのか、人間には分からない。野生の血が騒ぐのだろうか。
 ところで、ピンク色のフラミンゴを見ると、何フラミンゴだったか思い出せず、毎回もどかしい思いをする。モモイロフラミンゴだと思うとベニイロフラミンゴだったり、ベニイロだと思うとチリーフラミンゴだったりして、なかなかやっかいだ。区別の付け方がよく分かってない。
 花鳥園にいるやつはオオフラミンゴだろうか。ヨーロッパフラミンゴとも言うはずだ。
 などということがありつつ、実は全部同じ種類なんじゃないかという話もある。フラミンゴ本人はそのあたりのことをどう思ってるのだろう。チリー? あんなものと一緒にしてくれるな、なんて思ってるのだろうか。

冬の花鳥園3-3

 ミミズクは、太い足で力強く地面を蹴って、パサッと一回翼を羽ばたかせて、フワッと空に浮いたときが美しい。
 表の飛びもの編はそのうち特集したいと思っている。ただ、今回はデジとレンズの力不足でボツ写真続出となって、あまり枚数が残らなかったと、あらかじめ言い訳しておこう。

冬の花鳥園3-4

 キラキラの水面をバックに、ハクチョウは優雅に泳ぐ。
 これはコブハクチョウだったと思う。
 去年の春に生まれた子供たちもだいぶ大きくなって、親とあまり変わらないまでに成長していた。クチバシが黒いところで分かったけど、その色が変わったらもう見分けがつかなくなるんじゃないか。
 そういえば、少し前に東京の石神井公園にオオハクチョウ4羽が飛来したというニュースがあった。そこまで南下するのはかなり珍しい。この冬は特別寒いわけでもないのに、どうしたことだろう。このまま東京で越冬するのだろうか。
 安曇野ではオオハクチョウを見ることができなかったから、いつかどこかで一度見てみたい。

冬の花鳥園3-5

 シロクジャクの羽と、ホワイトプランの女の人のマッチングがよかったので、ちょっと撮らせてもらった。
 花鳥園でモデル撮影会というのはいけるんじゃないか。鳥とたわむれるところはもちろん、背景の組み合わせによっては面白い写真になりそうな予感がある。
 ミス掛川のお姉さんとかにお願いして、夏は浴衣姿とかで撮影会をすると盛り上がりそうだ。ゴスロリと花鳥園は合わなそうだけど。

冬の花鳥園3-6

 羽を広げたインドクジャクの舞台裏。
 自然界も裏は完全に手抜きしているというのが面白い。裏側もきれいな模様があってもかまわないのに、すっかり油断してしまっている。完全に裏地状態だ。
 メスは裏側を見てどう思うのだろう。表は人間が見る以上にきれいに見えているらしい。

冬の花鳥園3-7

 クラハシコウのモロさんは、いつも一羽でちょっと寂しそうにしている。
 けど、ご飯の時間をよく知っていて、ご飯タイムが近づくと、いつもの自分の場所から陸の方にゆっくりあがってきて、スタッフの方に近寄っていく。
 クラハシコウのエサやりもできて、これがなかなか楽しい。ワカサギを顔の前に放ってやると、器用にクチバシでキャッチして食べる。写真もくわえているところなのだけど、小さくて見づらいか。
 アンダースローで投げようと手を下に持ってきたところで足元にいるトキたちがかっさらっていくので注意が必要だ。それで何匹取られたことか。
 クラハシコウはかなり動作がのんびりだけど、泳いでいる魚を捕れるのだろうか。いざとなったらすごく速い動きを見せるのかもしれない。それも見てみたい。

冬の花鳥園3-8

 アフリカワシミミズクの三兄弟。ヤマトとタケルが2004年生まれで、一番左のミコトが去年生まれた末っ子だ。
 実はヤマトとタケルはメスらしい。オスメスの区別はある程度大きくならないと分からないようだ。ミコトはオスではないかという話だった。
 この並び順は決まっていて、別のところに置くとケンカになるのだという。漫才師の立ち位置のようなものだ。

冬の花鳥園3-9

 メンフクロウのケンちゃんも、ずっとオスだと思っていたら、去年卵を産んでメスだったということが発覚した。
 残念ながら子供が生まれることはない。ペアの仲良しであるロックもメスだから。
 このときは午前中で、フクロウたちはみんなまだ眠そうだった。花鳥園のフクロウは夜寝て、昼間起きているから、午前中に行くと寝起きなのだ。

冬の花鳥園3-10

 いつもはどこを見ているのか分からないアンソニーだけど、このときはちょっとカメラ目線になった。いつもは黒目が上の方にあるから、アンソニーはすっとぼけた顔に見える。そこが愛嬌でもあるのだけど。

 こうして写真を並べて見ていたら、もっと動きのある写真を撮りたいということに気づいた。写真は止まっているものだけど、動きに対して意識的であればもっと動きのある写真が撮れるはずだ。興味の対象を絞り込んで、もう少し根気よく狙う必要がある。
 という反省を踏まえつつ、次回の第4回はパラパラマンガ風でいってみようと考えている。

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コメント
非公開コメント

ホワイトプランの女の人(笑)のマッチング写真は綺麗ですね。
しかし、クジャクの裏側って本当に貧相ですね。なんでこんなに手抜きなんでしょう?

2009-01-24 22:35 | from ビアンキ | Edit

冬に白はけっこういい

★ビアンキさん

 ホワイトプランの女性は、ブーツもホワイトにして欲しかった(笑)。
 でも、シロクジャクの羽との組み合わせはよかったです。

 クジャクの裏はすごいですよね。オンとオフを完全に切り離している感じです。

2009-01-25 03:39 | from オオタ | Edit

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