花鳥園の色を撮るというテーマに気づいたのは帰宅後 <第2回>

PENTAX K10D+TAMRON 70-300mm f4-5.6 Di / smc Takumar 135mm f2.5
今日は花鳥園シリーズの第2回をお送りします。
毎回違うデジとレンズを持っていって、新たなテーマを探しているのだけど、今回はそれがちょっと曖昧になってしまった。飛びものを撮るために買ったCanonのLレンズ80-200mm f2.8を持っていく予定だったのが、直前になって思いとどまったことで狙いが中途半端になった。どうしてやめてしまったかというと、その理由は次の写真にある。

これは表から温室に戻ってきて撮った一枚で、ソフトフォーカスレンズではなく、普通のレンズで撮っている。10度以下の室外から20度くらいある室内に入ってくると、急激な温度差でレンズが曇ってしまう。花のある温室は湿度も高いので、結露に近いような状態になってしまう。これでは怖くて高いレンズは持っていけない。
というわけで、今回は最悪カビが生えても大丈夫なレンズを持っていくことになったのだった。次に行くのは早くても春で、その頃はもう外も暖かくなっているだろうから、今度こそ80-200mm f2.8と20Dの組み合わせで飛びものに再挑戦したいと思っている。

今回ははっきりしたテーマもないまま撮ることになったわけだけど、帰ってきてから写真を見ていてテーマが見つかった。花鳥園の中にあるカラーに注目して撮ればよかったのだと気づいた。
ただ、気づいたときはもう帰ってきたあとで、それを意識して撮ってないから、カラーに特化した写真は数枚しかない。惜しいことをした。カラーをテーマにして撮っていたら、もっといろんな色のコレクションができた。色とりどりの鳥たちがいる花鳥園では、色彩には事欠かない。
上の写真でも、フラミンゴとセイタカシギのピンク色の足に注目していれば、もっとピンクを前面に出した写真を撮れたはずだ。

白というのは無色に近いような感覚があるけど、自然界における白は強烈な個性を持つ色となる。白は目立つし、不利なことも多い。白い生き物というのは、弱いものが多い。
そのはかなさもあるのか、人は白い生き物を美しいと思う。カラフルなクジャクもきれいだけど、シロクジャクも負けないくらい美しい。

同じ白色でもハクチョウの白はまた別物だ。質感が違うと印象は違ってくる。防水だけに光沢がある。

フクロウの目は、動物のような深みを持っている。普通の鳥の目とは全然違う。猫なんかに近い。
目の色は微妙な個体差があって、オレンジでも黄色に近いものから赤みがかっているものまで色々だ。
色を撮るなら、マクロレンズも必要不可欠となる。

色といえば花で、常春の温室では一年中熱帯のスイレンが咲いている。
ただ、温室の花というのは、どうも撮っていて楽しさが感じられないもので、花に加えてもう一つプラスアルファの要素が欲しい。
蝶とかトンボとかが飛んでると嬉しいのだけど、やはりそれは鳥のエサになってしまうだろうか。
水中で泳いでいる魚は、なかなか撮りづらい。

面白い形をした花があった。フクシアの仲間だろうか。ピンク色も清楚で可憐だ。
花の名前のプレートがあってもいいのかなと思う。

今回はあまり人入り写真を撮らなかった。でもやっぱり、人が入っている写真が一番自分らしい写真だと思う。人がいる風景や光景が、私が一番撮りたい写真だから。
花鳥園写真はたくさんあるようで意外とないかもしれない。枚数は撮っているけど、被写体が重複してるから、使えるものとなると案外少ない。写真の在庫はたっぷり集まったと安心してると、すぐに底を尽きそうだ。
同じような写真が続くと私も飽きるから、また散策に出かけて写真を撮ってこないといけない。花鳥園シリーズは一気に終わらせようとせず、ぼちぼち続けていくことにしよう。
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