新年のサンデー料理はカレー爆発で幕を開けた - 現身日和 【うつせみびより】

新年のサンデー料理はカレー爆発で幕を開けた

懐かしくて新しいカレーうどん

Canon EOS D30+EF28-105mm(f3.5-4.5), f3.5, 1/30s(絞り優先)


 おせちもいいけどカレーもねっ! 昔そんなCMがあったっけ。温故知新。故きを温ねて新しきを知る。そうだ、カレーを作ろう。
 実際のところ、正月が明けて一週間が過ぎ、毎日おせちの残りをちまちま食べることにいい加減飽きてきたところだった。食べてもたべても意外と減らないおせち料理の残り。そして私はカレーうどんを作り、食べることにした。そう、今日は日曜日、今年最初のサンデー料理の日だった。
 しかしながら今回の場合、まずカレーありきではなかった。作りたかったのは手打ちうどんだった。正確に言うとカレーきしめんが食べたくて結果的にこうなったのだった。その思いつきは大いなる問題と失敗を生むことになる。

 結論から言って、手打ちうどんは簡単に作れるけど失敗する確率が高い。一回手打ちったくらいでうどん道を極められると思った私が浅はかだった。讃岐方面に向かって頭を下げたい。うどん手打っちーへの道のりは遠く険しい。
 材料はいたってシンプルというか工夫の余地がない。小麦粉の中力粉(または薄力粉1に対して強力粉1を合わせたもの)と、水と塩、それだけだ。道具をちょこっとだけ揃えなければならない。踏み踏みするときのための厚いビニール袋と、麺をのばすときの麺棒を。
 手打ちうどんの作り方に関しては、下の方の「READ MORE」で手順を説明するので、よかったらそちらを読んでみてください。

 うどんはある程度の時間寝かさないといけないので、その間に汁のカレーを作ることにした。これは単純にカレーのルーで作ればいいと思う。具はうどんなのであまり入れると邪魔くさい。今回はタマネギ、長ネギ、安い牛肉をバターで炒めて、水とコンソメの素、そしてルーだけにしておいた。
 カレーうどん作りでどこに問題が発生するか疑問に思った人もいただろうけど、トラブルは思いがけないところで起きるのが世の常だ。事件はレシピ集の中で起こってるんじゃない、事件は現場で起こってるんだ。ユージ織田もそう叫んでいた。
 短時間で具が溶けるくらいカレーを煮込んでやろうと思って圧力鍋を使ったのが間違いだった。察しのいい人はもう気づいたかもしれない。圧力鍋でかなりぐつぐつ煮込んで、ちょっと様子を見ようかなと思ってふたを開けて……。あれ? 開かない? うううっっっ……固っ! なんだなんだ? おかしいな。こうなったら力ずくだ。ええい、回れ~こんにゃろう~。ぐっぐっぐっ……。おっ、回った、もう一息だ。おりゃっ!
 やっとふたが開いたっ! と思った次の瞬間、パァァァーンと音がして、カレー大爆発!
 ……。
 一体何が!?
 あたりを見渡すと、あたり一面カレーだらけ。うわーーー、なんじゃこれーーー! 台所がすごいことになってる。鍋のカレーは? わー、すごい減ってるー。半分しかないー。半分かよっ! とミムラマサカズ風にツッコミを入れてみたけど、どうなるものでもない。
 あまりにも意外な展開にしばし呆然とする私。でも生きてる。大丈夫、死んでない。本日の夕方、カレーを調理中に爆発して男性が亡くなりました、なんてニュースで読まれてる場合じゃない。気を取り直してカレーを拭きまくり、水とルーを足して調理を再開した私であった。命あっての物ダネ! と誰にともなくつぶやいてみる(正しくは、命あっての物種)。
 しかし、恐るべき、圧力鍋。蒸気は機関車さえ走らせるのだから威力はダテじゃない。

 ところで、肝心の手打ちうどんだけど、これは中失敗に終わった。やけに粉っぽくて美味しくなかった。何がいけなかったんだろう。粉が多すぎたのか、踏みが足りなかったのか、粉自体に問題があったのか。
 それと、ゆでると膨張するということを知らなくて、太く切りすぎたのもいけなかった。伸ばしも足りなかったかもしれない。
 ただ、カレーうどんとしては久しぶりということもあってけっこう美味しく食べることができたので満足度は70点。小学校の給食で食べたカレーうどんを思い出した。うどんをもっと上手く作れば更に美味しくなることは間違いない。ぜひ再挑戦したい。
 手間暇かかる手打ちうどんだけど、手作りは楽しい作業なので、ぜひオススメしたい。そして上手にできたら私にコツを教えてください。

 おにぎりは、天かすおにぎりと、焼き味噌おにぎりを作った。めんつゆにみりんと酒を少し混ぜたものを煮立たせて、そこに刻みねぎとご飯を混ぜて握ぎる。汁っぽいのでサランラップで握ると上手く握れる。焼き味噌は焼いたご飯に、ゴマとみりんと砂糖を混ぜた味噌を塗る。その後少し焼いてもいい。
 天かすおにぎりは普通のときに食べればかなり美味しいそうだけど、カレーうどんのときではカレー味に負けてしまって味が消えてしまった。味噌の方はカレーの強さにも負けてなくて美味しかった。

 2006年のサンデー料理はカレー爆発という思いがけない形で幕を開けた。でもこれで目が覚めた。ここ最近、少し料理を侮り始めていた私に対する警告だろう。料理は危険なものなのだということを再認識した。
 今年もサンデー料理は続けていくつもりでいる。一期一会の料理ということで、なるべく食べたことも見たこともないような料理を作っていきたい。外国シリーズもあるし、少しずつオリジナル料理も考えていこう。今年の後半あたりでは人に食べてもらえるものも作っていきたい。
 クリスマスあたり、爆発の料理人オオタが、みなさんの家庭に圧力鍋を持ってお邪魔します。私に代わって圧力鍋の使い方を勉強しておいてくださいね。

スポンサーリンク

関連記事ページ
手打ちうどん1

 うどんは小麦粉から作るというのはぼんやり知っていたけど、小麦粉だけで作るとは思わなかった。薄力粉、中力粉、強力粉があるというのもつい最近知ったばかりだ。
 うどんは中力粉で作るらしい。または薄力粉と強力粉を1:1で混ぜてもいい。固めが好きななら強力粉を多めに。
 麺棒は100円ショップで売っていた。ただこれは短いので、もっと長いものをホームセンターで買った方がいいかもしれない。


手打ちうどん1

 3~4人前で小麦粉400gというのを基本とする。それに対して水は200cc(季節や小麦粉の状態によって多少変更の余地がある)。塩は小さじ2杯で、水に混ぜる。
 水を少しずつ加えながら、箸でかき混ぜる。少し水を足してまた混ぜる。けっこう手が疲れる。全体的にだまだまになったら混ぜは完成。


手打ちうどん1

 次に手でこねて固める。ぐいぐい上から押し込んで、広がったら中に折りたたんで、ぐいぐいするとそのうち固まる。


手打ちうどん1

 うどんの固まりを踏む作業に入る。踏み込むことで麺にコシが生まれる。踏まないとぶつぶつ麺になってしまう。
 この袋も100円ショップで買った。大きさは縦横30センチくらいあるといい。厚めの袋ならなんでもいいけど、踏みつけるので二重にした方が無難。
 かかとを使ってひたすら踏みつける。時間は20分から30分くらい。一心不乱に踏む、必要はない。テレビを観たりしながら。


手打ちうどん1

 伸びたら、三つに畳んで更に踏む。どうやらこのへんの行程で私は踏みが少なくて失敗につながったような気がする。もっと畳んで伸ばして踏んでというのをやった方がよかったかもしれない。伸びてる状態でいくら踏んでもあまり効果がなさそうだから。
 踏み終わったらしばらく寝かす。冬なら常温で、夏なら冷蔵庫で、少なくとも30分、できれば2時間以上。
 寝かし終わったら、もう一度踏み踏み作業をする。このときも10分から20分は踏みたい。


手打ちうどん1

 最後は麺棒を使って伸ばす作業。麺がくっつかないように、まな板と麺に打ち粉を振る。かたくり粉か、なければ小麦粉でもいいけど、たっぷりめに振らないと麺がくっついてしまう。
 しかしこれ、場所が狭ーい。台所の一角ではスペース不足に陥る。まな板も小さすぎるー。どうすりゃいいのって感じだ。この伸ばしの作業もいい加減にしたのが失敗のひとつの原因となったと予想される。


手打ちうどん1

 折り重ねて切る。このときも切りながら打ち粉をすること。
 写真の切りは明らかに太すぎる。今回はきしめんを作るつもりだったけど、それにしてもこれは太すぎる。きめんでもこれの半分、うどんなら1/3くらいでいい。


手打ちうどん1

 あとは麺を煮るだけ。沸騰したお湯で、麺が細ければ6分くらい、太ければ10分くらい。途中で食べて確認しながら。

 説明だけならこれでいいと思うんだけど、結果的に失敗してるから、もしかしたら何か重大な間違いがあるのかもしれない。それは実際に作って確認してください(なんていい加減な)。
 私も再挑戦してみるので、また何か分かったら追記します。
 作業は楽しいので、ためしてみてくださいね。美味しくできたら、「もう市販の麺には戻れない」らしいのだけど、ホントかな?
コメント
非公開コメント

(+。+)アチャー、カレーが爆発ですか?
圧力鍋の空気抜かなかった?冷やしてもよかったけど・・・ご苦労様でしたね^^。
我が家も、昨日カレーでした、うどんではなくごはんで・・
うどん、本格的ですね~~、σ(・・*)2度チャレンジ、
こしがあって美味しいけど、けっこう体力がいたのでそれっきり・・・・
オオタさんのフォト見て、3回目やってみようかな・・・・そんな気になってるよん(^_-)-☆

2006-01-09 14:20 | from かぼちゃ | Edit

手打ちうどん対決?

オオタさん、手打ちうどん、本格的ですね!
私も手打ちうどんは何度か作ったことがありますが、「踏まない、待たない、伸ばさない」という3ない運動をポリシーにして、いい加減に作っちゃってます。
山本屋の味噌煮込みうどんみたいな固くて太い麺ですが、赤味噌で味噌煮込みうどんを作ると、以外とそれっぽくなってたりするんですよ。

確か美味しんぼでも、踏まずに手でこねるだけのお婆ちゃんが登場していたような。
こねるという作業は、水分を小麦粉の隅々まで行き渡らせるのが目的なので、ダマになった部分の水分を押し出すようにこね続ければ、粉っぽくないうどんになるようです。

麺を伸ばす時は、小さなちゃぶ台にサランラップをしいて、その上でやってました。
でも、非常に面倒なので、今ではまな板いっぱいに手で伸ばしただけで、端から切っちゃってます。
すると、太くて短いのができるので、それをまな板の上でコロコロと転がしてやると、あら不思議、麺が細く長く伸びていくんですね。

あまりにも邪道な作り方ではありますが、たとえうどんにならなくても、うみゃーならいーんだぎゃあ、と思ってます(笑)。

2006-01-09 14:27 | from K-Hyodo | Edit

こんばんは。
だ、大丈夫ですか?
手打ちうどんに圧力鍋でカレーとは、さすがオオタさん。
ちなみに、我が家ではカレー作ったら、カレーうどんは、
3日目のメニューになることが多いです。

1日目→普通のカレー
2日目→カツカレー
3日目→カレーうどん
そして、最後は、水足してカレースープです。
これを娘は「貧乏スープ」と呼びます。v-221

2006-01-10 00:15 | from noro

次はナンにチャレンジ予定

★かぼちゃさん

 圧力鍋って、そんな凶器めいたものだったんですか?(^^;
 知らなかったとはいえ、危ないところでした。ホントにニュースになりかねかったんですね(笑)。
 もらいもので長らく放置してあって、説明書も読まずに使ったのが間違いの元でした。はは。
 シュポシュポとふたのポッチ(?)が不気味に音を立てて上下してたんで、こりゃなんか嫌な予感がするぞ、と思ったんですけどね。(^^;
 きっとあそこから空気を抜かなきゃいけなかったんですね。説明書、どこやったかなぁ。

 かぼちゃさんちもカレーでしたか。やはり全国的にせちもいいけどカレーもね、っていう気分の時期だったのかもしれませんね(笑)。
 近いうちに「ナン」も作ってみたいと思ってます。何か特別な材料がいるのかな。
 また挑戦したらここで紹介しますね。かぼちゃさんも手打ちうどんをしたら、ブログで紹介してください。
 次こそは、自分をうならせる旨いうどんを作ってみたい。

2006-01-10 03:35 | from オオタ | Edit

ついにウィークエンド料理に?

★H-Hyodoさん

 H-Hyodoさん、ケーキ職人の道ばく進中じゃないですか!
 背中が遠く霞む(笑)。
 しかも、炊飯器しかないのにー。はは。
 いやいや、でも炊飯器って、いろいろ応用できるみたいですね。ご飯と一緒にいろんなものも炊き込めるとか?

 うどん作りはちょっと侮りすぎてました。作り方自体は簡単だから、大きな失敗はないだろうと思ったんだけど、実際のうどんにあれだけ差があるってことは、職人でも難しいってことに気づくべきでしたね。(^^;
 今回の私のきしめんは、H-Hyodoさんの「3ないうどん」(勝手に命名)に確実に負けてます(笑)。
 山本屋の味噌煮込みうどんは固くて、かんでると口が疲れます。(^^;
 海原雄山に弟子入りして鍛え直してもらうかな。
 H-Hyodoさんのアドバイスは大いに参考になりました。ふむふむ、踏むのはそういう意味があったんですね。伸ばすとくのちゃぶ台はないけど、他のものでなんとか代用します(笑)。
 うどんも再挑戦したいけど、今度はパスタもいってみます。ケーキにもチャレンジしてみたいし、こりゃあサンデーだけじゃ足りなくなってきたな。

2006-01-10 03:44 | from オオタ | Edit

noroさん一家を応援してます

★noroさん

 カレー爆発は直接顔の方に飛んでこなかったのが幸いしました。顔にやけど跡が残ったりしたら、いちいちカレーを圧力鍋手作っていて爆発してね、とかって説明しなくちゃいけなかったですからね。(^^;
 自分も無事だったし、圧力鍋が危険だと分かったし、収穫もありました(常に自分の都合のいい方に解釈する)。

 noroさん一家のカレー、いいですね。受けました(笑)。
 私が周防正行監督の知り合いだったら、ぜひnoroさん一家を紹介したい。『Shall We ダンス?』を超える名作ホームコメディができそうです(笑)。
 娘さんのセリフにパンチが効いてるんですよね。はは。
 これからもnoroさん一家を応援します。
 私がnoroさんの家に生まれてたら応援する気にはなれなかったかもしれないけど(笑)。

2006-01-10 03:53 | from オオタ | Edit

トラックバック

http://utusemibiyori.com/tb.php/118-7fa4acf4